JP4499963B2 - リフロー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半田材料が塗布され、かつ、電子部品が実装されたプリント配線基板を加熱することで上記半田材料を溶融し、上記電子部品を上記プリント配線基板に接合させるリフロー装置及びリフロー方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クリーム半田等の半田材料が塗布され、かつ、電子部品が実装されたプリント配線基板を加熱し、該加熱にて上記半田材料を溶融することで上記電子部品を上記プリント配線基板に接合させるリフロー装置において、リフロー装置の炉体内の雰囲気を循環しながら加熱し、加熱された前記雰囲気にて上記プリント配線基板を加熱する熱風循環加熱方式が従来より主流となっている。
【0003】
従来のリフロー装置の一例について、図を参照しながら説明する。図16は、従来の代表的なリフロー装置を構成する炉体2の断面図であり、図17は、図16に示す炉体2を有するリフロー装置1の全体図である。図17に示す上記リフロー装置1は、複数個の炉体2を直列に配列して構成されており、上記炉体2内には、図16に示す上記炉体2内の上方に配置されて下面の吸い込み口4aから上記炉体2内の気体を吸引し、該気体を側面の吐き出し口4bから排気することで上記炉体2内にて上記気体を循環させる大型の円筒型多翼ファン4と、上記吸い込み口4aの下方に配置されて上記気体を加熱するシースヒータ3とを備える。又、図16に示す上記炉体2内の下方には、電子部品13の実装されたプリント配線基板12が搬入される加熱室11が備えられており、上記炉体2内において上記吐き出し口4bからは、上記気体が流動する流路10が上記加熱室11に向かって延びている。そして、上記流路10は、ノズル5を介して上記加熱室11と接続されている。又、上記加熱室11内には熱電対6が配置されており、上記加熱室11内における雰囲気14の温度は、上記熱電対6にて検出される。尚、上記リフロー装置1における各種制御は、図16に示す制御装置8にて行われ、特に、上記制御装置8にて上記シースヒータ3に対して行われる電流制御は、上記熱電対6にて検出された上記雰囲気温度に基いて行われる。又、図16における9は、上記円筒型多翼ファン4による上記炉体2内の気流を示し、矢印に示すように上記炉体2内を循環する。
【0004】
以下、上記リフロー装置1によるリフロー方法について説明する。まず、上記熱電対6にて上記雰囲気温度を検出し、予め設定された設定温度と上記熱電対6にて検出された上記雰囲気温度との差に基き、上記制御装置8にて上記シースヒータ3に対する温度制御を行う。
次に、上記円筒型多翼ファン4の回転にて生じる上記気流9にて上記シースヒータ3の熱伝達が行われ、上記シースヒータ3にて加熱された上記気流9は、上記吸い込み口4a、上記吐き出し口4b、上記流路10を通過してプリント配線基板12に吹き付けられる。該吹き付けにより、上記プリント配線基板12は加熱され、上記プリント配線基板12上に塗布された半田材料が溶融する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した構成で炉体2内の雰囲気14を均等に加熱し、更に、気流9を均等な風速でプリント配線基板12に吹き付ける為には複雑な流路10が必要となる為、容積の大きな炉体2が必要となる。リフロー装置1全体の大きさは炉体2の容積に合わせて決定されることから、従来のリフロー装置1は、容積の大きな上記炉体2を備えることができるよう高さ及び奥行きがともに大きなものが一般的となっている。
一方、近年では、携帯商品用の小型基板のリフロー半田付けが多くなっており、更に、リフロー装置自体における面積生産性の向上も求められている。従って近年では、従来の大型のリフロー装置1に代わる、小型基板のリフロー半田付けに適した小型のリフロー装置が必要になってきている。
しかしながら、従来のシースヒータ3のみにて炉体2内の雰囲気14を加熱するリフロー装置1において、単に炉体2の容積を小型にした場合、炉体2内の雰囲気14の温度が不安定になる恐れが生じてしまう。
【0006】
例えば、従来のように炉体2の容積が大きい場合、炉体2内の雰囲気14、及び炉体壁面の持つ熱容量は大きく、炉体2全体の熱容量が大きくなる。従って、電子部品13の実装されたプリント配線基板12の炉体2への搬入や、外気の炉体2内部への巻き込み等による熱的外乱が炉体2内の雰囲気14に加わった場合でも、上記熱的外乱による熱損失は、炉体2全体が持つ熱容量に比べて相対的に極少量となる。よって、上記熱損失は、炉体2内の雰囲気14を常に循環することでほぼ完全に補われ、上記熱損失による上記雰囲気14の急激な温度降下は、ほとんど見られない。その結果、たとえ上記熱的外乱が上記炉体2内に作用した場合でもノズル5から吹き出される気流9の温度は、通常、ほとんど変化しない。又、ノズル5から吹き出される気流9の温度が多少下がったことをノズル先端部の熱電対6にて検出した場合、通常、プリント配線基板12を加熱する為に予め設定された設定温度まで上記気流9を直ちに加熱するよう、シースヒータ3の電流値を制御する。但し、炉体2全体の熱容量が大きい為、上記加熱による過昇温は、リフロー半田付けに悪影響を与えるほど大きくならない。
【0007】
一方、炉体2内部の容積が小さくなった場合、炉体2内の雰囲気14、及び炉体壁面全体の持つ熱容量は小さくなる。よって、炉体2内の雰囲気14の温度は、プリント配線基板12の搬入や、外気の炉体2内部への巻き込み等による熱的外乱の影響を受け易く、炉体2内の雰囲気14の温度が瞬間的に大きく降下してしまう可能性がある。上記雰囲気温度の降下に対して、上述した従来のシースヒータ3の電流制御を行うことによる炉体2内の雰囲気14の温度調節だけでは、上記シースヒータ3の電熱線から該電熱線を包囲する被覆部材の表面である加熱領域までの熱伝達速度が小さい為に上記加熱領域における表面温度の応答性も悪く、熱的外乱に対して上記雰囲気温度の設定温度への復帰を追従させることができない。又、炉体2全体の熱容量が小さく、かつ、シースヒータ3による温度制御の応答性が悪い為、上記雰囲気温度の降下に対する温度調節により炉体2内の温度が逆に上がり過ぎてしまう等、炉体2内の雰囲気の温度は、非常に不安定な状態になってしまう。その結果、従来の構造を有する小型のリフロー装置1では、リフロー半田付けに悪影響を及ぼす恐れがある。
【0008】
本発明は、上述した問題点を解消する為のものであり、小型の炉体であっても炉体内の雰囲気の温度を安定させ、かつ、安定したリフロー半田付け品質を得ることが可能なリフロー装置及びリフロー方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1態様であるリフロー装置は、半田材料が塗布され、かつ、電子部品が実装されたプリント配線基板を炉体内へ搬入して加熱し、上記半田材料を溶融し、上記電子部品を上記プリント配線基板に接合させるリフロー装置において、
上記炉体内に備えられ上記プリント配線基板の加熱の為に上記炉体内の雰囲気を加熱する主加熱装置と、
更に、上記炉体内に備えられ、かつ、上記主加熱装置に比べて上記雰囲気に対して大きな熱伝達速度を有し、上記主加熱装置と併用されて上記雰囲気を加熱する温度調節用加熱装置と、
上記主加熱装置及び上記温度調節用加熱装置に接続され、かつ、上記主加熱装置に対して上記雰囲気を設定温度の近傍温度まで加熱し該設定温度近傍温度を維持する制御を行い、かつ、上記温度調節用加熱装置に対して上記設定温度まで上記雰囲気の温度を立ち上げるとき、上記主加熱装置による加熱を補助し上記主加熱装置のみによる加熱に比べて上記雰囲気温度を常温から上記設定温度まで急速に立ち上げる立ち上げ用温度制御を行い、上記設定温度まで上記雰囲気温度が立ち上がった後で上記雰囲気温度に降下が生じたとき、上記主加熱装置による加熱を補助し上記主加熱装置のみによる加熱に比べて上記雰囲気温度を上記設定温度に急速に復帰させる復帰用温度制御を行う制御装置と、
上記炉体内の上部に一対で配置され、上記炉体内の気体を循環して気流を生じさせ、上記主加熱装置及び上記温度調節用加熱装置より生じる熱が伝達された上記気流を上記プリント配線基板に吹き付ける循環用ファンと、を備え、
上記主加熱装置は、上記炉体内の上部中央部で一対の上記循環用ファンに挟まれた位置で上記気流内に配置され、
上記温度調節用加熱装置は、上記気流内に配置され、上記主加熱装置に比べて上記雰囲気に接触する表面積が広く上記主加熱装置に比べて大きな上記熱伝達速度を生じさせる加熱領域を有する、ことを特徴とする。
【0011】
上記温度調節用加熱装置に備わる上記加熱領域は、上記表面積を拡大する放熱フィンを備えることができる。
【0013】
上記温度調節用加熱装置は、上記制御装置にて電流量が制御される電熱線と、上記電熱線を包囲し上記雰囲気と接触する表面を加熱領域とした被覆部材であって、上記電流量制御により生じる上記電熱線の温度変化に対して上記加熱領域表面における高い応答性を生じさせて上記主加熱装置に比べて大きな上記熱伝達速度を得る厚さを有する被覆部材と、を有するシースヒータを備えることができる。
【0017】
上記循環用ファンは、磁性体材料にて構成され、当該リフロー装置は、高周波電圧が印加されることで上記循環用ファンに誘導起電力を生じさせて上記循環用ファンを発熱させて上記気流を加熱するファン発熱用コイルをさらに備え、上記循環用ファン及び上記ファン発熱用コイルにて上記温度調節用加熱装置を構成してもよい。
【0018】
上記循環用ファンは、遠赤外線を吸収する遠赤外線吸収材にて形成される遠赤外線吸収部を有し、当該リフロー装置は、遠赤外線を発し、上記遠赤外線が上記遠赤外線吸収部に吸収されることで生じる輻射熱にて上記循環用ファンを発熱させる遠赤外線発生装置をさらに備え、上記循環用ファン及び上記遠赤外線発生装置にて上記温度調節用加熱装置を構成してもよい。
【0019】
上記循環用ファンは、近赤外線を吸収する近赤外線吸収材にて形成される近赤外線吸収部を有し、当該リフロー装置は、近赤外線を発し、上記近赤外線が上記近赤外線吸収部に吸収されることで生じる輻射熱にて上記循環用ファンを発熱させる近赤外線発生装置をさらに備え、上記循環用ファン及び上記近赤外線発生装置にて上記温度調節用加熱装置を構成してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態であるリフロー装置、及び該リフロー装置にて実行されるリフロー方法について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付している。
第1実施形態;
従来のリフロー装置に比べて炉体内容積を減少させた小型リフロー装置において、熱的な外乱に対しても炉体内の雰囲気温度を安定化させ、安定したリフロー半田付けを行うためには、上記雰囲気の主加熱を行う主加熱装置に加えて、該主加熱装置に比べて上記雰囲気温度を急速に上昇させることができる温度調節用加熱装置を設け、かつ上記熱的外乱に対して上記雰囲気温度の安定化を図り安定したリフロー半田付けを可能とする温度制御を、上記主加熱装置及び温度調節用加熱装置に対して行う制御装置を備えることが必要である。
図14は、このような構成を有するリフロー装置101を示している。図14において、111は上記主加熱装置であり、炉体115内に備わり炉体115内の雰囲気114を加熱する。112は、上記温度調節用加熱装置であり、炉体115内に備わり上記主加熱装置111に比べて雰囲気114に対して大きな熱伝達速度を有し、上記主加熱装置111と併用されて雰囲気114を加熱する。118は、上記制御装置である。
【0022】
制御装置118が行う上記温度制御について、図15を参照して説明する。
上記制御装置118が主加熱装置111に対して行う温度制御は、雰囲気114の温度を図15のグラフに示す常温Tから半田材料の溶融が可能な設定温度Tの近傍温度Tまで加熱し該設定温度近傍温度Tを維持する温度制御である。具体的には、上記主加熱装置111が図15に一点鎖線にて示す温度上昇を描くような温度制御である。尚、上記半田材料の一例としては、電子部品13を載置したプリント配線基板12に塗布され電子部品13をプリント配線基板12へ固定するためのクリーム半田である。
【0023】
上記温度調節用加熱装置112が主加熱装置111に比べて雰囲気114に対して大きな熱伝達速度を有するために、上記制御装置118が上記温度調節用加熱装置112に対して行う温度制御は2種類ある。一つは、上記雰囲気114の温度を上記常温Tから上記設定温度Tまで立ち上げるとき、上記主加熱装置111による雰囲気114の加熱を補助し、主加熱装置111のみにて上記設定温度Tまで上記雰囲気温度を上昇される場合に比べてより急速に上昇させる立ち上げ用温度制御である。他の一つは、上記雰囲気温度が上記設定温度Tまで立ちあがった後、上述したような熱的外乱により上記雰囲気温度が設定温度Tから降下したとき、主加熱装置111による加熱を補助し主加熱装置111のみにて上記設定温度Tまで上記雰囲気温度を復帰させる場合に比べてより急速に上記雰囲気温度を復帰させる復帰用温度制御である。上記制御装置118が温度調節用加熱装置112に対して行う具体的な上記立ち上げ用温度制御及び上記復帰用温度制御とは、温度調節用加熱装置112が図15に点線にて示す温度上昇を描くような温度制御である。
【0024】
このように上記制御装置118が主加熱装置111及び温度調節用加熱装置112に対して上述のような温度制御を行うことで、図15に実線にて示すように、上記雰囲気温度を上記常温Tから上記設定温度Tまで上昇させるときには主加熱装置111のみの加熱による場合に比べて急速な温度上昇が可能となり、かつ設定温度Tに到達後、上記熱的外乱が生じたときにも主加熱装置111のみの加熱による場合に比べて急速に設定温度Tへ復帰させることが可能である。
【0025】
又、上記温度調節用加熱装置112が大きな上記熱伝達速度を有する手法として、上記制御装置118による上述の立ち上げ用温度制御及び上記復帰用温度制御に加えて、(1)雰囲気114と接触するときの相対速度について上記主加熱装置111に比べてより大きな速度を持たせる、(2)雰囲気114に対して上記主加熱装置111に比べてより大きな接触面積を持たせる、(3)上記主加熱装置111に比べて発熱効率を上げる、という手法が考えられる。以下には、これらの手法を採ったリフロー装置について説明する。尚、以下の各実施形態のリフロー装置において、上記温度調節用加熱装置112の熱伝達速度を上記主加熱装置111に比べて大きくする為の手法は夫々異なるが、主加熱装置111の構成は、全て同一の構成を有するものとする。又、以下の各実施形態にて扱うプリント配線基板12は、一例としてクリーム半田である半田材料が塗布された携帯商品用の小型基板である。
【0026】
第2実施形態;
本実施形態のリフロー装置は、上述の、上記温度調節用加熱装置112と雰囲気114との相対速度を主加熱装置111の場合に比べて大きくすることで、主加熱装置111に対して上記温度調節用加熱装置112に大きな上記熱伝達速度を持たせるように構成した。以下に具体的に説明する。
図1に示すリフロー装置120は、大きく分けて、炉体121と、上述の主加熱装置111の一例に相当する主加熱装置122と、上述の温度調節用加熱装置112の一例に相当する循環装置129と、上記制御装置118に相当する制御装置127とを備える。
【0027】
上記炉体121は、上記小型基板のリフロー半田付けに適するように、図16に示す従来のリフロー装置1に備えられる炉体2に比べて内部の容積を小型化している。又、図1に示すように電子部品13を実装したプリント配線基板12は、炉体121内の雰囲気114にて加熱されるべく、炉体121内に搬入され、図1に示す炉体121内における下方に配置される。尚、炉体121には、上記雰囲気114の有する熱が外部に放出しないよう断熱材121bを備える。
上記主加熱装置122は、シースヒータ122aと、該シースヒータ122aへ電流を供給する主加熱用電流源122eとを備える。上記シースヒータ122aは、図2に示すようにU字型の形状をしており、電熱線122bと、該電熱線122bを包囲する被覆部材122cとで構成され、図1に示すように炉体121内の上部の中央部分に配置される。
【0028】
主加熱用電流源122eは、上記制御装置127に接続され制御装置127にて温度制御がなされる。即ち、制御装置127は、上記設定温度近傍温度Tまで図15の一点鎖線に示すような温度上昇をし、その後、設定温度近傍温度Tを維持するような温度変化を主加熱装置122が行うように、主加熱用電流源122eを制御する。該制御に基づきシースヒータ122aへ供給される電流により、電熱線122bにジュール熱が発生しシースヒータ122a全体が発熱し、該熱は、上記被覆部材122cの表面である加熱領域122dに接触している雰囲気114の気体へ熱伝達される。
【0029】
上記循環装置129は、多翼型の循環用ファン123と、該循環用ファン123を駆動させるファン駆動源123aと、ファン発熱用装置129aとを備える。
上記循環用ファン123は、炉体121内の上部で、炉体121内の中央部分に配置された上記シースヒータ122aの水平方向の両側に一つずつ配置され、上記ファン駆動源123aにより炉体121内にて、それぞれ逆向きに回転して雰囲気114の気体を循環させ、炉体121内に2つの気流128を生じさせる。これら2つの気流128は、プリント配線基板12に吹き付けられる。雰囲気114へのシースヒータ122aの伝熱効率を良くするため、気流128内にシースヒータ122aが配置されるように、シースヒータ122aと循環用ファン123とは配置される。又、ファン駆動源123aは制御装置127に接続され、制御装置127は循環用ファン123の回転を制御する。さらに、後述するように上記ファン発熱用装置129aにて発熱可能なように、循環用ファン123は、磁性体材料からなり、一例としてステンレス鋼材のSUS430にて作製されるのが好ましい。
【0030】
上記ファン発熱用装置129aは、上記炉体121外で上記断熱材121bを介して上記循環用ファン123の近傍に配置されるコイルであるファン発熱用コイル124と、制御装置127にて制御され上記ファン発熱用コイル124に対して高周波電圧を印加するファン発熱用電圧源124aと、フェライト芯材125とを有する。このような構成を有するファン発熱用装置129aでは、ファン発熱用電圧源124aからファン発熱用コイル124に対して高周波電圧が印加されることで、ファン発熱用コイル124を中心にしてその周辺に磁力線が発生し、該磁力線は、磁性体材料からなる循環用ファン123に作用する。磁力線が作用した循環用ファン123は電磁誘導加熱され発熱する。このようにファン発熱用装置129aは、上記ファン発熱用コイル124から磁力線を発生させて上記循環装置129の循環用ファン123を電磁誘導加熱する装置である。
尚、上記フェライト芯材125は、フェライト系鉄鋼材料にて構成され、図示するように上記循環用ファン123に対向して開口する凹部を有する形状にてなり、該凹部内にファン発熱用コイル124を収納することで上記ファン発熱用コイル124周辺に生じる磁力線を循環用ファン123側へ集中させる。
【0031】
又、上記雰囲気114の温度を測定し、該測定結果に基いて上記雰囲気温度の制御を行う為、図1に示すように上記炉体121内には、制御装置127に接続された熱電対126を備えている。よって制御装置127は、熱電対126にて測定された上記雰囲気温度が図15に示す設定温度Tとなるよう、上記主加熱装置122及び上記循環装置129に対して上述した温度制御を行う。
【0032】
このように構成された温度調節用加熱装置112の一例に相当する循環装置129では、上述のようにファン発熱用装置129aにて循環用ファン123は発熱しかつ回転している。よって、循環装置129は、単に気流128内に固定されて存在するシースヒータ122aと、気流128との相対速度に比して非常に大きな相対速度を有することになる。よって、本第2実施形態では、単位時間当たりにおける循環用ファン123の全ての羽根部123bに接触する上記気体の体積は、上記シースヒータ122aの上記加熱領域122dに接触する上記気体の体積の約300倍となる。換言すると、循環装置129は、上記シースヒータ122aの、雰囲気114に対する熱伝達速度に比して、非常に大きい熱伝達速度にて循環用ファン123の熱を上記雰囲気114へ効率よく伝達することができ、シースヒータ122aの場合に比べて上記雰囲気114の温度を急速に上昇させることができる。
【0033】
又、制御装置127による上記ファン駆動源123aの制御により循環用ファン123の回転数を制御し、これにより気流128の流速を制御することができる。又、上記制御装置127による上記ファン発熱用電圧源124aの制御によりファン発熱用コイル124に対する電圧を制御して循環用ファン123の発熱温度を制御することができる。このように、制御装置127による上記ファン駆動源123a及びファン発熱用電圧源124aの制御により、上記循環装置129による上記立ち上げ用温度制御及び上記復帰用温度制御を行うことができる。
【0034】
以下には、上述したような、主加熱装置122に加えて循環装置129を有する構成の有効性について、実験結果を参照しながら説明する。
上記雰囲気温度を約30℃から約180℃まで立ち上げる実験において、図3は、主加熱装置122のみによる場合での上記雰囲気温度の時間変化を示すグラフであり、図4は、上記ファン発熱用コイル124に周波数が20kHzの高周波電圧を印加した状態で上記循環装置129のみによる場合での上記雰囲気温度の時間変化を示すグラフである。該実験結果から明らかなように、循環装置129による加熱の方が短時間で雰囲気114を加熱可能である。但し、両者の消費電力を比べると、主加熱装置122のみによる加熱の場合が400Wであるのに対し、循環装置129のみによる加熱の場合、上記ファン発熱用コイル124における発熱等の上記炉体121外での熱損失のため、1kWを要する。
【0035】
又、約145℃の上記雰囲気温度状態で、プリント配線基板12を炉体121内に搬入して上記雰囲気温度に熱的外乱を生じさせ、該外乱を、上記主加熱装置122のみにて補償する場合の上記雰囲気温度の時間的変化を図5に示し、上記主加熱装置122に加えて上記循環装置129による補償も行う場合の上記雰囲気温度の時間的変化を図6に示す。
実験結果から明らかなように、主加熱装置122のみによる加熱では、上記約145℃への復帰制御に対する実際の雰囲気温度の応答が遅れ、該遅応答に起因して、雰囲気温度が上記約145℃を大きく超える過昇温も生じる。一方、上記循環装置129を加えた場合には、主加熱装置122のみによる加熱に比べて温度制御に対する応答が速くなり、更に、上記過昇温がほとんど見られなくなる。
【0036】
以上の2種類の実験結果からも明らかになるように、主加熱装置122と循環装置129とを併用することで、上記雰囲気温度を常温から設定温度まで迅速に昇温することができ、かつ設定温度状態に対する熱的外乱の補償も迅速に行うことが可能となることが立証された。
【0037】
上述したように構成されるリフロー装置120にて実行される動作、つまりリフロー方法について以下に説明する。
まず、電子部品13が実装されたプリント配線基板12を炉体121内に搬入する前に、炉体121内の常温Tの雰囲気114の温度を、図15に示す上記設定温度Tまで立ち上げる。上記雰囲気温度を上記設定温度Tまで立ち上げるとき、制御装置127は、主加熱装置122に対して図15に示す上記設定温度Tの近傍温度Tまで加熱しかつ該設定温度近傍温度Tを維持するよう温度制御を行うとともに、循環装置129に対して上記立ち上げ用温度制御を行う。循環装置129が動作されることで、上述したように、循環用ファン123は発熱しながら回転し、雰囲気114を加熱しながら炉体121内に上記気流128を発生させる。その結果、雰囲気114は、上記主加熱装置122及び上記循環装置129にて上述した各温度制御に基いて加熱され、上記雰囲気温度は、上記主加熱装置122のみによる加熱に比べて上記設定温度Tまで急速に立ち上げられる。
【0038】
上記雰囲気温度が上記設定温度Tまで立ち上がった後、電子部品13が実装されたプリント配線基板12を炉体121内に搬入する。上記プリント配線基板12を搬入するとき、上記プリント配線基板12自体による冷却や、炉体121内への外気の巻き込み等により上記雰囲気温度に対する熱的外乱が生じ、上記雰囲気温度は上記設定温度Tから降下する。該温度降下が上記熱電対126にて検出されることで、制御装置127は、主加熱装置122に対して上記設定温度近傍温度Tを維持するよう温度制御を行いつつ、循環装置129に対して上記復帰用温度制御を行う。具体的には、例えばファン発熱用電圧源124aに対してファン発熱用コイル124への電力供給増加、ファン駆動源123aに対して循環用ファン123の回転数を上げる等、の制御がある。その結果、上記雰囲気114は、主加熱装置122及び循環装置129にて加熱され、上記主加熱装置122のみによる加熱に比べて急速に設定温度Tまで復帰される。
【0039】
このようにして設定温度T状態にある雰囲気114は、循環装置129の循環用ファン123にて攪拌、循環され、該循環による気流128が炉体121内のプリント配線基板12に吹き付けられる。よってプリント配線基板12は加熱され、基板上の半田材料が溶融される。該溶融後、プリント配線基板12を、例えば該リフロー装置120から搬出すること等により、プリント配線基板12を冷却し上記半田材料を凝固させる。よって電子部品13をプリント配線基板12に接合させる。以上でリフロー半田付けが完了する。
【0040】
以上説明したように本第2実施形態にかかるリフロー装置120によれば、循環装置129を構成する循環用ファン123が炉体121内で回転しながら発熱し、炉体121内の雰囲気114を構成する気体を循環して気流128を生じさせる。よって、該気流128内に存在する主加熱装置122に比べて循環装置129は、大きな熱伝達速度を有することができる。したがって、主加熱装置122のみにて上記雰囲気114を加熱する場合に比べ、上記設定温度Tまでの急速な昇温、及び該昇温後にて生じた上記雰囲気温度の上記設定温度Tからの降下に対する上記設定温度Tまでの急速な復帰が可能となる。
このように、小型化により、従来の大型のリフロー装置1に比べて炉体121全体の熱容量が小さい当該リフロー装置120にあっても、炉体121内の雰囲気温度を安定して制御することが可能である。その結果、安定してプリント配線基板12を加熱することができ、安定したリフロー半田付け品質を得ることが可能となる。
【0041】
又、上記循環用ファン123を磁性体材料にて構成することで、炉体121外に設けたファン加熱用コイル124に高周波電圧を印加することで、電磁誘導加熱により循環用ファン123を容易に発熱させることができる。
さらに、制御装置127から、上記主加熱装置122に対して上記雰囲気114を上記設定温度近傍温度Tまで加熱して該設定温度近傍温度Tを維持する温度制御を行い、かつ、上記循環装置129に対して上記立ち上げ用温度制御及び上記復帰用温度制御を行うことで、上記設定温度Tまでの上記急速な昇温、及び上記設定温度Tへの上記急速な復帰がより滑らかに実行可能となる。
【0042】
上述したように、第2実施形態では、循環用ファン123を磁性体材料にて作製し電磁誘導加熱にて上記循環用ファン123を発熱させたが、発熱方法はこれに限定されるものではない。例えば、遠赤外線又は近赤外線を用いて上記循環用ファンを加熱し雰囲気114の加熱を行うように構成してもよい。上述の電磁誘導加熱を行った場合、プリント配線基板12に電磁干渉の影響が生じることも考えられるが、上述の遠赤外線又は近赤外線を用いた場合には上記影響を考慮する必要はない。
例えば上記遠赤外線にて加熱を行う構成として、図7に示すリフロー装置130のように、循環用ファン133に近接して炉体121内に、制御装置137にて動作制御される遠赤外線発生装置134を設け、循環用ファン133には、上記雰囲気114に接触する羽根部133bの表面に、上記遠赤外線発生装置134が発する遠赤外線を吸収し輻射熱を生じさせる遠赤外線吸収材にて形成される遠赤外線吸収部133cを設ける。尚、循環用ファン133及び遠赤外線発生装置134にて循環装置139を構成し、該循環装置139は、上述した循環装置129に対応する。又、制御装置137は、上述した制御装置127に対応し、上記遠赤外線発生装置134が発する遠赤外線の放射量を制御して、上記立ち上げ用温度制御及び上記復帰用温度制御を行う。その他の構成は、上述のリフロー装置120と同じである。
又、近赤外線を用いる場合には、上述の「遠赤外線」を「近赤外線」に置き換えた構成を採ればよい。
【0043】
第3実施形態;
主加熱装置111に対して上記温度調節用加熱装置112に大きな上記熱伝達速度を持たせるため、上述の第2実施形態では、上記温度調節用加熱装置112と雰囲気114との相対速度を主加熱装置111の場合に比べて大きくしたもので、それを具現化する一構成例として上記循環装置129、139を設けた。当該第3実施形態では、上記温度調節用加熱装置112に大きな上記熱伝達速度を持たせるための構成として、主加熱装置111の場合に比して上記温度調節用加熱装置112がより大きな接触面積を持つように構成した。以下に、図8を参照して、第3実施形態のリフロー装置140について具体的に説明する。尚、図1に示す第2実施形態のリフロー装置120と同じ構成部分については同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0044】
上記リフロー装置140は、大きく分けて、上記炉体121と、上記主加熱装置122と、吹付装置148と、上述の温度調節用加熱装置112の一例に相当し、かつ、温度調節用シースヒータ144及び該温度調節用シースヒータ144へ加熱用の電流を供給する温度調節用電流源144eを備える温度調節用加熱装置149と、上記制御装置118に相当する制御装置147とを備える。
上記吹付装置148は、多翼型の循環用ファン143と、該循環用ファン143を駆動させるファン駆動源143aとを備え、上記循環用ファン143及びファン駆動源143aのそれぞれは、上述した循環装置129に備わる上記循環用ファン123及びファン駆動源123aと同じ構成を有しかつ炉体121内に同様に配置される。よって、吹付装置148は、制御装置147によるファン駆動源143aの制御により循環用ファン143が回転することで、雰囲気114の気体を循環させ、炉体121内に2つの上記気流128を生じさせ、気流128をプリント配線基板12に吹き付ける。尚、上述の循環装置129の場合と異なり、循環用ファン143を発熱させる構成を採らないことより、循環用ファン143の材質は、磁性体材料に限定されるものではない。
【0045】
上記温度調節用シースヒータ144は、図9に示すようにU字型の形状をしており、電熱線144aと、該電熱線144aを包囲する被覆部材144bと、該被覆部材144bの表面である加熱領域144cの表面積を拡大するように被覆部材144bに形成された放熱フィン144dとで構成される。上記放熱フィン144dは、図示するように、電熱線144aから突出した板状の形状にてなり、電熱線144aに沿って連続して形成されている。しかしながら放熱フィンの形態は、図9に示す形態に限定されるものではなく、例えば図10に示す温度調節用シースヒータ145のように、電熱線144aが中央部分を貫通する円板状のフィン145aを電熱線144aに沿って一定間隔で配置した形態でもよい。要するに、放熱フィンの形態は、主加熱装置122に比べて雰囲気114に接触する表面積が広く主加熱装置122に比べて大きな熱伝達速度を生じさせる加熱領域144cを形成させる形態であればよい。
このように温度調節用シースヒータ144の加熱領域144cの表面積を拡大することで、単位時間あたりに加熱領域144cに接触する上記雰囲気114の気体の体積が上記シースヒータ122aの加熱領域122dに接触する上記気体の体積よりも多くなり、上記温度調節用加熱装置149の熱伝達速度は、上記主加熱装置122の場合に比べて大きくなる。
【0046】
このような温度調節用シースヒータ144は、例えば図8に示すように、主加熱装置122のシースヒータ122aの下方で上記気流128内に存在するように配置される。しかしながら、温度調節用シースヒータ144の設置場所は、少なくとも気流128内に存在すればよく、これに限定されるものではない。該温度調節用シースヒータ144は、制御装置147にて上記温度調節用電流源144eが制御されることで温度制御がなされ、上記温度調節用加熱装置149に対する上記立ち上げ用温度制御及び上記復帰用温度制御が行われる。
【0047】
以上のように構成されるリフロー装置140における動作は、図1に示す上述のリフロー装置120の場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように本第3実施形態のリフロー装置140によれば、温度調節用シースヒータ144の加熱領域144cの表面積を拡大したことにより、上記温度調節用加熱装置149の熱伝達速度を上記主加熱装置122に比べて大きくすることができる。又、吹付装置148により炉体121内には気流128を発生させることで、温度調節用シースヒータ144から発生する熱を効率的に雰囲気114に伝達させることができる。したがって、主加熱装置122のみにて上記雰囲気114を加熱する場合に比べ、上記設定温度Tまでの急速な昇温、及び該昇温後にて生じた上記雰囲気温度の上記設定温度Tからの降下に対する上記設定温度Tまでの急速な復帰が可能となる。このように、小型化により、従来の大型のリフロー装置1に比べて炉体121全体の熱容量が小さい当該リフロー装置140にあっても、炉体121内の雰囲気温度を安定して制御することが可能である。その結果、安定してプリント配線基板12を加熱することができ、安定したリフロー半田付け品質を得ることが可能となる。
【0048】
上述した第3実施形態では、上記温度調節用加熱装置112に大きな上記熱伝達速度を持たせるための構成の一例として、温度調節用シースヒータ144を設け、該温度調節用シースヒータ144に対して、シースヒータ122aに比べて大きな接触面積を持たせた。しかしながら、温度調節用加熱装置112に大きな上記熱伝達速度を持たせるための構成は、これに限定されるものではない。例えば図11に示すリフロー装置160のように、上記吹付装置148を備えるとともに、炉体121の内面に磁性体材料にてなる内壁161を設け、かつ該内壁161を電磁誘導加熱させる内壁発熱装置169aを設けた構成を採ることもできる。即ち、上記温度調節用加熱装置149に代えて、内壁161及び内壁発熱装置169aを有する温度調節用加熱装置169を設けることもできる。尚、リフロー装置160におけるその他の構成は、図8に示すリフロー装置140における構成に同じである。
【0049】
ここで、上記内壁発熱装置169aは、図1を参照し上述したファン発熱用装置129aと同様の構成を有し、上記ファン発熱用コイル124に相当する内壁発熱用コイル164と、上記フェライト芯材125に相当するフェライト芯材165と、上記ファン発熱用電圧源124aに相当する内壁発熱用電圧源164aとを有する。該内壁発熱装置169aの内壁発熱用コイル164及びフェライト芯材165は、内壁161の内、好ましくは、図11に示すように循環用ファン143の回転により発生する気流128が直接に吹き付けられる加熱領域161cに対応して、炉体121の外部壁面に配置されるのがよい。尚、上記加熱領域161cの表面積は、上記主加熱装置122のシースヒータ122aの加熱領域122dに比べて広い。よって、温度調節用加熱装置169の熱伝達速度は、上記主加熱装置122の場合に比べて大きくなる。
【0050】
上述のような温度調節用加熱装置169を設けることで、制御装置167による内壁発熱用電圧源164aの制御を介して上記内壁161の内、特に加熱領域161cが発熱し、上記雰囲気114を加熱することができる。このように発熱領域は、炉体121の内壁161、特には上記加熱領域161cであることから、単位時間当たりに上記加熱領域161cに接触する雰囲気114における気体の体積は、上記シースヒータ122aの加熱領域122dの場合に比べて大きくなる。又、吹付装置148により炉体121内には気流128を発生させることで、上記加熱領域161cから発生する熱を効率的に雰囲気114に伝達させることができる。したがって、主加熱装置122のみにて上記雰囲気114を加熱する場合に比べ、上記設定温度Tまでの急速な昇温、及び該昇温後にて生じた上記雰囲気温度の上記設定温度Tからの降下に対する上記設定温度Tまでの急速な復帰が可能となる。このように、小型化により、従来の大型のリフロー装置1に比べて炉体121全体の熱容量が小さい当該リフロー装置160にあっても、炉体121内の雰囲気温度を安定して制御することが可能である。その結果、安定してプリント配線基板12を加熱することができ、安定したリフロー半田付け品質を得ることが可能となる。
【0051】
第4実施形態;
本実施形態のリフロー装置は、上述の、上記主加熱装置111に比べて上記温度調節用加熱装置112の発熱効率を上げることで、主加熱装置111に対して上記温度調節用加熱装置112に大きな上記熱伝達速度を持たせるように構成したものである。当該第4実施形態では、そのような温度調節用加熱装置112の一例として温度調節用加熱装置179を設ける。以下に具体的に説明する。
図12に示す、当該第4実施形態のリフロー装置170は、基本的に図8を参照して説明したリフロー装置140における構成に類似し、両者の相違点は、上記温度調節用加熱装置を構成するシースヒータである。即ち、図13を参照し説明すると、上記温度調節用加熱装置179を構成するシースヒータ174は、電熱線174aを包囲する被覆部材174bの厚さ174eを、リフロー装置140に備わる温度調節用シースヒータ144の場合に比べて薄くした。これにより、電熱線174aから被覆部材174bの表面である加熱領域174cまでの熱伝達速度を、上記シースヒータ122aの場合に比べて大きくし、制御装置147による電熱線174aの電流制御に対して、加熱領域174cの表面温度の応答性を上記シースヒータ122aの場合に比べて高くしている。従って、上記シースヒータ174を備える温度調節用加熱装置149は、上記主加熱装置122に比べて熱伝達速度を大きくすることができる。
【0052】
このように第4実施形態のリフロー装置170によっても、主加熱装置122のみにて上記雰囲気114を加熱する場合に比べ、上記設定温度Tまでの急速な昇温、及び該昇温後にて生じた上記雰囲気温度の上記設定温度Tからの降下に対する上記設定温度Tまでの急速な復帰が可能となる。このように、小型化により、従来の大型のリフロー装置1に比べて炉体121全体の熱容量が小さい当該リフロー装置170にあっても、炉体121内の雰囲気温度を安定して制御することが可能である。その結果、安定してプリント配線基板12を加熱することができ、安定したリフロー半田付け品質を得ることが可能となる。
【0053】
上述した各実施形態における構成及び制御動作を組み合わせることもできる。例えば、上記循環装置129又は上記循環装置139と、上記温度調節用加熱装置149、169、179の少なくとも一構成とを組み合わせ、主加熱装置による加熱の補助を行ってもよい。このとき、上記循環装置129又は上記循環装置139と、上記温度調節用加熱装置149、169、179の少なくとも一つとの夫々に対して上記立ち上げ用温度制御及び上記復帰用温度制御を行っても良いし、いずれか一方のみに対して行っても良い。又、例えば、上記循環装置129又は上記循環装置139に対しては上記立ち上げ用温度制御を行い、上記温度調節用加熱装置149、169、179の少なくとも一つに対しては上記復帰用温度制御を行うようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】
本発明の第1態様であるリフロー装置では、主加熱装置と、上記主加熱装置に比べて大きな熱伝達速度を有する温度調節用加熱装置と、制御装置とを備え、上記主加熱装置による炉体内の雰囲気の加熱に加えて、上記温度調節用加熱装置に対して立ち上げ用温度制御及び復帰用温度制御を行うようにした。よって、雰囲気温度を設定温度まで立ち上げるとき、上記主加熱装置のみによる加熱に比べて急速に立ち上げることができ、上記雰囲気温度が上記設定温度になった後で雰囲気温度に降下が生じたときにも、上記主加熱装置のみによる加熱に比べて上記雰囲気温度を上記設定温度に急速に復帰させることができる。
よって、上記主加熱装置のみによる加熱に比べて温度制御に対する応答性を良くすることができる。その結果、炉体の小型化が進むことで炉体全体の熱容量が小さくなる場合でも安定した雰囲気温度を得ることが可能となり、プリント配線基板の安定した加熱が可能となる。従って、該加熱により安定したリフロー半田付け品質を得ることができる。
【0055】
又、上記温度調節用加熱装置が上記主加熱装置に比べて上記雰囲気に接触する表面積の広い加熱領域を有することで、単位時間あたりに上記温度調節用加熱装置に接触する上記雰囲気の体積を上記主加熱装置に比べて多くすることができる。よって、上記温度調節用加熱装置の熱伝達速度を上記主加熱装置に比べて大きくすることができ、上述の安定したリフロー半田付け品質を得ることができる。
【0056】
又、放熱フィンを上記加熱領域に備えることで、上記加熱領域の表面積を拡大することができ、上述の安定したリフロー半田付け品質を得るように寄与することができる。
【0057】
又、上記加熱領域を炉体内部壁面とすることで、上記主加熱装置に比べて表面積を広くとることができ上記雰囲気を効率的に加熱することができる。よって、上記温度調節用加熱装置の熱伝達速度を上記主加熱装置に比べて大きくすることができ、上述の安定したリフロー半田付け品質を得るように寄与することができる。
【0058】
又、上記温度調節用加熱装置はシースヒータを備え、該シースヒータの被覆部材の厚さを、電熱線に対する電流制御にて生じる上記電熱線の温度変化に対して上記被覆部材の表面にて高い応答性を生じさせる厚さにすることで、上記温度調節用加熱装置は、上記応答性により熱伝達速度を上記主加熱装置に比べて大きくすることができる。よって、上述の安定したリフロー半田付け品質を得るように寄与することができる。
【0059】
又、炉体内の気体に気流を生じさせプリント配線基板に吹き付ける循環装置を備えることで、均一化された雰囲気温度にてプリント配線基板の加熱を行うことができる。
【0060】
又、上記温度調節用加熱装置を上記循環装置にて構成することで、該循環装置と気流との相対速度が上記気流内に配置される上記主熱装置と気流との相対速度に比べて大きくなる。よって、単位時間あたりに上記循環装置に接触する上記気体の体積を上記主加熱装置の場合に比べて大きくすることができ、上記循環装置は、上記主加熱装置に比べて大きな熱伝達速度を生じさせることができる。よって、上述の安定したリフロー半田付け品質を得るように寄与することができる。
【0061】
又、上記循環装置に備わる循環用ファンを発熱させることで、効率的に雰囲気を加熱することができる。加熱方法として、ファン発熱用コイルを設けて電磁誘導加熱する場合には、非接触で選択的に循環用ファンのみを高効率に加熱するため急峻な昇温が得られるという効果を奏することができ、近赤外線又は遠赤外線を使用する場合には、電磁干渉の発生を考慮する必要がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第2実施形態にかかるリフロー装置の断面図である。
【図2】 図1に示すリフロー装置に備えられる主加熱装置が備えるシースヒータの斜視図である。
【図3】 図1に示すリフロー装置の主加熱装置のみにて炉体内の雰囲気を約30℃から約180℃まで立ち上げる実験を行ったときの雰囲気温度の時間変化を示すグラフである。
【図4】 図1に示すリフロー装置の循環装置のみにて炉体内の雰囲気を約30℃から約180℃まで立ち上げる実験を行ったときの雰囲気温度の時間変化を示すグラフである。
【図5】 図1に示すリフロー装置の炉体内にプリント配線基板を搬入する実験において、主加熱装置のみで炉体内の雰囲気を加熱した場合での炉体内の温度の時間変化を示すグラフである。
【図6】 図1に示すリフロー装置の炉体内にプリント配線基板を搬入する実験において、主加熱装置と温度調節用加熱装置との併用で炉体内の雰囲気を加熱した場合での炉体内の温度の時間変化を示すグラフである。
【図7】 本発明の第3実施形態にかかるリフロー装置に備えられる循環装置の周辺部を示す拡大断面図である。
【図8】 本発明の第4実施形態にかかるリフロー装置の断面図である。
【図9】 図8に示すリフロー装置に備えられる温度調節用シースヒータの斜視図である。
【図10】 図9に示す温度調節用シースヒータの変形例を示す斜視図である。
【図11】 本発明の第5実施形態にかかるリフロー装置に備えられる温度調節用加熱装置の周辺部を示す拡大断面図である。
【図12】 本発明の第6実施形態にかかるリフロー装置の断面図である。
【図13】 図12に示すリフロー装置に備えられる温度調節用加熱装置が備えるシースヒータの斜視図である。
【図14】 本発明の第1実施形態にかかるリフロー装置の主な構成を示す概略図である。
【図15】 図14に示すリフロー装置における雰囲気温度の時間変化を示すグラフである。
【図16】 従来のリフロー装置を構成する炉体の断面図である。
【図17】 従来のリフロー装置の全体図である。
【符号の説明】
12…プリント配線基板、13…電子部品、
101、120、130、140、160、170…リフロー装置、
111、122…主加熱装置、
112、129、139、149、169、179…温度調節用加熱装置、
114…雰囲気、115、121…炉体、
118、127、137、147、167…制御装置、
123、133…循環用ファン、124…ファン発熱用コイル、
128…気流、129、139…循環装置、133c…遠赤外線吸収部、
134…遠赤外線発生装置、144c、161c…加熱領域、
144d、145a…放熱フィン、148…吹付装置、
161…内壁、164…内壁発熱用コイル、174…シースヒータ、
174a…電熱線、174b…被覆部材、
174c…シースヒータの加熱領域、174e…被覆部材の厚さ、
…常温、T…設定温度、T…設定温度近傍温度。

Claims (6)

  1. 半田材料が塗布され、かつ、電子部品が実装されたプリント配線基板を炉体内へ搬入して加熱し、上記半田材料を溶融し、上記電子部品を上記プリント配線基板に接合させるリフロー装置において、
    上記炉体内に備えられ上記プリント配線基板の加熱の為に上記炉体内の雰囲気を加熱する主加熱装置と、
    更に、上記炉体内に備えられ、かつ、上記主加熱装置に比べて上記雰囲気に対して大きな熱伝達速度を有し、上記主加熱装置と併用されて上記雰囲気を加熱する温度調節用加熱装置と、
    上記主加熱装置及び上記温度調節用加熱装置に接続され、かつ、上記主加熱装置に対して上記雰囲気を設定温度の近傍温度まで加熱し該設定温度近傍温度を維持する制御を行い、かつ、上記温度調節用加熱装置に対して上記設定温度まで上記雰囲気の温度を立ち上げるとき、上記主加熱装置による加熱を補助し上記主加熱装置のみによる加熱に比べて上記雰囲気温度を常温から上記設定温度まで急速に立ち上げる立ち上げ用温度制御を行い、上記設定温度まで上記雰囲気温度が立ち上がった後で上記雰囲気温度に降下が生じたとき、上記主加熱装置による加熱を補助し上記主加熱装置のみによる加熱に比べて上記雰囲気温度を上記設定温度に急速に復帰させる復帰用温度制御を行う制御装置と、
    上記炉体内の上部に一対で配置され、上記炉体内の気体を循環して気流を生じさせ、上記主加熱装置及び上記温度調節用加熱装置より生じる熱が伝達された上記気流を上記プリント配線基板に吹き付ける循環用ファンと、を備え、
    上記主加熱装置は、上記炉体内の上部中央部で一対の上記循環用ファンに挟まれた位置で上記気流内に配置され、
    上記温度調節用加熱装置は、上記気流内に配置され、上記主加熱装置に比べて上記雰囲気に接触する表面積が広く上記主加熱装置に比べて大きな上記熱伝達速度を生じさせる加熱領域を有する
    ことを特徴とするリフロー装置。
  2. 上記循環用ファンは、磁性体材料にて構成され、当該リフロー装置は、高周波電圧が印加されることで上記循環用ファンに誘導起電力を生じさせて上記循環用ファンを発熱させて上記気流を加熱するファン発熱用コイルをさらに備え、上記循環用ファン及び上記ファン発熱用コイルにて上記温度調節用加熱装置を構成する、請求項1記載のリフロー装置。
  3. 上記循環用ファンは、遠赤外線を吸収する遠赤外線吸収材にて形成される遠赤外線吸収部を有し、
    当該リフロー装置は、遠赤外線を発し、上記遠赤外線が上記遠赤外線吸収部に吸収されることで生じる輻射熱にて上記循環用ファンを発熱させる遠赤外線発生装置をさらに備え、上記循環用ファン及び上記遠赤外線発生装置にて上記温度調節用加熱装置を構成する、請求項1記載のリフロー装置。
  4. 上記循環用ファンは、近赤外線を吸収する近赤外線吸収材にて形成される近赤外線吸収部を有し、
    当該リフロー装置は、近赤外線を発し、上記近赤外線が上記近赤外線吸収部に吸収されることで生じる輻射熱にて上記循環用ファンを発熱させる近赤外線発生装置をさらに備え、上記循環用ファン及び上記近赤外線発生装置にて上記温度調節用加熱装置を構成する、請求項1記載のリフロー装置。
  5. 上記温度調節用加熱装置は、上記炉体内において、上記主加熱装置の下方で上記プリント配線基板の上方に配置され、上記制御装置にて電流量が制御される電熱線と、上記電熱線を包囲し上記雰囲気と接触する表面を上記加熱領域とした被覆部材であって、上記電流量制御により生じる上記電熱線の温度変化に対して上記加熱領域表面における高い応答性を生じさせて上記主加熱装置に比べて大きな上記熱伝達速度を得る厚さを有する被覆部材と、を有するシースヒータを備える、請求項1記載のリフロー装置。
  6. 上記温度調節用加熱装置に備わる上記加熱領域は、上記表面積を拡大する放熱フィンを有する、請求項5記載のリフロー装置。
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