JPH1146387A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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JPH1146387A
JPH1146387A JP21827097A JP21827097A JPH1146387A JP H1146387 A JPH1146387 A JP H1146387A JP 21827097 A JP21827097 A JP 21827097A JP 21827097 A JP21827097 A JP 21827097A JP H1146387 A JPH1146387 A JP H1146387A
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control
load
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address
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JP21827097A
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Inventor
Toshiaki Tokizane
敏昭 時実
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パターン設定の設定作業が容易に行なえるよう
にした遠隔監視制御システムを提供する。 【解決手段】信号線Lsに接続され1つのスイッチSの
操作によって複数の負荷Lを一括して制御するように関
係データを生成し関係データを伝送制御装置1に転送し
設定させるパターン設定装置8を備える。パターン設定
装置8は、各負荷Lに対応するアドレスを選択するキー
と、選択されたアドレスに応じて画面を切り換えて表示
する表示器と、選択された負荷を記憶する記憶手段とが
可搬な器体に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのスイッチで
複数の負荷を一括して制御することができる遠隔監視制
御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、負荷制御用として、図13に
示すような構成の遠隔監視制御システムが提供されてい
る。この遠隔監視制御システムでは、伝送制御装置1に
接続された2線式の信号線Lsに複数台ずつの操作端末
器2および制御端末器3が分岐接続(マルチドロップ接
続)されている。各操作端末器2および各制御端末器3
には、それぞれ個別のアドレスが設定され、伝送制御装
置1はそれらのアドレスを用いて操作端末器2および制
御端末器3を個別に認識する。操作端末器2はスイッチ
Sを備え、制御端末器3には負荷Lが接続される。ま
た、操作端末器2には負荷Lの動作状態を確認するため
の発光ダイオードよりなる確認灯(図示せず)が設けら
れている。負荷Lはとくに制限されないが、照明負荷を
用いることが多い。
【0003】伝送制御装置1は信号線Lsに対して、図
14(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送
信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器
2や制御端末器3を各別に呼び出すためのアドレスデー
タAD、負荷Lを制御する制御データCD、伝送誤りを
検出するためのチェックサムデータCS、操作端末器2
や制御端末器3からの返送信号(監視データ)を受信す
るタイムスロットである信号返送期間WTよりなる双極
性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調
によってデータが伝送されるようになっている(図14
(b))。各操作端末器2および各制御端末器3では、
信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsにより伝送さ
れたアドレスデータADがあらかじめ設定されているア
ドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御データCD
を取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WT
に監視データを電流モード信号(信号線Lsを適当な低
インピーダンスを介して短絡することにより送出される
信号)として返送する。
【0004】伝送制御装置1から所望の操作端末器2や
制御端末器3にデータを伝送する場合には、モードデー
タMDを制御モードとし、操作端末器2または制御端末
器3のアドレスをアドレスデータADとする伝送信号V
sを送出し、この伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれ
ば、アドレスデータADに一致する操作端末器2または
制御端末器3が制御データCDを受け取り、信号返送期
間WTに監視データを返送する。伝送制御装置1では送
出した制御データCDと信号返送期間WTに受信した監
視データとの関係によって制御データCDが所望の操作
端末器2または制御端末器3に伝送されたことを確認す
る。制御端末器3は受け取った制御データCDに従って
負荷Lを制御するための負荷制御信号を出力し、操作端
末器2では受け取った制御データCDに従って負荷Lの
動作確認表示を行なうための監視信号を出力する。
【0005】一方、伝送制御装置1は常時はモードデー
タMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間間
隔で送出しており、操作端末器2が伝送制御装置1に対
して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミー
モードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて図1
4(c)のような割込信号を発生させる。このとき、操
作端末器2は割込フラグを設定して伝送制御装置1との
以後の情報授受に備える。伝送制御装置1では割込信号
を受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモー
ドとしかつアドレスデータADの上位の半数のビット
(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビッ
ト)を順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信号
を発生した操作端末器2では、割込ポーリングモードの
伝送信号のアドレスデータADの上位4ビットが操作端
末器2に設定されているアドレスの上位4ビットに一致
するときに、信号返送期間WTにアドレスの下位の半数
のビットを伝送制御装置1に返送する。このように、伝
送制御装置1は割込信号を発生した操作端末器2を16
個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で操作端末器
2を発見することができる。
【0006】伝送制御装置1が割込信号を発生した操作
端末器2のアドレスを獲得すると、モードデータMDを
監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝
送信号を信号線Lsに送出するのであって、この伝送信
号に対して操作端末器2は伝送しようとする情報を信号
返送期間WTに返送するのである。最後に、伝送制御装
置1は割込信号を発生した操作端末器2に対して割込リ
セットを指示する信号を送出し、操作端末器2の割込フ
ラグを解除する。以上のようにして、操作端末器2から
伝送制御装置1への情報伝送は、伝送制御装置1から操
作端末器2への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポ
ーリングモード、監視モード、割込リセット)によって
完了する。伝送制御装置1が所望の制御端末器3の動作
状態を知ろうとするときには、モードデータMDを監視
データとした伝送信号を送出するだけでよい。
【0007】上述の動作を簡単にまとめる。まず、操作
端末器2に対してスイッチによる入力データが発生する
と、入力データに対応した監視データを伝送制御装置1
に返送し、伝送制御装置1が制御端末器3に制御データ
CDを伝送すると、制御端末器3は負荷制御信号を出力
して負荷Lを制御する。ここで、制御端末器3には負荷
監視入力が与えられ、負荷監視入力に対応する監視デー
タを伝送制御装置1に返送し、返送された監視データを
操作端末器2に伝送する。この伝送信号によって操作端
末器2では監視信号を出力する。監視出力は通常は確認
灯の点灯・消灯に用いられる。また、操作端末器2は最
大4回路のスイッチSを備え、制御端末器3は最大4回
路の負荷Lが制御可能であって、操作端末器2および制
御端末器3には各スイッチSや負荷Lを個別に認識する
ために2ビットの負荷番号が付加されている。以下で
は、上述した操作端末器2ないし制御端末器3のアドレ
スをチャンネルと呼び、チャンネルと負荷番号とをまと
めてアドレスと呼ぶことにする。つまり、各スイッチS
や各負荷Lに個別のアドレスが付与されていることにな
る。
【0008】ところで、この種の遠隔監視制御システム
では、スイッチSと負荷Lとのアドレスの対応関係を伝
送制御装置1で管理しているから、伝送制御装置1にお
いて1回路のスイッチSのアドレスに対して複数回路の
負荷Lのアドレスを対応付けておけば、1回路のスイッ
チSで複数回路の負荷Lを一括して制御することが可能
である。このような一括制御にはグループ制御とパター
ン制御とがある。グループ制御では複数の負荷を同じ制
御状態に制御し、パターン制御では複数の負荷をあらか
じめ設定した制御状態に制御する。グループ制御やパタ
ーン制御を行なう一括制御用操作端末器4のスイッチS
pには一括制御用として定められているアドレスが対応
付けられるが、他の構成は他の操作端末器と同様のもの
である。
【0009】上述のように、パターン制御を行なうため
には伝送制御装置1において一括制御用操作端末器4の
スイッチSpのアドレスに複数回路の負荷Lのアドレス
を対応付けて登録しておく必要があり、この種の設定操
作をパターン設定と称している。なお、以下では、一括
制御としてパターン制御についてのみ説明するので一括
制御用操作端末器4に設けたスイッチSpをパターンス
イッチと呼び、操作端末器2に設けたスイッチSを個別
スイッチと呼ぶ。パターン設定には2種類の技術が考え
られている。
【0010】第1の技術は、遠隔監視制御システムをパ
ターン設定モードにした状態で所望のパターンスイッチ
Spを操作し、次に、そのパターンスイッチSpによる
制御対象となる負荷Lに対応付けられている個別スイッ
チSを操作する。ここに、各個別スイッチSと負荷Lと
の関係は先に設定されていることが前提である。このよ
うな手順により個別スイッチSの操作に応じた負荷Lの
状態が伝送制御装置1に順次取り込まれ、1個のパター
ンスイッチSpに複数の負荷Lの状態が対応付けられる
のである。
【0011】第2の技術は、比較的大規模の遠隔監視制
御システムに用いられる技術であって、パターン設定器
5と称する専用装置を用いる。パターン設定器5は多数
(たとえば16台)の操作端末器2を集中配置したもの
に相当する機能とパターン設定に必要な機能とを併せ持
ち、パターン制御における各負荷Lの状態を決定した後
に伝送制御装置1にその内容を転送することができるよ
うに構成されている。また、たとえば16台の操作端末
器2を集中配置したものに相当する機能を持つパターン
設定器5は、1台当たり4回路のスイッチSを備えるこ
とになるから、64回路の負荷Lの状態を設定すること
ができ、さらにアドレスを4段階に切り換える機能を持
たせることによって、最大で256回路の負荷Lの状態
を設定することが可能になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た2技術では、中小規模の遠隔監視制御システムでパタ
ーン制御を行なうときに、以下のような問題が生じる。
第1の技術を採用すると、パターン設定を行なうために
離れた場所に配置されている個別スイッチSを操作しな
ければならないことがあり、設定作業が面倒である。こ
れに対して、パターンスイッチSpと同様に一括制御と
してのグループ制御が可能なグループスイッチを設けて
き、グループ制御に関する設定を先に行なった後にパタ
ーン設定を行なうことにより、グループ制御における負
荷Lの状態に近いパターン設定を比較的短時間で行なえ
るようにすることが考えられる。たとえば、グループ制
御として全負荷Lをオン(点灯)させる状態と、全負荷
Lをオフ(消灯)させる状態とを設定しておき、パター
ン制御による負荷Lの状態が全負荷Lのオンまたはオフ
に近い状態であれば、まずグループ制御で負荷Lの状態
を決めた後に各負荷Lの状態を調節することが考えられ
る。この種の技術はパターン設定器5において実現され
ており、パターン設定器5では、すべての負荷Lをオン
にするオールオン、すべての負荷Lをオフにするオール
オフという操作が可能になっている。しかしながら、パ
ターン設定のためにグループ制御にしか使うことのでき
ないグループスイッチを設けるのは無駄になる場合があ
る。
【0013】一方、第2の技術を用いると、個別スイッ
チSの操作に比較すればパターン設定が容易になる。し
かしながら、パターン設定器5は大型かつ高価格である
から、中小規模の遠隔監視制御システムでは過剰品質で
あり採用するのが難しい。また、パターン設定器5は大
型であるから、盤などに固定して用いる必要があり、複
数の遠隔監視制御システムで共用することができず、こ
のことによっても遠隔監視制御システムのコスト高につ
ながるという問題がある。
【0014】いずれの技術においてもパターン設定を行
なうために、壁面あるいは盤に固定された装置を用いる
ことが、設定作業が面倒になったり高価格になったりす
る原因であると考えられる。本発明は上記事由に鑑みて
為されたものであり、その目的は、中小規模の遠隔監視
制御システムでもコストに見合う程度の低価格なパター
ン設定装置を用いることができ、しかもパターン設定の
設定作業が容易に行なえるようにした遠隔監視制御シス
テムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スイ
ッチを備えスイッチごとに固有のアドレスが設定される
操作端末器と、負荷が接続され負荷ごとに固有のアドレ
スが設定される制御端末器と、操作端末器および制御端
末器を分岐接続した信号線に接続されスイッチが操作さ
れたときに操作端末器から受け取る監視データに基づい
て負荷を制御する制御データを生成するとともに操作さ
れたスイッチとの対応関係が設定されている負荷を接続
した制御端末器に対して制御データを伝送する伝送制御
装置と、信号線に接続され1つのスイッチの操作によっ
て複数の負荷を一括して制御するように関係データを生
成し関係データを伝送制御装置に転送し設定させるパタ
ーン設定装置とを備え、パターン設定装置は、各負荷に
対応するアドレスを選択するキーと、選択されたアドレ
スに応じて画面を切り換えて表示する表示器と、選択さ
れた負荷を記憶する記憶手段とが可搬な器体に設けられ
ているものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、パターン設定装置の器体に信号線に接続されるケー
ブルを着脱自在に接続するコネクタが設けられているも
のである。請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、パターン設定装置の器体に作成した関係データを保
存するメモリカードを着脱自在に装着するICカードコ
ネクタが設けられているものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、スイッチの操作から負荷の制御までの一連のデータ
が信号線を伝送されていない期間に、パターン設定装置
で作成した関係データを伝送制御装置に転送するもので
ある。請求項5の発明は、請求項1の発明において、パ
ターン設定装置が、作成された一組の関係データの複製
を生成するコピー機能を備えるものである。
【0018】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、パターン設定装置が、連続したアドレスの先頭と終
端とを指定するとともに、指定されたアドレスの負荷の
制御内容を指定する機能を備えるものである。請求項7
の発明は、請求項1の発明において、パターン設定装置
が、作成された一組の関係データの各負荷のオンオフの
みを反転させる機能を備えるものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、パターン設定装置が、信号線を伝送される伝送信号
ないし信号線の電気的状態に基づいて不良ないし異常の
有無を検出し、不良ないし異常を検出したときに既知の
不良ないし異常であれば原因および対策を表示器に表示
するものである。請求項9の発明は、請求項1の発明に
おいて、操作端末器および制御端末器はアドレス・機能
記憶部に格納されたデータに基づいて動作し、パターン
設定装置はアドレス・機能記憶部に書き込むデータを生
成するとともに操作端末器および制御端末器に転送する
機能を備えるものである。
【0020】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、パターン設定装置が、作成した関係データについ
て、指定したアドレスの範囲内で、負荷の特定の制御内
容が設定されているアドレスを検索する機能を備えるも
のである。請求項11の発明は、請求項1の発明におい
て、パターン設定装置が、複数組の関係データの先頭組
と終端組とを指定するとともに、指定された範囲の関係
データを伝送制御装置に転送する機能を有するものであ
る。
【0021】請求項12の発明は、請求項1の発明にお
いて、パターン設定装置が、作成された一組の関係デー
タの複製を生成した後、関係データの複製について各負
荷のオンオフのみを反転させる機能を備えるものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に本実施形態の構成例を示
す。基本的な構成は図13に示した従来構成と同様であ
って、伝送制御装置1に2線式の信号線Lsを介して操
作端末器2,6および制御端末器3,7が接続されてい
る。操作端末器2および制御端末器3は従来構成と同様
のものであり、操作端末器2に設けたスイッチSを操作
すると、制御端末器3に内蔵したリレーにより負荷Lが
オン・オフされるようになっている。また、操作端末器
6および制御端末器7は調光用のものであり、操作端末
器6に設けたスイッチSの操作により制御端末器7に接
続された負荷(照明負荷)Lの調光量を制御することが
できるようになっている。すなわち、操作端末器6に設
けたスイッチSを押操作している間には、負荷Lの調光
量を増加ないし減少させる監視データが伝送信号Vsに
同期して順次伝送され、この監視データに基づいて生成
された制御データが制御端末器7に伝送される。制御端
末器7は一般にはトライアック(3端子双方向サイリス
タ)のような位相制御素子を備え、制御データにより与
えられた調光量に応じて導通角が制御されることにより
負荷Lからの光出力が制御される。
【0023】本実施形態では図13に示されている一括
制御用操作端末器4やパターン設定器5を用いずにパタ
ーン設定装置8を信号線Lsに接続してある。このパタ
ーン設定装置8は可搬であって、信号線Lsに対して着
脱可能に接続されている。また、従来のパターン設定器
5のような個別スイッチSを設けておらず、後述するよ
うに各種キーを組み合わせて用いることによって、制御
対象とする負荷Lの回路を指定することができるように
なっている。
【0024】パターン設定装置8は、図2に示すよう
に、マイクロプロセッサよりなる中央処理装置11を備
えるマイコン装置であって、システムプログラムを格納
したROM12、作業領域ないし一時記憶のために用い
られるRAM13を備える。RAM13には、たとえば
関係データが格納される。また、入力装置としてはゴム
の弾性を利用して操作部を復帰させる押釦スイッチの一
種であるラバースイッチ14を用い、表示装置としては
ドットマトリクス表示型の液晶表示器15を用いてい
る。ラバースイッチ14は多数個のキーを含む。中央処
理装置11と液晶表示器15との間には液晶表示器15
を駆動するドライバ16が挿入されている。液晶表示器
15のバックライト17には発光ダイオードが用いられ
ている。また、信号線Lsに接続するためのインタフェ
ースとしての信号送受信回路18を備えている。つま
り、信号送受信回路18は、信号線Lsを伝送される伝
送信号と中央処理装置11におけるTTLレベルとの変
換を行なう。
【0025】さらに、パターン設定装置8で設定された
関係データを保存するためのICカード(メモリカー
ド)を接続するためにICカードコネクタ19が中央処
理装置11に接続されたバス(データバスおよびアドレ
スバス)に接続されている。ICカードコネクタ19に
はICカードが接続されるのであって、ICカードがバ
スに直結されることになるから、インタフェース用の回
路が不要であり、コストの低減に寄与している。また、
後述するように操作端末器2,6や制御端末器3,7と
の間で赤外線のワイヤレス信号を授受することができる
ように赤外線受発光回路20を設けてある。赤外線受発
光部20は、中央処理装置11から出力されたデータを
増幅し赤外線発光ダイオードにより赤外線のワイヤレス
信号に変換するとともに、操作端末器2,6や制御端末
器3,7からの赤外線によるワイヤレス信号をフォトダ
イオードで受信し増幅して中央処理装置11に引き渡す
ようになっている。
【0026】中央処理装置11は関係データを外部に接
続したプリンタに出力する機能も備えており、プリンタ
に出力するデータやプリンタからのビジー信号などを一
時的に保持するデータラッチ21およびプリンタを駆動
するのに必要な電流を確保するドライバ22とを備え
る。パターン設定装置8の内部電源を確保する電源回路
23は、内蔵電池(DC6V)、ACアダプタ(AC1
4V)、リモコントランス(制御端末器により制御され
るリモコンリレーの電源に用いるトランスであって、出
力はAC24V)のいずれからも所要の電源を得ること
ができるように構成されている。
【0027】パターン設定装置8の器体30は、図3に
示すように、縦長の直方体状であって手で把持すること
ができる程度の大きさに形成されている。図3における
正面の上部には液晶表示器15が配置され、中央部には
ラバースイッチ14の各種キーK1 〜K27が配列され、
下部にはICカードコネクタ19にICカードの端部を
差し込むためのスロット31が形成されている。キーK
1 〜K27については後述する。さらに、器体30の上面
には、図4に示すように、赤外線受発光部20に対応す
る部位で赤外線を通過させる通過窓32が設けられると
ともに、信号送受信回路18と信号線Lsとを接続する
ためのケーブル23(図5参照)を受けるためのコネク
タとしてジャック33が設けられる。ケーブル23は信
号線Lsの接続形態に応じて図5のように各種のものを
用いることができる。つまり、ケーブル23の一端には
ジャック33に接続するためのプラグ24を設けてお
き、他端部には信号線Lsへの接続形態に合わせて、図
5(a)のようなワニ口クリップ25a,図5(b)の
ようなプラグ25b、図5(c)のようなU形ないしY
形の端子25cなどを用いることができる。一方、器体
30の下面には、ACアダプタを接続するための電源コ
ネクタ34と、プリンタを接続するためのプリンタコネ
クタ35とが設けられている。器体30の下部内には器
体30の背面側から電池が収納され、器体30の背面に
はリモコントランスを接続するための端子部が設けられ
る。
【0028】器体30の前面には、4対の送りキーK1
〜K8 が設けられ。左端のキーK1,K2 はパターン番
号ないしグループ番号を選択するものであり、液晶表示
器15の画面に図3のような表示がなされているとき
に、これらのキーK1 ,K2 によって画面の左端の数字
(Pの下に表示されている「1」)を変更することがで
きる。図3ではパターン設定の画面を示しており、
「1」はパターン制御に用いる一組の関係データに識別
子として与えた符号(パターン番号)である。キー
3 ,K4 はカーソルキーであって、画面上に表示され
たカーソル41を上下に移動させるために用いる。1画
面には制御端末器3の1台分の情報を表示するようにな
っており、キーK5 ,K6 によって別の制御端末器3の
情報を表示に切り換えることができる。また、キー
7 ,K8 は調光レベルを設定する際に用いられる。
【0029】図3の左列に上下に並ぶキーK9 〜K
12は、制御端末器3に設けた負荷の動作を指定するもの
であり、上からパターンスイッチ、グループスイッチ、
個別スイッチ、調光スイッチをそれぞれ指定するキーで
ある。「オンオフ」のキーK13は負荷のオンオフを指定
するキーであり、「タイマ」のキーK14はスイッチの操
作から一定時間だけ負荷をオンにする一時オンや、スイ
ッチの操作から一定時間後に負荷をオフにする遅れオフ
のようなタイマ動作を指定するキーである。また、「電
源」のキーK27は電源を入切するキーである。他のキー
16〜K26については動作に関連付けて必要に応じて説
明する。
【0030】次に動作を説明する。図3はパターン制御
のための関係データを設定する基本的な画面を示してお
り、左側部の領域D1 はパターン、グループ、個別、調
光などの別を示し、中央部の上下4領域D21〜D24が各
制御端末器3に設けた4個の負荷に対応する。また、右
側部の領域D3 は調光レベルのレベル表示に用いられ
る。パターン制御の関係データを設定するには、「設
定」キーK19で関係データを設定する状態を選択した
後、キーK9 によりパターン制御を選択し、キーK1
2 によりパターン番号を指定する。次に、キーK3
4 により画面を切り換えて所望のチャンネルの制御端
末器3を指定し、さらにキーK3 ,K4 によりカーソル
41を移動させて所望の負荷を選択する。その後、選択
した負荷の制御内容を指定し、以下同様にしてパターン
制御に含める負荷の制御内容を指定する。このようにし
てパターン制御の内容の編集が終了すれば、キーK1
2 によってパターン番号を変更することができ、別の
パターン制御の内容を編集することができる。また、キ
ーK9 の代わりにキーK10を操作すれば、グループ制御
の内容を編集することができる。
【0031】ところで、本実施形態では従来のパターン
設定器のような個別スイッチを備えていないから、各負
荷を指定する作業が煩雑になるのを防止するために以下
のような機能を設けている。一般に、パターン制御やグ
ループ制御では、特定のエリア内に配置した負荷を制御
することが多く、そのようなエリア内の負荷を制御する
制御端末器3のアドレスは連続して設定されていること
が多い。そこで、本実施形態では、パターン制御やグル
ープ制御のための関係データの設定の際にアドレスを連
続して指定する機能を設けている(図6参照)。図3の
設定画面から図6の設定画面に切り換えるには、「特
別」キーK21を用いる。図6の画面では「0−1」から
「23−4」までのアドレスの負荷をすべて「オン」に
することが示されている。パターン番号とアドレスにつ
いては、画面に三角形のマークが表示された位置に対応
するキーK1 〜K6 を用いることで変更することがで
き、負荷のオンオフはキーK13により変更することがで
きる。また、この状態においてキーK14によってタイマ
機能を指定することも可能である。
【0032】図6に示した例では0−1〜23−4の9
6(=24×4)個のアドレスを数回の操作で指定する
ことができるのであって、個別スイッチを備えていた従
来のパターン設定器に比較してアドレスの指定操作が容
易になることが多い。仮にすべての負荷をオフにする指
定であるとすれば、現状のパターン設定器では個別スイ
ッチを2回操作することでオフを指定しているものであ
るから、さらに操作回数が多くなるが、本実施形態では
現状のパターン設定器に比較して操作回数を大幅に低減
することができる。しかも、同じ操作を何度も繰り返す
場合に比較すると誤操作による入力誤りも低減する。
【0033】さらに、「特別」キーK21により指定でき
る機能として、一組の関係データの複製を作成するコピ
ー機能、一組の関係データに含む負荷のオンオフを一括
して反転させる反転機能、コピー機能と反転機能とを合
わせたコピー反転機能もある。コピー機能は、設定した
関係データの複製を別のパターン番号に生成する機能で
あって、たとえば図7のような画面が表示される。図7
ではパターン1からパターン2に関係データの複製を作
成している状態を示す。パターン制御では内容の似てい
る関係データを設定することがしばしばある。たとえ
ば、パターン1が廊下と階段の負荷のオン、パターン2
が階段の負荷のみのオンであるとすれば、パターン1の
関係データをパターン2にコピーした後に廊下の負荷を
オフにするように変更したほうが関係データの設定作業
が容易である。同様にグループ制御の場合にも、グルー
プ1がグループ2の一部であるような関係データを設定
する場合に、コピー機能を用いると関係データを迅速に
設定することができる。
【0034】また、関係データの内容のうち負荷のオン
オフを反転させる機能は、同じ負荷についてオンにする
制御とオフにする制御との関係データが必要な場合に設
定作業を容易にするものである。つまり、表1のパター
ン1、2(P1,P2)の関係になる。たとえば、照度
センサ(EEスイッチ)を用いて照度に応じて照明負荷
をオンオフしようとすれば、周囲が暗くなると照明負荷
をオンにする関係データと、周囲が明るくなったときに
照明負荷をオフにする関係データとが必要である。この
ような場合に、コピー機能を用いて同じ関係データを作
成した後に、反転機能を用いて一方の関係データにおけ
る負荷のオンオフを反転させれば2つの関係データを容
易に作成することができる。また、上述の例のように、
コピー機能と反転機能とを同時に用いることがあるか
ら、両機能を一度に行なうコピー反転機能も設けてい
る。
【0035】
【表1】
【0036】上述のようにして作成した関係データを用
いてパターン制御やグループ制御を行なうには、関係デ
ータを伝送制御装置1に転送しなければならない。関係
データの転送には「順送」キーK15を操作する。ただ
し、図8に示すように、キーK1 〜K6 を用いることに
より、転送するパターン番号の範囲を指定することがで
きるようにしてある。つまり、作成した関係データのう
ちどれを伝送制御装置1に転送するかを指定するのであ
る。このようにして、パターン制御やグループ制御に関
する関係データを伝送制御装置1に転送することができ
る。
【0037】ここで、パターン制御のための関係データ
を伝送する際のパケットデータのフォーマットは図9の
ようになっている。すなわち、先頭のパターン番号に続
いて各アドレスごとに、オンオフの別、調光のレベル、
タイマ機能の設定情報が必要に応じて順に配列され、伝
送エラーの検出用のチェックサムおよびパケットの終了
を示すEOFが付加される。ここで、各アドレスごとの
内容が可変長のデータになっているから、オンオフの別
を各アドレスの区切りとして用いる。つまり、オンオフ
に関するデータは、オン・オフ・エリア外(パターン制
御やグループ制御の対象外)の別を他のデータと混同さ
れない形で伝送することができるようにコードが設定さ
れている。このようなフォーマットとすることで、この
パケットをほぼそのままの形で関係データとして伝送制
御装置1に書き込むことができ、しかも、調光レベルや
タイマ機能を用いないときには、それらを指定するスロ
ットを省略しているから、信号線のトラフィックを低減
して迅速に伝送することができる。
【0038】図9に示すパケットは図10に示すような
伝送手順で伝送制御装置に伝送される。図10において
1 〜T5 およびR1 〜R4 は、伝送制御装置1と操作
端末器2と制御端末器3との間の通常のデータの授受を
示しており、伝送制御装置1は、常時は制御端末器3の
状態を監視し(T1 ,R1 )、これを操作端末器2に伝
送するとともに操作端末器2からの操作情報を監視して
いる(T2 ,R2 )。操作端末器2において操作が行な
われたときには、制御端末器3の状態を監視した後に
(T3 ,R3 )操作情報に基づいて負荷を制御し
(T4 ,R4 )、負荷を制御した結果を操作端末器2に
返すのである(T5 )。パターン設定装置8で関係デー
タを設定したときには、上述したフォーマットのパケッ
トがパターン設定装置8から伝送制御装置1に転送され
る(R5 )。また、伝送制御装置1は関係データを受け
取った旨の受信確認をパターン設定装置8に返送する
(T6 )。ここにおいて、上述のようにパターン設定装
置8で関係データを設定している期間には、伝送制御装
置1と操作端末器2や制御端末器3との間での伝送に影
響を与えないから、通常の負荷制御が可能である。ま
た、上述のように、関係データが伝送されている期間は
短いから、設定モードに移行させる必要がなく、関係デ
ータの転送中でも通常の負荷制御の妨げになることはな
い。さらに、必要があれば、上記パケットを伝送信号に
同期するように分割して転送し、伝送制御装置1では伝
送信号を間欠的に送出し続けることで、関係データの伝
送中にも通常の負荷制御を行なうことが可能である。つ
まり、操作端末器でスイッチが操作されたときには、関
係データの伝送を中断して負荷の制御を優先し、その
後、関係データの伝送を再開すればよいのである。
【0039】ところで、関係データを設定する際に、使
用しない予定であったアドレスについて負荷のオンオフ
を誤設定した場合に、その誤設定を発見するのは難しい
ものである。そこで、本実施形態では、負荷の状態別に
アドレスを検索機能も設けてある。「特別」キーK21
より検索を指定すると、図11に示す画面が表示され
る。図示例ではパターン1からパターン16までの内容
について負荷をオンにするアドレスを検索することを意
味している。検索開始のパターン番号、検索終了のパタ
ーン番号、負荷のオンオフ(調光制御、タイマ機能)は
キーK1 〜K6 を用いて指定することができる。このよ
うな検索を行なえば、誤ったデータを発見するのが比較
的容易になる。たとえば、パターン1からパターン15
までは使用し、パターン16以降は使用しないものとし
て、パターン48のアドレス52−1をオンにするとい
うデータが設定されていたとすると、その後、パターン
48を使用するときに、このデータが残っていて問題を
生じることが考えられる。このような場合には、パター
ン16以降でオンに設定されているデータの有無を検索
しておけば、不要なデータが設定されているか否かを容
易に確認することができる。
【0040】上述のように関係データは伝送制御装置1
に転送されるが、何らかの原因で関係データが破壊され
たり消失したときに、設定時の関係データが保存されて
いなければ、システムを元の状態に復旧させるためにパ
ターン設定を再度行なうことが必要であり、非常に手間
がかかることになる。そこで、本実施形態ではICカー
ドコネクタ19を設けて、メモリカードを装着すること
ができるようにしてある。メモリカードを差し込んだ状
態で「ライト」キーK23を操作すれば関係データがメモ
リカードに書き込まれ保存されることになる。また、す
でに関係データを保存してあるメモリカードをICカー
ドコネクタ19に装着し、「順送」キーK15を操作すれ
ば、メモリカードに保存されている関係データを伝送制
御装置1に転送する。したがって、伝送制御装置1に設
定された関係データが破壊されたり消失したりしても容
易に復旧させることができるのである。
【0041】なお、パターン設定装置8は可搬であるか
らパターン設定以外の機能を持たせておけばメンテナン
スなどにも用いることができ利便性が高くなると考えら
れる。そこで、本実施形態においては、付加機能として
遠隔監視制御システムの動作不良や動作異常を診断する
機能を持たせてある。診断の内容はたとえば表2のよう
に設定される。このように不良や異常を検出したときに
は、原因・対策を液晶表示器15に示すようにしてあ
り、動作不良や動作異常に対して使用者ないし管理者に
よるある程度の処置が可能になる。また、診断結果をメ
ーカに伝えることによってメーカからの対応も容易にな
る。
【0042】
【表2】
【0043】さらに、本実施形態のパターン設定装置8
では、操作端末器2や制御端末器3のアドレスおよび機
能の設定も可能になっている。従来より、マイコンを設
けるとともにEEPROMよりなるアドレス・機能記憶
部を設けた端末器が提供されており、この種の端末器で
は、アドレス・機能記憶部に端末器のアドレスを設定す
ることができるのはもちろんのこと、端末器の種別や端
末器のタイマ機能(一時オン、遅れオフの種別やその時
間など)のような各種の機能データをアドレス・機能記
憶部に設定しておき、これらの機能データに基づいてマ
イコンを動作させることにより、同種の端末器で各種の
機能に展開できるようにしたものがある(特開平3−2
9594号公報等参照)。この種の端末器は、赤外線を
伝送媒体とするワイヤレス信号によって設定器からアド
レスや機能データをアドレス・機能記憶部に書き込むよ
うになっている。そこで、パターン設定装置8にアドレ
スや機能データを設定する機能を持たせ、ワイヤレス信
号を送受することができるようにすることで、設定器と
同様の機能を持たせることができる。つまり、図2に示
した赤外線受発光部20によりワイヤレス信号を授受す
るのである。アドレスや機能データを設定する際の画面
を図12に示す。画面上には制御の種別(キーK9 〜K
12により指定される)、アドレス・パターン番号・グル
ープ番号、タイマ機能が表示される。また、アドレスや
機能の設定を行なうか関係データを作成するかは、キー
18,K19により指定することができ、アドレスや機能
の設定時にはキーK24〜K26は「確認」「改行」「設
定」の機能を持つことになる。これらのキーK24〜K26
は関係データの作成時には、全負荷をオン、全負荷をオ
フ、全負荷を対象外に指定する機能をそれぞれ持つ。
【0044】上述のようにパターン設定装置8に関係デ
ータを作成する機能のほかにシステムの診断機能やアド
レス・機能の設定機能を持たせてあり、しかも器体30
は可搬であるから、多くの装置を持つことなく1台の装
置を携行するだけで、現場調整やメンテナンスが可能に
なるのである。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明は、スイッチを備えスイ
ッチごとに固有のアドレスが設定される操作端末器と、
負荷が接続され負荷ごとに固有のアドレスが設定される
制御端末器と、操作端末器および制御端末器を分岐接続
した信号線に接続されスイッチが操作されたときに操作
端末器から受け取る監視データに基づいて負荷を制御す
る制御データを生成するとともに操作されたスイッチと
の対応関係が設定されている負荷を接続した制御端末器
に対して制御データを伝送する伝送制御装置と、信号線
に接続され1つのスイッチの操作によって複数の負荷を
一括して制御するように関係データを生成し関係データ
を伝送制御装置に転送し設定させるパターン設定装置と
を備え、パターン設定装置は、各負荷に対応するアドレ
スを選択するキーと、選択されたアドレスに応じて画面
を切り換えて表示する表示器と、選択された負荷を記憶
する記憶手段とが可搬な器体に設けられているものであ
り、この構成によれば、負荷のアドレスを選択し、選択
されたアドレスに応じて画面を切り換えて表示器に表示
するから、各負荷別にスイッチを設ける必要がなく、結
果的に器体を小型化することができて可搬型の器体を用
いることができるという利点がある。つまり、複数のシ
ステムで共用することが可能になり、低価格で提供する
ことができるという利点があり、しかもアドレスに応じ
て画面を切り換えて表示する表示器を用いることで負荷
との対応関係をわかりやすくして設定作業を容易にする
ことができる。
【0046】請求項2の発明のように、パターン設定装
置の器体に信号線に接続されるケーブルを着脱自在に接
続するコネクタが設けられているものでは、ケーブルと
器体との接続形態が同じであればケーブルと信号線との
接続形態は自由であるから、信号線に対して各種の形態
で接続が可能になる。つまり、現場の施工状態に応じて
信号線上で接続しやすい場所を選択してパターン設定装
置を接続することができる。
【0047】請求項3の発明のように、パターン設定装
置の器体に作成した関係データを保存するメモリカード
を着脱自在に装着するICカードコネクタが設けられて
いるものでは、作成した関係データをメモリカードに保
存することで、仮に伝送制御装置に設定された関係デー
タが破壊されたり消失したりしても、メモリカードに保
存された関係データを用いて容易に復旧させることがで
きる。
【0048】請求項4の発明のように、スイッチの操作
から負荷の制御までの一連のデータが信号線を伝送され
ていない期間に、パターン設定装置で作成した関係デー
タを伝送制御装置に転送するものでは、負荷の制御を妨
げることなく関係データを転送することができる。請求
項5の発明のように、パターン設定装置が、作成された
一組の関係データの複製を生成するコピー機能を備える
ものでは、内容の類似している関係データを作成する際
に複製を修正するだけでよいから、関係データの作成作
業が容易になる。
【0049】請求項6の発明のように、パターン設定装
置が、連続したアドレスの先頭と終端とを指定するとと
もに、指定されたアドレスの負荷の制御内容を指定する
機能を備えるものでは、負荷の制御内容が同じになるも
のが多い場合に、関係データを短時間で設定することが
できる。請求項7の発明のように、パターン設定装置
が、作成された一組の関係データの各負荷のオンオフの
みを反転させる機能を備えるものでは、負荷のオンオフ
を反転させた2組の関係データを作成する必要がある場
合に、関係データの作成を容易にすることができる。
【0050】請求項8の発明のように、パターン設定装
置が、信号線を伝送される伝送信号ないし信号線の電気
的状態に基づいて不良ないし異常の有無を検出し、不良
ないし異常を検出したときに既知の不良ないし異常であ
れば原因および対策を表示器に表示するものでは、メー
カへの問合せをしなくても不良や異常に対して現場での
対応が可能になる。
【0051】請求項9の発明のように、操作端末器およ
び制御端末器はアドレス・機能記憶部に格納されたデー
タに基づいて動作し、パターン設定装置はアドレス・機
能記憶部に書き込むデータを生成するとともに操作端末
器および制御端末器に転送する機能を備えるものでは、
関係データの設定だけでなく、端末器のアドレスや機能
を設定することができるから、用途が広がるとともに、
施工業者にとっても調整用の複数の機器を運搬する必要
がなく、利便性が高くなる。
【0052】請求項10の発明のように、パターン設定
装置が、作成した関係データについて、指定したアドレ
スの範囲内で、負荷の特定の制御内容が設定されている
アドレスを検索する機能を備えるものでは、誤設定の有
無が発見しやすくなる。請求項11の発明のように、パ
ターン設定装置が、複数組の関係データの先頭組と終端
組とを指定するとともに、指定された範囲の関係データ
を伝送制御装置に転送する機能を有するものでは、関係
データを設定する範囲がわかりやすくなる。
【0053】請求項12の発明のように、パターン設定
装置が、作成された一組の関係データの複製を生成した
後、関係データの複製について各負荷のオンオフのみを
反転させる機能を備えるものでは、負荷のオンとオフと
を反転させた2組の関係データを作成する際に1組の関
係データを作成するだけでよく、関係データの作成が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上に用いるパターン設定装置を示すブロック
図である。
【図3】同上に用いるパターン設定装置を示す正面図で
ある。
【図4】同上に用いるパターン設定装置を示す平面図で
ある。
【図5】同上に用いる各種のケーブルを示す斜視図であ
る。
【図6】同上に用いるパターン設定装置の動作説明図で
ある。
【図7】同上に用いるパターン設定装置の動作説明図で
ある。
【図8】同上に用いるパターン設定装置の動作説明図で
ある。
【図9】同上に用いるパターン設定装置の動作説明図で
ある。
【図10】同上に用いるパターン設定装置の動作説明図
である。
【図11】同上に用いるパターン設定装置の動作説明図
である。
【図12】遠隔監視制御システムを示すブロック図であ
る。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 伝送制御装置 2 操作端末器 3 制御端末器 8 パターン設定装置 11 中央処理装置 12 ROM 13 RAM 14 ラバースイッチ 15 液晶表示器 19 ICカードコネクタ 30 器体 L 負荷 Ls 信号線 S スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチを備えスイッチごとに固有のア
    ドレスが設定される操作端末器と、負荷が接続され負荷
    ごとに固有のアドレスが設定される制御端末器と、操作
    端末器および制御端末器を分岐接続した信号線に接続さ
    れスイッチが操作されたときに操作端末器から受け取る
    監視データに基づいて負荷を制御する制御データを生成
    するとともに操作されたスイッチとの対応関係が設定さ
    れている負荷を接続した制御端末器に対して制御データ
    を伝送する伝送制御装置と、信号線に接続され1つのス
    イッチの操作によって複数の負荷を一括して制御するよ
    うに関係データを生成し関係データを伝送制御装置に転
    送し設定させるパターン設定装置とを備え、パターン設
    定装置は、各負荷に対応するアドレスを選択するキー
    と、選択されたアドレスに応じて画面を切り換えて表示
    する表示器と、選択された負荷を記憶する記憶手段とが
    可搬な器体に設けられていることを特徴とする遠隔監視
    制御システム。
  2. 【請求項2】 パターン設定装置の器体には信号線に接
    続されるケーブルを着脱自在に接続するコネクタが設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制
    御システム。
  3. 【請求項3】 パターン設定装置の器体には作成した関
    係データを保存するメモリカードを着脱自在に装着する
    ICカードコネクタが設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  4. 【請求項4】 スイッチの操作から負荷の制御までの一
    連のデータが信号線を伝送されていない期間に、パター
    ン設定装置で作成した関係データを伝送制御装置に転送
    することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御シス
    テム。
  5. 【請求項5】 パターン設定装置は、作成された一組の
    関係データの複製を生成するコピー機能を備えることを
    特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  6. 【請求項6】 パターン設定装置は、連続したアドレス
    の先頭と終端とを指定するとともに、指定されたアドレ
    スの負荷の制御内容を指定する機能を備えることを特徴
    とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  7. 【請求項7】 パターン設定装置は、作成された一組の
    関係データの各負荷のオンオフのみを反転させる機能を
    備えることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 パターン設定装置は、信号線を伝送され
    る伝送信号ないし信号線の電気的状態に基づいて不良な
    いし異常の有無を検出し、不良ないし異常を検出したと
    きに既知の不良ないし異常であれば原因および対策を表
    示器に表示することを特徴とする請求項1記載の遠隔監
    視制御システム。
  9. 【請求項9】 操作端末器および制御端末器はアドレス
    ・機能記憶部に格納されたデータに基づいて動作し、パ
    ターン設定装置はアドレス・機能記憶部に書き込むデー
    タを生成するとともに操作端末器および制御端末器に転
    送する機能を備えることを特徴とする請求項1記載の遠
    隔監視制御システム。
  10. 【請求項10】 パターン設定装置は、作成した関係デ
    ータについて、指定したアドレスの範囲内で、負荷の特
    定の制御内容が設定されているアドレスを検索する機能
    を備えることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御
    システム。
  11. 【請求項11】 パターン設定装置は、複数組の関係デ
    ータの先頭組と終端組とを指定するとともに、指定され
    た範囲の関係データを伝送制御装置に転送する機能を有
    することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御シス
    テム。
  12. 【請求項12】 パターン設定装置は、作成された一組
    の関係データの複製を生成した後、関係データの複製に
    ついて各負荷のオンオフのみを反転させる機能を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016185584A1 (ja) * 2015-05-20 2017-10-19 三菱電機株式会社 リモコン用設定装置
US10748442B2 (en) 2008-05-28 2020-08-18 Illinois Tool Works Inc. Welding training system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10748442B2 (en) 2008-05-28 2020-08-18 Illinois Tool Works Inc. Welding training system
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