JPH11177411A - 半導体集積回路とその消費電力の低減方法 - Google Patents

半導体集積回路とその消費電力の低減方法

Info

Publication number
JPH11177411A
JPH11177411A JP9342376A JP34237697A JPH11177411A JP H11177411 A JPH11177411 A JP H11177411A JP 9342376 A JP9342376 A JP 9342376A JP 34237697 A JP34237697 A JP 34237697A JP H11177411 A JPH11177411 A JP H11177411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
semiconductor integrated
circuit
integrated circuit
dynamic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9342376A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Shibue
安夫 渋江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9342376A priority Critical patent/JPH11177411A/ja
Publication of JPH11177411A publication Critical patent/JPH11177411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリチャージ期間中のダイナミック回路の貫
通電流を低減し、以って、消費電力を小さくした半導体
集積回路を提供する。 【解決手段】 第1の極性のMOSトランジスタP1
と、前記第1の極性のMOSトランジスタP1のゲート
にクロックをくわえるためのクロックライン10と、前
記第1の極性のMOSトランジスタP1のソースに接続
される第2の極性のMOSトランジスタN1、N2、N
3からなる論理回路C1と、前記第1の極性のMOSト
ランジスタP1のソースに入力が接続される出力バッフ
ァB1とからなるダイナミック回路11を複数設けると
共に、前段のダイナミック回路11(12)の出力が後
段のダイナミック回路12(13)を制御するようにし
た半導体集積回路において、前記出力バッファB1を前
記クロックCLKで制御するように構成したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路と
その消費電力の低減方法に係わり、特に、マイクロプロ
セッサ等に用いられている論理回路用のダイナミック回
路の消費電力の低減に好適な半導体集積回路とその消費
電力の低減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来技術を示す回路図、図4
(a)はクロックの電位と各ノードの電位の変化を示す
図、図4(b)は貫通電流を示す図である。図3の構成
を更に詳しく説明すると、ダイナミック回路21は、P
MOSトランジスタP11と、PMOSトランジスタP
11のソースとグランド間に設けられた、NMOSトラ
ンジスタN11,N12を縦続接続した2入力NAND
回路C11と、PMOSトランジスタP11のソースに
入力が接続された出力バッファB11とで構成され、ダ
イナミック回路21は、次段のダイナミック回路22を
コントロールするように構成している。
【0003】又、ダイナミック回路22は、PMOSト
ランジスタP12と、PMOSトランジスタP12のソ
ースとグランド間に設けられたNMOSトランジスタN
14,N16を縦続接続した回路と、NMOSトランジ
スタN16に並列に設けたNMOSトランジスタN15
とからなる論理回路とで構成され、NMOSトランジス
タN15のゲートには出力バッファB11を介してダイ
ナミック回路11の出力が入力され、又、NMOSトラ
ンジスタN16のゲートにはNORゲートG11を介し
てクロックを反転させた信号/CLKが入力されるよう
に構成している。
【0004】同様に、ダイナミック回路23は、PMO
SトランジスタP13と、PMOSトランジスタP13
のソースとグランド間に設けられたNMOSトランジス
タN17,N19を縦続接続した回路と、NMOSトラ
ンジスタN19に並列に設けたNMOSトランジスタN
18とからなる論理回路とで構成され、NMOSトラン
ジスタN18のゲートには出力バッファB12を介して
ダイナミック回路22の出力が入力され、又、NMOS
トランジスタN19のゲートにはNORゲートG12を
介してクロックを反転させた信号/CLKが入力される
ように構成している。
【0005】このように構成したダイナミック回路で
は、CLKがHからLになるとPMOSトランジスタP
11〜P13がオン状態になりプリチャージ期間にな
る。このとき、信号/CLKがLからHに変化するた
め、NORゲートG11,G12の出力はLになり、そ
れぞれを入力とするダイナミック回路22,23のNM
OSトランジスタN16,N19がオフになる。プリチ
ャージが開始する前に各NMOSトランジスタN11〜
N17が全てオンであったから、それぞれのダイナミッ
ク回路22,23のプリチャージが開始されるのは、N
MOSトランジスタN16、N19以外にN11又はN
12、N14又はN15、N17又はN18がオフにな
ってからである。そして、そのためにはそれぞれのNM
OSトランジスタの入力信号即ち、前段のダイナミック
回路の出力がLにならなければならず、それは各ダイナ
ミック回路がプリチャージ動作をおこなうことでなされ
る。即ち、この図の回路では、ダイナミック回路21の
プリチャージ動作が終わってから、次段のダイナミック
回路22のプリチャージが開始し、ダイナミック回路2
2のプリチャージが終了してから次の段のダイナミック
回路23のプリチャージが開始される。
【0006】上記した従来のダイナミック回路において
は、一つのダイナミック回路のプリチャージが終了する
まで、その次の段のダイナミック回路のプリチャージが
開始しない。即ち、それまでの間はそのダイナミック回
路のNMOSトランジスタはオン状態のままであり、P
MOSトランジスタもクロックCLKがLの期間はオン
状態になっているため、貫通電流が流れ続ける。即ち、
(1)CLKがH→L、(2)ノード11をプリチャー
ジ(L→H)、(3)ノード12がH→L、(4)ノー
ド13がプリチャージ(L→H)、(5)ノード14が
H→L、(6)ノード15をプリチャージ、という順番
にプリチャージ動作が伝搬する。そして、クロックCL
KがLになってからノード12がLになるまで、または
ノード14がLになるまでの間、PMOSトランジスタ
P12又はP13から、NMOSトランジスタN15ま
たはN18をとおって貫通電流i1,i2が流れ続け
る。
【0007】図4(a)はクロックと各ノードの電位の
変化を示しており、図4の(b)は貫通電流を示してい
る。このように、従来のダイナミック回路では、貫通電
流が大となり、クロックが速くなるのにともない消費電
流が増大するという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、プリチャージ期間
中のダイナミック回路の貫通電流を低減し、以て、消費
電力を低減した新規な半導体集積回路とその消費電力の
低減方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる半
導体集積回路の第1態様は、第1の極性のMOSトラン
ジスタと、前記第1の極性のMOSトランジスタのゲー
トにクロックをくわえるためのクロックラインと、前記
第1の極性のMOSトランジスタのソースに接続される
第2の極性のMOSトランジスタからなる論理回路と、
前記第1の極性のMOSトランジスタのソースに入力が
接続される出力バッファとからなるダイナミック回路を
複数設けると共に、前段のダイナミック回路の出力が後
段のダイナミック回路を制御するようにした半導体集積
回路において、前記出力バッファを前記クロックで制御
するように構成したものであり、又、第2態様は、前記
出力バッファには、前記クロックと180度位相の異な
る信号がくわえられることを特徴とするものであり、
又、第3態様は、前記出力バッファには、前記クロック
と同相の信号がくわえられることを特徴とするものであ
る。
【0010】又、本発明に係わる半導体集積回路の消費
電力の低減方法の態様は、ダイナミック回路を複数設
け、前段のダイナミック回路の出力が後段のダイナミッ
ク回路を制御するようにした半導体集積回路において、
前記ダイナミック回路の出力バッファをクロックで制御
することで、ダイナミック回路の電流を低減せしめるこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係わる半導体集積回路
は、第1の極性のMOSトランジスタと、前記第1の極
性のMOSトランジスタのゲートにクロックをくわえる
ためのクロックラインと、前記第1の極性のMOSトラ
ンジスタのソースに接続される第2の極性のMOSトラ
ンジスタからなる論理回路と、前記第1の極性のMOS
トランジスタのソースに入力が接続される出力バッファ
とからなるダイナミック回路を複数設けると共に、前段
のダイナミック回路の出力が後段のダイナミック回路を
制御するようにした半導体集積回路において、前記出力
バッファを前記クロックで制御するように構成したもの
であるから、プリチャージが開始すると同時に、出力バ
ッファの出力がLレベルになるので、論理回路を構成す
る第2の極性のMOSトランジスタがオフになり、従っ
て、貫通電流が著しく低減する。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係わる半導体集積回路とそ
の消費電力の低減方法の具体例を図面を参照しながら詳
細に説明する。図1は、本発明に係わる半導体集積回路
の具体例を示す回路図であって、図には、第1の極性の
MOSトランジスタP1と、前記第1の極性のMOSト
ランジスタP1のゲートにクロックをくわえるためのク
ロックライン10と、前記第1の極性のMOSトランジ
スタP1のソースに接続される第2の極性のMOSトラ
ンジスタN1、N2、N3からなる論理回路C1と、前
記第1の極性のMOSトランジスタP1のソースに入力
が接続される出力バッファB1とからなるダイナミック
回路11を複数設けると共に、前段のダイナミック回路
11(12)の出力が後段のダイナミック回路12(1
3)を制御するようにした半導体集積回路において、前
記出力バッファB1を前記クロックCLKで制御するよ
うに構成した半導体集積回路が示され、更に、ダイナミ
ック回路11を複数設け、前段のダイナミック回路11
(12)の出力が後段のダイナミック回路12(13)
を制御するようにした半導体集積回路において、ダイナ
ミック回路11の出力バッファB1を前記クロックCL
Kで制御することで、後段のダイナミック回路12(1
3)の電流を低減せしめる半導体集積回路の消費電力の
低減方法が示されている。
【0013】この具体例を更に詳しく説明すると、ダイ
ナミック回路11は、PMOSトランジスタP1と、P
MOSトランジスタP1のソースとグランド間に設けら
れたNMOSトランジスタN1、N2、N3を縦続接続
した3入力NAND回路C1と、PMOSトランジスタ
P1のソースに入力が接続された出力バッファB1とで
構成され、ダイナミック回路11は、次段のダイナミッ
ク回路12をコントロールするように構成している。
【0014】同様に、ダイナミック回路12(13)
は、PMOSトランジスタP2(P3)と、PMOSト
ランジスタP2(P3)のソースとグランド間に設けら
れたNMOSトランジスタN4、N5、N6(N7、N
8、N9)を縦続接続した3入力NAND回路C2(C
3)と、PMOSトランジスタP2(P3)のソースに
入力が接続された出力バッファB2(B3)とで構成さ
れ、ダイナミック回路12(13)は、次段のダイナミ
ック回路13(図示せず)をコントロールするように構
成している。
【0015】又、出力バッファB1、B2、B3は、本
回路の場合、NORゲートで構成され、この回路には、
クロックCLKを反転させた信号/CLKを入力してい
る。このように構成した図1のダイナミック回路におい
て、クロックCLKがHからLに変化すると、PMOS
トランジスタP1、P2、P3がオン状態になり、ノー
ド1へのプリチャージが開始する。
【0016】この場合、ノード1への電荷のチャージ
は、ノード1に形成された容量へ電荷が蓄積される。こ
の時、クロックCLKを反転させた信号/CLKは、L
からHに変化し、この信号が出力バッファB1、B2、
B3にくわえられているから、出力バッファであるNO
Rゲートの出力は、全てLになる。
【0017】これにより、出力バッファB1、B2、B
3の出力信号を受ける次段のダイナミック回路のNMO
SトランジスタN6、N9がオフになるため、ノード
1、3、5からNMOSトランジスタN1〜N3、N4
〜N6、N7〜N9を流れる貫通電流i0、i1、i2
は停止する。従って、図3に示した回路では、後段のダ
イナミック回路ほど貫通電流の流れる時間が長かった
が、この発明によれば、ダイナミック回路の貫通電流は
短時間のみ流れるから、電流も小さくなり、消費電力を
低減する。
【0018】なお、出力バッファは、ダイナミック回路
のノード1、3、5を確実に制御できれば、どのような
ゲートで構成しても良い。又、上記説明では、第1の極
性をP型とし、第2の極性をN型として説明したが、反
対の極性で構成してもよいことは勿論である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ダイナミック回路の出
力バッファをクロック信号でコントロールしているた
め、前段のダイナミック回路がプリチャージを開始する
ためのクロック信号を受けてダイナミック回路のプリチ
ャージが開始してから、次段以降のダイナミック回路の
NMOSトランジスタがオフ状態になるまでの時間が短
縮される。
【0020】このため、プリチャージ期間中にダイナミ
ック回路を流れる貫通電流を著しく低減させる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路の一例を示す回路図で
ある。
【図2】(a)は、図1のクロックと各ノードの電位の
変化を示す図、(b)は、貫通電流を示す図である。
【図3】従来技術の一例を示す回路図である。
【図4】(a)は、図3のクロックと各ノードの電位の
変化を示す図、(b)は、貫通電流を示す図である。
【符号の説明】
P1 第1の極性のMOSトランジスタ N1〜N9 第2の極性のMOSトランジスタ B1〜B3 出力バッファ C1〜C3 論理回路 CLK クロック信号 1〜5 ダイナミックノード(ノード) 10 クロックライン 11、12、13 ダイナミック回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の極性のMOSトランジスタと、前
    記第1の極性のMOSトランジスタのゲートにクロック
    をくわえるためのクロックラインと、前記第1の極性の
    MOSトランジスタのソースに接続される第2の極性の
    MOSトランジスタからなる論理回路と、前記第1の極
    性のMOSトランジスタのソースに入力が接続される出
    力バッファとからなるダイナミック回路を複数設けると
    共に、前段のダイナミック回路の出力が後段のダイナミ
    ック回路を制御するようにした半導体集積回路におい
    て、 前記出力バッファを前記クロックで制御するように構成
    したことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記出力バッファには、前記クロックと
    180度位相の異なる信号がくわえられることを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記出力バッファには、前記クロックと
    同相の信号がくわえられることを特徴とする請求項1記
    載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 ダイナミック回路を複数設け、前段のダ
    イナミック回路の出力が後段のダイナミック回路を制御
    するようにした半導体集積回路において、 前記ダイナミック回路の出力バッファをクロックで制御
    することで、ダイナミック回路の電流を低減せしめるこ
    とを特徴とする半導体集積回路の消費電力の低減方法。
  5. 【請求項5】 前記出力バッファには、前記クロックと
    180度位相の異なる信号がくわえられることを特徴と
    する請求項4記載の半導体集積回路の消費電力の低減方
    法。
  6. 【請求項6】 前記出力バッファには、前記クロックと
    同相の信号がくわえられることを特徴とする請求項4記
    載の半導体集積回路の消費電力の低減方法。
JP9342376A 1997-12-12 1997-12-12 半導体集積回路とその消費電力の低減方法 Pending JPH11177411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9342376A JPH11177411A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 半導体集積回路とその消費電力の低減方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9342376A JPH11177411A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 半導体集積回路とその消費電力の低減方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11177411A true JPH11177411A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18353257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9342376A Pending JPH11177411A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 半導体集積回路とその消費電力の低減方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11177411A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3980431B2 (ja) バッファ回路とバッファツリー及び半導体装置
JPH08288827A (ja) 短絡電流および突然の故障の無い論理ビルディングブロック
JP2000174606A (ja) Mosトランジスタ出力回路
JP2805466B2 (ja) メモリのアドレス遷移検出回路
US6114886A (en) Output buffer circuit
EP1684431B1 (en) Inverting dynamic register with data-dependent hold time reduction mechanism
US6965254B2 (en) Dynamic logic register
US7173456B2 (en) Dynamic logic return-to-zero latching mechanism
JPH11177411A (ja) 半導体集積回路とその消費電力の低減方法
JP2002026697A (ja) フリップフロップ回路
JPH09261021A (ja) 信号遷移検出回路
EP0489734B1 (en) High-speed dynamic cmos circuit
EP1542364B1 (en) Dynamic logic register
JPH0456412A (ja) Mos型論理回路
JPH05290582A (ja) 出力バッファ回路
JP3531418B2 (ja) 半導体回路
JPH1131962A (ja) データバス出力回路
JP3586099B2 (ja) 半導体論理回路
JP3019761B2 (ja) Cmos集積回路
JP2798641B2 (ja) 半導体集積回路
JPH02220294A (ja) 半導体装置における出力回路
JP2647460B2 (ja) バスプリチャージ回路及び高速論理システム
JPH01175414A (ja) 半導体集積回路
JPH11154857A (ja) 演算回路
JPH0677807A (ja) 出力バッファ回路