JPH1118164A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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JPH1118164A
JPH1118164A JP16925397A JP16925397A JPH1118164A JP H1118164 A JPH1118164 A JP H1118164A JP 16925397 A JP16925397 A JP 16925397A JP 16925397 A JP16925397 A JP 16925397A JP H1118164 A JPH1118164 A JP H1118164A
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JP
Japan
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central processing
processing unit
function expansion
program
function
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JP16925397A
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Inventor
Yoshiharu Ito
義治 伊藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設置後でも比較的容易に機能を追加することが
できる遠隔監視制御システムを提供する。 【解決手段】中央処理装置30に信号線Lsを介して操
作端末器31と制御端末器32とが分岐接続される。中
央処理装置30には、追加機能のプログラムを格納した
機能拡張ユニット20,20aが信号線Lsを介してま
たは直接に接続され、中央処理装置30に機能拡張ユニ
ット20,20aから追加機能のプログラムが転送され
る。中央処理装置30では追加機能のプログラムが転送
されるとシステムプログラムに追加機能のプログラムを
追加する形で動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央処理装置と複
数台の端末器とが信号線を介して接続され、いずれかの
端末器からの監視データに応じて中央処理装置が他の端
末器への制御データを生成し、前記他の端末器に接続し
た負荷を制御データに基づいて制御する遠隔監視制御シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より提供されているこの種の遠隔監
視制御システムは、中央処理装置から信号線に送出する
伝送信号に同期して端末器が監視データを中央処理装置
に返送し、中央処理装置では監視データを受け取るとあ
らかじめ対応関係が設定されている他の端末器に対する
制御データを生成し、その制御データを前記他の端末器
に伝送することによって前記他の端末器に接続されてい
る負荷を制御するように構成されている。端末器間の対
応関係は、端末器ごとに設定されたアドレスを用いてテ
ーブルの形で中央処理装置に設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遠隔監視制
御システムの機能は主として中央処理装置に設けたマイ
コンのプログラムにより決定される。一方、遠隔監視制
御システムの機能を追加しようとすれば中央処理装置の
プログラムを変更する作業が必要であるから、遠隔監視
制御システムを設置した後では機能の追加が難しいのが
現状である。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、設置後でも比較的容易に機能を追加
することができるようにした遠隔監視制御システムを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、中央
処理装置に信号線を介して複数台の端末器を接続し、各
端末器ごとに設定されたアドレスを用いて中央処理装置
と各端末器との間でデータを伝送し、中央処理装置はい
ずれかの端末器から発生した監視データを受けると他の
端末器に伝送する制御データを生成して前記他の端末器
に接続された負荷を制御するプログラムが設定されたマ
イコンを備え、前記マイコンに追加機能のプログラムを
読み込ませて中央処理装置の機能を拡張する機能拡張ユ
ニットを設けたものである。この構成によれば、機能拡
張ユニットに追加機能のプログラムを用意しておき、機
能拡張ユニットから中央処理装置のマイコンに追加機能
のプログラムを読み込ませて中央処理装置の機能を拡張
するから、中央処理装置の設置後であっても追加機能の
プログラムを設定するのが容易になる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、機能拡張ユニットが、信号線を介して中央処理装置
と接続され、中央処理装置が機能拡張ユニットから追加
機能のプログラムを読み込む動作モードを備えるもので
ある。この構成によれば、機能拡張ユニットを信号線に
接続するだけで中央処理装置の機能を追加することがで
きるから、中央処理装置に機能を追加する作業が非常に
容易になる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、機能拡張ユニットが、中央処理装置に直結され、中
央処理装置が機能拡張ユニットから追加機能のプログラ
ムを読み込む動作モードを備えるものである。この構成
によれば、中央処理装置に機能拡張ユニットを接続すれ
ば中央処理装置の機能を追加することができる。つま
り、信号線のトラフィックを増加させることなく機能の
追加が行える。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明は、機
能拡張ユニットが着脱自在であって、中央装置装置に機
能拡張ユニットが接続されていることを確認する確認モ
ードを設け、確認モードにより機能拡張ユニットの接続
が確認されたときにその機能拡張ユニットから読み込ん
だ追加機能のプログラムを実行するものである。この構
成によれば、機能拡張ユニットが接続されているときに
追加機能のプログラムが有効になるのであって、追加機
能のプログラムを中央処理装置に読み込んだ後でも機能
拡張ユニットが外されている間には追加機能のプログラ
ムを無効にすることができる。また、別の追加機能のプ
ログラムを持つ機能拡張ユニットを接続すれば、別の追
加機能を実現することができるのであって、機能拡張ユ
ニットが外されると追加機能のプログラムが無効になる
のであるから、新たな機能拡張ユニットを接続したとき
にはプログラムを上書きすることが可能になる。つま
り、比較的少ない記憶領域でも必要に応じて任意の追加
機能を持たせることができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、機能拡張ユニットが、機能拡張用のハードウェアを
備えるものである。この構成によれば、遠隔監視制御シ
ステムの設置後にハードウェアでの機能の追加が可能に
なる。請求項6の発明は、請求項5の発明において、機
能拡張用のハードウェアが追加機能のプログラムにより
中央処理装置で使用可能となるものである。この構成に
よれば、機能拡張ユニットによりハードウェアによる機
能を追加したときに、そのハードウェアを利用するため
のソフトウェアを中央処理装置に同時に組み込むことが
できる。
【0010】請求項7の発明は、請求項5または請求項
6の発明において、機能拡張用のハードウェアとして外
部装置を接続するインタフェースを用いるものである。
この構成によれば、各種外部装置からのデータに基づい
て負荷を制御したり、端末器からの指示によって外部装
置を駆動したりすることが可能になる。請求項8の発明
は、請求項5または請求項6の発明において、機能拡張
用のハードウェアとして時計装置を用いるものである。
ここに、時計装置とは現在時刻を計時するものだけでで
はなく、タイムスケジュールに従って監視データを発生
するもの、あるいは端末器での監視データの発生から一
定時間を時限するものなども含む。しかして、時計装置
を設けたことによって遠隔監視制御システムの動作を時
間管理することが可能になり、たとえば負荷をタイムス
ケジュールに従って動作させることが可能になる。
【0011】請求項9の発明は、請求項5または請求項
6の発明において、機能拡張用のハードウェアとして停
電時に停電前の動作状態を記憶しておき復電時に停電前
の動作状態に復旧させるバックアップ装置を用いるもの
である。この構成によれば、停電から復電したときに各
端末器に接続された負荷の状態を停電前の状態に復旧さ
せることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1に示すように、遠隔監視制御システ
ムは、基本的には、それぞれ複数台の操作端末器31お
よび制御端末器32が2線式の信号線Lsを介して中央
処理装置30に接続された構成を有する。ここに、操作
端末器31と制御端末器32とは中央処理装置30に対
して分岐接続(マルチドロップ接続)されることにな
る。操作端末器31にはスイッチやセンサのような入力
データを発生させる手段が接続され、制御端末器32に
は負荷が接続される。また、操作端末器31には負荷の
動作確認を行なう表示灯も設けられる。各操作端末器3
1および各制御端末器32にはそれぞれ個別のアドレス
が設定され、中央処理装置30はそれらのアドレスを用
いて操作端末器31および制御端末器32を個別に認識
する。
【0013】中央処理装置30は信号線Lsに対して、
図2(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送
信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器
31や制御端末器32を各別に呼び出すためのアドレス
データAD、負荷を制御する制御データCD、伝送誤り
を検出するためのチェックサムデータCS、操作端末器
31や制御端末器32からの返送信号(監視データ)を
受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりな
る双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス
幅変調によってデータが伝送されるようになっている
(図2(b))。各操作端末器31および各制御端末器
32では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設定さ
れているアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御
データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返
送期間WTに監視データを電流モード信号(信号線Ls
を適当な低インピーダンスを介して短絡することにより
送出される信号)として返送する。
【0014】中央処理装置30から所望の操作端末器3
1や制御端末器32にデータを伝送する場合には、モー
ドデータMDを制御モードとし、操作端末器31または
制御端末器32のアドレスをアドレスデータADとする
伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Ls
に送出すれば、アドレスデータADに一致する操作端末
器31または制御端末器32が制御データCDを受け取
り、信号返送期間WTに監視データを返送する。中央処
理装置30では送出した制御データCDと信号返送期間
WTに受信した監視データとの関係によって制御データ
CDが所望の操作端末器31または制御端末器32に伝
送されたことを確認する。制御端末器32は受け取った
制御データCDに従って負荷を制御するための負荷制御
信号を出力し、操作端末器31では受け取った制御デー
タCDに従って負荷の動作確認表示を行なうための監視
信号を出力する。
【0015】一方、中央処理装置30は常時はモードデ
ータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間
間隔で送出しており、操作端末器31が中央処理装置3
0に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、
ダミーモードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させ
て図2(c)のような割込信号を発生させる。このと
き、操作端末器31は割込フラグを設定して中央処理装
置30との以後の情報授受に備える。中央処理装置30
では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポ
ーリングモードとしかつアドレスデータADの上位の半
数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上
位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、
割込信号を発生した操作端末器31では、割込ポーリン
グモードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビッ
トが操作端末器31に設定されているアドレスの上位4
ビットに一致するときに、信号返送期間WTにアドレス
の下位の半数のビットを中央処理装置30に返送する。
このように、中央処理装置30は割込信号を発生した操
作端末器31を16個ずつまとめて探すので、比較的短
い時間で操作端末器31を発見することができる。
【0016】このようにして中央処理装置30が割込信
号を発生した操作端末器31のアドレスを獲得すると、
モードデータMDを監視モードとし、獲得したアドレス
データADを持つ伝送信号を信号線Lsに送出するので
あって、この伝送信号に対して操作端末器31は伝送し
ようとする情報を信号返送期間WTに返送するのであ
る。最後に、中央処理装置30は割込信号を発生した操
作端末器31に対して割込リセットを指示する信号を送
出し、操作端末器31の割込フラグを解除する。以上の
ようにして、操作端末器31から中央処理装置30への
情報伝送は、中央処理装置30から操作端末器31への
4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモー
ド、監視モード、割込リセット)によって完了する。中
央処理装置30が所望の制御端末器32の動作状態を知
ろうとするときには、モードデータMDを監視データと
した伝送信号を送出するだけでよい。
【0017】上述の動作を簡単にまとめる。まず、操作
端末器31に対してスイッチによる入力データが発生す
ると、入力データに対応した監視データを中央処理装置
30に返送し、中央処理装置30が制御端末器32に制
御データCDを伝送すると、制御端末器32は負荷制御
信号を出力して負荷を制御する。ここで、制御端末器3
2には負荷監視入力が与えられ、負荷監視入力に対応す
る監視データを中央処理装置30に返送し、返送された
監視データを操作端末器31に伝送する。この伝送信号
によって操作端末器31では監視信号を出力する。監視
出力は通常は発光ダイオードよりなる動作確認灯の点灯
・消灯に用いられる。
【0018】ところで、中央制御装置30は、図3に示
すように、マイクロプロセッサ11と、システムプログ
ラムを格納したROMよりなるプログラムメモリ12
と、RAMよりなる作業用メモリ13と、操作端末器3
1と制御端末器32との対応関係を設定したテーブルな
どを格納する不揮発性メモリからなるデータ用メモリ1
4と、後述する追加機能のプログラムを格納する不揮発
性メモリからなる拡張プログムメモリ15とにより構成
されたマイコンを備える。上述した中央制御装置30の
動作は、マイクロプロセッサ11とプログラムメモリ1
2と作業用メモリ13とデータ用メモリ14とを用いて
行われている。また、マイクロプロセッサ11と信号線
Lsとの間にはインタフェースとなる伝送ドライバ回路
16が挿入されている。
【0019】しかして、本実施形態では機能拡張ユニッ
ト20を信号線Lsに接続したことを特徴にしている
(図1に示す機能拡張ユニット20aについては後述す
る)。すなわち、機能拡張ユニット20は、図3に示す
ように、操作端末器31や制御端末器32と同様の端末
器としての機能を有し、中央制御装置30からは信号線
Lsに接続された端末器として認識されるように端末イ
ンタフェース回路21を備えている。端末インタフェー
ス回路21にはアドレスが設定され信号線Lsを伝送さ
れる伝送信号Vsに同期してデータを授受する。ここ
に、端末インタフェース回路21に設定するアドレス
は、中央処理装置30で用いるアドレスのうち操作端末
器31や制御端末器32で用いていない専用のアドレス
を用いるのが望ましい。
【0020】また、機能拡張ユニット20には、マイク
ロプロセッサ22と、システムプログラムを格納したR
OMよりなるプログラムメモリ23と、RAMよりなる
作業用メモリ24と、追加機能のプログラムを格納した
不揮発性メモリからなる拡張プログラムメモリ25とを
備える。拡張プログラムメモリ25には、中央処理装置
30に追加機能を与えるためのプログラム(以下、拡張
プログラムという)が格納されている。
【0021】なお、データ用メモリ14、拡張プログラ
ムメモリ15、拡張プログラムメモリ25として用いる
不揮発性メモリにはEEPROMが採用される。遠隔監
視制御システムを立ち上げると、中央処理装置30は、
信号線Lsに接続されている操作端末器31、制御端末
器32、機能拡張ユニット20のアドレスを獲得する。
このとき、機能拡張ユニット20が接続されていること
が確認されると、転送モードの伝送信号Vsを機能拡張
ユニット20に伝送し、機能拡張ユニット20の拡張プ
ログラムメモリ25から中央処理装置30の拡張プログ
ラムメモリ15に対して拡張プログラムを転送させる。
拡張プログラムの転送は拡張プログラムの転送が終了す
るまで連続的に行われ、拡張プログラムの転送が終了す
ると中央処理装置30は伝送信号Vsを伝送する通常の
動作状態に移行する。要するに、拡張プログラムは比較
的容量が大きいから、伝送信号Vsを用いずに伝送す
る。機能拡張ユニット20を信号線Lsに接続するとき
には遠隔監視制御システムの動作を一旦停止し、機能拡
張ユニット20を信号線Lsに接続した後に再度立ち上
げるから、新たな機能拡張ユニット20が接続されたと
きには中央処理装置30には新たな機能拡張ユニット2
0から拡張プログラムが転送されることになる。
【0022】また、中央処理装置30は、機能拡張ユニ
ット20が接続されているか否かを判断する確認モード
の伝送信号を必要に応じて送出する。確認モードの伝送
信号は、操作端末器31と制御端末器32との間でデー
タを伝送していない期間に定期的ないし不定期的に比較
的短い時間間隔で伝送される。確認モードでは機能拡張
ユニット20に設定されたアドレスをアドレスデータに
持つ伝送信号Vsを伝送し、適正な応答があれば機能拡
張ユニット20が接続されていると判断して、拡張プロ
グラムメモリ15にすでに格納されている拡張プログラ
ムを中央処理装置30で用いることを許可する(拡張プ
ログラムを有効にする)。したがって、拡張プログラム
を拡張プログラムメモリ15に登録した後に機能拡張ユ
ニット20が外されたときには拡張プログラムが使用で
きなくなるようにしてある。
【0023】なお、中央処理装置30では、プログラム
メモリ12のシステムプログラムからサブルーチンコー
ルの形で拡張プログラムメモリ25の拡張プログラムを
呼び出すようにしてあり、したがって拡張プログラムは
基本的なシステムプログラムを変更することなくアドオ
ン式に追加される。このようにアドオン式に拡張プログ
ラムを追加するから、機能拡張ユニット20を取り替え
るだけでシステムプログラムを変更することなく所望の
機能を追加することができるのである。
【0024】また、上述の実施形態では機能拡張ユニッ
ト20を信号線Lsに接続しているが、図1に示すよう
に中央処理装置30に直結する形で機能拡張ユニット2
0aを設けてもよい。この機能拡張ユニット20aは中
央処理装置20に対して着脱自在となるようにコネクタ
などを介して接続される。この機能拡張ユニット20a
ではアドレスは不要であり、また機能拡張ユニット20
aが接続されているか否かはコネクタに機械的スイッチ
などを設けておけば容易に知ることができる。つまり、
拡張プログラムの転送手順や機能拡張ユニット20aの
接続を確認する手順が容易になる。しかも、この構成で
は遠隔監視制御システムが動作中でも機能拡張ユニット
20aの着脱が可能になる。つまり、機能拡張ユニット
20aが中央処理装置30に接続されたときに拡張プロ
グラムを拡張プログラムメモリ15に転送し、転送後に
拡張プログラムが呼び出されると拡張プログラムが実行
されるようにしておけばよい。
【0025】(実施形態2)本実施形態は、図5に示す
ように、機能拡張ユニット20に機能拡張用のハードウ
ェア(以下、拡張ハードウェアという)26を設けたも
のである。拡張ハードウェア26には、外部装置を接続
するためのインタフェース、現在時刻を計時したりタイ
ムスケジュールを実行したり時限動作を行ったりする時
計装置、停電時に停電前の動作状態を記憶しておき復電
時に停電前の動作状態に復旧させるバックアップ装置な
どがある。また、拡張ハードウェア26を利用するため
には中央処理装置30で拡張ハードウェア26を利用で
きるようにしなければならないから、拡張ハードウェア
26を利用するためのソフトウェアを拡張プログラムと
しておき、拡張プログラムメモリ25から拡張プログラ
ムメモリ15に転送するようになっている。この構成に
より、拡張ハードウェア26の追加に連携して中央処理
装置30のプログラムに拡張プログラムを追加すること
ができる。
【0026】しかして、図4に示すように、機能拡張ユ
ニット20によって時計装置を追加することでタイムス
ケジュールに従って負荷を制御したり、あるいはバック
アップ装置の機能を追加することができ、また中央処理
装置30に対してインタフェースとしての機能を有する
機能拡張ユニット20aを介して外部装置27を接続す
ることが可能になる。中央処理装置30と機能拡張ユニ
ット20,20aに設けた拡張ハードウェア26とは伝
送信号を用いてあるいは直接にデータを授受しており、
中央処理装置30からデータを送って拡張ハードウェア
26を制御したり、拡張ハードウェア26からのデータ
に基づいて制御端末器32を制御したりする。他の構成
および動作は実施形態1と同様である。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明は、中央処理装置に信号
線を介して複数台の端末器を接続し、各端末器ごとに設
定されたアドレスを用いて中央処理装置と各端末器との
間でデータを伝送し、中央処理装置はいずれかの端末器
から発生した監視データを受けると他の端末器に伝送す
る制御データを生成して前記他の端末器に接続された負
荷を制御するプログラムが設定されたマイコンを備え、
前記マイコンに追加機能のプログラムを読み込ませて中
央処理装置の機能を拡張する機能拡張ユニットを設けた
ものであり、機能拡張ユニットに追加機能のプログラム
を用意しておき、機能拡張ユニットから中央処理装置の
マイコンに追加機能のプログラムを読み込ませて中央処
理装置の機能を拡張するから、中央処理装置の設置後で
あっても追加機能のプログラムを設定するのが容易にな
るという利点を有する。つまり、設置後でも比較的容易
に機能を追加することができるのである。
【0028】請求項2の発明のように、機能拡張ユニッ
トが、信号線を介して中央処理装置と接続され、中央処
理装置が機能拡張ユニットから追加機能のプログラムを
読み込む動作モードを備えるものでは、機能拡張ユニッ
トを信号線に接続するだけで中央処理装置の機能を追加
することができるから、中央処理装置に機能を追加する
作業が非常に容易になるという利点がある。
【0029】請求項3の発明のように、機能拡張ユニッ
トが、中央処理装置に直結され、中央処理装置が機能拡
張ユニットから追加機能のプログラムを読み込む動作モ
ードを備えるものでは、中央処理装置に機能拡張ユニッ
トを接続すれば中央処理装置の機能を追加することがで
き、信号線のトラフィックを増加させることなく機能の
追加が行えるという利点がある。
【0030】請求項4の発明のように、機能拡張ユニッ
トが着脱自在であって、中央装置装置に機能拡張ユニッ
トが接続されていることを確認する確認モードを設け、
確認モードにより機能拡張ユニットの接続が確認された
ときにその機能拡張ユニットから読み込んだ追加機能の
プログラムを実行するものでは、機能拡張ユニットが接
続されているときに追加機能のプログラムが有効になる
のであって、追加機能のプログラムを中央処理装置に読
み込んだ後でも機能拡張ユニットが外されている間には
追加機能のプログラムを無効にすることができる。ま
た、別の追加機能のプログラムを持つ機能拡張ユニット
を接続すれば、別の追加機能を実現することができるの
であって、機能拡張ユニットが外されると追加機能のプ
ログラムが無効になるのであるから、新たな機能拡張ユ
ニットを接続したときにはプログラムを上書きすること
ができ、比較的少ない記憶領域でも必要に応じて任意の
追加機能を持たせることができるという利点がある。
【0031】請求項5の発明のように、機能拡張ユニッ
トが、機能拡張用のハードウェアを備えるものでは、遠
隔監視制御システムの設置後にハードウェアでの機能の
追加が可能になるという利点がある。請求項6の発明の
ように、機能拡張用のハードウェアが追加機能のプログ
ラムにより中央処理装置で使用可能となるものでは、機
能拡張ユニットによりハードウェアによる機能を追加し
たときに、そのハードウェアを利用するためのソフトウ
ェアを中央処理装置に同時に組み込むことができるとい
う利点がある。
【0032】請求項7の発明のように、機能拡張用のハ
ードウェアとして外部装置を接続するインタフェースを
用いるものでは、各種外部装置からのデータに基づいて
負荷を制御したり、端末器からの指示によって外部装置
を駆動したりすることが可能になるという利点がある。
請求項8の発明のように、機能拡張用のハードウェアと
して時計装置を用いるものでは、時計装置を設けたこと
によって遠隔監視制御システムの動作を時間管理するこ
とが可能になり、たとえば負荷をタイムスケジュールに
従って動作させることが可能になるという利点を有す
る。
【0033】請求項9の発明のように、機能拡張用のハ
ードウェアとして停電時に停電前の動作状態を記憶して
おき復電時に停電前の動作状態に復旧させるバックアッ
プ装置を用いるものでは、停電から復電したときに各端
末器に接続された負荷の状態を停電前の状態に復旧させ
ることが可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示すブロック図である。
【図2】同上に用いる信号形態を示す動作説明図であ
る。
【図3】同上の要部ブロック図である。
【図4】実施形態2を示すブロック図である。
【図5】同上の要部ブロック図である。
【符号の説明】
11 マイクロプロセッサ 12 システムメモリ 13 作業用メモリ 14 データ用メモリ 15 拡張プログラムメモリ 20 機能拡張ユニット 20a 機能拡張ユニット 26 拡張ハードウェア 27 外部装置 30 中央処理装置 31 操作端末器 32 制御端末器 Ls 信号線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置に信号線を介して複数台の
    端末器を接続し、各端末器ごとに設定されたアドレスを
    用いて中央処理装置と各端末器との間でデータを伝送
    し、中央処理装置はいずれかの端末器から発生した監視
    データを受けると他の端末器に伝送する制御データを生
    成して前記他の端末器に接続された負荷を制御するプロ
    グラムが設定されたマイコンを備え、前記マイコンに追
    加機能のプログラムを読み込ませて中央処理装置の機能
    を拡張する機能拡張ユニットを設けたことを特徴とする
    遠隔監視制御システム。
  2. 【請求項2】 機能拡張ユニットは、信号線を介して中
    央処理装置と接続され、中央処理装置は機能拡張ユニッ
    トから追加機能のプログラムを読み込む動作モードを備
    えることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御シス
    テム。
  3. 【請求項3】 機能拡張ユニットは、中央処理装置に直
    結され、中央処理装置は機能拡張ユニットから追加機能
    のプログラムを読み込む動作モードを備えることを特徴
    とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  4. 【請求項4】 機能拡張ユニットは着脱自在であって、
    中央装置装置は機能拡張ユニットが接続されていること
    を確認する確認モードを備え、確認モードにより機能拡
    張ユニットの接続が確認されたときにその機能拡張ユニ
    ットから読み込んだ追加機能のプログラムを実行するこ
    とを特徴とする請求項2または請求項3記載の遠隔監視
    制御システム。
  5. 【請求項5】 機能拡張ユニットは、機能拡張用のハー
    ドウェアを備えることを特徴とする請求項1記載の遠隔
    監視制御システム。
  6. 【請求項6】 機能拡張用のハードウェアは追加機能の
    プログラムにより中央処理装置で使用可能となることを
    特徴とする請求項5記載の遠隔監視制御システム。
  7. 【請求項7】 機能拡張用のハードウェアは外部装置を
    接続するインタフェースであることを特徴とする請求項
    5または請求項6記載の遠隔監視制御システム。
  8. 【請求項8】 機能拡張用のハードウェアは時計装置で
    あることを特徴とする請求項5または請求項6記載の遠
    隔監視制御システム。
  9. 【請求項9】 機能拡張用のハードウェアは停電時に停
    電前の動作状態を記憶しておき復電時に停電前の動作状
    態に復旧させるバックアップ装置であることを特徴とす
    る請求項5または請求項6記載の遠隔監視制御システ
    ム。
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