JP3622637B2 - 遠隔監視制御システム用の設定器 - Google Patents

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  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時分割多重伝送方式により伝送信号を信号線に伝送し、この伝送信号を用いて監視入力に応じた負荷制御を可能とした遠隔監視制御システムに用いられ、監視入力と負荷との対応関係を設定する遠隔監視制御システム用の設定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図28に示す構成の遠隔監視制御システムが知られている。この遠隔監視制御システムでは、伝送ユニット30に接続された2線式の信号線Lsに複数台ずつの操作端末器31および制御端末器32が接続(マルチドロップ接続)される。図示例では操作端末器31として、個別スイッチ31a、パターンスイッチ31bが設けられる。各操作端末器31および各制御端末器32にはそれぞれアドレスが設定されており、伝送ユニット30はアドレスを用いて操作端末器31および制御端末器32を識別する。個別スイッチ31aとパターンスイッチ31bとはそれぞれ監視入力を発生させるスイッチSa,Sbを備え、制御端末器32は負荷(図示例では照明負荷L)を制御するリレーを内蔵する。また、操作端末器31には照明負荷Lの動作状態を確認するための発光ダイオードよりなる確認灯(図示せず)が設けられている。ここに、リレーには一般にラッチング型のものが用いられ、制御端末器32がリレーを動作させる際にはリレーにパルス的に電源を供給する。制御端末器32はリレーを外部に持つ形式のものもあり、この場合には別途に設けたトランスからリレーにパルス的に給電する。
【0003】
伝送ユニット30は信号線Lsに対して、図29(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出する。伝送信号Vsは、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器31や制御端末器32を各別に呼び出すためのアドレスデータAD、照明負荷Lを制御する制御データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータCS、操作端末器31や制御端末器32からの返送信号(監視データ)を受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される(図29(b))。各操作端末器31および各制御端末器32では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデータADが、各操作端末器31あるいは各制御端末器32においてあらかじめ設定されているアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視データを電流モード信号(信号線Lsの線間を開放した状態と低インピーダンスを挿入した状態とで表される電流変化による2値信号)で返送する。
【0004】
伝送ユニット30から所望の操作端末器31あるいは制御端末器32にデータを伝送する場合には、モードデータMDを制御モードとし、操作端末器31あるいは制御端末器32に設定されたアドレスをアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレスデータADに一致するアドレスを有した操作端末器31または制御端末器32が制御データCDを受け取り、信号返送期間WTに監視データを返送する。伝送ユニット30では送出した制御データCDと信号返送期間WTに受信した監視データとの関係によって制御データCDが所望の操作端末器31または制御端末器32に伝送されたことを確認する。制御端末器32は受け取った制御データCDに従って照明負荷Lを制御するための負荷制御信号を出力し、操作端末器31では受け取った制御データCDに従って照明負荷Lの動作確認表示を行なうための監視信号を出力する。
【0005】
一方、伝送ユニット30は通常時にはモードデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間間隔で送出しており(常時ポーリング)、操作端末器31においてスイッチSa,Sbの操作に伴う監視入力が発生すると、操作端末器31は伝送ユニット30に対して監視入力の発生を伝送しようとする。すなわち、この操作端末器31はダミーモードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて図29(c)のような割込信号を発生させ、同時に割込フラグを設定して伝送ユニット30との以後の情報授受に備える。伝送ユニット30では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモードとしかつアドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作端末器31では、割込ポーリングモードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビットが操作端末器31に設定されているアドレスの上位4ビットに一致するときに、信号返送期間WTにアドレスの下位の半数のビットを伝送ユニット30に返送する。このように、伝送ユニット30は割込信号を発生した操作端末器31を16個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で操作端末器31を発見することができる。
【0006】
伝送ユニット30が割込信号を発生した操作端末器31のアドレスを獲得するとモードデータMDを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝送信号Vsを信号線Lsに送出する。この伝送信号Vsに対して操作端末器31は伝送しようとする情報を信号返送期間WTに返送する。最後に、伝送ユニット30は割込信号を発生した操作端末器31に対して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器31の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作端末器31から伝送ユニット30への情報伝送は、伝送ユニット30から操作端末器31への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝送ユニット30が所望の制御端末器32の動作状態を知ろうとするときには、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送出するだけでよい。
【0007】
上述の動作を簡単にまとめる。まず、操作端末器31においてスイッチSa,Sbの操作に伴う監視入力が発生すると、操作端末器31から監視入力に対応した監視データを伝送ユニット30に返送し、伝送ユニット30が制御端末器32に制御データCDを伝送すると、制御端末器32は負荷制御信号を出力して照明負荷Lを制御する。ここで、制御端末器32には負荷監視入力が与えられ、負荷監視入力に対応する監視データを伝送ユニット30に返送し、返送された監視データを操作端末器31に伝送する。この伝送信号によって操作端末器31では監視信号を出力する。監視出力は通常は確認灯の点灯・消灯に用いられる。
【0008】
ところで、各操作端末器31において最大4回路の監視入力を受け付けることを可能とし(個別スイッチ31aには最大4個のスイッチSaを設けることができる)、また各制御端末器32において最大4回路の照明負荷Lを接続することを可能とするために、伝送信号VsのアドレスデータADにはアドレスを拡張する2ビットの負荷番号が設けられている。つまり、各操作端末器31および各制御端末器32には最大4個ずつのアドレスが設定可能になっている。各操作端末器31および各制御端末器32に設定される4個のアドレスのうち負荷番号を除く部分は端末器の種別(操作端末器31か制御端末器32かなどの種別)を表す部分とチャンネル(対応関係を持つ操作端末器31と制御端末器32とは同一チャンネルが設定される)を表す部分とから構成される。言い換えると、各スイッチSa,Sbおよび各照明負荷Lにはそれぞれ個別のアドレスが付与されていることになる。また、互いに一対一に対応する個別スイッチ31aと制御端末器32とを同チャンネルに設定することで対応関係がわかりやすくなっている。
【0009】
ところで、この種の遠隔監視制御システムでは、パターンスイッチ31bのスイッチSbと照明負荷Lとのアドレスの対応関係を伝送ユニット30で管理しているから、伝送ユニット30において1回路のスイッチSbのアドレスに複数回路の照明負荷Lのアドレスを関係データとして対応付けておけば、1回路のスイッチSbで複数回路の照明負荷Lを一括して制御することが可能である。このような一括制御にはグループ制御とパターン制御とがある。グループ制御では複数の負荷を同じ制御状態に制御し、パターン制御では複数の負荷をあらかじめ個々に設定した制御状態に制御する。グループ制御やパターン制御は、照明負荷Lを制御するときにとくに有効であって、オフィス空間のように多数の照明負荷が配列されているような場所で、複数の照明負荷を一斉に点灯・消灯させる際にグループ制御やパターン制御を利用することができる。図示例ではスイッチSbを備えたパターンスイッチ31bを示しているが、グループ制御用の端末器であるグループスイッチは示していない。ただし、パターン制御やグループ制御では、一括制御用に定められている操作用アドレスを用いる点を除けば他の操作端末器と同様である。
【0010】
上述のように、パターン制御を行なうためには伝送ユニット30においてパターンスイッチ31bに設けたスイッチSbのアドレスに複数回路の照明負荷Lのアドレスを対応付けて登録しておく必要があり、この種の設定操作をパターン設定と称している。グループ制御の場合も同様であるから、以下では、グループ制御を行なう設定操作をグループ設定と呼ぶ。
【0011】
ところで、遠隔監視制御システムは、照明負荷Lを制御する制御モードと、パターン設定やグループ設定を行なう設定モードとの2つの動作モードを有している。つまり、遠隔監視制御システムを動作させると、伝送ユニット30は、まず通常の制御モードになり、ダミーモードの伝送信号を信号線Lsに送出する。割込信号がなければ、そのままダミーモードによる伝送信号を繰り返して発生する常時ポーリングを行なう。一方、割込信号があると、操作端末器31を特定して操作端末器31からの要求を取り込む。ここで、動作モードの変更が要求されていなければ、現状の動作モードを判別し、制御モードであれば照明負荷Lを制御し、設定モードであればパターン設定ないしグループ設定を行なう。また、動作モードの変更が要求されているときには、要求内容に応じて動作モードを変更する。
【0012】
設定モードでパターン設定を行なうには、所望のパターンスイッチ31bのスイッチSbを操作し、次に、そのスイッチSbによる制御対象となる照明負荷Lに対応付けられているスイッチSaを操作するのである。ここに、各スイッチSaと照明負荷Lとの関係は先に設定されていることが前提である。このような手順によりスイッチSa操作に応じた照明負荷Lの状態が伝送ユニット30に関係データとして取り込まれ、1個のスイッチSbに複数の照明負荷Lの状態が対応付けられるのである。グループ設定もパターン設定とほぼ同様である。
【0013】
一方、この種の遠隔監視制御システムでは、操作端末器31の一種であるパターン設定器33を用いることもある。パターン設定器33は、1台の装置に複数台の操作端末器31を設けたものに相当し、多数のスイッチSを備えている(図示例のものは64回路分のスイッチSを備え、各スイッチSで4回路分ずつの操作が可能となるように別のスイッチで切替選択する構成になっている。したがって、256回路の操作が可能である)。各スイッチSはアドレスを割り付けることによって、任意の操作端末器31のスイッチSとして用いることができるようになっている。
【0014】
パターン設定器33を用いるときには、パターンスイッチとして割り付けたスイッチSを選択した後に、個別スイッチとして割り付けたスイッチSの操作によって各照明負荷Lの制御状態を設定して関係データを作成し、この関係データを伝送ユニット30に転送する。つまり、パターン設定器33を設置している場所で関係データを作成することができるから、個別スイッチ31aとパターンスイッチ31bとを用いてパターン設定を行なう場合に比較すると、作業が簡単になる。
【0015】
端末器としては、図30に示すように、照明負荷Lの光出力を調節可能な調光器を内蔵した調光制御端末器32cや、調光制御端末器32cを用いた場合の調光量を指示するための調光操作端末器31cなども用いることができる。さらには電動カーテンや電動シャッタのような電動機を負荷とする制御端末器およびその制御端末器と対になる操作端末器を用いる場合もある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにパターン設定器33は64回路分のスイッチSを備えるものであるから大型かつ高価なものであって、通常は制御盤などに固定して使用される。つまり、小規模ないし中規模の遠隔監視制御システム(操作端末器31および制御端末器32の台数が比較的少ないシステム)に使用するには適しているとは言えないものである。
【0017】
そこで、小規模ないし中規模の遠隔監視制御システムに使用するのに適した図31に示すような可搬型の設定器34を先に提案した。先に提案した設定器34では、関係データを伝送ユニット30に設定する際に信号線Lsに接続するように構成してあり、設定器34を信号線Lsと接続する際には接続線Lcを用いるようになっている。接続線Lcは、たとえば操作端末器31に設けたねじ付き端子35に接続可能となるように図32のように、一端部にY型圧着端子ないしU型圧着端子36を備え、他端部に設定器34に着脱自在に接続される差込コネクタ37を設けてある。
【0018】
しかしながら、上述した構成ではねじ付き端子35にしか接続することができないものであるから、接続線Lcを信号線Lsに接続するためにドライバのような工具が必要になり、設定器34の接続作業が面倒であるという問題を有している。
【0019】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、工具を用いることなく信号線に容易に接続することができる遠隔監視制御システム用の設定器を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、それぞれアドレスが設定された複数台の端末器と伝送ユニットとが2線式の信号線に接続され、伝送ユニットから前記各端末器に時分割多重伝送方式により伝送信号を伝送し、いずれかの端末器への監視入力があると、伝送ユニットにアドレスの関係として設定された監視入力と負荷との対応関係を用いることにより、他の端末器に接続された負荷を制御し、1つの監視入力に複数の負荷を対応付けるように対応関係を設定した関係データを伝送ユニットに設定しているときには1つの監視入力により複数の負荷を一括して制御可能とする遠隔監視制御システムに用いられ、表示内容の異なる画面を切替表示可能な表示部と、表示部と協働して各端末器のアドレスまたは前記関係データの設定内容を指示する操作部と、前記表示部および前記操作部により設定した関係データを格納可能なデータメモリと、前記表示部および前記操作部により設定した各端末器のアドレスを端末器に転送するアドレス設定処理と前記データメモリに格納した関係データを伝送ユニットに転送する関係データ設定処理とが選択可能な信号処理部と、前記信号処理部においてアドレス設定処理が選択されているときに前記端末器との間にワイヤレス信号を伝送媒体とする伝送路を形成し端末器に設けた不揮発性メモリからなる記憶部に端末器のアドレスを転送させるワイヤレス通信部と、前記信号線に接続可能であって前記信号処理部において関係データ設定処理が選択されているときに前記データメモリから前記伝送ユニットに関係データを転送する経路を形成する接続線とを備え、前記接続線の一端には信号線に接続されている相手側コネクタに着脱可能に接続されるコネクタが設けられ、前記相手側コネクタが、埋込型配線器具用の取付枠における取付窓に前部が挿入されるとともに取付窓への挿入部位の両側面に取付枠と係合して取付枠に保持される取付部を有したケースの前面に露出する形で取り付けられるものであって、前記コネクタの一部が挿入可能となった円環状の溝部が設けられ、前記溝部を囲む外筒の外周面には前記コネクタに設けた締め付けナットと螺合してコネクタの抜け止めをなすねじ部が形成され、コネクタを接続していないときにねじ部に螺合させて異物の接触や付着を防止するキャップが連結紐を介して前記ケースに取り付けられ、前記ケースは取付枠の取付窓への装着時に取付窓内に他の配線器具を取り付けるスペースを残す寸法に形成されているものである。
【0023】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記器体には前記接続線の他端に設けた差込コネクタが着脱自在に接続されるレセプタクルが設けられているものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の設定器34は、図5ないし図8に示すように、片手で持つことができる程度の大きさに形成された扁平な器体11を備え、器体11の前面上部には液晶表示器22よりなる表示部12が設けられ、器体11の前面下部には各種操作を行なうための操作部13が設けられている。器体11は後部を形成するボディ11aと、前部を形成するカバー11bとを結合して形成される。表示部12である液晶表示器22はドットマトリクス型の表示器であって、任意の文字ないし図形を表示できるものを用いている。表示部12の前面はカバー11bに設けた開口窓11cに臨むように配置されるとともに、透明板よりなる保護板12aにより覆われている。また、器体11の上面中央部には後述する赤外線のワイヤレス信号を透過させる投受光窓14が装着され、器体11の上面側部には信号線Lsに接続するためのレセプタクル15が設けられている。さらに、器体11の左側面には、図9のように、スライドスイッチよりなる電源スイッチのハンドル16と、表示部12のバックライトを点灯・消灯させるための押操作されるバックライトスイッチの押釦17が設けられる。
【0025】
ところで、設定器34の器体11には、図10に示すように、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)を主構成とする信号処理部20が収納される。信号処理部20には、システムプログラムを格納したフラッシュメモリよりなるプログラムメモリ20a、パターン設定やグループ設定を行う際に作成した関係データを格納しておくフラッシュメモリよりなるデータメモリ20b、一時的に記憶すべきデータを格納するSRAMよりなる作業用メモリ20cがデータバスBDTおよびアドレスバスBADを介して接続されている。ここに、フラッシュメモリは無給電でも記憶内容を保持するから、プログラムメモリ20aに格納されたプログラムおよびデータメモリ20bに格納された関係データは、電源がオフになった後も保持することができる。
【0026】
信号処理部20は、送受信回路21および電源スイッチSW1を介してレセプタクル15に接続されている。送受信回路21は遠隔監視制御システムの信号線Lsを介して設定器34と伝送ユニット30との間でのデータ伝送を可能とする回路である。
【0027】
さらに、信号処理部20には表示部12としての液晶表示器22が接続される。液晶表示器22はバックライトを備え、バックライトはバックライト制御回路23により発光輝度が制御される。バックライトは上述したバックライトスイッチSW2によって点灯・消灯の指示がなされる。上述した操作部13は押操作の復帰力としてゴムの弾性を利用したいわゆるラバースイッチ18を用いたキーマトリクス24よりなる。ここに、キーマトリクス24を構成するラバースイッチ18は一枚の弾性体シートを用いて複数個のキーを形成してある。また、赤外線の光ワイヤレス信号を伝送媒体とする伝送路を形成するワイヤレス通信部としての光送受信回路25も信号処理部20に接続されている。光送受信回路25は赤外線を投受光するための発光ダイオードおよびフォトダイオードを備える。また、キーマトリクス24による操作の確認音や誤操作時の警告音などを発生させるためのブザーBzも信号処理部20に接続されている。
【0028】
この設定器34は、レセプタクル15を介して信号線Lsに接続しているときには、信号線Lsを伝送されている伝送信号を整流し安定化することによって内部電源を得ることが可能であり、また、信号線Lsに接続していないか伝送信号が伝送されていないときには電源として内蔵した電池を用いることができる。したがって、内部回路に給電するための電源回路26では信号線Lsからの電力と電池からの電力との一方を選択して内部回路に供給する。ここに、信号線Lsに接続されているか否かは信号有無検出回路27に伝送信号が入力されるか否かで判断される。なお、信号線Lsからの電力と電池からの電力とのどちらを用いるかは処理内容によっても異なる。
【0029】
上述した回路部は、図6に示すように、器体1に収納される3枚の回路基板19a〜19cに分割して実装される。上述したラバースイッチ18は、回路基板19bに設けたスイッチパターンとともにスイッチを形成することによって操作部13として機能し、回路基板19bとカバー11bとの間に一部が挟持され、ラバースイッチ18に設けた凸部がカバー11bに設けた透孔に挿通されて操作用の押釦として露出する。さらに、ボディ11aの後面下部には電池収納室11dが形成されており、電池収納室11dの開口は着脱可能な電池カバー11eにより覆われる。電池収納室11dには、単三型電池が4本収納可能となるように電池端子11fが配置され、電池の出力電圧は定格6Vになっている。
【0030】
一方、本実施形態で用いる操作端末器31および制御端末器32は、伝送ユニット30との間のデータの授受がマイコンを主構成とする端末処理部で行なわれ、アドレスや端末器の種別はEEPROMよりなるデータ記憶部に格納される構成を有する。また、光ワイヤレス信号を送受信するワイヤレス信号送受信部を有し、データ記憶部に格納される情報の設定、修正、確認には光ワイヤレス信号を用いる。従来の技術として説明したように、操作端末器31には、個別スイッチ31a、パターンスイッチ31bのほか、グループ制御に用いるグループスイッチ、照明負荷Lの調光を指示する調光スイッチ31c、センサやスイッチが監視入力として接続される入力端末器などの種別があり、また制御端末器32には、照明負荷Lと電源との間に挿入されるリレーを制御するリレー端末器32a、照明負荷Lへの供給電力を制御して調光点灯させる調光端末器32cなどの種別がある。
【0031】
これらの各種端末器は、端末処理部、データ記憶部、ワイヤレス信号送受信部を共通構成としており、各端末器の種別がデータ記憶部に格納されることによって、端末処理部は端末器の種別に応じた動作を行なう。つまり、データ記憶部は一種のメモリスイッチないしパラメータメモリとして機能し、その設定内容に応じて端末処理部の動作が規定されるのである。換言すると、端末処理部は複数種類のプログラムモジュールを備え、データ記憶部の設定内容に応じてどのプログラムモジュールを用いるかが決定されるのである。データ記憶部に設定可能な情報としては、端末器の種別のほか、負荷をオンにする操作の後に一定時間だけ負荷をオンにする一時オン、負荷をオフにする操作から一定時間後に負荷をオフにする遅れオフ、照明負荷のオンないしオフの操作から照明負荷の光出力を徐々に増減させるフェードの機能も設定可能であり、これらの機能では時間も合わせて設定可能になっている。
【0032】
ところで、図11に示すように、表示部12の画面12bの周囲には、上辺に沿って「制御種別」、「アドレスNo.」、「ON/OFF」、「タイマー」、「調光レベル」の文字が左から順に表記され、左辺に沿って「モード」、「アドレス設定」、「P・G設定」、「初期」、「特別」、「確認」の文字が上から順に表記され、下辺に沿って「スイッチ」、「入力T/U」、「リレーT/U」、「調光T/U」、「残量表示」の文字が左から順に表記されている。また、表示部12の画面12bの周囲において左辺に沿って表記された「アドレス設定」、「P・G設定」、「初期」、「特別」の文字に対応する部位、および下辺に沿って表記された「スイッチ」、「入力T/U」、「リレーT/U」、「調光T/U」の文字の近傍にはマーカMが表示可能であり、マーカMは反転表示(表示色を背景と異ならせることを意味する)によって示される。つまり、マーカMを用いて実行中の機能を示すようになっている。
【0033】
「残量表示」の文字の上には、電源である電池のシンボルIが表示される。このシンボルIには電池の残量が示される。電池の残量はシンボルIを塗りつぶしている量で3段階に表され、塗りつぶしている量が多いほど電池の残量が多いことを示す。また、伝送ユニット30と設定器34との間では後述するように関係データを転送することができるが、関係データの転送には30〜40分間の時間を要する場合があり、このような作業中に電池の残量がなくなると作業が無駄になるから電池の残量が減少している場合には、関係データの転送を行わないようになっている。さらに電池の容量が少なくなれば、どのような処理を行なうか否かにはかかわらず、強制的に電源は遮断される。この点については後述する。
【0034】
上述のような電池残量の表示を行うために、本実施形態では電池残量検出回路28を設けている。電池残量検出回路28は電池電圧を2段階の基準電圧と比較しており、各基準値よりも電池の出力電圧が高いときに、上記シンボルIの一部を塗りつぶすようになっている。つまり、低いほうの基準値よりも電池電圧が高いときにはシンボルIの半分を塗りつぶし、高いほうの基準値よりも電池電圧が高いときにはシンボルIの残り半分を塗りつぶすのである。ここで、基準電圧は電池の残量が半分程度になった状態と、回路動作が維持できない程度になった状態とを判別するように設定されている。
【0035】
しかして、両基準値よりも電池電圧が高ければシンボルIの全体が塗りつぶされ、電池電圧が一方の基準値のみを超える場合にはシンボルIの半分が塗りつぶされる。また、どちらの基準値よりも電池電圧が低くなるとシンボルIの端部のみが塗りつぶされた状態になる。この状態では回路動作を維持することができないから、それまでの作業により生じているデータをデータメモリ20bに保存することでデータの消失を防止する。データメモリ20bへのデータの保存後には電源を自動的に遮断する。電池残量検出回路28の出力に基づいて表示部12に示されたシンボルIを変更する処理は信号処理部20が行う。ここにおいて、電池の残量が半分程度になったときには「電池を交換してください」という警告のメッセージを表示部12に表示し、電池の残量が回路動作を維持できない程度になったときには「電池がなくなりました」という警告のメッセージを表示部12に表示するようにするのが望ましい。また、データメモリ20bへのデータの保存は、警告のメッセージの表示から約20秒後とすればよい。
【0036】
本実施形態では、電源として電池も用いることができるから電源の切り忘れがあると電池が消耗することになる。そこで、規定時間内に操作部が一度も操作されないときには電源を遮断するように構成してある。操作部(キーマトリクス24)が規定時間内に操作されたか否かは信号処理部20が判断しており、操作部が操作されなければ信号処理部20からはオートオフ信号が出力される。信号処理部20からのオートオフ信号を受けて内部回路への給電を遮断する回路は、電源回路26に設けてある。
【0037】
操作部13を構成するキーマトリクス24には、図5に示すように、それぞれ押操作される確認キーK11、クリアーキーK12、設定キーK13、カーソルキーK14、切り換えキーK15、実行キーK16、キャンセルキーK17、順送りキーK18、アドレス設定キーK21、P・G設定キーK22、初期キーK23、特別キーK24、個別キーK31、調光キーK32、グループキーK33、パターンキーK34が設けられている。これらのキーは基本的には4種類に分けて配置される。
【0038】
設定器34の動作モードにはアドレス設定モード、パターン・グループ設定モード、初期設定モード、特別モードの4つのモードがあり、これらのモードはそれぞれアドレス設定キーK21、P・G設定キーK22、初期キーK23、特別キーK24の押操作により選択される。つまり、アドレス設定キーK21、P・G設定キーK22、初期キーK23、特別キーK24は選択的に押操作される。また、どのモードが選択されているかは、表示部12の画面12bの左辺に示されるマーカMの位置によって知ることができる。
【0039】
アドレス設定キーK21を操作してアドレス設定モードを選択すると、「アドレス設定」の文字に対応するマーカMが反転表示され、光ワイヤレス信号により各端末器のデータ記憶部に対してアドレスや機能データの設定あるいは確認が可能になる。また、設定器34を信号線Lsに接続しない状態で電源を投入した場合もアドレス設定モードになる。つまり、信号線Lsに接続されていない状態では信号有無検出回路27において伝送信号が検出されないから、電源投入時に伝送信号が検出されなければ、アドレス設定モードに移行する。
【0040】
従来の技術として説明したように1 台の端末器には4個の負荷番号があるから、アドレス設定モードでは、液晶表示器の1画面に上下4行になった4アドレス分の設定欄が表示される。設定欄は左右5列であって、4行5列のます目を有する。反転表示されたます目の内容は変更可能であり、反転表示させるます目の位置はカーソルキーK14を用いて移動させることができる。すなわち、カーソルキーK14は上下左右の移動方向を示した十字キーであって、所望方向に対応する部位を押操作すればその向きに反転表示の位置が移動する。
【0041】
「制御種別」(1列目のます目)の内容は、カーソルキーK14を用いて所望のます目を反転表示させた状態とした後に、切り換えキーK15を用いるか、あるいは個別キーK31、調光キーK32、グループキーK33、パターンキーK34を用いることによって変更することができる。切り換えキーK15を用いると、「個別」、「グループ」、「パターン」、「調光」の中から端末器の制御種別を順次選択することができ、個別キーK31、調光キーK32、グループキーK33、パターンキーK34を用いると同じ内容を1回のキー操作で選択することができる。
【0042】
「制御種別」として図12のように「個別」を選択したときには、図13のように「アドレスNo.」(2列目のます目)はチャンネル番号と負荷番号とをハイフンで結合した形で表示され、チャンネル番号と負荷番号とが各別に反転表示可能になる(反転表示状態を斜線部で示している)。つまり、カーソルキ−K14により反転表示の位置を移動させる際にチャンネル番号と負荷番号とは別々に反転表示になる。チャンネル番号が反転表示されているときには、切り換えキーK15によりチャンネル番号を増減させ、負荷番号が反転表示されているときには切り換えキーK15により負荷番号を増減させることができる。
【0043】
「制御種別」として「パターン」(P)あるいは「グループ」(G)を選択したときには、「アドレスNo.」は1つの数値の形でパターン番号ないしグループ番号が反転表示可能になる。パターン番号とグループ番号とは、それぞれパターン制御とグループ制御とのための関係データに与えた組名であり、これらが反転表示されているときには、切り換えキーK15によりパターン番号あるいはグループ番号を変更することができる。
【0044】
「制御種別」が「個別」または「グループ」のときには、「タイマー」(4列目のます目)の内容を設定することができる。「タイマー」は、ます目が反転表示されているときに切り換えキーK15により一時オン、遅れオフの指定ができ、合わせてその時間も選択される。つまり、一時オン(スイッチのオン操作後に一定時間だけ負荷をオンにする制御)では30秒、1分、5分、60分、120分の選択が可能であり、遅れオフ(スイッチのオフ操作後に一定時間が経過してから負荷をオフにする制御)では30秒、1分、5分の選択が可能になっている。具体的には、タイマーオフ、一時オン30秒、一時オン1分……、遅れオフ30秒、遅れオフ1分、……、タイマーオフというように、動作の種別と時間との組み合わせが切り換えキーK15により順次選択される。ここに、タイマーオフは一時オンや遅れオフを行わないことを意味する。
【0045】
上述のようにして「制御種別」、「アドレスNo.」、「タイマー」について1行目の設定が終了した後、2行目以降についても設定すべき内容があれば、同様の操作を繰り返す。必要な設定が終了した後に、投受光窓14を端末器のワイヤレス信号送受信部に近付けて設定キーK13を押操作すれば、ワイヤレス信号を端末器に伝送して表示部12に表示した設定内容を端末器のデータ記憶部に格納することができる。ここで、端末器のデータ記憶部にデータが正常に格納されるとブザーBzが鳴動して確認音が発生する。別の端末器の内容を設定する際には、上述の操作を繰り返すことも可能であるが、順送りキーK18を押操作すれば、アドレス(チャンネル番号)のみを順送りにして(1つ増加させて)同じ設定内容を表示部12に表示させることができる。このような手順で個別スイッチ31a、グループスイッチの機能を設定することができる。
【0046】
一方、パターンスイッチ31bのデータ記憶部に書き込むデータの設定には、「制御種別」として「パターン」とする。この状態では、「アドレスNo.」の内容のみが設定可能になる。つまり、パターン制御に用いる関係データの識別子のみが与えられる。この場合も、設定キー13の押操作によって端末器のデータ記憶部に表示部12の設定内容を登録することができる。
【0047】
操作端末器31のうち調光スイッチ31cのデータ記憶部にデータを設定するには、「制御種別」を「個別」とし、「アドレスNo.」を設定する。調光スイッチ31cに対して「タイマー」に内容を設定することは可能であるが、この内容は無視される。なお、いずれの場合も内容を設定できない欄には「−」が表示される。
【0048】
上述の例では操作端末器31に対するアドレスおよび機能の設定例を示したが、制御端末器32についても同様にしてアドレスおよび機能を設定することができる。また、端末器のデータ記憶部にすでに設定されているデータを確認するには、アドレス設定キーK21の押操作の後、ワイヤレス信号の伝送が可能な状態で確認を指示する確認キーK11を押操作すれば、その端末器のデータ記憶部に設定されている内容が表示部12に一覧表示される。
【0049】
次に、P・G設定キーK22を操作してパターン・グループ設定モードを選択した場合について説明する。このとき、「P・G設定」の文字に対応するするマーカMが反転表示され、パターン制御やグループ制御のための関係データの作成、設定、確認が可能になる。パターン・グループ設定モードでは、設定器34を信号線Lsに接続する必要である。ここで、パターン・グループモードへの移行は信号線Lsに接続した後に操作することで行えるが、信号線Lsに接続した状態で電源を投入した場合もパターン・グループ設定モードに移行する。ただし、パターン・グループ設定モードに移行する前にはアドレス設定モードによって各端末器にアドレスを設定しておくことが必要である。
【0050】
パターン・グループ設定モードでは、図14に示すように、「制御種別」に対応する列に、パターン番号またはグループ番号と、照明負荷をフェード(時間経過とともに光出力を増減)させるか否かと、後述する一括オンオフの情報とを表示する。他の列はアドレス設定モードと同様である。ただし、アドレス設定モードでは使用しなかった、3列目と5列目が使用可能になる。3列目のます目には負荷をオンにするかオフにするかが表示される。また、5列目のます目には照明負荷の調光レベルが1〜7の数値で表示される。
【0051】
パターン・グループ設定モードに移行すると、「制御情報」の列の最上段にパターン(P)かグループ(G)かの種別と、パターン番号またはグループ番号を示す数値とが表示される。これらは各別に反転表示され、種別が反転表示されている状態で、グループキーK33を押操作すればパターン(P)が選択され、パターンキーK34を押操作すればグループ(G)が選択される。同じ状態で切り換えキーK15を操作することによってもパターン(P)とグループ(G)とを択一的に選択することができる。また、カーソルキーK14を操作して数値が反転表示される状態とし(カーソル位置を移動し)、切り換えキーK15を操作すれば、パターン番号あるいはグループ番号を変えることができる。
【0052】
パターン制御あるいはグループ制御の関係データが伝送ユニット30に設定されている場合には、上述のようにしてパターン制御かグループ制御かの別とパターン番号あるいはグループ番号とを指示した後、確認キーK11を押操作すれば、指定したパターン番号あるいはグループ番号の関係データが伝送ユニット30から読み出され、図15のように表示部12に一覧表示される。ただし、1画面には一度に4個のアドレスしか表示されないが、「アドレスNo.」の列を反転表示させた状態で切り換えキーK15を操作することによって、制御対象である他のアドレスを表示させることができる。
【0053】
パターン制御あるいはグループ制御の関係データの編集は、上述のような関係データの確認を行うか否かにかかわらず、以下の手順で行うことができる。ここに、グループ制御は各負荷の状態が等しくなるように一括制御するのであり、パターン制御のように各負荷の状態を個別に設定する場合の特例とも言えるから、以下ではまずパターン制御の場合の関係データの編集について説明し、グループ制御の関係データの編集については相違点を後述する。パターン制御の関係データの編集には、関係データを確認する場合と同様に、パターン(P)とパターン番号とを選択する。また、フェードの欄は、切り換えキーK15の操作によって、「フェードなし」、「フェード3秒」、「フェード6秒」、「フェード1分」の指定ができる。つまり、照明負荷のフェードを行う場合には、「3秒」、「6秒」、「1分」のいずれかの時間でのフェードが可能になる。
【0054】
負荷の一括オンオフの情報については「オールオン」、「オールオフ」、「オールレベル」、「一括編集」、「オールクリアー」の指定ができる。これらの機能を用いると、パターン制御によって大部分の負荷を同じ状態に制御するような関係データを作成する場合には、一括して同じ制御状態を選択した後に、異なる部分のみを変更するという作業手順を採用することで、パターン制御の関係データの作成に要する時間を短縮することが可能になる。
【0055】
「オールオン」は指定された範囲の全負荷をオンにすることを指示し、「オールオフ」は逆に指定された範囲の全負荷をオフにすることを指示する機能である。「オールレベル」は指定された範囲内で調光可能なすべての照明負荷の調光レベルを一致させる機能であり、調光レベルについては切り換えキーK15を用いることで設定する。さらに、「一括編集」は「オールオン」、「オールオフ」、「オールレベル」、「オールクリアー」の機能が及ぶ範囲を設定する機能であり、カーソルキーK14や切り換えキーK15を用いることによってアドレスの範囲を設定する。「オールクリアー」は指定された範囲の全負荷をパターン制御の対象外とする機能である。したがって、「一括編集」によってアドレスの範囲が設定されているときには、「オールオン」、「オールオフ」、「オールレベル」、「オールクリアー」の各機能は、設定された範囲内のアドレス(負荷)に適用され、「一括編集」によってアドレスの範囲が設定されていなければ、システム内の全アドレス(負荷)に適用される。これらの各機能は切り換えキーK15によってこれらの機能を選択した後に、実行キーK16を押操作すれば選択した内容が設定され、キャンセルキーK17を押操作すれば選択が中止される。
【0056】
ここでは、図16に示すように、「オールオン」の機能を用いて編集する場合について説明する。「オールオン」の機能を採用するから、すべてのアドレスについて「ON/OFF」の列はオン(文字は「ON」)になる。「アドレスNo.」の列が反転表示されているときに、切り換えキーK15を短時間だけ押操作すると表示部12の画面に表示されている各アドレスを順次選択することができる。また、切り換えキーK15を長時間(たとえば2秒以上)押操作すると、図17のように表示部12に表示されるアドレスを変化させることができる。このような機能を用いて所望のアドレスを表示部12に表示させ、カーソルキーK13によって「ON/OFF」の列にカーソルを移動させ、その内容を切り換えキーK15により選択する。この状態では、「オン」、「オフ」、「エリア外」の選択が可能である。「エリア外」が指定されたアドレスはパターン制御から除外される。
【0057】
「タイマー」の列を反転表示させた状態では、アドレス設定モードと同様の作業になる。つまり、切り換えキーK15によって一時オン、遅れオフの指定ができ、合わせてその時間も選択される。つまり、一時オン(スイッチのオン操作後に一定時間だけ負荷をオンにする制御)では30秒、1分、5分、60分、120分の選択が可能であり、遅れオフ(スイッチのオフ操作後に一定時間が経過してから負荷をオフにする制御)では30秒、1分、5分の選択が可能になっている。具体的には、「タイマーオフ」、「一時オン30秒」、「一時オン1分」……「遅れオフ30秒」、「遅れオフ1分」……「タイマーオフ」というように、動作の種別と時間との組み合わせが切り換えキーK15により順次選択される。
【0058】
パターン制御では上述のように調光レベルの設定も可能になっている。調光レベルについては「調光レベル」の列を反転表示させた状態で切り換えキーK15によりレベルを選択する。ここに、レベルの選択は「ON/OFF」の列でオンが選択されているアドレスのみ可能になる。
【0059】
上述のようにして1つのパターン番号に属する各「アドレスNo.」について、「ON/OFF」、「タイマー」、「調光レベル」を必要に応じて設定した後に設定キーK13を押操作すれば、データメモリ20bに関係データが書き込まれる。
【0060】
上述の例ではパターン制御の関係データを設定する手順について説明したが、グループ制御の関係データもほぼ同様になる。ただし、負荷の一括オンオフの情報は、「オールグループ」、「一括編集」、「オール除外」の3種類のみが選択可能になる。「オールグループ」は、パターン制御に対する関係データの設定時における「オールオン」や「オールオフ」と同様に、「一括編集」によるアドレス範囲が指定されていないときには、システム内の全負荷をグループ内に属する負荷とし、「一括編集」によるアドレス範囲が指定されているときには、指定された範囲内の全負荷をグループ内に属する負荷とする。また、「オール除外」は「一括編集」でアドレスの範囲が指定されているときには、指定された範囲内の全負荷をグループから除外し、「一括編集」でアドレスの範囲が指定されていなければ、システム内の全負荷をグループから除外する。
【0061】
以後の操作はパターン制御に用いる関係データを設定する場合と同様である。ただし、グループに属するアドレスを決めた後に、「ON/OFF」の欄を反転表示させて切り換えキーK15を操作すれば、負荷をオンにするかグループから除外するかを選択することになる。他の手順はパターン制御の関係データを設定する場合と同様である。
【0062】
なお、これらの各機能は切り換えキーK15によって機能を選択した後に、実行キーK16を押操作すれば選択した内容が設定され、キャンセルキーK17を押操作すれば選択が中止される。
【0063】
ところで、初期キーK23を操作したときには、設定器34の各種機能を設定する初期設定モードになり、マーカMが「初期」の文字に対応する位置で反転表示される。初期設定モードでは、図18に示すように、表示部12上では、「操作音」、「電源切断時間」、「伝送ユニット」、「端末器変化監視」の各項目に対してフィールドが設定される。
【0064】
初期設定モードが選択されると、操作部13の操作に伴って操作音としてブザーBzを鳴動させるか否か、操作部13の操作されないときに操作終了からどれだけ時間が経過すると電源を自動的にオフにするか、伝送ユニット30の種別、端末器の台数変化を監視するか否かの設定が可能になる。ここに、どの項目について内容を設定するかはカーソルキーK14により選択され、選択された項目の内容は切り換えキーK15により選択可能になっている。また、選択された項目の内容は反転表示される。
【0065】
ブザーBzによる操作音の有無は切り換えキーK15により選択され、この機能は「操作音」の「あり」、「なし」を選択することになる。「あり」が選択されているときには、操作部13を操作するたびにブザーBzの鳴動によって操作が確認される。
【0066】
また、操作部13の非操作時に電源を自動的にオフにする機能は、「電源切断時間」を切り換えキーK15の操作によって、「なし」、「5分」、「10分」の中から選択することができる。すなわち、電池の消耗を防止するために、電源が投入された状態で非操作であるときには非操作状態が一定時間(5分または10分)継続すると電源をオフにするようにしているのである。電源を自動的にオフにする際には、作業メモリ20cの内容は不揮発性メモリであるデータメモリ20bに格納される。なお、「なし」が選択されると、電源は自動的にはオフにならない。
【0067】
「伝送ユニット」のフィールドでは、伝送ユニット30の種別が選択可能になる。現状では数種類の伝送ユニット30が使用されており、これらの伝送ユニット30では、パターン設定やグループ設定の内容を規定した関係データを信号線Lsを通して伝送ユニット30に転送できる機種のほか、この機能を持たない旧型のものもある。この点以外にも伝送ユニット30には機能の相違がある。そこで、「伝送ユニット」のフィールドでは、伝送ユニット30の型番(品種別)が切り換えキーK15により選択可能になっている。また、信号線Lsに接続した状態で電源を投入した場合には、設定器34から伝送ユニット30に対して各種の要求を行い、この要求に対する伝送ユニット30の応答によって伝送ユニット30の種類を自動判別する。たとえば、信号線Lsを通して伝送される関係データを登録する機能がない伝送ユニット30は、関係データの転送要求を行ったときの応答が得られないことによって判別することが可能である。このように伝送ユニット30の機能を利用して応答を確認すれば、伝送ユニット30の種別を特定することができる。伝送ユニット30の種別が特定された後には、伝送ユニット30の品種別に応じて設定器34においては使用可能な機能が選別される。なお、「伝送ユニット」のフィールドが選択されたときに、表示部12において確認が要求されたときには、実行キーK16を押操作する。このように伝送ユニット30の品種別を選択することにより、伝送ユニット30の品種ごとの関係データの設定仕様の制限事項を設定器34で選択することができ、たとえば調光制御に対応していない伝送ユニット30の場合には、関係データの設定時に調光用の設定が行えないように機能を制限することが可能になる。また、伝送ユニット30の型番は信号線Lsに接続することなく選択することができるから、伝送ユニット30に応じた関係データを設定器34だけで行うことが可能である。
【0068】
端末器の台数変化を監視する機能(つまり、「端末器変化監視」)は、「設定」と「解除」とが選択可能であって、「設定」が選択されているときには、信号線Lsに接続される端末器の台数が増加したか減少したかが検出され、端末器の台数に増減があると表示部12に図19のように表示され、端末器の変化があったことの通知と、増減した端末器のアドレスとが表示される。この画面が表示されたときには、キャンセルキーK17を押操作すれば元の画面に戻すことができる。この機能は端末器の故障や接続不良などを検出するために設けられている。つまり、この種の異常状態が発生しているときには端末器の接続台数が変化して正常に動作しないから、この種の異常を検出して報知するのである。ここに、端末器の台数変化を検出する方法としては、伝送ユニット30が発生している伝送信号を常時監視しておき、存在していた端末器からの応答がなくなったときや、存在していなかった端末器から応答があるような場合には端末器の台数に変化が生じたものとして検出すればよい。
【0069】
特別キーK24を操作して特別モードを選択すると、「特別」の文字の位置でマーカMが反転表示される。特別モードでは、図20に示すように、表示部12上には、「伝送ユニット」、「チェック」、「編集」、「設定状態」の項目に対するフィールドが設定される。この場合もカーソルキーK14で項目を選択し、切り換えキーK15で内容を選択する。
【0070】
「伝送ユニット」の項目では、「入力」、「出力」、「照合」の3内容が選択可能であり、それぞれ伝送ユニット30に設定されている関係データを設定器34に読み込む機能、伝送ユニット30に対して設定器34から関係データを書き込む機能、伝送ユニット30に設定された関係データと設定器34に設定された関係データとを照合する機能を意味している。ここにおいて、「入力」を選択したときには図21に示す画面が表示され、フィールドF1の内容を、切り換えキーK15によって「パターン範囲」「全グループ」「グループ範囲」「全データ」「全パターン」の中から選択することが可能になる。選択後は実行キーK16とキャンセルキーK17との一方によって、機能を実行するか中止するかを選択することができる。「全データ」はパターン設定とグループ設定とのすべての設定内容、「全パターン」はパターン設定の全内容、「全グループ」はグループ設定の全内容を意味する。また、「パターン範囲」「グループ範囲」を選択した場合には、パターン番号あるいはグループ番号の範囲を指定する画面が表示され、この画面上で切り換えキーK15およびカーソルキーK14を用いることによって、パターン番号あるいはグループ番号の範囲を設定できる。その後、実行キーK16を押操作すれば、指定した範囲の関係データが伝送ユニット30から設定器34に転送される。
【0071】
このようにして伝送ユニット30から設定器34に読み込んだデータに基づいて関係データを作成する場合には、P・G設定キーK22を押操作して上述したパターン・グループ設定モードに移行させればよい。
【0072】
一方、「伝送ユニット」の項目において「出力」を選択したときには、データメモリ20bに格納されている関係データを、信号線Lsを通して伝送ユニット30に転送することができる。「出力」も「入力」と同様に、データの転送範囲を指定することができる。ここに、「入力」や「出力」の際にはどのパターン番号ないしグループ番号の関係データを転送しているかを表示部12に表示するようにしてあり、また終了時点では終了を示すメッセージが表示部12に表示される。このことによって、「入力」や「出力」に比較的長時間を要しても正常に動作しているか否か、あるいは終了までにどの程度の時間を要するかを、ある程度予測することが可能になり、使用者の不安感を低減することができる。
【0073】
「照合」を選択したときには、データメモリ20bに格納されている関係データと、伝送ユニット30に設定されている関係データとを照合し、照合結果が一致していれば正常終了し、照合結果が不一致であると不一致が検出された時点で照合を中断し、そのときのパターン番号ないしグループ番号を表示部12に表示する。このように、伝送ユニット30と設定器34との間で関係データを照合することができるから、伝送ユニット30に対して同じ関係データを何度も書き込む無駄を防止することができる。
【0074】
ところで、関係データを伝送ユニット30との間で転送するには設定器34を信号線Lsに接続する。すなわち、設定器34にはジャック型のレセプタクル15が設けられており、設定器34を信号線Lsに接続する際にはレセプタクル15に着脱自在に結合される差込コネクタ37を一端部に備える図1のような接続線Lcを用い、接続線Lcの他端部に設けたコネクタ38を信号線Lsにあらかじめ接続してある相手側コネクタ40(図2参照)に接続する。
【0075】
差込コネクタ37は、図1に示すように、合成樹脂成型品の把持部37aの一面に金属により角筒状に形成されたシールド筒37bが突設され、シールド筒37bの内部に3本のコンタクト37cが配置された構成を有する。また、接続線Lcはシールド付きの2芯線であって、シールドがシールド筒37bと1本のコンタクト37cとに電気的に接続されている。一方、コネクタ38は接続線Lcのシールドに電気的に接続された金属製のスリーブ38aを有し、スリーブ38aの先端部に形成された凹所38b内に2本のコンタクト38cが配置されている。また、スリーブ38aには締め付けナット38dが回転自在に保持されており、スリーブ38aの先端部を相手側コネクタ40に差し込んだ状態で締め付けナット38dを相手側コネクタ40に螺合させることができるようにしてある。
【0076】
相手側コネクタ40は丸形コネクタであって、図2に示すように、JIS規格において大角形連用配線器具として規格化されている1個モジュール寸法のケース50に取り付けられている。1個モジュール寸法は、壁面などの施工面に一部を埋め込んで取り付けられる埋込型配線器具の一種である大角形連用配線器具の3個用の取付枠に最大3個取り付けることができる寸法を意味する。したがって、相手側コネクタ40は後述する取付枠に最大3個まで取り付けたり、スイッチやコンセントのような他の配線器具とともに取付枠に取り付けたりすることが可能になっている。
【0077】
ケース50は合成樹脂成型品であって、前面側が開口するボディ51と、ボディ51の前面に覆着されるカバー52とを結合して結合される。ボディ51の開口周面には組立孔51aが形成され、カバー52から後方に突設した組立脚52aの先端部を組立孔51aに凹凸係合させることによってボディ51とカバー52とが結合されるようにしてある。ケース50の内部にはプリント基板よりなる回路基板53が収納され、回路基板53にはねじ付き端子54と、相手側コネクタ40とが実装され、ねじ付き端子54はボディ51の後面(図2(f)の下面)に露出し、相手側コネクタ40はカバー52の前面(図2(f)の上面)に一部が突出する。
【0078】
カバー52は、前面の中央部に突台部52bが突設され、突台部52bの両側に肩部52cが形成された形状を有している。突台部52bの前面中央部には円形に開口する挿入孔(図示せず)が形成され、この挿入孔を通して相手側コネクタ40の前端部がカバー52の前面に突出する。カバー52の両肩部52cの側面には、各一対の取付爪55が突設される。また、突台部52bと各肩部52cとに跨る部位には1個ずつの取付孔56が形成される。
【0079】
カバー52の前面にはボールチェーンからなる連結紐57の一端部が結合され、連結紐56の他端部には相手側コネクタ40に螺合するキャップ41が取り付けられている。相手側コネクタ40は、コネクタ38のスリーブ38aの先端部が挿入可能となった円環状の溝部40aを有し、溝部40aの内側に設けた絶縁材料の支持台40bには2個のコンタクト40cが設けられている。コンタクト40cにはコネクタ38に設けたコンタクト38cが挿入される。また、溝部40aの外側を囲む外筒40dには外周面にねじ部(図示せず)が形成され、このねじ部に締め付けナット38dとキャップ41とのいずれかを螺合させることができるようになっている。したがって、コネクタ38を接続したときには締め付けナット38dをねじ部に螺合させることでコネクタ38の抜け止めをなし、コネクタ38を接続していないときにはキャップ41を螺合させることでコンタクト40cに異物が接触したり付着したりするのを防止することができる。
【0080】
上述のように構成されたケース50は、たとえば図3に示す合成樹脂製の取付枠60に保持された形で壁面などの施工面に取り付けられる。この取付枠60は、左右一対の側枠61,62の上下両端間をそれぞれ上枠63aと下枠63bとにより連結した矩形枠状であり、側枠61,62と上枠63aおよび下枠63bとにより囲まれた取付窓64にカバー52の突台部52bが挿入される。一方の側枠61には可撓片65が延設され、可撓片65に設けた操作片65aと側枠61との間にはカバー52に設けた取付爪55が挿入される保持孔66aが形成される。また、他方の側枠62にも取付爪55が挿入される保持孔66bが形成される。したがって、保持孔66bにカバー52の一方の側面に突設した取付爪55を挿入し、その後、側枠61と可撓片65との間の保持孔66aにカバー52の他方の側面に突設した取付爪55を挿入すれば、ケース50が取付枠60に結合される。逆に取付枠60からケース50を外すには、マイナスドライバのような工具を用いて操作片65aをケース50から離れる向きに撓ませればよい。
【0081】
上枠63aおよび下枠63bには、横長に形成されたボックス孔67が形成され、施工面に埋め込まれた埋込ボックス(図示せず)に取付枠60を取り付ける際には、ボックス孔67に挿通されるボックスねじを埋込ボックスに螺合させる。また、ボックス孔67の左右両側には引掛孔68が形成される。引掛孔68は壁パネルのようなパネル材に取付枠60を取り付ける際に、引掛金具(図示せず)の一端部を引掛孔68に挿入して引掛金具を取付枠60に枢支するために用いる。つまり、引掛金具を取付枠60に枢支した状態で、ボックス孔67を通して引掛金具に螺合する引締ねじを締め付けると、引掛金具の他端部が取付枠60に近付くことになる。つまり、パネル材に開口を形成しておき、取付枠60と引掛金具との間で開口の周部を挟持すれば、取付枠60をパネル材に固定することができる。ボックス孔67の近傍にはねじ孔69も形成されており、化粧プレートなどをねじによって取付枠60に結合する際にはねじ孔69を用いる。
【0082】
なお、取付枠には金属製のものも提供されており、金属製のものの多くは取付孔56に挿入可能な爪を塑性変形させるように形成されているが、基本的な構成は合成樹脂製のものと同様である。
【0083】
接続線Lcとしては、図4に示すように、一端部に差込コネクタ37を備え、他端部にはワニ口クリップ39を備えたものを用いてもよい。このような形状の接続線Lcを用いると、相手側コネクタ40を設けていない場合でも信号線Lsに接続線Lcを接続することが可能になる。しかも、従来構成のように信号線Lsと接続線Lcとの接続のためのねじ止めを行う必要がないから、コネクタ38を用いる場合と同様に信号線Lsへの結線作業が簡単になる。しかも、差込コネクタ40を設ける必要がないから低コストで提供可能になる。
【0084】
ところで、設定器34と伝送ユニット30との間の関係データの転送は、システムの動作中に負荷の制御を妨げることなく行うことが可能である。つまり、設定器34は関係データを伝送ユニット30との間で転送しようとするときには、操作端末器31と同様に割込信号を発生し、伝送ユニット30に対してデータの転送要求を行う。ただし、1回の伝送信号で転送可能なバイト数は関係データのバイト数よりも小さいから、複数個の伝送信号に分けて関係データを転送することになる。したがって、伝送ユニット30および設定器34にはカウンタを設けておき、設定器34との間で転送される関係データのバイト数をカウントし、関係データの転送が終了したか否かを判断する。また、関係データの転送中に操作端末器31による割込信号が発生したときには、伝送ユニット30は関係データの転送を中断し、操作端末器31からの割込信号に対する処理を優先させる。この処理の終了後、伝送ユニット30は設定器34との間で関係データの転送を再開させる。このような処理によって、スイッチSWの操作による負荷Lの制御を妨げることなく、関係データの転送が行われることになる。なお、一般に操作端末器31による割込信号の発生頻度はダミーモードの伝送信号が伝送されている回数に比較すると十分に少ないから、ダミーモードの伝送信号が伝送されている期間、つまり空き時間は関係データを転送するのに十分な程度に存在している。言い換えると、上述のように負荷の制御を優先するようにしても関係データは比較的短時間で転送することができる。
【0085】
「チェック」は、関係データを用いて実際に動作するか否かの「動作確認」、未使用アドレスを表示させる「空き端末表示」、各端末器のアドレスがパターン設定やグループ設定で使用されているか否かを表示させる「端末登録P・G表示」、動作状態を示す「システム状態表示」の機能が選択可能になっている。
【0086】
「動作確認」では、図22に示すように、種別、番号、確認のフィールドF2〜F4と、調光レベルを示すバーBが表示され、カーソルキーK14および切り換えキーK15により種別と番号とを与えることによって、負荷の動作状態と調光レベルとが表示される。ここで、確認のフィールドF4を反転表示させた状態で切り換えキーK15を操作すると、負荷のオンオフを制御することができ、また調光レベルのバーBにカーソルを移動させて切り換えキーK15を操作すると調光レベルを制御することができる。つまり、設定器34によって、負荷の個別制御、パターン制御、グループ制御、調光レベル制御が可能になる。
【0087】
「空き端末表示」では図23に示すように伝送ユニット30の管理下にない端末器のアドレスが一覧表示される。表示部12の表示領域は狭いから、表示量よりも空きアドレスが多い場合には切り換えキーK15の操作によって残りの空きアドレスを表示することができる。ここに、空きアドレスを表示するのに必要な画面数は、右上に分数の形で表示される。図示例では「1/1」と表示されており、1画面で表示可能であることが示されている。2画面を要する場合には「1/2」「2/2」などと表示される。この機能を用いると、端末器の増設などの際にすでに使用されているアドレスを知ることができるから、アドレスの重複を回避して誤動作を防止することができる。なお、「空き端末表示」では各端末器の動作状態を伝送ユニット30から獲得することによって、使用されている端末器と未使用の端末器とを識別することができる。
【0088】
「端末登録P・G表示」では端末器を指定すると、その端末器がどのパターンあるいはグループで使用されているかを一覧表示することができる。つまり、図24に示すように、表示部12の画面の最上段においてカーソルキーK14および切り換えキーK15によってアドレス(図示例では11−2)を指定した後、実行キーK16を押操作すると、パターン番号およびグループ番号が一覧表示されるのである。この機能はレイアウト変更などに伴ってパターン設定やグループ設定の内容を変更する必要が生じたときに有効であって、目的とする端末器がどのパターン番号やグループ番号に属しているかを知ることによって、どのパターン設定やグループ設定の内容を変更すべきかを容易に知ることができる。この種の作業は従来では手作業で行っており、各パターン設定やグループ設定の内容を個々に確認していたのに対して、本実施形態の設定器34ではこの種の作業が自動化され利便性が高くなった。なお、「端末登録P・G表示」では関係データの検索によって得られた情報を示している。
【0089】
「システム状態表示」は、図25に示すように、各アドレスの負荷の状態を一覧表示するものであり、これは伝送信号を検出することによって示される。図示例では、0−4、1−2、2−2のアドレスに対応する負荷がオフになっている。パターン制御やグループ制御の際に実際に動作させた後に、この機能を用いると、パターン設定やグループ設定の設定通りに負荷が動作しているか否かを一覧して確認することができ、設定誤りの有無を容易に確認することができる。
【0090】
ところで、「編集」が選択されると、「パターン反転」、「コピー」、「オール消去」、「範囲」が選択可能になる。これらの選択も上述した例と同様に切り換えキーK15により所望の項目を選択した状態で、実行キーK16を操作する。
【0091】
「パターン反転」を切り換えキーK15により選択し実行キーK16を押操作すると、切り換えキーK15によりパターン番号を選択可能な状態になる。ここでパターン番号を選択して実行キーK16を押操作すれば、そのパターン番号に属する関係データのオンとオフとを入れ換えた関係データを作成することができる。この機能を用いると、たとえば照明負荷により照明される1つのエリアについて、一つのパターンでは照明負荷を点灯させ、他のパターンでは照明負荷を消灯させるというような2つの関係データの組を設定するのが容易になる。つまり、後述する「コピー」によって2組の関係データを作成しておき、一方に対して「パターン反転」を適用すれば、オンオフの関係が違いに反対になった2組の関係データを作成することができる。なお、エリア外に設定されている端末器については、「パターン反転」ではオンオフは反転されない。
【0092】
「コピー」を選択すると、表示部12には、パターンかグループかの別と、コピー元と、コピー先とを入力するフィールドが表示される。各フィールドの内容は切り換えキーK15によって指定し、実行キーK16を押操作すれば、コピー元からコピー先へ関係データがコピーされる。つまり、同じ関係データを2組作成することができる。この機能を用いることによって、似たような関係データを作成する場合に、それぞれ個別に最初から作成するのではなく、コピー後に一部を変更するようにして作成することが可能になり、関係データの作成作業が容易になるのである。
【0093】
「オール消去」を選択したときには、切り換えキーK15により全データ、全パターン、全グループの選択が可能であり、いずれかを選択して実行キーK16を押操作すれば、パターン制御およびグループ制御のすべての関係データ、パターン制御のすべての関係データ、グループ制御のすべての関係データをそれぞれ一括して消去することができる。
【0094】
「範囲」ではパターン番号の範囲またはグループ番号の範囲を選択可能になり(パターンかグループかは切り換えキーK15で選択する)、範囲の先頭と末尾との番号を切り換えキーK15によって指定する。また、その範囲のすべてのアドレスについて、オン、オフ、エリア外のいずれかを切り換えキーK15で選択し、実行キーK16を押操作すると、複数個のパターンの関係データあるいは複数個のグループの関係データを、オン、オフ、エリア外のいずれかに設定することが可能になる。このような機能を用いることによって、複数組の関係データについて、オールオン、オールオフ、オールエリア外の設定が可能になり、類似した関係データを多数組作成する場合には関係データを短時間で作成することが可能になる。
【0095】
ところで、「設定状態」では、遠隔監視システムの動作モードを負荷制御を行なう通常状態(つまり制御モード)とするか、負荷制御を停止させて関係データを伝送ユニット30に設定する設定状態(設定モード)とするかを選択する「P・G設定モード設定」、パターン制御の関係データやグループ制御の関係データを一覧表示する「P・G設定内容一覧」、パターン番号やグループ番号の空きを一覧表示する「空きP・G表示」が選択される。
【0096】
「P・G設定モード設定」では切り換えキーK15によって通常状態と設定状態とを選択するのである。この機能を備えることによって、伝送ユニット30が通常状態か設定状態かを知ることができ、しかも、その状態を設定器34によって切り換えることが可能になるのであって、たとえば設定状態であるときでも設定器34によってこれを解除し通常状態に移行させることができる。
【0097】
「P・G設定内容一覧」では図26に示すように、各パターン番号ないし各グループ番号に属するアドレスにおけるオンオフの状態が一覧表示される。図示例では左上にパターン番号(P1)が表示されている。ここで、パターン番号やグループ番号に属するアドレスが表示部12の表示量を超える場合には、切り換えキーK15を操作することで画面を切り換えて他のアドレスのオンオフの状態を次々に表示することができる。
【0098】
「空きP・G表示」では、図27に示すように、パターン番号やグループ番号を一覧表示し、未使用のものに○印を付与する。ここで、切り換えキーK15の操作によって画面を切り換えて他のパターン番号やグループ番号を次々に表示することができる。なお、パターン番号を表示する場合にはグループキーK33を押操作し、グループ番号を表示する場合にはパターンキーK34を押操作する。このようにパターン番号やグループ番号の空きを表示する機能を有しているから、端末器の増設などの際にすでに使用されているパターン番号やグループ番号を確認することができ、パターン番号やグループ番号が重複するのを防止することができる。この機能も関係データの検索によって実現される。
【0099】
【発明の効果】
請求項1の発明は、それぞれアドレスが設定された複数台の端末器と伝送ユニットとが2線式の信号線に接続され、伝送ユニットから前記各端末器に時分割多重伝送方式により伝送信号を伝送し、いずれかの端末器への監視入力があると、伝送ユニットにアドレスの関係として設定された監視入力と負荷との対応関係を用いることにより、他の端末器に接続された負荷を制御し、1つの監視入力に複数の負荷を対応付けるように対応関係を設定した関係データを伝送ユニットに設定しているときには1つの監視入力により複数の負荷を一括して制御可能とする遠隔監視制御システムに用いられ、表示内容の異なる画面を切替表示可能な表示部と、表示部と協働して各端末器のアドレスまたは前記関係データの設定内容を指示する操作部と、前記表示部および前記操作部により設定した関係データを格納可能なデータメモリと、前記表示部および前記操作部により設定した各端末器のアドレスを端末器に転送するアドレス設定処理と前記データメモリに格納した関係データを伝送ユニットに転送する関係データ設定処理とが選択可能な信号処理部と、前記信号処理部においてアドレス設定処理が選択されているときに前記端末器との間にワイヤレス信号を伝送媒体とする伝送路を形成し端末器に設けた不揮発性メモリからなる記憶部に端末器のアドレスを転送させるワイヤレス通信部と、前記信号線に接続可能であって前記信号処理部において関係データ設定処理が選択されているときに前記データメモリから前記伝送ユニットに関係データを転送する経路を形成する接続線とを備え、前記接続線の一端には信号線に接続されている相手側コネクタに着脱可能に接続されるコネクタが設けられ、前記相手側コネクタが、埋込型配線器具用の取付枠における取付窓に前部が挿入されるとともに取付窓への挿入部位の両側面に取付枠と係合して取付枠に保持される取付部を有したケースの前面に露出する形で取り付けられるものであって、前記コネクタの一部が挿入可能となった円環状の溝部が設けられ、前記溝部を囲む外筒の外周面には前記コネクタに設けた締め付けナットと螺合してコネクタの抜け止めをなすねじ部が形成され、コネクタを接続していないときにねじ部に螺合させて異物の接触や付着を防止するキャップが連結紐を介して前記ケースに取り付けられ、前記ケースは取付枠の取付窓への装着時に取付窓内に他の配線器具を取り付けるスペースを残す寸法に形成されているものであり、伝送ユニットと端末器との間を接続する信号線に接続した相手側コネクタに着脱可能に接続されるコネクタを接続線の一端に設けたことによって、工具を用いることなくコネクタを着脱することで信号線と接続線とを接続することが可能になる。その結果、関係データの設定作業が容易になるという利点がある。しかも、前記相手側コネクタが、埋込型配線器具用の取付枠における取付窓に前部が挿入されるとともに取付窓への挿入部位の両側面に取付枠と係合して取付枠に保持される取付部を有したケースの前面に露出する形で取り付けられ、前記ケースは取付枠の取付窓への装着時に取付窓内に他の配線器具を取り付けるスペースを残す寸法に形成されているものであり、埋込型配線器具に用いる取付枠を流用して施工することができ、施工用の部材を別途に用意する必要がなく、施工用部材の開発コストおよび製造コストの増加を抑制することができるという利点がある。
【0102】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記器体には前記接続線の他端に設けた差込コネクタが着脱自在に接続されるレセプタクルが設けられているものであり、接続線が不要であるときには接続線を外しておくことができ、ワイヤレス信号の伝送時などには接続線を外しておけば接続線が邪魔にならないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に用いる接続線を示し、(a)は側面図、(b)は下面図、(c)はコネクタの正面図である。
【図2】同上に用いる相手側コネクタおよびケースを示し、(a)はキャップを外し多状態の正面図、(b)はキャップを取り付けた状態の正面図、(c)は背面図、(d)は側面図、(e)は上面図、(f)は一部破断した下面図である。
【図3】同上に用いる取付枠を示す斜視図である。
【図4】同上に用いる他の接続線を示し、(a)は側面図、(b)は下面図である。
【図5】同上において接続線を外した状態の正面図である。
【図6】同上の縦断面図である。
【図7】同上の一部切欠した背面図である。
【図8】同上の平面図である。
【図9】同上の要部側面図である。
【図10】同上のブロック図である。
【図11】同上の表示部を示す要部正面図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【図17】同上の動作説明図である。
【図18】同上の動作説明図である。
【図19】同上の動作説明図である。
【図20】同上の動作説明図である。
【図21】同上の動作説明図である。
【図22】同上の動作説明図である。
【図23】同上の動作説明図である。
【図24】同上の動作説明図である。
【図25】同上の動作説明図である。
【図26】同上の動作説明図である。
【図27】同上の動作説明図である。
【図28】従来のシステム構成を示すブロック図である。
【図29】同上の動作説明図である。
【図30】従来の他のシステム構成を示すブロック図である。
【図31】同上において設定器を接続した状態を示す配線図である。
【図32】同上に用いる接続線を示し、(a)は側面図、(b)は下面図である。
【符号の説明】
11 器体
12 表示部
13 操作部
15 レセプタクル
20 信号処理部
20b データメモリ
21 送受信回路
25 光送受信回路
30 伝送ユニット
31 操作端末器
32 制御端末器
34 設定器
37 差込コネクタ
38 コネクタ
39 ワニ口クリップ
40 相手側コネクタ
50 ケース
55 取付爪
60 取付枠
64 取付窓
L 照明負荷
Lc 接続線
Ls 信号線
Sa スイッチ
Sb スイッチ

Claims (2)

  1. それぞれアドレスが設定された複数台の端末器と伝送ユニットとが2線式の信号線に接続され、伝送ユニットから前記各端末器に時分割多重伝送方式により伝送信号を伝送し、いずれかの端末器への監視入力があると、伝送ユニットに関係データとして設定されているアドレスの対応関係を用いることにより、他の端末器に接続された負荷を制御し、1つの監視入力に複数の負荷を対応付けるように伝送ユニットに関係データが設定されているときには1つの監視入力により複数の負荷を一括して制御可能とする遠隔監視制御システムに用いられ、表示内容の異なる画面を切替表示可能な表示部と、表示部と協働して各端末器に設定されるアドレスまたは伝送ユニットに設定される関係データの設定内容を作成する操作部と、前記表示部および前記操作部により設定した関係データを格納可能なデータメモリと、前記表示部および前記操作部により設定したアドレスを端末器に転送するアドレス設定処理と前記データメモリに格納した関係データを伝送ユニットに転送する関係データ設定処理とが選択可能な信号処理部と、前記信号処理部においてアドレス設定処理が選択されたときに前記端末器との間にワイヤレス信号を伝送媒体とする伝送路を形成し端末器に設けた不揮発性メモリからなる記憶部に各端末器に設定するアドレスを転送させるワイヤレス通信部と、前記信号線に接続可能であって前記信号処理部において関係データ設定処理が選択されているときに前記データメモリから前記伝送ユニットに関係データを転送する経路を形成する接続線とを備え、前記接続線の一端には信号線に接続されている相手側コネクタに着脱可能に接続されるコネクタが設けられ、前記相手側コネクタが、埋込型配線器具用の取付枠における取付窓に前部が挿入されるとともに取付窓への挿入部位の両側面に取付枠と係合して取付枠に保持される取付部を有したケースの前面に露出する形で取り付けられるものであって、前記コネクタの一部が挿入可能となった円環状の溝部が設けられ、前記溝部を囲む外筒の外周面には前記コネクタに設けた締め付けナットと螺合してコネクタの抜け止めをなすねじ部が形成され、コネクタを接続していないときにねじ部に螺合させて異物の接触や付着を防止するキャップが連結紐を介して前記ケースに取り付けられ、前記ケースは取付枠の取付窓への装着時に取付窓内に他の配線器具を取り付けるスペースを残す寸法に形成されていることを特徴とする遠隔監視制御システム用の設定器。
  2. 前記器体には前記接続線の他端に設けた差込コネクタが着脱自在に接続されるレセプタクルが設けられていることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム用の設定器。
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