JPH11180010A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH11180010A
JPH11180010A JP9364355A JP36435597A JPH11180010A JP H11180010 A JPH11180010 A JP H11180010A JP 9364355 A JP9364355 A JP 9364355A JP 36435597 A JP36435597 A JP 36435597A JP H11180010 A JPH11180010 A JP H11180010A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕分けを行う個所に予めタグ付き用紙を挿入
し、しかもこの挿入されたタグ付き用紙のタグの部分に
仕分けのための必要なデータが印字されるようにした印
刷装置を得ること。 【解決手段】 第4の給紙トレイ17にはタグ付き用紙
が積層されている。ここから送り出されたタグ付き用紙
は、タグ検出センサ36で検出されてタグの位置および
サイズが判別される。そして画像記録部18で、これに
応じたフォントサイズでタグの部分に印字が行われる。
タグに両面印刷を行う場合には、用紙反転部19でタグ
付き用紙の反転が行われた後、再び画像記録部18で印
字が行われ、排出トレイ12に排出される。印刷された
普通紙の間にこのタグ付き用紙や色紙が挿入されること
で、仕分けを行うことができる。パージトレイ13に
は、ジャム除去後の不要な用紙やタグ付き用紙のうちの
必要とされないものが排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタグ付き用紙に必要
なデータを印字するための印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷された用紙を印刷装置から出力する
際にそれらの間に適宜仕分けのための用紙を挿入してお
くと、仕分けを容易に行うことができる。そこで、従来
から印刷装置で印刷物を作成する際に印刷物の論理的な
切れ目の位置に仕分けのための用紙を挿入することが提
案されている。
【0003】例えば特開平4−217550号公報で
は、色紙を供給する供給口を予め選択させておき、1つ
の印刷ジョブが終了するたびに色紙を挿入するようにし
ている。
【0004】また、このような仕分けを色紙を使用せず
に簡易に行うようにした装置も実用化されている。特開
平5−224842号公報に開示されているこの装置で
は、排出トレイに用紙の排出位置を用紙の搬送方向と直
角方向にずらす機構を使用している。そして、印刷物の
論理的な切れ目の位置で用紙の排出位置をずらすように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このうちの前者の特開
平4−217550号公報に記載された従来技術では、
色紙を使用する関係で論理的な仕切りが細かくなると、
色紙の使用する割合が多くなり、それぞれの色紙で区切
られた領域を視覚的に認識しづらくなるという問題があ
った。
【0006】また、後者の特開平5−224842号公
報に記載された従来技術では、排出トレイに用紙の排出
される位置を用紙搬送方向にずらせる特別な機構が必要
とされる。したがって、このような機構を備えていない
印刷装置では用紙の仕分けを行うことができないという
問題があった。
【0007】更に、これらの従来の技術では印刷物をフ
ァイルに閉じて保存するときに、例えばA4サイズの用
紙だけの印刷物のように同一の定型サイズの用紙だけで
印刷物が構成されている場合、仕分け用紙だけでは仕分
けの場所や仕分けの内容がわかりにくいといった問題が
あった。そこで、仕分けのために挿入された用紙に、仕
分けの内容を記入したタグ付き用紙を貼り付けるといっ
た作業が要求されることになり、作業者の負担を増加さ
せるといった問題があった。
【0008】そこで本発明の目的は、仕分けを行う個所
に予めタグ付き用紙を挿入し、しかもこの挿入されたタ
グ付き用紙のタグの部分に仕分けのための必要なデータ
が印字されるようにした印刷装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)矩形状の用紙の一辺からタグが突出した形状
を有するタグ付き用紙を収容するタグ付き用紙給紙トレ
イと、(ロ)このタグ付き用紙給紙トレイに収容された
タグ付き用紙のタグの部分に印字するタグデータを入力
するタグデータ入力手段と、(ハ)タグ付き用紙給紙ト
レイから搬送路上に送り出されたタグ付き用紙のタグの
位置を検出するタグ位置検出手段と、(ニ)このタグ位
置検出手段によって検出されたタグの位置に合わせてタ
グデータを印字するタグデータ印字手段とを印刷装置に
具備させる。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、タグ付
き用紙を搬送路に供給するタグ付き用紙給紙トレイを印
刷装置に具備させ、また搬送路上にタグ位置検出手段を
配置してタグの位置を検出できるようにした。そして、
通常の用紙に印刷する印刷データとは別のタグデータを
入力して、検出されたタグの位置に合わせてタグデータ
を印字するようにした。これにより、印刷装置はタグ付
き用紙給紙トレイから適宜タグ付き用紙を送り出してタ
グに印刷して排出することで、通常の用紙に対する仕分
けを行うことが可能になる。しかも、タグには必要なデ
ータが印字されるので仕分けに便利となる。
【0011】請求項2記載の発明では、(イ)矩形状の
用紙の一辺からタグが突出した形状を有しかつタグの位
置がそれぞれ異なる複数のタグ付き用紙を予め定めた順
序で収容するタグ付き用紙給紙トレイと、(ロ)このタ
グ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙のタグ
の部分に印字するタグデータを入力するタグデータ入力
手段と、(ハ)タグ付き用紙給紙トレイから搬送路上に
送り出されたタグ付き用紙のタグの位置を検出するタグ
位置検出手段と、(ニ)このタグ位置検出手段が検出し
たタグの位置が所望の位置であるかどうかを判別するタ
グ位置適否判別手段と、(ホ)このタグ位置適否判別手
段によって判別されたタグの位置が所望の位置であると
判別されたときそのタグの部分にタグデータを印字する
タグデータ印字手段と、(へ)タグ位置適否判別手段に
よって判別されたタグの位置が所望の位置でないと判別
されたときそのタグ付き用紙にタグデータを印字するこ
となく排出するタグ付き用紙パージ制御手段と、(ト)
このタグ付き用紙パージ制御手段がタグ付き用紙にタグ
データを印字することなく排出するときタグ付き用紙給
紙トレイから次のタグ付き用紙を送り出すタグ付き用紙
再供給手段とを印刷装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、タグ付
き用紙を搬送路に供給するタグ付き用紙給紙トレイに、
タグの位置がそれぞれ異なる複数のタグ付き用紙を予め
定めた順序で収容できるようにしている。そして、タグ
位置検出手段によってタグ付き用紙のタグの位置を検出
することでその用紙の種類を判別し、タグ位置適否判別
手段がその種類の適否を判別して、判別されたタグの位
置が所望の位置であると判別されたときにのみそのタグ
の部分にタグデータを印字するようにしている。従っ
て、タグが順に所望の位置となるようにタグ付き用紙給
紙トレイに複数のタグ付き用紙を予め定めた順序で収容
しておけば、通常はそのまま順にタグに印字が行われる
が、ジャムが生じたような場合でタグ付き用紙の順番が
狂ったような場合でも、所望の種類のタグ付き用紙が搬
送路上に送り出されるまでタグに対する印字が中止さ
れ、適正な印字が確保されることになる。このような制
御を行うと、タグ位置適否判別手段によってタグの位置
が所望の位置でないと判別されたタグ付き用紙の処遇が
問題となるが、これについてはタグ付き用紙パージ制御
手段がこれを印字することなく、例えばパージトレイに
排出するようにしている。
【0013】請求項3記載の発明では、(イ)矩形状の
用紙の一辺からタグが突出した形状を有するタグ付き用
紙を収容するタグ付き用紙給紙トレイと、(ロ)このタ
グ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙のタグ
の部分に印字するタグデータを入力するタグデータ入力
手段と、(ハ)タグ付き用紙給紙トレイから搬送路上に
送り出されたタグ付き用紙のタグの位置およびサイズを
検出するタグ位置検出手段と、(ニ)このタグ位置検出
手段によって検出されたタグのサイズに合わせてタグデ
ータの印字の際の印字サイズを演算する印字サイズ演算
手段と、(ホ)タグ位置検出手段によって検出されたタ
グの位置に印字サイズ演算手段によって演算された印字
サイズでタグデータを印字するタグデータ印字手段とを
印刷装置に具備させる。
【0014】すなわち請求項3記載の発明では、タグ位
置検出手段がタグ付き用紙のタグの位置だけでなくその
サイズも検出するようにしている。そして、タグデータ
印字手段がタグにデータを印字する際に印字サイズが適
正なものとなるように印字サイズ演算手段がタグデータ
の印字の際の印字サイズを演算するようにしている。従
って、例えばタグデータを構成する文字の数等の状況に
応じて印字サイズをできるだけ大きく、かつタグから溢
れないように設定することができ、タグに印字された内
容をできるだけ読みやすいようにすることができる。
【0015】請求項4記載の発明では、(イ)矩形状の
用紙の一辺からタグが突出した形状を有するタグ付き用
紙を収容するタグ付き用紙給紙トレイと、(ロ)このタ
グ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙のタグ
の部分に印字するタグデータを印字の方向と共に入力す
るタグデータ入力手段と、(ハ)タグ付き用紙給紙トレ
イから搬送路上に送り出されたタグ付き用紙のタグの位
置およびサイズを検出するタグ位置検出手段と、(ニ)
このタグ位置検出手段によって検出されたタグのサイズ
および指定された印字の方向に合わせてタグデータの印
字に使用するフォントのサイズおよび向きを選択するフ
ォント選択手段と、(ホ)タグ位置検出手段によって検
出されたタグの位置にフォント選択手段によって選択さ
れたフォントでタグデータを印字するタグデータ印字手
段とを印刷装置に具備させる。
【0016】すなわち請求項4記載の発明では、タグデ
ータ入力手段がタグデータだけでなくタグに対する印字
方向も入力することができるようにしている。そして、
タグ位置検出手段がタグの位置だけでなくそのサイズ
(縦横)を検出し、フォント選択手段がタグのサイズお
よび指定された印字の方向に合わせてタグデータの印字
に使用するフォントのサイズおよび向きを選択するよう
にしている。従ってタグデータ印字手段は、適正なフォ
ントおよび印字の向きでタグにタグデータを印字するこ
とができる。フォントが1つの方向のもののみ用意され
ている場合には、これを印字の方向に合わせて回転させ
ることになる。
【0017】請求項5記載の発明では、(イ)矩形状の
用紙の一辺からタグが突出した形状を有するタグ付き用
紙を収容するタグ付き用紙給紙トレイと、(ロ)色紙を
収容する色紙給紙トレイと、(ハ)通常の印刷データを
印字するための通常の用紙を収容する通常用紙給紙トレ
イと、(ニ)タグ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ
付き用紙のタグの部分に印字するタグデータを入力する
タグデータ入力手段と、(ホ)通常の用紙の印字のため
のデータが入力されたとき、このデータ中に含まれる仕
分けのためのデータを解析して通常の用紙の印字の進行
に併せてタグ付き用紙給紙トレイあるいは色紙給紙トレ
イからタグ付き用紙あるいは色紙を搬送路上に送り出さ
せる入力データ仕分け用解析手段と、(へ)タグ付き用
紙給紙トレイから搬送路上に送り出されたタグ付き用紙
のタグの位置を検出するタグ位置検出手段と、(ト)こ
のタグ位置検出手段によって検出されたタグの位置に合
わせてタグデータを印字するタグデータ印字手段とを印
刷装置に具備させる。
【0018】すなわち請求項5記載の発明では、印字さ
れる通常の用紙にタグ付き用紙を適宜挿入するだけでな
く、更に必要な個所に色紙を挿入できるようにタグ付き
用紙給紙トレイの他に色紙給紙トレイも用意することに
した。もちろん、通常の印刷データを印字するための通
常の用紙を収容する通常用紙給紙トレイも備えられてい
ることは他の請求項記載の発明と同様である。入力デー
タ仕分け用解析手段は、通常の用紙の印字のためのデー
タが入力されたとき、このデータ中に含まれる仕分けの
ためのデータを解析して通常の用紙の印字の進行に併せ
てタグ付き用紙給紙トレイあるいは色紙給紙トレイから
タグ付き用紙あるいは色紙を搬送路上に送り出させるの
で、タグ付き用紙および色紙を含めてバラエティに富ん
だ理想的な仕分けを自動化することができる。
【0019】請求項6記載の発明では、(イ)矩形状の
用紙の一辺からタグが突出した形状を有しかつタグの位
置がそれぞれ異なる複数のタグ付き用紙を予め定めた順
序で収容するタグ付き用紙給紙トレイと、(ロ)このタ
グ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙のタグ
の部分に印字するタグデータを入力するタグデータ入力
手段と、(ハ)タグ付き用紙給紙トレイから搬送路上に
送り出されたタグ付き用紙のタグの位置を検出するタグ
位置検出手段と、(ニ)搬送路上でタグ付き用紙のジャ
ムを検出するタグ付き用紙ジャム検出手段と、(ホ)こ
のタグ付き用紙ジャム検出手段によってタグ付き用紙の
ジャムが検出されたときジャムの除去後にタグ付き用紙
給紙トレイに収容された次のタグ付き用紙を搬送路上に
送り出してこれにタグデータを印字するか、新たにタグ
付き用紙がセットされるのを待ってこれにタグデータを
印字するか、あるいはタグ位置検出手段が所望のタグ付
き用紙の搬送されたことを検出するまで搬送路上にタグ
付き用紙をタグ付き用紙給紙トレイから次々と送り出し
て所望のタグ付き用紙が検出されたときこれにタグデー
タを印字するかのいずれか2以上の処置を問う表示を行
う表示手段と、(へ)この表示手段の表示内容に応答が
あったとき、その応答内容に応じたタグ付き用紙に対し
てタグ位置検出手段によって検出されたタグの位置に合
わせてタグデータを印字するタグデータ印字手段とを印
刷装置に具備させる。
【0020】すなわち請求項6記載の発明では、タグの
位置がそれぞれ異なる複数のタグ付き用紙を予め定めた
順序でタグ付き用紙給紙トレイに収容したときのジャム
に対する措置を扱っている。このように複数種類のタグ
付き用紙が給紙トレイにセットされている状態で、タグ
付き用紙にジャムが発生すると、そのタグ付き用紙に代
わるものとして使用されるタグ付き用紙がジャムの発生
したタグ付き用紙とまったく同一のものである必要があ
るかをオペレータに問い合わせることは重要であるし、
同一種類のタグ付き用紙を使用するとした場合に、その
用紙を印刷装置が自動的に探し出すかあるいはオペレー
タが用意するかについてもオペレータの意志を反映した
方がよい場合が多い。そこで請求項6記載の発明では、
タグ付き用紙のジャムが検出されたときジャムの除去後
にタグ付き用紙給紙トレイに収容された次のタグ付き用
紙を搬送路上に送り出してこれにタグデータを印字する
か、新たにタグ付き用紙がセットされるのを待ってこれ
にタグデータを印字するか、あるいはタグ位置検出手段
が所望のタグ付き用紙の搬送されたことを検出するまで
搬送路上にタグ付き用紙をタグ付き用紙給紙トレイから
次々と送り出して所望のタグ付き用紙が検出されたとき
これにタグデータを印字するかのいずれか2以上の処置
を問う表示を行う表示手段を用意している。そして、こ
の表示を見てオペレータが応答したときにその応答内容
に応じたタグ付き用紙のタグに印字を行うようにしてい
る。
【0021】例えばオペレータの応答がタグ付き用紙の
種類を問わないとするものであれば、タグ付き用紙給紙
トレイから次に送り出されるタグ付き用紙を無条件で使
用してこれに印字を行えばよい。また、オペレータの応
答が印刷装置で勝手に同一種類のタグ付き用紙を探すよ
うにというものであれば、そのタグ付き用紙がタグ付き
用紙給紙トレイから搬送路に送り出されるまで順にタグ
付き用紙を送り出してはパージトレイ等に排出すること
になる。また、オペレータが該当のタグ付き用紙を給紙
トレイあるいは手差しトレイにセットする場合には、そ
れぞれによる給紙も可能にすることができる。
【0022】請求項7記載の発明では、請求項1ないし
請求項6記載の印刷装置でタグデータ印字手段は、入力
データを解析してタグ付き用紙に対してタグの両面に印
字を行うか片面のみに印字を行うかを判別する印字面解
析手段を具備することを特徴としている。
【0023】すなわち請求項7記載の発明では、タグ付
き用紙のタグの片面に印字するか両面に印字するかの解
析を行わせて、所望の印字形態を取り得るようにしたも
のである。両面に印字する際には、必要に応じてフォン
トの回転や位置替えを行うことになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
【0025】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0026】(1)印刷装置の概要
【0027】図1は本発明の一実施例における印刷装置
の概要を表わしたものである。この印刷装置は、比較的
大型のプリンタ装置であり、装置本体11は図示しない
ケーブルを介してローカルエリアネットワーク(図示せ
ず)に接続されている。また、この装置本体の外部に
は、印字された用紙の通常の排出用のトレイとしての排
紙トレイ12と、パージ制御の際に強制的に排出される
用紙のためのパージトレイ13とが取り付けられてい
る。ここで、パージ制御とは、例えば紙詰まり(ジャ
ム)が発生した場合にジャムの原因となった用紙を取り
除いた際の搬送路に残っている用紙を強制的に排出する
場合のように、排紙トレイに排出されるべきでない用紙
を排出するためのトレイである。本実施例では、このよ
うにジャムが発生した場合の用紙をこのパージトレイに
排出するとともに、所定の場合にはタグ付き用紙のうち
で、タグの位置が印字対象とする用紙として不適確なも
のについてもこのパージトレイに排出するようになって
いる。これについては後に具体的に説明する。
【0028】装置本体11内には、タグ付き用紙以外の
用紙としての普通の形状の用紙(以下普通紙という。)
を収容する第1および第2の給紙トレイ14、15が配
置されている。また、第1の給紙トレイの図で右側に隣
接した位置には第3の給紙トレイ16が配置されてい
る。この第3の給紙トレイ16には普通紙を収容するこ
ともできるが、所定の場合にはここに着色された用紙
(以下色紙という。)を収容するようになっている。第
3の給紙トレイ16の下には第4の給紙トレイ17が配
置されている。この第4の給紙トレイ17には普通紙あ
るいは色紙を収容することもできるが、所定の場合には
ここにタグ付き用紙を収容するようになっている。本実
施例では、普通紙の仕分けにバラエティを持たせる意味
もあって、第3の給紙トレイ16に色紙を収容し、第4
の給紙トレイ17にはタグ付き用紙を収容するようにな
っている。もっとも印刷システムによっては、第1およ
び第2の給紙トレイ14、15に色紙やタグ付き用紙を
収容するようにしてもよいことは当然である。なお、本
実施例で「用紙」と表現するときは、普通紙、色紙およ
びタグ付き用紙を総称しているものとする。
【0029】装置本体11における第3および第4の給
紙トレイ16、17と排紙トレイ12の間の空間には、
その上部に画像記録部18が、また下部には用紙反転部
19がそれぞれ配置されている。画像記録部18には感
光体ドラム21が配置されており、図示しない露光部に
よって画像情報をドラム表面に露光され、静電潜像を形
成するようになっている。形成された静電潜像は、同じ
く図示しない現像装置によって現像され、同じく図示し
ない定着装置によって熱的に定着されることになる。
【0030】一方、画像記録部18の下に配置された用
紙反転部19は、用紙反転用ロール対23を備えてい
る。そして、搬送されてきた普通紙、色紙、タグ付き用
紙のいずれかからなる用紙を用紙反転用ロール対23で
途中まで図で上方に搬送し、この後これを反対方向に搬
送するとともに画像記録部18方向から進入した用紙を
図で左方向に排出することで、図で破線で示した搬送路
24における用紙の上下面を反転させるようになってい
る。
【0031】この図1に示した印刷装置における印字動
作の概要を示すと次のようになる。まず、第1または第
2の給紙トレイ14、15にセットされている普通紙の
給紙が行われる場合について説明する。この場合、送り
出された普通紙は矢印31方向に搬送路24を搬送さ
れ、装置本体の底部で矢印32方向に進路を変えて搬送
される。そして、画像記録部18に到達してその一方の
面(感光体ドラム21に面した面)に画像情報を印字さ
れる。片面印刷の場合には定着後のその普通紙は排紙ト
レイ12に排出されることになる。
【0032】これに対して両面印刷が行われる場合に
は、画像記録部18を出た片面が印字済みの普通紙は矢
印33方向に搬送されて用紙反転部19に搬入される。
そして用紙反転用ロール対23を用いた普通紙の反転動
作が行われた後、用紙反転部19から排出されて矢印3
4方向に搬送路24を搬送される。この後は第1または
第2の給紙トレイ14、15から送り出された場合と同
様の経路で搬送が行われ、再び画像記録部18に送り込
まれて最初に印字された面と反対側の面に画像情報の印
字が行われることになる。両面印字後の普通紙は排紙ト
レイ12に排出されることになる。
【0033】第3の給紙トレイ16あるいは第4の給紙
トレイ17から送り出される色紙あるいはタグ付き用紙
は矢印35方向に搬送された後、矢印34方向に向きを
変えて搬送される点を除けば、先の普通紙についての画
像情報の印字および用紙の排出動作とまったく同じであ
る。また、以上の説明では排紙トレイ12に排出される
場合を説明したが、本来必要な印字以外の目的で搬送路
24を搬送する用紙についてはこれをパージトレイ13
に排出することにして、印字が正規に終了した用紙の排
出場所との区別を図っている。
【0034】ところで本実施例の印刷装置では、第1〜
第4の給紙トレイ14〜17あるいは用紙反転部19を
通過した用紙が印字のための画像記録部18に搬入され
るまでの共通の経路上にタグ検出センサ36を配置して
いる。このタグ検出センサ36は搬送路24上を搬送さ
れるタグ付き用紙におけるタグの位置やそのサイズを検
出するためのものである。
【0035】(2)タグ付き用紙について
【0036】図2は本実施例の印刷装置で使用するタグ
付き用紙の一例とタグ検出センサの配置関係を説明する
ためのものである。タグ付き用紙41とは、矩形をした
通常の用紙(普通紙)の一辺にタグ42が付けられたよ
うな形状の用紙をいう。タグ42は必ずしも矩形である
必要はなく、例えば半円状あるいは三角形の形状で突出
したようなものであってもよい。また、タグ42は矩形
に裁断した用紙の端に別の用紙として貼り付けたもので
あってもよいし、図2で示したようなタグ42が予め付
いた形状になるように用紙を裁断することで実現しても
よい。
【0037】タグ付き用紙41が図2に示した用紙搬送
方向43に搬送路上を搬送されるものとする。タグ検出
センサ36は、用紙搬送方向43に対して直交する形で
配置され、かつ最大サイズの用紙の幅方向にタグが配置
されていることを想定してタグ付き用紙の幅方向よりも
タグの高さの2倍以上の長さを有する1次元イメージセ
ンサである。もっとも2次元画像の光学系が備わってい
る場合には、2次元イメージセンサを使用することもで
きるし、縮小光学系が備えられている場合には1次元イ
メージセンサあるいは2次元イメージセンサを縮小率に
応じたサイズのものにすることができる。
【0038】タグ付き用紙41が用紙搬送方向43に搬
送されるとき、タグ検出センサ36が所定の周期でそれ
ぞれの光電変換素子の検出結果を読み出すと、これによ
ってタグ42の位置や幅および高さが判別されることに
なる。この判別については後に詳しく説明する。
【0039】図3は、本実施例の印刷装置で使用するタ
グ付き用紙の種類を1つの用紙サイズについて表わした
ものである。タグ付き用紙41は、タグ42の位置に応
じて第1のタイプのタグ付き用紙411から第6のタイ
プのタグ付き用紙416までの6種類に分けられてい
る。ただし、タグ付き用紙41の表裏がまったく同一色
で無地のものであれば、第1のタイプのタグ付き用紙4
1を第6のタイプのタグ付き用紙416として共用する
ことができ、同様に第2のタイプのタグ付き用紙412
を第5のタイプのタグ付き用紙415として、第3のタ
イプのタグ付き用紙413を第4のタイプのタグ付き用
紙414として共用することができる。したがって、本
実施例では各々のサイズについて用紙の幅方向について
3種類ずつのタグ付き用紙を備えれば、これらの半分を
反転して使用することで6種類のタグ付き用紙として使
用することができる。用紙の搬送方向にタグを有する場
合にも同様である。
【0040】図3に示した各タグ付き用紙は、実施例の
印刷装置で使用するために用意された用紙である。これ
以外の用紙をタグ付き用紙として使用することはもちろ
ん自由であるが、その場合にはタグ検出センサ36の検
出精度との関係でタグ42への印字が理想的な状態で行
われない場合が発生しうることになる。
【0041】図4は、タグ付き用紙とそれらのタグを検
出するセンサ部分の関係を表わしたものである。この図
で左半分には給紙トレイから送り出された第1面のタグ
付き用紙41Aを示しており、右半分には両面印字時に
おける第2のタグ付き用紙41Bを示している。これら
は共に同一の用紙搬送方向43に搬送される場合であ
り、便宜上、第1〜第6のタイプのタグ付き用紙411
〜416を重ねたように示しているが、実際には1枚ず
つで用紙の搬送が行われることが前提である。タグ検出
センサ36は、この図の左端で示したように、それぞれ
のタグ付き用紙411〜416におけるタグの位置に対応
したセンサ部分361〜366が排他的に検出されること
になる。したがって、その検出された位置に応じて用紙
サイズを単純に判別することができることになる。
【0042】なお、本実施例では第1面のタグ付き用紙
41Aと第2面のタグ付き用紙41Bを同一方向に搬送し
たときのそれぞれのタグの配置も示すことになってい
る。このようにこれらのタグ付き用紙41A、41Bは同
一のタイプのもの(たとえば第1のタグ付き用紙4
1)同士が、それらの表裏に関係せずに同一のセンサ
部分で検出されることになる。すなわち、予め決められ
たタグ付き用紙しか使用しない印刷装置であれば、タグ
付き用紙41の搬送方向と直交する幅方向に予めタグの
種類だけのセンサを配置しておくだけで、すべてのタグ
の検出が可能になることになる。
【0043】図5は、第1のタイプのタグ付き用紙を例
にとって各センサ部分の検出出力の時間的な変化を表わ
したものである。ここで同図(a)は、図4に示した第
1のタイプのタグ付き用紙411の検出出力を示してお
り、同図(b)は第2のタイプのタグ付き用紙412
検出出力を示している。以下同様である。このように、
タグ42の検出がタグ付き用紙41の本体部分の検出よ
りも後であれば第1面の検出が行われたことになり、先
であれば第2面の検出が行われたことになる。また、図
4に示した各センサ部分361〜366の出力の差分をと
り、長さが1つだけ長いものがあればそれはタグ付き用
紙であり、どのセンサ部分が長いかを判別することで、
図3に示した6種類のタグ付き用紙411〜416のいず
れであるかを判別することができることになる。図5で
は同図(a)に示す検出出力が他のものよりも長くなっ
ているので、第1のタイプのタグ付き用紙411である
と判別することができる。
【0044】(3)印刷装置の回路構成
【0045】図6は、本実施例の印刷装置の回路構成の
概要を表わしたものである。この印刷装置は、装置内の
各部を制御するためのCPU(中央処理装置)51を備
えている。CPU51は、データバス等のバス52を通
じて装置内の各部と接続されている。このうちROM5
3は、印刷装置の各部を制御するプログラムや、フォン
ト等の所定の固定的なデータを格納したリード・オンリ
・メモリである。装置によってはこのようなデータを磁
気ディスク等の記憶媒体に格納しておくこともできる。
作業用メモリ54は、プログラムの実行に必要な一時的
なデータを格納するランダム・アクセス・メモリによっ
て構成されている。もっとも、作業用メモリの一部は前
記した磁気ディスク等の外部記憶媒体に割り当てること
も可能である。
【0046】画像記録部制御部55は、図1に示した画
像記録部18の制御を行う部分であり、感光体ドラム2
1の周囲の機械的あるいは電気的な制御を行うだけでな
く、受信したプリントデータを基にしてイメージデータ
を展開し、図示しないレーザを使用して感光体ドラム2
1にレーザビームを走査する制御を行うようになってい
る。給紙トレイ制御部56は図1に示した第1〜第4の
給紙トレイ14〜17のそれぞれの給紙のための制御を
行うようになっている。操作パネル58は、各種キーと
表示部(共に図示せず)からなり、オペレータの手入力
による意志を反映させたり、オペレータに必要な情報を
表示するようになっている。
【0047】タグ検出センサ36は、図2に示したタグ
付き用紙41のタグ42を検出するもので、この検出結
果に基づいてタグ42の位置に必要な情報が印字される
ことになる。通信制御部59は、通信ケーブル61を接
続している。通信ケーブル61は例えばローカルエリア
ネットワークに接続されており、図示しないホストコン
ピュータから印字データの供給を受けるようになってい
る。搬送系制御部62は、図1に示した搬送路24にお
ける用紙の搬送のための図示しない各種ロールの駆動や
ジャムの検出のための各種センサの制御を行うようにな
っている。
【0048】(4)タグ印刷の準備
【0049】本実施例の印刷装置でタグを使用して仕分
けを行いながら印刷を行う場合、すなわちタグ印刷を行
うとき、オペレータは次の操作を行うようになってい
る。 (a)タグ印刷指定時の動作を登録する。 (b)この登録に併せて、入力データを作成する。ここ
で入力データとは、タグ付き用紙41に印刷するデータ
と、普通紙に対する通常の印刷のためのデータの双方を
含んでいる。 (c)タグ付き用紙41の印字動作時にジャムが発生し
た場合の動作を登録する。 (d)タグ付き用紙41のタグ42に印字する際の印字
の方向や文字の方向を登録する。 (e)タグ付き用紙41の裏面に印字するとき、タグ4
2の用紙本体に対する方向と文字の方向が一致した場合
または180度ずれた場合の動作を登録する。
【0050】(4−a)タグ印刷指定時の動作の登録
【0051】まず、タグ印刷指定時の動作の登録につい
て具体的に説明する。タグ付き用紙41を使用して印刷
を行うとき、オペレータは次の4通りのモードを選択す
ることができる。この選択は、図6に示した操作パネル
58の前記した表示部の表示内容に従ってオペレータが
キーを操作することによって行うことになる。 (イ)色紙を挿入する。第3の給紙トレイ16に収容し
た色紙をタグ付き用紙41と共に使用して仕分けし印刷
を行うモードである。 (ロ)タグ42の部分には印刷しないが、第4の給紙ト
レイ17はタグ付き用紙41をセットして、これを仕分
けのために使用する。後で必要な場合にはタグ42に手
書きを行う場合である。 (ハ)タグ付き用紙41のタグ42の両面に印刷を行
う。 (ニ)タグ付き用紙41のタグ42の片面に印刷を行
う。
【0052】図7は、これらのモード指定によって作成
されるタグ印刷指定データとこれらのモードの関係を表
わしたものである。タグ印刷指定データが“report”と
あるときには、(イ)の色紙挿入モードである。“repo
rtn”の場合には(ロ)のタグ付き用紙41のみを挿入
してこれに印字を行わないモードである。“reportd”
の場合には(ハ)のタグ付き用紙41のタグ42の両面
に印刷を行うモードである。“reports”の場合には、
(ニ)のタグ付き用紙41のタグ42の片面に印刷を行
うモードである。
【0053】図8は、ある印刷における入力データの構
成を表わしたものである。入力データ71は、タグ印刷
指定データ72と、それに続く各ページごとの印字デー
タ73からなるデータ列の繰り返しによって構成されて
いる。ここでタグ印刷指定データ72は、単に図7で説
明した各モードを指定するだけでなく、タグ付き用紙4
1のタグ42の部分に印字を行う場合には、その印字内
容の指定も行うようになっている。
【0054】例えば図8(a)では、タグ印刷指定デー
タ72が“reportdAEF”となっており、このうちの
“AEF”の部分がタグ42に印字する印字データとな
っている。従って、両面印刷の第1面でタグ42に“A
EF”と印字され、この例ではこれに続いて例えば3ペ
ージ分の印刷が普通紙の第1面に対して行われた後、第
2面でタグ42に同様に“AEF”と印字され、続いて
3ページの普通紙の第2面(裏面)に印字が行われる。
【0055】同図(b)では、タグ印刷指定データ72
が“reportdEFA”となっている。従って、ここでは
両面印刷の第1面でタグ42に“EFA”と印字され、
これに続いて所定ページ分の印刷が普通紙の第1面に対
して行われた後、第2面でタグ42に同様に“EFA”
と印字され、続いて前記した普通紙の第2面(裏面)に
対して印字が行われることになる。
【0056】同図(c)の入力データの構成の段階で、
色紙が挿入される。そして、所定ページの印刷が普通紙
に対して行われることになる。次の同図(d)の入力デ
ータの構成の段階で、タグ付き用紙41にタグ片面印刷
が行われる。この場合には、タグ42に“FAE”と印
字される。そして、これに続いて所定ページの印刷が普
通紙に対して行われる。同図(e)の入力データの構成
の段階で、タグ付き用紙41の挿入が行われるが、この
タグ42の部分には印字が行われない。そして、これに
続いて所定ページの印刷が普通紙に対して行われる。同
図(d)の段階で再びタグ付き用紙41に対する両面印
刷の指定が行われる。この例の場合には、タグ42の第
1面および第2面に“HFE”と印字が行われることに
なる。
【0057】(4−b)入力データの作成
【0058】オペレータあるいはユーザは、印字データ
のどのページの間にタグ付き用紙41を挿入すべきかを
考えて入力データの作成を行う。このようにして作成さ
れた入力データの一例が図8のようになる。ここでは、
図8の(a)〜(f)に示すような一連のデータが入力
データとして作成されたものとして、以下の説明を行
う。
【0059】(4−c)印字動作時にジャムが発生した
場合についてのタグ付き用紙の動作の登録 オペレータは、タグ付き用紙41がジャムしたときの動
作の指定を次の3種類のモードの中から選択することが
できる。この登録動作も、図6に示した操作パネル58
の操作によって行われる。
【0060】(イ)ジャムを除去した後、タグ付き用紙
41の印字動作はそのまま継続するモード。本実施例の
印刷装置では、図1で説明したように第4の給紙トレイ
17のみにタグ付き用紙41を収容することを前提とし
ている。このため、図3に示したように複数種類のタグ
付き用紙41を1つのトレイに収容しなければならない
場合が生じている。そこで本実施例の印刷装置では、第
4の給紙トレイ17に図3で示した第1〜第6のタグ付
き用紙411〜416を順に重ねてセットしておくように
している。
【0061】図9は、カセットトレイに収容されている
状態のタグ付き用紙を表わしたものである。図3で示し
た第1〜第6のタグ付き用紙411〜416が順に1枚ず
つ繰り返し積層されて第4の給紙トレイ17にセットさ
れている。従って、ジャムを除去した後、タグ付き用紙
41の印字動作をそのまま継続するモードでは、タグ4
2の配置の順序が必ずしも一定せず、ジャムによって除
去した1または複数のタグ付き用紙41について欠番が
生じることになる。しかしながら、このモードでは例え
ば第2のタグ付き用紙412がジャムをして搬送路24
(図1)から除去されても、続行する第3のタグ付き用
紙413等をそのまま使用することができ、第3のタグ
付き用紙413から第1のタグ付き用紙411までの連続
する5枚のタグ付き用紙41をパージトレイ13に排出
する必要がない。従って、印字作業を迅速に行うことが
でき、またタグ付き用紙41に無駄を生じさせないとい
う利点がある。
【0062】(ロ)タグ付き用紙を使用するモードであ
ることを表示して、タグ付き用紙41の選択や対処につ
いてオペレータの指示を待つモード。このモードでは、
ジャムを除去した後に装置をいったん停止させてオペレ
ータの指示を待つ。例えば第2のタグ付き用紙412
ジャムをして搬送路24(図1)から除去された場合に
は、「同じタグ付き用紙を第4の給紙トレイにセットし
てください。」という指示を行うことで、特定のタグ付
き用紙41が欠番を生じるのを防止することができる。
なお、追加するタグ付き用紙41は、印刷装置に手差し
トレイが備えられている場合には、そこから供給するよ
うに指示することもできる。もちろん、このモードでオ
ペレータが(イ)で説明したように第1〜第6のタグ付
き用紙411〜416の規則正しい使用を「無視」させる
ように指示することもできるし、次の(ハ)で説明する
ように規則正しい使用を「強制」させるようにすること
もできる。
【0063】(ハ)ジャムによって除去されたのと同じ
タイプのタグ付き用紙41が搬送されてくるまで、それ
までのタグ付き用紙41をパージトレイ13(図1)に
排出するモード。このモードでは、ジャムによって除去
したタグ付き用紙41のタグの位置を記憶しておいて、
第4の給紙トレイ17から送り出されるタグ付き用紙4
1をタグ検出センサ36が検出した結果、同一のタイプ
のタグ付き用紙41として検出されるまでそれらをパー
ジトレイ13に排出する。従って、オペレータが特定の
タグ付き用紙41を給紙トレイに再セットする必要な
く、第1〜第6のタグ付き用紙411〜416を正規の順
序で普通紙の間に挿入していくことができる。ただし、
印刷装置自体がこのような制御を行うので、正確である
反面、タグ付き用紙41に無駄を生じるという問題があ
る。
【0064】以下の説明では、特に断らない限りオペレ
ータが(ロ)のオペレータの指示を待つモードが選択さ
れたものとする。
【0065】(4−d)タグに印字する際の印字の方向
や文字の方向の登録
【0066】図3に示した各種のタグ付き用紙411
416は、用紙本体の右端からタグが突出しているが、
すでに説明したようにタグ付き用紙41には上端、下端
あるいは左端からタグが突出しているものもありうる。
また、普通紙に対する印字の向きやファイリングの向き
によってタグ42に対する印字の方向や文字の方向は各
種の態様を採りうることになる。そこで、本実施例の印
刷装置では、タグ42に対する印字方向を縦か横か、ま
た文字の方向を0度、90度、180度、270度にそ
れぞれ指定できるようにしている。
【0067】図10は、タグの印字方向と文字の回転方
向を選択するための印字方向文字方向テーブルの一部を
表わしたものである。印字方向文字方向テーブル40に
は、印字方向が縦の場合と横の場合のそれぞれについ
て、文字の回転方向が0度、90度、180度および2
70度の場合の組み合わせが格納されている。オペレー
タは選択番号“1”から“8”のいずれかを選択して、
これらのうちの所望の組み合わせを読み出すことができ
る。
【0068】図11〜図14は、タグの位置に印字され
る文字の回転方向をそれぞれ示したものである。これら
の図でタグ42の左端は、矩形の用紙本体の右端部分を
示すものである。これらの図のうち、図11は文字
“A”、“E”および“F”を縦方向に0度の回転を行
って印字した場合を表わしている。これは、図10の選
択番号“1”に相当する。図12〜図14も縦方向の印
字を示しており、それぞれ時計方向に90度、180度
あるいは270度回転しており、それぞれ選択番号
“2”、“3”あるいは“4”に相当する。
【0069】図15〜図18では、タグ42の位置に横
方向に印字を行っている。これらはそれぞれ時計方向に
0度、90度、180度あるいは270度の回転を行っ
ており、それぞれ選択番号“5”、“6”、“7”ある
いは“8”に相当するものである。
【0070】オペレータが操作パネル58(図6)を操
作してタグの印字方向と文字の回転方向を選択すると、
その内容が他の登録の場合と同様に図6に示した作業用
メモリ54の所定の領域に登録される。なお、指定され
た文字のフォントの回転については、すでに確立された
技術を使用することができるので、この点の説明は省略
する。
【0071】(4−e)タグ付き用紙の裏面に印字する
とき、タグの用紙本体に対する方向と文字の方向が一致
した場合または180度ずれた場合の動作の登録
【0072】ここでは、裏面の印字時に、タグ42の用
紙に対する方向と文字の方向が一致した場合と180度
ずれた場合の措置を登録する。登録内容としては(イ)
そのまま印刷を行うとする場合と、(ロ)イメージを1
80回転させて印刷を行うとする場合のいずれかであ
る。オペレータは、図6に示した操作パネル58を用い
てこの登録を行う。本実施例ではオペレータが、イメー
ジを180回転させて印刷を行うことを指定したものと
して説明を行う。
【0073】オペレータが以上の(a)〜(e)の操作
を行ったら、印字データが通信制御部59を介して図示
しないホストコンピュータから送られてくる。すでに通
信データが送られてきて作業用メモリ54に格納されて
いるいる場合、オペレータは以上の設定を行った後に印
字するファイルを指定することになる。もちろん、オペ
レータは図6に示していない入力デバイスを使用してフ
ロッピディスクあるいはテープ装置等の着脱自在の記憶
媒体から印字データの取り込みを行うことも可能であ
る。
【0074】(5)印刷処理の流れ
【0075】図19は、本実施例の印刷装置でタグを使
用して仕分けを行いながら印刷を行う(以下タグ印刷と
いう。)場合の処理の流れの概要を表わしたものであ
る。図6に示したCPU51は、オペレータがタグ印刷
の指示を行ったら(ステップS101:Y)、前記した
(a)〜(e)の操作による必要な設定がすべて終了し
ているかどうかのチェックを行う(ステップS10
2)。そして、設定の全部または一部が未了の場合には
(N)、必要な設定を要求する(ステップS103)。
【0076】これに対してステップS103で設定がす
べて終了していると判別された場合には(Y)、前記し
たようにローカルエリアネットワーク等の手段を介して
印字データの入力あるいは読み込みを行う(ステップS
104)。そして、最初のタグ印刷指定データ72(図
8)についてその分析を行う(ステップS105)。そ
してこれを基にしてタグ付き用紙41および普通紙なら
びに所定の場合には色紙を使用して指定された印刷作業
を実行する(ステップS106)。この後、CPU51
は次のタグ印刷指定データ72が存在するかどうかをチ
ェックする(ステップS107)。次のタグ印刷指定デ
ータ72が存在すれば、その分析を行って(ステップS
105)、それについての同様の印刷作業を実行する
(ステップS106)。このようにして次のタグ印刷指
定データ72が存在しなくなるまで、印刷作業が続行す
る。次のタグ印刷指定データ72が存在しなくなったら
(ステップS107:N)、一連のタグ印刷が終了する
ことになる(エンド)。
【0077】ところで、CPU51は入力された印字デ
ータについて、レコード単位で処理を行うようになって
いる。そして、ステップS105のタグ印刷指定データ
72の分析では、すべてのレコードの先頭と、図7に示
したタグ印刷指定データ72を格納したROMテーブル
(ROM53内に存在)上のこれらのデータと比較を行
う。そして、例えばレコードの先頭のタグ印刷指定デー
タ72が“reportdAEF”となっていれば、図7のテ
ーブルと参照した結果として「タグ両面印刷」であると
判別し、図1に示した第4の給紙トレイ17からタグ付
き用紙41の給紙を行わせる。
【0078】第4の給紙トレイ17から送り出されたタ
グ付き用紙41は、搬送路24上に配置されたタグ検出
センサ36によって検出される。そして、図5で説明し
たような原理によって図3に示した第1〜第6のタイプ
のタグ付き用紙411〜416のいずれであるかの判別が
行われる。本実施例の印刷装置で使用するタグ付き用紙
41のタグ42の位置およびサイズは予め印刷装置側で
登録されている。従って、タグ付き用紙41のタイプが
判別できれば対応するデータを読み出すことができる。
【0079】図20は、本実施例でその使用を指定して
いる専用のタグ付き用紙のタグの部分のサイズを表わし
たものである。タグ付き用紙41のタグ42の部分は、
この図に示したように高さ(図で横方向の長さ)が80
ドット分であり、幅(図で縦方向)が160ドット分と
なっている。このようなサイズについての情報と、タグ
42がどの位置に存在するという情報(以下タグ情報と
いう。)とが、図6に示した作業用メモリ54の所定の
領域に格納されるようになっている。
【0080】これら格納されたタグ情報は、タグ付き用
紙41の第1面(表面)の印字の際ばかりでなく、第2
面(裏面へ)の印字の際にも使用される。ただし、本実
施例の印刷装置で搬送の構造上、タグ付き用紙41の搬
送方向を軸方向とする位置情報は第1面と第2面で相違
することになる。
【0081】図21は、画像の形成の最大領域に対する
第1面と第2面の画像情報の形成領域およびタグ情報の
形成領域を示したものである。図で実線で示した矩形領
域81は、図1に示した感光体ドラム21が形成し得る
最大画像サイズを示しており、これは本実施例のページ
メモリ(図示せず)のサイズとほぼ一致している。図で
中央に示した矩形のタグ付き用紙本体部分82に対し
て、第1面における画像位置83を斜線で示すと、逆方
向の斜線で示した第2面における画像位置84は、画像
位置83と対称の位置に存在する。従って、これらの画
像位置83、84の差Lは、タグ付き用紙本体部分82
の搬送方向24(図1)の長さに、タグ42の高さ(搬
送方向24における長さ)を加算した値と等しくなる。
従って、タグ付き用紙41の第2面のタグ42の部分に
印字を行うときには、第1面の印字位置から差Lだけ搬
送方向24に位置をずらして印字を行うことが必要にな
る。このようにして印字するタグ42のサイズが定まっ
たら、印字に使用するフォントの決定を行う。
【0082】図22は、この印刷装置に用意されている
フォント情報テーブルを表わしたものである。フォント
情報テーブル91は、フォントの名前(フォント名)
と、それぞれらの縦、横および面積を表わしたデータか
ら構成されている。例えば「4040.FNT」という
フォント92は、縦および横のサイズがそれぞれ40ド
ットとなっており、1600ドットで各フォントが構成
されている。また、例えば「6464.FNT」という
フォント93は、縦および横のサイズがそれぞれ64ド
ットとなっており、4096ドットで各フォントが構成
されている。
【0083】このフォント情報テーブル91と、図10
で示した印字方向文字方向テーブル40から、使用する
フォントの決定を行う。すなわち、まず印字方向文字方
向テーブル40における印字方向と文字の回転方向を設
定し、図20に示したタグ42のサイズに対して、これ
に印字される“AEF”の3文字のイメージが縦横に対
して何倍になるかを判別する。ここでは、印字方向が
「縦」であり、文字の回転方向が「90度」なので、タ
グ42に印字されるイメージのサイズは次の式で表わす
ことができる。 縦のサイズ=フォントの横のサイズ×3 横のサイズ=フォントの縦のサイズ×3 ……(1)
【0084】この計算式を、図22で示したフォント情
報テーブル91に登録されたすべてのフォントに当ては
め、これらのフォントを使用したときにイメージがタグ
42に収まるかどうかの判別を行う。この例の場合に
は、次のような判断が個々に行われることになる。 「4040.FNT」の場合 (縦サイズ)=40×3=120、(横サイズ)=40
×1=40したがって、この場合には図20で示したタ
グ42のサイズに収まる。 「4840.FNT」の場合 (縦サイズ)=40×3=120、(横サイズ)=48
×1=48したがって、この場合にも図20で示したタ
グ42のサイズに収まる。 「4848.FNT」の場合 (縦サイズ)=48×3=144、(横サイズ)=48
×1=48したがって、この場合にも図20で示したタ
グ42のサイズに収まる。 「6464.FNT」の場合 (縦サイズ)=64×3=192、(横サイズ)=64
×1=64したがって、この場合には図20で示したタ
グ42のサイズに縦方向で収まらないことになる。
【0085】本実施例では、読みよさを考えて、タグ4
2にできるだけ大きな文字を印字するようにしている。
したがって、タグ42に印字できるフォントのうちの最
大のフォントである「4848.FNT」が選択される
ことになる。なお、本実施例の印刷装置は各フォントを
ビットマップ形式で用意しており、例えばアウトライン
フォントのようにフォントの拡大または縮小を自在に行
うことのできるデータ形式を採用していない。したがっ
て、このようにフォントごとの比較が必要となる。フォ
ントを拡大または縮小できるデータ形式で格納している
場合には、タグ42のサイズに収まる最大サイズまで文
字の拡大あるいは縮小を行うようにしてもよいことは当
然である。
【0086】以上のようにしてタグ42の大きさとこの
タグ42に印字するイメージの大きさが決まったら、タ
グ42に対するイメージの位置を決定する。本実施例の
印刷装置では、タグ42に対する印刷イメージは、その
中心がタグ42の中心と一致するようにしている。タグ
42に対するイメージの位置と、タグ42の位置情報と
によって、タグ付き用紙41のどの位置にタグ42のイ
メージを印刷するかが分かる(図21参照)。従って、
これに合わせて1ページ分のイメージを作成し、図1に
示した画像記録部18でこの結果得られたトナー像をタ
グ付き用紙41に転写する。なお、本実施例でページメ
モリは、タグ付き用紙41のタグ42の部分も考慮した
やや広い範囲のメモリ領域を有しているので、タグ42
の部分の画像が欠落するおそれはない。
【0087】もちろん、タグ42の部分の画像を専用に
記憶する記憶領域をページメモリ以外の領域に用意して
おくことも可能である。この場合には、画像記録部18
の図示しないレーザビーム変調器は、ページメモリに書
き込まれた画像情報とタグ42用に用意された記憶領域
に格納された画像情報とを、各走査ラインごとにシーム
レスに繋ぎあわせるように読み出した結果得られた画像
信号を用いてレーザビームの変調を行うことになる。
【0088】(6)裏面印刷の処理
【0089】以上説明したようにしてタグ付き用紙41
の片面に対する印字が終了したら、CPU51はこれに
対する両面印刷が予定されているので、この用紙を排紙
トレイ12に排出することなく用紙反転部19(図1)
に送り込む。そして、タグ付き用紙41の表裏を反転さ
せた後、再び画像記録部18に送り込む。このタグ付き
用紙41の裏面(第2面)に対する印字作業では、タグ
42の大きさおよびその位置に関する情報として、表面
(第1面)の印刷のために得た情報をそのまま流用す
る。ただし、本実施例の印刷装置の構造上、図21に示
したように、用紙搬送方向の位置情報はその前後が入れ
替わる形となる。したがって、第2面の印刷時には印字
の開始位置が搬送方向に距離Lだけずれることになる。
【0090】図23は、イメージの回転の要否を判別す
るためのイメージ回転指定情報を表わしたものである。
ユーザインターフェースによって作成されたこの情報を
使用して、CPU51(図6)は印字の際にイメージが
回転するかどうかの判別を行う。ここで符号“0”およ
び“1”は、イメージの回転を不要とする、あるいは必
要とすることを示す指示情報である。タグ付き用紙41
について第2面の印字を行う場合に、イメージを回転さ
せるかどうかの判別はこのイメージ回転指定情報を参照
することによって行われる。
【0091】図24は、イメージ回転識別テーブルを表
わしたものである。イメージ回転識別テーブル101
は、それぞれの印刷装置の特性を反映したイメージの回
転を実現するための内部テーブルであり、図23に示し
たイメージ回転指定情報と共にCPU51が参照を行
う。本実施例の印刷装置では、その構造上、タグ42が
タグ付き用紙41の搬送方向に伸びる形で突出している
とき、第1面と第2面を印刷するときにタグ42の方向
が逆になる。例えば、第1面で用紙の搬送方向に対して
後ろ側にタグ42が付いていたとすると、第2面では用
紙の前の側にタグ42が付くことになる。したがって、
用紙の搬送方向に対してタグ42が前後する場合にの
み、タグ付き用紙41に対するタグ印刷指定データ(図
7)の文字の方向を参照する。なお、本実施例の印刷装
置の場合、タグ42が搬送路24における搬送方向と直
交する方向に突出する形で付いている場合には、タグ4
2の部分のイメージが回転することはない。
【0092】図25は、図23の指示情報が“0”の
「回転指定なし」の場合における第1面(同図(a))
と、第2面(同図(b))の印字状態を示したものであ
る。また、図26は、図23の指示情報が“1”の「回
転指定あり」の場合における第1面(同図(a))と、
第2面(同図(b))の印字状態を示したものである。
本実施例ではタグ42が搬送路24における搬送方向と
平行な方向に突出する形で付いているので、タグ42の
部分のイメージが第1面と第2面とでは180度回転す
ることになる。従って、所定の場合には、タグ42のイ
メージを180度回転しておいて印刷処理を行うことに
なる。このとき、第1面の印字時に保存したタグ42の
位置情報を基にして再度タグ42の位置およびサイズを
認識することも可能であるが、予め第2面になったとき
のタグ42の位置を計算しておいて印字処理を行うこと
も有効である。
【0093】タグ付き用紙41に対する印字の処理が行
われたら、これに続く入力データに従って普通紙に対す
る印字作業が所定のページにわたり続行することはもち
ろんである。また、このように図8の(a)におけるタ
グ印刷指定データ72の“reportdAEF”についての
処理が終了したら、前記したように次の図8の(b)に
おけるタグ印刷指定データ72である“reportdEF
A”の処理が行われる。そして、更に次の図8の(c)
におけるタグ印刷指定データ72である“report”の段
階で、図1に示した第3の給紙トレイ16から色紙が送
り出され、必要に応じてこれに対する印字が行われた
後、排紙トレイ12にこれが排出されることになる。以
下同様にして本実施例のタグ印刷が行われていくことに
なる。なお、色紙を単に普通紙のページ間に挿入するよ
うな場合や、図8の(d)におけるタグ印刷指定データ
72である“reports”のように片面印刷が行われる場
合には、該当する用紙は画像記録部18を1回通過した
段階で排紙トレイ12に排出されることになる。
【0094】(7)タグ付き用紙についてのジャム発生
時の処理
【0095】次にタグ付き用紙41の印字処理時にジャ
ムが発生した場合について説明を行う。まず、本実施例
の印刷装置におけるジャムの処理についての一般原則を
説明する。普通紙のように通常の用紙に対してジャムが
発生した場合には、印刷装置内部の図示しないセンサが
これを検知する。CPU51はこの場合、直ちに搬送路
24の搬送動作を停止させ、オペレータにジャムの発生
した用紙を除去させるように指示する。オペレータがジ
ャムの原因となった用紙(原因用紙)を除去して装置本
体11の図示しない電源を投入すると、CPU51は搬
送路24上に存在するその他の用紙を搬送して、これら
をパージトレイ13上に排出する。ジャムが発生したと
きにオペレータが原因用紙以外の用紙まで除去する場合
があるので、この場合には更に残りの用紙が搬送路24
上に残存しているかどうかを装置が判別して、存在して
いればこれを同様にパージトレイ13上に排出すること
になる。
【0096】このようなパージ制御についての一般原則
を使用するだけでは、本実施例のタグ付き用紙41で印
字を行う場合に不都合が発生する。すなわち、本実施例
ではタグ42の位置が互いに異なる複数のタグ付き用紙
41を第4の給紙トレイ17にいっしょに格納してい
る。そして、図9で説明したようにこれらのタグ付き用
紙41を規則正しい順序で積層することで、第1〜第6
のタイプのタグ付き用紙411〜416を順に選択して搬
送路24に1枚ずつ送り出すようにしている。従って、
仮に第1のタイプのタグ付き用紙411についてジャム
が発生した場合、次に送り出されるタグ付き用紙41
は、第1のタイプのものではなく、第2のタイプのタグ
付き用紙412となる。
【0097】そこで本実施例の印刷装置では、このよう
にタグ付き用紙41についてジャムが発生した場合に対
処するためのジャム時動作テーブルを用意しており、こ
れに従って最適の処理が行われるようにしている。
【0098】図27は、このジャム時動作テーブルの内
容の一例を表わしたものである。ジャム時動作テーブル
111には、タグ付き用紙41のジャムが発生した場合
の処置を予め登録してある。ここで動作“0”は、タグ
付き用紙41のジャムを特別のジャムと見ずに、通常の
普通紙あるいは色紙と同様の処理を継続することを意味
し、動作“1”は、ジャムが発生したことをオペレータ
に知らせて指示を待つことを意味する。また、動作
“2”は同じタイプのタグ付き用紙41が到来するまで
パージ制御を行うことを意味する。
【0099】図28は、タグ付き用紙のジャムに対する
制御の概要を表わしたものである。ジャムが発生すると
(ステップS201:Y)、図6に示したCPU51は
タグ付き用紙41についてのジャムであるかどうかの判
別を行う(ステップS202)。タグ付き用紙41につ
いてのジャムではない場合(N)、すなわち普通紙や色
紙についてのジャムの場合には、通常のジャム処理を行
う(ステップS203)。
【0100】これに対して、タグ付き用紙41のジャム
である場合には(ステップS202:Y)、ジャム時動
作テーブル111が参照される(ステップS204)。
そして、これが前記した動作“0”の場合には(ステッ
プS204:Y)、ステップS203に進んで通常のジ
ャム処理が実行される。これに対して、動作“1”が指
示されている場合には(ステップS206:Y)、操作
パネル58(図6)にメッセージの表示を行う(ステッ
プS207)。例えば「タグ付き用紙をプリント中にジ
ャムが発生しました。給紙トレイにタグ付き用紙を1枚
戻してください。“1”を入力すると、給紙トレイにセ
ットされた最初のタグ付き用紙に印刷します。“2”を
入力すると、同一タイプのタグ付き用紙が見つかるま
で、パージトレイにタグ付き用紙を順次排出します。」
というようなメッセージが表示される。この場合には、
オペレータが入力する数字に応じて該当するジャム処理
が行われることになる(ステップS208)。
【0101】一方、ステップS206で動作“2”が指
示されている場合には(N)、タグ検出センサ36が同
一タイプのタグ付き用紙41を検出するまで、第4の給
紙トレイ17から次々とタグ付き用紙41が搬送路24
に送り出され、同一タイプのタグ付き用紙41以外のタ
グ付き用紙41はそのまま印字を行うことなくパージト
レイ13に排出されることになる。そして、同一タイプ
のタグ付き用紙41が検出された段階でその用紙に対し
て印字処理が行われ、最終的に排紙トレイ12に排出さ
れることになる(ステップS209)。
【0102】なお、以上説明した実施例ではタグ付き用
紙のタグを矩形のものとして説明したが、半円状あるい
は台形状等のタイプの形状であってもよい。この場合、
タグ検出センサはその形状の認識も行うことになる。こ
のようなタグ検出センサは、通常の1次元イメージセン
サあるいは2次元イメージセンサによって構成すること
ができることはもちろんである。もっとも、タグ付き用
紙が印刷装置それぞれについて規格化されて用意されて
いる場合には、その用紙のタグの位置やサイズあるいは
形状を予め定めた複数の点を検出することで簡単に判別
することができる。従って、このような場合には、1次
元イメージセンサのような高価なセンサを必ずしも必要
とせず、複数の光センサをそれぞれ所定位置に配置する
だけで可能な場合もある。
【0103】更に実施例では1次元イメージセンサのよ
うな光センサでタグ付き用紙のタグの位置などを判別す
ることにしたが、前記したような規格化されたタグ付き
用紙を使用する場合には、これに透明または不透明なイ
ンクで印刷したバーコード等の情報を読み取って、タグ
付き用紙の種類を判別することも可能である。
【0104】また、実施例ではタグ付き用紙を1種類の
給紙トレイに配置したが、これを複数の給紙トレイに割
り振って配置するようにしてもよい。これにより、給紙
トレイを選別するだけでタグ付き用紙のタグの位置を特
定することができる場合も生じる。更に、タグの位置が
異なる複数種類のタグ付き用紙を同一の給紙トレイに配
置した場合でも、複数の給紙トレイを使用することで1
つの給紙トレイに収容するタグ付き用紙の種類を減少さ
せることができ、ジャムが発生したような場合に所望の
タグ付き用紙を送り出す給紙トレイを選択することがで
きる。これにより、パージトレイに排出するタグ付き用
紙の枚数を減少させることができることになる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、タグ付き用紙を搬送路に供給するタグ付き用
紙給紙トレイを印刷装置に具備させ、また搬送路上にタ
グ位置検出手段を配置してタグの位置を検出できるよう
にした。このため、複数種類のタグ付き用紙を搬送路上
に送出してもこれらを特定し、タグの位置にタグデータ
を正確に印字することができる。また、タグ位置検出手
段が例えば1次元イメージセンサや2次元イメージセン
サで構成されていれば、各種のタグ位置に対応してこれ
らを認識し正確な印字が可能になる。
【0106】また請求項2記載の発明によれば、タグ付
き用紙を搬送路に供給するタグ付き用紙給紙トレイに、
タグの位置がそれぞれ異なる複数のタグ付き用紙を予め
定めた順序で収容できるようにし、タグ位置検出手段に
よってタグ付き用紙のタグの位置を検出することでその
用紙の種類を判別し、タグ位置適否判別手段がその種類
の適否を判別して、判別されたタグの位置が所望の位置
であると判別されたときにのみそのタグの部分にタグデ
ータを印字するようにした。従って、タグが順に所望の
位置となるようにタグ付き用紙給紙トレイに複数のタグ
付き用紙を予め定めた順序で収容しておけば、通常はそ
のまま順にタグに印字が行われ、効率的な印刷作業を実
現することができる。また、ジャムが生じたような場合
でタグ付き用紙の順番が狂ったような場合でも、所望の
種類のタグ付き用紙が搬送路上に送り出されるまでタグ
に対する印字が中止され、適正な印字が確保されること
になる。
【0107】更に請求項3記載の発明によれば、タグ位
置検出手段がタグ付き用紙のタグの位置だけでなくその
サイズも検出するようにし、タグデータ印字手段がタグ
にデータを印字する際に印字サイズが適正なものとなる
ように印字サイズ演算手段がタグデータの印字の際の印
字サイズを演算するようにしたので、例えばタグデータ
を構成する文字の数等の状況に応じて印字サイズをでき
るだけ大きく、かつタグから溢れないように設定するこ
とができ、タグに印字された内容をできるだけ読みやす
いようにすることができる。
【0108】また請求項4記載の発明によれば、タグデ
ータ入力手段がタグデータだけでなくタグに対する印字
方向も入力することができるようにし、タグ位置検出手
段がタグの位置だけでなくそのサイズ(縦横)を検出
し、フォント選択手段がタグのサイズおよび指定された
印字の方向に合わせてタグデータの印字に使用するフォ
ントのサイズおよび向きを選択するようにしたので、タ
グデータ印字手段は、適正なフォントおよび印字の向き
でタグにタグデータを印字することができ、読みやすい
印刷物を得ることができる。
【0109】更に請求項5記載の発明によれば、印字さ
れる通常の用紙にタグ付き用紙を適宜挿入するだけでな
く、更に必要な個所に色紙を挿入できるようにタグ付き
用紙給紙トレイの他に色紙給紙トレイも用意することに
したので、タグ付き用紙および色紙を含めてバラエティ
に富んだ理想的な仕分けを実現することができる。
【0110】また請求項6記載の発明によれば、タグ付
き用紙のジャムが検出されたときジャムの除去後にタグ
付き用紙給紙トレイに収容された次のタグ付き用紙を搬
送路上に送り出してこれにタグデータを印字するか、新
たにタグ付き用紙がセットされるのを待ってこれにタグ
データを印字するか、あるいはタグ位置検出手段が所望
のタグ付き用紙の搬送されたことを検出するまで搬送路
上にタグ付き用紙をタグ付き用紙給紙トレイから次々と
送り出して所望のタグ付き用紙が検出されたときこれに
タグデータを印字するかのいずれか2以上の処置を問う
表示を行う表示手段を用意することにした。これによ
り、オペレータの意志を反映したタグ印刷を行うことが
でき、時間、費用、手間等の諸条件の中から事務環境に
もっとも適切な対処を実現することができる。
【0111】更に請求項7記載の発明では、請求項1な
いし請求項6記載の印刷装置でタグデータ印字手段は、
入力データを解析してタグ付き用紙に対してタグの両面
に印字を行うか片面のみに印字を行うかを判別する印字
面解析手段を具備することにしたので、所望の印字形態
に木目細かく対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における印刷装置の概要を
表わした概略構成図である。
【図2】 本実施例の印刷装置で使用するタグ付き用紙
の一例とタグ検出センサの配置関係を示した平面図であ
る。
【図3】 本実施例の印刷装置で使用するタグ付き用紙
の種類を1つの用紙サイズについて表わした各種平面図
である。
【図4】 タグ付き用紙とそれらのタグを検出するセン
サ部分の関係を表わした説明図である。
【図5】 第1のタイプのタグ付き用紙を例にとって各
センサ部分の検出出力の時間的な変化を表わした説明図
である。
【図6】 本実施例の印刷装置の回路構成の概要を表わ
したブロック図である。
【図7】 モード指定によって作成されるタグ印刷指定
データとこれらのモードの関係を表わした説明図であ
る。
【図8】 各モードにおける入力データの構成を表わし
たものである。
【図9】 本実施例でカセットトレイに収容されている
状態のタグ付き用紙を表わした斜視図である。
【図10】 本実施例で使用する印字方向文字テーブル
の要部を表わした説明図である。
【図11】 タグに文字“A”、“E”および“F”を
縦方向に0度の回転を行って印字した場合を表わした平
面図である。
【図12】 タグに文字“A”、“E”および“F”を
縦方向に90度の回転を行って印字した場合を表わした
平面図である。
【図13】 タグに文字“A”、“E”および“F”を
縦方向に180度の回転を行って印字した場合を表わし
た平面図である。
【図14】 タグに文字“A”、“E”および“F”を
縦方向に270度の回転を行って印字した場合を表わし
た平面図である。
【図15】 タグに文字“A”、“E”および“F”を
横方向に0度の回転を行って印字した場合を表わした平
面図である。
【図16】 タグに文字“A”、“E”および“F”を
横方向に90度の回転を行って印字した場合を表わした
平面図である。
【図17】 タグに文字“A”、“E”および“F”を
横方向に180度の回転を行って印字した場合を表わし
た平面図である。
【図18】 タグに文字“A”、“E”および“F”を
横方向に270度の回転を行って印字した場合を表わし
た平面図である。
【図19】 本実施例の印刷装置でタグ印刷の処理の流
れの概要を表わした流れ図である。
【図20】 本実施例で使用される専用のタグ付き用紙
のタグの部分のサイズを表わした平面図である。
【図21】 画像の形成の最大領域に対する第1面と第
2面の画像情報の形成領域およびタグ情報の形成領域を
示した説明図である。
【図22】 印刷装置に用意されているフォント情報テ
ーブルを表わした説明図である。
【図23】 イメージの回転の要否を判別するためのイ
メージ回転指定情報を表わした説明図である。
【図24】 本実施例のイメージ回転識別テーブルを表
わした説明図である。
【図25】 図23の指示情報が“0”の「回転指定な
し」の場合における第1面と、第2面の印字状態を示し
た平面図である。
【図26】 図23の指示情報が“1”の「回転指定あ
り」の場合における第1面と、第2面の印字状態を示し
た平面図である。
【図27】 ジャム時動作テーブルの内容の一例を表わ
した説明図である。
【図28】 タグ付き用紙のジャムに対する制御の概要
を表わした流れ図である。
【符号の説明】
11…装置本体、12…給紙トレイ、13…パージトレ
イ、14…第1の給紙トレイ(普通紙収容)、15…第
2の給紙トレイ(普通紙収容)、16…第3の給紙トレ
イ(色紙収容)、17…第4の給紙トレイ(タグ付き用
紙収容)、18…画像記録部、19…用紙反転部、36
…タグ検出センサ、40…印字方向文字方向テーブル、
41…タグ付き用紙、42…タグ、71…入力データ、
91…フォント情報テーブル、101…イメージ回転識
別テーブル、111…ジャム時動作テーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の用紙の一辺からタグが突出した
    形状を有するタグ付き用紙を収容するタグ付き用紙給紙
    トレイと、 このタグ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙
    の前記タグの部分に印字するタグデータを入力するタグ
    データ入力手段と、 前記タグ付き用紙給紙トレイから搬送路上に送り出され
    たタグ付き用紙の前記タグの位置を検出するタグ位置検
    出手段と、 このタグ位置検出手段によって検出されたタグの位置に
    合わせて前記タグデータを印字するタグデータ印字手段
    とを具備することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 矩形状の用紙の一辺からタグが突出した
    形状を有しかつタグの位置がそれぞれ異なる複数のタグ
    付き用紙を予め定めた順序で収容するタグ付き用紙給紙
    トレイと、 このタグ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙
    の前記タグの部分に印字するタグデータを入力するタグ
    データ入力手段と、 前記タグ付き用紙給紙トレイから搬送路上に送り出され
    たタグ付き用紙の前記タグの位置を検出するタグ位置検
    出手段と、 このタグ位置検出手段が検出したタグの位置が所望の位
    置であるかどうかを判別するタグ位置適否判別手段と、 このタグ位置適否判別手段によって判別されたタグの位
    置が所望の位置であると判別されたときそのタグの部分
    に前記タグデータを印字するタグデータ印字手段と、 前記タグ位置適否判別手段によって判別されたタグの位
    置が所望の位置でないと判別されたときそのタグ付き用
    紙に前記タグデータを印字することなく排出するタグ付
    き用紙パージ制御手段と、 このタグ付き用紙パージ制御手段がタグ付き用紙に前記
    タグデータを印字することなく排出するとき前記タグ付
    き用紙給紙トレイから次のタグ付き用紙を送り出すタグ
    付き用紙再供給手段とを具備することを特徴とする印刷
    装置。
  3. 【請求項3】 矩形状の用紙の一辺からタグが突出した
    形状を有するタグ付き用紙を収容するタグ付き用紙給紙
    トレイと、 このタグ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙
    の前記タグの部分に印字するタグデータを入力するタグ
    データ入力手段と、 前記タグ付き用紙給紙トレイから搬送路上に送り出され
    たタグ付き用紙の前記タグの位置およびサイズを検出す
    るタグ位置検出手段と、 このタグ位置検出手段によって検出されたタグのサイズ
    に合わせて前記タグデータの印字の際の印字サイズを演
    算する印字サイズ演算手段と、 前記タグ位置検出手段によって検出されたタグの位置に
    印字サイズ演算手段によって演算された印字サイズで前
    記タグデータを印字するタグデータ印字手段とを具備す
    ることを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 矩形状の用紙の一辺からタグが突出した
    形状を有するタグ付き用紙を収容するタグ付き用紙給紙
    トレイと、 このタグ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙
    の前記タグの部分に印字するタグデータを印字の方向と
    共に入力するタグデータ入力手段と、 前記タグ付き用紙給紙トレイから搬送路上に送り出され
    たタグ付き用紙の前記タグの位置およびサイズを検出す
    るタグ位置検出手段と、 このタグ位置検出手段によって検出されたタグのサイズ
    および指定された印字の方向に合わせて前記タグデータ
    の印字に使用するフォントのサイズおよび向きを選択す
    るフォント選択手段と、 前記タグ位置検出手段によって検出されたタグの位置に
    フォント選択手段によって選択されたフォントで前記タ
    グデータを印字するタグデータ印字手段とを具備するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 矩形状の用紙の一辺からタグが突出した
    形状を有するタグ付き用紙を収容するタグ付き用紙給紙
    トレイと、 色紙を収容する色紙給紙トレイと、 通常の印刷データを印字するための通常の用紙を収容す
    る通常用紙給紙トレイと、 前記タグ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙
    の前記タグの部分に印字するタグデータを入力するタグ
    データ入力手段と、 前記通常の用紙の印字のためのデータが入力されたと
    き、このデータ中に含まれる仕分けのためのデータを解
    析して通常の用紙の印字の進行に併せて前記タグ付き用
    紙給紙トレイあるいは色紙給紙トレイからタグ付き用紙
    あるいは色紙を搬送路上に送り出させる入力データ仕分
    け用解析手段と、 前記タグ付き用紙給紙トレイから搬送路上に送り出され
    たタグ付き用紙の前記タグの位置を検出するタグ位置検
    出手段と、 このタグ位置検出手段によって検出されたタグの位置に
    合わせて前記タグデータを印字するタグデータ印字手段
    とを具備することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 矩形状の用紙の一辺からタグが突出した
    形状を有しかつタグの位置がそれぞれ異なる複数のタグ
    付き用紙を予め定めた順序で収容するタグ付き用紙給紙
    トレイと、 このタグ付き用紙給紙トレイに収容されたタグ付き用紙
    の前記タグの部分に印字するタグデータを入力するタグ
    データ入力手段と、 前記タグ付き用紙給紙トレイから搬送路上に送り出され
    たタグ付き用紙の前記タグの位置を検出するタグ位置検
    出手段と、 搬送路上で前記タグ付き用紙のジャムを検出するタグ付
    き用紙ジャム検出手段と、 このタグ付き用紙ジャム検出手段によってタグ付き用紙
    のジャムが検出されたときジャムの除去後に前記タグ付
    き用紙給紙トレイに収容された次のタグ付き用紙を搬送
    路上に送り出してこれにタグデータを印字するか、新た
    にタグ付き用紙がセットされるのを待ってこれにタグデ
    ータを印字するか、あるいは前記タグ位置検出手段が所
    望のタグ付き用紙の搬送されたことを検出するまで搬送
    路上にタグ付き用紙を前記タグ付き用紙給紙トレイから
    次々と送り出して所望のタグ付き用紙が検出されたとき
    これにタグデータを印字するかのいずれか2以上の処置
    を問う表示を行う表示手段と、 この表示手段の表示内容に応答があったとき、その応答
    内容に応じたタグ付き用紙に対して前記タグ位置検出手
    段によって検出されたタグの位置に合わせて前記タグデ
    ータを印字するタグデータ印字手段とを具備することを
    特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記タグデータ印字手段は、入力データ
    を解析してタグ付き用紙に対してタグの両面に印字を行
    うか片面のみに印字を行うかを判別する印字面解析手段
    を具備することを特徴とする請求項1ないし請求項6記
    載の印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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