JP3636882B2 - ネットワークを用いた入出力システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークで結ばれた複数ノード上に分散配置された入力装置と、出力装置間でデータ転送を行う技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
分散配置された入力装置と、出力装置間でデータ転送を行う技術としては、複数の箇所にカメラなどを設置し、任意のカメラからの映像を、カメラとは遠隔配置されたモニタに転送する、監視システムの技術などが知られている。
【0003】
ここで、このようなカメラなどの入力装置とモニタなどの出力装置間のデータの伝送路としてネットワークを使用することが考えられる。この場合、入力装置や出力装置は、ネットワークのノードとなる制御装置の入出力装置として備えられることになる。ネットワーク上のデータの転送は、入力装置が備えられたノードから、その入力装置からのデータを出力する出力装置が備えられたノードへの転送として行われることになる。この場合、この出力装置が備えられたノードへデータを転送するためには、出力先のノードのネットワークアドレスを、送信先として、送信元である入力装置を備えたノードが指定してデータを送信する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、入力装置と出力装置間のデータの伝送路としてネットワークを使用する場合には、出力装置が備えられたのノードのネットワークアドレスを、入力装置を備えたノードが認知している必要がある。
【0005】
したがって、ある入力装置からある出力装置へデータを転送させる場合には、この入力装置を備えたノードに一々、この入力装置からのデータを転送する出力装置のノードのネットワークアドレスを設定しなければならない。このため、データを送受する入力装置と出力装置との組み合わせを頻繁に切り替える必要があるような場合には、このネットワークアドレスの設定が煩雑となる。また、同様に、入力装置や出力装置を、あるノードから他のノードへ移設する場合にも、一々、ネットワークアドレスの設定を行わなければならない。
【0006】
しかし、ユーザの要求は、直接的には、ある入力装置から、ある出力装置にデータを転送したいということのみであるため、ネットワークを使用するために生じるネットワークアドレスの管理や設定は、本質的にユーザにとって余分な負担となる。また、これらの管理や設定を自動化する場合には、システムの処理負荷が増加するし、これを管理するユーザの負担も結局増加する。監視システムなどを用いるユーザは、その監視という目的上、個々の入力装置や出力装置や、その位置については容易に把握できる環境にあるが、専門的知識を有しないネットワークの環境設定に属するネットワークアドレスについては、ただちに把握することが困難なことがある。
【0007】
そこで、本発明は、入力装置や出力装置が、ネットワーク上の、どのノードに存在するかに関わらずに、所望の入力装置と出力装置間でデータを転送することのできる入出力システムを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、たとえば、ネットワークと、ネットワークに接続された複数のノードを有し、
前記各ノードは、入力装置および/または出力装置と、制御部とを有し、
各ノードの制御部は、
他のノードの入力装置の識別子と、当該他のノードの入力装置から入力するデータを出力する自ノードに備えられている出力装置の識別子との対応を記述した対応テーブルと、
入力装置から入力したデータに、当該入力装置の識別子を付加した転送データを、ネットワーク上に一斉同報形式で送信する送信処理を、他のノードの出力装置に出力するデータを入力する、自ノードに備えられている入力装置について行う送信手段と、
ネットワーク上に一斉同報通信された転送データを受信し、受信した転送データに含まれる識別子に対応して前記対応テーブルに自ノードが備えた出力装置の識別子が登録されている場合には、転送データに含まれるデータを、前記登録されている識別子が示す出力装置に出力する手段とを有することを特徴とする入出力システムを提供する。
【0009】
このような入出力システムによれば、一斉同報によりデータの転送を行い、データ中に含まれる識別子によって、各ノードにおけるデータの利用を決定するため、各ノードにおいて、入力装置や、出力装置がネットワーク上の、どのノードに存在するかやノードのネットワークドレスを設定していなくても、任意の入力装置、出力装置間での、データの転送が実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るマルチメディアシステムの一実施形態について説明する。
【0011】
図1に本実施形態に係るマルチメディアシステムの構成を示す。
【0012】
図示するように、本実施形態に係るマルチメディアシステムは、通信ネットワーク14に、各ノードにある制御装置12およびサーバ10が接続されている構成を有している。ここで、ネットワーク14としては、LAN(Local Area Network) を用いることができる。図1は、ビル内や、工場敷地内などのLANによって、各ノードを接続した場合を示している。ここで、本実施形態で用いるネットワーク14は、一斉同報および1対1通信が可能なネットワークである。また、本実施形態では、より高速な入力装置と出力装置のデータ転送の切り替えなどを実現するために、トランスポート層のプロトコルとして、コネクションレスのUDPを用いる。
【0013】
さて、各ノードに設けられる制御装置12には、モニタ24、スピーカ26などの出力装置やカメラ20やマイク22などの入力装置が備えられている。制御装置12毎に、入力、出力装置は、選択的に組み合わせて用いることができ、複数の同一装置(例えば、ひとつの制御装置12に2つのモニタ24)を一つの制御装置12に備えることもできる。
【0014】
次に、サーバ10には、ユーザ用の入力装置として、キーボード、マウスなどが備えられる。これらを介して、ユーザは、サーバを介して、ネットワーク14に接続された制御装置12へ発行するコマンドを指定する。また、サーバ10には、出力装置としてディスプレイなどを備える。
【0015】
ここで、サーバ10は、一つの制御装置12としても機能するように構成してよい。この場合には、サーバ10にマルチメディアデータの出力装置(24、26)、入力装置(20、22)を備える。ただし、これら入力装置、出力装置には、サーバ10が元々備えている入力装置、出力装置を共用してよい。たとえば、モニタ24としては、前述したディスプレイを共用してよい。
【0016】
ここで、図中の入力、出力装置間の矢印は、それぞれ、カメラ20−Dからモニタ24−Aへの映像情報の転送(30)、マイク22−Eからスピーカ26−Aへの音声情報の転送(32)、カメラ20−Fからモニタ24−Bへの映像情報の転送(34)、カメラ20−Gからモニタ24−Cへの映像情報の転送(36)を表している。また、サーバ10から各制御装置12への矢印は、制御装置12の制御のためのデータ16をネットワーク14に接続された全ノードへサーバ10から一斉同報していることを表している。
【0017】
なお、通信ネットワーク14上には、複数のサーバを設けることもできる。
【0018】
次に、図2に、サーバ10、制御装置12のハードウェア構成を示す。
【0019】
図中、40はプログラム、データを記憶するための記憶装置、42は記憶装置40から読み出し、あるいは書き込むプログラム命令に従ってデータを処理する中央処理装置(CPU)である。出力装置コントローラ48は、モニタ24、スピーカ26などの出力装置46を制御し、入力装置コントローラ50は、マイク22、カメラ20などの入力装置を制御する。
【0020】
各ノードの制御装置12は、通信インタフェース44を介して、通信ネットワーク14に接続され、他ノードの制御装置12と通信を行い、この通信によって、各制御装置12は、他ノードの入力装置52から入力されたデータを、通信ネットワーク14を介して受け取り、自ノードの出力装置46に出力したり、自ノードの入力装置52から入力されたデータを、他ノードの出力装置46に出力するために、通信ネットワーク14を介して他ノードに送ったりする。また、自ノードの入力装置52からのデータを自ノードの出力装置46に出力したりする。
【0021】
次に、図3に制御装置12のソフトウェア構成を示す。
【0022】
図中の、マルチメディアデータ制御プログラム62は、通信ネットワーク14を介して他ノードから受け取ったデータを、自ノードの通信制御モジュール64から受け取り、必要な処理を行ってから、出力装置46あるいは他モジュールへ渡し、また、入力装置52から受け取ったデータを、必要な処理を行ってから、通信制御モジュール64へ渡すソフトウエアモジュールである。ここで、マルチメディアデータ制御プログラム62は、入力装置状態を保持する入力装置管理テーブル96および出力装置状態を保持する出力装置管理テーブル90を管理する。
【0023】
次に、通信制御モジュール64は、ネットワーク14を介して、データの送受信を行うソフトウエアモジュールである。通信制御モジュール64は、送信部と受信部から構成される。この受信部は、ネットワーク14を介して、他ノードの制御装置12からのデータを受信し、データに付与されているヘッダを解析し、適切なモジュールへデータを渡す。また、送信部は、自ノードの他モジュールから、データとともに渡される送信先をヘッダに格納し、データとともに、ネットワーク14を介して他ノードの制御装置12へ送る。また、データには、データとともに渡される装置番号も格納する。装置番号としては、“カメラ12”、“モニタ2”のように、装置毎に固有の値を各入力装置、出力装置に与える。
【0024】
次に、図4に、サーバ10のソフトウェア構成を示す。ただし、図示したものは、一つの制御装置12としても機能するように構成したサーバ10についてのものである。
【0025】
図中の、自動切替プログラム60は、予め記述されたスケジュールに従って、各ノードの映像データ、音声データの入力装置、出力装置の入出力の関係を切り替える。この自動切替プログラム60によって、後述する“マルチメディアデータ転送要求”、“マルチメディアデータ切替要求”、“マルチメディアデータ停止要求”を一斉同報することにより、入力装置と出力装置の入出力の関係をスケジュール通りに設定したり変更したりする。これにより、たとえば、任意のノードのモニタ24に出力される映像を取り込むカメラ20を定期的に自動的に切り替えるなどの機能を実現する。
【0026】
ユーザ入力処理プログラム68は、ユーザがマウス、キーボードなどの入力装置により行う入力操作の解析、および、ディスプレイへの情報の表示の処理を行う。ユーザがマウス、キーボードなどにより、入力を行うと、それを受け取ったユーザ入力処理プログラム68は、入力内容に従って、後述する“マルチメディアデータ転送要求”、“マルチメディアデータ切替要求”、“マルチメディアデータ停止要求”を生成して一斉同報し、入力装置と出力装置の入出力の関係を設定したり変更したりする。また、ユーザ入力処理プログラム68は、この他、ユーザの入力内容に応じて、必要なコマンド、データを適切な他モジュールへ発行したり、必要な情報をディスプレイへ表示したりする。また、他モジュールからユーザ入力処理プログラム68へのデータ、コマンドを解析し、ユーザへ情報として表示したりする。
【0027】
通信制御モジュール64、マルチメディアデータ制御プログラム62は、制御装置12の同名のものと同じものである。
【0028】
次に、図5に、ネットワーク14を介して送受信するデータのフォーマットを示す。
【0029】
図示するように、送受信されるデータは、ヘッダ部とデータ部78とよりなる。
【0030】
ヘッダ部は、送信先70、送信元72、内容コード74の各フィールドから構成される。
【0031】
送信先70には、このデータを送信する相手のノード番号を設定する。また、全ノードに一斉同報する場合は、一斉同報のデータあることを表す値を、ノード番号104として設定する。なお、ノード番号104とは、各ノードそれぞれに事前に割り当てた番号である。
【0032】
次に、送信元72には、このデータを送信するノードのノード番号を設定する。
【0033】
また、内容コード74には、データ部78のデータの種類を示す識別子を設定する。
【0034】
内容コード74の例としては、“マルチメディアデータ転送要求”、“マルチメディアデータ切替要求”、“マルチメディアデータ停止要求”、“映像データ”、“音声データ”などの内容を示すコードを用意する。
【0035】
データ部78のフィールドには、ノードから他のノードへ送信するデータを設定する。データと種類としては、内容コード74に対応して、“マルチメディアデータ転送要求”、“マルチメディアデータ切替要求”、“マルチメディアデータ停止要求”、“映像データ”、“音声データ”などがある。ここで、データ部78のデータが“映像データ”、“音声データ”である場合には、データ部78には、映像データや音声データ本体の他、その映像データや音声データの送り元の入力装置の装置番号を含める。
【0036】
次に、図6に、データ部78に格納される“マルチメディアデータ切替要求”の内容を示す。
【0037】
この“マルチメディアデータ切替要求”は、サーバ10が、入力装置と当該入力装置で入力したマルチメディアデータを出力する出力装置の組み合わせを変更する場合に、全ノードに一斉同報するデータである。
【0038】
“マルチメディアデータ切替要求”データの入力装置リスト80フィールドと出力装置リスト82フィールドには、現在使用されている入力装置と出力装置の装置番号の組が記述される。すなわち、入力装置リスト80フィールドのn番目に記述された装置番号の入力装置から入力されたマルチメディアデータが、現在、出力装置リスト82フィールドのn番目に記述された出力装置から出力されていることを表している。
【0039】
次に、新入力装置リスト84と新出力先装置リスト86フィールドには、変更後の、入力装置と出力装置の装置番号の組が記述される。すなわち、新入力装置リスト84フィールドのn番目に記述された装置番号の入力装置から入力されたマルチメディアデータを、出力装置リスト86フィールドのn番目に記述された出力装置から出力するように、入力装置と出力装置の組み合わせを変更することを表している。
【0040】
なお、入力装置リスト80フィールドに示すように、各リストの先頭には、リストに含まれる装置番号の個数を記述している。
【0041】
次に、“マルチメディアデータ転送要求”は、“マルチメディアデータ切替要求”から、入力装置リスト80フィールドと出力装置リスト82フィールドを省いた構成となっている。“マルチメディアデータ転送要求”は、サーバ10が、入力装置と当該入力装置で入力したマルチメディアデータを出力する出力装置の組み合わせを新たに設定する場合に、全ノードに一斉同報するデータである。
【0042】
また、“マルチメディアデータ停止要求”は、“マルチメディアデータ切替要求”から、新入力装置リスト84フィールドと新出力装置リスト86フィールドを省いた構成となっている。“マルチメディアデータ停止要求”は、サーバ10が、現在の入力装置と当該入力装置で入力したマルチメディアデータを出力する出力装置の組み合わせを解消する場合に、全ノードに一斉同報するデータである。
【0043】
次に、図7、図8に、制御装置12のマルチメディアデータ制御プログラム62が保持する管理テーブルである、入力装置管理テーブル96と出力装置管理テーブル90の内容を示す。
【0044】
出力装置管理テーブル90は、自ノードの出力装置(24、26など)を管理するテーブルであり、出力装置番号91、状態92を管理している。状態92は、該当する出力装置に、自ノードまたは他のノードの入力装置から入力されたマルチメディアデータが出力されていれば、“出力中”、出力されていなければ、“中断”を設定する。図では、出力装置番号91に“モニタ01”および“スピーカ01”、状態92に“出力中”および“中断”が設定されている。
【0045】
同様に、入力装置管理テーブル96は、自ノードの入力装置(カメラ20、マイク22など)を管理するテーブルである、入力装置番号97、状態98を管理する。状態98は、該当する入力装置から自ノードまたは他のノードの出力装置に出力するマルチメディアデータが入力されていれば、“入力中”、入力されていなければ、“中断”を設定する。図では、入力装置番号97に“カメラ15”および“マイク12”、また状態98フィールドには、“入力中”および“中断”が設定されている。
【0046】
なお、本実施形態では、映像データや音声データは全て一斉同報通信によって送受する。
【0047】
この一斉同報された映像データや音声データを、特定の出力装置でのみ使用されるようにするため、本実施形態では、マルチメディアデータ制御プログラム62配下に、図9に示す対応テーブルを設ける。
【0048】
対応テーブルは、そのノードが持つ出力装置の装置番号102と、装置番号102の出力装置へデータを送る入力装置の装置番号104が登録されたエントリを有する。
【0049】
以下、このようなマルチメディアシステムの動作を説明する。
【0050】
まず、詳細な処理の内容を説明する前に、本実施形態によって実現されるマルチメディアデータの入出力の設定、切り替えのようすを示す。
【0051】
図10は、サーバ10が、新入力装置リスト84にカメラ20−D,20−Fの装置番号を、新出力装置リスト86にモニタ24−A,24−Bを含めた“マルチメディアデータ転送要求”を一斉同報したときのようすを示すものである。
【0052】
サーバ10から送信された“マルチメディアデータ転送要求”302は、ネットワーク14を介して、一斉同報送信される。この“マルチメディアデータ転送要求”302を受け取ったノードは、“マルチメディアデータ転送要求”302の新入力装置リスト84で指定された装置番号のカメラ20−D,20−Fを自身が備えていれば、必要な処理を行って、この自身が備えているカメラの装置番号と同行に新出力装置リスト86中で記述された装置番号のモニタ24−A,24−B)のあるノードへ、カメラ20−D,20−Fから入力した映像データを、1対1通信で送信する(304、306)。
【0053】
この結果、図11に示すように、カメラ20−Dからモニタ24−Aへ、カメラ20−Fからモニタ24−Bへ、それぞれ映像データが送信される。
【0054】
次に、この後、サーバ10が、入力装置リスト80にカメラ20−D,20−Fの装置番号を、出力装置リスト82にモニタ24−A,24−Bを含め、新入力装置リスト84にカメラ20−Eと、カメラ20−Gを含め、新出力リスト86にモニタ24−Bと、モニタ24−Cを含めた“マルチメディアデータ切り替え要求”を一斉同報したときのようすを、図12に示す。
【0055】
いま、カメラ20−Dからモニタ24−Aへ(304)、カメラ20−Fからモニタ24−Bへ(306)へ、それぞれ映像データを転送中であるときに、サーバ10から、“マルチメディアデータ切り替え要求”308が一斉同報されると、これを受信した各ノードは、いずれかのリストに含まれる装置番号の装置を備えているかどうかを調べる。そして、入力装置リスト80、出力装置リスト82に含まれている装置番号の装置を備えているノードは、その装置を動作を中断させる。また、入力装置リスト80に含まれている装置番号の入力装置を備えているノードは、その入力装置から入力した映像データの送信を取りやめる。一方、新入力装置リスト84で指定された装置番号の入力装置を自身が備えていれば、必要な処理を行って、この自身が備えている入力装置の装置番号と同行に新出力装置リスト86中で記述された装置番号の出力装置のあるノードへ、自身が備えている入力装置から入力した映像データを、1対1通信で送信する(310、312)。
【0056】
この結果、図13に示すように、それまで、行われていたカメラ20−Dからモニタ24−Aへ(304)の映像データの転送と、カメラ20−Fからモニタ24−Bへ(306)への映像データの転送が取りやめられ、カメラ20−Eからモニタ24−Bへ(310)、カメラ20−Gからモニタ24−Cへ(312)へ、それぞれ映像データが送られる。
【0057】
この後、サーバ10が、入力装置リスト80にカメラ20−E,20−Gの装置番号を、出力装置リスト82にモニタ24−B,24−Cを含めた“マルチメディアデータ停止要求“を一斉同報すると、これを受信した各ノードは、いずれかのリストに含まれる装置番号の装置を備えているかどうかを調べる。そして、入力装置リスト80、出力装置リスト82に含まれている装置番号の装置を備えているノードは、その装置を動作を中断させる。また、入力装置リスト80に含まれている装置番号の入力装置を備えているノードは、その入力装置から入力した映像データの送信を取りやめる。これによって、それまで行われていたカメラ20−Eからモニタ24−Bへの映像データの転送と、カメラ20−Gからモニタ24−Cへ(312)への映像データの転送が取りやめられる。
【0058】
以下、以上のようなマルチメディアデータの入出力の設定、切り替えを実現する各部の動作の詳細について説明する。
【0059】
まず、制御装置12における通信制御モジュール64の処理について説明する。
【0060】
図14に示すように、通信制御モジュール64の受信部は、起動とともに受信データ待ち状態になり(ステップ110)、ネットワーク14を介して当該ノード宛に送信されたデータもしくは一斉同報通信によって送信されたデータを受信すると(ステップ112)、データ16のヘッダを読み込む(ステップ114)。次に、ヘッダ内の内容コード74をチェックし(ステップ116)、マルチメディアデータ制御プログラム62へのデータかどうかを判定し、もしYESであれば、マルチメディアデータ制御プログラム62へこの受信データを渡し(62)、否であれば、その内容コード74に応じた他のモジュールへこの受信データを渡す(ステップ120)。なお、受信部は、内容コードが、前述した“マルチメディアデータ転送要求”、“マルチメディアデータ切替要求”、“マルチメディアデータ停止要求”、“映像データ”、“音声データ”である場合に、マルチメディアデータ制御プログラム62へのデータであると判断する。
【0061】
また、通信制御モジュール64の送信部は、図15に示すように、送信データ情報を他モジュールから渡されると(ステップ122)、送信データ情報で指定された送信先と、内容コードとをヘッダの送信先70、内容コード74として格納し、自ノード番号を送信元72をして格納したヘッダを付与し(ステップ126)、送信データ情報に含まれるデータと送信データ情報で指定された装置番号を含めたデータ部を送信する(ステップ128)。
【0062】
次に、制御装置12のマルチメディアデータ制御プログラム62は、図16に示すように、起動とともに、データ受信待ち状態になる(ステップ130)。通信制御モジュール64の受信部から受信データを受信すると(ステップ134)、内容コード74を参照して、このデータが制御データか否かを判定する(ステップ136)。YESであれば、このデータを制御データ処理モジュールへ渡し(140)、否であれば、このデータがマルチメディアデータかどうかを判定し(ステップ138)、マルチメディアデータであって、対応テーブルに、データ部に含まれる入力装置の装置番号が登録されていれば、その装置番号のエントリに登録されている装置番号が示す自ノードの出力装置に対応するマルチメディアデータ出力処理モジュールに、受信データを渡す(142)。マルチメディアデータ出力処理モジュールについては後述する。ここで、内容コード74が“マルチメディアデータ転送要求”、“マルチメディアデータ切替要求”、“マルチメディアデータ停止要求”である場合に制御データと判定し、内容コード74が“映像データ”、“音声データ”である場合にマルチメディアデータと判定する。なお、もし、受信データが、制御データでもマルチメディアデータでもなければ、予め定めた他モジュールへ渡す(ステップ144)。また、ステップ144は、本マルチメディアシステムの機能を拡張する場合のために設けている。
【0063】
マルチメディアデータ制御プログラム62における制御データ処理モジュール140は、図17に示すように、受信データを受け取ると、内容コード74を参照して、これが“マルチメディアデータ転送要求”、“マルチメディアデータ切替要求”、“マルチメディアデータ停止要求”であれば(ステップ146)、データ78に含まれるリスト80、82、84、86をチェックする(ステップ148)。そして、入力装置リスト80または新入力装置リスト84に、自ノードの入力装置の装置番号が含まれるかどうかを判定し(ステップ150)、もし含まれれば、入力装置処理を実行してから(152)、次のステップへ進む。含まれない場合は、そのまま次のステップへ進む。
【0064】
次のステップでは、出力装置リスト82、新出力装置リスト86中に自ノードにある出力装置が含まれるかどうかを判定する(ステップ154)。もし含まれれば、出力装置リスト82に含まれていた自ノードの装置番号のエントリを図9の対応テーブルから削除し、新出力装置リスト86に含まれていた自ノードの装置番号と、この装置番号に対応する新入力装置リスト82中の入力装置の装置番号とを登録したエントリを対応テーブルに追加し(ステップ155)、出力装置処理を実行し(156)、終了するが、含まれない場合は、そのままこの処理140を終了する。
【0065】
さて、図17の入力装置処理152では、図18に示すように、まず、入力装置リスト80中に自ノードの入力装置の装置番号があるかどうかを調べる(ステップ158)。そして、もしあれば、この入力装置の停止処理を行う(ステップ162)。停止処理では、この入力装置の電源断や低消費電力モードへの移行を制御すると共に、この入力装置の入力装置管理テーブル96の入力装置番号97の状態98に“中断”を設定する。
【0066】
そして、新入力装置リスト中に自ノードの入力装置の装置番号があるかどうかを調べる(ステップ164)。そして、もしあれば、この入力装置の入力装置管理テーブル96の入力装置番号97の状態98に“入力中”を設定し、この入力装置に対応づけて、マルチメディアデータ入力処理モジュール166を起動する。
【0067】
このマルチメディアデータ入力処理モジュール166では、図19に示すように、起動されると、対応する入力装置からのデータ入力待ち状態になる(ステップ170)。そして、対応する入力装置からのデータが入力すると(ステップ172)、確認のために対応する入力装置の装置番号をチェックし(ステップ174)、入力装置からのデータと、この入力装置の装置番号と、対応する入力装置に応じた内容コードと、一斉同報を表す値である送信先とを、送信データ情報として通信制御モジュール64へ渡す(ステップ176)。
【0068】
次に、図17の出力装置処理156では、図20に示すように、まず、出力装置リスト84中に自ノードの出力装置の装置番号があるかどうかを調べる(ステップ178)。そして、もしあれば、この出力装置の停止処理を行う(ステップ180)。停止処理では、この出力装置の電源断や低消費電力モードへの移行を制御すると共に、この入力装置の出力装置管理テーブル90の出力装置番号91の状態92に“中断”を設定する。
【0069】
そして、新出力装置リスト86中に自ノードの出力装置の装置番号があるかどうかを調べる(ステップ182)。そして、もしあれば、この出力装置の出力装置管理テーブル90の入力装置番号91の状態92に“出力中”を設定し、この出力装置に対応づけて、マルチメディアデータ出力処理184を起動する。
【0070】
このマルチメディアデータ出力処理モジュール(184)は、図21に示すように、起動されると、マルチメディアデータ制御プログラム62からの受信データ待ち状態になる(ステップ190)。そして、受信データを渡されると(ステップ194)、確認のために渡された受信データに含まれる入力装置番号が、対応テーブルにおいて対応する出力装置のエントリに登録された入力装置の装置番号かをチェックし(ステップ196)、そうであれば対応する出力装置へ受信データに含まれるマルチメディアデータを出力する(ステップ198)。
【0071】
以上、本発明の実施形態について説明した。
【0072】
なお、以上の実施形態では、映像データ、音声データに、その映像データ、音声データを入力した入力装置の装置番号を付加して送信することにより、一斉同報された映像データ、音声データであっても、特定の出力装置のみから出力されるようにした。しかし、これは、映像データ、音声データに、その映像データ、音声データを出力する出力装置の装置番号を付加して送信することにより、一斉同報された映像データ、音声データであっても、特定の出力装置のみから出力されるようにしてもよい。
【0073】
この場合には、上記の実施形態を以下のように変更する。
【0074】
図9に示した対応テーブルの各エントリには、そのノードが持つ入力装置の装置番号と、その入力装置から入力したデータを出力する出力装置の装置番号を登録するようにする。
【0075】
そして、マルチメディアデータ制御プログラム62は、図16のステップ142において、受信データがマルチメディアデータであって、受信データに含まれる装置番号が対応テーブルに登録されている自ノードの出力装置の装置番号である場合に、その出力装置に対応するマルチメディアデータ出力処理モジュールへ渡す処理を行う。
【0076】
また、制御データ処理モジュール140は、図17の処理において、受信データに入力装置リスト80または新入力装置リスト84に、自ノードの入力装置の装置番号が含まれている場合に、入力装置リスト80に含まれていた自ノードの装置番号のエントリを図9の対応テーブルから削除し、新入力装置リスト84に含まれていた自ノードの装置番号と、この装置番号に対応する新出力装置リスト86中の出力装置の装置番号とを登録したエントリを対応テーブルに追加するようにする。また、出力装置リスト82、新出力装置リスト86中に自ノードにある出力装置が含まれていた場合に行っていた対応テーブルの操作を行わないようにする。
【0077】
また、マルチメディアデータ入力処理モジュール166は、図19の処理において、対応する入力装置からのデータが入力すると、対応テーブルのデータが入力された入力装置の装置番号のエントリに登録されている出力装置の装置番号を検索し、入力装置からのデータと、検索した出力装置の装置番号と、対応する入力装置に応じた内容コードと、一斉同報を表す値である送信先とを、送信データ情報として通信制御モジュール64へ渡す。
【0078】
また、以上の説明では、“マルチメディアデータ転送要求”、“マルチメディアデータ切替要求”、“マルチメディアデータ停止要求”のデータは一斉同報により送受したが、もし、各入力装置、出力装置が存在するノードがサーバ10において認知できる場合には、これらの送受は、1対1通信によって送受するようにしてもよい。この場合は、リスト80、82、84、86に含まれる装置番号の装置を持つノードに対して個々に、塔}ルチメディアデータ転送要求煤A塔}ルチメディアデータ切替要求煤A“マルチメディアデータ停止要求”のデータを1対1通信で送信するようにすればよい。なお、この際には、各ノードには、リスト80、82、84、86の全てを送る必要はなく、リスト中の、そのノードが持つ装置に関連する部分だけを送信するようにしてよい。
【0079】
ところで、本実施形態に係るマルチメディアシステムは、図22に示すように構成してもよい。このシステムでは、ネットワーク14−Aにより、マルチメディア制御装置12を備えるノード(12−A〜12−E)が接続され、ネットワーク14−Bにより、マルチメディア制御装置12を備えるノード(12−G〜12−L)が接続され、ふたつのネットワーク(14−A,14−B)は、データの1対1通信、一斉同報が可能な広域網15により接続されている。システム全体を制御するサーバは、ひとつであってもよいし、負荷を分散させるため、複数設けてもよい。
【0080】
また、前述した“マルチメディアデータ転送要求”、“マルチメディアデータ切替要求”、“マルチメディアデータ停止要求”の内容コードは同じものを用いてもよい。このようにしても、前述した処理によって、映像データ、音声データの入力装置と出力装置の組み合わせの設定や、解消や、切り替えを実現することができる。
【0081】
また、本実施形態に係るマルチメディアシステムは、たとえば、防犯のための監視システムや、F1レースなどの広域に展開するスポーツの観賞システムなどのモニタシステムに適用することができる。
【0082】
以上のように、本実施形態によれば、一斉同報通信により映像データ、音声データの転送を行い、データ中に含まれる装置番号によって、各ノードにおけるデータの利用を決定するため、各ノードにおいて、入力装置や、出力装置がネットワーク上の、どのノードに存在するかやノードのアドレスを把握していなくても、任意の入力装置、出力装置間での、映像データ、音声データの転送や、その切り替えを実現することができるようになる。また、さらに、映像データ、音声データを送受する入力装置と出力装置との組み合わせの設定も、一斉同報通信によって、設定を行う入力装置と出力装置のリストを用いて行う場合には、サーバにおいても、入力装置や、出力装置がネットワーク上の、どのノードに存在するかやノードアドレスを把握せずに、その設定を行うことができる。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、入力装置や出力装置が、ネットワーク上の、どのノードに存在するかに関わらずに、所望の入力装置と出力装置間でデータを転送することのできる入出力システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るマルチメディアシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るサーバ、制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る制御装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態に係るサーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態において、ネットワークを介して送受信するデータのフォーマットを示す図である。
【図6】本発明の実施形態において、ネットワークを介して送受信する、マルチメディアデータ切り替え要求の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係る出力装置管理テーブルの構成を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係る入力装置管理テーブルの構成を示す図である。
【図9】本発明の実施形態に係る対応テーブルの構成を示す図である。
【図10】本発明の実施形態に係るマルチメディアシステムの動作シーケンスの例を示す図である。
【図11】本発明の実施形態に係るマルチメディアシステムの行うデータ転送のようすを示した図である。
【図12】本発明の実施形態に係るマルチメディアシステムの動作シーケンスの例を示す図である。
【図13】本発明の実施形態に係るマルチメディアシステムの行うデータ転送のようすを示した図である。
【図14】本発明の実施形態に係る通信制御モジュールの処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態に係る通信制御モジュールの処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施形態に係るマルチメディアデータ制御プログラムの処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施形態に係る制御データ処理を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施形態に係る入力装置処理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施形態に係るマルチメディアデータ入力処理を示すフローチャートである。
【図20】本発明の実施形態に係る出力装置処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態に係るマルチメディアデータ出力処理を示すフローチャートである。
【図22】本発明の実施形態に係るマルチメディアネットワークシステムの他の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…サーバ、12…制御装置、14…通信ネットワーク、16…データ、20…カメラ、22…マイク、24…モニタ、26…スピーカ、40…記憶装置、42…CPU、44…通信インタフェース、46…出力装置、48…出力装置コントローラ、50…入力装置コントローラ、52…入力装置、60…自動切替プログラム、62…マルチメディアデータ制御プログラム、64…通信制御モジュール、68…ユーザ入力処理プログラム、90…出力装置管理テーブル、96…入力装置管理テーブル。

Claims (7)

  1. ネットワークと、ネットワークに接続された複数のノードと、該ネットサークに接続された、少なくとも1台以上のサーバ装置と、を有する入出力システムであって、
    前記各ノードは、入力装置および/または出力装置と、制御部とを有し、
    前記サーバ装置は、
    前記制御部に対する制御データを生成する手段と、
    前記生成した制御データを、前記ネットワーク上に一斉同報形式で送信する手段とを有し、
    各ノードの制御部は、
    他のノードの入力装置の識別子と、当該他のノードの入力装置から入力するデータを出力する自ノードに備えられている出力装置の識別子との対応を記述した対応テーブルと、
    入力装置から入力したデータに、当該入力装置の識別子を付加した転送データを、ネットワーク上に一斉同報形式で送信する送信処理を、他のノードの出力装置に出力するデータを入力する、自ノードに備えられている入力装置について行う送信手段と、
    ネットワーク上に一斉同報通信された転送データを受信し、受信した転送データに含まれる識別子に対応して前記対応テーブルに自ノードが備えた出力装置の識別子が登録されている場合には、転送データに含まれるデータを、前記登録されている識別子が示す出力装置に出力する手段と、
    前記サーバ装置が一斉同報形式で送信した制御データを受信し、該受信した制御データに基づいて、前記対応テーブルを編集する手段と、を有すること
    を特徴とする入出力システム。
  2. ネットワークと、ネットワークに接続された複数のノードと、該ネットサークに接続された、少なくとも1台以上のサーバ装置と、を有する入出力システムであって、
    前記各ノードは、入力装置および/または出力装置と、制御部とを有し、
    前記サーバ装置は、
    前記制御装置に対する制御データを生成する手段と、
    前記生成した制御データを、前記ネットワーク上に一斉同報形式で送信する手段とを有し、
    各ノードの制御部は、
    他のノードの出力装置の識別子と、当該他のノードの出力装置に出力するデータを入力する自ノードに備えられている入力装置の識別子との対応を記述した対応テーブルと、
    入力装置から入力したデータに、当該入力装置の識別子に対応して前記対応テーブルに登録されている出力装置の識別子を付加した転送データを、ネットワーク上に一斉同報形式で送信する送信処理を、他のノードの出力装置に出力するデータを入力する、自ノードに備えられている入力装置について行う送信手段と、
    ネットワーク上に一斉同報通信された転送データを受信し、受信した転送データに含まれる識別子が示す出力装置を、自ノードが備えている場合に、転送データに含まれるデータを、前記識別子が示す出力装置に出力する手段と、
    前記サーバ装置が一斉同報形式で送信した制御データを受信し、該該受信した制御データに基づいて、前記対応テーブルを編集する手段と、を有すること
    を特徴とする入出力システム。
  3. 請求項1または2に記載の入出力システムであって、
    前記制御データには、前記入力装置と該入力装置で入力したデータを出力する前記出力装置との組み合わせを変更する第1の制御データ、前記入力装置と該入力装置で入力したデータを出力する出力装置との組み合わせを新たに設定する第2の制御データ、および前記入力装置と該入力装置で入力したデータを出力する出力装置との組み合わせを解消する第3の制御データの少なくも3種類のデータがあって、
    各ノードの制御部は、
    前記第1の制御データを受信した場合であって、かつ前記受信した第1の制御データに自ノードが有する入力装置または出力装置を示すデータが含まれる場合に、前記自身が有する対応テーブルの内容を該第1の制御データに基づいて変更し、かつ前記第1の制御データにしたがい、前記入力装置について行う送信処理および前記出力装置に出力させる処理を変更し、
    前記第2の制御データを受信した場合であって、かつ前記受信した第2の制御データに自ノードが有する入力装置または出力装置を示すデータが含まれる場合に、前記自身が有する対応テーブルの内容を該第2の制御データに基づいて追加し、かつ前記第2の制御データにしたがい、前記入力装置について行う送信処理および前記出力装置に出力させる処理を変更し、
    前記第3の制御データを受信した場合であって、かつ前記受信した第3の制御データに自ノードが有する入力装置または出力装置を示すデータが含まれる場合に、前記自身が有する対応テーブルを制御データ基づいて変更し、かつ前記第3の制御データに含まれる、前記入力装置および出力装置に行わせている前記送信処理および前記出力させる処理を中断させること
    を特徴とする入出力システム。
  4. 請求項1または2記載の入出力システムであって
    記サーバ装置は、
    各ノードについて、当該ノードの対応テーブルに登録する入力装置の識別子と出力装置の識別子との対応を記述した対応データを、各ノードに1対1通信形式で送信する手段を有し、
    前記各ノードの制御部は、自ノードに送信された対応データを受信し、受信した対応データに基づいて、前記対応テーブルを編集する手段を有すること
    を特徴とする入出力システム。
  5. 請求項1または2に記載の入出力システムであって、
    前記各ノードの制御部の送信手段は、
    前記制御データに、自ノードに備えられている入力装置の識別子が含まれている場合に、当該識別子の入力装置について前記送信処理を行うこと
    を特徴とする入出力システム。
  6. 請求項1、2、3、4または5記載の入出力システムであって、
    前記入力装置と出力装置間で入出力するデータは、映像を表す映像データおよび/または音声を表す音声データであること
    を特徴とする入出力システム。
  7. 請求項6記載の入出力システムを備えたこと
    を特徴とする監視システム。
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