JP3531418B2 - 半導体回路 - Google Patents

半導体回路

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JP3531418B2
JP3531418B2 JP11774497A JP11774497A JP3531418B2 JP 3531418 B2 JP3531418 B2 JP 3531418B2 JP 11774497 A JP11774497 A JP 11774497A JP 11774497 A JP11774497 A JP 11774497A JP 3531418 B2 JP3531418 B2 JP 3531418B2
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枢 山崎
博昭 南部
一男 金谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体回路に係
り、特にその論理回路のプリチャージ方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例を示す図であり、従来の半
導体回路の構成を示している。INV1〜INVq(q=2
k+1,k=0,1,2,…)はインバータ、NAはN
ANDゲート、MPはPMOSトランジスタ、LBLは
論理ブロック、VDD,VSSは電源、CKは外部クロ
ック信号、Nはノード、CKPはプリチャージ信号、
A,Bは論理入力信号、Oは論理出力信号である。ま
た、図5はLBLの構成例を示した図である。MN1,
MN2はNMOSトランジスタ、A,Bは論理入力信号
である。
【0003】以上の構成において、図3の従来回路の動
作について図4を用いて説明する。図4はLBLを図5
に示す回路で構成した場合の図3の回路の動作波形を概
略的に示しており、各時刻t0〜t26の間隔はΔtで
一定である。ただし、NAの遅延時間は無視している。
その理由は、出力CKPの容量がPMOSトランジスタ
MPおよび論理ブロックLBLの出力Oの容量に比べ十
分小さく、遅延時間は相対的に無視できる程小さいため
である。
【0004】まず、初期状態(時刻t0)において、
A,Bはいずれも低電位でLBL内のMN1,MN2は
いずれもオフ、またCKPは高電位でMPはオフ、Oは
高電位で高インピーダンスとなっている。この状態で、
A,Bがいずれも低電位から高電位に切替わると(時刻
t2)、Oは高電位から低電位に切替わる(時刻t2〜
t4)。その後、A,Bはいずれも再び低電位に切替わ
る(時刻t6)。
【0005】次に、プリチャージ信号発生回路におい
て、CKが低電位から高電位に切替わると(時刻t
7)、この時CKの遅延反転信号Nは高電位であるた
め、CKPは高電位から低電位に切替わる。これにより
MPがオンしプリチャージが開始され、Oは高電位に切
替わる(時刻t7〜t9)。その後、Nが高電位から低
電位に切替わるため(時刻t11)、CKPは低電位か
ら高電位に切替わる。これによりMPがオフしプリチャ
ージが完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体回路の動作サイ
クル時間(時刻t7〜t19)はプリチャージ信号CKP
のパルス幅すなわちプリチャージ期間(時刻t7〜t1
1)と論理出力信号保持期間(時刻t11〜t19)と
により決まるが、回路動作の安定性から論理出力信号保
持期間の短縮には限界がある。つまり、動作サイクル時
間の短縮にはプリチャージ期間の短縮が必要不可欠であ
る。
【0007】しかしながら、従来の半導体回路では、プ
リチャージ信号発生回路において外部クロック信号CK
のみを用いて発生したCKPにより論理出力Oのプリチ
ャージを行っている。そのため、論理回路およびプリチ
ャージ信号発生回路を構成する素子の電源変動,温度変
動,プロセスばらつき等を考慮し、Oを十分にプリチャ
ージできるように、プリチャージ期間に余裕を持たせて
設計する必要があり、プリチャージ期間(時刻t7〜t
11)が余裕分(時刻t9〜t11)だけ長くなるとい
う問題があった。
【0008】以下、この問題についてプロセスばらつき
を考慮した場合を例にとって説明する。図11,図12
はプロセスばらつき時の図3の回路の動作波形を概略的
に示しており、各時刻t0〜t26の間隔はΔtで一定
である。ただし、NANDゲートNAの遅延時間は図4
と同様無視している。
【0009】図11は、プリチャージ期間の余裕が最も
少なくなる条件、すなわちプロセスばらつきにより図3
の従来の半導体回路を構成する全てのNMOSトランジ
スタの特性が図4に示す場合よりも良くなった場合の動
作波形である。この場合、論理回路においては、論理ブ
ロックLBLはNMOSトランジスタで構成されるため
Oの立ち下がりは速くなるが(時刻t2〜t4(図4)と
t2〜t3(図11))、PMOSトランジスタMPの特
性は変わらないため立ち上がりは変わらない(時刻t7
〜t9(図4)とt6〜t8(図11))。
【0010】一方、プリチャージ信号発生回路において
は、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタ
で構成されるインバータINV1〜INVqの遅延時間
が小さくなるため(時刻t1〜t5(図4)とt1〜t
3(図11))、CKPのパルス幅は短くなり(時刻t
7〜t11(図4)とt6〜t8(図11))、Oの立
ち上がり時間と等しくなる。
【0011】つまり、従来の半導体回路の設計では、図
11のようにOの立ち上がり時間に対してプリチャージ
期間が相対的に減少した場合でもOをプリチャージでき
るようにするため、図4に示すようにプロセスばらつき
がない場合ではプリチャージ期間はOの立ち上がり時間
よりも余裕分すなわち2Δt(=t11−t9)だけ長
くする必要がある。
【0012】図12は、プリチャージ期間の余裕が最も
多くなる条件で、プロセスばらつきにより図3の従来の
半導体回路を構成する全てのNMOSトランジスタおよ
びPMOSトランジスタの特性がいずれも図4に示す場
合よりも悪くなった場合の動作波形である。この場合、
論理回路においては、Oの立ち下がりは遅くなり(時刻
t2〜t4(図4)とt2〜t6(図12))、Oの立
ち上がりも遅くなる(時刻t7〜t9(図4)とt9〜
t13(図12))。一方、プリチャージ信号発生回路
においては、インバータINV1〜INVqの遅延時間
が大きくなるため(時刻t1〜t5(図4)とt1〜t
9(図12))、プリチャージ期間は増加し(時刻t7
〜t11(図4)とt9〜t17(図12))、Oの立
ち上がり時間よりも4Δt(=t17−t13)長くな
る。
【0013】つまり、従来の半導体回路の設計では、図
4に示すようにプロセスばらつきがない場合でプリチャ
ージ期間をOの立ち上がり時間よりも余裕分すなわち2
Δt(=t11−t9)だけ長くしているため、図12
に示すようにOの立ち上がり時間およびプリチャージ期
間が全体的に増加した場合ではプリチャージ期間に持た
せた余裕もこれらに比例して増加する。
【0014】以上述べてきたように、従来の半導体回路
ではプリチャージ期間に余裕を持たせて設計する必要が
あるため、プリチャージ期間の短縮、すなわち動作サイ
クル時間の短縮にも限界があった。
【0015】本発明の目的は、プリチャージ回路を有す
る半導体回路において、プリチャージ期間に持たせる余
裕をなくすことでプリチャージ期間を短縮し、論理出力
信号の保持期間を短くすることなく回路動作を安定に保
ちつつ、動作サイクル時間を短縮することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の論理
入力およびそれらに対する論理出力を備えた論理ブロッ
クと、前記論理出力が決定する直前にプリチャージ信号
により前記論理出力ノードまたは前記論理ブロック内ノ
ードをプリチャージするプリチャージ回路とで構成され
る論理回路と、前記プリチャージ信号を発生するプリチ
ャージ信号発生回路とを備えた半導体回路において、前
記プリチャージ信号発生回路は、外部クロック信号と、
前記論理出力ノードの信号または前記論理ブロック内ノ
ードの信号とからパルス幅を制御したプリチャージ信号
を生成し前記プリチャージ回路に与える構成とすること
で達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施例を
示す図である。INVはインバータ、NAはNANDゲ
ート、MPはPMOSトランジスタ、LBLは論理ブロ
ック、VDD,VSSは電源、CKは外部クロック信
号、Nはノード、CKPはプリチャージ信号、A,Bは
論理入力信号、Oは論理出力信号である。
【0018】以上の構成において、図1の回路の動作に
ついて図2を用いて説明する。図2はLBLを図5に示
す回路で構成した場合の図1の回路の動作波形を概略的
に示しており、各時刻t0〜t26の間隔はΔtで一定
である。ただし、図4で述べたのと同じ理由からIN
V,NAの遅延時間は無視している。
【0019】まず、初期状態(時刻t0)において、
A,Bはいずれも低電位でLBL内のMN1,MN2は
いずれもオフ、またCKPは高電位でMPはオフ、Oは
高電位で高インピーダンスとなっている。この状態で、
A,Bがいずれも低電位から高電位に切替わると(時刻
t2)、Oは高電位から低電位に切替わる(時刻t2〜
t4)。その後、A,Bはいずれも再び低電位に切替わ
る(時刻t6)。
【0020】次に、プリチャージ信号発生回路におい
て、CKが低電位から高電位に切替わると(時刻t
6)、この時Oの反転信号Nは高電位であるため、CK
Pは高電位から低電位に切替わる。これによりMPがオ
ンしプリチャージが開始され、Oは高電位に切替わる
(時刻t6〜t8)。そして、Nが高電位から低電位に
切替わるため(時刻t8)、CKPは低電位から高電位
に切替わる。これによりMPがオフし、プリチャージが
完了する。したがって、プリチャージ期間は時刻t6〜
t8であり、Oの立ち上がり時間と等しい。
【0021】次に、プロセスばらつきを考慮した場合の
図1の回路の動作について説明する。図9,図10はプ
ロセスばらつき時の図1の回路の動作波形を概略的に示
しており、各時刻t0〜t26の間隔はΔtで一定であ
る。ただし、INV,NAの遅延時間は図2と同様無視
している。
【0022】図9は、図3の従来の半導体回路において
プリチャージ期間の余裕が最も少なくなる条件、すなわ
ちプロセスばらつきにより図1の回路を構成する全ての
NMOSトランジスタの特性が図2に示す場合よりも良くな
った場合の動作波形である。この場合、論理回路におい
ては、論理ブロックLBLはNMOSトランジスタで構
成されるためOの立ち下がりは速くなるが(時刻t2〜
t4(図2)とt2〜t3(図9))、PMOSトラン
ジスタMPの特性は変わらないため立ち上がりは変わら
ない(時刻t6〜t8(図2)とt6〜t8(図
9))。そのため、プリチャージ信号発生回路において
は、信号Nが高電位に切替わる時刻が早くなるが(時刻
t4からt3に)、CKPのパルス幅すなわちプリチャ
ージ期間は変化なく(時刻t6〜t8)、Oの立ち上が
り時間と等しい。
【0023】図10は、図3の従来の半導体回路におい
てプリチャージ期間の余裕が最も多くなる条件、すなわ
ちプロセスばらつきにより図1の回路を構成する全ての
NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタの特性が
いずれも図2に示す場合よりも悪くなった場合の動作波
形である。この場合、論理回路においては、Oの立ち下
がりは遅くなり(時刻t2〜t4(図2)とt2〜t6
(図10))、Oの立ち上がりも遅くなる(時刻t6〜
t8(図2)とt7〜t11(図10))。そのため、
プリチャージ信号発生回路においては、信号Nが高電位
に切替わる時刻が遅くなり(時刻t4からt6に)、低
電位に切替わる時刻が遅くなり(時刻t8からt11
に)、CKPのパルス幅すなわちプリチャージ期間はO
の立ち上がり時間に応じて長くなる(時刻t6〜t8か
ら時刻t7〜t11に)。
【0024】以上述べてきたように、本回路ではOがプ
リチャージにより高電位に切替わることでプリチャージ
期間が完了するようになっており、回路を構成する素子
の電源変動,温度変動,プロセスばらつき等によってO
の立ち上がり時間が変化しても、プリチャージ期間(時
刻t6〜t8)が立ち上がり時間に応じて変化するた
め、プリチャージ期間に余裕を持たせて設計する必要が
ない。そのため、図3の従来回路と比較して、回路を構
成する素子の電源変動,温度変動,プロセスばらつき等
がない場合ではプリチャージ期間を4Δt(=t11−
t7)(図4)から2Δt(=t8−t6)(図2)に
短縮でき、動作サイクル時間を12Δt(=t19−t
7)(図4)から10Δt(=t16−t6)(図2)に短
縮できる。また、プロセスばらつきによりNMOSトラ
ンジスタおよびPMOSトランジスタの特性がいずれも
悪くなった場合ではプリチャージ期間を8Δt(=t1
7−t9)(図12)から4Δt(=t11−t7)
(図10)に短縮でき、動作サイクル時間を16Δt
(=t25−t9)(図12)から12Δt(=t19
−t7)(図10)に短縮できる。
【0025】なお、INVを奇数段インバータに置き換
えても同様の議論が成立するのは明らかである。
【0026】図6は、本発明の第2の実施例を示す図で
ある。ORはORゲート、MPはPMOSトランジス
タ、LBLは論理ブロック、VDD,VSSは電源、/
CKは外部クロック否定信号、Nはノード、CKPはプ
リチャージ信号、A,Bは論理入力信号、Oは論理出力
信号である。
【0027】本回路は、Oが低電位かつ/CKが低電位
の時にのみCKPが高電位になることから、論理的には
図1に示す第1の実施例の回路と等価である。なお、O
を直接ORに入力しないで、偶数段インバータを介して
ORに入力しても同様の議論が成立するのは明らかであ
る。
【0028】図7は、本発明の第3の実施例を示す図で
ある。INV1〜INVr(r=2k,k=0,1,
2,…)、INVA,INVB,INVC,/INV
A,/INVBはインバータ、NA1,NA2はNAN
Dゲート、MP1,MP2,/MP1,/MP2,MP
OはPMOSトランジスタ、MN1〜MNn(n=1,
2,…),/MN1〜/MNn,MNO,MNDはNMO
Sトランジスタ、VDD,VSSは電源、CKは外部ク
ロック信号、CKPはプリチャージ信号、/CKPはプリ
チャージ否定信号、N1,N2,D,/Dはノード、S
1〜Snは論理入力信号、/S1〜/Snは論理入力否
定信号、Oは論理出力信号である。
【0029】以上の構成において、図7の回路の動作に
ついて説明する。初期状態において、S1〜Sn,/S
1〜/Snはいずれも低電位でMN1〜MNn,/MN
1〜/MNnはいずれもオフ、またCKは低電位、CK
Pは高電位でMP2,/MP2はいずれもオフ、D,/D
はいずれも高電位でMPO,MNOはいずれもオフ、O
は低電位で高インピーダンスとなっている。この状態
で、S1〜Snのうち1つ以上が低電位から高電位に切
替わった場合は、Dが高電位から低電位に切替わり、M
POがオンしOは低電位から高電位に切替わる。また、
/S1〜/Snのうち1つ以上が低電位から高電位に切
替わった場合は、/Dが高電位から低電位に切替わり、
MNOがオンしOは低電位のままとなる。その後、S1
〜Sn,/S1〜/Snはいずれも再び低電位に切替わ
る。
【0030】次に、プリチャージ信号発生回路におい
て、CKが低電位から高電位に切替わると、この時D,
/Dのいずれか一方は低電位であり、N1およびその遅
延反転信号N2はいずれも高電位であるため、CKPは
高電位から低電位に切替わり、/CKPは低電位から高
電位に切替わる。これにより、MP2,/MP2,MND
がいずれもオンしプリチャージが開始され、D,/Dは
いずれも高電位に切替わり、Oは低電位に切替わる。そ
の後、N1,N2がいずれも高電位から低電位に切替わ
るため、CKPは低電位から高電位に切替わる。これに
よりMP2,/MP2,MNDがいずれもオフしプリチ
ャージが完了する。
【0031】以上述べてきたように、第1の実施例同
様、本回路ではプリチャージ期間に余裕を持たせて設計
する必要がないため、プリチャージ期間の短縮、すなわ
ち動作サイクル時間の短縮が可能となる。
【0032】図8は、本発明の第4の実施例を示す図で
ある。論理回路の構成は図7と同じであるが、プリチャ
ージ信号発生回路の構成が異なる。NA1〜NA4はNA
NDゲート、CKは外部クロック信号、CKPはプリチャ
ージ信号、N1〜N3,D,/Dはノード、S1〜Sn
は論理入力信号、/S1〜/Snは論理入力否定信号、
Oは論理出力信号である。
【0033】以上の構成において、図8の回路の動作に
ついて説明する。初期状態において、S1〜Sn,/S
1〜/Snはいずれも低電位、N1は高電位,N2は低
電位,N3は高電位、CKは低電位、CKPは高電位、
D,/Dはいずれも高電位、Oは低電位で高インピーダ
ンスとなっている。この状態で、S1〜Snのうち1つ
以上が低電位から高電位に切替わった場合は、Dが高電
位から低電位に切替わり、Oは低電位から高電位に切替
わる。また、/S1〜/Snのうち1つ以上が低電位か
ら高電位に切替わった場合は、/Dが高電位から低電位
に切替わり、Oは低電位のままとなる。その後、S1〜
Sn,/S1〜/Snはいずれも再び低電位に切替わ
る。
【0034】次に、プリチャージ信号発生回路におい
て、CKが低電位から高電位に切替わると、N1が高電
位であるため、CKPは高電位から低電位に切替わる。
これによりプリチャージが開始され、D,/Dはいずれ
も高電位に切替わり、Oは低電位に切替わる。その後、
N3が高電位から低電位に切替わり、N2が低電位から
高電位に切替わり、この時CKが高電位であるため、N
1が高電位から低電位に切替わり、CKPは低電位から
高電位に切替わる。これによりプリチャージが完了す
る。なお、プリチャージ信号発生回路では、NA3,N
A4により構成されるラッチがあるため、プリチャージ
完了後でCKが高電位である時に論理入力信号が入って
D,/Dの一方が低電位となっても、プリチャージ状態
となることはなく、正しい論理出力を得ることができ
る。
【0035】以上述べてきたように、第1の実施例同
様、本回路ではプリチャージ期間に余裕を持たせて設計
する必要がないため、プリチャージ期間の短縮、すなわ
ち動作サイクル時間の短縮が可能となる。
【0036】なお、以上の実施例において、NMOSト
ランジスタとPMOSトランジスタとを逆にし、各電位
の高低関係を逆にしても、全く同様の議論が成り立つこ
とは明らかである。
【0037】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明の回路で
は、論理回路内でプリチャージされるノードがプリチャ
ージにより高電位に切替わることでプリチャージ期間が
完了するようになっており、回路を構成する素子の電源
変動,温度変動,プロセスばらつき等によってプリチャ
ージされるノードの立ち上がり時間が変化しても、プリ
チャージ期間が立ち上がり時間に応じて変化するため、
プリチャージ期間に余裕を持たせて設計する必要がな
い。そのため、プリチャージ期間を短縮でき、動作サイ
クル時間を例えば5/6〜3/4に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図。
【図2】LBLを図5に示す回路で構成した場合の図1
の回路の動作波形図。
【図3】従来例を示す回路図。
【図4】LBLを図5に示す回路で構成した場合の図3
の回路の動作波形図。
【図5】論理ブロック(LBL)の構成例を示す回路
図。
【図6】本発明の第2の実施例を示す回路図。
【図7】本発明の第3の実施例を示す回路図。
【図8】本発明の第4の実施例を示す回路図。
【図9】LBLを図5に示す回路で構成した場合の図1
の回路の動作波形図。
【図10】LBLを図5に示す回路で構成した場合の図
1の回路の動作波形図。
【図11】LBLを図5に示す回路で構成した場合の図
3の回路の動作波形図。
【図12】LBLを図5に示す回路で構成した場合の図
3の回路の動作波形図。
【符号の説明】
LBL…論理ブロック、NA…NANDゲート、OR…
ORゲート、INV…インバータ、MP…PMOSトラ
ンジスタ、MN…NMOSトランジスタ、CK…外部ク
ロック信号、/CK…外部クロック否定信号、CKP…
プリチャージ信号、/CKP…プリチャージ否定信号、
A,B,S1〜Sn…論理入力信号、/S1〜/Sn…
論理入力否定信号、O…論理出力信号、N…ノード、V
DD…電源、VSS…電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠 武志 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイ スエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−161824(JP,A) 特開 昭58−211226(JP,A) 特開 昭63−26027(JP,A) 特開 平6−152386(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/40 - 11/4197 H03K 19/00 H03K 19/01 - 19/082 H03K 19/094 - 19/096

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の論理ノードごとに設けられ、それぞ
    れの論理入力の論理演算結果を前記複数の論理ノードの
    うちの対応するものに反映するための複数の論理ブロッ
    クと、前記論理演算結果の反映のための期間に先立つプ
    リチャージ期間中に前記複数の論理ノードをそれぞれ充
    電する複数のプリチャージ回路と、前記複数のプリチャ
    ージ回路のそれぞれに前記プリチャージ期間を規定する
    パルス状のプリチャージ信号を供給する共通のプリチャ
    ージ信号発生回路とを備え、前記プリチャージ信号発生
    回路は、外部から与える外部クロック信号に基づき前記
    プリチャージ期間の開始を制御し、充電の結果により前
    記複数の論理ノードのいずれもが所定電位に達したこと
    を検出して前記プリチャージ期間の終了を制御する構成
    としたことを特徴とする半導体回路。
  2. 【請求項2】論理入力相補信号対のうちの論理入力肯定
    信号を第1ノードに反映するための第1論理ブロック
    と、前記論理入力相補信号対のうちの論理入力否定信号
    を第2ノードに反映するための第2論理ブロックと、前
    記第1ノード及び第2ノードへの入力信号の反映のため
    の期間に先立つプリチャージ期間中に前記第1ノード及
    び第2ノードをそれぞれ充電するプリチャージ回路とを
    含む論理回路、及び前記プリチャージ期間を規定するパ
    ルス状のプリチャージ信号を生成して前記プリチャージ
    回路に与えるプリチャージ信号発生回路を備え、前記プ
    リチャージ信号発生回路は、外部から与える外部クロッ
    ク信号に基づき前記プリチャージ期間の開始を制御し、
    充電の結果により前記第1ノードと前記第2ノードが共
    に所定電位に達したことを検出して前記プリチャージ期
    間の終了を制御する構成としたことを特徴とする半導体
    回路。
  3. 【請求項3】前記第1の論理ブロックは、前記論理入力
    肯定信号をゲート入力とし、一端が前記第1ノードに接
    続され、他端が第1の電源に接続されるNMOS(また
    はPMOS)トランジスタを含み前記第2の論理ブロックは、前記論理入力否定信号をゲ
    ート入力とし、一端が 前記第2ノードに接続され、他端
    が前記第1の電源に接続されるNMOS(またはPMO
    S)トランジスタを含み、 前記論理回路は更に、前記 第1ノードをゲート入力と
    し、前記第1、第2ノードの状態を代表して出力するた
    めの論理出力ノードに一端が接続され、他端が第2の電
    源に接続されるPMOS(またはNMOS)トランジス
    タと、第2ノードの否定信号をゲート入力とし、一端が
    前記論理出力ノードに接続され、他端が前記第1の電源
    に接続されるNMOS(またはPMOS)トランジスタ
    と、前記第1ノードをゲート入力とし、一端が前記第2
    ノードに接続され、他端が前記第2の電源に接続される
    PMOS(またはNMOS)トランジスタと、前記第2
    ノードをゲート入力とし、一端が前記第1ノードに接続
    され、他端が前記第2の電源に接続されるPMOS(ま
    たはNMOS)トランジスタとを含み、 前記プリチャージ回路は、前記プリチャージ信号をゲー
    ト入力とし、一端が前記第1ノードに接続され、他端が
    前記第2の電源に接続されるPMOS(またはNMO
    S)トランジスタと、前記プリチャージ信号をゲート入
    力とし、一端が前記第2ノードに接続され、他端が前記
    第2の電源に接続されるPMOS(またはNMOS)ト
    ランジスタと、前記プリチャージ信号の否定信号をゲー
    ト入力とし、一端が前記論理出力ノードに接続され、他
    端が第1の電源に接続されるNMOS(またはPMO
    S)トランジスタとにより構成されることを特徴とする
    請求項2記載の半導体回路。
  4. 【請求項4】前記プリチャージ信号発生回路は、前記プ
    リチャージ信号を出力とする第1の論理ゲートと、前記
    第1ノードおよび前記第2ノードを入力とする第2の論
    理ゲートとを含み、前記第1の論理ゲートは前記外部ク
    ロック信号と前記第2の論理ゲートの出力信号または1
    段以上のインバータを介した前記第2の論理ゲートの出
    力信号を入力とすることを特徴とする請求項3記載の半
    導体回路。
  5. 【請求項5】前記プリチャージ信号発生回路は、前記プ
    リチャージ信号を出力とする第1の論理ゲートと、前記
    第1ノードおよび前記第2ノードを入力とする第2の論
    理ゲートと、第3の論理ゲートの出力および第2の論理
    ゲートの出力を入力とする第4の論理ゲートと、第4の
    論理ゲートの出力および前記外部クロック信号を入力と
    する第3の論理ゲートとにより構成され、前記第1の論
    理ゲートは前記第3の論理ゲートの出力と前記外部クロ
    ック信号とを入力とすることを特徴とする請求項3記載
    の半導体回路。
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