JPH05250281A - Lanシステムにおける時刻合わせ方式 - Google Patents

Lanシステムにおける時刻合わせ方式

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JPH05250281A
JPH05250281A JP4048311A JP4831192A JPH05250281A JP H05250281 A JPH05250281 A JP H05250281A JP 4048311 A JP4048311 A JP 4048311A JP 4831192 A JP4831192 A JP 4831192A JP H05250281 A JPH05250281 A JP H05250281A
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JP
Japan
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time
data packet
lan
managed
time data
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JP4048311A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Hasebe
則幸 長谷部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】LANに接続されている複数のホストマシーン
の時刻の一元管理が簡単に行え、且つ時差による障害発
生がないようにする。 【構成】相互にバックアップ可能な時計装置2,3をL
AN1に接続し、例えば時計装置2をマスタとして同装
置2にて基準時刻を管理し、一定時間毎に時刻データパ
ケットをLAN1を介して同時通報することで、ホスト
マシーン4,5およびスレーブとしての時計装置3に通
知する構成とする。ホストマシーン4,5内の各時刻更
新部11および時計装置3は、時計装置2からの時刻デ
ータパケットの示す時刻により、必要があれば自身の管
理する時刻を更新する。もし、一定時間が経過しても新
たな時刻データパケットが送出されなければ、スレーブ
側の時計装置3はマスタに切り替わり、自身の管理する
時刻を時刻データパケットとして同時通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数のホストマシー
ンがLAN(ローカルエリアネットワーク)を介して相
互に通信を行うことによりシステムの協調を計っている
LANシステムに係り、特にLANに接続されている複
数のホストマシーンの時刻の一元管理に好適な時刻合わ
せ方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のLANシステム、即ち複
合ホストマシーンシステムでは、それぞれのホストマシ
ーンで独自に時刻管理を実施したり、特定のホストマシ
ーンが基準時刻を管理しており、必要が生じた場合に他
のホストマシーンへ時刻の通知をしていた。これによ
り、LANで接続されたシステム全体の時刻の一元管理
を実施していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、時刻の更新を実施する場合において、基準時刻を管
理している特定のホストマシーンより他の各ホストマシ
ーンへ特定の時刻に通知していた。しかし、この方式で
は、システムの規模が大きくなってくると、時刻更新の
タイミングによるホストマシーン間での時間差が生じる
ため、例えばシステム協調による分散処理の制御が行え
ないといった不具合を招く欠点があった。また、基準時
刻を管理しているホストマシーンに不具合があった場合
には、LANに接続されたシステム全体の時刻の一元管
理が不可能となっていた。
【0004】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
でその目的は、LANに接続されている複数のホストマ
シーンの時刻の一元管理が簡単に行えるLANシステム
における時刻合わせ方式を提供することにある。
【0005】この発明の他の目的は、LANを介して相
互に情報交換しながら協調を計っているホストマシーン
間の時差による障害の発生が防止できるLANシステム
における時刻合わせ方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成
は、複数のホストマシーンがLANを介して相互に通信
を行うことによりシステムの協調を計るLANシステム
において、基準時刻を管理して、一定時間毎に時刻を通
知するための同時通報用の時刻データパケットをLAN
上に送出する時計装置をLANに接続すると共に、この
時計装置から送出された時刻データパケットを各ホスト
マシーンで受信して同パケットの示す時刻をもとにその
ホストマシーンで管理している時刻を更新する時刻更新
手段を設け、時計装置が管理する時刻により各ホストマ
シーンの時刻を一元管理するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0007】また、この発明の第2の構成は、LANに
接続される時計装置を複数設け、そのうちの1つをマス
タ時計装置として位置付けて上記第1の構成と同様の時
刻データパケット送出を行わせると共に、残りをスレー
ブ時計装置として位置付けて、バックアップ可能な構成
とすることも特徴とする。このスレーブ時計装置は、マ
スタ時計装置から送出された時刻データパケットを受信
して同パケットの示す時刻をもとに自身で管理している
時刻を更新し、同パケットの示す時刻が異常である場合
には、自身の時刻を異常通知のための時刻データパケッ
トとして同時通報する機能を備え、更に、一定時間の間
にマスタ時計装置から時刻データパケットが送出されな
かった場合には自身がマスタに切り替わり、自身の管理
している時刻を時計装置切替通知のための時刻データパ
ケットとして同時通報する機能をも備える。この第2の
構成では、特定のホストマシーンで受信された時刻デー
タパケットが異常通知のための時刻データパケットであ
る場合に、同パケットの示す時刻と自身で管理している
時刻をもとにマスタ時計装置が異常であるかを判別し、
この判別結果をもとにマスタ時計装置を切り替える切替
手段も設けられる。
【0008】
【作用】上記の第1の構成において、LANに接続され
た時計装置は基準時刻を管理しており、一定時間毎にL
AN上に時刻を通知するための同時通報用のパケット
(時刻データパケット)を送出する。各ホストマシーン
の時刻更新手段は、時計装置からLAN上に送出された
時刻データパケットを受信すると、同パケットの示す時
刻とそのホストマシーンで管理している時刻とを照合
し、必要があれば自身の時刻を時刻データパケットの示
す時刻で更新する。これにより、LANシステム全体で
常に時刻が一元化される。
【0009】次に、上記の第2の構成において、スレー
ブ時計装置は、マスタ時計装置から送出された時刻デー
タパケットを受信すると、自身の管理している時刻と比
較して、時刻差が所定時間内であれば、時刻データパケ
ットの示す時刻で自身の時刻を更新する。これに対し、
時刻差が所定時間を超えている場合には、前回の時刻通
知からの経過時間からみて自身の管理している時刻が正
しいか否かを判断し、自身の管理している時刻が明らか
に正しい場合には、自身の管理している時刻を時刻デー
タパケットとして同時通報する。この時刻データパケッ
トには、マスタとの間で時差が生じている旨の状態情報
が含まれ、異常通知が可能なようになっている。
【0010】システム内の特定のホストマシーンは、こ
の異常通知用の時刻データパケットを受信すると、同パ
ケットの示す時刻と自身で管理している時刻とを比較し
て、その比較結果により、マスタ時計装置または同パケ
ットを送出したスレーブ時計装置のいずれが異常である
かを判別し、マスタ時計装置が異常であるならばマスタ
時計装置の切り替えを実施する。
【0011】また第2の構成において、スレーブ時計装
置は、マスタ時計装置からの時刻データパケット送出を
監視しており、一定時間が経過してもマスタ時計装置か
ら時刻データパケットが送出されなかった場合には、現
在のマスタ時計装置(それまで時刻管理を実施していた
時計装置)が異常であると判断し、自身がマスタに切り
替わり、自身の管理している時刻を同時通報用の時刻デ
ータパケットとしてLAN上に送出する。この時刻デー
タパケットには、マスタ時計装置が切り替わったことを
示す状態情報が含まれており、バックアップされたこと
も通知される。
【0012】
【実施例】図1はこの発明を適用するLANシステムの
一実施例を示すブロック構成図である。
【0013】図1において、1はLANであり、後述す
る時計装置2,3およびホストマシーン4,6等を相互
接続するためのデータ伝送路である。このLAN1は、
ISO8802−3を始め、ISO8802−5、IS
O8802−4、ISO9314等である。
【0014】2,3は基準時刻を管理する時計装置であ
り、LAN1に接続されている。時計装置2,3は、相
互にバックアップの機能を有しており、マスタ時計装置
となるマスタモードとスレーブ時計装置となるスレーブ
モードとの2種のモードを持つ。時計装置2,3の一方
がマスタモードの場合、他方はスレーブモードとなる。
【0015】時計装置2,3は、マスタモードでは、L
ANシステム全体の時刻を一元管理するために、自身が
管理している時刻を通知するためのデータパケット(以
下、時刻データパケットと称する)を一定時間毎にLA
N1上に送出するように構成されている。この時刻デー
タパケットは同時通報パケットであり、そのフォーマッ
トについては後述する。
【0016】また時計装置2,3は、スレーブモードで
は、マスタモードの時計装置(マスタ時計装置)から送
出された時刻データパケットを受信して同パケットの示
す時刻をもとに自身で管理している時刻を更新し、同パ
ケットの示す時刻が異常である場合には、自身の時刻を
異常通知のための時刻データパケットとして同時通報す
るように構成されている。更に時計装置2,3は、この
スレーブモードにおいて、マスタ時計装置からの時刻デ
ータパケット送出を監視し、一定時間の間に時刻データ
パケットが送出されなかった場合には自身がマスタ時計
装置に切り替わり、自身の管理している時刻を時計装置
切替通知のための時刻データパケットとして同時通報す
るように構成されている。
【0017】4,5はLAN1に接続されたホストマシ
ーンである。ホストマシーン4,5は各々独自に業務処
理を行うが、時刻については、LANシステム全体で協
調を計るため、LAN1上に送出された時刻データパケ
ットを受信した際に同パケットの示す時刻をもとに自身
の時刻を更新する時刻更新部11を持つ。ホストマシー
ン4,5のうちの1つ、例えばホストマシーン4はシス
テム全体の管理をするようになっており、切替部12を
持つ。この切替部12は、受信した時刻データパケット
が異常通知のための時刻データパケットである場合に、
同パケットの示す時刻と自身で管理している時刻をもと
にマスタ時計装置が異常であるかを判別し、この判別結
果をもとにマスタ時計装置を切り替えるものである。
【0018】図2は上記時刻データパケットのフォーマ
ットを示す。図に示すように、時刻データパケットは、
宛先(送信先)を示す宛先アドレス(デスティネーショ
ンアドレス)DAと、発信元(送信元)を示す発信元ア
ドレス(ソースアドレス)SAと、テキスト部の各フィ
ールドを持つ。この時刻データパケットは同時通報パケ
ットであり、したがって宛先アドレスDAには、(個別
アドレスでなくて)同時通報アドレス(同報アドレス)
が用いられる。
【0019】時刻データパケットのテキスト部は、時刻
データが設定される時刻データ部と、その時刻データの
状態やその時刻データの発信元時計装置の状態等を通知
するための状態情報が設定される状態通知部とから構成
される。
【0020】次に、図1のLANシステムにおける時刻
合わせ動作を、図3乃至図5のフローチャートを参照し
て説明する。なお、図3はスレーブ時計装置の処理手順
を示すフローチャート、図4はマスタ時計装置の処理手
順を示すフローチャート、図5はホストマシーン4内の
切替部12の処理手順を示すフローチャートである。
【0021】まずオペレータが時計装置2,3のうちの
いずれか1つ、例えば時計装置2の電源を投入し、更に
現在時刻の設定を実施すると、時計装置2はマスタモー
ドとなり、マスタ時計装置として動作する。即ち時計装
置2は、現在時刻が設定されると、以後は、自身の時刻
管理機能により時刻の自動更新を行い、システム全体の
基準時刻の管理を行う。
【0022】時計装置(マスタ時計装置)2は、図4の
フローチャートに従い、一定時間毎に図2に示すフォー
マットの時刻データパケットをLAN1に送出する(ス
テップS11,S12)。この時計装置2からの時刻デ
ータパケットはLAN1上の全装置宛ての同時通報パケ
ットであり、LAN1上の他の全ての装置、即ち時計装
置3およびホストマシーン4,5にて同時に受信され
る。
【0023】ホストマシーン4,5は、電源が投入され
ると、独自の時刻にて運転が開始されるが、LANシス
テム全体で協調を計るため、上記の時刻データパケット
を受信すると、同パケットの示す時刻により以下に述べ
る時刻合わせを行う。
【0024】まず、時計装置2からの時刻データパケッ
トの時刻データ部には、時計装置2自身が管理している
時刻(パケット送出時の時刻)が設定されている。そこ
でホストマシーン4,5では、時計装置2により送出さ
れたLAN1上の時刻データパケットを受信すると、同
マシーン4,5内の時刻更新部11が、受信パケットの
時刻データ部に設定されている時刻(即ち、時計装置2
から通知された時刻)と、自身の管理している時刻との
照合を行い、自身が管理する時刻の単位に応じ、必要が
あれば自身が管理している時刻を更新する。例えば、時
計装置2が送出する時刻データパケットの示す時刻の単
位が100ミリ秒で、ホストマシーン4,5の管理する
時刻の単位が1秒である場合には、秒の値が切り替わる
場合だけ、ホストマシーン4,5側の時刻が更新され
る。このようにして、ホストマシーン4,5の管理して
いる時刻は、最初にオペレータにより時刻設定された時
計装置2の時刻を基準時刻として一元化される。
【0025】一方、時計装置3は、電源が投入される
と、(時計装置2とは異なって現在時刻の設定が実施さ
れないものとすると)初期化されてスレーブモードとな
る。この場合、時計装置3は、スレーブ時計装置として
図3のフローチャートに従う動作を行う。
【0026】まず時計装置(スレーブ時計装置)3は、
マスタ時計装置から一定時間内に時刻データパケットが
送出されない異常を検出するために、タイマ(図示せ
ず)を起動する(ステップS1)。そして時計装置3
は、タイムアウトとなる前に、時刻データパケットを受
信したか否かを調べる(ステップS2,S3)。
【0027】もし、タイムアウトとなる前に、即ち一定
時間内に時刻データパケットを受信した場合には、時計
装置3は、同パケットの時刻データ部に設定されている
時刻(時計装置2から通知された時刻)と、自身の管理
している時刻とを比較し(ステップS4)、所定値以上
の時刻差があるか否かを調べる(ステップS5)。
【0028】もし、所定値以上の時刻差がない場合に
は、時計装置3は、受信パケットの示す時刻は正常であ
るものと判断し、その時刻により、自身の管理している
時刻を更新する(ステップS6)。このようにして、ス
レーブ側の時計装置3の管理する時刻も、マスタ側の時
計装置2の時刻を基準時刻として一元化される。
【0029】これに対し、所定値以上の時刻差がある場
合には、時計装置3は、前回の時刻通知からの経過時間
を考慮して、今回通知された時刻と自身の管理している
時刻とのいずれが正しいかを調べる(ステップS7)。
【0030】そして時計装置3は、自身の管理している
時刻が明らかに正しいと判断した場合には、自身の管理
している時刻を図2に示すフォーマットの時刻データパ
ケットとして、LAN1を介して同時通報する(ステッ
プS8)。この時計装置(スレーブ時計装置)3からの
時刻データパケットの状態通知部には、マスタ時計装置
とスレーブ時計装置の間で時刻差が生じている旨の異常
状態通知データが設定されており、時刻異常が通知され
る。なお、自身の管理している時刻が正しいと判断でき
ない場合には、時計装置3は、受信パケットの示す時刻
により、自身の管理している時刻を更新する(ステップ
S6)
【0031】さて、システム全体を管理するホストマシ
ーン4の時刻更新部11は、同マシーン4で受信された
時刻データパケットが上記した時刻異常を通知するパケ
ット(時刻異常通知を兼ねた時刻データパケット)であ
った場合、同マシーン4内の切替部12を起動する。こ
れにより切替部12は、図5のフローチャートに従う動
作を行う。
【0032】まずホストマシーン4内の切替部12は、
時刻異常を通知する時刻データパケットの示す時刻(ス
レーブ側の時計装置3の管理する時刻)とホストマシー
ン4の管理している時刻とを比較し(ステップS2
1)、所定値以上の時刻差があるか否かを調べる(ステ
ップS22)。
【0033】もし、所定値以上の時刻差がない場合に
は、切替部12は、時刻異常を通知するパケットを送出
した時計装置(スレーブ時計装置)3の管理する時刻は
正しく、現在のマスタ時計装置である時計装置2の管理
する時刻は正しくない(即ち、それまで時刻管理を実施
していた時計装置2は異常である)ものと判断し、時計
装置3に対してマスタ時計装置(マスタモード)となる
ように指示するパケットをLAN1を介して送ることに
より、マスタ時計装置の切り替えを行う(ステップS2
3)。この際、切替部12は、時計装置2に対し、マス
タモードを解除する指示を与える。
【0034】これに対し、ステップS22で所定値以上
の差があるものと判断した場合には、切替部12は、時
刻異常を通知するパケットを送出した時計装置(スレー
ブ時計装置)3の管理する時刻とホストマシーン4の管
理する時刻のいずれが正しいかを調べる(ステップS2
4)。もし、時計装置(スレーブ時計装置)3の管理す
る時刻が正しいならば、切替部12は上記したマスタ時
計装置の切り替え(ステップS23)を行う。また、ホ
ストマシーン4の管理する時刻が正しいならば、切替部
12は、時刻異常を通知した時計装置(スレーブ時計装
置)3が異常であるものとして、マスタ時計装置の切り
替えを行わない。
【0035】ここで、前記した時計装置(スレーブ時計
装置)3の動作に戻ると、時計装置3は、タイマアウト
となっても、即ち一定時間が経過しても時刻データパケ
ットを受信しなかった場合には、それまで時刻管理を実
施していた時計装置(マスタ時計装置)2の異常を判断
し、マスタ時計装置への切り替えを行う(ステップS
9)。このステップS9では、時計装置3は、自身の管
理している時刻を図2に示すフォーマットの時刻データ
パケットとして、LAN1を介して同時通報する。この
時計装置3からの時刻データパケットの状態通知部に
は、マスタ時計装置が切り替わりバックアップされた旨
の時計装置切替通知データが設定されており、マスタ時
計装置の切り替えが通知される。以後、時計装置3がマ
スタ時計装置となってシステム全体の時刻管理を行う。
【0036】なお、図3のフローチャートでは示されて
いないが、スレーブ時計装置は、受信した時刻データパ
ケット自体が異常(例えば、時刻データ部に設定された
時刻データの形式の異常など)の場合にも、上記したス
テップS9のマスタ時計装置切り替えを行う。上記した
図1のLANシステムにおける時刻合わせにより、次の
ような効果が得られる。 (1)LANシステム全体で常に時刻が一元化されてお
り、特に分散処理などで要求されるシステムの協調を計
ることが容易になる。 (2)専用の装置(時計装置)により一定時間毎に時刻
が同時通報されるため、時刻設定のタイミングずれによ
る不具合の発生がなくなる。 (3)ホストマシーンの不具合による時刻管理中断の問
題がなくなる。 (4)相互にバックアップ可能な2台の時計装置(2,
3)により時刻管理が実施されるため、信頼性が著しく
向上する。 (5)上記の2台の時計装置は、LAN接続となるため
に遠隔に配置することも可能であり、災害対策にもな
る。 (6)ホストマシーンが2台以上になっても、時計装置
は勿論、全てのホストマシーンにおいてもソフトウェア
およびハードウェアの改造を一切必要としない。 (7)一元化された時刻管理を必要とするLANシステ
ムへのホストマシーンの組み込みおよび取り外しが容易
となる。 なお、前記実施例では、時計装置を2台設けた場合につ
いて説明したが、バックアップを必要としないシステム
では、時計装置1台でも実施可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
LANに接続される時計装置を設け、この時計装置によ
り基準時刻を管理し、一定時間毎に時刻を通知するため
の同時通報用の時刻データパケットをLAN上に送出す
ると共に、時計装置から送出された時刻データパケット
を各ホストマシーンで受信して同パケットの示す時刻を
もとにそのホストマシーンで管理している時刻を更新す
る構成としたので、次に列挙する効果を得ることができ
る。 (1)LANに接続されている複数台のホストマシーン
の時刻が簡単に一元管理できる。
【0038】(2)専用の時計装置により一定時間毎に
時刻が同時通報されるため、LANを介して相互に情報
交換をしながら協調を計っているホストマシーン間の時
刻設定のタイミングずれ(時刻差)による不具合の発生
がなくなる。 (3)時刻を共有する場合、ホストマシーンに不具合が
生じても、LANシステム全体の時刻管理には何ら影響
しない。 (4)時計装置を複数設けて相互にバックアップ可能な
構成とした場合には、時刻管理の信頼性が著しく向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用するLANシステムの一実施例
を示すブロック構成図。
【図2】同実施例で適用される時刻データパケットのフ
ォーマットを示す図。
【図3】同実施例におけるスレーブ時計装置の処理手順
を示すフローチャート。
【図4】同実施例におけるマスタ時計装置の処理手順を
示すフローチャート。
【図5】同実施例における切替部12の処理手順を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1…LAN、2,3…時計装置、4,5…ホストマシー
ン、11…時刻更新部、12…切替部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホストマシーンがLAN(ローカ
    ルエリアネットワーク)を介して相互に通信を行うこと
    によりシステムの協調を計るLANシステムにおいて、 前記LANに接続された時計装置であって、基準時刻を
    管理して、一定時間毎に時刻を通知するための同時通報
    用の時刻データパケットを前記LAN上に送出する時計
    装置と、 前記時計装置から送出された時刻データパケットを前記
    各ホストマシーンで受信して同パケットの示す時刻をも
    とにそのホストマシーンで管理している時刻を更新する
    時刻更新手段とを具備し、 前記時計装置が管理する時刻により前記各ホストマシー
    ンの時刻を一元管理するようにしたことを特徴とするL
    ANシステムにおける時刻合わせ方式。
  2. 【請求項2】 複数のホストマシーンがLAN(ローカ
    ルエリアネットワーク)を介して相互に通信を行うこと
    によりシステムの協調を計るLANシステムにおいて、 前記LANに接続された複数の時計装置であって、1つ
    の装置だけが設定されるマスタモードと残りの装置が設
    定されるスレーブモードの2つのモードを有し、前記マ
    スタモードでは、基準時刻を管理して、一定時間毎に時
    刻を通知するための同時通報用の時刻データパケットを
    前記LAN上に送出し、前記スレーブモードでは、前記
    マスタモードの時計装置から送出された時刻データパケ
    ットを受信して同パケットの示す時刻をもとに自身で管
    理している時刻を更新し、同パケットの示す時刻が異常
    である場合には、自身の時刻を異常通知のための時刻デ
    ータパケットとして同時通報する時計装置と、 前記時計装置から送出された時刻データパケットを前記
    各ホストマシーンで受信して同パケットの示す時刻をも
    とにそのホストマシーンで管理している時刻を更新する
    時刻更新手段と、 特定の前記ホストマシーンで受信された時刻データパケ
    ットが前記異常通知のための時刻データパケットである
    場合に、同パケットの示す時刻と自身で管理している時
    刻をもとに前記マスタモードの時計装置が異常であるか
    を判別し、この判別結果をもとにマスタモードの時計装
    置を切り替える切替手段とを具備し、 前記時計装置が管理する時刻により前記各ホストマシー
    ンの時刻を一元管理するようにしたことを特徴とするL
    ANシステムにおける時刻合わせ方式。
  3. 【請求項3】 前記時計装置は、前記スレーブモードで
    は、前記マスタモードの時計装置からの時刻データパケ
    ット送出を監視し、一定時間の間に前記マスタモードの
    時計装置から時刻データパケットが送出されなかった場
    合にはマスタモードに切り替わり、自身の管理している
    時刻を時計装置切替通知のための時刻データパケットと
    して同時通報することを特徴とする請求項2記載のLA
    Nシステムにおける時刻合わせ方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001125878A (ja) * 1999-10-29 2001-05-11 Nec Corp クラスタ型計算機システム
WO2002082807A1 (fr) * 2001-03-30 2002-10-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Televiseur numerique
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