JPH11179571A - レーザクラッド用粉末供給装置 - Google Patents
レーザクラッド用粉末供給装置Info
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- JPH11179571A JPH11179571A JP9350426A JP35042697A JPH11179571A JP H11179571 A JPH11179571 A JP H11179571A JP 9350426 A JP9350426 A JP 9350426A JP 35042697 A JP35042697 A JP 35042697A JP H11179571 A JPH11179571 A JP H11179571A
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Abstract
により製品品質を向上することが可能なレーザクラッド
用粉末供給装置を提供する。 【解決手段】 レーザクラッド用粉末20を貯留するた
めの粉末ホッパ30と、レーザクラッド用粉末20を加
工位置に供給するための粉末供給ノズル50と、粉末ホ
ッパ30と粉末供給ノズル50とを連通接続するための
粉末供給管40とを備えたレーザクラッド用粉末供給装
置10において、レーザクラッド用粉末20の吸湿を防
止するための吸湿防止装置(ヒータ60,70)を備え
る。
Description
クラッド用粉末を供給するためのレーザクラッド用粉末
供給装置に関し、特に、レーザクラッド用粉末の吸湿を
防止できるようにしたものである。
給装置200は、図3に示すように、レーザクラッド用
粉末20を貯留する粉末ホッパ30と、レーザクラッド
用粉末20を加工位置に供給するための粉末供給ノズル
50と、粉末ホッパ30と粉末供給ノズル50とを連通
接続するための粉末供給管40とを備えている。
200は、例えば、特開昭53−112595号公報、
特開昭63−43787号公報、特開昭63−1607
77号公報等に開示されている。
0では、粉末ホッパ30に貯留されたレーザクラッド用
粉末20が、自重により、あるいはガス搬送等の手段に
より、粉末供給管40を介して粉末供給ノズル50の先
端からワーク80の加工位置に供給される。ワーク80
の加工位置には、レーザ光100が照射されており、レ
ーザ光100の作用によりレーザクラッド用粉末20が
溶融してクラッド層110を形成する。
のレーザクラッド用粉末供給装置200では、大気中の
湿度あるいは加工位置よりのヒュームに含まれる水分に
より、レーザクラッド用粉末20が吸湿することがあっ
た。このため、レーザクラッド用粉末20が供給経路
(粉末供給管40等)の途中で詰まってしまい、加工位
置に円滑に供給されずに、クラッド層100にクラック
210が発生する等の問題があった。
ッド用粉末20が吸湿して粉末供給管40等の途中で詰
まってしまうと、粉末供給量に脈動が生じて、加工位置
への供給量が変動し、クラッド層100にクラック21
0が発生してしまう。
題点を解決するために提案されたもので、レーザクラッ
ド用粉末の吸湿を防止することにより製品品質を向上す
ることが可能なレーザクラッド用粉末供給装置を提供す
ることを目的とする。
を達成するため、以下の特徴点を備えている。
粉末を貯留するための粉末ホッパと、レーザクラッド用
粉末を加工位置に供給するための粉末供給ノズルと、上
記粉末ホッパと上記粉末供給ノズルとを連通接続するた
めの粉末供給管とを備えたレーザクラッド用粉末供給装
置において、上記レーザクラッド用粉末の吸湿を防止す
るための吸湿防止装置を備えたことを特徴とするもので
ある。
記載の発明の特徴点に加えて、上記吸湿防止装置は、上
記粉末ホッパの外周部に設けたヒータからなることを特
徴とするものである。
記載の発明の特徴点に加えて、上記ヒータからなる吸湿
防止装置は、90℃以上120℃以下の加熱温度で15
分間以上作動させることにより、上記レーザクラッド用
粉末の吸湿を防止することを特徴とするものである。
または請求項3記載の発明の特徴点に加えて、上記粉末
供給ノズルは、上記粉末供給管と別体に設けるととも
に、上記粉末供給管との接続部において熱的に遮断され
ていることを特徴とするものである。
項4のいずれか1項記載の発明の特徴点に加えて、上記
粉末供給ノズルには、冷却装置を設けたことを特徴とす
るものである。
以下に説明するような効果を奏することができる。
置を設けてあるので、大気中の湿度あるいは加工位置よ
りのヒュームに含まれる水分のためにレーザクラッド用
粉末が吸湿することを防止することができる。したがっ
て、レーザクラッド用粉末が供給経路の途中で詰まる等
の不都合が解消され、製品品質を向上させることができ
る。
により粉末ホッパ内に貯留されたレーザクラッド用粉末
が乾燥して、吸湿が防止される。したがって、ヒータと
いう簡易な装置により吸湿防止装置を構成することがで
きる。
る加熱温度を90℃以上120℃以下とし、15分間加
熱することにより、粉末ホッパ内に貯留されたレーザク
ラッド用粉末が乾燥して、吸湿が防止される。すなわ
ち、加熱温度が90℃よりも低い場合には、レーザクラ
ッド用粉末を十分に乾燥することができず、反対に加熱
温度が120℃よりも高い場合には、レーザクラッド用
粉末の表面が酸化して、製品品質が低下する。また、加
熱時間が15分よりも短い場合には、レーザクラッド用
粉末を十分に乾燥することができない。したがって、上
記温度範囲で、かつ上記時間以上加熱することにより、
吸湿防止効果を十分に発揮することができる。
および粉末供給管からの熱は粉末供給ノズルに伝導され
ない。したがって、ヒータにより粉末ホッパを加熱した
場合であっても粉末供給ノズルの温度が上昇することが
なく、粉末供給ノズルにスパッタが付着することを防止
することができる。
より粉末供給ノズルを冷却することができる。したがっ
て、ヒータにより加熱されたレーザクラッド用粉末が通
過しても、粉末供給ノズルの温度が上昇することがな
く、スパッタの付着をさらに確実に防止することができ
る。
一実施形態を説明する。図1は、本発明に係るレーザク
ラッド用粉末供給装置の一実施形態を示す概略構成図で
ある。
置10は、図1に示すように、レーザクラッド用粉末2
0を貯留するための粉末ホッパ30の下端出口に粉末供
給管40の上端部を連通接続し、粉末供給管40の下端
部に、粉末供給管40とは別体に形成された粉末供給ノ
ズル50の上端部を臨ませてある。
にヒータ60を臨ませてある。このヒータ60は、レー
ザクラッド用粉末20の吸湿を防止するための吸湿防止
装置として機能する装置で、レーザクラッド用粉末20
を加熱して乾燥させることにより、レーザクラッド用粉
末20の吸湿を防止することができる。なお、図示しな
いが、ヒータ60には、電源およびサーモスタット等が
接続されている。
以上120℃以下、特に約100℃であることが好まし
い。すなわち、加熱温度が90℃よりも低い場合には、
レーザクラッド用粉末20を十分に乾燥することができ
ず、反対に加熱温度が120℃よりも高い場合には、レ
ーザクラッド用粉末20の表面が酸化して、製品品質が
低下する。
分以上であることが好ましい。すなわち、加熱時間が1
5分よりも短い場合には、レーザクラッド用粉末20を
十分に乾燥することができない。
も、ヒータ60を臨ませることが好ましい。このよう
に、粉末供給管40の外周部にヒータ70を臨ませるこ
とにより、レーザクラッド用粉末20の吸湿をさらに確
実に防止することができる。
管40を介して粉末ホッパ30から供給されるレーザク
ラッド用粉末20をワーク80の加工位置に供給するた
めの装置で、外周部に水冷装置90を臨ませてある。ま
た、粉末供給ノズル50は、粉末供給管40との接続部
において、非接触としたり、あるいは断熱材を介して接
続することにより、粉末供給管40と熱的に遮断されて
いる。
50を冷却するための冷却装置として機能する装置で、
冷却水循環パイプ91を介して内部に冷却水を循環させ
ることにより、粉末供給ノズル50を冷却することがで
きる。
ば、35℃〜70℃、特に約50℃であることが好まし
い。すなわち、粉末供給ノズル50は、粉末供給管40
と別体に設けられて、熱的に遮断されているので、粉末
ホッパ30および粉末供給管40からの熱が直接に伝導
することはない。しかし、粉末供給ノズル50には、約
100℃に加熱されたレーザクラッド用粉末20が供給
されるので、粉末供給ノズル50の温度が上昇してしま
う。このため、水冷装置90により粉末供給ノズル50
を約50℃に冷却することにより、粉末供給ノズル50
にスパッタが付着することを防止している。
粉末ホッパ30に貯留されたレーザクラッド用粉末20
が、自重により、あるいはガス搬送等の手段により、粉
末供給管40を介して粉末供給ノズル50の先端からワ
ーク80の加工位置に供給される。ワーク80の加工位
置には、レーザ光100が照射されており、レーザ光1
00の作用によりレーザクラッド用粉末20が溶融して
クラッド層110が形成される。
末供給管40を通過するレーザクラッド用粉末20は、
ヒータ60により約100℃に加熱されて乾燥させられ
る。また、粉末供給ノズル50は、水冷装置90により
約50℃に冷却されている。
ッド用粉末供給装置10における粉末供給量の変化を説
明する。図2は、本発明に係るレーザクラッド用粉末供
給装置10を使用した場合の粉末供給量の変化を示す説
明図である。
0において、ヒータ60を約100℃で約30分間作動
させると、図2に示すように、レーザクラッド用粉末2
0の供給量が所定値に達した後には、その供給量がほぼ
一定に保たれる。すなわち、レーザクラッド用粉末20
は、ヒータ60の作用により乾燥させられるので、粉末
供給管40の途中に詰まることがなく、ワーク80の加
工位置に対して定常的に供給されていることがわかる。
の一実施形態を示す概略構成図である。
を使用した場合の粉末供給量の変化を示す説明図であ
る。
概略構成図である。
した場合の粉末供給量の変化を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 レーザクラッド用粉末を貯留するための
粉末ホッパと、レーザクラッド用粉末を加工位置に供給
するための粉末供給ノズルと、前記粉末ホッパと前記粉
末供給ノズルとを連通接続するための粉末供給管とを備
えたレーザクラッド用粉末供給装置において、 前記レーザクラッド用粉末の吸湿を防止するための吸湿
防止装置を備えたことを特徴とするレーザクラッド用粉
末供給装置。 - 【請求項2】 前記吸湿防止装置は、前記粉末ホッパの
外周部に設けたヒータからなることを特徴とする請求項
1記載のレーザクラッド用粉末供給装置。 - 【請求項3】 前記ヒータからなる吸湿防止装置は、 90℃以上120℃以下の加熱温度で15分間以上作動
させることにより、前記レーザクラッド用粉末の吸湿を
防止することを特徴とする請求項2記載のレーザクラッ
ド用粉末供給装置。 - 【請求項4】 前記粉末供給ノズルは、 前記粉末供給管と別体に設けるとともに、 前記粉末供給管との接続部において熱的に遮断されてい
ることを特徴とする請求項2または請求項3記載のレー
ザクラッド用粉末供給装置。 - 【請求項5】 前記粉末供給ノズルには、 冷却装置を設けたことを特徴とする請求項2から請求項
4のいずれか1項記載のレーザクラッド用粉末供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35042697A JP3424538B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | レーザクラッド用粉末供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11179571A true JPH11179571A (ja) | 1999-07-06 |
JP3424538B2 JP3424538B2 (ja) | 2003-07-07 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3424538B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006012537A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 超電導線材の製造方法 |
CN103343340A (zh) * | 2013-07-10 | 2013-10-09 | 山东能源机械集团大族再制造有限公司 | 一种送粉装置 |
KR20210068217A (ko) * | 2019-11-29 | 2021-06-09 | 한국생산기술연구원 | 냉각유닛을 포함하는 레이저 적층장치 |
CN115216766A (zh) * | 2022-08-01 | 2022-10-21 | 乐清市明实车辆配件有限公司 | 一种铁路货车侧门局部防腐合金层熔覆装置 |
CN117265526A (zh) * | 2023-11-18 | 2023-12-22 | 西南石油大学 | 采用不锈钢粉末修复无磁钻铤的激光修复设备及工艺 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35042697A patent/JP3424538B2/ja not_active Expired - Fee Related
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