JP3482895B2 - 遠隔監視制御システム用の設定器 - Google Patents

遠隔監視制御システム用の設定器

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JP3482895B2
JP3482895B2 JP36397798A JP36397798A JP3482895B2 JP 3482895 B2 JP3482895 B2 JP 3482895B2 JP 36397798 A JP36397798 A JP 36397798A JP 36397798 A JP36397798 A JP 36397798A JP 3482895 B2 JP3482895 B2 JP 3482895B2
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敏昭 時実
伸二 酒瀬川
祐一 吉村
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多重伝送方
式により伝送信号を信号線に伝送し、この伝送信号を用
いてスイッチの操作による負荷制御を可能とした遠隔監
視制御システムに用いられ、スイッチと負荷との対応関
係を設定する遠隔監視制御システム用の設定器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図14に示す構成の遠隔監視
制御システムが知られている(たとえば、特許第278
1003号公報)。この遠隔監視制御システムでは、伝
送制御装置30に接続された2線式の信号線Lsに複数
台ずつの操作端末器31および制御端末器32が接続
(マルチドロップ接続)される。図示例では、制御端末
器32を1 台だけ示しているが、実際には複数台の制御
端末器32が用いられる。ここに、操作端末器31およ
び制御端末器32と信号線Lsとの接続形態には一般に
送り配線が採用される。つまり、操作端末器31および
制御端末器32は信号線Lsに接続するための2組の端
子を備え各端子に信号線Lsが接続されることによっ
て、信号線Lsが操作端末器31ないし制御端末器32
を介して延長される。また、図示例では操作端末器31
として、個別スイッチ31a、パターンスイッチ31b
が設けられ、さらに、後述するパターン設定器33も信
号線Lsに接続されている。各操作端末器31および各
制御端末器32には、それぞれ個別のアドレスが設定さ
れ、伝送制御装置30はそれらのアドレスを用いて操作
端末器31および制御端末器32を個別に認識する。個
別スイッチ31aとパターンスイッチ31bとはそれぞ
れスイッチSa,Sbを備え、制御端末器32には負荷
を制御するリレーRyが接続される。また、操作端末器
31にはリレーRyの動作状態を確認するための発光ダ
イオードよりなる確認灯(図示せず)が設けられてい
る。ここに、リレーRyには一般にラッチング型のもの
が用いられ、制御端末器32がリレーRyを動作させる
際にはトランスTからリレーRyにパルス的に電源を供
給する。
【0003】伝送制御装置30は信号線Lsに対して、
図15(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出
する。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝
送信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末
器31や制御端末器32を各別に呼び出すためのアドレ
スデータAD、リレーRyや負荷を制御する制御データ
CD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータC
S、操作端末器31や制御端末器32からの返送信号
(監視データ)を受信するタイムスロットである信号返
送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信
号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるよ
うになっている(図15(b))。各操作端末器31お
よび各制御端末器32では、信号線Lsを介して受信し
た伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデータADが
あらかじめ設定されているアドレスに一致すると、伝送
信号Vsから制御データCDを取り込むとともに、伝送
信号Vsの信号返送期間WTに監視データを電流モード
信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短
絡することにより送出される信号)として返送する。
【0004】伝送制御装置30から所望の操作端末器3
1や制御端末器32にデータを伝送する場合には、モー
ドデータMDを制御モードとし、操作端末器31または
制御端末器32のアドレスをアドレスデータADとする
伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Ls
に送出すれば、アドレスデータADに一致する操作端末
器31または制御端末器32が制御データCDを受け取
り、信号返送期間WTに監視データを返送する。伝送制
御装置30では送出した制御データCDと信号返送期間
WTに受信した監視データとの関係によって制御データ
CDが所望の操作端末器31または制御端末器32に伝
送されたことを確認する。制御端末器32は受け取った
制御データCDに従ってリレーRyを制御するための負
荷制御信号を出力し、操作端末器31では受け取った制
御データCDに従ってリレーRyの動作確認表示を行な
うための監視信号を出力する。
【0005】一方、伝送制御装置30は通常時にはモー
ドデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定
時間間隔で送出しており(常時ポーリング)、操作端末
器31が伝送制御装置30に対して何らかの情報を伝送
しようとするときには、ダミーモードの伝送信号Vsの
同期信号SYに同期させて図15(c)のような割込信
号を発生させる。このとき、操作端末器31は割込フラ
グを設定して伝送制御装置30との以後の情報授受に備
える。伝送制御装置30では割込信号を受信すると、モ
ードデータMDを割込ポーリングモードとしかつアドレ
スデータADの上位の半数のビット(アドレスデータA
Dを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させな
がら伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作端末器
31では、割込ポーリングモードの伝送信号のアドレス
データADの上位4ビットが操作端末器31に設定され
ているアドレスの上位4ビットに一致するときに、信号
返送期間WTにアドレスの下位の半数のビットを伝送制
御装置30に返送する。このように、伝送制御装置30
は割込信号を発生した操作端末器31を16個ずつまと
めて探すので、比較的短い時間で操作端末器31を発見
することができる。
【0006】伝送制御装置30が割込信号を発生した操
作端末器31のアドレスを獲得すると、モードデータM
Dを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持
つ伝送信号を信号線Lsに送出するのであって、この伝
送信号に対して操作端末器31は伝送しようとする情報
を信号返送期間WTに返送するのである。最後に、伝送
制御装置30は割込信号を発生した操作端末器31に対
して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器
31の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作
端末器31から伝送制御装置30への情報伝送は、伝送
制御装置30から操作端末器31への4回の信号伝送
(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、
割込リセット)によって完了する。伝送制御装置30が
所望の制御端末器32の動作状態を知ろうとするときに
は、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送
出するだけでよい。
【0007】上述の動作を簡単にまとめる。まず、スイ
ッチSa,Sbの操作により入力データが発生すると、
操作端末器31から入力データに対応した監視データを
伝送制御装置30に返送し、伝送制御装置30が制御端
末器32に制御データCDを伝送すると、制御端末器3
2は負荷制御信号を出力してリレーRyを制御する。こ
こで、制御端末器32には負荷監視入力が与えられ、負
荷監視入力に対応する監視データを伝送制御装置30に
返送し、返送された監視データを操作端末器31に伝送
する。この伝送信号によって操作端末器31では監視信
号を出力する。監視出力は通常は確認灯の点灯・消灯に
用いられる。また、個別スイッチ31aは最大4回路の
スイッチSaを備え、制御端末器32は最大4回路のリ
レーRyが制御可能であって、個別スイッチ31aおよ
び制御端末器32には各スイッチSaやリレーRyを個
別に認識するために2ビットの負荷番号が付加されてい
る。以下では、上述した個別スイッチ31aないし制御
端末器32のアドレスをチャンネルと呼び、チャンネル
と負荷番号とをまとめてアドレスと呼ぶことにする。つ
まり、各スイッチSa,Sb、各リレーRy(あるいは
負荷)にはそれぞれ個別のアドレスが付与されているこ
とになる。また、互いに一対一に対応する個別スイッチ
31aと制御端末器32とを同チャンネルに設定するこ
とにより対応関係をわかりやすくしてある(実際にはチ
ャンネル番号に合わせて操作側か制御側かの区別もして
ある。たとえば、アドレスデータのうちの上位数ビット
で操作側か制御側かの別を表し、下位数ビットをチャン
ネルとして用いるのである)。
【0008】ところで、この種の遠隔監視制御システム
では、パターン操作SbとリレーRyとのアドレスの対
応関係を伝送制御装置30で管理しているから、伝送制
御装置30において1回路のスイッチSbのアドレスに
複数回路のリレーRy(あるいは負荷)のアドレスを関
係データとして対応付けておけば、1回路のスイッチS
bで複数回路のリレーRyを一括して制御することが可
能である。このような一括制御にはグループ制御とパタ
ーン制御とがある。グループ制御では複数の負荷を同じ
制御状態に制御し、パターン制御では複数の負荷をあら
かじめ個々に設定した制御状態に制御する。グループ制
御やパターン制御は、リレーRyにより制御される負荷
が照明負荷であるときにとくに有効であって、オフィス
空間のように多数の照明負荷が配列されているような場
所で、複数の照明負荷を一斉に点灯・消灯させる際にグ
ループ制御やパターン制御を利用することができる。図
示例ではスイッチSbを備えたパターンスイッチ31b
を示しているが、グループ制御用の端末器であるグルー
プスイッチは示していない。ただし、パターン制御やグ
ループ制御では、一括制御用に定められている操作用ア
ドレスを用いる点を除けば他の操作端末器と同様のもの
である。
【0009】上述のように、パターン制御を行なうため
には伝送制御装置30においてパターンスイッチ31b
に設けたスイッチSbのアドレスに複数回路のリレーR
yのアドレスを対応付けて登録しておく必要があり、こ
の種の設定操作をパターン設定と称している。グループ
制御の場合も同様であるから、以下では、グループ制御
を行なう設定操作をグループ設定と呼ぶ。
【0010】遠隔監視制御システムは、リレーRyを制
御する制御モードと、パターン設定やグループ設定を行
なう設定モードとの2つの動作モードを有している。つ
まり、遠隔監視制御システムを動作させると、伝送制御
装置30は、まず通常の制御モードになり、ダミーモー
ドの伝送信号を信号線Lsに送出する。割込信号がなけ
れば、そのままダミーモードによる伝送信号を繰り返し
て発生する常時ポーリングを行なう。一方、割込信号が
あると、操作端末器31を特定して操作端末器31から
の要求を取り込む。ここで、動作モードの変更が要求さ
れていなければ、現状の動作モードを判別し、制御モー
ドであればリレーRyを制御し、設定モードであればパ
ターン設定ないしグループ設定を行なう。また、動作モ
ードの変更が要求されているときには、要求内容に応じ
て動作モードを変更する。
【0011】設定モードでパターン設定を行なうには、
所望のパターンスイッチ31bのスイッチSbを操作
し、次に、そのスイッチSbによる制御対象となるリレ
ーRyに対応付けられているスイッチSaを操作するの
である。ここに、各スイッチSaとリレーRyとの関係
は先に設定されていることが前提である。このような手
順によりスイッチSa操作に応じたリレーRyの状態が
伝送制御装置30に関係データとして取り込まれ、1個
のスイッチSbに複数のリレーRyの状態が対応付けら
れるのである。グループ設定もパターン設定とほぼ同様
である。
【0012】一方、この種の遠隔監視制御システムで
は、操作端末器31の一種であるパターン設定器33を
用いることもある。パターン設定器33は、1台の装置
に複数台の操作端末器31を設けたものに相当し、多数
のスイッチSを備えている(図示例のものは64回路分
のスイッチSを備え、各スイッチSで4回路分ずつの操
作が可能となるようにスイッチで選択する構成になって
いる。したがって、256回路の操作が可能である)。
各スイッチSはアドレスを割り付けることによって、ど
のスイッチとしても用いることができるようになってい
る。
【0013】パターン設定器33を用いるときには、パ
ターンモードスイッチ35を操作してパターン設定モー
ドを指示し、パターンスイッチとして割り付けたスイッ
チSを選択した後に、個別スイッチとして割り付けたス
イッチSの操作によって各リレーRyの制御状態を設定
して関係データを作成し、この関係データを伝送制御装
置30に転送する。つまり、パターン設定器33を設置
している場所で関係データを作成することができるか
ら、個別スイッチ31aとパターンスイッチ31bとを
用いてパターン設定を行なう場合に比較すると、作業が
簡単になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにパターン設定器33は64回路分のスイッチSを
備えるものであるから大型かつ高価なものであって、通
常は制御盤などに固定して使用される。つまり、小規模
ないし中規模の遠隔監視制御システム(つまり、操作端
末器31および制御端末器32の台数が比較的少ないシ
ステム)に使用するには適しているとは言えず、また、
グループ設定やパターン設定の際に、負荷の設置場所と
は異なる場所でパターン設定器33を操作することにな
り、負荷の制御状態を確認しながらパターン設定やグル
ープ設定の作業を行うことが困難である。また、パター
ン設定器33を用いるとパターン設定やグループ設定が
比較的容易ではあるが、システム毎にパターン設定器3
3を設けるのではコスト高になる。しかも、パターン設
定器33は通常は施工時に用いるだけで、以後はほとん
ど使用されない場合も多いから、システム内にパターン
設定器33が接続されていても無駄になることもある。
【0015】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、小型かつ可搬であって複数のシステ
ムに兼用することが可能な遠隔監視制御システム用の設
定器を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、それ
ぞれアドレスを備える複数台の端末器が信号線に接続さ
れ、信号線に接続された伝送制御装置と前記各端末器と
の間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受すると
ともに、伝送制御装置に設定した関係データにより規定
されるアドレスの対応関係を用いて端末器間でデータを
授受することによって端末器に設けたスイッチの操作に
応じて他の端末器に接続した負荷を制御する遠隔監視制
御システムに用いられ、各端末器のアドレスを設定する
機能と前記関係データを伝送制御装置に設定する機能と
を少なくとも備える設定器であり、画面上に任意の表示
領域を形成可能であるとともに表示内容の異なる画面を
切替表示可能な表示部と、表示部とともに前記設定の設
定内容を指示する操作部と、前記設定内容に応じた処理
を行う信号処理部と、内部回路に電源を供給する電源回
路と、電源回路から電源が供給されると電源回路に内部
回路への電源供給の継続を指示する信号を出力し操作部
が操作されない状態が規定時間継続すると電源回路から
内部回路への電源供給の停止を指示するオートオフ信号
を出力するオートオフ手段とを手で把持可能な寸法の可
搬型の器体に備え、電源回路は、出力電圧を発生させる
状態と出力電圧を停止する状態とを外部信号によって選
択するオンオフ制御端子を備えた定電圧回路と、オート
オフ信号を受けてオンオフ制御端子に内部回路への給電
の遮断を指示する機能と、電源投入後であって内部回路
への給電が開始されることによりオートオフ手段から電
源供給の継続を指示する信号が出力されるまでの期間に
おいてオンオフ制御端子に内部回路への給電を指示する
機能とを備えるものである。この構成によれば、手で把
持可能な寸法の可搬型の器体を設けているから、複数の
遠隔監視制御システムで兼用することが可能になり、と
くに中小規模の遠隔監視制御システムではパターン設定
器を常時設置しておく無駄がなく、システム全体として
のコストの低減につながる。また、電源の切り忘れによ
る無駄な電力消費を防止することができる。とくに、電
源として電池を用いるときには電池容量の消費を抑制し
て電池交換の頻度を低減できる。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記信号線を通して前記伝送制御装置から供給され
る電力と、器体に付設した電池から供給される電力とか
ら選択して内部回路に電源を供給する電源回路を備える
ものである。この構成によれば、2系統の電源を備える
から、停電時や信号線からの電源供給が行われないとき
でも関係データの作成作業などを継続することができ
る。したがって、あらかじめ関係データを作成した後に
システムに接続して関係データを伝送制御装置に設定す
ることも可能になる。
【0018】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記電源回路は、前記伝送制御装置から供給される
電力により前記電池の出力電圧よりも高い直流電圧を生
成する前置電源回路と、前置電源回路から内部回路への
給電経路と電池から内部回路への給電経路とにそれぞれ
挿入された2つのダイオードよりなり前置電源回路の出
力電圧が電池の出力電圧以下になったときに電池から内
部回路に電源を供給させる電源切替回路とを備えるもの
である。この構成によれば、ダイオードを用いた簡単な
構成ながらも、信号線側からの電源供給が停止すると自
動的に電池を電源とする状態に切り換えることができる
から、作業途中で信号線からの電源供給が停止すること
によってデータが消失したりするのを防止することがで
きる。
【0019】 請求項4の発明は、請求項1ないし請求
項3の発明において、前記定電圧回路は、内部回路に定
電圧の電源を供給するスイッチングレギュレータよりな
るものである。この構成によれば、電源回路における入
出力間の効率が高く、電力消費を抑制することができ、
結果的に発熱量を小さくすることができる。とくに、電
池から電源が供給されているときに、電池の消耗を抑制
することができるから、電池交換の頻度が少なくなる。
【0020】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記器体に電池が付設され、前記定電圧回路は電池
の出力電圧が定電圧回路の出力電圧よりも低下すると電
池の出力電圧を昇圧して内部回路に電源を供給するもの
である。この構成によれば、電池の出力電圧が内部回路
への供給電圧よりも低下するまで使用することが可能で
あり、結果的に電池の使用可能期間が延長される。
【0021】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、前記端末器は光ワイヤレス信号を送受して内部の記
憶部にアドレスを設定する機能を有し、前記器体には電
池が付設され、前記信号処理部は前記端末器との間で光
ワイヤレス信号を送受する光送受信回路を備え、光送受
信回路により光ワイヤレス信号を送信する期間には前記
電池から光送受信回路に電源が供給されるものである。
この構成によれば、光ワイヤレス信号の送信時に光り送
受信部に電池から電源を供給するから、電力消費の大き
い光ワイヤレス信号の送信時に電力不足が生じることが
なく、信号線を伝送される伝送信号に電力不足による伝
送誤りが生じるのを防止することができる。
【0022】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、前記関係データを格納する記憶媒体が着脱自在に装
着される媒体装着部が器体に設けられているものであ
る。この構成によれば、記憶媒体を交換することができ
るから、件名ごとに異なる記憶媒体を用いることで関係
データを保存して管理することが可能になる。また、故
障などによって伝送制御装置の関係が破損しても記憶媒
体から読み出すことによって容易に復旧させることがで
きる。
【0023】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記表示部は実行中の機能の種別を表示内容とする
ものである。この構成によれば、実行中の機能が表示部
に示されるから、画面の小さい表示部を用いて画面を切
り換えても、実行中の機能が示されていることによっ
て、画面の表示内容の意味がわかりやすくなる。
【0024】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、前記表示部はバックライト付きの液晶表示器よりな
り、バックライトの点灯・消灯の状態を表示内容とする
ものである。この構成ではバックライトの点灯・消灯の
状態が画面上に表示されるので、周囲照度にかかわらず
バックライトの点灯・消灯の状態がわかり、また発光ダ
イオードなどの他の部材を用いてバックライトの状態を
表示する場合よりも低コストになる。
【0025】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、前記器体に電池が付設され、前記電池の出力電圧
を複数段階でそれぞれ検出する複数個の電圧検出回路が
設けられ、前記表示部は各電圧検出回路で検出した電圧
値に応じて求めた前記電池の残量を表示内容とするもの
である。この構成によれば、電池残量が段階的に表示さ
れるから、たとえばすべての機能を用いることができる
段階と、特定機能には用いることができない段階などで
電池残量を示すようにすれば、特定機能を使用する際に
電池残量が不足するか否かをあらかじめ知ることがで
き、特定機能を用いた作業が無駄になるのを防止するこ
とができる。
【0026】
【0027】 請求項11の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記電源回路への電源投入後に出力を接地状態
からオープンに切り換えるリセット回路と、リセット回
路の出力端間に接続されリセット回路の出力がオープン
になると抵抗を介して充電されるコンデンサと、制御端
子を備え制御端子への印加電圧が閾値以下のときにオン
になって電源回路から内部回路への電源供給を指示する
第1のスイッチ素子と、コンデンサに並列的に接続され
るとともに一端が第1のスイッチ素子の制御端子に接続
され前記オートオフ手段により電源供給の停止が指示さ
れるまで第1のスイッチ素子をオンに保つ第2のスイッ
チ素子とを備えるものである。この構成によれば、電源
投入によりリセット回路の出力がオープンになってコン
デンサの充電が開始されると第1のスイッチ素子により
電源回路から内部回路への電源供給が指示される。電源
供給が開始されると第2のスイッチ素子は第1のスイッ
チ素子の状態を維持し、オートオフ手段により電源供給
の停止が指示されるまでその状態を継続するのである。
また、リセット回路は電源投入前は出力を接地状態とし
ているから、リセット回路への電源を遮断すればコンデ
ンサが放電され、リセット回路への電源の再投入によっ
て内部回路への電源供給を開始させることができる。
【0028】 請求項12の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記電源回路への電源投入時にはオフであって
電源回路から内部回路への電源供給を指示するととも
に、前記オートオフ手段により電源供給の停止が指示さ
れるとオン状態を自己保持して電源回路から内部回路へ
の電源供給を停止させるラッチ回路を備えるものであ
る。この構成によれば、オートオフ手段により電源供給
の停止が指示されると自己保持して電源回路から内部回
路への電源供給を停止させるから、ラッチ回路への電源
供給を遮断して自己保持を解除すれば、電源供給を再開
させることができる。
【0029】 請求項13の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記電源回路への給電経路に電源スイッチが挿
入され、電源スイッチをスライドスイッチとしたもので
ある。この構成では、電源スイッチがスライドスイッチ
であるから、他の部材に触れても電源が投入される可能
性が少なく、搬送時に他の部材に触れて電源スイッチが
投入されることによる無駄な電力消費を避けることがで
きる。
【0030】 請求項14の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記電源回路への給電側で電圧が印加される回
路であって押操作中のみオンになるラバースイッチと抵
抗との直列回路を備え、ラバースイッチのオン時に抵抗
に電圧が印加されると電源回路から内部回路への電源供
給が開始されるものである。この構成では、ラバースイ
ッチを用いており、回路構成も簡単であるから低コスト
で実現することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の設定器34は、図1に示
す外観形状を備える。この設定器34は、片手で持つこ
とができる程度の大きさに形成された扁平な器体11を
備え、器体11の前面上部には液晶表示器よりなる表示
部12が設けられ、器体11の前面下部には各種操作を
行なうための操作部13が設けられている。また、器体
11の上面中央部には後述する赤外線ワイヤレス信号を
透過させる投受光窓14が設けられ、器体11の上面側
部には信号線Lsへの接続端子(図示せず)が設けられ
ている。さらに、器体11の左側面には、図2のよう
に、スライドスイッチよりなる電源スイッチ15と、表
示部12のバックライトを点灯・消灯させるための押操
作されるバックライトスイッチ16が設けられる。ま
た、右側面には後述するように関係データを格納する記
憶媒体としてのメモリカード29を着脱するための媒体
装着部であるスロット17が形成される。これら部材の
具体的な構成および機能は後述する。
【0032】ところで、設定器34の器体11には、図
3に示すように、マイクロコンピュータ(以下、マイコ
ンと略称する)を主構成とする信号処理部20が収納さ
れる。信号処理部20は、CPUのほか、システムプロ
グラムを格納したROM、一時的に記憶するデータを格
納するRAM、パターン設定やグループ設定を行う際に
作成した関係データを格納しておくフラッシュメモリを
備える。フラッシュメモリは無給電でも記憶内容を保持
するから、電源がオフになった後も設定された関係デー
タを保持することができる。フラッシュメモリに格納さ
れた関係データは上述したメモリカード29に格納して
バックアップをとることが可能である。メモリカード2
9に関係データを格納すれば、件毎に関係データを管理
することが可能になり、設定内容の変更や修正の作業が
容易になる。また、新規の設定内容が同一である場合に
も設定作業が容易になる。さらに、伝送制御装置30に
設定されている関係データが壊れたとしても、メモリカ
ード29を用いて再設定を行うことが可能になる。信号
処理部20は、送受信回路21および電源スイッチSW
1を介して接続端子18に接続されている。送受信回路
21は遠隔監視制御システムの信号線Lsを介して設定
器34と伝送制御装置30との間でのデータ伝送を可能
とする回路である。接続端子18は、ジャック型に形成
されており、設定器34を信号線Lsに接続する際には
接続端子18に着脱自在に結合されるコネクタを一端部
に備える接続線を用い、接続線の他端を信号線Lsに電
気的に接続すればよい。信号線への接続部としては、ワ
ニ口クリップ、ピンプラグ、Y型端子などを用いること
ができる。これらの接続線は信号線Lsのどの個所に接
続するかに応じて適宜に選択される。
【0033】さらに、信号処理部20には表示部12と
しての液晶表示回路22が接続される。液晶表示回路2
2は液晶表示器を備える。また、表示部12には液晶表
示器の背後から照明するバックライト回路23が設けら
れ、バックライト回路23は発光ダイオードを光源とし
て上述したバックライトスイッチ16によって点灯・消
灯の指示がなされる。上述した操作部13は押操作の復
帰力としてゴムの弾性を利用したいわゆるラバースイッ
チを用いたキーマトリクス24よりなる。ここに、キー
マトリクス24を構成するラバースイッチは一枚の弾性
体シートを用いて複数個のキーを一体に形成してある。
また、赤外線を媒体とする光ワイヤレス信号を投受光す
る光送受信回路25も信号処理部20に接続されてい
る。光送受信回路25は赤外線を投受光するための発光
ダイオードLEDおよびフォトダイオードPDを備え
る。また、キーマトリクス24による操作の確認音や誤
操作時の警告音などを発生させるためのブザーBzが設
けられ、ブザーBzを鳴動させるためのブザー回路28
も信号処理部20に接続されている。
【0034】この設定器34の電源は、信号線Lsに接
続しているときには、信号線Lsを伝送されている伝送
信号を整流し安定化することによって得ることができ
る。また、電源として電池Bも内蔵されている。電池B
は、電源スイッチSW2および電池容量を出力電圧によ
って監視する電池電圧監視回路26を通して電源回路2
7に接続され、電源回路27では信号線Lsからの電力
と電池Bからの電力とを選択して内部回路に供給する。
光送受信回路25は上述のように発光ダイオードLED
を備えており、光ワイヤレス信号の投光時には比較的大
きな電力(たとえば600mA)を消費する。したがっ
て、光ワイヤレス信号を送信する際には、信号線Lsか
らの電力によって動作させるとすると、信号線Lsの線
間の電圧が変動したり、場合によっては伝送信号が停止
する場合もある。そこで、光送受信回路25を用いて光
ワイヤレス信号を送信する際に、発光ダイオードLED
への供給電流は電池Bからの電力を用いるように接続し
てある。電池電圧監視回路26および電源回路27の具
体的な構成は後述する。
【0035】一方、本実施形態で用いる操作端末器31
および制御端末器32は、伝送制御装置30との間のデ
ータの授受がマイコンを主構成とする端末処理部で行な
われ、アドレスや端末器の種別はEEPROMよりなる
データ記憶部に格納される構成を有する。また、光ワイ
ヤレス信号を送受信するワイヤレス信号送受信部を有
し、データ記憶部に格納される情報の設定、修正、確認
には光ワイヤレス信号を用いる。図4に示すように、操
作端末器31には、個別スイッチ31a、パターンスイ
ッチ31bのほか、グループ制御に用いるグループスイ
ッチ、照明負荷Lの調光を指示する調光スイッチ31
c、センサやスイッチが監視入力として接続される入力
端末器などの種別があり、また制御端末器32には、照
明負荷Lと電源との間に挿入されるリレーを制御するリ
レー端末器32a、照明負荷Lへの供給電力を制御して
調光点灯させる調光端末器32cなどの種別がある。
【0036】これらの各種端末器は、端末処理部、デー
タ記憶部、ワイヤレス信号送受信部を共通構成としてお
り、各端末器の種別がデータ記憶部に格納されることに
よって、端末処理部は端末器の種別に応じた動作を行な
う。つまり、データ記憶部は一種のメモリスイッチない
しパラメータメモリとして機能し、その設定内容に応じ
て端末処理部の動作が規定されるのである。換言する
と、端末処理部は複数種類のプログラムモジュールを備
え、データ記憶部の設定内容に応じてどのプログラムモ
ジュールを用いるかが決定されるのである。データ記憶
部に設定可能な情報としては、端末器の種別のほか、負
荷をオンにする操作の後に一定時間だけ負荷をオンにす
る一時オン、負荷をオフにする操作から一定時間後に負
荷をオフにする遅れオフ、照明負荷のオンないしオフの
操作から照明負荷の光出力を徐々に増減させるフェード
の機能も設定可能であり、これらの機能では時間も合わ
せて設定可能になっている。
【0037】ところで、上述した表示部12は、図5に
示すように、中央部に液晶表示器の画面Pが配置され、
液晶表示器の画面Pの上辺に沿って「制御種別」、「ア
ドレス」、「ON/OFF」、「タイマー」、「調光レ
ベル」の文字が左から順に表記され、左辺に沿って「モ
ード」、「アドレス設定」、「PG設定」、「初期」、
「特別」、「確認」の文字が上から順に表記され、下辺
に沿って「スイッチ」、「入力T/U」、「リレーT/
U」、「調光T/U」、「電池残量」の文字が左から順
に表記されている。また、液晶表示器の画面Pにおいて
左辺および下辺に沿って表記された文字のうち「モー
ド」および「確認」を除いて各文字に対応する部位に
は、それぞれマーカM が設けられ、マーカM を反転表示
(他の部分と表示色が異なることを意味する)すること
によってどの内容が選択されているかを示すようになっ
ている。つまり、マーカMを用いて実行中の機能の種別
を表示するようになっている。液晶表示器はモノクロの
ドットマトリクス型の表示器であって、任意の文字ない
し図形を表示できるものを用いている。
【0038】操作部13を構成するキーマトリクス24
には押操作される多数のキーK11〜K18、K21〜
K24、K31〜K34、K41が設けられている。こ
れらのキーは基本的には4種類に分けて配置される。キ
ーK41は電源のオフを指示するものであって、電源ス
イッチ15で内部回路への電源の供給が開始された後
に、電源を強制的に遮断するときに押操作される。ここ
に、後述するようにキーK41を操作しなくてもキーマ
トリクス24を操作しない状態が規定時間継続すると自
動的に電源の供給が停止するオートオフの機能を備えて
いる。
【0039】設定器34の動作モードにはアドレス設定
モード、パターン・グループ設定モード、初期設定モー
ド、特別モードの4つのモードがあり、これらのモード
はキーK21〜K24の押操作により選択される。キー
K21はアドレス設定モード、キーK22はパターン・
グループ設定モード、キーK23は初期設定モード、キ
ーK24は特別モードに対応する。つまり、キーK21
〜K24は選択的に押操作される。
【0040】キーK21を操作してアドレス設定モード
を選択すると、光ワイヤレス信号により各端末器のデー
タ記憶部にアドレスや機能データを設定することができ
るようになる。アドレス設定モードが選択されると、
「アドレス設定」の文字に対応するマーカMが反転表示
される。また、従来の技術として説明したように1 台の
端末器には4個の負荷番号があるから、液晶表示器の1
画面には上下4行になった4アドレス分の設定欄が表示
される。また、設定欄は左右5列であって、4行5列の
桝目を有する。各桝目の内容を変更するには、所望の桝
目が反転表示された状態とすればよく、桝目を反転表示
させるにはカーソルキーK14を用いる。
【0041】カーソルキーK14は上下左右の移動方向
を示した十字キーであって、所望方向に対応する部位を
押操作すればその向きに反転表示の位置が移動する。ま
た、アドレス種別(1列目の桝目)が個別であるときに
は、アドレス(2列目の桝目)はチャンネル番号と負荷
番号とをハイフンで結合した形で表示され、チャンネル
番号と負荷番号とが各別に反転表示される。つまり、カ
ーソルキ−K14により反転表示の位置を移動させる際
にチャンネル番号と負荷番号とは別々に反転表示にな
る。
【0042】アドレス種別は1列目の桝目が反転表示さ
れている状態でキーK21〜K24を押操作することに
より、グループスイッチ、パターンスイッチ、個別スイ
ッチ、調光スイッチの中から端末器種別を選択すること
ができる。なお、1列目が反転表示されているときに
は、ページキーK15の操作によっても端末器種別を変
更することができる。ページキーK15は上下2方向を
指示するキーであり、上下の方向を指示すると端末器種
別が順次表示される。
【0043】2列目の桝目内が反転表示されている状態
ではページキーK15を押操作することにより2列目の
桝目内に表示されている数値を変更することができる。
たとえば、チャンネル番号が反転表示されているときに
は上下のページキーK15によりチャンネル番号を増減
させ、負荷番号が反転表示されているときには負荷番号
を増減させることができる。また、パターン種別がパタ
ーン(P)あるいはグループ(G)のときにはアドレス
が反転表示されている状態で、ページキーK15によっ
て関係データの識別子であるパターン番号やグループ番
号を変更することができる。さらに、アドレスの桝目が
反転表示されているときにアドレスクリアキーK12を
押操作すれば、アドレスを消去することができる。
【0044】3列目の桝目が反転表示されている状態で
は、負荷をオンにするかオフにするかをページキーK1
5で選択することになるが、このような操作はパターン
設定やグループ設定のときのみ有効になる。また、4列
目の桝目が反転表示されているときには、ページキーK
15により一時オン、遅れオフの指定ができ、合わせて
その時間も選択される。つまり、一時オンでは30秒、
1分、5分、60分、120分の選択が可能であり、遅
れオフでは30秒、1分、5分の選択が可能になってい
る。具体的には、一時オン30秒、一時オン1分……と
いうように、動作の種別と時間との組み合わせがページ
キーK15により順次選択される。5列目の桝目が反転
表示のときにはページキーK15により調光レベルが選
択される。この桝目はパターン種別が調光であるときに
有効になるのであって、この設定がなされている操作端
末器31の操作部を操作してその操作部に対応付けられ
た照明負荷をオンにすれば、照明負荷を指定した調光レ
ベルで点灯させることができる。なお、実行キーK16
を用いて1つの桝目の設定内容を確定でき、キャンセル
キーK17を用いて1つの桝目の設定内容を消去するこ
とができる。
【0045】上述のような操作によって1画面のアドレ
ス設定が終了した後に、アドレスや機能データを設定す
る対象となる端末器との間でのみ光ワイヤレス信号の授
受が可能となるように、設定器34を端末器に近づけて
キーK13を押操作すれば、ワイヤレス信号を端末器に
伝送して画面上の設定内容を端末器のデータ記憶部に格
納することができる。別の端末器の内容を設定する際に
は、上述の操作を繰り返すことも可能であるが、順送キ
ーK18を押操作すれば、アドレス(チャンネル番号)
のみを順送りにして(1つ増加させて)同じ設定内容を
液晶表示器の画面Pに表示させることができる。
【0046】ところで、アドレス設定モードにおいて、
設定器34を端末器に近づけた状態で確認キーK11を
押操作すれば、その端末器におけるデータ記憶部の設定
内容が読み出されて液晶表示器の画面Pに表示される。
したがって、既設の遠隔監視制御システムの場合には、
確認キーK11によりデータ記憶部の内容を確認した後
に、アドレスや機能データを設定すればよい。このよう
な操作によって、すでに設定されている内容を利用する
ことも可能になる。また、このときに液晶表示器の画面
Pには端末器の種別も表示される。
【0047】操作端末器31においてスイッチを備える
ものは、個別スイッチ,パターンスイッチ、グループス
イッチ、調光スイッチのいずれにも用いることが可能で
あるが、操作端末器31であっても外部スイッチやセン
サが接続されるものはスイッチを備える操作端末器31
とは区別しなければならない。また、当然ながらリレー
端末器32aや調光制御端末器32cも区別しなければ
ならない。アドレス設定モードではアドレス設定の対象
となる機器の種別を変更することも可能であるが、この
処理については詳述しない。なお、アドレスの設定対象
となっている機器種別は液晶表示器の画面Pの下辺に沿
って移動するマーカMの位置により示される。
【0048】上述のようにして各端末器にアドレスおよ
び機能データが設定された後には、パターン設定やグル
ープ設定が可能になる。つまり、キーK22によりパタ
ーン設定モードが選択されると、図5に示すような画面
が表示される。このとき、「パターン設定」の文字に対
応するマーカMが反転表示になる。この状態ではキーK
31またはキーK32の押操作によりグループ設定かパ
ターン設定かの別を選択することができる。あるいはま
た、1行1列の桝目が反転表示されている状態でページ
キーK15を操作してもグループ設定かパターン設定か
の別を選択することができる。さらに、グループ設定か
パターン設定かの別を実行キーK16により確定した後
にページキーK15を操作すればグループ番号やパター
ン番号を指定することができる。図示例ではパターン番
号が1である状態を示しており、1行1列に「P1」が
表示されている。パターン設定の内容については信号処
理部20のRAMに格納されており、また、外部記憶装
置が接続されているときには外部記憶装置に登録したも
のを読み出すこともできる。なお、キーK33,K34
はそれぞれ端末器に個別にアドレスを設定する場合、調
光用として設定する場合に操作されるが、要旨ではない
から説明を省略する。
【0049】グループ設定は各負荷の状態が等しくなる
ように一括制御する設定であって、パターン設定のよう
に各負荷の状態を個別に設定する場合の特例とも言える
から、以下ではパターン設定についてのみ説明する。パ
ターン設定モードになると、1列目にはパターン番号、
フェードの有無、1台の端末器に接続されている負荷を
一括してオンないしオフにする指定の有無が表示され
る。これらの指定は対応する桝目を反転表示した状態で
ページキーK15を操作すれば内容を指定することがで
きる。フェードについては、フェードなし、フェード3
秒、フェード5秒、フェード1分の指定ができ、負荷の
一括オンオフについては一括なし、一括オン,一括オフ
の指定ができる。2列目にはアドレスが表示されるが、
アドレスについてはチャンネル番号のみをページキーK
15で指定することができる。さらに、3列目〜5列目
についてはアドレス設定と同様の設定が可能である。
【0050】このように、パターン設定モードでは、端
末器1台分ずつの内容を設定することができる。図示例
では1台の端末器で複数の負荷番号に同じパターン番号
を与えた例を示しているが、複数台の端末器について同
じパターン番号を与える手順を採用しても、そのパター
ン番号に属する負荷を一括して制御することができる。
各端末器についてパターン設定を行なうと、設定内容は
信号処理部20に格納される。したがって、信号処理部
20に格納された内容を参照すれば、各端末器にすでに
パターン設定がなされているか否かを知ることができ
る。そこで、1台の端末器についてパターン設定を終了
した後に順送キーK18を操作して次チャンネルの端末
器の選択を行なったときに、その端末器にすでにパター
ン設定がなされていると、ブザーBzから警告音が発生
し、液晶表示器の画面Pでは上書きしてもよいかどうか
の確認表示がなされる。ここで、順送キーK18か実行
キーK16を操作すれば上書きされ、キャンセルキーK
17が操作されるとこのチャンネルの内容変更が中止さ
れる。パターン設定の終了には設定キーK13を操作す
る。
【0051】キーK23を操作したときには、設定器3
4の各種機能を設定する初期設定モードになり、マーカ
Mが「初期」の文字に対応する位置で反転表示される。
初期設定モードが選択されると、操作部13の操作に伴
ってブザーBzを鳴動させるか否か、液晶表示器の画面
Pのコントラスト、伝送制御装置30の種別、初期特別
設定の設定が可能になる。ブザーBzの鳴動の有無はペ
ージキーK15により選択され、コントラストは棒グラ
フ表示されていてページキーK15により段階が設定さ
れる。伝送制御装置30の種別が選択可能になっている
のは、伝送制御装置30に各種製品があり、パターン設
定やグループ設定の内容を規定した関係データを伝送制
御装置30に転送する際の手順や伝送信号の形態が異な
るからである。具体的には伝送制御装置30の型番がペ
ージキーK15により選択される。設定用のフィールド
間の移動にはカーソルキーK14を用いる。
【0052】ところで、初期特別設定では、誤登録防止
モード、電源切断時間、接続端末数変化監視の3内容の
選択が可能であり、カーソルキーK14により初期特別
設定のフィールドを選択してページキーK15を操作す
れば、それぞれの内容に応じた設定が可能になる。
【0053】誤登録防止モードが選択されていると、パ
ターン設定やグループ設定の際に、システムで未使用の
アドレスをパターン設定やグループ設定に含めるのを防
止することができる。つまり、信号処理部20のRAM
の設定内容を参照することによって、遠隔監視制御シス
テムに存在しないアドレスをパターン設定やグループ設
定に含むのを防止することができる。
【0054】電池切断時間が選択されると、キーが操作
されなくなってから規定時間後に電源を遮断するか否か
の選択(実行キーK16とキャンセルキーK17とを用
いる)が可能になり、遮断する場合にはその時間の設定
が可能になる(ページキーK15を用いる)。
【0055】接続端末数変化監視が選択されると、信号
線Lsに接続される端末器の台数の変化を監視するか否
かが選択される(実行キーK16とキャンセルキーK1
7とを用いる)が可能になる。この機能では、端末器の
状態を信号処理部20のRAMに読み込み、RAM上の
データに基づいて端末器の台数に変化があると、追加な
いし削除された端末器のアドレスを液晶表示器の画面P
に表示する。つまり、この機能を用いると、端末器と信
号線Lsとの接続が不安定な部位などを発見しやすくな
る。
【0056】キーK24を操作して特別モードを選択す
ると、「特別」の文字の位置でマーカMが反転表示され
る。特別モードでは、データ転送、チェック、編集、設
定状態の4モードをページキーK15の操作によって選
択した後に実行キーK16を操作することにより、各モ
ードが選択される。
【0057】データ転送は、関係データの転送相手を、
伝送制御装置30とするか、メモリカード29とするか
を選択するモードであって、ページキーK15による選
択後に実行キーK16を操作すれば転送相手を決定する
ことができる。チェックは、遠隔監視制御システムの動
作状態を示すシステム状態表示、遠隔監視制御システム
が設定された関係データを用いて実際に動作するか否か
の動作確認、遠隔監視制御システムにおける未使用アド
レスの表示、遠隔監視制御システムにおける各端末器の
アドレスがパターン設定やグループ設定で使用されてい
るか否かの表示(端末登録表示という)の機能を有して
いる。編集が選択されると、反転、コピー、消去、範囲
指定入力が選択可能になる。これらの選択も上述した例
と同様にページキーK15により所望の項目を選択した
状態で、実行キーK16を操作する。設定状態は、遠隔
監視制御システムを負荷制御が行なわれる通常状態とす
るか、関係データを伝送制御装置30に設定する設定状
態とするかを選択することができる。これらの動作につ
いては要旨ではないから詳述しない。
【0058】設定器34において液晶表示器の画面Pの
下部には「電池残量」の表記とともに電池Bを示す図形
Iが表示される。この図形Iの中には電池Bの残量が示
される。電池Bの残量は、図6(a)のように図形I内
が塗りつぶされた状態と、図6(b)のように図形I内
の半分が塗りつぶされた状態とで表され、図6(a)は
電池Bの残量が十分である状態を示す。また、関係デー
タを伝送制御装置30に転送するには30〜40分間の
時間を要する場合があり、このような作業中に電池の残
量がなくなると作業が無駄になるから、図6(b)の状
態はこの種の処理が行えないことを意味する。さらに電
池の容量が少なくなれば、どのような処理を行なうか否
かにはかかわらず、強制的に電源は遮断される。液晶表
示器の画面Pの下部にはバックライトの点灯・消灯の状
態を示す図形Hも表示される。この図形Hによってバッ
クライトの点灯・消灯が示されるから、周囲照度にかか
わらずバックライトの点灯・消灯の状態を知ることがで
きる。また、この表示を別途の表示灯を設けることなく
示すから、表示灯を設けるようなコスト増を回避するこ
とができる。
【0059】上述のような電池残量の表示を行うため
に、本実施形態では、図7のように、それぞれ集積回路
よりなる2個の電圧検出回路DV1、DV2を用いてい
る。各電圧検出回路DV1,DV2は、スイッチSW2
を介して電池Bの出力電圧を基準値と比較しており、各
電圧検出回路DV1,DV2にそれぞれ設定された基準
値よりも電池Bの出力電圧が高いときに、出力をオープ
ンにするように構成されている。電圧検出回路DV1の
基準値は電圧検出回路DV2の基準値よりも低く設定さ
れている。両電圧検出回路DV1,DV2の出力はダイ
オードD1,D2を介してプルアップ抵抗R1,R2に
よりプルアップされており、出力がオープンであればダ
イオードD1,D2とプルアップ抵抗R1,R2との接
続点はHレベルになる。また、電池Bの出力電圧は内部
回路の動作状態によって変動するから、信号処理部20
がキーマトリクス24からの入力を受け付ける状態であ
るときに定期的に電圧を検出するようにして、動作状態
の違いによる検出電圧のばらつきを防止している。
【0060】 しかして、両電圧検出回路DV1,DV
2の出力がともにオープンであるときには電池残量を示
す図形Iは図6(a)の状態になり、電圧検出回路DV
1の出力のみがオープンになるときには図形Iは図6
(b)の状態になる。電圧検出回路DV1,DV2の出
力に基づいて液晶表示器の画面Pに表示された図形Iを
変更する処理は信号処理部20が行う。
【0061】以下に、電源回路27の構成について詳述
する。本実施形態における電源回路27は、基本的には
図8に示す構成を有する。上述のように、電源回路27
は信号線Lsを伝送される伝送信号から生成した電源を
内部回路に供給する機能と、電池Bから内部回路に電源
を供給する機能とを有している。送受信回路21で受信
される伝送信号は双極性の信号であるから、伝送信号を
整流器41により全波整流し、平滑回路42により平滑
することによって電池Bの出力電圧よりも高い直流電圧
が生成される。整流器41と平滑回路42とは前置電源
回路を構成し、前置電源回路の出力電圧と電池Bの出力
電圧とがそれぞれダイオードD3,D4を通して定電圧
回路43に入力される。ここに、前置電源回路の出力電
圧は電池Bの出力電圧よりも高いから、信号線Lsから
伝送信号による電源が供給されて平滑回路42に出力電
圧が得られているときには、ダイオードD4はオフであ
って前置電源回路から定電圧回路43に電源が供給さ
れ、平滑回路42の出力電圧が電池Bの出力電圧よりも
低下するとダイオードD4がオンになって電池Bから定
電圧回路43に電源が供給される。つまり、両ダイオー
ドD3,D4は電源切替回路として機能する。定電圧回
路43では内部回路に電源を供給するのに必要な電圧
(たとえば、5V)を出力する。
【0062】平滑回路42は、具体的には図9のように
直列制御型の定電圧回路であって、整流器41とダイオ
ードD3との間に挿入された限流用の抵抗R3とトラン
ジスタQ1のコレクタ・エミッタとの直列回路を備え、
整流器41の出力端間に接続された抵抗R4とツェナー
ダイオードZD1との接続点をトランジスタQ1のベー
スに接続し、さらに出力端に平滑コンデンサC1を接続
した周知の構成を有する。また、定電圧回路43はスイ
ッチングレギュレータよりなる。定電圧回路43にスイ
ッチングレギュレータを用いているのは、直列制御型の
定電圧回路よりも入出力間の損失が少ないことと、電池
Bの出力電圧が定電圧回路43の出力電圧より低くても
昇圧して所望の出力電圧を得ることができるからであ
る。そこで、定電圧回路43には昇圧と降圧との両動作
が可能な極性反転型のスイッチングレギュレータを用い
ている。ここに、スイッチングレギュレータからは高周
波ノイズが発生するから、直列制御型の定電圧回路を用
いた平滑回路42を設けておくことによって信号線Ls
へのノイズの回り込みを抑制することができる。また、
平滑回路42の出力電圧は調節が容易であるから、平滑
回路42の入出力電圧の差を調節すれば、損失量を調節
することができる。
【0063】ところで、スイッチングレギュレータの電
力変換効率は70〜80%であるから、電力変換効率を
70%、平滑回路42の出力電圧を10Vとし、定電圧
回路43の出力電圧を5Vに設定したとすると、内部回
路への出力電流Xに対する入力電流は、(X×5)/
(10×0.7)≒0.71Xになる。定電圧回路43
を直列制御型とした場合には出力電流がXであれば、入
力電流もXであるから、スイッチングレギュレータを用
いることによって少なくとも30%程度は電力利用効率
が高くなると言える。また、電力変換効率が高くなった
ことによって定電圧回路43の温度上昇も抑制される。
【0064】上述のように定電圧回路43として極性反
転型のスイッチングレギュレータを用いると、電池Bの
出力電圧が定電圧回路43の出力電圧よりも低い場合で
も昇圧することにより所望電圧を得ることができるか
ら、直列制御型であれば入力電圧が5.5Vは必要であ
るのに対して、本実施形態の構成ではたとえば3Vまで
は使用可能になる。つまり、図10に示すように、5.
5Vから3Vに低下するまでの期間Tだけ使用可能期間
を延長することができる。
【0065】本実施形態では、電源として電池Bも用い
ることができるから電源の切り忘れがあると電池Bが消
耗することになる。そこで、規定時間内に操作部が一度
も操作されないときには電源を遮断するように構成して
ある。操作部(キーマトリクス24)が規定時間内に操
作されたか否かは信号処理部20が判断しており、操作
部が操作されなければ信号処理部20の端子Gからはオ
ートオフ信号が出力される。つまり、信号処理部20は
オートオフ手段として機能する。
【0066】信号処理部20の端子Gからのオートオフ
信号を受けて内部回路への給電を遮断する回路は、図1
1に示すように、電源回路27に設けてある。つまり、
定電圧回路43に、出力電圧を発生させる状態と出力電
圧を停止する状態とを外部信号によって選択するオンオ
フ制御端子を設け(定電圧回路43として集積回路を用
いるときにはオンオフ制御端子を備えるものを用い
る)、信号処理部20の端子Gからのオートオフ信号を
用いてオンオフ制御端子への信号を制御するように構成
してある。
【0067】さらに具体的に説明する。定電圧回路43
の入力端間には、第1のスイッチ素子としてのpnp形
のトランジスタQ2と抵抗R5との直列回路が接続さ
れ、トランジスタQ2のコレクタと抵抗R5との接続点
にオンオフ制御端子を接続してある。このトランジスタ
Q2のベースは、抵抗R6と第2のスイッチ素子として
のnpn形のトランジスタQ3のコレクタとの接続点に
接続され、トランジスタQ3のベースに信号処理部20
の端子GからLレベルのオートオフ信号が与えられるよ
うになっている。また、トランジスタQ2のベースには
抵抗R7を介して集積回路よりなるリセット回路44の
出力端も接続される。リセット回路44は、電源投入前
には出力端を接地しており、電源が投入されると出力を
オープンにするように構成されている。このリセット回
路44の出力端間にはコンデンサC2も接続されてい
る。
【0068】しかして、電源投入前にはリセット回路4
4の出力端は接地された状態であるから、コンデンサC
2には電荷はなく、スイッチSW1、SW2がオンにな
って電源が投入されると、リセット回路44の出力がオ
ープンになるから、抵抗R6,R7を通してコンデンサ
C2が充電され始める。コンデンサC2の充電が進むま
では、トランジスタQ2のエミッタ・ベース電圧が比較
的大きいから、トランジスタQ2はオンになる。その結
果、抵抗R5の両端電圧は定電圧回路43への入力電圧
にほぼ等しくなり、オンオフ制御端子への入力がHレベ
ルになって定電圧回路43が動作する。つまり、内部回
路に給電が開始され、信号処理部20にも給電される。
信号処理部20への給電が開始されると、信号処理部2
0は端子GからトランジスタQ3のベースに与える信号
をHレベルとしトランジスタQ3をオンにする。トラン
ジスタQ3がオンである間にはコンデンサC2の両端電
圧にかかわらず、トランジスタQ2をオンにすることが
できるから、定電圧回路43は出力電圧を継続して発生
させる。
【0069】一方、操作部が操作されない状態が規定時
間継続したときには信号処理部20の端子GからLレベ
ルのオートオフ信号が出力されるから、トランジスタQ
3がオフになる。この時点でコンデンサC2は充電され
ているから、トランジスタQ2はオフになり、定電圧回
路43のオンオフ制御端子がLレベルになって定電圧回
路43から内部回路への電源供給が停止する。このよう
にして信号処理部20への電源供給も停止することにな
る。
【0070】オートオフ信号により電源の供給が停止し
た後に電源を再度投入するには、スイッチSW1,SW
2をオフにした後にオンにすればよい。つまり、スイッ
チSW1,SW2がオフになればリセット回路44の出
力端が接地されてコンデンサC2が放電されるから、ス
イッチSW1,SW2を再度投入したときに、上述の動
作によって定電圧回路43から内部回路への電源供給を
再開することができる。
【0071】なお、スイッチSW1,SW2としての電
源スイッチ15はスライドスイッチであり、器体11の
側面に露出しているから、たとえば設定器34を道具箱
などに収納したときに他の部材と接触することによって
電源スイッチ15が投入されてしまう可能性を低減する
ことができる。
【0072】上述の例ではオートオフ信号を受けて定電
圧回路43から内部回路への給電を停止する回路を構成
するために、リセット回路44を用いていたが、リセッ
ト回路44を用いずに図12のように機械接点を有する
スイッチSW3を用いてもオートオフの構成を実現する
ことが可能である。このスイッチSW3はモメンタリ型
の押釦スイッチ(押操作中のみ接点がオンになるスイッ
チ)であって、たとえばラバースイッチをスイッチSW
3として用いることも可能になっている。この回路は、
スイッチSW3と抵抗R5との直列回路を定電圧回路4
3の入力端間に接続し、スイッチSW3と抵抗R5との
接続点を定電圧回路43のオンオフ制御端子に接続する
とともに、中央制御装置20の端子Gからのオートオフ
信号をオンオフ制御端子に与えているものである。
【0073】この構成では、スイッチSW3をオンにす
れば、定電圧回路43のオンオフ制御端子がHレベルに
なるから、定電圧回路43から内部回路への電源供給が
開始され、信号処理部20の端子Gからの信号はHレベ
ルになる。つまり、定電圧回路43から内部回路に継続
して電源が供給されることになる。その後、操作部の操
作のない状態が規定時間継続すると、信号処理部20の
端子GからLレベルのオートオフ信号が出力される。こ
のとき、スイッチSW3はオフであるから、定電圧回路
43のオンオフ制御端子にLレベルのオートオフ信号が
入力され、定電圧回路43から内部回路への電源供給が
停止する。つまり、図11に示した回路構成と同様に動
作させることが可能である。また、図12に示した回路
構成では、ラバースイッチなどの押操作されるスイッチ
を用いることができるから、キーマトリクス24を構成
するラバースイッチと同時にスイッチSW3を形成する
ことが可能になり、コストの低減につながる。
【0074】ところで、図11に示した回路構成では、
スイッチSW1,SW2をオフにした後にオンにする時
間がごく短いときには、コンデンサC2が十分に放電さ
れておらず、スイッチSW1,SW2の投入時に定電圧
回路43から内部回路への電源の供給が開始されないお
それがある。そこで、図13のような回路構成を採用し
てもよい。この回路は、2本の抵抗R8,R9とnpn
形のトランジスタQ5との直列回路を定電圧回路43の
入力端間に接続し、抵抗R9とトランジスタQ5のコレ
クタとの接続点を定電圧回路43のオンオフ制御端子に
接続してある。また、pnp形のトランジスタQ4と2
個の抵抗R10,R11との直列回路も定電圧回路43
の入力端間に接続してある。両抵抗R8,R9の接続点
はトランジスタQ4のベースに接続され、また抵抗R1
0,R11の接続点はトランジスタQ5のベースに接続
されている。さらに、トランジスタQ4と抵抗R10と
の接続点にはダイオードD5を通して信号処理部20の
端子Gからの信号が与えられる。この回路は一種のラッ
チ回路であって、端子Gからの信号がHレベルになると
両トランジスタQ4,Q5がオンになり、ダイオードD
3,D4を通した電源供給を停止するまでその状態が自
己保持されるようになっている。
【0075】 この回路構成では、スイッチSW1,S
W2のオンによって電源が投入されたときには、両トラ
ンジスタQ4,Q5はともにオフであるから、抵抗R
8,R9を通して定電圧回路43のオンオフ制御端子に
Hレベルが入力されて内部回路への電源供給が開始され
る。このとき、信号処理部20の端子Gの出力はLレベ
ルになるように設定しておく。つまり、定電圧回路43
から内部回路への電源の供給時にはトランジスタQ4,
Q5はともにオフに保たれる。その後、操作部が操作さ
れない状態が規定時間継続すると、信号処理部20は端
子GからHレベルを出力し、両トランジスタQ4,Q5
をオンにする。トランジスタQ5がオンになれば、定電
圧回路43のオンオフ制御端子への入力はLレベルにな
るから、定電圧回路43から内部回路への給電は停止す
る。定電圧回路43から内部回路への電源供給が停止す
ると、信号処理部20の端子Gの出力は停止するが、ト
ランジスタQ4,Q5は互いに他方をオンにする状態に
なるから、定電圧回路43のオンオフ制御端子への入力
はLレベルに保たれる。つまり、この構成によってもオ
ートオフ信号による電源供給の停止が実現される。
【0076】
【発明の効果】請求項1の発明は、それぞれアドレスを
備える複数台の端末器が信号線に接続され、信号線に接
続された伝送制御装置と各端末器との間で時分割多重伝
送方式により伝送信号を授受するとともに、伝送制御装
置に設定した関係データにより規定されるアドレスの対
応関係を用いて端末器間でデータを授受することによっ
て端末器に設けたスイッチの操作に応じて他の端末器に
接続した負荷を制御する遠隔監視制御システムに用いら
れ、各端末器のアドレスを設定する機能と関係データを
伝送制御装置に設定する機能とを少なくとも備える設定
器であり、画面上に任意の表示領域を形成可能であると
ともに表示内容の異なる画面を切替表示可能な表示部
と、表示部とともに設定の設定内容を指示する操作部
と、設定内容に応じた処理を行う信号処理部と、内部回
路に電源を供給する電源回路と、電源回路から電源が供
給されると電源回路に内部回路への電源供給の継続を指
示する信号を出力し操作部が操作されない状態が規定時
間継続すると電源回路から内部回路への電源供給の停止
を指示するオートオフ信号を出力するオートオフ手段と
を手で把持可能な寸法の可搬型の器体に備え、電源回路
は、出力電圧を発生させる状態と出力電圧を停止する状
態とを外部信号によって選択するオンオフ制御端子を備
えた定電圧回路と、オートオフ信号を受けてオンオフ制
御端子に内部回路への給電の遮断を指示する機能と、電
源投入後であって内部回路への給電が開始されることに
よりオートオフ手段から電源供給の継続を指示する信号
が出力されるまでの期間においてオンオフ制御端子に内
部回路への給電を指示する機能とを備えるものであっ
て、手で把持可能な寸法の可搬型の器体を設けているか
ら、複数の遠隔監視制御システムで兼用することが可能
になり、とくに中小規模の遠隔監視制御システムではパ
ターン設定器を常時設置しておく無駄がなく、システム
全体としてのコストの低減につながるという利点があ
る。また、電源の切り忘れによる無駄な電力消費を防止
することができる。とくに、電源として電池を用いると
きには電池容量の消費を抑制して電池交換の頻度を低減
できるという利点がある。
【0077】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、信号線を通して伝送制御装置から供給される電力
と、器体に付設した電池から供給される電力とから選択
して内部回路に電源を供給する電源回路を備えるもので
あり、2系統の電源を備えるから、停電時や信号線から
の電源供給が行われないときでも関係データの作成作業
などを継続することができるという利点があり、あらか
じめ関係データを作成した後にシステムに接続して関係
データを伝送制御装置に設定することも可能になるとい
う利点がある。
【0078】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、電源回路が、伝送制御装置から供給される電力によ
り電池の出力電圧よりも高い直流電圧を生成する前置電
源回路と、前置電源回路から内部回路への給電経路と電
池から内部回路への給電経路とにそれぞれ挿入された2
つのダイオードよりなり前置電源回路の出力電圧が電池
の出力電圧以下になったときに電池から内部回路に電源
を供給させる電源切替回路とを備えるものであり、ダイ
オードを用いた簡単な構成ながらも、信号線側からの電
源供給が停止すると自動的に電池を電源とする状態に切
り換えることができるから、作業途中で信号線からの電
源供給が停止することによってデータが消失したりする
のを防止することができるという利点がある。
【0079】 請求項4の発明は、請求項1ないし請求
項3の発明において、前記定電圧回路は、内部回路に定
電圧の電源を供給するスイッチングレギュレータよりな
るものであり、電源回路における入出力間の効率が高
く、電力消費を抑制することができ、結果的に発熱量を
小さくすることができるという利点がある。
【0080】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、器体に電池が付設され、定電圧回路は電池の出力電
圧が定電圧回路の出力電圧よりも低下すると電池の出力
電圧を昇圧して内部回路に電源を供給するものであり、
電池の出力電圧が内部回路への供給電圧よりも低下する
まで使用することが可能であり、結果的に電池の使用可
能期間が延長されるという利点がある。
【0081】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、端末器が光ワイヤレス信号を送受して内部の記憶部
にアドレスを設定する機能を有し、器体には電池が付設
され、信号処理部は端末器との間で光ワイヤレス信号を
送受する光送受信回路を備え、光送受信回路により光ワ
イヤレス信号を送信する期間には電池から光送受信回路
に電源が供給されるものであり、光ワイヤレス信号の送
信時に光り送受信部に電池から電源を供給するから、電
力消費の大きい光ワイヤレス信号の送信時に電力不足が
生じることがなく、信号線を伝送される伝送信号に電力
不足による伝送誤りが生じるのを防止することができる
という利点がある。
【0082】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、関係データを格納する記憶媒体が着脱自在に装着さ
れる媒体装着部が器体に設けられているものであり、記
憶媒体を交換することができるから、件名ごとに異なる
記憶媒体を用いることで関係データを保存して管理する
ことが可能になるという利点がある。また、故障などに
よって伝送制御装置の関係が破損しても記憶媒体から読
み出すことによって容易に復旧させることができるとい
う利点がある。
【0083】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、表示部は実行中の機能の種別を表示内容とするもの
であり、実行中の機能が表示部に示されるから、画面の
小さい表示部を用いて画面を切り換えても、実行中の機
能が示されていることによって、画面の表示内容の意味
がわかりやすくなるという利点がある。
【0084】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、表示部はバックライト付きの液晶表示器よりなり、
バックライトの点灯・消灯の状態を表示内容とするもの
であり、バックライトの点灯・消灯の状態が画面上に表
示されるので、周囲照度にかかわらずバックライトの点
灯・消灯の状態がわかり、また発光ダイオードなどの他
の部材を用いてバックライトの状態を表示する場合より
も低コストになるという利点がある。
【0085】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、器体に電池が付設され、電池の出力電圧を複数段
階でそれぞれ検出する複数個の電圧検出回路が設けら
れ、表示部は各電圧検出回路で検出した電圧値に応じて
求めた電池の残量を表示内容とするものであり、電池残
量が段階的に表示されるから、たとえばすべての機能を
用いることができる段階と、特定機能には用いることが
できない段階などで電池残量を示すようにすれば、特定
機能を使用する際に電池残量が不足するか否かをあらか
じめ知ることができ、特定機能を用いた作業が無駄にな
るのを防止することができるという利点がある。
【0086】
【0087】 請求項13の発明は、請求項1の発明に
おいて、電源回路への給電経路に電源スイッチが挿入さ
れ、電源スイッチをスライドスイッチとしたものであ
り、電源スイッチがスライドスイッチであるから、他の
部材に触れても電源が投入される可能性が少なく、搬送
時に他の部材に触れて電源スイッチが投入されることに
よる無駄な電力消費を避けることができるという利点が
ある。
【0088】 請求項14の発明は、請求項1の発明に
おいて、電源回路への給電側で電圧が印加される回路で
あって押操作中のみオンになるラバースイッチと抵抗と
の直列回路を備え、ラバースイッチのオン時に抵抗に電
圧が印加されると電源回路から内部回路への電源供給が
開始されるものであり、ラバースイッチを用いており、
回路構成も簡単であるから低コストで実現することがで
きるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す外観斜視図である。
【図2】同上の要部側面図である。
【図3】同上のブロック図である。
【図4】同上の接続例を示す概略構成図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の要部回路図である。
【図8】同上に用いる電源回路を示す回路図である。
【図9】同上に用いる電源回路の要部回路図である。
【図10】同上に用いる電源回路の動作説明図である。
【図11】同上に用いる電源回路の他例を示す要部回路
図である。
【図12】同上に用いる電源回路のさらに他例を示す要
部回路図である。
【図13】同上に用いる電源回路の別例を示す要部回路
図である。
【図14】従来例を示す概略構成図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
11 ケース 15 電源スイッチ 17 スロット(媒体装着部) 20 信号処理部 22 液晶表示回路 23 バックライト回路 24 キーマトリクス 25 光送受信回路 27 電源回路 29 メモリカード 30 伝送制御装置 31 操作端末器 32 制御端末器 34 設定器 41 整流器 42 平滑回路 43 定電圧回路 44 リセット回路 B 電池 C2 コンデンサ D3,D4 ダイオード DV1,DV2 電圧検出回路 L 照明負荷 Ls 信号線 P 画面 Q2 トランジスタ(第1のスイッチ素子) Q3 トランジスタ(第2のスイッチ素子) R5 抵抗 Ry リレー Sa スイッチ Sb スイッチ SW1、SW2 電源スイッチ SW3 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−35897(JP,A) 特開 平10−191472(JP,A) 特開 平10−248092(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれアドレスを備える複数台の端末
    器が信号線に接続され、信号線に接続された伝送制御装
    置と前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝
    送信号を授受するとともに、伝送制御装置に設定した関
    係データにより規定されるアドレスの対応関係を用いて
    端末器間でデータを授受することによって端末器に設け
    たスイッチの操作に応じて他の端末器に接続した負荷を
    制御する遠隔監視制御システムに用いられ、各端末器の
    アドレスを設定する機能と前記関係データを伝送制御装
    置に設定する機能とを少なくとも備える設定器であり、
    画面上に任意の表示領域を形成可能であるとともに表示
    内容の異なる画面を切替表示可能な表示部と、表示部と
    ともに前記設定の設定内容を指示する操作部と、前記設
    定内容に応じた処理を行う信号処理部と、内部回路に電
    源を供給する電源回路と、電源回路から電源が供給され
    ると電源回路に内部回路への電源供給の継続を指示する
    信号を出力し操作部が操作されない状態が規定時間継続
    すると電源回路から内部回路への電源供給の停止を指示
    するオートオフ信号を出力するオートオフ手段とを手で
    把持可能な寸法の可搬型の器体に備え、電源回路は、出
    力電圧を発生させる状態と出力電圧を停止する状態とを
    外部信号によって選択するオンオフ制御端子を備えた定
    電圧回路と、オートオフ信号を受けてオンオフ制御端子
    に内部回路への給電の遮断を指示する機能と、電源投入
    後であって内部回路への給電が開始されることによりオ
    ートオフ手段から電源供給の継続を指示する信号が出力
    されるまでの期間においてオンオフ制御端子に内部回路
    への給電を指示する機能とを備えることを特徴とする遠
    隔監視制御システム用の設定器。
  2. 【請求項2】 前記信号線を通して前記伝送制御装置か
    ら供給される電力と、器体に付設した電池から供給され
    る電力とから選択して内部回路に電源を供給する電源回
    路を備えることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制
    御システム用の設定器。
  3. 【請求項3】 前記電源回路は、前記伝送制御装置から
    供給される電力により前記電池の出力電圧よりも高い直
    流電圧を生成する前置電源回路と、前置電源回路から内
    部回路への給電経路と電池から内部回路への給電経路と
    にそれぞれ挿入された2つのダイオードよりなり前置電
    源回路の出力電圧が電池の出力電圧以下になったときに
    電池から内部回路に電源を供給させる電源切替回路とを
    備えることを特徴とする請求項2記載の遠隔監視制御シ
    ステム用の設定器。
  4. 【請求項4】 前記定電圧回路は、内部回路に定電圧の
    電源を供給するスイッチングレギュレータよりなるこ
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の遠隔監視制御システム用の設定器。
  5. 【請求項5】 前記器体に電池が付設され、前記定電圧
    回路は電池の出力電圧が定電圧回路の出力電圧よりも低
    下すると電池の出力電圧を昇圧して内部回路に電源を供
    給することを特徴とする請求項4記載の遠隔監視制御シ
    ステム用の設定器。
  6. 【請求項6】 前記端末器は光ワイヤレス信号を送受し
    て内部の記憶部にアドレスを設定する機能を有し、前記
    器体には電池が付設され、前記信号処理部は前記端末器
    との間で光ワイヤレス信号を送受する光送受信回路を備
    え、光送受信回路により光ワイヤレス信号を送信する期
    間には前記電池から光送受信回路に電源が供給されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム用
    の設定器。
  7. 【請求項7】 前記関係データを格納する記憶媒体が着
    脱自在に装着される媒体装着部が器体に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム
    用の設定器。
  8. 【請求項8】 前記表示部は実行中の機能の種別を表示
    内容とすることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制
    御システム用の設定器。
  9. 【請求項9】 前記表示部はバックライト付きの液晶表
    示器よりなり、バックライトの点灯・消灯の状態を表示
    内容とすることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制
    御システム用の設定器。
  10. 【請求項10】 前記器体に電池が付設され、前記電池
    の出力電圧を複数段階でそれぞれ検出する複数個の電圧
    検出回路が設けられ、前記表示部は各電圧検出回路で検
    出した電圧値に応じて求めた前記電池の残量を表示内容
    とすることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御シ
    ステム用の設定器。
  11. 【請求項11】 前記電源回路への電源投入後に出力を
    接地状態からオープンに切り換えるリセット回路と、リ
    セット回路の出力端間に接続されリセット回路の出力が
    オープンになると抵抗を介して充電されるコンデンサ
    と、制御端子を備え制御端子への印加電圧が閾値以下の
    ときにオンになって電源回路から内部回路への電源供給
    を指示する第1のスイッチ素子と、コンデンサに並列的
    に接続されるとともに一端が第1のスイッチ素子の制御
    端子に接続され前記オートオフ手段により電源供給の停
    止が指示されるまで第1のスイッチ素子をオンに保つ第
    2のスイッチ素子とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の遠隔監視制御システム用の設定器。
  12. 【請求項12】 前記電源回路への電源投入時にはオフ
    であって電源回路から内部回路への電源供給を指示する
    とともに、前記オートオフ手段により電源供給の停止が
    指示されるとオン状態を自己保持して電源回路から内部
    回路への電源供給を停止させるラッチ回路を備えること
    を特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム用の
    設定器。
  13. 【請求項13】 前記電源回路への給電経路に電源スイ
    ッチが挿入され、電源スイッチはスライドスイッチであ
    ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システ
    ム用の設定器。
  14. 【請求項14】 前記電源回路への給電側で電圧が印加
    される回路であって押操作中のみオンになるラバースイ
    ッチと抵抗との直列回路を備え、ラバースイッチのオン
    時に抵抗に電圧が印加されると電源回路から内部回路へ
    の電源供給が開始されることを特徴とする請求項1記載
    の遠隔監視制御システム用の設定器。
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