JPH11210503A - スロットルボデーの軸受装置 - Google Patents

スロットルボデーの軸受装置

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JPH11210503A
JPH11210503A JP3408998A JP3408998A JPH11210503A JP H11210503 A JPH11210503 A JP H11210503A JP 3408998 A JP3408998 A JP 3408998A JP 3408998 A JP3408998 A JP 3408998A JP H11210503 A JPH11210503 A JP H11210503A
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JP
Japan
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ring
bearing
throttle
throttle shaft
oil seal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3408998A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Sakai
裕 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの吸気脈動によって、吸入空気中に
含まれるクランクケースからの還流ブローバイガスが、
オイルシールのリップ部を通過して外部へ洩れるのを防
止する軸受装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 スロットルシャフト3の軸受部分に刻設
されたOリング溝3aにOリング6を装着し、潤滑剤を
抱持するために設けられたゴムシール44を有する密封
軸受4の内輪42に嵌合させたので、吸入空気中に含ま
れるブローバイガスが密封軸受4の内輪42とスロット
ルシャフト3の隙間を通過しにくくなり、エンジンの吸
気脈動によるオイルシール7のリップ部7aの開閉作動
が抑制され、リップ部7aから外部に洩れるブローバイ
ガスの量が大幅に低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸入空気
量を制御するためのスロットルボデーの軸受装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スロットルボデーの軸受装置とし
ては、図2(a)および図2(b)に示すように、作動
の円滑化と防塵性の向上を図るため、密封軸受4を使用
するのが一般的である。この密封軸受4は外輪41の外
周面41aがスロットルボデー1の軸受孔1aに嵌合さ
れ、内輪42の内周面42aはスロットルシャフト10
3の軸受部分とわずかな隙間を有して遊嵌されており、
ボール43の両側には潤滑のためのグリースの外部流出
と、外部からの異物の侵入を防止するためのゴムシール
44が外輪41に設けられている。また、吸気通路2と
外部との気密保持のため、密封軸受4の外側にはオイル
シール7が設けられ、さらにオイルシール7と同軸にリ
テーナ8が設けられている。リテーナ8の外周面8aお
よび内周面8bはそれぞれスロットルボデー1のリテー
ナ圧入孔1bおよびオイルシール7の外周面7bと圧入
状態で保持されている。オイルシール7の内周部にはリ
ップ部7aが形成され、スロットルシャフト103の表
面に弾性的に接して気密を保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにオイルシール7等によって気密保持のための配慮が
されていても、吸気通路2内の吸入空気はエンジンの吸
気脈動によって、クランクケースからスロットルボデー
1の上流に還流するブローバイガスと共に、密封軸受4
の内輪42とスロットルシャフト3との隙間を経由し、
オイルシール7のリップ部7aを通過して微量が放出さ
れ、このリップ部7aの開閉作動が繰り返されることに
より、ブローバイガスが外部に放出されることになる。
これは、スロットルシャフト3と内輪42との隙間を経
由して、吸気脈動圧力がリップ部7aの開口部に対して
直接的に伝わることによって、リップ部7aの開閉作動
を助長させることによる。そこで本発明は、エンジンの
吸気脈動によって、吸入空気中に含まれるブローバイガ
スの外部への洩れを大幅に低減できるスロットルボデー
の軸受装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は、スロットルボデーの吸
気通路を横切って回動可能に設けられたスロットルシャ
フトに、吸入空気量を制御するためのスロットルバルブ
が固定され、前記スロットルシャフトを軸支するために
設けられ、潤滑剤を抱持するためのゴムシールを有する
密封軸受を使用する内燃機関のスロットルボデーの軸受
装置において、前記スロットルシャフトの軸受部分に設
けられたOリング溝にOリングを装着し、前記密封軸受
の内輪に嵌合させるとともに、別に設けられたオイルシ
ールと共働して軸受部の気密を保持するようにしたこと
を特徴とする。
【0005】また、請求項2の発明は、前記Oリング溝
の底部外径と前記密封軸受の前記内輪の内径と前記Oリ
ングの線径により決定される前記Oリングの片側の締め
代を0.075〜0.275mmとしたことを特徴とす
る。
【0006】
【発明の作用】上述のように、請求項1の発明において
は、スロットルシャフトの軸受部分に設けられたOリン
グ溝にOリングを装着して、別に設けられたオイルシー
ルと共働して軸受部の気密を保持するようにしたので、
吸入空気に含まれるブローバイガスは軸受内輪の内周と
スロットルシャフトの隙間を通過しにくくなり、吸気脈
動による圧力がオイルシールのリップ部まで到達しにく
くなり、オイルシールのリップ部の開閉作動が抑制され
てブローバイガスの外部への洩れ量が少なくなる。ま
た、請求項2の発明においては、Oリングの片側の締め
代を0.075〜0.275mmにとしたので、スロッ
トルシャフトと内輪との隙間からの空気の洩れが確実に
なくなり、オイルシールのリップ部の開閉作動が抑制さ
れて、さらにブローバイガスの外部への洩れ量は少なく
なる。また、適正な締め代にしたことにより、Oリング
を装着したスロットルシャフトの組付が短時間で行うこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1(a)は本発明に係る
スロットルボデーの軸受装置の縦断面図で、図1(b)
はその軸受部の拡大断面図である。スロットルボデー1
中央の吸気通路2を横切ってスロットルシャフト3が密
封軸受4によって軸支され、スロットルシャフト3の吸
気通路部分にはスロットルバルブ5が固定される。密封
軸受4の外輪41の外周41aは、スロットルボデー1
の軸受孔1aに嵌合される。Oリング溝3aが刻設され
た、スロットルシャフト3の軸受部分にはOリング6が
装着され、密封軸受4の内輪42に嵌合される。Oリン
グ溝3aの底部外径と、密封軸受4の内輪42の内径
と、Oリング6の線径によって決定される片側の締め代
は0.075〜0.275mmになるよう構成され、ス
ロットルシャフト3との隙間からの洩れがなく、かつ、
Oリング6が組み付け易いよう設定されている。なお、
上記の片側の締め代の範囲内においては、スロットルバ
ルブ5が開閉作動することによって、スロットルシャフ
ト3、Oリング6、内輪42は一体的に回動するよう構
成されている。
【0008】密封軸受4には、防塵性を保つとともに、
ボール43を潤滑するためのグリースを抱持するため
に、金属環にニトリルゴムを焼き付けたゴムシール44
が両側に設けられている。密封軸受4の外側にはオイル
シール7が、このオイルシール7と同軸に設けられたリ
テーナ8によって嵌着されている。すなわち、リテーナ
8の外周面8aはスロットルボデー1のリテーナ圧入孔
1bに圧入され、リテーナ8の内周面8bにはオイルシ
ール7の外周面7aが圧入されている。オイルシール7
のスロットルシャフト3側はリップ部7aが形成され、
スロットルシャフト3と弾性的に接触して気密を保持し
ている。本実施例においては、Oリング6はスロットル
シャフト3の先端部が外部に開放されている一方の側に
のみ使用し、先端部が部屋9により囲われ外部に開放さ
れていない他方の側には使用していないが、先端部が外
部に開放される場合には装着するとよい。なお、Oリン
グの片側の締め代を0.075〜0.275mmとした
臨界的意義は、締め代が0.075mm未満であるとス
ロットルシャフト3との隙間からのブローバイガスの洩
れが生じ始めるためであり、締め代が0.275mmを
越えるとスロットルシャフト3組付時のOリング6の挿
入時間が極端に長くなるためである。
【0009】次に本実施例の作用について説明する。ス
ロットルシャフト3の軸受部分に設けられたOリング6
によって、スロットルシャフト3と密封軸受4の内輪4
2との隙間が狭められるため、吸気脈動による圧力はオ
イルシール7のリップ部7aまで到達せず、したがっ
て、オイルシール7のリップ部7aからのブローバイガ
スの外部への洩れが少なくなる。また、Oリング6の片
側の締め代を0.075〜0.275mmにした場合
は、スロットルシャフト3と密封軸受4の内輪42との
隙間が遮断されるため、吸気脈動による圧力はオイルシ
ール7のリップ部7aまで直接到達せず、ブローバイガ
スの外部への洩れがさらに少なくなる。なお、この締め
代についての適正値決定に当たっては、Oリング6の線
径は0.8mmのものを使用したが、他の寸法のもので
もゴムの特性が極端に変化しない限り、ほぼ同様の結果
が得られる。また、密封軸受4の内輪42の内径部にO
リング溝を刻設して、Oリング6を装着しても上記と同
様の結果が得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下の効果を奏する。即ち、請求項1に係るスロッ
トルボデーの軸受装置によれば、密封軸受の内輪とスロ
ットルシャフトの隙間をOリングで狭めたので、吸気通
路内のエンジンの吸気脈動によって生ずる圧力変動に起
因するオイルシールのリップ部からのブローバイガスの
外部への洩れを大幅に低減することができる。
【0011】また、請求項2に係るスロットルボデーの
軸受装置によれば、Oリングの片側の締め代を適正な数
値範囲内に設定したので、スロットルシャフトの隙間を
Oリングで遮断し、ブローバイガスの洩れが確実になく
なり、オイルシールのリップ部の開閉作動が抑制され
て、ブローバイガスの外部への洩れを大幅に低減させる
ことができる。また、Oリングを装着したスロットルシ
ャフトの挿入が迅速に行えるので、スロットルシャフト
の組付性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例に係るスロット
ルボデーの軸受装置の縦断面図である。図1(b)は本
発明の一実施例に係る軸受部の拡大図である。
【図2】図2(a)は従来技術を示すスロットルボデー
の軸受装置の縦断面図である。図2(b)は従来技術を
示す軸受部の拡大図である。
【符号の説明】
1 スロットルボデー 2 吸気通路 3 スロットルシャフト 4 密封軸受 5 スロットルバルブ 6 Oリング 7 オイルシール 42 内輪 44 ゴムシール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルボデーの吸気通路を横切って
    回動可能に設けられたスロットルシャフトに、吸入空気
    量を制御するためのスロットルバルブが固定され、前記
    スロットルシャフトを軸支するために設けられ、潤滑剤
    を抱持するためのゴムシールを有する密封軸受を使用す
    る内燃機関のスロットルボデーの軸受装置において、前
    記スロットルシャフトの軸受部分に設けられたOリング
    溝にOリングを装着し、前記密封軸受の内輪に嵌合させ
    るとともに、別に設けられたオイルシールと共働して軸
    受部の気密を保持するようにしたことを特徴とする内燃
    機関のスロットルボデーの軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記Oリング溝の底部外径と前記密封軸
    受の前記内輪の内径と前記Oリングの線径により決定さ
    れる前記Oリングの片側の締め代を0.075〜0.2
    75mmとしたことを特徴とする請求項1記載の内燃機
    関のスロットルボデーの軸受装置。
JP3408998A 1998-01-29 1998-01-29 スロットルボデーの軸受装置 Pending JPH11210503A (ja)

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