JPH1118166A - ビル管理装置及びその管理方法 - Google Patents

ビル管理装置及びその管理方法

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JPH1118166A
JPH1118166A JP17234797A JP17234797A JPH1118166A JP H1118166 A JPH1118166 A JP H1118166A JP 17234797 A JP17234797 A JP 17234797A JP 17234797 A JP17234797 A JP 17234797A JP H1118166 A JPH1118166 A JP H1118166A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル内設備を制御する制御器が接続された分
散制御装置で、他の分散制御装置の信号を自由に参照で
きるようにする。 【解決手段】 分散制御装置6A〜6N内の信号データ
ベース内に、設備8A〜8Nの状態を示すローカル信号
を登録し、かつこの登録されたローカル信号の内要求が
あれば同報通信により、例えば他の分散制御装置6B〜
6Nへ通知するローカル信号を指示しておく。他の分散
制御装置6B〜6Nの信号データベースのローカル信号
を参照することを、他の分散制御装置6B〜6Nへ同報
通信によって要求し、この要求を受信した他の分散制御
装置6B〜6Nは、該当ローカル信号の状態変化を同報
通信によって通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同報通信機能を
有するネットワークを介して接続された中央監視装置や
分散制御装置によりビル内設備を管理する装置及びその
管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル内設備の状態は、設備制御器
を介して中央監視装置に取り込まれて保管される。そし
て、すべての信号の状態監視及び制御のプログラムは、
上記中央監視装置によって実行され、設備制御器を介し
て監視かつ制御されている。ところが、近年ネットワー
ク技術が発展し、比較的小形の分散制御装置を配置し、
この分散制御装置相互間で通信しながらシステムを制御
する自律分散制御による管理システムが脚光を浴びてき
ている。
【0003】自律分散制御は、中央監視方式に比べ、危
険分散が図れることで信頼性が高まること、各分散制御
装置に機能が分散しているため、中央監視装置とは異な
り高速大容量の制御装置を必要とせず、低価格でシステ
ムの構成ができること、システムの拡張が容易なことな
ど利点が多い。
【0004】図1及び図2は、例えば平成8年特許願第
3587号に示された従来の自律分散形のビル管理装置
を示す図で、図1は全体構成図、図2は同報通信機能説
明図である。図1及び図2についての詳細は後述する
が、その概要について説明する。
【0005】設備8A〜8Nの信号は、設備制御器7A
〜7Nを介して各分散制御装置6A〜6Nに取り込ま
れ、設備8A〜8Nの監視及び制御は分散制御装置6A
〜6N内で実行される。また、収集されたデータは中央
監視装置1に送信され、日報データ収集、各種履歴デー
タ保存等のデータ処理が実行される。監視端末機2A,
2Bは中央監視装置1内のデータを表示したり、分散制
御装置6A〜6Nへのデータを設定したりする。
【0006】しかし、分散制御装置6A〜6Nに機能が
分散しているため、分散制御装置6A〜6N相互間の信
号授受をどのように実現するかに工夫を要することにな
る。ここでは、設備8A〜8Nにそれぞれポイント番号
を与えてこれをローカル信号とし、更に全分散制御装置
6A〜6Nに共通にポイント番号を与えてこれをグロー
バル信号としている。そして、各グローバル信号が、実
際にはどの分散制御装置6A〜6Nのローカル信号に対
応するかをグローバルポイント定義表で定義するように
している。
【0007】分散制御装置6A〜6Nのローカル信号は
中央監視装置1だけに通知し、グローバル信号は中央監
視装置1に通知するとともに、同報通信機能で分散制御
装置6A〜6Nに通知する。同報通信は図2に示すよう
に、送信先から出力されたメッセージが子局に対してす
べて送信されるものであり、簡単にメッセージを送信す
ることが可能であるが、相手局に対して確実に送信され
るという保証がないため、それをカバーするプログラム
が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のビ
ル管理装置では、ローカル信号の一部をグローバル信号
として、すべての分散制御装置6A〜6Nに共有の信号
として参照するようにしているため、分散制御装置6A
〜6N間での信号の参照は実現しているが、参照したい
信号をグローバル信号に割り当てる作業が必要となり、
分散制御装置6A〜6N内の設定が分かりにくく、むず
かしくなるという問題点がある。
【0009】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、設定の分かりにくさやむずかしさをなく
し、分散制御装置で他の分散制御装置の信号を自由に参
照できるようにしたビル管理装置及びその管理方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
るビル管理装置は、分散制御装置のそれぞれに、設備の
状態を示すローカル信号が登録され、かつこの登録され
たローカル信号の内要求があれば同報通信により他の分
散制御装置へ通知するローカル信号が指示された信号デ
ータベースを備えたものである。
【0011】また、第2発明に係るビル管理装置は、第
1発明のものにおいて、他の分散制御装置の信号データ
ベースのローカル信号を参照することを、他の分散制御
装置へ同報通信によって要求し、この要求を、外部信号
として受信した他の分散制御装置は、その信号データベ
ースの該当ローカル信号の状態変化を同報通信によって
通知するようにしたものである。
【0012】また、第3発明に係るビル管理装置は、第
2発明のものにおいて、他の分散制御装置からの同報通
信による外部信号の状態変化通知が不通になったことを
検知し、信号データベース内の外部信号の状態を不定の
状態に設定するようにしたものである。
【0013】また、第4発明に係るビル管理装置は、第
2発明のものにおいて、同報通信により状態変化の通知
が要求されているローカル信号を定期的に送信し、所定
時間内に通知要求のないローカル信号について通知要求
を解除するようにしたものである。
【0014】また、第5発明に係るビル管理装置は、第
2発明のものにおいて、他の分散制御装置に接続された
ビル内設備の状態を示す外部信号を信号データベースに
登録し、この外部信号の状態変化の通知を受けることの
要求の送信を指示するようにしたものである。
【0015】また、第6発明に係るビル管理方法は、分
散制御装置のそれぞれに設けられた信号データベースに
設備の状態を示すローカル信号を登録し、かつこの登録
されたローカル信号の内要求があれば同報通信により他
の分散制御装置へ通知するローカル信号を指示するステ
ップと、他の分散制御装置の信号データベースのローカ
ル信号を参照することを他の分散制御装置へ同報通信に
よって要求するステップと、要求を外部信号として受信
した他の分散制御装置はその信号データベースの該当ロ
ーカル信号の状態変化を同報通信によって通知するステ
ップとを備えたたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図12はこの発明の第1〜第6発
明の一実施の形態を示す図で、図1は全体構成図、図2
は同報通信機能説明図、図3は分散制御装置のブロック
線図、図4は信号データベース内容図、図5〜図12は
動作フローチャートであり、図中、同一符号は同一部分
を示す。
【0017】図1において、1はビル全体を管理する中
央監視装置で、監視端末機2A,2Bとともに、LAN
(ローカルエリアネットワーク)3に接続されている。
4は伝送インターフェース装置で、構内交換機5をLA
N3に接続している。6A〜6Nは構内交換機5に接続
された分散制御装置で、設備制御器7A〜7Nが接続さ
れ、設備制御器7A〜7Nにはビル内の適当な位置に配
置されたビル内設備8A〜8Nが接続されている。
【0018】ここで、分散制御装置6A〜6Nはインタ
ーフェースの機能を持ち、パラレル信号のディジタル入
力及びディジタル出力、アナログ入力及びアナログ出力
等をインターフェースする。また、シリアル伝送により
インターフェースする場合もある。また、分散制御装置
6A〜6Nは、内部に設備8A〜8Nの情報を蓄積し、
これを構内交換機5を介して伝送インターフェース装置
4や他の分散制御装置6A〜6Nに通知する。更に、あ
らかじめ設定された条件に従い、設備8A〜8Nをスケ
ジュール制御したり、連動制御したりする。
【0019】分散制御装置6A〜6Nは、また、監視端
末機2A,2B及び中央監視装置1からの制御指令に応
じて、設備8A〜8Nを制御する。構内交換機5は、近
年多くのビルで導入されているISDN(サービス総合
ディジタル網)のディジタル交換機が用いられる。IS
DNのユーザインターフェースにより、通信制御メッセ
ージ(Dチャネル)にデータを乗せることができるた
め、高速で通信が可能になっている。また、一部の構内
交換機5はユーザインターフェースとして、同報通信機
能を供給するものがある。
【0020】図2に同報通信機能の概要を示す。同報通
信機能は、例えば特開平8−46635公報に示されて
いるように、あらかじめ設定されたグループの子局に対
して、送信先から出力されたメッセージが、すべて送信
される機能である。分散制御装置6A〜6Nから中央監
視装置1や他の分散制御装置6A〜6Nへ、簡単にメッ
セージを送信することが可能である。ただし、同報通信
機能の場合、相手局に対して確実に送信されるという保
証がないため、それをカバーするためのプログラムが必
要となる。
【0021】また、構内交換機5は、近年のビルでは最
も重要な設備の一つであるため、二重系にしたり、活線
で保守したりして、高い信頼性を確保するようにしてい
る。したがってビル管理装置の信頼性を考える場合、構
内交換機5による接続部分の信頼性は、十分に確保され
ていると考えてよい。また近年では、同報通信機能を持
つLAN(例えば、UDP/IPの同報機能)も一般的
に普及しているので、分散制御装置や中央監視装置、監
視端末がLAN接続されている構成もある。
【0022】一方、ビル管理装置の操作者は、防災セン
タ等にいて、ビル全体を監視している。したがって、各
分散制御装置6A〜6Nの情報は、伝送インターフェー
ス装置4を介して中央監視装置1に集められる。中央監
視装置1に集められた情報は、監視端末機2A,2Bか
らの要求に応じて検索及び加工され、監視端末機2A,
2Bへ送られ、グラフィック、表などの種々の形式で表
示される。
【0023】一般に、中央監視装置1や監視端末機2
A,2Bは、エンジリアリングワークステーションやパ
ーソナルコンピュータなどが利用されるため、これらの
装置の接続には、イーサネットなどのLAN3が使われ
ている。したがって、構内交換機5との接続のために
は、伝送インターフェース装置4が必要となる。
【0024】図3において、11は信号の状態を保存す
る信号データベースで、これを中心として信号状態変化
手段12、信号状態同報受信手段13、信号状態同報送
信手段14、信号状態不定検出手段15、同報要求受信
手段16、同報要求送信手段17、同報要求解除手段1
8及び外部信号設定手段19を有している。
【0025】信号データベース11は図3に示すように
構成され、ローカル信号X及び外部信号Yからなり、そ
れぞれポイント番号と呼ばれる番号によって設備の状態
が管理されている。ローカル信号Xのポイント番号01
0001〜010500は、この分散制御装置6A〜6
N内の設備制御器7A〜7Nによって、実際にインター
フェースされる設備の信号である。
【0026】また、外部信号Yのポイント番号0503
10〜060100は、他の分散制御装置6A〜6Nが
管理する信号であり、この外部信号Yは連動制御等で参
照が必要となったときに登録される。ここで、ポイント
番号は、装置全体で個々に決定されており、すべての分
散制御装置6A〜6N内で重複することはない。例え
ば、上位2けたは分散制御装置整理番号とし、下位4け
たはローカル信号番号にする等が考えられる。また、ポ
イント番号のけた数も、必要に応じて決定すればよい。
【0027】また、この信号データベース11には、各
ポイントの信号の種類や設備名称などの属性、現在の信
号状態、この実施の形態の機能を実現するための同報要
求の有無情報及び時刻情報のデータフィールドを有して
いる。この信号データベース11に対して、信号状態変
化手段12が設備制御器7A〜7Nから受信した情報に
よって、ローカル信号Xの信号変化が設定される。
【0028】次に、この実施の形態の動作を図5〜図1
2を参照して説明する。 A 信号状態変化手段12の動作(図5) ステップS1で設備制御器7A〜7Nからの信号状態の
変化通知を待ち、通知があればステップS2で信号デー
タベース11内の該当するローカル信号Xの状態を設定
してステップS1へ戻る。
【0029】B 信号状態同報受信手段13の動作(図
6) ステップS6で同報通信による他の分散制御装置6A〜
6Nからの外部信号Yの状態の通知を待ち、通知があれ
ばステップS7でその外部信号Yが信号データベース1
1内の外部信号Yに登録されているかを判断する。登録
されていなければステップS6へ戻り、登録されていれ
ばステップS8でその信号Yの現在状態を通知された情
報に設定し、更にそのときの時刻を設定してステップS
6へ戻る。ここで、現在の時刻は、年月日時秒の時刻で
なくてもよく、後述する手段によって時間の経過が判断
できるものであれば、分散制御装置6A〜6N内のカウ
ントでもよい。
【0030】C 信号状態同報送信手段14の動作(図
7) ステップS11でローカル信号Xの中で、同報要求され
ている信号、すなわち同報要求「有」の信号の状態が変
化したかを判断し、変化していればステップS12へ進
み、変化した信号の状態を同報通信によって他の分散制
御装置6A〜6Nへ通知してステップS11へ戻る。こ
の信号は、信号状態同報受信手段13によって受信され
る通知である。ステップS11で信号状態が変化してい
ないと判断すると、ステップS13へ進む。
【0031】ステップS13で所定時間が経過している
かを判断し、経過していなければステップS11へ戻
り、経過していればステップS14へ進む。ステップS
14でローカル信号X内の同報要求「有」の信号の状態
を通知してステップS11へ戻る。これは、同報通信が
相手からの確認をとらない通信方式である関係上、相手
の分散制御装置6A〜6Nに受信されない可能性がある
ため、繰返し送信することにより、その不確実性を補っ
ているからである。
【0032】D 信号状態不定検出手段15の動作(図
8) この動作は、同報通信が送信されて来ない事象をチェッ
クするための動作である。ステップS16で外部信号Y
の中で所定時間状態の設定が行われない信号があるかを
判断し、該当する信号がなければステップS16へ戻
り、該当する信号があればステップS17へ進む。ステ
ップS17でその信号の現在状態を「不定」として、時
刻をその信号の同報受信時刻とする。
【0033】「不定」になった信号の参照の論理は、そ
のアプリケーションプログラムによって特徴づけられて
おり、設定がないという状態にしたり、制御を無効にし
たりすることが考えられる。いずれにしても、不定状態
を明確に区別する必要がある。また、同報通信が受信で
きないのは、相手側の分散制御装置6A〜6Nがダウン
しているか、同報通信の要求が解除されているかなどの
状況が考えられるので、ステップS18で同報要求送信
手段17に対して、再度該当信号の同報要求を送信する
ように指示してステップS16へ戻る。
【0034】E 同報要求受信手段16の動作(図9) ステップS21で他の分散制御装置6A〜6Nからの同
報要求の受信を待ち、受信すればステップS22でその
同報要求が、この装置内のローカル信号に対応するもの
かを判断し、対応するものでなければステップS21へ
戻り、対応するものであればステップS23へ進む。ス
テップS23で信号データベース11内のローカル信号
Xに同報要求「有」を設定する。また、時刻フィールド
に現在時刻を設定してステップS21へ戻る。
【0035】このとき、同報要求は複数の分散制御装置
6A〜6Nから要求される可能性があるが、有/無の情
報に集約しておく。これは、システム構成上、分散制御
装置6A〜6Nの台数を意識しなくてもよいことにな
り、柔軟性が高まるからである。ただし、同報要求の解
除については、後述するように、同時設定した要求受信
時刻によって判断する。
【0036】F 同報要求送信手段17の動作(図1
0) 分散制御装置6A〜6N間の連動制御等の機能におい
て、他の分散制御装置6A〜6Nの信号を参照するため
の登録が行われると、同報要求の送信が同報要求送信手
段17に対して指示される。ステップS26でこの指示
があるかを判断し、指示があればステップS27へ進
み、該当する信号の同報要求を同報通信で他の分散制御
装置6A〜6Nに対して要求してステップS26へ戻
る。そして、同報要求を受信した分散制御装置6A〜6
Nは、信号状態の同報通信の送信を開始する。
【0037】ステップS26で送信指示がないと判断す
ると、ステップS28へ進み、所定時間が経過している
かを判断し、経過していなければステップS26へ戻
り、経過していればステップS29へ進む。ステップS
29で外部信号Yの同報要求を再通知してステップS2
6へ戻る。これで、同報要求は所定時間間隔で更新され
ることになる。
【0038】G 同報要求解除手段18の動作(図1
1) これまでの同報要求通知だけのプログラムでは、同報要
求が増加するだけで減少することがない。しかし、実際
には、連動設定の変更、システム構成の変化等によっ
て、同報要求が不要になることがある。ただし、不要に
なった同報要求の解除は、それほど緊急性を必要とする
ものではない。
【0039】ステップS31でローカル信号X内の同報
要求「有」の信号の時刻フィールドの最終要求受信時刻
が所定時間を経過するのを待つ。所定時間が経過すれ
ば、ステップS32で該当する信号の同報要求を「無」
に設定してステップS31へ戻る。ここで、所定時間は
図10のステップS28の同報要求を再設定する所定時
間よりも十分に長い時間でなくてはならない。これによ
り、不要となった同報要求は自動的に解除される。ま
た、接続のトラブル等によって誤解除されてしまったと
きは、図8のプログラムによっていったんデータが不定
になるが、再度同報要求が通知され、同報送信が復旧す
る。
【0040】H 外部信号設定手段19の動作(図1
2) 外部信号Yの参照は、分散制御装置6A〜6N間の設備
8A〜8Nの連動制御を行うときに、他の分散制御装置
6A〜6Nの信号を必要とするときなどに必要となる。
例えば、テナント在/不在情報に連動して、エレベータ
ーのかご呼びサービス切放しをしたり、空調及び照明を
制御したりするなどが考えられる。
【0041】ステップS35で連動テーブルの設定変更
があるかを判断し、設定変更がなければステップS35
へ戻り、設定変更があればステップS36へ進む。ステ
ップS36でその設定変更が外部信号Yの登録かを判断
し、外部信号Yの登録であれば、ステップS37へ進
み、外部信号Yを登録し、その信号の同報要求を同報要
求送信手段17に対して指示してステップS35へ戻
る。ステップS35で外部信号Yの登録でないと判断す
ると、ステップS38へ進み、外部信号Yの削除かを判
断する。
【0042】外部信号Yの削除でなければステップS3
5へ戻り、外部信号Yの削除であればステップS39へ
進む。ステップS39で他の連動設定等で該当する信号
を使用していなければ、外部信号Yのテーブルから削除
する。
【0043】このようにして、分散制御装置6A〜6N
の中で、他の分散制御装置6A〜6Nが参照が必要とな
ったときに、外部信号Yとして登録し、同報通信によっ
て信号の状態変化の通知を受けることにより参照するこ
とが可能となる。また、ネットワークのトラブル、分散
制御装置6A〜6Nの故障等により、外部信号Yの同報
の状態変化が通知されないことを検知し、データの信頼
性を確保することが可能となる。また、同報要求による
状態送信を定期的に更新することにより、常時同報要求
の整合性を図ることが可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、分散制御装置のそれぞれに、設備の状態を示すロ
ーカル信号が登録され、かつこの登録されたローカル信
号の内要求があれば同報通信により他の分散制御装置へ
通知するローカル信号が指示された信号データベースを
備えたため、他の分散制御装置の信号を、特定の手続き
をすることなく、簡単かつ確実に参照することができ
る。
【0045】また、第2発明では、他の分散制御装置の
信号データベースのローカル信号を参照することを、他
の分散制御装置へ同報通信によって要求し、この要求を
外部信号として受信した他の分散制御装置は、その信号
データベースの該当ローカル信号の状態変化を同報通信
によって通知するようにしたため、第1発明と同様の効
果がある。
【0046】また、第3発明では、他の分散制御装置か
らの同報通信による外部信号の状態変化通知が不通にな
ったことを検知し、信号データベース内の外部信号の状
態を不定の状態に設定するようにしたため、信号データ
の信頼性を確保することができる。
【0047】また、第4発明では、同報通信により状態
変化の通知が要求されているローカル信号を定期的に送
信し、所定時間内に通知要求のないローカル信号につい
て通知要求を解除するようにしたため、同報要求による
状態送信は定期的に更新され、常時同報要求の整合性を
図ることができる。
【0048】また、第5発明では、他の分散制御装置に
接続されたビル内設備の状態を示す外部信号を信号デー
タベースに登録し、この外部信号の状態変化の通知を受
けることの要求の送信を指示するようにしたため、分散
制御装置間の設備の連動制御を実行するときに必要な信
号を得ることができる。
【0049】また、第6発明では、分散制御装置のそれ
ぞれに設けられた信号データベースに設備の状態を示す
ローカル信号を登録し、かつこの登録されたローカル信
号の内要求があれば同報通信により他の分散制御装置へ
通知するローカル信号を指示するステップと、他の分散
制御装置の信号データベースのローカル信号を参照する
ことを他の分散制御装置へ同報通信によって要求するス
テップと、要求を外部信号として受信した他の分散制御
装置はその信号データベースの該当ローカル信号の状態
変化を同報通信によって通知するステップとを備えたた
め、第1発明と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態及び従来のビル管理装
置を示す全体構成図。
【図2】 この発明の実施の形態及び従来のビル管理装
置を示す同報通信機能説明図。
【図3】 この発明の実施の形態を示す分散制御装置の
ブロック線図。
【図4】 図3の信号データベースの内容図。
【図5】 図3の信号状態変化手段の動作フローチャー
ト。
【図6】 図3の信号状態同報受信手段の動作フローチ
ャート。
【図7】 図3の信号状態同報送信手段の動作フローチ
ャート。
【図8】 図3の信号状態不定検出手段の動作フローチ
ャート。
【図9】 図3の同報要求受信手段の動作フローチャー
ト。
【図10】 図3の同報要求送信手段の動作フローチャ
ート。
【図11】 図3の同報要求解除手段の動作フローチャ
ート。
【図12】 図3の外部信号設定手段の動作フローチャ
ート。
【符号の説明】
5 構内変換機、6A〜6N 分散制御装置、7A〜7
B 設備制御器、8A〜8N ビル内設備、11 信号
データベース、12 信号状態変化手段、13信号状態
同報受信手段、14 信号状態同報送信手段、15 信
号状態不定検出手段、16 同報要求受信手段、17
同報要求送信手段、18 同報要求解除手段、19 外
部信号設定手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同報通信機能を有するネットワークを介
    して接続された複数の分散制御装置を有し、この分散制
    御装置のそれぞれに接続されたビル内設備を管理する装
    置において、上記分散制御装置のそれぞれに設けられ上
    記設備の状態を示すローカル信号が登録され、かつこの
    登録されたローカル信号の内要求があれば上記同報通信
    により他の分散制御装置へ通知するローカル信号が指示
    された信号データベースを備えたことを特徴とするビル
    管理装置。
  2. 【請求項2】 他の分散制御装置の信号データベースの
    ローカル信号を参照することを上記他の分散制御装置へ
    同報通信によって要求する同報要求送信手段と、上記要
    求を外部信号として受信した上記他の分散制御装置はそ
    の信号データベースの該当ローカル信号の状態変化を上
    記同報通信によって通知する信号状態同報送信手段とを
    設けたことを特徴とする請求項1記載のビル管理装置。
  3. 【請求項3】 他の分散制御装置からの同報通信による
    外部信号の状態変化通知が不通になったことを検知し、
    信号データベース内の上記外部信号の状態を不定の状態
    に設定する信号状態不定検出手段を設けたことを特徴と
    する請求項2記載のビル管理装置。
  4. 【請求項4】 同報通信により状態変化の通知が要求さ
    れているローカル信号を定期的に送信する信号状態同報
    送信手段と、所定時間内に上記通知要求のないローカル
    信号について通知要求を解除する同報要求解除手段とを
    設けたことを特徴とする請求項2記載のビル管理装置。
  5. 【請求項5】 他の分散制御装置に接続されたビル内設
    備の状態を示す外部信号を信号データベースに登録し、
    この外部信号の状態変化の通知を受けることの要求を同
    報要求送信手段に対して指示する外部信号設定手段を設
    けたことを特徴とする請求項2記載のビル管理装置。
  6. 【請求項6】 同報通信機能を有するネットワークを介
    して接続された複数の分散制御装置のそれぞれに接続さ
    れたビル内設備を管理する方法において、上記分散制御
    装置のそれぞれに設けられた信号データベースに上記設
    備の状態を示すローカル信号を登録し、かつこの登録さ
    れたローカル信号の内要求があれば上記同報通信により
    他の分散制御装置へ通知する上記ローカル信号を指示す
    るステップと、他の分散制御装置の信号データベースの
    上記ローカル信号を参照することを上記他の分散制御装
    置へ同報通信によって要求するステップと、上記要求を
    外部信号として受信した上記他の分散制御装置はその信
    号データベースの該当ローカル信号の状態変化を上記同
    報通信によって通知するステップとを備えたことを特徴
    とするビル管理方法。
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JP2008034983A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Matsushita Electric Works Ltd 遠隔監視制御システム

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