JPH11181296A - 反発性に優れた弾性材及びゴルフボールの製造方法 - Google Patents
反発性に優れた弾性材及びゴルフボールの製造方法Info
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- JPH11181296A JPH11181296A JP9351561A JP35156197A JPH11181296A JP H11181296 A JPH11181296 A JP H11181296A JP 9351561 A JP9351561 A JP 9351561A JP 35156197 A JP35156197 A JP 35156197A JP H11181296 A JPH11181296 A JP H11181296A
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Abstract
ている弾性材で、且つ反発性に優れた弾性材を得ること
ができる弾性材の製造方法、及びこれにより製造される
弾性材で構成されるゴルフボールの製造方法を提供す
る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂中に架橋ゴム粒子が分散し
ている樹脂組成物中に、アイオノマーを添加する工程を
含む弾性材の製造方法で、熱可塑性樹脂の含有量をA重
量部、前記架橋ゴム粒子を構成するジエン系ゴムの含有
量をB重量部、前記アイオノマーの含有量量をC重量部
として、下記関係式を満足することが好ましい。 A/(A+B)≧0.3 B/(A+B+C)≧0.1 0.15≦C/(A+B+C)≦0.8
Description
反発性に優れた弾性材の製造方法及び当該方法により製
造される弾性材で構成される1ピースゴルフボールの製
造方法に関するものである。
クル性や加工性の観点から、射出成形可能な弾性材が求
められている。かかる弾性材として、動的架橋されたゴ
ム(以下、「動的架橋ジエン系ゴム」という)を熱可塑
性樹脂中に分散させた弾性材が従来より知られている。
ここで、動的架橋とは、熱可塑性樹脂組成物中に含有さ
れているジエン系ゴムが混練中に架橋されることをい
う。
ム組成物を通常の加硫成形してなる架橋ゴムと比べて復
元力、反発性が不十分なため、種々の改良が検討されて
いる。例えば、特開平8−113679号公報では、混
練機の設定温度やトルクを所定範囲にすることにより、
動的架橋ジエン系ゴムの微分散を達成し、架橋ゴムが有
する復元力を発揮するようにしている。
エラストマー組成物の種類により最適条件を設定する必
要があり、設定条件のズレによっては、動的架橋ジエン
系ゴム粒子の所定の微分散が達成されずに、所期の復元
性が達成できない場合が生じ得る。また、熱可塑性樹脂
の種類によっては、動的架橋ジエン系ゴム粒子の微分散
が達成された場合であっても、弾性材としての反発性の
更なる向上が求められている。
たものであり、その目的とするところは、熱可塑性樹脂
中に架橋ゴムの微粒子が分散している弾性材で、且つ反
発性に優れた弾性材を得ることができる弾性材の製造方
法、及び該製造方法により製造される弾性材で構成され
たゴルフボールの製造方法を提供することにある。
樹脂のうち反発係数に優れているアイオノマー中に動的
架橋されたジエン系ゴムの微粒子を分散させた弾性材に
おいて、ジエン系ゴムの動的架橋に用いられる硫黄等の
加硫剤がアイオノマーのイオンクラスターを崩壊してい
るために、アイオノマーが本来有する曲げ弾性率を低下
せしめ、このことが反発性向上の支障となっていること
を見い出し、架橋剤として樹脂加硫剤を用いた弾性材に
ついて既に出願している(特願平9−303109
号)。ところが、更に鋭意検討した結果、樹脂加硫剤を
用いた場合であっても、イオンクラスターの崩壊現象が
認められるためにアイオノマーが本来有する反発性が犠
牲にされることを知見し、さらに検討を重ねた。そし
て、本発明者らは、ジエン系ゴムの動的架橋を行なった
後にアイオノマーを添加することによって、熱可塑性樹
脂中に動的架橋されたジエン系ゴムの微粒子を分散させ
た弾性材で、且つアイオノマーのイオンクラスターの崩
壊がほとんどんない弾性材を製造できることを見い出
し、本発明を完成した。
の製造方法は熱可塑性樹脂中に架橋ゴム粒子が分散して
いる樹脂組成物中に、アイオノマーを添加する工程を含
むことを特徴とする。
の含有量をA重量部とし、前記架橋ゴム粒子を構成する
ジエン系ゴムの含有量をB重量部とし、前記アイオノマ
ーの含有量量をC重量部とした場合に、下記関係式を満
足することが好ましい。 A/(A+B)≧0.3 B/(A+B+C)≧0.1 0.15≦C/(A+B+C)≦0.8 本発明のワンピースゴルフボールの製造方法は、本発明
の製造方法により製造された弾性材を成形する工程を含
むことを特徴とする。
れる架橋ゴム粒子が熱可塑性樹脂中に分散している組成
物(以下、「架橋ゴム粒子分散組成物」という)につい
て説明する。
物は、熱可塑性樹脂中にジエン系ゴム及び加硫剤を配合
してなる組成物を、混練及び加熱して該ジエン系ゴムを
動的架橋することにより製造してもよいし、既に架橋さ
れたジエン系ゴムの粒子(例えば、加硫ゴムを粉砕して
なる加硫ゴム粉体)を熱可塑性樹脂中に均一に混合分散
させることにより製造してもよい。
能な融点250℃以下、好ましくは220℃以下のもの
であれば特に限定せず、ポリアミド樹脂、ポリエステル
樹脂等の一般的な熱可塑性樹脂;ハードセグメントとソ
フトセグメントとから構成される熱可塑性エラストマ
ー;アイオノマー;エチレンエチルアクリレート(EE
A);及びこれらの混合物を用いることができるが、ゴ
ルフボールに要求される高反発性を達成するためにはア
イオノマー又はEEAが好ましく用いられる。なお、融
点250℃以下としたのは、250℃を超えると架橋ゴ
ム粒子分散樹脂組成物の調製中に、ゴムが熱劣化して、
ゴムによる復元力が低下するからである。
SやSEPS、SEBS等のスチレン系熱可塑性エラス
トマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリエス
テル系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラ
ストマーなどが挙げられる。ここで、SBSとは、ポリ
スチレン相(S)を両末端相に有し、中間相にポリブタ
ジエン相(B)を有するブロックコポリマーである。ポ
リスチレン相(S)を両末端相に有し、中間相にエチレ
ンとブチレンからなるポリマーブロック(EB)を有す
るブロックコポリマーがSEBSであり、中間相にエチ
レンとプロピレンからなるポリマーブロック(EP)を
有するブロックコポリマーがSEPSである。
性であるという点から従来よりツーピースゴルフボール
用のカバーとして用いられているアイオノマー、すなわ
ちα―オレフィンとα、β−不飽和カルボン酸共重合体
の金属イオン中和物が好ましく用いられる。共重合体を
中和する金属イオンとしては、ナトリウムイオン、カリ
ウムイオン、リチウムイオン等の1価金属イオン;亜鉛
イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、銅イ
オン、マンガンイオンなどの2価金属イオン;アルミニ
ウムイオン、ネオジウムイオンなどの3価金属イオンな
どが挙げられるが、特に亜鉛イオンが金属イオンの凝集
体の結合力が大きく、架橋ゴム粒子の分散に基づく機械
的強度の低下が小さいことから好ましい。
デュポンポリケミカル株式会社製のハイミラン1605
(ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合
体系アイオノマー樹脂の商品名)、ハイミラン1707
(ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合
体系アイオノマー樹脂の商品名)、ハイミラン1706
(亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系ア
イオノマー樹脂の商品名)、ハイミランAM7315
(亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系ア
イオノマー樹脂の商品名)、ハイミランAM7317
(亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系ア
イオノマー樹脂の商品名)、ハイミラン1555(ナト
リウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系ア
イオノマー樹脂の商品名)、ハイミラン1557(亜鉛
イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノ
マー樹脂の商品名)、エクソン株式会社製のアイオテッ
ク8000(ナトリウムイオン中和エチレン−アクリル
酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、デュポン社
製のサーリン930(リチウムイオン中和エチレン−メ
タクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)など
が挙げられる。
剤で架橋してなる粒子状のもので、上記熱可塑性樹脂中
にジエン系ゴムを配合し、熱可塑性樹脂の混練中に架橋
(動的架橋)及び微分散化させることにより製造しても
よいし、予め架橋されたゴムを微粉砕することにより製
造してもよい。
ン成分を有しているゴムであればよく、例えば、エチレ
ンプロピレンジエン3元共重合体(EPDM)、ブタジ
エンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン
ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエ
ンゴム(NBR)などが挙げられる。これらのうち、反
発性を重視する場合には、BRやIR等の高反発弾性ゴ
ムを用いることが好ましく、加工性を重視する場合はE
PDM等の耐熱性且つ高流動性ゴムを用いることが好ま
しい。
剤は、具体的には、通常ゴム配合に用いられる加硫剤、
加硫促進剤、樹脂架橋剤などが挙げられ、これらを1種
又は2種以上混合して用いることができる。ここで、ゴ
ム用架橋剤としては、具体的には、硫黄等の硫黄系加硫
剤;p―ベンゾイルキノンオキシム、p,p’―ジベン
ゾイルキノンジオキシム、4,4−ジチオ−ビス−ジモ
ルホリン、N,N’−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチ
アジルスルフェンアミド、ヘキサメチレンテトラミン等
の無硫黄型加硫剤;アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛
等のα、β不飽和結合を有する化合物;アルキルフェノ
ール−ホルムアルデヒド、臭素化アルキルフェノール−
ホルムアルデヒド、フェノール樹脂、クマロン樹脂等の
樹脂架橋剤;ジベンゾチアジルスルフィド、メルカプト
ベンゾチアゾール、テトラメチルチウラムジスルフィド
等の一般に加硫促進剤に分類されるものなどが挙げられ
る。これらのうち、特に熱可塑性樹脂としてアイオノマ
ーを用いた場合には樹脂加硫剤を用いることが好まし
い。樹脂加硫剤はアイオノマーのイオンクラスターに及
ぼす影響が少なくて済むため、動的架橋により架橋ゴム
粒子分散組成物を調製する場合に、アイオノマーのイオ
ンクラスターの崩壊が少なくて済むからである。また、
架橋ゴム粒子分散組成物中にはジエン系ゴムの架橋に利
用されなかった架橋剤が残存している場合に、本発明の
弾性材を製造するために配合するアイオノマー(以下
「後入れアイオノマー」という)のイオンクラスターの
崩壊も少なくて済むからである。
こともできるが、特に動的架橋により架橋ゴム粒子分散
組成物を調製する場合には、次のような理由から用いな
いことが好ましい。すなわち、過酸化物はジエン系ゴム
だけでなくアイオノマー樹脂をはじめとする熱可塑性樹
脂も同時に架橋してしまうおそれがあり、熱可塑性樹脂
までが架橋されてしまうと流動性が低下し、本発明の製
造方法において、架橋ゴム粒子分散組成物と後入れアイ
オノマーとの均一混合が困難になり、ひどい場合には成
形加工できなくなるからである。
量部に対して0.05〜15重量部、好ましくは0.1
重量部以上用いることが好ましい。0.05重量部以下
ではジエン系ゴムの架橋が不十分となって架橋ゴム粒子
のゴム弾性が不十分になり、また動的架橋により架橋ゴ
ム粒子分散組成物を調製する場合には、ジエン系ゴムの
微粒子化が困難になるからである。一方、15重量部を
超えると、架橋に利用されなかった過剰分の架橋剤は、
本発明の製造方法において、後入れアイオノマーのイオ
ンクラスターの崩壊をもたらしたり、また成形体(例え
ば、ゴルフボール)においてブルームの原因となったり
するからである。
物には、熱可塑性樹脂及び架橋ゴム粒子以外に、更に相
溶化剤を含むことが好ましい。熱可塑性樹脂と架橋ゴム
粒子とは相溶性がないため、摩擦熱によるエネルギーロ
スが大きくなる。相溶化剤は、両者の摩擦熱を低減し
て、打球などの動的刺激に対するヒステリシスロスを少
なくすることにより反発性を増加させることができるか
らである。
組成物に用いた熱可塑性樹脂と相溶性を有するか(イオ
ン結合又は水素結合する場合を含む)又は反応し得る部
分を有し、且つジエン系ゴム(架橋ゴム粒子を含む)と
相溶性を有するか又は反応し得る部分を有するものであ
る。具体的には、カルボキシル基を有するジエン系ゴム
(カルボキシル基変性ジエン系ゴム)、オキサゾリン基
を有するジエン系ゴム(オキサゾリン基変性ジエン系ゴ
ム)、エポキシ基を有するジエン系ゴム(エポキシ基変
性ジエン系ゴム、グリシジル基変性ジエン系ゴム)など
が挙げられる。
ム粒子を構成するジエン系ゴムで用いることができるも
のである。すなわち、エチレンプロピレンジエン3元共
重合体(EPDM)、ブタジエンゴム(BR)、イソプ
レンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SB
R)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)など
を変性して用いることができるが、相溶性の観点から、
架橋ゴム粒子に用いたジエン系ゴムと同種類のジエン系
ゴムを変性したものを用いることが好ましい。
ては、マレイン酸又は無水マレイン酸をゴムに付加した
もの又はマレイン酸をジエン系ゴムの主鎖中に共重合し
てなるマレイン酸変性ジエン系ゴム、あるいはカルボン
酸をジエン系ゴムに付加したもの又はカルボン酸をジエ
ン系ゴムの主鎖中に共重合してなるカルボン酸変性ジエ
ン系ゴムが挙げられる。マレイン酸変性ジエン系ゴムと
しては、マレイン化EPDM、マレイン酸変性ブタジエ
ンゴム、マレイン酸変性IR、マレイン酸変性SBR、
マレイン酸変性NBRなどが挙げられ、カルボン酸変性
ジエン系ゴムとしては、カルボン酸変性EPDM、カル
ボン酸変性ブタジエンゴム、カルボン酸変性IR、カル
ボン酸変性SBR、カルボン酸変性NBRなどが挙げら
れる。
は、オキサゾリン基変性EPDM、オキサゾリン基変性
ブタジエンゴム、オキサゾリン基変性IR、オキサゾリ
ン基変性SBR、オキサゾリン基変性NBRなどが挙げ
られる。
シ基変性ジエン系ゴムとしては、例えば、不飽和エポキ
シ化合物とジエン系ゴムとの共重合体などが挙げられる
が、これに限定されるものではない。上記の不飽和エポ
キシ化合物の例としては、グリシジルメタクリレートや
グリシジルアクリレート等の不飽和グリシジルエステル
類、アリルグリシジルエーテル等の不飽和グリシジルエ
ーテル類、エポキシアルケン類、グリシジルスチレン類
などが挙げられる。これらの相溶化剤は、1種類だけ用
いてもよいし、2種類以上併用してもよい。
架橋ゴム粒子と相溶性が良好であり、且つ変性部分が熱
可塑性樹脂と相溶性があるので、架橋ゴム粒子及び熱可
塑性樹脂の双方に対して相溶性を発揮して、架橋ゴム粒
子の微分散化の達成に寄与する。また、これらの相溶化
剤は後入れアイオノマーに対しても良好な相溶性を発揮
できるので、本発明の製造方法において、架橋ゴム粒子
分散組成物と後入れアイオノマーとの均一混合を達成す
る上で好ましい。さらに、これらの相溶化剤が、熱可塑
性樹脂、架橋ゴム粒子、及びアイオノマー間の相溶性、
並びにこれらの結合力を強固なものとすることにより、
本発明の製造方法により得られる弾性材におけるエネル
ギーロスを小さくする。すなわち、打球時に生じる架橋
ゴム粒子と熱可塑性樹脂又はアイオノマーとの間に生じ
る摩擦を少なくすることにり、成形品(例えばゴルフボ
ール)のヒステリシスロスを小さくすることになるの
で、成形品の反発性が向上することになる。上記相溶化
剤のうち、オキサゾリン基変性ジエン系ゴム、グリシジ
ル基変性ジエン系ゴム、エポキシ基変性ジエン系ゴム
は、熱可塑性樹脂、特にアイオノマー樹脂との反応性が
高すぎるため、架橋ゴム粒子分散組成物を調製する際に
行う動的架橋工程において良好な混練り分散性が得られ
にくくなったり、あるいは架橋ゴム粒子分散組成物と後
入れアイオノマーとの均一混合が達成しにくくなる場合
がある。よって、相溶化剤としてはカルボン酸変性ジエ
ン系ゴム、マレイン酸変性ジエン系ゴムなどのカルボキ
シル基変性ジエン系ゴムが好ましく用いられ、特にマレ
イン酸変性EPDM、マレイン酸変性ブタジエンゴムが
好ましく用いられる。
とジエン系ゴムとの総量100重量部に対して3重量部
〜40重量部が好ましく、相溶性の向上の点からは特に
5重量部以上が好ましい。一方、相溶化剤の配合量が多
くなりすぎると、相溶化剤と熱可塑性樹脂、特にアイオ
ノマーとの反応が過剰となり、組成物の弾性率が大きく
なりすぎて硬くなり、ゴルフボールに使用した場合には
打球感が低下しやすくなる反面、反発性の向上に対する
効果は飽和して殆ど変化しないので、30重量部以下、
特に20重量以下とすることが好ましい。
物中には、さらに必要に応じて、可塑剤、顔料などの充
填剤を適宜含有されていてもよい。
組成を有する。そして、架橋ゴム粒子分散組成物を動的
架橋により調製する場合、動的架橋条件は、以下のよう
にすることが好ましい。
架橋剤、及び必要に応じて相溶化剤、その他の充填剤を
所定割合で配合し、密閉型混練機、押し出し機、オープ
ンロールなどの混合機中で混練するにあたり、混練温度
(動的架橋温度)は、架橋剤の活性温度より10〜30
℃程度高い温度、具体的には160〜250℃、特に1
70〜220℃とすることが好ましい。混練温度が低す
ぎると、架橋不足になったり、また架橋ゴム粒子の分散
が不十分となるからである。一方、混練温度が高すぎる
と、混練中にジエン系ゴムの開裂が起こって、ゴム弾性
が低下した架橋ゴム粒子が得られることとなったり、架
橋ジエン系ゴム粒子が熱劣化して反発性が低下したりす
るからである。
ン系ゴム及び架橋剤の配合割合、混練温度等によって異
なるが、一般に2〜10分程度である。混練時間が短す
ぎると加硫不足になったり、また架橋ジエン系ゴム粒子
の分散が不十分となるからである。一方、混練時間が長
すぎると、混練温度が高い場合と同様の不都合が起こる
からである。
ようにして得られる架橋ゴム粒子分散組成物に、アイオ
ノマーを添加して弾性材を得る方法である。
オノマー)としては、架橋ゴム粒子組成物で用いられる
アイオノマーと同種類のものを用いることができる。
粒子分散組成物中に含有されている熱可塑性樹脂量をA
重量部、当該組成物中の架橋ゴム粒子を構成しているジ
エン系ゴム量をB重量部、後入れアイオノマーの添加量
をC重量部として、下記〜の関係を満たすことが好
ましい。
しくは0.35以上、さらに好ましくは0.4以上であ
ること:この値は、架橋ゴム粒子分散組成物中のジエン
系ゴムと熱可塑性樹脂との含有割合を示すもので、0.
3未満では該組成物中の樹脂量が少ないために組成物の
混練が困難となるからである。一方、この値が大きくな
りすぎると、相対的に架橋ゴム粒子の含有割合が少なく
なるので、架橋ゴム粒子の配合による復元性の確保が困
難となる。よって、好ましくは0.8以下、特に0.7
以下であることが好ましい。
好ましくは0.15以上、より好ましくは0.3以上で
あることが好ましく、0.6以下、好ましくは0.5以
下であること:この値は、得られる弾性材中の架橋ゴム
粒子の含有割合に相当する値で、0.1未満では、打球
された場合の復元性を確保できず、打球感が硬くなりす
ぎるからである。
上、特に0.25以上であることが好ましく、0.8以
下、特に0.7以下であること:この値は、本発明の製
造方法で得ようとする弾性材中のアイオノマー含有割合
を示すもので、0.15未満では所望とする反発性が確
保できず、一方、0.8を超えると打球感が不十分とな
るからである。
マーを添加した後、アイオノマーの均一分散化を図るた
めにさらなる混合を行なう。ここで、混合条件として
は、アイオノマーの分散均一化、及び樹脂成形が行なえ
る程度の流動性を確保し、且つ架橋ゴム粒子分散組成物
中に残留している架橋剤によって後入れアイオノマーの
イオンクラスターが崩壊しないように選択する必要があ
る。具体的には、120〜220℃、好ましくは120
〜160℃の温度で、2〜10分間混合することが好ま
しい。温度が低すぎると、組成物中の樹脂の流動性との
関係から、アイオノマーの均一分散化が不十分となるか
らである。一方、温度が高くなりすぎるとアイオノマー
のイオンクラスターの崩壊が助長されるからである。
粒子分散組成物の調製及び後入れアイオノマーの添加を
連続的に行ってもよいし、予め調製された架橋ゴム粒子
分散組成物を必要な量だけ取り出して、これにアイオノ
マーを所望の特性に応じた量だけ添加配合してもよい。
マーの添加後は、原則として架橋は行わないので、アイ
オノマーのイオンクラスターの崩壊は起こらない。つま
り、アイオノマーが本来有している反発性を維持した弾
性材が得られる。たとえ、架橋ゴム粒子を得るための架
橋工程で用いた架橋剤が、架橋ゴム粒子分散組成物中に
残存していたとしても、その量は僅かであり、当初から
アイオノマーを含有する組成物でジエン系ゴムの動的架
橋を行なわせた場合と比べてアイオノマーのイオンクラ
スターの崩壊の程度は遥かに少なくて済む。従って、本
発明の製造方法により得られる弾性材は、アイオノマー
が本来有する反発性を有効に発揮できる弾性材であり、
しかも架橋ゴム粒子が熱可塑性樹脂及びアイオノマー中
に微分散されているので、復元性、打球感も満足でき
る。
用いた成形品は、従来より公知の熱可塑性樹脂の成形方
法、例えば射出成形、プレス成形などにより作製するこ
とができる。本発明の弾性材を用いて作成した成形品
は、その弾性材の特性から、反発性、復元性、打球時の
インパクトの低減を満足することができる。従って、本
発明の製造方法により製造された弾性材を用いた好適な
成形品としては、ワンピースゴルフーボールやマルチピ
ースゴルフボール等のコア等が挙げられる。
ルフーボールでは、本発明の製造方法により製造される
弾性材を用いて成形するだけで作成できる。従って、本
発明の製造方法で製造されるワンピースゴルフボール
は、本発明の製造方法により製造された直後の弾性材を
用いて成形してもよいし、当該弾性材の成形品を加熱溶
融して得られる弾性材を用いて成形してもよい。従っ
て、本発明の製造方法により得られるワンピースゴルフ
ボールは、再度加熱溶融して成形することが可能である
というリサイクル性があるゴルフボールであって、しか
も反発性、打球感、復元性という様なゴルフボールとし
ての必要な特性を満足するとともに、そのリサイクル性
から現在の環境問題にも対処できる。
オノマーとジエン系ゴムの配合割合が等しい弾性材を、
(a),(b)の方法により製造した。
ゴム(ブタジエンゴム)50重量部、及び樹脂加硫剤5
重量部を混練機に投入し、180℃で5分間混練して、
動的架橋されたジエン系ゴム粒子が分散されている弾性
材を作成した。
ゴム(ブタジエンゴム)50重量部、及び樹脂加硫剤5
重量部を混練機に投入し、180℃で5分間混練して、
動的架橋されたジエン系ゴム粒子が分散された架橋ゴム
粒子分散組成物を調製した。この架橋ゴム粒子分散組成
物に、後入れアイオノマーとして25重量部添加し、1
60℃で5分間混合して、弾性材を作成した。
て、示差走査型熱量計で、アイオノマーのイオンクラス
ターの崩壊するときの吸熱量(70℃付近の吸熱量)を
測定した。測定結果を表1に示す。
造した弾性材よりも、(b)の方法で製造した弾性材の
方が、吸熱量は大きかった。つまり、アイオノマーとジ
エン系ゴムの含有割合が同じ弾性材であっても、アイオ
ノマーをジエン系ゴムの架橋工程の前後に分けて配合す
る方が、アイオノマーのイオンクラスターが残っている
割合が多いことがわかる。このことは、樹脂加硫剤を用
いた場合であっても動的架橋中のアイオノマーのイオン
クラスターの崩壊は避けられないが、架橋後に添加され
たアイオノマーについては、弾性材の製造に際してのイ
オンクラスターの崩壊がほとんど生じなかったと考える
ことができる。
性樹脂として、アイオノマー(デュポン社製のアイオノ
マーであるサーリンAD8511とサーリンAD851
2との等量混合物)、ポリエチレン(PE:住友化学社
製のスミカセンGA807)、ポリエステル(東洋紡績
社製のペルプレン)、又はエチレンエチルアクリレート
樹脂(EEA:三井デュポンポリケミカル社製のニュク
レル4311)を用いた。架橋剤としては、田岡化学社
製の樹脂加硫剤であるタッキロール250―1(臭素化
アルキルフェノール−ホルムアルデヒド樹脂)を用い
た。ジエン系ゴムとしては、JSR製のブタジエンゴム
であるBR01を用いた。後入れアイオノマーとして
は、デュポン社製のアイオノマーであるサーリンAD8
511とサーリンAD8512との等量混合物を用い
た。
を、表2に示す量(熱可塑性樹脂A重量部、ジエン系ゴ
ムB重量部、架橋剤はジエン系ゴムの配合量に応じて選
択)だけ配合し、二軸押し出し機にて、200℃で6分
間混練押し出しすることにより、架橋ゴム粒子分散組成
物からなるペレットを作成した。
アイオノマーを表1に示す量(C重量部)だけ配合し、
押し出し機にて150℃で6分間混合し、射出成形によ
り、外径約42mm、重量45.1〜45.6gのワン
ピースゴルフボール(比較例1〜3、実施例1〜8)を
作成した。いずれも良好(◎)に射出成形できた。
す評価方法に基づいて、コンプレッション、反発係数、
打球感を評価した。評価結果を併せて表2に示す。
かけたときのたわみ変形量(mm)を測定した。変形量
が小さい程、一般にボールが硬いことを示しており、打
球時に衝撃力が大きくなって好ましくない。
を45m/sの速度で衝突させ、衝突前後の円筒物及び
ゴルフボールの速度を測定し、夫々の速度及び重量から
算出結果を、比較例2の反発係数を100として指数化
した。指数が大きい程反発力が大きいことを示す。
の感触を平均したもので、この打球感を○(ツーピース
ゴルフボールと比べて変わらない)、△(少し硬めだが
問題ない範囲にある)、×(硬くて衝撃を感じる)の3
段階評価で表した。
4との比較から、弾性材としてのアイオノマーとジエン
系ゴムの含有量組成が同じであっても、アイオノマーを
動的架橋前と動的架橋後とに分けて配合することによ
り、コンプレッションはそれ程変わらなくても、反発係
数が向上していることがわかる。このことは、表1で確
認したように、動的架橋後に添加されたアイオノマーで
はイオンクラスターが多く残っていることから、反発性
を発揮できたものと考えられる。
散組成物に配合する熱可塑性樹脂については、アイオノ
マーに代えて他の熱可塑性樹脂を用いた場合であっても
同様の効果を得ることができ、特にエチレンエチルアク
リレート樹脂(EEA)を用いた場合にはアイオノマー
と同様の反発性が得られた。
て、熱可塑性樹脂とジエン系ゴムとの含有割合(A/
(A+B))を一定にした場合、後入れアイオノマーの
量を増やす程、コンプレッションが低下し、反発係数が
増大することがわかる。このことは、後入れアイオノマ
ー量が増えると、反発性を発揮できるアイオノマーの含
有量が増えることに対応していると考えられる。また、
このことは、実施例1と実施例4との比較で、弾性材中
に含まれるジエン系ゴムの含有割合(A/(A+B+
C))が同じであっても、架橋ゴム粒子分散組成物中の
樹脂含有割合を低減し、後入れアイオノマーの割合を増
加した方(実施例1)が、コンプレッションが低く、反
発係数が小さいことからもわかる。従って、アイオノマ
ーをジエン系ゴム架橋後に添加することにより優れた反
発性を得るためには、後入れアイオノマー量を、A/
(A+B+C)の値が0.15以上程度以上とすべきで
あることがわかる(実施例5参照)。
有割合が増加するほど低下する傾向にあり(比較例1参
照)、打球感を確保するためには、アイオノマーの含有
割合に相当するA/(A+B+C)の値が0.8未満で
あることが好ましい(実施例8参照)。
有されるアイオノマーが本来有する反発性を有効に発揮
できる弾性材を提供することができる。つまり、反発性
に寄与するアイオノマーをジエン系ゴムの架橋後に添加
しているので、架橋ゴム粒子の微分散化を達成するため
の動的架橋条件は、従来程厳しく精密に設定しなくても
よく、良好な成形性及び弾性材としての特性を満足する
ことができる。
た弾性材を用いた成形品は、熱可塑性樹脂の成形方法を
採用することができるので、生産性に優れる上に、弾性
材としての反発性を損なうことなく、しかもリサイクル
性がある。
ワンピースゴルフボールは、本発明の製造方法で製造さ
れる弾性材を用いて構成されているので、リサイクル性
があって、反発性に優れている上に、打球感も保証でき
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂中に架橋ゴム粒子が分散し
ている樹脂組成物中に、アイオノマーを添加する工程を
含むことを特徴とする反発性に優れた弾性材の製造方
法。 - 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂の含有量をA重量部と
し、前記架橋ゴム粒子を構成するジエン系ゴムの含有量
をB重量部とし、前記アイオノマーの含有量量をC重量
部とした場合に、下記関係式を満足する請求項1に記載
の反発性に優れた弾性材の製造方法。 A/(A+B)≧0.3 B/(A+B+C)≧0.1 0.15≦C/(A+B+C)≦0.8 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の方法により製造
される弾性材を成形する工程を含む1ピースゴルフボー
ルの製造方法。
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-
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- 1997-12-19 JP JP35156197A patent/JP4033364B2/ja not_active Expired - Fee Related
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