JPH11177254A - 電子機器の箱型フレーム構造 - Google Patents
電子機器の箱型フレーム構造Info
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- JPH11177254A JPH11177254A JP9339836A JP33983697A JPH11177254A JP H11177254 A JPH11177254 A JP H11177254A JP 9339836 A JP9339836 A JP 9339836A JP 33983697 A JP33983697 A JP 33983697A JP H11177254 A JPH11177254 A JP H11177254A
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- side plates
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Abstract
を効果的に高めることができる電子機器の箱型フレーム
構造を提供すること。 【構成】 矩形状の底板2の4辺に沿って側板3〜6を
立設して構成されるスキャナー(電子機器)の筐体(箱
型フレーム構造)1において、前記底板2と前記側板3
〜6とで筐体(箱型フレーム)1の内周縁に沿って角パ
イプ構造(角パイプa〜d)を構成する。本発明によれ
ば、別部材を加えることなく、既存の底板2と側板3〜
6とで角パイプ構造を筐体1の内周縁に沿って形成した
ため、重量増加を殆ど招くことなく角パイプ構造によっ
てスキャナーの筐体1の剛性を効果的に高めることがで
きる。
Description
辺に沿って側板を立設して構成される電子機器の箱型フ
レーム構造に関する。
(画像読取部)の筐体は図10乃至図12に示すように
箱型フレーム構造を有している。
01の破断斜視図、図11は図10のH部の拡大図、図
12は図10のI部の拡大図であり、筐体101は矩形
状の底板102の4辺に沿って左右の側板103,10
4と前後の側板105,106を立設して箱型フレーム
状に成形され、前後の側板105,106上にはガラス
支持板107,108がそれぞれ取り付けられている。
尚、この筐体101の内部には不図示の光学走査系が収
納され、その上面開口部は前記ガラス支持板107,1
08上に支持される原稿載置台としての透明な不図示の
プラテンガラスによって覆われる。
〜106は板金のプレス成形品であって、チャンネル状
に成形された左側板103の底部103bは図11に詳
細に示すように内側に直角に折り曲げられており、この
折り曲げられた底部102bの上に底板102の短辺側
の端縁が重ねられ、両者はカシメ又はネジ締めによって
接合されていた。尚、図示しないが、右側板104と底
板102も同様の構造によって接合されていた。
がコの字状に成形され、図12に詳細に示すように、該
前側板105の下部端縁は底板102の長辺側の端縁に
形成された起立部102fに内側から当てられ、両者は
カシメ又はネジ締めによって接合されていた。尚、図示
しないが、後側板106と底板102も同様の構造によ
って接合されていた。
の側板105,106同士もその端部が突き合わされて
同様にカシメ又はネジ締めによって接合され、箱型フレ
ーム構造を有する図10に示す筐体101が構成されて
いた。
ブレのない高画質の画像を得るためにスキャナーに対し
て高い剛性が要求される。このため、従来はスキャナー
の筐体を構成する底板や側板に曲げや絞り形状を加えて
筐体の剛性を可能な限り高める工夫がなされている。
絞り形状による剛性アップには限界があり、筐体の剛性
は主に底板及び側板の板厚によって決まるため、筐体に
必要十分な剛性を確保するためには底板及び側板の板厚
を上げざるを得ず、板厚を上げると筐体の重量増加を招
いて軽量化に逆行するという問題があった。
板同士の接合をネジ締めやリベット工法によって行う場
合には接合部材同士を回転方向に対して拘束することが
できないため、筐体の捩り剛性が下がって筐体が捩れ変
形し易くなるという問題もあった。
で、その目的とする処は、重量増加を殆ど招くことなく
電子機器の剛性を効果的に高めることができる電子機器
の箱型フレーム構造を提供することにある。
め、請求項1記載の発明は、矩形状の底板の4辺に沿っ
て側板を立設して構成される電子機器の箱型フレーム構
造において、前記底板と前記側板とで箱型フレームの内
周縁に沿って角パイプ構造を構成したことを特徴とす
る。
明において、前記底板又は側板の一方の端縁を直角に折
り曲げ、他方の端縁を階段状に折り曲げ、底板と側板を
接合一体化することによって両者の折り曲げ部で前記角
パイプ構造を構成したことを特徴とする。
載の発明において、前記底板と側板及び側板同士を溶接
によって接合したことを特徴とする。
明において、互いに接合される底板と側板及び側板同士
の各一方の接合端に複数の突起を適当な間隔で一体に形
成し、各他方の接合部に複数の孔を形成し、この孔に前
記突起を差し込んで溶接することによって底板と側板及
び側板同士を接合したことを特徴とする。
載の発明において、前記溶接をプラズマ溶接又はレーザ
溶接としたことを特徴とする。
ば、別部材を加えることなく、既存の底板と側板とで角
パイプ構造を箱型フレームの内周縁に沿って形成したた
め、重量増加を殆ど招くことなく角パイプ構造によって
電子機器の剛性を効果的に高めることができる。
底板と側板及び側板同士を溶接(プラズマ溶接又はレー
ザ溶接)によって接合したため、接合部材同士が回転方
向にも拘束されて電子機器の捩り剛性が高められ、該電
子機器の捩れ変形が小さく抑えられるとともに、組立性
が高められる。
図面に基づいて説明する。
図1のA−A線拡大断面図、図3は図1のB−B線拡大
断面図、図4は図1のC−C線拡大断面図、図5は図1
のD−D線拡大断面図、図6は同筐体の破断斜視図、図
7は図6のE部の拡大図及び分解斜視図、図8は図6の
F部の拡大図及び分解斜視図、図9は図6のG部の分解
斜視図である。
複写機の本体上部(不図示)に設けられる電子機器であ
って、その筐体1は、矩形状の底板2の4辺に沿って左
右の側板3,4及び前後の側板5,6を立設して箱型フ
レーム状に成形され、前後の側板5,6上にはガラス支
持板7,8がそれぞれ取り付けられている。尚、この筐
体1の内部には不図示の光学走査系が収納され、その上
面開口部は前記ガラス支持板7,8上に支持される原稿
載置台としての透明な不図示のプラテンガラスによって
覆われる。
筐体1は底板2と側板3〜6を溶接によって接合一体化
して所謂モノコック構造を構成しており、これらの底板
2と側板3〜6とで角パイプ構造がその内周縁に沿って
形成されている。即ち、筐体1の内周縁には角パイプ
a,b,c,dによって構成される矩形枠体が形成され
ており、この矩形枠体によって筐体1の全体が補強され
ている。
7,8は板金のプレス成形品であって、左右の側板3,
4は図2、図3及び図7に示すようにチャンネル状に成
形され、各上部3a,4a及び底部3b,4bは内側に
直角に折り曲げられている。
すように階段状に折り曲げられて立設部2aと水平部2
bが形成されており、水平部2bの端縁には複数の突起
2c(図7には1つのみ図示)が適当な間隔で一体に形
成されている。
部2bの端縁に一体に形成された前記各突起2cを左側
板3に形成された矩形孔3cに内側(図7の矢印方向)
から差し込んでこれを溶接することによって底板2と左
側板3とが接合され、この接合によって両者の折り曲げ
部で前記角パイプaが構成される。即ち、図2に示すよ
うに、筐体1内の左隅部(コーナー部)には左側板3の
側部3dと底部3b及び底板2の起立部2aと水平部2
bとで角パイプaが構成され、この角パイプa内には正
方形断面を有する空間S1が形成されている。
に階段状に折り曲げられて立設部2dと水平部2eが形
成されており、水平部2eの端縁には複数の突起が適当
な間隔で一体に形成されている。そして、この底板2の
水平部2eの端縁に一体に形成された前記各突起を右側
板4に形成された矩形孔に内側から差し込んで溶接する
ことによって底板2と右側板4とが接合され、この接合
によって両者の折り曲げ部で前記角パイプbが構成され
る。即ち、図3に示すように、筐体1内の右隅部(コー
ナー部)には右側板4の側部4dと底部4b及び底板2
の起立部2dと水平部2eとで角パイプbが構成され、
この角パイプb内には縦方向に長い長方形断面を有する
空間S2が形成されている。
5、図8及び図9に示すように、その上部5a,6aが
コの字状に成形されており、その下端縁には図8及び図
9に示すように複数の突起5b,6b(図8及び図9に
は1つのみ図示)が適当な間隔で一体に形成されてい
る。又、前後の各側板5,6の上部のコの字状部分5
a,6aのコーナー部には、図5及び図8に示すよう
に、切り起こされて形成された複数の突起5c,6cが
外方に向かって水平に突設されている。
向かって折り曲げられて起立部2f,2gを構成してお
り、各起立部2f,2gの上端縁には図5及び図8に示
すように複数の係合溝2h,2i(図8には1つのみ図
示)が形成され、起立部2f,2gの内側には複数の矩
形孔2j(図8には前側板5側についてのみ示す)が穿
設されている。
端縁に一体に形成された前記各突起5bを底板2に穿設
された矩形孔2jに差し込むとともに、切り起こしによ
って該前側板5に形成された前記各突起5cを底板2の
起立部2fの上端縁に形成された前記各係合溝2hに嵌
め込んで、これらの突起5b,5cを溶接することによ
って底板2と前側板5とが接合され、この接合によって
両者の折り曲げ部で前記角パイプcが構成される。即
ち、図4に示すように、筐体1内の前隅部(コーナー
部)には前側板5の起立部5dと水平部5e及び底板2
の起立部2fと底面部2kとで角パイプcが構成され、
この角パイプc内には縦方向に長い長方形断面を有する
空間S3が形成されている。そして、左側板3の上部3
a外面には直角に折り曲げられてアングル材を構成する
前記ガラス支持板7が接合され、このガラス支持板7は
ネジ締めによって前側板5の上部5aに取り付けられて
いる。
され、この接合によって両者の折り曲げ部で前記角パイ
プdが構成される。即ち、図5に示すように、筐体1内
の後隅部(コーナー部)には後側板6の起立部6dと水
平部6e及び底板2の起立部2gと底面部2kとで角パ
イプdが構成され、この角パイプd内には縦方向に長い
長方形断面を有する空間S4が形成されている。そし
て、後側板6の上部6a外面には前記ガラス支持板8が
接合され、このガラス支持板8はネジ締めによって後側
板6の上部6aに取り付けられている。
5,6とは図9に示す構造によって接合されている。
尚、図9は左側板3と後側板6との接合構造を示すが、
左側板3と前側板5、前側板5と右側板4及び右側板4
と後側板6との各接合構造も同様であるため、これらに
ついての図示及び説明は省略する。
面には4つの突起6fが一体に形成されており、これに
対応して左側板3には4つの矩形孔3fが形成されてい
る。
れた前記突起6fを左側板3に形成された前記矩形孔3
fに差し込んでこれらを溶接することによって後側板6
と左側板3とが接合され、左側板3と前側板5、前側板
5と右側板4及び右側板4と後側板6も同様に接合され
る。
1は底板2と側板3〜6を溶接によって接合一体化して
構成されるが、溶接としてはプラズマ溶接又はレーザ溶
接が採用される。
スキャナーの筐体1が構成されるが、本実施の形態では
別部材を加えることなく、既存の底板2と側板3〜6と
で角パイプ構造を筐体1の内周縁に沿って形成したた
め、重量増加を殆ど招くことなく矩形枠状を成す角パイ
プ構造によって筐体1の剛性を効果的に高めることがで
き、電子写真複写機において画像ブレのない高質画像を
安定的に得ることができる。
図10に示した従来の筐体101に対して重量増加が僅
か0.2倍増えただけであるのに対して、対角歪は従来
の筐体101のそれの1/9に抑えられ、従って、本発
明に係る筐体1の剛性は従来の筐体101のそれの9倍
に飛躍的に高められた。尚、対角歪とは、筐体の右後端
の上下を拘束し、右前端と左後端をそれぞれ下側から支
持した状態で左前端に荷重を加えたときの荷重点の変位
量を言う。
2と側板3〜6及び側板3〜6同士を溶接(プラズマ溶
接又はレーザ溶接)によって接合したため、底板2と側
板3〜6及び側板3〜6同士が回転方向にも拘束されて
筐体1の捩り剛性が高められ、該筐体1の捩れ変形が小
さく抑えられるとともに、筐体1の組立が容易化してそ
の組立性が高められる。
機のスキャナーに本発明を適用した例について述べた
が、本発明は箱型フレーム構造を有する他の任意の電子
機器の筐体に対しても同様に適用可能であることは勿論
である。
又は2記載の発明によれば、別部材を加えることなく、
既存の底板と側板とで角パイプ構造を箱型フレームの内
周縁に沿って形成したため、重量増加を殆ど招くことな
く角パイプ構造によって電子機器の剛性を効果的に高め
ることができるという効果が得られる。
底板と側板及び側板同士を溶接(プラズマ溶接又はレー
ザ溶接)によって接合したため、接合部材同士が回転方
向にも拘束されて電子機器の捩り剛性が高められ、該電
子機器の捩れ変形が小さく抑えられるとともに、組立性
が高められるという効果が得られる。
ナーの筐体の平面図である。
ナーの筐体の破断斜視図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 矩形状の底板の4辺に沿って側板を立設
して構成される電子機器の箱型フレーム構造において、 前記底板と前記側板とで箱型フレームの内周縁に沿って
角パイプ構造を構成したことを特徴とする電子機器の箱
型フレーム構造。 - 【請求項2】 前記底板又は側板の一方の端縁を直角に
折り曲げ、他方の端縁を階段状に折り曲げ、底板と側板
を接合一体化することによって両者の折り曲げ部で前記
角パイプ構造を構成したことを特徴とする請求項1記載
の電子機器の箱型フレーム構造。 - 【請求項3】 前記底板と側板及び側板同士を溶接によ
って接合したことを特徴とする請求項1又は2記載の電
子機器の箱型フレーム構造。 - 【請求項4】 互いに接合される底板と側板及び側板同
士の各一方の接合端に複数の突起を適当な間隔で一体に
形成し、各他方の接合部に複数の孔を形成し、この孔に
前記突起を差し込んで溶接することによって底板と側板
及び側板同士を接合したことを特徴とする請求項3記載
の電子機器の箱型フレーム構造。 - 【請求項5】 前記溶接はプラズマ溶接又はレーザ溶接
であることを特徴とする請求項3又は4記載の電子機器
の箱型フレーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33983697A JP3610407B2 (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 電子機器の箱型フレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33983697A JP3610407B2 (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 電子機器の箱型フレーム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11177254A true JPH11177254A (ja) | 1999-07-02 |
JP3610407B2 JP3610407B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=18331283
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---|---|---|---|
JP33983697A Expired - Fee Related JP3610407B2 (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 電子機器の箱型フレーム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3610407B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006189543A (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 表示装置構造 |
JP2008233162A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置のフレーム構造 |
US7783226B2 (en) | 2005-11-29 | 2010-08-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2010210897A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US7835663B2 (en) | 2006-06-30 | 2010-11-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device having sheet metal frame fixed over resin frame with screws |
US7876476B2 (en) | 2005-11-29 | 2011-01-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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JP2012153359A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Ge Aviation Systems Ltd | 航空機用電気ハウジング |
JP2014142447A (ja) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置および画像形成装置 |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP33983697A patent/JP3610407B2/ja not_active Expired - Fee Related
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