JPH1117759A - 多値直交振幅変調装置、多値直交振幅復調装置及びこれらに用いるプログラムを記録した記録媒体並びに多値直交振幅変調方法 - Google Patents

多値直交振幅変調装置、多値直交振幅復調装置及びこれらに用いるプログラムを記録した記録媒体並びに多値直交振幅変調方法

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JPH1117759A
JPH1117759A JP9170653A JP17065397A JPH1117759A JP H1117759 A JPH1117759 A JP H1117759A JP 9170653 A JP9170653 A JP 9170653A JP 17065397 A JP17065397 A JP 17065397A JP H1117759 A JPH1117759 A JP H1117759A
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】復調時のAFC動作において、周波数誤差の検
出精度を向上させ、引込み速度を早くし、引込み後のA
FCの制御を安定にする。 【解決手段】ディジタルデータはコンステレーションマ
ッピング装置3に与えられる。コンステレーションマッ
ピング装置3は、ディジタルデータをワード単位でシン
ボルに対応させ、対応させたシンボルの座標値である
I,Q信号を出力する。コンステレーションマッピング
装置3はシンボルをコンステレーションの外周形状が正
方形となるように配置を定義している。I,Q信号はロ
ールオフフィルタ4,5によって帯域制限された後、直
交変調器8によって直交変調されて出力される。コンス
テレーションの位相45度上の平均的なシンボルの振幅
が大きいので、復調側のAFC動作において位相誤差の
検出精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、32QAM、12
8QAM等に好適な多値直交振幅変調装置、多値直交振
幅復調装置及びこれらに用いるプログラムを記録した記
録媒体並びに多値直交振幅変調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、信号レベルが2値のディジタル信
号を伝送するために用いられるディジタル変調方式とし
てQAM(直交振幅変調)(Quadrature Amplitude Mo
dulation )方式が知られている。
【0003】QAMは、IQ平面上の格子状の各座標点
にシンボルを配置し、各シンボルに所定ビット数のディ
ジタル符号を割り当てることにより作成される。図16
及び図17はシンボルの幾何学的な配置の様子を表した
コンステレーションを示す説明図である。図16及び図
17は丸印によってシンボルを示している。
【0004】QAMでは、IQ平面上に配置するシンボ
ルの総数によって、1シンボルに割り当てて伝送可能な
ビット数が決定される。例えば、各象限に4個ずつシン
ボルを配置した16QAMでは1シンボルで4ビットの
データを伝送することができ、各象限に16個ずつシン
ボルを配置した64QAMでは1シンボルで6ビットの
データを伝送することができる。
【0005】QAM変調器においては、ディジタルデー
タを所定のビット数毎にパラレルに変換し、変換したパ
ラレルデータをIQ平面上の各シンボルに割り当てる。
シンボルのI,Q軸の値(I信号及びQ信号)を直交変
調して、伝送するQAM被変調波が作成される。QAM
復調器においては、I,Q信号からIQ平面上のシンボ
ル位置を求めて、元のデータを得る。QAM復調器は、
受信信号のキャリア周波数を検出し、キャリア周波数を
用いた直交検波によってI,Q信号を求める。
【0006】このようなQAM復調器における同期検波
においては、復調シンボルの絶対位相を得る必要がある
ので、キャリア再生において周波数制御だけでなく位相
制御も必要となる。即ち、QAM復調器では、直交検波
回路にAFC(自動周波数制御)ループを構成する。更
に、この直交検波回路の出力を同期検波する同期検波回
路にPLL(位相同期ループ)回路を構成することによ
って最終的なキャリア同期を得て、I,Q信号を再生す
るようになっている。
【0007】ところで、QAM復調器においてシンボル
位相を検出する場合には、処理を簡単にするために、デ
ータシーケンスが全て第1象限に存在するものとして処
理し、キャリア位相45°を中心として位相を検出する
コンステレーション除去という手法が用いられることが
ある。第2乃至第4象限に関しては回転移動して第1象
限に存在するものとして処理を行うのである。この場合
には、AFCループによるキャリア再生において、1シ
ンボル期間に±45°以上の位相変化を生じる周波数離
調は、シンボルの位相変化と区別することができず検出
不能であるという制約が生じる。シンボルレートに対し
て、45°/360°=1/8までの周波数離調が検出
可能であり、例えば、シンボルレートが8MHzの場合
には、45°を中心として±1MHzまでの周波数離調
が検出可能である。
【0008】また、QAMにおいては、伝送路中の妨害
等によって発生する復調誤りを低減するために、IQ平
面上のシンボルに対する符号の割り当てに際して、グレ
イコードマッピングが採用される。隣接するシンボルは
他のシンボルよりも誤って識別される復調誤りの発生確
率が最も高いので、グレイコードマッピングにおいて
は、IQ平面上で隣接するシンボル間のシンボル間距離
を最小の1にするように各シンボルに符号を割り当て
る。図16は、このグレイコードマッピングによって各
シンボルに符号が割り当てられている。
【0009】図16及び図17は夫々32QAM及び1
28QAMのコンステレーションを示している。IQ平
面上のシンボル数が2の2n(nは自然数)乗である場
合には、コンステレーションの外郭が正方形となってグ
レイコードマッピングが可能であるが、32QAM及び
128QAM等においては、図16及び図17に示すよ
うに、コンステレーションが正方形にならない。また、
この場合には、一部のシンボル間において符号間距離が
3となる疑似グレイコードマッピングが採用される。
【0010】例えば、32QAMでは、図16に示すよ
うに、各象限に8個のシンボルを配置すると共に、各シ
ンボルをI,Q原点からできるだけ近い位置に配置す
る。従って、原点からシンボルまでの距離で表される
I,Q軸の振幅が大きくなる部分、即ち、コンステレー
ション外周の正方形の角にあたる位置にはシンボルが配
置されない。また同様に、128QAMにおいては、図
17に示すシンボル配置が採用される。この場合におい
ても、IQ平面上の各象限で振幅が大きい外側4個分の
格子点にシンボルが配置されない。
【0011】QAM復調器においては、上述したよう
に、キャリア位相45°を中心として周波数誤差を検出
するAFCループを採用している。AFCループでは、
キャリア位相45°上の原点から遠いシンボルを用いる
ことによって高精度の位相検出が可能である。しかしな
がら、32QAM及び128QAM等においては各象限
の振幅が大きい部分にシンボルが配置されないことか
ら、64QAM及び256QAM等に比して、位相検出
の検出精度が低いという問題がある。この結果、AFC
ループによる周波数誤差検出の精度も低く、AFCルー
プの引込み速度が遅くなり、また周波数誤差検出の動作
自体も不安定であり、所定の周波数範囲に引込んだ後
に、再度AFCループのロックが外れてしまうことがあ
るという問題もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、3
2QAM及び128QAM等の多値直交振幅変調方式に
おいては、IQ平面上の4つの象限において、振幅が大
きい部分にシンボルが配置されないことから、復調時の
AFC動作において、周波数誤差の検出精度が低く、引
込み速度が遅くなり、引込み後のAFCの制御が不安定
であるという問題点があった。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、コンステレーション全体の外周形状が正方
形となるようなシンボル配置を採用することにより、復
調時のAFC動作において、周波数誤差の検出精度を向
上させ、引込み速度を早くし、引込み後のAFCの制御
を安定にすることができる多値直交振幅変調装置、多値
直交振幅復調装置及びこれらに用いるプログラムを記録
した記録媒体並びに多値直交振幅変調方法を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
多値直交振幅変調装置は、直交する同相軸及び直交軸に
よるIQ平面上に配置された複数のシンボルに夫々割り
当てられた符号と入力ディジタル信号のワードとの比較
によって前記入力ディジタル信号をワード単位でシンボ
ルに対応させ、対応させたシンボルの前記IQ平面上の
座標値を出力するマッピング手段と、前記座標値を直交
する同相軸キャリア及び直交軸キャリアを用いて直交変
調して送信する変調手段とを具備し、前記マッピング手
段は、前記シンボルの前記IQ平面上における幾何学的
な配置の様子を表したコンステレーションの外周形状が
矩形となるように、前記シンボルの前記IQ平面上にお
ける配置を定義することを特徴とするものであり、本発
明の請求項4に係る多値直交振幅復調装置は、受信信号
が入力され前記受信信号から再生した同相軸キャリア及
び直交軸キャリアを用いて直交復調し復調出力を出力す
る復調手段と、直交する同相軸及び直交軸によるIQ平
面上に配置された複数のシンボルの前記IQ平面上にお
ける座標値と前記復調出力との比較によって前記復調出
力をシンボルに対応させ、対応させたシンボルに割り当
てられている符号を出力するデマッピング手段とを具備
し、前記デマッピング手段は、前記シンボルの前記IQ
平面上における幾何学的な配置の様子を表したコンステ
レーションの外周形状が矩形となるように、前記シンボ
ルの前記IQ平面上における配置を定義することを特徴
とするものであり、本発明の請求項5に係る多値直交振
幅変調方法は、直交する同相軸及び直交軸によるIQ平
面上にその幾何学的な配置の様子を表したコンステレー
ションの外周形状が矩形となるように配置された複数の
シンボルに夫々割り当てられている符号と入力ディジタ
ル信号のワードとの比較によって前記入力ディジタル信
号をワード単位でシンボルに対応させ、対応させたシン
ボルの前記IQ平面上の座標値を得るマッピング手順
と、前記座標値を直交する同相軸キャリア及び直交軸キ
ャリアを用いて直交変調して送信する変調手順とを具備
したことを特徴とするものであり、本発明の請求項7に
係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、直交する
同相軸及び直交軸によるIQ平面上における幾何学的な
配置の様子を表したコンステレーションの外周形状が矩
形となるように配置された複数のシンボルに夫々割り当
てられた符号と入力ディジタル信号のワードとを比較す
る処理と、この処理の比較結果に基づいて前記複数のシ
ンボルのうちの1つのシンボルを特定し、特定したシン
ボルの前記IQ平面上における座標値を出力する処理と
を実行させるためのプログラムを記録したものである。
【0015】本発明の請求項1において、マッピング手
段は、入力ディジタル信号のワードとシンボルに夫々割
り当てられた符号との比較によってワードをシンボルに
対応させ、対応させたシンボルのIQ平面上の座標値を
出力する。この場合において、マッピング手段は、コン
ステレーションの外周形状が矩形となるようにシンボル
の配置を定義する。座標値は変調手段によって直交変調
されて送信される。コンステレーションの外周形状が矩
形となる位置にシンボルが配置されているので、受信側
において、AFCループにおける位相誤差の検出精度が
向上する。
【0016】本発明の請求項4において、復調手段は、
受信信号を直交復調して復調出力を得る。デマッピング
手段は、復調出力と座標値との比較によって復調出力を
シンボルに対応させ、対応させたシンボルに割り当てた
符号を出力する。この場合において、シンボルはコンス
テレーションの外周形状が矩形となるように配置が定義
されている。即ち、受信信号は、コンステレーションの
位相45度上におけるシンボルの振幅が平均的に大き
く、復調手段におけるAFCループの位相誤差検出精度
が向上する。
【0017】本発明の請求項5においては、マッピング
手順では、シンボルに割り当てられた符号とワードとの
比較によってワードをシンボルに対応させ、対応させた
シンボルの座標値が得られる。この座標値は変調手順に
おいて直交変調されて送信される。シンボルはコンステ
レーションの外周形状を矩形とするように配置が定義さ
れている。
【0018】本発明の請求項7において、プログラムに
よってコンピュータは、シンボルに割り当てられた符号
とワードとを比較する。次に、コンピュータは、この比
較結果に基づいて、シンボルを特定し、特定したシンボ
ルの座標値を出力する。シンボルはコンステレーション
の外周形状が矩形となる位置に配置される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
多値直交振幅変調装置の一実施の形態を示すブロック図
である。
【0020】多値直交振幅変調装置1はコンステレーシ
ョンマッピング装置3,ロールオフフィルタ4,5、D
/A変換器6,7、直交変調器8及び局部発振器9によ
って構成されている。入力端子2には音声信号及び画像
信号等の2値のディジタルデータが入力される。このデ
ィジタルデータはコンステレーションマッピング装置3
に与えられる。
【0021】図2は図1中のコンステレーションマッピ
ング装置3の具体的な構成を示すブロック図である。ま
た、図3はコンステレーションマッピングを説明するた
めの説明図である。
【0022】コンステレーションマッピング装置3はシ
リアル/パラレル変換回路11及びマッピングROM12に
よって構成されている。シリアル/パラレル変換回路11
にはディジタルデータがシリアルに入力される。シリア
ル/パラレル変換回路11は、入力されたシリアルデータ
を変調方式に対応した所定ビット数のパラレルデータに
変換してマッピングROM12に出力するようになってい
る。
【0023】いま、図1の多値直交振幅変調装置1が3
2QAMを実現するものであるものとする。この場合に
は、5ビットのデータが1シンボルに割り当てられる。
シリアル/パラレル変換回路11は入力されたシリアルデ
ータを5ビットのパラレルデータに変換する。図2は入
力されるデータ列の例及びパラレル変換後のデータの例
も示している。いま、所定のタイミングにおいて、入力
端子2にデータ列“…01010101011101
…”が入力されるものとする。シリアル/パラレル変換
回路11は、所定のタイミングでシリアル/パラレル変換
を行って、例えば、シリアルのデータ列15,16をパラレ
ルデータ15′(“01010”),16′(“1011
1”)に変換して順次出力する。
【0024】マッピングROM12は、入力されるパラレ
ルデータとIQ平面上のシンボル位置との対応を示すテ
ーブルを有している。マッピングROM12はmビットの
パラレルデータを2のm乗個のシンボル位置を示す座標
データに変換する。図2の例では5ビットのパラレルデ
ータは32個のシンボル位置の座標データに変換され
る。IQ平面上のシンボル位置はI,Q軸の座標によっ
て表され、マッピングROM12は、I,Q軸の座標デー
タを8ビットのI,Q信号として出力端子13,14に出力
するようになっている。
【0025】本実施の形態においては、マッピングRO
M12は疑似グレイコードマッピングを採用すると共に、
コンステレーション全体の外周形状が正方形となるよう
にマッピングを行うようになっている。なお、32QA
Mに対応した場合には、コンステレーション上の隣接す
るシンボル相互間の符号間距離は最大で3である。
【0026】図3はマッピングROM12による上位2ビ
ット差動符号化32QAMに対応したこのようなシンボ
ルマッピングを示している。図3の破線白丸はシンボル
が配置されていない座標位置を示し、白丸及び黒丸はシ
ンボルが配置された座標位置を示している。また、数字
は各シンボルに割り当てた符号を示している。
【0027】図3に示すように、IQ平面の第1乃至第
4象限の各シンボルには夫々上位2ビットが“00”,
“10”,“11”,“01”の符号が割り当てられて
いる。QAMでは、再生キャリアの位相は0,π/2,
π,3π/2のいずれかとなる。このような再生キャリ
アの位相不確定性を考慮してシンボルマッピングを行っ
ている。即ち、上位2ビットの“00”,“10”,
“11”,“01”を夫々IQ平面の第1象限から反時
計回りに割り当てることにより、上位2ビットの差分値
を符号化する上位2ビット差動符号化を行った場合に、
シンボルをコンステレーション上で90度ずつ回転させ
て、位相不確定性を除去するようになっている。
【0028】また、図3では、隣接シンボル間の符号化
距離を最小にする疑似グレイコードマッピングが採用さ
れている。図3において、上下左右に隣接するシンボル
同士のうち白丸で示すシンボルと白丸で示すシンボルと
の間のみが符号間距離が3であり、隣接する他のシンボ
ル間では符号間距離は1となっている。
【0029】本実施の形態においては、マッピングRO
M12は、IQ平面上の各象限において、正方格子状の各
座標位置のうち原点からの距離が最も小さい座標位置に
はシンボルを配置せず、原点からの距離が大きい座標位
置にシンボルを配置するようになっている。即ち、本実
施の形態においては、原点からの距離が最も大きくキャ
リア位相が45°上の座標位置にもシンボルが配置され
ており、コンステレーションの外周形状は正方形になっ
ている。
【0030】即ち、32QAM及び128QAM等のよ
うに、従来コンステレーションの外周形状が正方形にな
らない変調方式において、原点に最も近いシンボルをコ
ンステレーションの外周の矩形の角の部分に配置するこ
とで、コンステレーションを表現するために必要なビッ
ト数を増加することなくマッピングを変更している。
【0031】例えば、マッピングROM12は、パラレル
データ“10001”に対して図3のシンボル17の座標
位置を示すI,Q信号を出力する。なお、マッピングR
OM12は、図2のパラレルデータ“01010”に対し
ては図3のシンボル15″の座標位置を示すI,Q信号を
出力し、パラレルデータ“10111”に対しては図3
のシンボル16″の座標位置を示すI,Q信号を出力す
る。
【0032】図1において、コンステレーションマッピ
ング装置3からのI,Q信号は夫々ロールオフフィルタ
4,5に供給されるようになっている。ロールオフフィ
ルタ4,5は、符号間干渉を除去するために、夫々入力
されたI,Q信号を帯域制限してD/A変換器6,7に
供給するようになっている。D/A変換器6,7は夫々
入力されたI,Q信号をアナログ信号に変換して直交変
調器8に出力するようになっている。
【0033】直交変調器8には局部発振器9の発振出力
も与えられる。局部発振器9は所定周波数で位相が90
度異なる2つのキャリアを出力する。直交変調器8は局
部発振器9からのキャリアとI,Q信号との乗算によっ
てI,Q信号を直交変調し、QAM被変調波を出力端子
10に出力するようになっている。
【0034】出力端子10からのQAM被変調波は、図示
しない増幅器及び周波数変換回路を経て、例えば高周波
(RF)信号に変換されて送信されるようになってい
る。
【0035】図4は本発明に係る多値直交振幅復調装置
の一実施の形態を示すブロック図である。
【0036】図1の多値直交振幅変調装置1によって作
成されたQAM被変調波はケーブル又は地上波等を用い
た伝送路によって伝送される。図4において、選局回路
22には、これらの伝送路を介して伝送されたRF信号が
入力される。選局回路22は受信信号から所望のチャンネ
ルを選局して中間周波(IF)信号をローパスフィルタ
(以下、LPFという)23に出力する。LPF23は入力
されたIF信号を帯域制限して多値直交振幅復調装置21
のA/D変換器24に出力するようになっている。
【0037】A/D変換器24は、後述するタイミング再
生回路29からのクロックを用いてIF信号をディジタル
信号に変換して直交検波回路25に出力する。直交検波回
路25は図示しない乗算器によって構成されており、後述
するAFC回路28から同相軸キャリア及び直交軸キャリ
アが与えられて、入力信号との乗算によって直交検波を
行い、ベースバンドのI,Q信号を得る。
【0038】直交検波回路25からのベースバンドのI,
Q信号はLPF26に与えられる。LPF26は入力された
I,Q信号の符号間干渉を除去して位相同期回路30、誤
差検出回路27及びタイミング再生回路29に出力する。誤
差検出回路27は、LPF26からのI,Q信号の周波数誤
差を検出して周波数誤差信号を作成する。例えば、誤差
検出回路27は、入力されたI,Q信号からIQ平面上で
のシンボル位置を求め、1シンボル毎にその位置を比較
してシンボル間の位相差を周波数誤差信号として求め
る。
【0039】誤差検出回路27からの周波数誤差信号はA
FC回路28に供給される。AFC回路28は、例えば図示
しないループフィルタ及び数値制御発振器(以下、NC
Oという)等によって構成されており、平滑化された周
波数誤差信号に応じて発振して、位相が90度異なる2
つのキャリアを再生して直交検波回路25に出力するよう
になっている。誤差検出回路27及びAFC回路28によっ
て、キャリア周波数を制御するAFC制御が行われる。
【0040】位相同期回路30は、図示しない複素乗算器
によって構成されており、後述するPLLフィルタ32か
ら同相軸キャリア及び直交軸キャリアが与えられて、入
力されたI,Q軸の複素信号と同相軸キャリア及び直交
軸キャリアとの乗算によって同期検波を行い、I,Q軸
の検波出力を判定/デマッピング回路33に出力するよう
になっている。
【0041】位相同期回路30の出力は誤差検出回路31に
も与えられる。誤差検出回路31は、I,Q信号からキャ
リア位相誤差を検出して位相誤差信号を作成する。誤差
検出回路31からの位相誤差信号はPLLフィルタ32に供
給される。PLLフィルタ32は、例えば図示しないルー
プフィルタ及びNCO等によって構成されており、平滑
化された位相誤差信号に応じて発振し、位相が90度異
なる2つのキャリアを位相同期回路30に出力するように
なっている。誤差検出回路31及びPLLフィルタ32によ
って、PLL制御が行われて、再生キャリアの位相誤差
が除去される。
【0042】タイミング再生回路29は、LPF26から
I,Q信号が与えられ、そのサンプリング位相を検出し
てクロックを再生しA/D変換器24に供給するようにな
っている。これにより、タイミング再生回路29は、A/
D変換器24によるサンプリングがディジタル変調のデー
タ間隔に一致するようにフィードバック制御を行うよう
になっている。
【0043】判定/デマッピング回路33は、同期検波に
よって得られたI,Q信号を元のディジタルデータに戻
して誤り訂正回路31に出力するようになっている。図5
は図4中の判定/デマッピング回路33の具体的な構成を
示すブロック図である。また、図6は判定/デマッピン
グROM43の判定を説明するための説明図である。
【0044】位相同期回路30からのI,Q信号は夫々端
子41,42を介して判定/デマッピングROM43に供給さ
れる。判定/デマッピングROM43は、IQ平面上のシ
ンボル位置と割り当てるパラレルデータとの対応を示す
送信(変調)側と同様のテーブルを有しており、入力さ
れるI,Q信号によってIQ平面上のシンボル位置を判
定し、判定したシンボル位置に応じたパラレルデータを
出力するようになっている。
【0045】例えば、判定/デマッピングROM43に入
力されるI,Q信号によって示される座標位置が図6の
○印で示す座標位置46であるものとする。この場合に
は、判定/デマッピングROM43は、図6の破線で示し
たI,Q軸方向の各閾値と座標位置46とを比較すること
により、この座標位置46の本来の座標位置はシンボル1
5″の位置であるものと判定し、このシンボル15″に割
り当てられたパラレルデータ“01010”を出力す
る。
【0046】なお、本実施の形態においては、IQ平面
上の原点に最も近い座標位置には、図6の破線○印に示
すように、シンボルは配置されていない。
【0047】パラレル/シリアル変換回路44は、入力さ
れたパラレルデータをシリアルデータに変換して出力端
子45に出力するようになっている。出力端子45からのシ
リアルデータは判定/デマッピング回路33の出力として
誤り訂正回路34に供給される。誤り訂正回路34は、入力
されたシリアルデータに誤り訂正処理を施して出力端子
35を介して出力するようになっている。
【0048】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図7乃至図11を参照して説明する。
【0049】いま、送信側において、例えば、図2に示
すシリアルのデータ列15,16を含む一連のデータを多値
直交振幅変調して送信するものとし、32QAMを用い
た例について説明する。データ列15,16を含むシリアル
データは図1の入力端子2を介してコンステレーション
マッピング装置3に供給される。コンステレーションマ
ッピング装置3のシリアル/パラレル変換回路11によっ
て、シリアルデータ列15,16はパラレルデータ15′,1
6′に変換されてマッピングROM12に与えられる。
【0050】マッピングROM12は、マッピングを行っ
て、入力されたパラレルデータをIQ平面上のシンボル
位置を示す座標データに変換する。例えば、パラレルデ
ータ15′,16′は、夫々マッピングROM12によって、
図3のシンボル15″,16″の座標位置を示すI,Q信号
に変換される。
【0051】本実施の形態においては、マッピングRO
M12は、疑似グレイコードマッピングを採用すると共
に、コンステレーション全体の外周形状が正方形となる
ようにマッピングを行う。たとえば、パラレルデータ
“10001”については、図3のシンボル17に示すよ
うに、IQ平面上で原点からの距離が最も大きい座標位
置に割り当てる。
【0052】マッピングROM12からのI,Q信号は、
夫々端子13,14を介してロールオフフィルタ4,5に供
給される。ロールオフフィルタ4,5によってI,Q信
号は帯域制限された後に、D/A変換器6,7に供給さ
れる。D/A変換器6,7は夫々入力されたI,Q信号
をディジタル信号に変換して直交変調器8に出力する。
【0053】直交変調器8は、局部発振器9からのキャ
リアとI,Q信号との乗算によってI,Q信号を直交変
調し、QAM被変調波を出力端子10に出力する。出力端
子10からのQAM被変調波は、図示しない増幅器及び周
波数変換回路を経て、例えば高周波(RF)信号に変換
されて送信される。
【0054】図1の多値直交振幅変調装置1によって作
成されたQAM被変調波は図示しない伝送路を介して伝
送される。受信側においては、図4の選局回路22によっ
て受信信号から所望のチャンネルが選局され、選局され
たIF信号はLPF23によって帯域制限される。このI
F信号はA/D変換器24に与えられて、ディジタル信号
に変換された後直交検波回路25に供給される。
【0055】直交検波回路25はAFC回路28から同相軸
及び直交軸の再生キャリアが与えられて、入力されたI
F信号とこれらの再生キャリアの乗算によって直交検波
を行ってI,Q信号を得る。このI,Q信号はLPF26
によって符号間干渉が除去されて出力される。
【0056】LPF26の出力は、周波数同期を達成する
ために、誤差検出回路27及びAFC回路28によるAFC
ループに供給されると共に、位相同期回路30に与えられ
て、誤差検出回路31及びPLLフィルタ32によるPLL
ループによって位相同期が達成される。
【0057】即ち、位相同期回路30は、LPF26からの
I,Q信号とPLLフィルタ32からの再生キャリアとの
乗算によって同期検波を行って、I,Q軸の検波出力を
得る。位相同期回路30からのI,Q信号は誤差検出回路
31に与えられて、キャリア位相誤差が検出される。誤差
検出回路31からの位相誤差信号はPLLフィルタ32に与
えられて、位相誤差が除去された再生キャリアが位相同
期回路30に供給される。こうして、位相同期回路30は、
完全なキャリア同期が得られた再生キャリアを用いて、
I,Q信号を再生する。
【0058】位相同期回路30からのI,Q信号は、判定
/デマッピング回路33に供給される。判定デマッピング
回路33の判定/デマッピングROM43は、入力された
I,Q信号を夫々IQ平面上の閾値と比較する。
【0059】図7は判定/デマッピングROM43による
シンボル判定を説明するための説明図である。図7に示
すように、判定/デマッピングROM43は、IQ平面上
に配置したシンボル(丸印)を等間隔に区画する閾値を
定め、入力されたI,Q信号を夫々破線で示したI軸の
閾値51及びQ軸の閾値52と大小比較する。判定/デマッ
ピングROM43は、I,Q信号が閾値51,52によって区
画された領域のうちのいずれの領域内の位置を示してい
るかを求め、求めた領域内の丸印で示したシンボルを
I,Q信号が示しているものと判定する。
【0060】例えば、I,Q信号が図6の白丸の位置46
を示すものである場合には、判定/デマッピングROM
43は、位置46が閾値55乃至58によって区画された領域内
に存在することを検出して、I,Q信号はこの領域内の
シンボル15″を示すものであると判定して、このシンボ
ル15″に割り当てられれたパラレルデータ“0101
0”を出力する。
【0061】このようにして判定/デマッピングROM
43によって順次判定出力されたパラレルデータはパラレ
ル/シリアル変換回路44によってシリアルデータに変換
されて出力端子45から誤り訂正回路34に供給される。誤
り訂正回路34は、入力されたデータに誤り訂正処理を施
して出力端子35から出力する。
【0062】ところで、AFCループを構成する誤差検
出回路27は、入力されたI,Q信号からIQ平面におけ
るシンボル位置を求め、1シンボル毎にシンボル位置を
比較することにより、シンボル間の位相差を検出してい
る。
【0063】例えば、所定の時刻tでサンプリングされ
たQAMシンボルのIQ平面上の直交座標を(Xt ,Yt
)とし、次の時刻(t+1)でサンプリングされたQA
Mシンボル座標を(Xt +△x,Yt +△y)とする。
また、(Xt ,Yt )の極座標表示を(Rt ,θt )と
し、(Xt +Δx,Yt +Δy)の極座標表示を(Rt
+Δr,θt+△θ)とする。
【0064】所定のシンボルの伝送信号について、A/
D変換器24に入力されるIF信号のキャリア周波数とA
FC回路28が出力する再生キャリアの周波数との差は、
Δθに比例する。AFCループは、この△θを求めるこ
とにより、入力信号のキャリア周波数と再生キャリア周
波数との差を知り、再生キャリア周波数と入力信号キャ
リア周波数とを一致させるように動作する。
【0065】AFCループは順次入力されるI,Q信号
からΔθを求める。この場合、符号の変化に応じてコン
ステレーション内のシンボル位置は変化するが、一般的
なデータ伝送においては、その変化は乱数的であるの
で、十分な時間の平均をとることで符号の変化に伴う位
相変化を打ち消すことができ、△θはキャリア周波数ズ
レを反映した位相ズレと見なすことができる。
【0066】△θはシンボル座標(Xt ,Yt )と(X
t +△x,Yt +Δy)によって下記(1)式に示すこ
とができる。
【0067】 Δθ=Arctan{(Yt +Δy)/(Xt +△x)} −Arctan(Yt /Xt ) (1) 一方、入力信号はA/D変換器24によってサンプリング
されることから、△xとΔyとは次式に示すように、所
定の最小値(量子化刻み)αの整数倍でのみ表現され
る。
【0068】Δx=nα,Δy=mα (但し、
n,mは整数) Xt とYt とが共に量子化刻みαに対して比較的小さい
値である場合には、上記(1)式の右辺の第1項の計算
結果はαの値の影響を大きく受ける。つまり、量子化刻
みαの値の大きさによって△θの精度が決定される。
【0069】一方、Xt 及びYt が量子化刻みαに対し
て比較的大きな値である場合には、(1)式の(Yt +
△y)/(Xt +Δx)の値はαの値の影響をあまり受
けない。従って、高精度のΔθを得るためには、Xt ,
Yt が大きい値、即ち、IQ平面上で原点からの距離が
大きいシンボルを用いてキャリア位相誤差を検出した方
がよいことが分かる。
【0070】本実施の形態においては、図3及び図6に
示すように、キャリア位相45°上の振幅が最も大きい
シンボルを用いたマッピングを行っている。従って、A
FCループにおける位相検出において、キャリア位相4
5°上の振幅が最も小さいシンボルに代えて、振幅が最
も大きいシンボルを用いることができるので、検出精度
を著しく向上させることができる。
【0071】図8は検出精度を説明するための説明図で
ある。例えば、単純に原点からの距離で振幅を比較する
と、32QAMでは原点から最も離れたシンボルの振幅
は原点に最も近いシンボルの振幅の5倍である。図8に
示すように、第1象限においてシンボルが回転している
ものとすると、同一周波数では原点から最も離れたシン
ボルは最も近いシンボルに対して5倍の長さを遷移す
る。即ち、振幅が大きいシンボルを用いると、周波数誤
差の検出精度も向上し、AFCループの引き込み速度を
早くすることができると共に、AFC動作を安定させる
ことができる。
【0072】しかし、QAMシンボルのうち、単純に原
点からの距離が大きいシンボルのみを選別して△θの検
出に用いた場合には、θ検出に用いるデータ数が減少し
てしまい、再生キャリア周波数の制御の精度が低下する
という短所がある。
【0073】そこで、図1及び図4の実施の形態におい
ては、IQ平面の原点に近接するシンボルを最も遠い位
置に移動させており、Δθ検出に用いるデータ数を減少
させることなく、Δθの検出に用いるシンボルとして原
点からの距離が大きいシンボルの数を増加させることが
でき、データ数の減少による△θ検出精度を低下させる
ことなく、△θの検出精度を向上させることができる。
これにより、AFCの周波数同期時間を短縮することが
できると共に、周波数同期後の安定性を向上させること
ができる。
【0074】このように、本実施の形態においては、3
2QAM及び128QAM等においては、原点に近接し
ていたシンボルをコンステレーションの外周形状で原点
から遠い矩形の角に配置することで、原点から遠いシン
ボルを用いたΔθの検出が可能となる。また、従来例で
はコンステレーションの外周をなす矩形の角にはシンボ
ルがマッピングされていなかったので、本実施の形態に
おいてはシンボルの総数は従来例と同数であり、また、
変調波電力も従来例とほぼ同様である。また、シンボル
配置は従来例と異なるが、シンボル判定の閥値は従来と
同様の設定でよいので、回路構成が容易であるという利
点もある。
【0075】図9は従来例におけるシンボル判定を説明
するための説明図である。従来例においても、I,Q軸
の閾値61,62を設定し、受信したI,Q信号の値を夫々
I,Q軸の閾値61,62と比較することにより、受信シン
ボルがコンステレーション上のいずれの領域にあるかを
判定する。即ち、図7と図9との比較から明らかなよう
に、本実施の形態では、従来例における原点近傍のシン
ボルAを原点から最も離れた位置のシンボルA′に配置
しているが、シンボル判定の閥値は変更する必要はな
い。
【0076】このため、従来例に対して、変調側ではシ
ンボルマッピング回路、復調側ではデマッピング回路を
変更することにより、本実施の形態は容易に構成可能で
ある。
【0077】なお、本実施の形態は32QAMについて
説明したが、他の多値直交振幅変復調方式に対応させる
ことができることは明らかであり、例えば128QAM
にも適用可能である。図10は128QAMにおけるシ
ンボル配置を示す説明図である。128QAMにおいて
も、32QAMと同様に、コンステレーションの外周形
状を正方形にするように、各象限の原点に近い小振幅の
4つのシンボルを原点からの距離が最も多いコンステレ
ーションの外周形状の矩形の角の部分に配置している。
【0078】また、32QAMのコードマッピング法
は、図3に限定されるものではない。コンステレーショ
ン全体における符号間距離が変わらなければ、どのよう
なコードの割り当てを採用してもよいことは当然であ
る。また、図3では上位2ビット差動符号化32QAM
のマッピングの例を示したが、差動符号化に限定したも
のではない。例えば、差動符号化を考慮しない場合に
は、32QAMのコードマッピングとして例えば図11
示すマッピング法が考えられる。図11では、各象限に
おいて○印で示すシンボル同士の符号間距離は3であ
り、他のシンボル間の符号間距離は1の擬似グレイコー
ドでシンボル配置を行っている。
【0079】また、上記各実施の形態においては、コン
ステレーションのマッピング及びデマッピングにROM
を用いた例を説明したが、例えばアンド回路及びオア回
路等を用いた論理回路によって実現することができるこ
とは明らかである。
【0080】更に、32QAM及び128QAMの以外
の変調方式にも適用でき、これ以外の多値QAMの特に
シンボルの総数がk×k(kは自然数)ではなく、従来
のシンボル配置ではコンステレーションの外周形状が正
方形にならない変調方式に対して適用することにより、
キャリア周波数の検出精度を向上させることができる。
【0081】更に、シンボル全体の符号間距離が従来の
場合と同等となるように符号割り当てを行っているの
で、復調時のシンボル誤り率が低下することはない。
【0082】図12及び図13は本発明の他の実施の形
態を示すブロック図である。図12及び図13において
夫々図1及び図4と同一の構成要素には同一符号を付し
て説明を省略する。本実施の形態はコンステレーション
マッピング及びデマッピングをソフトウェアによって実
現可能にしたものである。
【0083】図12において、コンステレーションマッ
ピング装置3に代えてコンステレーションマッピング装
置71を採用すると共に、外部記憶装置72を設けた点が図
12の実施の形態と異なる。
【0084】外部記憶装置72は図示しない記憶媒体にコ
ンステレーションマッピングのためのソフトウェアを格
納しており、このソフトウェアを読出してコンステレー
ションマッピング装置71に供給することができるように
なっている。コンステレーションマッピング装置71は、
外部記憶装置72からのソフトウェアを実行することによ
り、コンステレーションマッピング装置3と同様の作用
を呈することができるようになっている。
【0085】図13において、判定/デマッピング回路
回路33に代えて判定/デマッピング回路81を採用すると
共に、外部記憶装置82を設けた点が図13の実施の形態
と異なる。
【0086】外部記憶装置82は図示しない記憶媒体にコ
ンステレーションの判定/デマッピングのためのソフト
ウェアを格納しており、このソフトウェアを読出して判
定/デマッピング回路81に供給することができるように
なっている。判定/デマッピング回路81は、外部記憶装
置82からのソフトウェアを実行することにより、判定/
デマッピング回路33と同様の作用を呈することができる
ようになっている。
【0087】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図14及び図15のフローチャートを参照
して説明する。図14はコンステレーションマッピング
における処理フローを示し、図15は判定/デマッピン
グにおける処理フローを示している。
【0088】変調側においては、コンステレーションの
マッピング処理のみが図1の実施の形態と異なる。コン
ステレーションマッピング装置71は、外部記憶装置72か
らコンステレーションマッピング用のプログラムをロー
ドして、コンステレーションマッピングを行う。図14
のステップT1 乃至T5 において、コンステレーション
マッピング装置71は、入力されたシリアルデータをNビ
ットのパラレルデータに変換する。
【0089】即ち、コンステレーションマッピング装置
71にシリアルデータが1ビット入力される毎に、ステッ
プT2 においてカウント用の変数Cがインクリメントさ
れて処理をステップT3 に移行する。ステップT3 では
入力シリアルデータを保持する入力バッファ内のデータ
Dinを1ビット左にシフトさせ、次のステップT4で
入力バッファの空いた下位ビットに入力ビットInを挿
入して、処理をステップT1 に移行する。
【0090】ステップT1 のNは各シンボルに割り当て
る符号のビット数を示しており、変数CがNに到達する
と、ステップT5 においてデータDinを比較用のバッ
ファにパラレルデータDdとして転送する。例えば、3
2QAMに対応させた場合には、Nは5であり、入力バ
ッファに5ビット分のデータが保持されると、比較用バ
ッファに5ビットのパラレルデータDdが転送され、ス
テップT6 において変数C及び入力バッファが“0”に
初期化される。
【0091】図14のS1 乃至SM は夫々2のN乗(=
M)個のシンボルS1 乃至SM に割り当てたパラレルデ
ータを示している。また、R(S1 )乃至R(SM )は
夫々コンステレーション上のシンボルS1 乃至SM の複
素座標を示している。本実施の形態においては、各シン
ボルS1 乃至SM によるコンステレーションの外周形状
は矩形となるように、R(S1 )乃至R(SM )の複素
座標が規定されている。
【0092】ステップT7 では比較用バッファに格納さ
れたパラレルデータDdがシンボルS1 に割り当てられ
たパラレルデータS1 に一致しているか否かが判定され
る。一致している場合には、ステップT8 において、こ
のシンボルS1 の複素座標R(S1 )を出力バッファの
内容Deとして出力して、処理を終了する。
【0093】ステップT7 でバッファに格納されたパラ
レルデータDdがパラレルデータS1 に一致していない
場合には、処理をステップT9 に移行してパラレルデー
タDdがシンボルS2 に割り当てられたパラレルデータ
S2 に一致しているか否かが判定される。一致している
場合には、ステップT10において、シンボルS2 の複素
座標R(S2 )が出力バッファの内容Deとして出力さ
れる。
【0094】以後同様にして、比較用バッファのパラレ
ルデータDdと各シンボルS3 乃至S(M-1) に割り当て
られたパラレルデータS3 乃至S(M-1) とが一致するま
で、順次比較が行われる。一致した場合には、そのシン
ボルの複素座標を出力バッファの内容Deとして出力し
て処理を終了する。
【0095】ステップT11において、パラレルデータD
dがパラレルデータS(M-1) に一致していないことが判
断された場合には、ステップT13において、シンボルS
M の複素座標R(SM )を出力バッファの内容Deとし
て出力する。
【0096】こうして、コンステレーションマッピング
装置71の図示しない出力バッファから図3と同様のマッ
ピングによるI,Q信号が出力される。他の作用は図1
の実施の形態と同様である。
【0097】一方、復調側においては、コンステレーシ
ョンの判定及びデマッピング処理のみが図4の実施の形
態と異なる。判定/デマッピング回路81は、外部記憶装
置82からコンステレーションの判定及びデマッピング用
のプログラムをロードして、コンステレーションの判定
及びデマッピングを行う。判定/デマッピング回路81に
は、変調器側のコンステレーションマッピング装置71の
出力に対応したI,Q信号が入力される。即ち、図14
のステップT8 ,T10,T12,T13によって得られた出
力バッファの内容と同様の信号が得られる。
【0098】判定/デマッピング回路81に入力される信
号のI軸成分をIm(De)としQ軸成分をRe(D
e)とする。図15のステップT21乃至T28及びステッ
プT31乃至T38によって、I,Q信号がいずれのシンボ
ルを示すものであるかを判定する。ステップT21,T31
において、夫々Re(De),Im(De)を変数Re
r,Reiに代入する。ステップT22では変数Rerが
閾値K1 よりも小さいか否かが判定される。K1 よりも
小さい場合には、ステップT23において、Q軸成分につ
いてはこの閾値K1 以下で閾値K1 にQ軸座標の値が最
も近いシンボルのQ軸座標をバッファDdrに格納し
て、処理をステップT39に移行する。
【0099】ステップT22で変数Rerが閾値K1 以上
であるものと判定された場合には処理をステップT24に
移行して、変数Rerが閾値K2 よりも小さいか否かが
判定される。K2 よりも小さい場合には、ステップT25
において、Q軸成分についてはこの閾値K2 以下で閾値
K2 にQ軸座標の値が最も近いシンボルのQ軸座標をバ
ッファDdrに格納して、処理をステップT39に移行す
る。
【0100】以後同様にして、変数Rerが閾値K3 ,
K4 ,…,Kgよりも小さいものと判定されるまで、順
次比較が行われる。閾値よりも小さい場合には、その閾
値以下でその閾値に最も近いQ軸座標を有するシンボル
のQ軸座標をバッファDdrに格納して処理をステップ
T39に移行する。
【0101】同様に、ステップT32乃至T38において、
変数Reiが閾値L1 ,L2 ,…,Lgよりも小さいと
判定されるまで順次比較が行われ、閾値よりも小さい場
合には、その閾値以下でその閾値に最も近いI軸座標を
有するシンボルのI軸座標をバッファDdiに格納して
処理をステップT39に移行する。
【0102】ステップT39においては、座標が(Dd
r,Ddi)で与えられるシンボルG(Ddr,Dd
i)に割り当てられたパラレルデータDfが得られる。
このパラレルデータDfは、ステップT41乃至T45の処
理によって元のシリアルデータに戻される。
【0103】即ち、パラレルデータDfはステップT43
において最下位ビットが出力バッファDoutに供給さ
れる。次のステップT44ではパラレルデータDfは右に
1ビットだけシフトされる。ステップT41,T42によっ
て変数CがインクリメントされながらNに到達したか否
かが判断される。なお、32QAMではNは5である。
ステップT41乃至T44によってパラレルデータDfはシ
リアルデータに変換されて出力バッファDoutから出
力される。ステップT45では変数C及び出力バッファD
outは初期化されて処理は終了する。
【0104】このように、本実施の形態においては、ソ
フトウェア処理によってコンステレーションマッピング
及びデマッピングが可能である。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンステレーション全体の外周形状が正方形となるような
シンボル配置を採用することにより、復調時のAFC動
作において、周波数誤差の検出精度を向上させ、引込み
速度を早くし、引込み後のAFCの制御を安定にするこ
とができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多値直交振幅変調装置の一実施の
形態を示すブロック図。
【図2】図1中のコンステレーションマッピング装置3
の具体的な構成を示すブロック図。
【図3】図1中のコンステレーションマッピング装置3
のマッピングを説明するための説明図。
【図4】本発明に係る多値直交振幅復調装置の一実施の
形態を示すブロック図。
【図5】図4中の判定/デマッピング回路33の具体的な
構成を示すブロック図。
【図6】図4中の判定/デマッピング回路33のデマッピ
ングを説明するための説明図。
【図7】実施の形態を説明するための説明図。
【図8】実施の形態を説明するための説明図。
【図9】従来例におけるデマッピングを説明するための
説明図。
【図10】128QAMに対応した本実施の形態におけ
る他のコンステレーションマッピングを説明するための
説明図。
【図11】本実施の形態における他のコンステレーショ
ンマッピングを説明するための説明図。
【図12】本発明の他の実施の形態に係る多値直交振幅
変調装置を示すブロック図。
【図13】本発明の他の実施の形態に係る多値直交振幅
復調装置を示すブロック図。
【図14】図12の実施の形態におけるコンステレーシ
ョンマッピングにおける処理フローを示すフローチャー
ト。
【図15】図13の実施の形態におけるは判定/デマッ
ピングにおける処理フローを示すフローチャート。
【図16】シンボルの幾何学的な配置の様子を表したコ
ンステレーションを示す説明図。
【図17】シンボルの幾何学的な配置の様子を表したコ
ンステレーションを示す説明図。
【符号の説明】
3…コンステレーションマッピング装置、4,5…ロー
ルオフフィルタ、6,7…D/A変換器、8…直交変調
器、9…局部発振器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交する同相軸及び直交軸によるIQ平
    面上に配置された複数のシンボルに夫々割り当てられた
    符号と入力ディジタル信号のワードとの比較によって前
    記入力ディジタル信号をワード単位でシンボルに対応さ
    せ、対応させたシンボルの前記IQ平面上の座標値を出
    力するマッピング手段と、 前記座標値を直交する同相軸キャリア及び直交軸キャリ
    アを用いて直交変調して送信する変調手段とを具備し、 前記マッピング手段は、前記シンボルの前記IQ平面上
    における幾何学的な配置の様子を表したコンステレーシ
    ョンの外周形状が矩形となるように、前記シンボルの前
    記IQ平面上における配置を定義することを特徴とする
    多値直交振幅変調装置。
  2. 【請求項2】 前記マッピング手段は、前記シンボルを
    前記IQ平面上の同相軸及び直交軸方向に等間隔に格子
    状に配置すると共に、前記ワードのパターン数が2のj
    乗(jは2以上の偶数)でない場合には、前記IQ平面
    の原点近傍における格子位置にシンボルを配置しないこ
    とによって前記コンステレーションの外周形状を正方形
    にすることを特徴とする請求項1に記載の多値直交振幅
    変調装置。
  3. 【請求項3】 前記マッピング手段は、前記コンステレ
    ーションの外周形状が正方形となるようにIQ平面にお
    けるシンボル位置が定義された各シンボルの座標値と前
    記各シンボルに夫々割り当てられた符号との対応を示す
    テーブルと、 前記入力ディジタル信号の各ワードと前記符号との一致
    によって前記テーブルから座標値を読出して出力する出
    力手段とを具備したことを特徴とする請求項1に記載の
    多値直交振幅変調装置。
  4. 【請求項4】 受信信号が入力され前記受信信号から再
    生した同相軸キャリア及び直交軸キャリアを用いて直交
    復調し復調出力を出力する復調手段と、 直交する同相軸及び直交軸によるIQ平面上に配置され
    た複数のシンボルの前記IQ平面上における座標値と前
    記復調出力との比較によって前記復調出力をシンボルに
    対応させ、対応させたシンボルに割り当てられている符
    号を出力するデマッピング手段とを具備し、 前記デマッピング手段は、前記シンボルの前記IQ平面
    上における幾何学的な配置の様子を表したコンステレー
    ションの外周形状が矩形となるように、前記シンボルの
    前記IQ平面上における配置を定義することを特徴とす
    る多値直交振幅復調装置。
  5. 【請求項5】 直交する同相軸及び直交軸によるIQ平
    面上にその幾何学的な配置の様子を表したコンステレー
    ションの外周形状が矩形となるように配置された複数の
    シンボルに夫々割り当てられている符号と入力ディジタ
    ル信号のワードとの比較によって前記入力ディジタル信
    号をワード単位でシンボルに対応させ、対応させたシン
    ボルの前記IQ平面上の座標値を得るマッピング手順
    と、 前記座標値を直交する同相軸キャリア及び直交軸キャリ
    アを用いて直交変調して送信する変調手順とを具備した
    ことを特徴とする多値直交振幅変調方法。
  6. 【請求項6】 前記マッピング手順は、前記IQ平面上
    に原点を中心とした矩形を定め、この矩形の中に前記ワ
    ードのパターン数以上で最少のk×k(kは自然数)個
    の格子点を設定し、前記格子点の数よりも前記ワードの
    パターン数の方が少ない場合には、前記格子点のうち前
    記原点近傍の格子点以外の格子点にのみシンボルを定義
    し、各シンボルに割り当てた符号と前記ワードとの一致
    によって前記ワードに対応したシンボルの座標位置を出
    力することを特徴とする請求項5に記載の多値直交振幅
    変調方法。
  7. 【請求項7】 直交する同相軸及び直交軸によるIQ平
    面上における幾何学的な配置の様子を表したコンステレ
    ーションの外周形状が矩形となるように配置された複数
    のシンボルに夫々割り当てられた符号と入力ディジタル
    信号のワードとを比較する処理と、 この処理の比較結果に基づいて前記複数のシンボルのう
    ちの1つのシンボルを特定し、特定したシンボルの前記
    IQ平面上における座標値を出力する処理とを実行させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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