JP4895180B2 - 加熱調理器の天板構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ビルトインコンロやテーブルコンロ等の加熱調理器の上部に設けられる天板構造に関する。
例えばビルトインコンロでは、コンロ部が設けられるガラス板と、グリル部の排気口が設けられるステンレス製の中板とからなる矩形の天板の外周縁に、アルミニウムを押し出し成形してなる外枠を接合して天板構造が形成される。天板と外枠との接合は、例えば特許文献1に示すように、天板の端縁を外枠の接合面に設けた溝に差し込み、外枠の所定箇所に設けたカシメ部を、カシメによって塑性変形させて天板に設けた貫通孔に嵌合させて行うものが知られている。
特開2006−3049号公報
このようにカシメ接合を行うと、カシメ工程の際に天板や外枠に傷や変形を生じさせるおそれがある上、カシメ接合によって作業性が低下したりコストがかさんだりする問題もあった。
そこで、本発明は、製造時に天板や外枠を傷つけたり変形させたりすることがなく、作業性やコスト面でも有利となる加熱調理器の天板構造を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、外枠の上端側に、天板の上面に当接する庇部を突設する一方、外枠における天板との接合面で天板より下方位置に形成される溝に、天板の下面に当接する上向きの支持部を上端に備えた接合部材を差し込み固定して、庇部と接合部材の支持部とで天板を挟持させて天板と外枠とを接合することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、天板の支持に好適な接合部材を提供するために、接合部材を、外枠の接合面の溝に差し込み固定される水平部と、その水平部の先端から上向きに折曲形成される支持部とからなる断面L字状の板体としたものである。
請求項1に記載の発明によれば、カシメ工程が不要となるため、組み立て工程が簡略化して作業性の向上やコストの低減に繋がると共に、カシメによる傷や変形のおそれもなくなって品質の向上も期待できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、組み付けやすく、天板の支持に好適な接合部材を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ビルトインコンロにおける天板構造の一例を示す説明図で、(A)が平面、(B)が底面を夫々示す。天板構造1は、エンボス加工を施した矩形の上板2aと下板2b(共に図3に図示)とからなるトッププレート2と、そのトッププレート2の後方(図1の上側)に組み付けられる横長矩形でステンレス製の中板3と、組み付けられたトッププレート2及び中板3の外周縁に接合される外枠4とからなる。トッププレート2と中板3とで天板が形成される。
トッププレート2には、コンロ部を形成するための3つの透孔5,5・・が形成され、各透孔5の内周縁には、煮こぼれリング6が、トッププレート2の裏側に設けられる裏板7とでトッププレート2を挟持する格好で組み付けられている。また、中板3には、グリルの排気口を形成する横長矩形状の透孔8が穿設されている。
外枠4は、アルミニウム製の押し出し成形品で、図2に示すように、上方部には、トッププレート2及び中板3の周縁上面に当接する庇部9が突設され、その下方の天板との接合面には、トッププレート2の下板2bを差し込み可能な上溝10と、後述するつなぎ板13及び支え板16を差し込み可能で且つ中板3より下方に位置する下溝11とが全長に亘って互いに平行に周設されている。12は、庇部9の根元部分で全長に亘って凹設された、コーキング材の充填用の凹溝である。
本発明の接合部材となるつなぎ板13は、下溝11に差し込まれる水平部14と、水平部14の先端から上方へ折曲される支持部15とからなる断面L字状の板体で、下溝11への差し込み状態で、支持部15の上端が中板3の裏面に当接可能となっている。このつなぎ板13は、中板3の後方側の長手辺に沿って三カ所設けられている。
一方、支え板16は、下溝11に差し込まれる板状体で、トッププレート2と中板3との境界部に二カ所、トッププレート2の前方側の長手辺に沿って二カ所夫々配設されている。但し、前方側の支え板16は、図1(B)に示すように、トッププレート2のコーナー部から短手辺にかけて外枠4の下溝11に差し込まれるように平面視でL字状となっている。
トッププレート2と中板3との境界部に配設される支え板16は、中板3に対しては図3(A)に示すように、支え板16の上面に中板3の折り返し下端3aを当接させることで下方から支持し、トッププレート2に対しては同図(B)に示すように、間にパッキン17を介在させて下方から支持する。
そして、トッププレート2の前方側に配設される支え板16は、同図(C)に示すように、上板2aよりも前方側へやや長くして上溝10へ差し込まれる下板2bを、パッキン17を介して下方から支持するようになっている。図3において18は、凹溝12に充填されたコーキング材である。
以上の如く構成された天板構造1は、以下の手順で組み付けられる。まず外枠4に中板3とトッププレート2の上板2aとを先に取り付け、外枠4の凹溝12にコーキング材18を塗布する。
次に、つなぎ板13にコーキング材を塗布して外枠4の所定箇所で下溝11に差し込み、図2のように庇部9との間で中板3を挟持させる。そして、トッププレート2の下板2bを取り付けて、支え板16にコーキング材を塗布して各配設位置で下溝11に差し込み、庇部9との間でトッププレート2及び中板3を挟持させる。最後に煮こぼれリング6と裏板7とをトッププレート2の透孔5に組み付けて、外枠4の下面全周にシールパッキン19を貼り付ければ組立が完了する。後はコンロやグリルを内設した器体の上部に組み付ければよい。
このように、上記形態の天板構造1によれば、外枠4の上端側に、中板3の上面に当接する庇部9を突設する一方、外枠4における中板3との接合面で中板3より下方位置に、中板3の下面に当接する支持部15を上端に備えたつなぎ板13を差し込み固定して、庇部9とつなぎ板13の支持部15とで中板3を挟持させて中板3と外枠4とを接合することで、カシメを行うことなく中板3と外枠4との接合が可能となる。よって、組み立て工程が簡略化して作業性の向上やコストの低減に繋がると共に、カシメによる傷や変形のおそれもなくなって品質の向上も期待できる。
特に、断面L字状のつなぎ板13の採用により、組み付けやすく、中板3の支持に好適な接合部材を得ることができる。
なお、上記形態では、接合部材となるつなぎ板を中板側にのみ設けているが、トッププレートの厚み等によっては支え板に代えてトッププレート側でもつなぎ板で下方から支持させるようにしても良い。よって、つなぎ板の支持部の垂直方向の長さは支持するトッププレートや中板の構造に合わせて適宜変更可能である。勿論支持部は板状に限らず、断続的に突設した棒状部等として部分的にトッププレート等に当接させてもよい。
また、接合部材自体の長さや数も適宜変更可能で、例えば上記形態ではより寸法を短くした多数のつなぎ板を天板周縁に所定間隔で配置したり、逆により寸法を長くしたつなぎ板を天板の各辺に夫々一つずつ配置したり等の設計変更は可能である。
さらに、外枠も、接合部材を差し込み固定する溝を全長に亘って設ける必要はなく、接合部材の差し込み位置にのみ部分的に溝を形成して差し支えない。
その他、トッププレートは、上記形態のような二枚重ねに限らず、印刷を施した一枚のガラス板であってもよいし、中板とトッププレートとが一体となった天板であってもよく、外枠との間で接合部材の採用が可能であれば、具体的な構成は上記形態に限定されない。勿論ビルトインコンロに限らず、テーブルコンロ等の他の加熱調理器にも本願発明の天板構造は適用可能である。
天板構造の説明図で、(A)が平面、(B)が底面を夫々示す。 つなぎ板による中板と外枠との接合構造を示す部分断面図である。 支え板による接合構造を示す部分断面図で、(A)が中板と外枠との接合部分、(B)がトッププレートの短手辺と外枠との接合部分、(C)がトッププレートの前端と外枠との接合部分を夫々示す。
符号の説明
1・・天板構造、2・・トッププレート、2a・・上板、2b・・下板、3・・中板、4・・外枠、9・・庇部、10・・上溝、11・・下溝、12・・凹溝、13・・つなぎ板、14・・水平部、15・・支持部、16・・支え板、18・・コーキング材。

Claims (2)

  1. 加熱調理器の器体の上部に設けられ、天板と、その天板の外周縁に接合される外枠とからなる天板構造であって、
    前記外枠の上端側に、前記天板の上面に当接する庇部を突設する一方、前記外枠における前記天板との接合面で前記天板より下方位置に形成される溝に、前記天板の下面に当接する上向きの支持部を上端に備えた接合部材を差し込み固定して、前記庇部と接合部材の支持部とで前記天板を挟持させて前記天板と外枠とを接合することを特徴とする加熱調理器の天板構造。
  2. 接合部材が、外枠の接合面の溝に差し込み固定される水平部と、その水平部の先端から上向きに折曲形成される支持部とからなる断面L字状の板体である請求項1に記載の加熱調理器の天板構造。
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