JP3641105B2 - ビル管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビル内設備を制御する設備コントローラが他の設備コントローラと連動して設備を管理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10〜図12は、例えば平成8年特許願第3587号に示された従来のビル管理装置を示す図で、図10は全体構成図、図11は管理ポイント説明図、図12はローカルポイント及びグローバルポイント説明図である。
【0003】
図10に示すように、中央監視装置11と複数の設備コントローラ1A〜1Nがイーサネット、ISDN等のネットワークによって接続され、各設備コントローラ1A〜1Nは、それに接続された設備制御器12により、ビル内の空調機等の設備3A〜3Nを制御し、それらの状態を監視している。また、例えば設備コントローラ1Aは、それぞれに接続された設備3A〜3Nの状態を、他の設備コントローラ1B〜1Nに通知することによって、他の設備コントローラ1B〜1Nに接続された設備の状態を変化に連動した制御を可能としている。
【0004】
従来のビル管理装置は上記のように構成され、次のようにして複数の設備コントローラ1A〜1N間の状態が通知される。
図11において、4は各設備コントローラ1A〜1Nが有するポイント番号表で、4Aは各設備コントローラ1A〜1Nの設備3A〜3Nのそれぞれに付けらたポイント番号で、これをローカルポイントと呼ぶ。また、4Bは設備コントローラ1A〜1Nのすべてに共通に用意されたポイント番号で、これをグローバルポイントと呼ぶ。
図12において、13はグローバルポイント4Bが、実際にどのローカルポイント4Aに対応するかを定義するグローバルポイント定義表である。
【0005】
例えば、設備コントローラ番号2のローカルポイント番号「000123」の設備の状態が変化したとき、設備コントローラ番号2の設備コントローラ(例えば設備コントローラ1Bとする)は、まずローカルポイント「000123」の変化を中央監視装置11に通知する。更に、グローバルポイント定義表13を検索し、該当するグローバルポイント「900001」を得て、グローバルポイント「900001」の変化を同報通信を用いてすべての設備コントローラ1A,1C〜1Nに通知する。
【0006】
これにより、設備コントローラ1B以外の設備コントローラ1A,1C〜1Nは、グローバルポイント「900001」の変化を検知することにより、設備コントローラ1Bのローカルポイント「000123」の変化に連動した制御が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のビル管理装置では、ローカルポイント4Aをグローバルポイント4Bとして定義しているため、特定の設備コントローラ間の連動制御にだけ必要なローカルポイント4Aでも、すべての設備コントローラ1A〜1Nのグローバルポイント4Bとして定義する必要があり、各設備コントローラ1A〜1Nでメモリ使用量が増大するばかりでなく、そのグローバルポイント4Bの通信量が増大するという問題点がある。
【0008】
また、設備コントローラ1A〜1Nが故障停止していた場合、その設備コントローラのローカルポイント4Aが定義されているグローバルポイント4Bは通知不能となり、そのグローバルポイント4Bと連動している設備コントローラは、正常な連動制御ができなくなるという問題点がある。
【0009】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、各設備コントローラの連動制御を、必要以上のメモリを実装することなく実行することができ、また設備コントローラが故障停止している場合も、それに対応した連動制御ができるようにしたビル管理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1発明に係るビル管理装置は、設備コントローラのそれぞれに設備コントローラが管理する設備ポイントを、実際にその設備コントローラに接続されたローカルポイントと、設備コントローラのすべてに共通なグローバルポイントと、特定の複数の設備コントローラに共通な参照ポイントとに分割し、かつ参照ポイントに対してそれが設備コントローラのいずれのローカルポイントに対応するかを示すポイントテーブルを設け、このポイントテーブルに示された参照ポイントの状態を通信により照会するようにしたものである。
【0011】
また、第2発明に係るビル管理装置は、第1発明のものにおいて、他の設備コントローラへの通信に対して応答がないとき、この通信を発信した設備コントローラの持つポイントテーブルの該当するポイントを不定状態に設定するようにしたものである。
【0012】
また、第3発明に係るビル管理装置は、第2発明のものにおいて、あらかじめ設定されたホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状態を監視し、この監視により他の設備コントローラの動作停止状態を検知するとグローバルポイントを不定状態に設定するようにしたものである。
【0013】
また、第4発明に係るビル管理装置は、第2発明のものにおいて、設備コントローラが他の設備コントローラに対して参照ポイントの状態を照会したとき、他の設備コントローラから応答がないと、参照ポイントを不定状態に設定するようにしたものである。
【0014】 また、第5発明に係るビル管理装置は、第1又は第2発明のものにおいて、あらかじめ設定されたホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状態を監視し、他の設備コントローラが所定時間以上定時通信を受信しないことを検知すると、ホスト設備コントローラ以外の特定のサブホスト設備コントローラがホスト設備コントローラの定時通信機能を代行するようにしたものである。
【0015】
また、第6発明に係るビル管理装置は、第1又は第2発明のものにおいて、あらかじめ設定されたホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状態を監視し、他の設備コントローラが所定時間以上定時通信を受信しないことを検知すると、あらかじめ設備コントローラについて定められたホスト優先度の高い設備コントローラがホスト設備コントローラの定時通信機能を代行するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3はこの発明の第1発明の一実施の形態を示す図で、図1は全体構成図、図2は管理ポイント説明図、図3は参照ポイント説明図である。
図1において、1A〜1Nは設備コントローラで、それぞれTCP/IP等のネットワーク2を介して接続されている。3A〜3Nはそれぞれの設備コントローラ1A〜1Nに接続された空調機等の設備である。
【0017】
図2において、4は設備コントローラ1A〜1N内で設備3A〜3Nの状態を管理するためのポイント番号を格納するポイント番号表からなるポイントテーブルである。すなわち、各設備3A〜3Nにはそれぞれポイント番号が付けられ、ポイント番号ごとに現在の信号の状態を記憶している。ここで、ローカルポイント4Aは設備コントローラ1A〜1Nに実際に接続されている設備3A〜3Nのポイント番号を示し、グローバルポイント4Bは全設備コントローラ1A〜1Nに共通なポイント番号を示す。
【0018】
更に、参照ポイント4Cは連動に必要な他の特定の設備コントローラ1A〜1Nの設備3A〜3Nのポイント番号を示す。
なお、グローバルポイント4Bは、例えば平成8年特許願第3587号に示されるように、同報通信によって各設備コントローラ1A〜1Nに通知され、信号の状態変化を取り込むことができる。なお、同報通信は、例えば特開平8−46635号公報に示されているように、あらかじめ設定されたグループの子局に対して、送信先から出力されたメッセージが、すべて送信される機能を持つものである。
【0019】
図3において、5は参照ポイント4Cの状態変化を取り込むための参照ポイント定義表からなるポイントテーブルであり、参照ポイント4Cに対する参照設備コントローラ番号及びローカルポイント4Aが格納されている。
【0020】
次に、この実施の形態の動作を説明する。
例えば、設備コントローラ1Aは、他の1B〜1Nの設備3A〜3Nの状態変化に連動し、自らの設備3A〜3Nを制御することにより、ビル内の種々の監視及び制御している。
例えば、設備コントローラ1Aは、その中に作成された参照ポイント定義表5を一定時間間隔で検索し、参照設備コントローラ番号に設定された設備コントローラ1B〜1Nに対し、そのローカルポイント番号の現在状態を照会するメッセージを送信する。
【0021】
このメッセージを受信した設備コントローラ1B〜1Nは、その設備3A〜3Nの現在状態を応答することにより、メッセージを送信した設備コントローラ1Aの参照ポイント定義表5に設定された参照ポイント4Cの信号状態を更新することが可能となる。
【0022】
このようにして、参照ポイント4Cを導入することによって、他の設備コントローラ1B〜1Nの信号と連動するために必要なポイントを、すべてグローバルポイント4Bとしてすべての設備コントローラ1A〜1Nに設定するよりも、少ないポイント数で他の設備コントローラ1B〜1Nとの連動が可能となるため、各設備コントローラ1A〜1Nでの管理ポイントに要する使用メモリ量を減少することが可能となる。
【0023】
実施の形態2.
図4及び図5はこの発明の第2及び第3発明の一実施の形態を示す図で、図4はホスト設備コントローラの動作説明図、図5はホスト設備コントローラの動作フローチャートであり、実施の形態1と同様の部分は同一符号により示す(以下の実施の形態も同じ)。なお、図1〜図3は実施の形態2にも共用する。
【0024】
図1に示す設備コントローラ1A〜1Nの内、例えば設備コントローラ1Bが停止していると、その設備コントローラ1Bに接続された設備3A〜3Nの信号状態の変化は、他の設備コントローラ1A,1C〜1Nから参照できなくなる。実施の形態2は、ボスト設備コントローラ1Aが設備コントローラ1B〜1Nの動作状態を監視することにより、停止している設備コントローラ1Bに接続された設備3A〜3Nの状態をデフォルト値(不定状態)にするものである。
【0025】
次に、この実施の形態の動作を説明する。
ステップS1でホスト設備コントローラ1Aは、図4に示すように他の全設備コントローラ1B〜1Nに対して、一定時間間隔で矢印Aで示すように、定時通信し、ステップS2でタイマをセットする。この定時通信に対して、設備コントローラ1B〜1Nは矢印Bで示すように、ホスト設備コントローラ1Aからの応答を受信することになる。
【0026】
ステップS3で上記応答通信が一定時間内にあったかを判定する。これにより、その設備コントローラ1Bが動作しているかを判定することができる。一定時間内に応答通信がない場合、ホスト設備コントローラ1Aは、その設備コントローラ1Bが停止していると判断し、ステップS4へ進んで、その設備コントローラ1Bの設備3A〜3Nが登録されているグローバルポイント4Bにデフォルト値を設定してステップS1へ戻る。そして、このデフォルト値は全設備コントローラ1B〜1Nに通知される。ここで、ステップS1〜S3は定時監視手段を、ステップS4は不定状態設定手段を構成している。
【0027】
このようにして、ホスト設備コントローラ1A以外の他の設備コントローラ1B〜1Nにデフォルト値が通知されるため、他の設備コントローラ1B〜1Nは、そのデフォルト値に対応した連動動作をすることが可能となる。例えば、セキュリティコントローラに接続されたカードリーダの警備状態に連動して照明を制御する場合、セキュリティコントローラが停止して、警備状態がデフォルト値のときは、スケジュール制御で照明を制御するというバックアップ制御をすることが可能となる。
【0028】
実施の形態3.
図6はこの発明の第2及び第4発明の一実施の形態を示す参照ポイント照会動作フローチャートである。なお、図1〜図3は実施の形態3にも共用する。
実施の形態3は実施の形態2を参照ポイント4Cの照会に適用したものである。
【0029】
次に、この実施の形態の動作を説明する。
ステップS7で例えば設備コントローラ1Aは、参照ポイント4Cを更新するために、他の設備コントローラ1B〜1Nに参照ポイント4Cの照会通信をする。ステップS8,S9で図5のステップと同様に、一定時間内に応答通信がない場合、ステップS10へ進んでその設備コントローラ1Aの持つポイントテーブル4の参照ポイント4Cにデフォルト値を設定する。ここで、ステップS7〜S10は参照ポイント照会手段を構成している。
【0030】
このようにして、他の設備コントローラ1B〜1Nにデフォルト値が通知されるため、実施の形態2と同様に、そのデフォルト値に対応した連動動作をすることが可能となる。
【0031】
実施の形態4.
図7及び図8はこの発明の第5発明の一実施の形態を示す図で、図7はホスト設備コントローラの交代動作説明図、図8はホスト設備コントローラの交代動作フローチャートである。なお、図1〜図3は実施の形態4にも共用する。
実施の形態4は、ホスト設備コントローラ1A自身が停止している場合に対処するものである。
【0032】
次に、この実施の形態の動作を説明する。ここでは、設備コントローラ1Bはサブホスト設備コントローラに設定されているものとする。
ステップS11でサブボスト設備コントローラ1Bは、タイマをセットする。ステップS12でホスト設備コントローラ1Aからの定時通信を受信するのを待つ。定時通信を受信すれば、ステップS13で応答メッセージを送信してステップS11へ戻る。
【0033】
ステップS12で一定時間以上ホスト設備コントローラ1Aからの定時通信がないと判定するとサブボスト設備コントローラ1Bはホスト設備コントローラ1Aが停止していると判断し、ホスト設備コントローラ1Aの定時通信機能を交代する。すなわち、図7に示すようにステップS14〜S17(図5のステップS1〜S4と同じ)で、他の設備コントローラ1C〜1Nに対して定時通信し、グローバルポイント4Bにデフォルト値を設定してステップS11へ戻る。そして、このデフォルト値は全設備コントローラ1B〜1Nに通知される。ここで、ステップS11,S12は異常検知手段を、ステップS14〜S17はホスト代行手段と構成している。
【0034】
このようにして、ホスト設備コントローラ1A自身が停止している場合も、サブボスト設備コントローラ1Bがホスト設備コントローラ1Aと交代して定時通信機能を行うため、実施の形態2と同様に、そのデフォルト値に対応した連動動作をすることが可能となる。
【0035】
実施の形態5.
図9はこの発明の第6発明の一実施の形態を示すホスト設備コントローラの交代動作フローチャートである。なお、図1〜図3は実施の形態5にも共用する。実施の形態5はホスト設備コントローラ1A及びサブボスト設備コントローラ1Bが共に動作停止している場合に対処するものである。
【0036】
次に、この実施の形態の動作を説明する。ここでは、各設備コントローラ1A〜1Nにホスト設備コントローラになる優先度が設定されているものとする。また、定時通信メッセージ内に上記優先度を付して通信するものとする。
ステップS11で各設備コントローラ1B〜1Nは、タイマをセットする。ステップS18でホスト設備コントローラ1Aからの定時通信を受信するのを待つ。
【0037】
ステップS18で所定時間以上ホスト設備コントローラ1Aからの定時通信がないと判定すると、ホスト設備コントローラ1Aが停止していると判断し、自分のホスト優先度を定時通信メッセージに対して送信する。そして、既述のようにステップS14,S16,S17でグローバルポイント4Bにデフォルト値を設定してステップS11へ戻る。
【0038】
ステップS18で定時通信メッセージを受信した場合は、ステップS19でメッセージ内のホスト優先度と自分のホスト優先度を比較し、自分のホスト優先度が低い場合は、ステップS13で応答メッセージを送信してステップS11へ戻る。また、自分の優先度が高い場合は、応答メッセージは送信せず、ステップS14へ進んで、ホスト設備コントローラ1Aの定時通信機能を代行する。ここで、ステップS11,S18は異常検知手段を、ステップS19,S14,S16,S17はホスト代行手段を構成している。
【0039】
このようにして、ホスト設備コントローラ1Aが停止している場合、動作している設備コントローラ1B〜1Nの内、最もホスト優先度の高い設備コントローラがホスト設備コントローラとして定時通信機能を代行し、その設備コントローラが停止した場合、次にホスト優先度が高い設備コントローラがホスト設備コントローラとして定時通信機能を代行することが可能となる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明の第1発明では、設備コントローラのそれぞれに設備コントローラが管理する設備ポイントを、実際にその設備コントローラに接続されたローカルポイントと、設備コントローラのすべてに共通なグローバルポイントと、特定の複数の設備コントローラに共通な参照ポイントとに分割し、かつ参照ポイントに対してそれが設備コントローラのいずれのローカルポイントに対応するかを示すポイントテーブルを設け、このポイントテーブルに示された参照ポイントの状態を通信により照会するようにしたため、参照ポイントは特定の設備コントローラ間だけで必要な連動のためのポイントにすることができ、すべての設備コントローラにグローバルポイントとして定義するよりも、使用するメモリ量を低減し、かつ通信量を減少することができる。
【0041】
また、第2発明では、他の設備コントローラへの通信に対して応答がないとき、この通信を発信した設備コントローラの持つポイントテーブルの該当するポイントを不定状態に設定するようにしたため、第1発明の効果に加えて、不定状態に対応した連動動作をすることができる。
【0042】
また、第3発明では、あらかじめ設定されたホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状態を監視し、この監視により他の設備コントローラの動作停止状態を検知するとグローバルポイントを不定状態に設定するようにしたため、第2発明と同様の効果がある。
【0043】
また、第4発明では、設備コントローラが他の設備コントローラに対して参照ポイントの状態を照会したとき、他の設備コントローラから応答がないと、参照ポイントを不定状態に設定するようにしたため、第2発明と同様の効果がある。
【0044】
また、第5発明では、あらかじめ設定されたホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状態を監視し、他の設備コントローラが所定時間以上定時通信を受信しないことを検知すると、ホスト設備コントローラ以外のサブホスト設備コントローラがホスト設備コントローラの定時通信機能を代行するようにしたため、ホスト設備コントローラが停止した場合も、サブホスト設備コントローラによってビル管理を続行することができる。
【0045】
また、第6発明では、あらかじめ設定されたホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状態を監視し、他の設備コントローラが所定時間以上定時通信を受信しないことを検知すると、あらかじめ設備コントローラについて定められたホスト優先度の高い設備コントローラがホスト設備コントローラの定時通信機能を代行するようにしたため、すべての設備コントローラが停止しない限り、ビル管理を続行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す全体構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す管理ポイント説明図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す参照ポイント説明図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示すホスト設備コントローラの動作説明図。
【図5】 この発明の実施の形態2を示すホスト設備コントローラの動作フローチャート。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す参照ポイント照会動作フローチャート。
【図7】 この発明の実施の形態4を示すホスト設備コントローラの交代動作説明図。
【図8】 この発明の実施の形態4を示すホスト設備コントローラの交代動作フローチャート。
【図9】 この発明の実施の形態5を示すホスト設備コントローラの交代動作フローチャート。
【図10】 従来のビル管理装置を示す全体構成図。
【図11】 従来のビル管理装置を示す管理ポイント説明図。
【図12】 従来のビル管理装置を示すローカルポイント及びグローバルポイント説明図。
【符号の説明】
1A 設備コントローラ(ホスト設備コントローラ)、1B 設備コントローラ(サブホスト設備コントローラ)、1C〜1N 設備コントローラ、2 ネットワーク、3A〜3N 設備、4 ポイントテーブル、4A ローカルポイント、4B グローバルポイント、4C 参照ポイント、5 参照ポイント定義表、S1〜S3 定時監視手段、S4 不定状態設定手段、S7〜S10 参照ポイント照会手段、S11,S12 異常検知手段、S14〜S17 ホスト代行手段、S11,S18 異常検知手段、S19,S14,S16,S17 ホスト代行手段。
Claims (6)
- ビル内設備を制御する複数の設備コントローラがネットワークを介して接続され、上記設備コントローラは他の設備コントローラが制御する上記設備の状態変化に連動して自己の設備を管理する装置において、上記設備コントローラのそれぞれに設けられ、上記設備コントローラが管理する設備ポイントを、実際にその設備コントローラに接続されたローカルポイントと、上記設備コントローラのすべてに共通なグローバルポイントと、特定の複数の上記設備コントローラに共通な参照ポイントとに分割し、かつ上記参照ポイントに対してそれが上記設備コントローラのいずれの上記ローカルポイントに対応するかを示すポイントテーブルと、このポイントテーブルに示された上記参照ポイントの状態を照会する通信手段とを備えたことを特徴とするビル管理装置。
- 他の設備コントローラへの通信に対して応答がないとき、上記通信を発信した設備コントローラの持つポイントテーブルの該当するポイントを不定状態に設定する不定状態設定手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のビル管理装置。
- あらかじめ設定されたホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状態を監視する監視手段と、この監視により上記他の設備コントローラの動作停止状態を検知するとグローバルポイントに対し不定状態設定手段を動作させる定時監視手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のビル管理装置。
- 設備コントローラや他の設備コントローラに対して参照ポイントの状態を照会したとき、上記他の設備コントローラから応答がないと、上記参照ポイントに対し不定状態設定手段を動作させる参照ポイント照会手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のビル管理装置。
- あらかじめ設定されたホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状態を監視する定時通信監視手段と、上記他の設備コントローラが所定時間以上上記定時通信を受信しないことを検知する異常検知手段と、この異常検知手段が動作すると、上記ホスト設備コントローラ以外の特定のサブホスト設備コントローラが上記ホスト設備コントローラの定時通信機能を代行するホスト代行手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のビル管理装置。
- あらかじめ設定されたホスト設備コントローラが定時通信により他の設備コントローラの動作状態を監視する定時通信監視手段と、上記他の設備コントローラが所定時間以上上記定時通信を受信しないことを検知する異常検知手段と、この異常検知手段が動作すると、あらかじめ上記設備コントローラについて定められたホスト優先度の高い設備コントローラが上記ホスト設備コントローラの定時通信機能を代行するホスト代行手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のビル管理装置。
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