JP2000253027A - データ通信方法及び装置 - Google Patents
データ通信方法及び装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 親局の障害時にも子局同士の通信を可能とす
る。 【解決手段】 通常状態では、親局は一定周期毎に子局
1、2、…Nに送信データがあるか否かを確かめるた
め、順次ポーリングを行い、各子局は親局又は他の子局
に送信したいデータがある場合に親局に対して送信を行
う。親局は受信したデータが自局宛であればデータを取
り込み、他の子局宛ならば受信したデータを宛先の子局
に対して送信する。親局故障又は親局との間の通信路障
害が発生した場合は、何れかの子局が送信と受信の接続
を切り替えて、それぞれまでの親局に代わる親局として
他の子局に対するポーリングを行い通信の仲介を行う。
る。 【解決手段】 通常状態では、親局は一定周期毎に子局
1、2、…Nに送信データがあるか否かを確かめるた
め、順次ポーリングを行い、各子局は親局又は他の子局
に送信したいデータがある場合に親局に対して送信を行
う。親局は受信したデータが自局宛であればデータを取
り込み、他の子局宛ならば受信したデータを宛先の子局
に対して送信する。親局故障又は親局との間の通信路障
害が発生した場合は、何れかの子局が送信と受信の接続
を切り替えて、それぞれまでの親局に代わる親局として
他の子局に対するポーリングを行い通信の仲介を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信方法及
び装置に関し、特に、マルチドロップネットワークにお
けるポーリング機能を有するデータ通信方法及び装置に
関する。
び装置に関し、特に、マルチドロップネットワークにお
けるポーリング機能を有するデータ通信方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチドロップネットワークに複
数の局を接続し、全ての局間においてデータ通信を行う
データ通信方式は、ある1個の局を親局としその他を子
局として、親局が順次子局にポーリングをかけ、各子局
は自局がポーリングされた際に親局にデータ送信し、親
局は子局から受信したデータを宛先の子局に送信するよ
うにして全ての局間の通信を行うことを可能に構成して
いる。
数の局を接続し、全ての局間においてデータ通信を行う
データ通信方式は、ある1個の局を親局としその他を子
局として、親局が順次子局にポーリングをかけ、各子局
は自局がポーリングされた際に親局にデータ送信し、親
局は子局から受信したデータを宛先の子局に送信するよ
うにして全ての局間の通信を行うことを可能に構成して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マルチドロップネット
ワークに接続された局同士が通信を行う従来のデータ通
信方式では、親局が全ての子局からの通信を仲介する方
式であるため、親局の故障や親局との間の通信路障害な
どが発生した場合には子局同士の通信は全く行えなくな
るという問題点があった。
ワークに接続された局同士が通信を行う従来のデータ通
信方式では、親局が全ての子局からの通信を仲介する方
式であるため、親局の故障や親局との間の通信路障害な
どが発生した場合には子局同士の通信は全く行えなくな
るという問題点があった。
【0004】(発明の目的)本発明の目的は、マルチド
ロップネットワークに接続された局同士の通信において
親局の障害等にも子局同士の通信の継続を可能とするデ
ータ通信方法及び装置を提供することにある。
ロップネットワークに接続された局同士の通信において
親局の障害等にも子局同士の通信の継続を可能とするデ
ータ通信方法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ通信方法
及び装置は、マルチドロップネットワークに接続された
親局が複数の子局に対しポーリングを行うことにより、
子局の通信を管理するデータ通信方法及び装置におい
て、親局が障害を起こし又は親局との接続が切れた場合
に代わりの局が親局となって他の子局へのポーリングと
通信の仲介を行うことによりデータ通信を継続する。つ
まり、本発明のデータ通信方法は、マルチドロップネッ
トワークに接続された複数の局間でポーリングによる通
信を行うデータ通信方法において、複数の局のうち特定
の局を親局とし他の局を子局として、親局は、子局に対
しポーリングを行うことにより、当該子局から自局宛の
受信データを取り込むとともに、他の子局宛の受信デー
タを当該他の子局へ転送するポーリング制御を行い、親
局又は親局側の伝送路が障害を起こした場合に、子局の
1つが親局となって正常な他の子局への前記ポーリング
制御を行い、データ通信を継続することを特徴とする。
及び装置は、マルチドロップネットワークに接続された
親局が複数の子局に対しポーリングを行うことにより、
子局の通信を管理するデータ通信方法及び装置におい
て、親局が障害を起こし又は親局との接続が切れた場合
に代わりの局が親局となって他の子局へのポーリングと
通信の仲介を行うことによりデータ通信を継続する。つ
まり、本発明のデータ通信方法は、マルチドロップネッ
トワークに接続された複数の局間でポーリングによる通
信を行うデータ通信方法において、複数の局のうち特定
の局を親局とし他の局を子局として、親局は、子局に対
しポーリングを行うことにより、当該子局から自局宛の
受信データを取り込むとともに、他の子局宛の受信デー
タを当該他の子局へ転送するポーリング制御を行い、親
局又は親局側の伝送路が障害を起こした場合に、子局の
1つが親局となって正常な他の子局への前記ポーリング
制御を行い、データ通信を継続することを特徴とする。
【0006】また、前記データ通信方法において、前記
マルチドロップネットワークは、親局から複数の子局に
向けた前記ポーリング及び前記受信データの転送を行う
伝送路と、複数の子局から親局に向けた他の局へのデー
タの送信を行う伝送路とを有し、障害状態の親局は障害
回復時にポーリングを開始し、新たな親局は、適宜一定
期間、子局として前記ポーリングを待ち受け前記ポーリ
ングが検出された場合に子局として切り替えることを特
徴とする。
マルチドロップネットワークは、親局から複数の子局に
向けた前記ポーリング及び前記受信データの転送を行う
伝送路と、複数の子局から親局に向けた他の局へのデー
タの送信を行う伝送路とを有し、障害状態の親局は障害
回復時にポーリングを開始し、新たな親局は、適宜一定
期間、子局として前記ポーリングを待ち受け前記ポーリ
ングが検出された場合に子局として切り替えることを特
徴とする。
【0007】更に、本発明のデータ通信装置は、マルチ
ドロップネットワークに接続され親局又は子局として切
り替え可能なポーリングにより通信を行うデータ通信装
置であって、親局として子局に対するポーリングを行
い、受信データが自局宛か否かを判断し、自局宛の場合
は前記受信データを取り込み、受信データが他の子局宛
のデータの場合は前記受信データを当該他の子局宛に送
信する親局処理部と、子局として親局からのポーリング
に対し、他局に対する送信データがあればデータを送信
し、親局からの受信データが自局宛か否かを判断し、受
信データが自局宛の場合は前記受信データを受信する子
局処理部と、前記親局処理部と前記子局処理部の何れか
を動作状態に切り替える親局子局切り替え部と、を有
し、前記親局子局切り替え部は、子局処理部の動作状態
の設定時において親局又は親局側の伝送路が障害状態に
なった場合に、子局処理部の動作状態から親局処理部の
動作状態への切り替え操作が可能であることを特徴とす
る。
ドロップネットワークに接続され親局又は子局として切
り替え可能なポーリングにより通信を行うデータ通信装
置であって、親局として子局に対するポーリングを行
い、受信データが自局宛か否かを判断し、自局宛の場合
は前記受信データを取り込み、受信データが他の子局宛
のデータの場合は前記受信データを当該他の子局宛に送
信する親局処理部と、子局として親局からのポーリング
に対し、他局に対する送信データがあればデータを送信
し、親局からの受信データが自局宛か否かを判断し、受
信データが自局宛の場合は前記受信データを受信する子
局処理部と、前記親局処理部と前記子局処理部の何れか
を動作状態に切り替える親局子局切り替え部と、を有
し、前記親局子局切り替え部は、子局処理部の動作状態
の設定時において親局又は親局側の伝送路が障害状態に
なった場合に、子局処理部の動作状態から親局処理部の
動作状態への切り替え操作が可能であることを特徴とす
る。
【0008】また、前記データ通信装置において、前記
マルチドロップネットワークは、親局から子局への前記
ポーリング及び前記受信データの転送を行う信号線と、
子局から親局に向けた他の局へのデータの送信を行う信
号線を有し、前記親局子局切り替え部の切り替えにより
前記各信号線への接続を切り替える送受信切替部を有
し、更に、前記親局子局切り替え部は、子局処理部の動
作状態の設定時において親局が障害状態になった場合
に、子局処理部の動作状態から親局処理部の動作状態へ
の切り替え後、適宜、子局処理部の動作状態に一定期間
切り替え、ポーリングが検出された場合は子局処理部の
動作状態に切り替えることを特徴とする。
マルチドロップネットワークは、親局から子局への前記
ポーリング及び前記受信データの転送を行う信号線と、
子局から親局に向けた他の局へのデータの送信を行う信
号線を有し、前記親局子局切り替え部の切り替えにより
前記各信号線への接続を切り替える送受信切替部を有
し、更に、前記親局子局切り替え部は、子局処理部の動
作状態の設定時において親局が障害状態になった場合
に、子局処理部の動作状態から親局処理部の動作状態へ
の切り替え後、適宜、子局処理部の動作状態に一定期間
切り替え、ポーリングが検出された場合は子局処理部の
動作状態に切り替えることを特徴とする。
【0009】(作用)通常状態では、親局は一定周期毎
に各子局に送信データがあるか否かを確かめるためにポ
ーリングを行い、各子局は親局又は他の子局に送信した
いデータがある場合に親局に対して送信を行う。親局は
受信したデータが自局宛であればデータを取り込み、他
の子局宛であれば受信したデータを宛先の局に送信す
る。
に各子局に送信データがあるか否かを確かめるためにポ
ーリングを行い、各子局は親局又は他の子局に送信した
いデータがある場合に親局に対して送信を行う。親局は
受信したデータが自局宛であればデータを取り込み、他
の子局宛であれば受信したデータを宛先の局に送信す
る。
【0010】親局故障又は親局との間の通信路障害が発
生した場合は、何れかの子局が送信と受信の通信線の接
続を切り替えて、それまでの親局に代わる親局として他
の子局に対するポーリングを行い通信の仲介を行う。
生した場合は、何れかの子局が送信と受信の通信線の接
続を切り替えて、それまでの親局に代わる親局として他
の子局に対するポーリングを行い通信の仲介を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】(構成の説明)本発明のデータ通
信方法及び装置の一実施の形態を以下詳細に説明する。
図1は、本実施の形態のデータ通信方法及び方式のネッ
トワーク構成を示す図である。本実施の形態のネットワ
ークは、マルチドロップネットワークに接続された複数
の局からなり、1つの局が親局となり、他の複数の局が
子局1、2、3…Nとなるように構成される。マルチド
ロップネットワークの伝送路11は親局から全子局1、
2、3…Nに対するデータ信号線、伝送路12は全子局
1、2、3…Nから親局に対するデータ信号線である。
信方法及び装置の一実施の形態を以下詳細に説明する。
図1は、本実施の形態のデータ通信方法及び方式のネッ
トワーク構成を示す図である。本実施の形態のネットワ
ークは、マルチドロップネットワークに接続された複数
の局からなり、1つの局が親局となり、他の複数の局が
子局1、2、3…Nとなるように構成される。マルチド
ロップネットワークの伝送路11は親局から全子局1、
2、3…Nに対するデータ信号線、伝送路12は全子局
1、2、3…Nから親局に対するデータ信号線である。
【0012】図2は、本実施の形態における親局を含む
各局のデータ通信装置の構成を示すブロック図である。
局の構成は、親局処理部21と、子局処理部22と、親
局子局切り替え部23と、送受信部24と、送受信切り
替え部25とから構成されている。また、親局処理部2
1は、受信データ処理部211とポーリング処理部21
2とから構成されている。各部の機能の概要は次のとお
りである。親局子局切り替え部23は、各局が親局とし
て動作するか子局として動作するかの動作状態を変更す
る機能を有する。つまり、当該局が親局として動作する
場合、親局処理部21を使用し子局処理部22は使用し
ない。逆に子局として動作する場合は子局処理部22を
使用し親局処理部21は使用しない。親局処理部21
は、親局として機能するように切り替えられた場合に動
作状態となり、ポーリング処理部において子局1〜Nに
対し順次ポーリングをかけることにより親局と子局間及
び子局間の通信を制御し、受信データ処理部211にお
いてデータ受信を自局に取り込み又は他の子局に転送す
る制御を行う。子局処理部22は、子局として機能する
ように切り替えられた場合に動作状態となり、親局から
のポーリングにより、例えば親局又は他の子局宛のデー
タを送信する。親局子局切り替え部23の変更機能は通
信状態に関する情報又は手動等による操作により行うこ
とができる。
各局のデータ通信装置の構成を示すブロック図である。
局の構成は、親局処理部21と、子局処理部22と、親
局子局切り替え部23と、送受信部24と、送受信切り
替え部25とから構成されている。また、親局処理部2
1は、受信データ処理部211とポーリング処理部21
2とから構成されている。各部の機能の概要は次のとお
りである。親局子局切り替え部23は、各局が親局とし
て動作するか子局として動作するかの動作状態を変更す
る機能を有する。つまり、当該局が親局として動作する
場合、親局処理部21を使用し子局処理部22は使用し
ない。逆に子局として動作する場合は子局処理部22を
使用し親局処理部21は使用しない。親局処理部21
は、親局として機能するように切り替えられた場合に動
作状態となり、ポーリング処理部において子局1〜Nに
対し順次ポーリングをかけることにより親局と子局間及
び子局間の通信を制御し、受信データ処理部211にお
いてデータ受信を自局に取り込み又は他の子局に転送す
る制御を行う。子局処理部22は、子局として機能する
ように切り替えられた場合に動作状態となり、親局から
のポーリングにより、例えば親局又は他の子局宛のデー
タを送信する。親局子局切り替え部23の変更機能は通
信状態に関する情報又は手動等による操作により行うこ
とができる。
【0013】親局処理部21の受信データ処理部211
は、受信したデータが自局宛か否かを判断し、自局宛の
ポーリング応答であった場合、当該データの受信処理を
行い、次の子局のポーリング処理をポーリング処理部2
12に要求する。受信データが他局宛のデータだった場
合、受信データをその局宛に送信する。
は、受信したデータが自局宛か否かを判断し、自局宛の
ポーリング応答であった場合、当該データの受信処理を
行い、次の子局のポーリング処理をポーリング処理部2
12に要求する。受信データが他局宛のデータだった場
合、受信データをその局宛に送信する。
【0014】また、親局処理部21の子局処理部212
は、親局からのデータ受信が自局宛か否かを判断して自
局宛であった場合、親局からのポーリングに対しては、
送信データがあればデータを送信し、送信データがなけ
れば親局に対してポーリング応答を送信する。また、親
局からの実データ送信に対してはデータ正常受信応答を
返す。
は、親局からのデータ受信が自局宛か否かを判断して自
局宛であった場合、親局からのポーリングに対しては、
送信データがあればデータを送信し、送信データがなけ
れば親局に対してポーリング応答を送信する。また、親
局からの実データ送信に対してはデータ正常受信応答を
返す。
【0015】送受信切り替え部25は、親局子局切り替
え部23からの要求により親局又は子局としてデータ送
信線とデータ受信線を切り替える機能を有する。送受信
部24は、他局に対するデータ送信線及びデータ受信線
のデータの送受信処理を行う。
え部23からの要求により親局又は子局としてデータ送
信線とデータ受信線を切り替える機能を有する。送受信
部24は、他局に対するデータ送信線及びデータ受信線
のデータの送受信処理を行う。
【0016】図3は、本実施の形態の送受信データであ
るデータパケットのフォーマットを示す図である。本デ
ータパケットは、送信元アドレス、送信先アドレス、デ
ータ種別及びデータから構成される。ここで、データ種
別には、親局からのポーリング、ポーリングに対する応
答、実データ送信及びデータの正常受信の応答等を示す
情報が格納され、ポーリング、データ通信の制御に利用
される。
るデータパケットのフォーマットを示す図である。本デ
ータパケットは、送信元アドレス、送信先アドレス、デ
ータ種別及びデータから構成される。ここで、データ種
別には、親局からのポーリング、ポーリングに対する応
答、実データ送信及びデータの正常受信の応答等を示す
情報が格納され、ポーリング、データ通信の制御に利用
される。
【0017】(動作の説明)次に、本実施の形態の正常
時の動作を、図1に示すマルチドロップネットワークを
例として図4を参照して説明する。本例では、親局のア
ドレスは「0」、子局nのアドレスは「n」とし、子局
1と子局3は他の局へ送信するデータがなく、子局2が
子局3へ送信するデータがある場合について考える。
時の動作を、図1に示すマルチドロップネットワークを
例として図4を参照して説明する。本例では、親局のア
ドレスは「0」、子局nのアドレスは「n」とし、子局
1と子局3は他の局へ送信するデータがなく、子局2が
子局3へ送信するデータがある場合について考える。
【0018】図4は、このような設定による本実施の形
態の動作のデータフローを示す図である。まず、親局は
子局1に対しポーリングを行う。子局1へのポーリング
はデータ信号線11を介し全ての子局に送信される。子
局1では受信されたデータは子局処理部22に渡され
る。子局処理部22は受信したデータが自局宛か否かを
判断する。子局1は自局宛のポーリング要求と判断する
が、自局から他局宛の送信データがないので、親局に対
してポーリング応答を返送する。
態の動作のデータフローを示す図である。まず、親局は
子局1に対しポーリングを行う。子局1へのポーリング
はデータ信号線11を介し全ての子局に送信される。子
局1では受信されたデータは子局処理部22に渡され
る。子局処理部22は受信したデータが自局宛か否かを
判断する。子局1は自局宛のポーリング要求と判断する
が、自局から他局宛の送信データがないので、親局に対
してポーリング応答を返送する。
【0019】次に、親局は子局2に対してポーリングを
行う。子局2は受信されたデータを子局2の子局処理部
22で同様に処理し自局宛のポーリング要求と判断する
と、子局3への送信データがあるので、送信先アドレス
に「3」、送信元アドレスに「2」をセットしたパケッ
トにより実データの送信を行う。親局の受信データ処理
部21は子局2からの受信データの送信先アドレスを調
べ自分宛ではないので、送信先アドレス「3」の子局に
対に対して同様なパケットにより実データを送信する。
子局3は親局からの実データの送信を受信すると、受信
データ処理部211によりデータを取り込み、親局には
データ正常受信応答を送信する。
行う。子局2は受信されたデータを子局2の子局処理部
22で同様に処理し自局宛のポーリング要求と判断する
と、子局3への送信データがあるので、送信先アドレス
に「3」、送信元アドレスに「2」をセットしたパケッ
トにより実データの送信を行う。親局の受信データ処理
部21は子局2からの受信データの送信先アドレスを調
べ自分宛ではないので、送信先アドレス「3」の子局に
対に対して同様なパケットにより実データを送信する。
子局3は親局からの実データの送信を受信すると、受信
データ処理部211によりデータを取り込み、親局には
データ正常受信応答を送信する。
【0020】更に、親局は子局3に対しポーリングを行
う。子局3は他局へ送信するデータがないので親局にポ
ーリング応答を送信する。親局は、以上のように他の子
局に対しても順次ポーリングを行うことにより、全子局
とのデータの送受及び仲介を行う通信の制御を行う。
う。子局3は他局へ送信するデータがないので親局にポ
ーリング応答を送信する。親局は、以上のように他の子
局に対しても順次ポーリングを行うことにより、全子局
とのデータの送受及び仲介を行う通信の制御を行う。
【0021】次に、親局に関連する通信障害が発生した
場合について説明する。本例においいては、親局と子局
1の間の通信路に障害が起きた場合を想定して以下説明
する。親局と子局1の間の通信路に障害が発生すると、
全子局の中からある子局を選び、その子局の役割を子局
から親局に切り替える。ここでは子局2が親局に切り替
わるものとして説明する。
場合について説明する。本例においいては、親局と子局
1の間の通信路に障害が起きた場合を想定して以下説明
する。親局と子局1の間の通信路に障害が発生すると、
全子局の中からある子局を選び、その子局の役割を子局
から親局に切り替える。ここでは子局2が親局に切り替
わるものとして説明する。
【0022】子局2の送受信切り替え部25は、親局子
局切り替え部23からの要求により、送信受信の信号デ
ータ線11、12の接続状態を反転させる。また、子局
処理部22を使用不可にして親局処理部21を使用可能
に切り替える。これによって子局2は親局としての機能
を有することになり、それぞれまでの親局に代わり他の
子局を順次ポーリングする動作を開始する。実際には子
局1、子局3、子局4、子局5・・子局Nの順番のポー
リング動作を行い、障害が発生したそれぞれまでの親局
及び子局2を除く局間での上述のような通信制御を行い
ネットワークの通信を可能とする。本例では親局及び子
局2が障害として扱っているが、親局のみの障害状態と
して子局2を切り替えるようにすることができる。
局切り替え部23からの要求により、送信受信の信号デ
ータ線11、12の接続状態を反転させる。また、子局
処理部22を使用不可にして親局処理部21を使用可能
に切り替える。これによって子局2は親局としての機能
を有することになり、それぞれまでの親局に代わり他の
子局を順次ポーリングする動作を開始する。実際には子
局1、子局3、子局4、子局5・・子局Nの順番のポー
リング動作を行い、障害が発生したそれぞれまでの親局
及び子局2を除く局間での上述のような通信制御を行い
ネットワークの通信を可能とする。本例では親局及び子
局2が障害として扱っているが、親局のみの障害状態と
して子局2を切り替えるようにすることができる。
【0023】(他の実施の形態)前述の実施の形態にお
いては、親局に関連する障害が生じると残りの局による
縮小したネットワークを実現するように動作するが、元
の親局が障害状態等から回復した場合には、自動的に元
の親局のポーリング制御による通常時のネットワーク機
能を回復できるようにすると好適である。
いては、親局に関連する障害が生じると残りの局による
縮小したネットワークを実現するように動作するが、元
の親局が障害状態等から回復した場合には、自動的に元
の親局のポーリング制御による通常時のネットワーク機
能を回復できるようにすると好適である。
【0024】本実施の形態では、ある子局が親局の通信
障害により代わりに親局に切り替わった後、元の親局の
障害回復時に本来のポーリング動作にもどることを可能
とする。
障害により代わりに親局に切り替わった後、元の親局の
障害回復時に本来のポーリング動作にもどることを可能
とする。
【0025】通信障害等に陥った元の親局は、障害状態
を排除し正常に復するための対策を講じ、障害回復時に
は、例えば、子局として立ち上げる。この場合、元の親
局は、障害から回復すると新しい親局からのポーリング
信号が所定のポーリング周期で受信側の信号線から受信
される。元の親局は子局としてこのポーリングのタイミ
ングを検出した後、親局子局切り替え部を切り替え子局
の動作から親局の動作に切り替えポーリング信号を子局
側に送信する。
を排除し正常に復するための対策を講じ、障害回復時に
は、例えば、子局として立ち上げる。この場合、元の親
局は、障害から回復すると新しい親局からのポーリング
信号が所定のポーリング周期で受信側の信号線から受信
される。元の親局は子局としてこのポーリングのタイミ
ングを検出した後、親局子局切り替え部を切り替え子局
の動作から親局の動作に切り替えポーリング信号を子局
側に送信する。
【0026】一方、新しい親局は、例えば、ポーリング
制御を行わない期間等に、自局の親局子局切り替え部を
切り替え、一旦、子局の動作に戻り、予め決められた一
定時間の間、元の親局からのポーリングの受信待ちを行
なう。
制御を行わない期間等に、自局の親局子局切り替え部を
切り替え、一旦、子局の動作に戻り、予め決められた一
定時間の間、元の親局からのポーリングの受信待ちを行
なう。
【0027】新しい親局は受信待ち状態においてもし元
の親局からのポーリング要求が受信されたら元の親局が
障害から回復し正常に動作すると判断して、本来の子局
の動作に戻り子局の制御を行う。しかし、一定時間の間
に親局からのポーリング要求が受信されなければ、再び
親局に戻り子局のポーリングの制御を再開する。新しい
親局は以上のような制御を周期的等、適宜に行うことで
元の親局のポーリング制御による本来の通信制御への復
帰を可能とする。本実施の形態の機能を付け加えること
により、親局の通信異常の回復時に本来のシステム動作
への自動復旧が実現される。
の親局からのポーリング要求が受信されたら元の親局が
障害から回復し正常に動作すると判断して、本来の子局
の動作に戻り子局の制御を行う。しかし、一定時間の間
に親局からのポーリング要求が受信されなければ、再び
親局に戻り子局のポーリングの制御を再開する。新しい
親局は以上のような制御を周期的等、適宜に行うことで
元の親局のポーリング制御による本来の通信制御への復
帰を可能とする。本実施の形態の機能を付け加えること
により、親局の通信異常の回復時に本来のシステム動作
への自動復旧が実現される。
【0028】
【発明の効果】本発明のデータ通信によれば、親局が故
障した場合や親局との通信路が異常な場合に、子局が代
わりに親局と同じ動作をするように構成しているので、
元の親局が機能しない場合にも残りの局同士の間での通
信を正常に実現することができる。
障した場合や親局との通信路が異常な場合に、子局が代
わりに親局と同じ動作をするように構成しているので、
元の親局が機能しない場合にも残りの局同士の間での通
信を正常に実現することができる。
【0029】また、切り替わった新たな親局が定期的等
適宜、当初の子局の機能に切り替えるように構成するこ
とにより、障害状態に陥った親局の回復時に当初の状態
に復帰することが可能となる。
適宜、当初の子局の機能に切り替えるように構成するこ
とにより、障害状態に陥った親局の回復時に当初の状態
に復帰することが可能となる。
【図1】本発明の一実施の形態のマルチドロップネット
ワーク構成を示す図である。
ワーク構成を示す図である。
【図2】本実施の形態の局機能構成を示す図である。
【図3】本実施の形態における送受信データのデータパ
ケットを示す図である。
ケットを示す図である。
【図4】本実施の形態における動作のデータフローを示
す図である。
す図である。
11、12 信号線 21 親局処理部 23 親局子局切り替え部 24 送受信部 25 送受信切り替え部 211 受信データ処理部 212 ポーリング処理部
Claims (6)
- 【請求項1】 マルチドロップネットワークに接続され
た複数の局間でポーリングによる通信を行うデータ通信
方法において、 複数の局のうち特定の局を親局とし他の局を子局とし
て、親局は、子局に対しポーリングを行うことにより、
当該子局から自局宛の受信データを取り込むとともに、
他の子局宛の受信データを当該他の子局へ転送するポー
リング制御を行い、親局又は親局側の伝送路が障害を起
こした場合に、子局の1つが親局となって正常な他の子
局への前記ポーリング制御を行い、データ通信を継続す
ることを特徴とするデータ通信方法。 - 【請求項2】 前記マルチドロップネットワークは、親
局から複数の子局に向けた前記ポーリング及び前記受信
データの転送を行う伝送路と、複数の子局から親局に向
けた他の局へのデータの送信を行う伝送路とを有するこ
とを特徴とする請求項1記載のデータ通信方法。 - 【請求項3】 障害状態の親局は障害回復時にポーリン
グを開始し、新たな親局は、適宜一定期間、子局として
前記ポーリングを待ち受け前記ポーリングが検出された
場合に子局として切り替えることを特徴とする請求項2
記載のデータ通信方法。 - 【請求項4】 マルチドロップネットワークに接続され
親局又は子局として切り替え可能なポーリングにより通
信を行うデータ通信装置であって、 親局として子局に対するポーリングを行い、受信データ
が自局宛か否かを判断し、自局宛の場合は前記受信デー
タを取り込み、受信データが他の子局宛のデータの場合
は前記受信データを当該他の子局宛に送信する親局処理
部と、 子局として親局からのポーリングに対し、他局に対する
送信データがあればデータを送信し、親局からの受信デ
ータが自局宛か否かを判断し、受信データが自局宛の場
合は前記受信データを受信する子局処理部と、 前記親局処理部と前記子局処理部の何れかを動作状態に
切り替える親局子局切り替え部と、を有し、 前記親局子局切り替え部は、子局処理部の動作状態の設
定時において親局又は親局側の伝送路が障害状態になっ
た場合に、子局処理部の動作状態から親局処理部の動作
状態への切り替え操作が可能であることを特徴とするデ
ータ通信装置。 - 【請求項5】 前記マルチドロップネットワークは、親
局から子局への前記ポーリング及び前記受信データの転
送を行う信号線と、子局から親局に向けた他の局へのデ
ータの送信を行う信号線を有し、前記親局子局切り替え
部の切り替えにより前記各信号線への接続を切り替える
送受信切替部を有することを特徴とする請求項4記載の
データ通信装置。 - 【請求項6】 前記親局子局切り替え部は、子局処理部
の動作状態の設定時において親局が障害状態になった場
合に、子局処理部の動作状態から親局処理部の動作状態
への切り替え後、適宜、子局処理部の動作状態に一定期
間切り替え、ポーリングが検出された場合は子局処理部
の動作状態に切り替えることを特徴とする請求項5記載
のデータ通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04828599A JP3294256B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | データ通信方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04828599A JP3294256B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | データ通信方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000253027A true JP2000253027A (ja) | 2000-09-14 |
JP3294256B2 JP3294256B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=12799175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04828599A Expired - Fee Related JP3294256B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | データ通信方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3294256B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111007788A (zh) * | 2019-09-17 | 2020-04-14 | 杭州易闻科技有限公司 | 基于plc与通信模块的自由口通讯轮询系统与方法 |
CN115277284A (zh) * | 2022-05-26 | 2022-11-01 | 广东逸动科技有限公司 | 通信方法及通信装置、通信系统及计算机可读存储介质 |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP04828599A patent/JP3294256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111007788A (zh) * | 2019-09-17 | 2020-04-14 | 杭州易闻科技有限公司 | 基于plc与通信模块的自由口通讯轮询系统与方法 |
CN111007788B (zh) * | 2019-09-17 | 2021-06-04 | 杭州易闻科技有限公司 | 基于plc与通信模块的自由口通讯轮询系统与方法 |
CN115277284A (zh) * | 2022-05-26 | 2022-11-01 | 广东逸动科技有限公司 | 通信方法及通信装置、通信系统及计算机可读存储介质 |
CN115277284B (zh) * | 2022-05-26 | 2024-04-09 | 广东逸动科技有限公司 | 通信方法及通信装置、通信系统及计算机可读存储介质 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3294256B2 (ja) | 2002-06-24 |
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