JPH11178646A - 天 板 - Google Patents

天 板

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JPH11178646A
JPH11178646A JP34928697A JP34928697A JPH11178646A JP H11178646 A JPH11178646 A JP H11178646A JP 34928697 A JP34928697 A JP 34928697A JP 34928697 A JP34928697 A JP 34928697A JP H11178646 A JPH11178646 A JP H11178646A
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JP
Japan
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top plate
steel plate
side member
plate unit
unit
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Pending
Application number
JP34928697A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Henmi
見 敏 治 逸
Hideki Tachikawa
川 秀 樹 立
Toshimitsu Sema
間 利 光 瀬
Kiyoshi Chiku
久 清 知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inaba Seisakusho Co Ltd
Uchida Yoko Co Ltd
Original Assignee
Inaba Seisakusho Co Ltd
Uchida Yoko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Inaba Seisakusho Co Ltd, Uchida Yoko Co Ltd filed Critical Inaba Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天板ユニットの接合部(継ぎ目)が目立た
ず、長期にわたって狂いを生じることがない天板を提供
することを課題とする。 【解決手段】 上面側鋼板2および下面側鋼板3とその
間に介在する補強材4とにより構成された天板基材5の
接合端部に側面部材6を有する天板ユニット1を設け、
この天板ユニット1の前記側面部材を相互に接合して連
結することにより所要面積の天板とするものにおいて、
前記側面部材6は軽金属により形成された型材からな
り、その主体部分7の隣接天板ユニットへの接合端側の
上面から水平方向に延びる延長部8を有し、この延長部
の先端部上面に前記上面側鋼板2の厚み相当の段差を有
する堤部9を設け、この上面側鋼板および前記堤部上面
にかけて表面材16を接合してなり、該延長部8の堤部
9の範囲で研削することにより天板ユニットの寸法合わ
せを行うようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデスクの天板に係
り、特に複数の天板ユニットを接続して広大な面積のデ
スク(テーブル、カウンター)を構成するための天板に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、使用者が特定されないノンア
ドレスデスクやカウンター等においては、広大な天板面
積を要するため、適宜単位長さおよび奥行寸法を有する
単位天板(天板ユニットという)を複数枚長手方向また
は奥行方向に連結して所要の面積を有するデスクやカウ
ンターを構成するようになされている。
【0003】このような製品においては、使用する人の
場所を限定しないために所要の強度を保ちつつ天板下の
下肢空間をフリーとし、かつ天板ユニット間の接合部が
極力目立たないようにすることが課題となる。
【0004】上記のような観点から、従来特公平1−1
2486号公報や特開平8−187128号公報に記載
の技術がある。
【0005】これら刊行物に所載の技術は、所要の強度
を保ちながら下肢空間をフリーとすることに関してはそ
の課題を達成しているが、天板ユニット間の接合部を目
立たなくすることに関しては考慮ははらわれていない。
【0006】またこれらとは別に、この種の製品の天板
の一般的な構成としては、鋼製薄板を曲げ加工により上
面側鋼板および下面側鋼板として適宜分割して形成し、
これらの間に鋼板製の補強材、ペーパーハニカム等の補
強材を介在させて溶接あるいは接着等により一体化し、
こうして製造された天板基材の端部に隣接する天板ユニ
ットの天板受部と係合する溝や、ピンを差込む穴等を加
工した木質材等研削可能な材料からなる側面部材を接着
などにより埋設するようにした構造、あるいは上面側お
よび下面側を構成する鋼板を溶接または接着等により中
空構造とし、両端部に前記と同様の側面部材を埋設し、
上記中空部内に合成樹脂を注入発泡させて密着させるよ
うにした構造が知られている。
【0007】そして天板の表面には、意匠的、耐久性の
面において向上を図るためにメラミン化粧板等の表面材
を貼る場合が多い。
【0008】上記のような構成を採る場合、天板ユニッ
ト間の接合部の接合精度を高めるため、前述の天板ユニ
ットの製作時に上面側および下面側の鋼製薄板や、メラ
ミン化粧板、側面部材を所定の天板サイズよりも若干大
きめに製作し、天板ユニットを組み合わせたのち最後に
側面部材を研削して所定のサイズに仕上げるようにする
ことが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記のように
して天板ユニットを製作するについても、メラミン化粧
板、鋼製薄板、側面部材(木質材)などの材料の硬度に
著しい差異があり、これらを一緒に研削するには専用の
研削機械を使用するか、あるいは研削速度を落として時
間を掛けて加工するなどの注意を払わないと天板ユニッ
ト間の接合部の精度管理が難しく、これらが起因してコ
ストアップになることが避けられなかった。
【0010】また上記のような天板構造では、所要の強
度を保ちつつ天板下の下肢空間をフリーにするために、
端部に設けられる端部脚と天板とを天板の長手方向に挿
通する連結杆とナットとを用いて締結することにより必
要な強度を得るようになされているが、この締結が弱い
と天板ユニットの接合部間に隙間が生じ、逆に締結が強
いと図11に示すように天板ユニットa,aの接合端に
ある木質材製の側面部材b,bの一部が変形し、上面側
鋼板c,c同士が盛り上がったり、場合によっては表面
材であるメラミン化粧材d,dが割れるなどの問題をも
たらすことになる。それ故、前記連結杆とナットとによ
る端部脚への締結には非常に高度な熟練技術が必要とさ
れるという問題点があった。
【0011】一方、前記側面部材を木質材で構成した場
合、天板ユニットの接合部にピンを使用して嵌合い構造
とするとき側面部材に形成されたピン穴が変形しやす
く、これが接合部にずれを生じるなどの不具合をもたら
す原因ともなっている。また側面部材を製作したときの
条件と使用する際の条件との温度、湿度の差、あるいは
水をこぼしたような場合などで側面部材に膨張、収縮等
の形状変化を起こし、これが原因となって天板ユニット
の接合部に影響を与えている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、広大な面積を
有し所要の強度を保ちながら天板下の下肢空間をフリー
とし、天板ユニットの接合部(継ぎ目)を目立たなくす
ることができるにもかかわらずコストアップを招くこと
がなく、しかも組立てに際に特別高度の技術を必要とす
ることなく簡単に組立てることができ、温度や湿度の変
化に対しても形状変化を生じることのない構造の天板を
提供することを課題としてなされたものである。
【0013】上記課題を提供する手段として本発明は、
上面側鋼板および下面側鋼板とその間に介在する補強材
とにより構成された天板基材の接合端部に側面部材を有
する天板ユニットを設け、この天板ユニットの前記側面
部材を相互に接合して連結することにより所要面積の天
板とするものにおいて、前記側面部材は軽金属により形
成された型材からなり、その主体部分の隣接天板ユニッ
トへの接合端側の上面から水平方向に延びる延長部を有
し、この延長部の先端部上面に前記上面側鋼板の厚み相
当の段差を有する堤部を設け、この上面側鋼板および前
記堤部上面にかけて表面材を接合してなり、該延長部の
堤部の範囲で研削することにより天板ユニットの寸法合
わせを行うようにしたことにある。
【0014】上記側面部材の主体部分は閉断面の中空構
造とすることが剛性を増すうえにおいて好ましい。また
構成材料としては軽量なアルミニウムを用いた押出し材
であることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。図1はノンアドレスデスクの
場合を、図2はカウンターの場合の組立て状態を示して
おり、図1のノンアドレスデスクでは4枚の天板ユニッ
ト1,1…を接合連結して天板が構成され、図2のカウ
ンターは2枚の天板ユニット1′,1′を接合連結して
構成される場合を示している。
【0016】図3〜図7はノンアドレスデスク用の天板
ユニット1の組立て過程を分りやすく分解図(図3〜図
5は下面側からみた図)として示すもので、鋼製薄板を
その長手方向端部が所要の折曲加工された上面側鋼板2
と下面側鋼板3とをその間に鋼板製やペーパーコア等の
補強材4,4…を介在して溶接または接着等により固着
することにより天板基材5(図4示)が形成される。こ
のとき天板基材5の端部では上面側鋼板2より下面側鋼
板3が若干短くされている。
【0017】前記天板基材5の接合端部5aには側面部
材6が取付けられる。この側面部材6は、アルミニウム
等の軽金属による押出し成形材からなり、その断面形状
は図8に示すように扁平角形の閉断面を有する中空構造
の主体部分7と、この主体部分7の上面と略同一面をな
してその一側外方へ延在される延長部8とで構成され、
この延長部8の末端部は上面側鋼板2の厚み相当の段差
を有し所要幅を有する堤部9が形成されている。
【0018】したがって上記延長部8側の主体部分7の
下面には、デスクの中間脚10上に固設される天板受1
1(図9示)の厚み相当の段差部12が形成されてい
る。
【0019】また前記主体部分7の下面の略半幅程度の
位置に段差13を有し、この段差13の位置に下面側鋼
板3の端部がおかれて固着されている。したがって上記
段差13と下面側鋼板3の厚み相当の段差が生じ、この
段差部分に前記天板受11の脚片11aが納まるように
なっている。
【0020】前記側面部材6の主体部分7の端部には、
図4に示すようにプラスチック等からなる化粧用埋栓1
4の脚部14aが嵌着され、この埋栓14の外部形状は
天板基材5の前縁部側となる断面形状と等しくなるよう
に形成されている。また上面側鋼板2から前記堤部9の
上面にかけてメラミン化粧板等の表面材16が貼られて
いる。
【0021】前記天板ユニット1の手元側となる前縁部
1a内には従来と同様に連結用ロッド15,15が前縁
部1aと平行に貫通され、その端部が図1に示す端部脚
17,17の上部の天板受18に専用のナット部材1
9,19により締着することで組付けられるようになっ
ている。
【0022】上記組立て時における天板ユニット1の寸
法合わせについては、図8(A),(B)に示すように
側面部材6の延長部8の堤部9の範囲内で天板サイズL
を定め、その堤部9の研削位置Cまで研削することによ
り寸法を定める。このとき上面側鋼板2の端部は堤部9
には至っていないので、研削されるのは側面部材6と表
面材16のみであり、容易に研削することができる。
【0023】このようにして天板ユニット1の寸法を所
定サイズに仕上げたのちその接合端を図9のように中間
脚10上に固設の天板受11の載せ、天板ユニット1,
1の側面部材6,6の研削済みの延長部8,8端を付き
合わせれば軽金属製の側面部材6,6の研削面同士が隙
間なく密接した状態におかれる。
【0024】こうして前記連結用ロッド15の端部を端
部脚17,17の天板受18,18に通してナット部材
19,19で締結すれば、前記側面部材6,6の延長部
8,8端の端面同士が圧着され、これと同時に表面材1
6,16も隙間なく密着される。
【0025】なお、図1に示すノンアドレスデスクは、
長手方向中央において天板ユニット1,1間に間隔をあ
け、その内部下方にOA機器用の配線ダクト、通信用機
器、電源プラグ、その他作業に必要な機器類を納める収
納部20が設けられており、その開口部には通線用開口
21a,21aが開閉自在とされた蓋21,21…が被
冠され、天板ユニット1,1…の上面と同一面におかれ
るようになされている。
【0026】図10は、図2に示したカウンターの天板
ユニット1′の場合を裏面側からみた図として示すもの
で、この例では天板ユニット1′,1′を長手方向に連
結するのみで天板が構成されるので、天板ユニット
1′,1′の前後縁1′a,1′bとも上面側鋼板2を
折曲して体裁が整えられ、また側面部材6の両端に埋栓
14,14が嵌着される点が前述の天板ユニット1と異
るが、他の構成は同じであり、組立てについても同様で
ある。
【0027】なお前記天板基板5の上面側鋼板2と下面
側鋼板3との間に発泡性合成樹脂を注入して発泡させた
うえで表面材16を貼るようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、天
板ユニットの接合時における寸法合わせは軽金属製の側
面部材の延長部で上面側鋼板が存在しない堤部の範囲に
おいて研削すればよいので研削が容易かつ正確にでき、
隣接する天板ユニットの側面部材との接合部を隙間なく
突き合わせることができ、継ぎ目を全く目立たなくする
ことができる。
【0029】また側面部材が軽金属による型材からなる
ので、温度や湿度の変化により影響を受けることがな
く、化粧板の継ぎ目の盛り上がりや、隙間の発生などの
不具合を生じることがない。
【0030】さらに側面部材は押出し成形によって得ら
れるので安価であり、寸法合わせは延長部を用いるので
主体部分に影響がなく、各種天板ユニットに対し共通部
材として使用することができる。さらに側面部材の主体
部分を閉断面の中空構造とすれば剛性が高く、強度を高
め、曲がり等の狂いの発生が防がれて天板ユニット間の
接合部の精度を長期にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象としてのノンアドレスデスク
の組立て状態を示す斜視図。
【図2】同、カウンターの斜視図。
【図3】図1のノンアドレスデスク用の天板ユニットの
組立て過程を示す下面側からみた一部の分解斜視図。
【図4】同、側面部材の取付け状況を示す斜視図。
【図5】同、側面部材を取付けた状態を示す下面側から
みた部分斜視図。
【図6】同、化粧板の取付状況を示す斜視図。
【図7】同、取付け完了状態を示す部分斜視図。
【図8】(A),(B)は天板ユニットの寸法合わせの
過程を示す図7のA−A相当の拡大断面図。
【図9】天板ユニット同士の接合部を示す図1のB−B
相当の拡大断面図。
【図10】図2のカウンター用の天板ユニットの組立て
過程を示す下面側からみた斜視図。
【図11】従来技術の不具合い点を示す天板ユニット接
合部の断面図。
【符号の説明】
1,1′ 天板ユニット 2 上面側鋼板 3 下面側鋼板 4 補強材 5 天板基材 6 側面部材 7 主体部分 8 延長部 9 堤部 10 中間脚 11,18 天板受 12 段差部 13 段差 14 埋栓 15 連結用ロッド 16 表面材(化粧板) 17 端部脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬 間 利 光 愛知県犬山市羽黒新田字笹野1番地 株式 会社稲葉製作所犬山工場内 (72)発明者 知 久 清 東京都大田区矢口2丁目5番25号 株式会 社稲葉製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面側鋼板および下面側鋼板とその間に介
    在する補強材とにより構成された天板基材の接合端部に
    側面部材を有する天板ユニットを設け、この天板ユニッ
    トの前記側面部材を相互に接合して連結することにより
    所要面積の天板とするものにおいて、前記側面部材は軽
    金属により形成された型材からなり、その主体部分の隣
    接天板ユニットへの接合端側の上面から水平方向に延び
    る延長部を有し、この延長部の先端部上面に前記上面側
    鋼板の厚み相当の段差を有する堤部を設け、この上面側
    鋼板および前記堤部上面にかけて表面材を接合してな
    り、該延長部の堤部の範囲で研削することにより天板ユ
    ニットの寸法合わせを行うようにしたことを特徴とする
    天板。
  2. 【請求項2】前記側面部材の主体部分が閉断面の中空構
    造とされている請求項1記載の天板。
JP34928697A 1997-12-18 1997-12-18 天 板 Pending JPH11178646A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044312A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Itoki Corp カウンター什器における天板の支持装置
JP2013154455A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Koji Sangyo Kk 作業台
JP2021087472A (ja) * 2019-12-02 2021-06-10 株式会社ナイキ スチール製天板
JP2023169121A (ja) * 2022-05-16 2023-11-29 アルフィン株式会社 天板及び屋内外装置品

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JP2007044312A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Itoki Corp カウンター什器における天板の支持装置
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