JPH1146385A - ビル管理装置 - Google Patents

ビル管理装置

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JPH1146385A
JPH1146385A JP19899697A JP19899697A JPH1146385A JP H1146385 A JPH1146385 A JP H1146385A JP 19899697 A JP19899697 A JP 19899697A JP 19899697 A JP19899697 A JP 19899697A JP H1146385 A JPH1146385 A JP H1146385A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調機等の設備を制御する設備コントローラ
の連動制御を、必要以上のメモリを実装することなく実
行できるようにする。 【解決手段】 設備コントローラ1A〜1Nにはポイン
トテーブルを有しており、このポイントテーブルには、
設備コントローラ1A〜1Nが管理する設備ポイント
を、実際にその設備コントローラに接続されたローカル
ポイントと、設備コントローラ1A〜1Nのすべてに共
通なグローバルポイントと、特定の設備コントローラに
共通な参照ポイントとに分割され、かつ参照ポイントに
対してそれが設備コントローラ1A〜1Nのどのローカ
ルポイントに対応するかを示している。このポイントテ
ーブルの参照ポイントの状態を通信によって照会する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビル内設備を制
御する設備コントローラが他の設備コントローラと連動
して設備を管理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10〜図12は、例えば平成8年特許
願第3587号に示された従来のビル管理装置を示す図
で、図10は全体構成図、図11は管理ポイント説明
図、図12はローカルポイント及びグローバルポイント
説明図である。
【0003】図10に示すように、中央監視装置11と
複数の設備コントローラ1A〜1Nがイーサネット、I
SDN等のネットワークによって接続され、各設備コン
トローラ1A〜1Nは、それに接続された設備制御器1
2により、ビル内の空調機等の設備3A〜3Nを制御
し、それらの状態を監視している。また、例えば設備コ
ントローラ1Aは、それぞれに接続された設備3A〜3
Nの状態を、他の設備コントローラ1B〜1Nに通知す
ることによって、他の設備コントローラ1B〜1Nに接
続された設備の状態を変化に連動した制御を可能として
いる。
【0004】従来のビル管理装置は上記のように構成さ
れ、次のようにして複数の設備コントローラ1A〜1N
間の状態が通知される。図11において、4は各設備コ
ントローラ1A〜1Nが有するポイント番号表で、4A
は各設備コントローラ1A〜1Nの設備3A〜3Nのそ
れぞれに付けらたポイント番号で、これをローカルポイ
ントと呼ぶ。また、4Bは設備コントローラ1A〜1N
のすべてに共通に用意されたポイント番号で、これをグ
ローバルポイントと呼ぶ。図12において、13はグロ
ーバルポイント4Bが、実際にどのローカルポイント4
Aに対応するかを定義するグローバルポイント定義表で
ある。
【0005】例えば、設備コントローラ番号2のローカ
ルポイント番号「000123」の設備の状態が変化し
たとき、設備コントローラ番号2の設備コントローラ
(例えば設備コントローラ1Bとする)は、まずローカ
ルポイント「000123」の変化を中央監視装置11
に通知する。更に、グローバルポイント定義表13を検
索し、該当するグローバルポイント「900001」を
得て、グローバルポイント「900001」の変化を同
報通信を用いてすべての設備コントローラ1A,1C〜
1Nに通知する。
【0006】これにより、設備コントローラ1B以外の
設備コントローラ1A,1C〜1Nは、グローバルポイ
ント「900001」の変化を検知することにより、設
備コントローラ1Bのローカルポイント「00012
3」の変化に連動した制御が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のビ
ル管理装置では、ローカルポイント4Aをグローバルポ
イント4Bとして定義しているため、特定の設備コント
ローラ間の連動制御にだけ必要なローカルポイント4A
でも、すべての設備コントローラ1A〜1Nのグローバ
ルポイント4Bとして定義する必要があり、各設備コン
トローラ1A〜1Nでメモリ使用量が増大するばかりで
なく、そのグローバルポイント4Bの通信量が増大する
という問題点がある。
【0008】また、設備コントローラ1A〜1Nが故障
停止していた場合、その設備コントローラのローカルポ
イント4Aが定義されているグローバルポイント4Bは
通知不能となり、そのグローバルポイント4Bと連動し
ている設備コントローラは、正常な連動制御ができなく
なるという問題点がある。
【0009】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、各設備コントローラの連動制御を、必要
以上のメモリを実装することなく実行することができ、
また設備コントローラが故障停止している場合も、それ
に対応した連動制御ができるようにしたビル管理装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
るビル管理装置は、設備コントローラのそれぞれに設備
コントローラが管理する設備ポイントを、実際にその設
備コントローラに接続されたローカルポイントと、設備
コントローラのすべてに共通なグローバルポイントと、
特定の複数の設備コントローラに共通な参照ポイントと
に分割し、かつ参照ポイントに対してそれが設備コント
ローラのいずれのローカルポイントに対応するかを示す
ポイントテーブルを設け、このポイントテーブルに示さ
れた参照ポイントの状態を通信により照会するようにし
たものである。
【0011】また、第2発明に係るビル管理装置は、第
1発明のものにおいて、他の設備コントローラへの通信
に対して応答がないとき、この通信を発信した設備コン
トローラの持つポイントテーブルの該当するポイントを
不定状態に設定するようにしたものである。
【0012】また、第3発明に係るビル管理装置は、第
2発明のものにおいて、あらかじめ設定されたホスト設
備コントローラが定時通信により他の設備コントローラ
の動作状態を監視し、この監視により他の設備コントロ
ーラの動作停止状態を検知するとグローバルポイントを
不定状態に設定するようにしたものである。
【0013】また、第4発明に係るビル管理装置は、第
2発明のものにおいて、設備コントローラが他の設備コ
ントローラに対して参照ポイントの状態を照会したと
き、他の設備コントローラから応答がないと、参照ポイ
ントを不定状態に設定するようにしたものである。
【0014】 また、第5発明に係るビル管理装置は、
第1又は第2発明のものにおいて、あらかじめ設定され
たホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コ
ントローラの動作状態を監視し、他の設備コントローラ
が所定時間以上定時通信を受信しないことを検知する
と、ホスト設備コントローラ以外の特定のサブホスト設
備コントローラがホスト設備コントローラの定時通信機
能を代行するようにしたものである。
【0015】また、第6発明に係るビル管理装置は、第
1又は第2発明のものにおいて、あらかじめ設定された
ホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コン
トローラの動作状態を監視し、他の設備コントローラが
所定時間以上定時通信を受信しないことを検知すると、
あらかじめ設備コントローラについて定められたホスト
優先度の高い設備コントローラがホスト設備コントロー
ラの定時通信機能を代行するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図3はこの発明の第1発明の一実
施の形態を示す図で、図1は全体構成図、図2は管理ポ
イント説明図、図3は参照ポイント説明図である。図1
において、1A〜1Nは設備コントローラで、それぞれ
TCP/IP等のネットワーク2を介して接続されてい
る。3A〜3Nはそれぞれの設備コントローラ1A〜1
Nに接続された空調機等の設備である。
【0017】図2において、4は設備コントローラ1A
〜1N内で設備3A〜3Nの状態を管理するためのポイ
ント番号を格納するポイント番号表からなるポイントテ
ーブルである。すなわち、各設備3A〜3Nにはそれぞ
れポイント番号が付けられ、ポイント番号ごとに現在の
信号の状態を記憶している。ここで、ローカルポイント
4Aは設備コントローラ1A〜1Nに実際に接続されて
いる設備3A〜3Nのポイント番号を示し、グローバル
ポイント4Bは全設備コントローラ1A〜1Nに共通な
ポイント番号を示す。
【0018】更に、参照ポイント4Cは連動に必要な他
の特定の設備コントローラ1A〜1Nの設備3A〜3N
のポイント番号を示す。なお、グローバルポイント4B
は、例えば平成8年特許願第3587号に示されるよう
に、同報通信によって各設備コントローラ1A〜1Nに
通知され、信号の状態変化を取り込むことができる。な
お、同報通信は、例えば特開平8−46635号公報に
示されているように、あらかじめ設定されたグループの
子局に対して、送信先から出力されたメッセージが、す
べて送信される機能を持つものである。
【0019】図3において、5は参照ポイント4Cの状
態変化を取り込むための参照ポイント定義表からなるポ
イントテーブルであり、参照ポイント4Cに対する参照
設備コントローラ番号及びローカルポイント4Aが格納
されている。
【0020】次に、この実施の形態の動作を説明する。
例えば、設備コントローラ1Aは、他の1B〜1Nの設
備3A〜3Nの状態変化に連動し、自らの設備3A〜3
Nを制御することにより、ビル内の種々の監視及び制御
している。例えば、設備コントローラ1Aは、その中に
作成された参照ポイント定義表5を一定時間間隔で検索
し、参照設備コントローラ番号に設定された設備コント
ローラ1B〜1Nに対し、そのローカルポイント番号の
現在状態を照会するメッセージを送信する。
【0021】このメッセージを受信した設備コントロー
ラ1B〜1Nは、その設備3A〜3Nの現在状態を応答
することにより、メッセージを送信した設備コントロー
ラ1Aの参照ポイント定義表5に設定された参照ポイン
ト4Cの信号状態を更新することが可能となる。
【0022】このようにして、参照ポイント4Cを導入
することによって、他の設備コントローラ1B〜1Nの
信号と連動するために必要なポイントを、すべてグロー
バルポイント4Bとしてすべての設備コントローラ1A
〜1Nに設定するよりも、少ないポイント数で他の設備
コントローラ1B〜1Nとの連動が可能となるため、各
設備コントローラ1A〜1Nでの管理ポイントに要する
使用メモリ量を減少することが可能となる。
【0023】実施の形態2.図4及び図5はこの発明の
第2及び第3発明の一実施の形態を示す図で、図4はホ
スト設備コントローラの動作説明図、図5はホスト設備
コントローラの動作フローチャートであり、実施の形態
1と同様の部分は同一符号により示す(以下の実施の形
態も同じ)。なお、図1〜図3は実施の形態2にも共用
する。
【0024】図1に示す設備コントローラ1A〜1Nの
内、例えば設備コントローラ1Bが停止していると、そ
の設備コントローラ1Bに接続された設備3A〜3Nの
信号状態の変化は、他の設備コントローラ1A,1C〜
1Nから参照できなくなる。実施の形態2は、ボスト設
備コントローラ1Aが設備コントローラ1B〜1Nの動
作状態を監視することにより、停止している設備コント
ローラ1Bに接続された設備3A〜3Nの状態をデフォ
ルト値(不定状態)にするものである。
【0025】次に、この実施の形態の動作を説明する。
ステップS1でホスト設備コントローラ1Aは、図4に
示すように他の全設備コントローラ1B〜1Nに対し
て、一定時間間隔で矢印Aで示すように、定時通信し、
ステップS2でタイマをセットする。この定時通信に対
して、設備コントローラ1B〜1Nは矢印Bで示すよう
に、ホスト設備コントローラ1Aからの応答を受信する
ことになる。
【0026】ステップS3で上記応答通信が一定時間内
にあったかを判定する。これにより、その設備コントロ
ーラ1Bが動作しているかを判定することができる。一
定時間内に応答通信がない場合、ホスト設備コントロー
ラ1Aは、その設備コントローラ1Bが停止していると
判断し、ステップS4へ進んで、その設備コントローラ
1Bの設備3A〜3Nが登録されているグローバルポイ
ント4Bにデフォルト値を設定してステップS1へ戻
る。そして、このデフォルト値は全設備コントローラ1
B〜1Nに通知される。ここで、ステップS1〜S3は
定時監視手段を、ステップS4は不定状態設定手段を構
成している。
【0027】このようにして、ホスト設備コントローラ
1A以外の他の設備コントローラ1B〜1Nにデフォル
ト値が通知されるため、他の設備コントローラ1B〜1
Nは、そのデフォルト値に対応した連動動作をすること
が可能となる。例えば、セキュリティコントローラに接
続されたカードリーダの警備状態に連動して照明を制御
する場合、セキュリティコントローラが停止して、警備
状態がデフォルト値のときは、スケジュール制御で照明
を制御するというバックアップ制御をすることが可能と
なる。
【0028】実施の形態3.図6はこの発明の第2及び
第4発明の一実施の形態を示す参照ポイント照会動作フ
ローチャートである。なお、図1〜図3は実施の形態3
にも共用する。実施の形態3は実施の形態2を参照ポイ
ント4Cの照会に適用したものである。
【0029】次に、この実施の形態の動作を説明する。
ステップS7で例えば設備コントローラ1Aは、参照ポ
イント4Cを更新するために、他の設備コントローラ1
B〜1Nに参照ポイント4Cの照会通信をする。ステッ
プS8,S9で図5のステップと同様に、一定時間内に
応答通信がない場合、ステップS10へ進んでその設備
コントローラ1Aの持つポイントテーブル4の参照ポイ
ント4Cにデフォルト値を設定する。ここで、ステップ
S7〜S10は参照ポイント照会手段を構成している。
【0030】このようにして、他の設備コントローラ1
B〜1Nにデフォルト値が通知されるため、実施の形態
2と同様に、そのデフォルト値に対応した連動動作をす
ることが可能となる。
【0031】実施の形態4.図7及び図8はこの発明の
第5発明の一実施の形態を示す図で、図7はホスト設備
コントローラの交代動作説明図、図8はホスト設備コン
トローラの交代動作フローチャートである。なお、図1
〜図3は実施の形態4にも共用する。実施の形態4は、
ホスト設備コントローラ1A自身が停止している場合に
対処するものである。
【0032】次に、この実施の形態の動作を説明する。
ここでは、設備コントローラ1Bはサブホスト設備コン
トローラに設定されているものとする。ステップS11
でサブボスト設備コントローラ1Bは、タイマをセット
する。ステップS12でホスト設備コントローラ1Aか
らの定時通信を受信するのを待つ。定時通信を受信すれ
ば、ステップS13で応答メッセージを送信してステッ
プS11へ戻る。
【0033】ステップS12で一定時間以上ホスト設備
コントローラ1Aからの定時通信がないと判定するとサ
ブボスト設備コントローラ1Bはホスト設備コントロー
ラ1Aが停止していると判断し、ホスト設備コントロー
ラ1Aの定時通信機能を交代する。すなわち、図7に示
すようにステップS14〜S17(図5のステップS1
〜S4と同じ)で、他の設備コントローラ1C〜1Nに
対して定時通信し、グローバルポイント4Bにデフォル
ト値を設定してステップS11へ戻る。そして、このデ
フォルト値は全設備コントローラ1B〜1Nに通知され
る。ここで、ステップS11,S12は異常検知手段
を、ステップS14〜S17はホスト代行手段と構成し
ている。
【0034】このようにして、ホスト設備コントローラ
1A自身が停止している場合も、サブボスト設備コント
ローラ1Bがホスト設備コントローラ1Aと交代して定
時通信機能を行うため、実施の形態2と同様に、そのデ
フォルト値に対応した連動動作をすることが可能とな
る。
【0035】実施の形態5.図9はこの発明の第6発明
の一実施の形態を示すホスト設備コントローラの交代動
作フローチャートである。なお、図1〜図3は実施の形
態5にも共用する。実施の形態5はホスト設備コントロ
ーラ1A及びサブボスト設備コントローラ1Bが共に動
作停止している場合に対処するものである。
【0036】次に、この実施の形態の動作を説明する。
ここでは、各設備コントローラ1A〜1Nにホスト設備
コントローラになる優先度が設定されているものとす
る。また、定時通信メッセージ内に上記優先度を付して
通信するものとする。ステップS11で各設備コントロ
ーラ1B〜1Nは、タイマをセットする。ステップS1
8でホスト設備コントローラ1Aからの定時通信を受信
するのを待つ。
【0037】ステップS18で所定時間以上ホスト設備
コントローラ1Aからの定時通信がないと判定すると、
ホスト設備コントローラ1Aが停止していると判断し、
自分のホスト優先度を定時通信メッセージに対して送信
する。そして、既述のようにステップS14,S16,
S17でグローバルポイント4Bにデフォルト値を設定
してステップS11へ戻る。
【0038】ステップS18で定時通信メッセージを受
信した場合は、ステップS19でメッセージ内のホスト
優先度と自分のホスト優先度を比較し、自分のホスト優
先度が低い場合は、ステップS13で応答メッセージを
送信してステップS11へ戻る。また、自分の優先度が
高い場合は、応答メッセージは送信せず、ステップS1
4へ進んで、ホスト設備コントローラ1Aの定時通信機
能を代行する。ここで、ステップS11,S18は異常
検知手段を、ステップS19,S14,S16,S17
はホスト代行手段を構成している。
【0039】このようにして、ホスト設備コントローラ
1Aが停止している場合、動作している設備コントロー
ラ1B〜1Nの内、最もホスト優先度の高い設備コント
ローラがホスト設備コントローラとして定時通信機能を
代行し、その設備コントローラが停止した場合、次にホ
スト優先度が高い設備コントローラがホスト設備コント
ローラとして定時通信機能を代行することが可能とな
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1発明
では、設備コントローラのそれぞれに設備コントローラ
が管理する設備ポイントを、実際にその設備コントロー
ラに接続されたローカルポイントと、設備コントローラ
のすべてに共通なグローバルポイントと、特定の複数の
設備コントローラに共通な参照ポイントとに分割し、か
つ参照ポイントに対してそれが設備コントローラのいず
れのローカルポイントに対応するかを示すポイントテー
ブルを設け、このポイントテーブルに示された参照ポイ
ントの状態を通信により照会するようにしたため、参照
ポイントは特定の設備コントローラ間だけで必要な連動
のためのポイントにすることができ、すべての設備コン
トローラにグローバルポイントとして定義するよりも、
使用するメモリ量を低減し、かつ通信量を減少すること
ができる。
【0041】また、第2発明では、他の設備コントロー
ラへの通信に対して応答がないとき、この通信を発信し
た設備コントローラの持つポイントテーブルの該当する
ポイントを不定状態に設定するようにしたため、第1発
明の効果に加えて、不定状態に対応した連動動作をする
ことができる。
【0042】また、第3発明では、あらかじめ設定され
たホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コ
ントローラの動作状態を監視し、この監視により他の設
備コントローラの動作停止状態を検知するとグローバル
ポイントを不定状態に設定するようにしたため、第2発
明と同様の効果がある。
【0043】また、第4発明では、設備コントローラが
他の設備コントローラに対して参照ポイントの状態を照
会したとき、他の設備コントローラから応答がないと、
参照ポイントを不定状態に設定するようにしたため、第
2発明と同様の効果がある。
【0044】また、第5発明では、あらかじめ設定され
たホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コ
ントローラの動作状態を監視し、他の設備コントローラ
が所定時間以上定時通信を受信しないことを検知する
と、ホスト設備コントローラ以外のサブホスト設備コン
トローラがホスト設備コントローラの定時通信機能を代
行するようにしたため、ホスト設備コントローラが停止
した場合も、サブホスト設備コントローラによってビル
管理を続行することができる。
【0045】また、第6発明では、あらかじめ設定され
たホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コ
ントローラの動作状態を監視し、他の設備コントローラ
が所定時間以上定時通信を受信しないことを検知する
と、あらかじめ設備コントローラについて定められたホ
スト優先度の高い設備コントローラがホスト設備コント
ローラの定時通信機能を代行するようにしたため、すべ
ての設備コントローラが停止しない限り、ビル管理を続
行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す全体構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す管理ポイント
説明図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す参照ポイント
説明図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示すホスト設備コ
ントローラの動作説明図。
【図5】 この発明の実施の形態2を示すホスト設備コ
ントローラの動作フローチャート。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す参照ポイント
照会動作フローチャート。
【図7】 この発明の実施の形態4を示すホスト設備コ
ントローラの交代動作説明図。
【図8】 この発明の実施の形態4を示すホスト設備コ
ントローラの交代動作フローチャート。
【図9】 この発明の実施の形態5を示すホスト設備コ
ントローラの交代動作フローチャート。
【図10】 従来のビル管理装置を示す全体構成図。
【図11】 従来のビル管理装置を示す管理ポイント説
明図。
【図12】 従来のビル管理装置を示すローカルポイン
ト及びグローバルポイント説明図。
【符号の説明】
1A 設備コントローラ(ホスト設備コントローラ)、
1B 設備コントローラ(サブホスト設備コントロー
ラ)、1C〜1N 設備コントローラ、2 ネットワー
ク、3A〜3N 設備、4 ポイントテーブル、4A
ローカルポイント、4B グローバルポイント、4C
参照ポイント、5 参照ポイント定義表、S1〜S3
定時監視手段、S4 不定状態設定手段、S7〜S10
参照ポイント照会手段、S11,S12 異常検知手
段、S14〜S17 ホスト代行手段、S11,S18
異常検知手段、S19,S14,S16,S17 ホ
スト代行手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル内設備を制御する複数の設備コント
    ローラがネットワークを介して接続され、上記設備コン
    トローラは他の設備コントローラが制御する上記設備の
    状態変化に連動して自己の設備を管理する装置におい
    て、上記設備コントローラのそれぞれに設けられ、上記
    設備コントローラが管理する設備ポイントを、実際にそ
    の設備コントローラに接続されたローカルポイントと、
    上記設備コントローラのすべてに共通なグローバルポイ
    ントと、特定の複数の上記設備コントローラに共通な参
    照ポイントとに分割し、かつ上記参照ポイントに対して
    それが上記設備コントローラのいずれの上記ローカルポ
    イントに対応するかを示すポイントテーブルと、このポ
    イントテーブルに示された上記参照ポイントの状態を照
    会する通信手段とを備えたことを特徴とするビル管理装
    置。
  2. 【請求項2】 他の設備コントローラへの通信に対して
    応答がないとき、上記通信を発信した設備コントローラ
    の持つポイントテーブルの該当するポイントを不定状態
    に設定する不定状態設定手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のビル管理装置。
  3. 【請求項3】 あらかじめ設定されたホスト設備コント
    ローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状
    態を監視する監視手段と、この監視により上記他の設備
    コントローラの動作停止状態を検知するとグローバルポ
    イントに対し不定状態設定手段を動作させる定時監視手
    段を設けたことを特徴とする請求項2記載のビル管理装
    置。
  4. 【請求項4】 設備コントローラや他の設備コントロー
    ラに対して参照ポイントの状態を照会したとき、上記他
    の設備コントローラから応答がないと、上記参照ポイン
    トに対し不定状態設定手段を動作させる参照ポイント照
    会手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のビル管
    理装置。
  5. 【請求項5】 あらかじめ設定されたホスト設備コント
    ローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状
    態を監視する定時通信監視手段と、上記他の設備コント
    ローラが所定時間以上上記定時通信を受信しないことを
    検知する異常検知手段と、この異常検知手段が動作する
    と、上記ホスト設備コントローラ以外の特定のサブホス
    ト設備コントローラが上記ホスト設備コントローラの定
    時通信機能を代行するホスト代行手段を設けたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のビル管理装置。
  6. 【請求項6】 あらかじめ設定されたホスト設備コント
    ローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状
    態を監視する定時通信監視手段と、上記他の設備コント
    ローラが所定時間以上上記定時通信を受信しないことを
    検知する異常検知手段と、この異常検知手段が動作する
    と、あらかじめ上記設備コントローラについて定められ
    たホスト優先度の高い設備コントローラが上記ホスト設
    備コントローラの定時通信機能を代行するホスト代行手
    段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    のビル管理装置。
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