JP4272460B2 - 組立家具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立家具に関し、詳しくは、板材を組み合わせて任意数のボックスを組み立てるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、設置場所や用途に合わせて多様な組み合わせが可能な組立家具が提供されている。
例えば、特許文献1(特開平8−366号)には、図17(A)に示すような箱体1を複数個用意し、図17(B)に示すように、上下左右にこの箱体1を接合させて連結する組立家具2が開示されている。このような組立家具2は、箱体1を多数連結することで設置スペースにあわせて自由に大きさを調整でき、また箱体1を設置場所で組み立てて家具を形成することが可能であるため、大きな家具を設置する場合でも小さい箱体2のみを運搬すればよく、設置場所への搬入が簡単にできるという利点がある。
【0003】
また、特許文献2(特開平5−42021号)には、図17(C)に示すように、複数の箱体5及び側板7を所定の間隔をあけて配置し、該箱体5及び側板7の上部に一枚の天板6を載置して、箱体5間及び箱体5と側板7の間にも収納部を形成した組立家具100が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−366号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平5−42021号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記特許文献1に開示された組立て家具2の場合、2以上の箱体1を隣接させて連結するため、例えば箱体1A、1Bが接触する面Fにおいては隣接する2つの箱体1A、1Bの板材が重複することになり無駄な部材が生じることになる。従って、特に多数の箱体を使用した大きい家具を組み立てる場合には、板材の重複が多数発生し不経済であると同時に、家具全体の重量も増え、設置や移動が手間取るという問題があった。また、板材の重複部分Fが前面から見えるため、外観的にも好ましくなかった。
【0007】
また、特許文献2に開示された組立て家具100では、左右方向では板材の重複はないものの、各箱体5及び側板7の上面に長尺な天板6を載置して箱体5及び側板7を連結するため、箱体5の上部では箱体5の上面の板と天板6が重複することが避けられない。また、天板6は、最終的に組み立てられる家具の幅と同じ長さであることが必要であり、多数の箱体5を連結する大きい家具を組み立てる場合には、長い天板6が必要となり、大きな天板用の部材を設置場所まで搬入する必要が生じる。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、箱体と板材を組み合わせて組み立てる組立家具において、部材の重複箇所をなくし、設置や移動を容易にでき且つ外観も良好にすることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、四角枠状のボックスが水平方向、垂直方向あるいは/および斜め方向に任意個数連続させて組み立てられる組立家具であって、
四角枠状に組み立てられる基本ボックスの前端面の4隅は、正面視で隅部が斜めカットされた傾斜面とされていると共に、該4隅の左右上端縁には連結用凸部あるいは連結用凹部のいずれか一方が設けられていると共に、左右下端縁には上記連結用凸部あるいは連結用凹部のいずれか他方が設けられ、
上記基本ボックスの連結用凸部に斜め上方の基本ボックスの連結用凹部を凹凸嵌合させて連結させると共に前端面では傾斜面同士が接合され、
かつ、上記基本ボックスの間に形成される空間の2辺あるいは1辺を連結して連結ボックスを形成する連結板材とを備え、該連結板材の前端面は上記基本ボックスの傾斜面と接合する傾斜面とされていると共に、該連結材の両端には上記基本ボックスの連結用凹部あるいは連結用凸部と凹凸嵌合する被連結用凸部あるいは被連結用凹部が設けられていることを特徴とする組立家具を提供している。
【0010】
上記のように、本発明では、まず、予め組み立てられる基本ボックスの4隅には、連結用凹部、連結用凸部が設けられているため、斜め方向の基本ボックスを凹凸嵌合で連結していくことができる。かつ、連結時には、少なくとも前面側では傾斜面同士が接合されてクロス状の連結部を形成することができる。
また、例えば、上中央の1個の基本ボックスの左右斜め下に連結した2個の基本ボックスに挟まれた空間には、その下辺に1枚の連結板材を組みつけるだけで1つの連結ボックスを形成できる。このように、板材を重複させることなく、同一形状のボックスを任意に設けていくことができる。
【0011】
上記予め組み立てられる基本ボックスは、4枚の板材を止め具や接着剤で連結しているが、4枚の板材を凹凸嵌合で組みつけてもよく、あるいは凹凸嵌合させた状態で止め具で固定してもよい。
【0012】
好ましくは、上記基本ボックスは対向を同一形状とした2種類の第1、第2基本板材からなり、これら第1、第2基本板材の接合端縁の長さ方向両端部には、一方の第1基本板材に組付用凸部を設けると共に第2基本板材に組付用凹部を設けて凹凸嵌合で組み付け、且つ、上記組付用凹部および凸部の先端側に上記傾斜面が設けられ、さらに、上記第1基本板材の上下いずれか一方の接合端縁の長さ方向の中間位置には上記連結用凹部を設けると共に上下いずれか他方の接合端縁の長さ方向の中間位置に上記連結用凸部が設けられている。
【0013】
上記のように、2種類の基本板材から構成される基本ボックスを任意個数連結し、これらの基本ボックスの間に形成される空間の2辺あるいは1辺を連結板材によって連結するため、任意の数の基本ボックス及び連結板材を上下左右方向に交互に組み付けることで任意の大きさの家具を簡単に構築できる。それと同時に、基本ボックス同士の空間は連結板材を介して連結されるため、基本ボックス同士が面を接して隣接することがなく、組み立てられた家具において板材が重複する箇所が存在しない。よって、材料の重複がなく材料コストを低減できると同時に、板材が重複する箇所がないため外観的にも好ましい家具となる。
【0014】
また、基本ボックス自体も2種類の第1、第2基本板材を組付用凹部と組付用凸部の凹凸嵌合によって形成されているため、連結板材を含めて主な構成部材がすべて板材からなる。よって、例えば、多数の基本ボックスと連結ボックスが連続した大型の組立家具を構築する場合にも、コンパクトな板状の部材を設置場所へ搬入してから組み立てればよく、大型家具の組み立てが容易にできる。
さらに、基本ボックスの4隅に形成された傾斜面と、連結板材の接合端縁に形成された傾斜面が接合可能に形成されているため、基本ボックスと連結板材を結合した場合に、各斜面同士が隙間なく接合した状態で連結され、基本ボックスと連結板材の連結部分が隙間のない連続した連結部分となる。
さらに、上記第1基本板材に形成された連結用凹部、連結用凸部によって基本ボックス同士が連結され、同時に第1基本板材に形成された連結用凹部、連結用凸部と連結板材の被連結用凹部、被連結用凸部によって基本ボックスと連結板材が連結されているため、各部材の連結が凹凸嵌合で連結されることになり組み立て時の位置決めや連結作業が容易にできる。
【0015】
上記のように、基本ボックス同士を斜上位置及び斜下位置に連結できるため、4個の基本ボックスに上下左右が囲まれた部分は、連結板材を用いることなく、1個のボックス(以下、囲繞ボックスと称す)として形成される。
【0016】
上記第1、第2基本板材及び連結板材の前面側の端面が、前方に突出するV形状とされていることが好ましい。
上記形状とすると、目に付きやすい家具の前面が、前方に向かって細幅になっているためスッキリした印象に仕上がると同時に、基本ボックス同士および基本ボックスと連結板材のクロス状連結部分では、十字状の突出が位置してつなぎ目が一層目立ちにくくなる。
【0017】
上記第1基本板材の連結用凸部と他の第1基本板材の連結用凹部、第1基本板材の連結用凸部と上記連結板材の被連結用凹部、第1基本板材の連結用凹部と上記連結板材の被連結用凸部は、それぞれ凹凸嵌合された状態で連結面は凹凸の無い面とされている。
上記構成とすると、基本ボックス同士、基本ボックスと連結板材の連結面によって形成される組立家具の上面、底面、側面のエッジ部に凹凸がない面一の面に形成され、外観が良好な家具となる。
【0018】
上記基本ボックス、連結ボックスあるいは/および囲繞ボックスの背面側に一体的あるいは個別的に背面板を取り付けてもよい。
上記のように四角枠状で前後面開口のボックスの背面側に背板を取り付けると、各ボックス内に収納する物が背後から落下することが防止できる。
【0019】
上記第1、第2基本板材あるいは/および連結板材は木材板、金属板、樹脂板、ガラス板から選ばれた1種あるいは複数種から形成される。
木材板のみから形成しても良いし、木材とアルミ板とを組み合わせてもよく、さらに、カラー付きの樹脂板とガラスとも組み合わせてもよく、好みに応じた多様な外観を持たせることができる。
【0020】
また、上記第1、第2基本板材あるいは/および連結板材は、板部の接合端縁に凹凸部を一体的に設けたものが好ましいが、四角形状の無垢状板状の板材、あるいは中空状の板材の端縁に、凹部および凸部が形成された別部材の接合端縁材を固定して形成してもよい。
例えば、金属板からなる場合には中空状とすると軽量化が図れ、透明樹脂板で中空部を設けると、該中空部に任意のカラー板を挿入して用いると、多様な外観を付与することができる。
【0021】
本発明の組立家具の形状については、基本ボックスと連結板材の組み合わせ方によって種々の形状の組立家具を形成することができるが、例えば、以下のような形状の組立家具を形成することが可能である。
第1例では、基本ボックスを、一段目は3個、二段目は2個、三段目は3個のように交互に同数ずつ3段以上の奇数段に積み上げ、底面、側面及び上面に形成される基本ボックス間の箱体用空間を連結板材で連結して連結ボックスを形成することによって、板材が重複することのない外形が四角形状を呈する組立家具を設けることができる。
上記構成とすると、底面、側面及び上面に面していない部分に、上下左右方向を4つの基本ボックスによって囲まれて4面が形成される囲繞ボックスが形成される。
【0022】
第2例では、基本ボックスを、最下段が3個、次の段は2個、最上段は1個というように、すぐ下の段より箱体の数が1つずつ少なくなるようにして下段の基本ボックスの間に上段の基本ボックスが配置されるように上下に複数段重ね、且つ底面における基本ボックス間の空間を上記連結板材によって連結して、上方に向かって収納部が少なくなる山型の組立家具を設けることができる。
上記構成とすると、最下段にのみ基本ボックスと底面の連結板材とで囲まれた連結ボックスが形成され、中段部には4つの基本ボックスに囲まれた囲繞ボックスが形成されることになる。
【0023】
第3例では、2つの基本ボックスを斜め上下方向に重ね、2枚の連結板材によって、上段の基本ボックスの側面と、下段の基本ボックスの底面を直角に連結することで、階段状の組立家具を設けることができる。
上記構成とすると、家具の右下部分に2面が基本ボックスに囲まれ、その他の2面が連結板材に囲まれた連結ボックスが形成される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図11は第1実施形態を示す。
図1は第1実施形態の組立家具10の正面図であり、該組立家具10は、左右5列、上下5段で、合計25個の同一形状のボックスの連結体からなり、外形が四角形状を呈する。図1に示すように、上記25個のボックスのうち、13個が基本ボックスA1〜A13,8個が連結ボックスB1〜B8、4個が囲繞ボックスC1〜C4である。
【0025】
組立家具10は基本ボックスAを構成する第1基本板材21、第2基本板材22と、3種類の連結板材、即ち、第1連結板材11、第2連結板材12及び第3連結板材13を連結して形成している。
図1に示すように、組立家具10の底面10a、上面10b及び両側面10cに面した位置に配置された基本ボックスの間には第1連結板材11、第2連結板材12または第3連結板材13によって囲まれた連結ボックスB1〜B8がそれぞれ形成されている。
また、斜め上下方向にすべて基本ボックスAが配置されている位置には、該基本ボックスAに4面を囲まれた囲繞ボックスC1〜C4が形成されている。
【0026】
基本ボックスA、第1連結板材11、第2連結板材12及び第3連結板材13の各構成の詳細は以下のとおりである。
【0027】
まず、前後両面が開口の四角枠状に組付けられる基本ボックスAを構成する第1基本板材21と第2基本板材22のうち、第1基本板材21は、図4(A)乃至(C)に示すように、正面(前面)視略長方形の板体で、長辺の周縁端面は、板の厚みの中心線が線状の頂点X−1となるようにV形状とされている。
【0028】
第1基本板材21の各短辺の両端部には、第2基本板材22と嵌合するための組付用凸部21aが形成されている。該組付用凸部21aの内側部分の接合端縁は、図4(B)に示すように、第1基本板材21の一面側21eから他面側21fに向かって広がるような斜面21gが形成されるようにカットされている。
また、第1基本板材21の一方の接合端縁の中央部には連結用凸部24が形成され、他方の接合端縁の中央部には連結用凹部23が形成されている。
両接合端縁の端面にはそれぞれ二箇所ずつピン孔25が穿設されている。
【0029】
第2基本板材22は、図5(A)乃至(C)に示すように、第1基本板材21と長辺及び短辺の長さ及び厚みの等しい正面視略長方形の板体であり、長辺の周縁端面が、第1基本板材21の長辺と同様に、線状の頂点X−2が形成されるようにV字状とされている。
【0030】
第2基本板材22の両短辺には、第1基本板材21を組み付けた際に、第1基本板材21の組付用凸部21aを嵌合可能な組付用凹部22aが形成されている。組付け凹部22aの端面も上記長辺の周縁端面と同様に、先細状に斜めにカットされて接合端縁の斜面22bとして形成されている。
【0031】
上記のような第1基本板材21と第2基本板材22から基本ボックスAを形成するには、まず、第1基本板材21と第2基本板材22をそれぞれ2枚ずつ用意し、2枚の第1基本板材21を、連結用凸部24のある一方の短辺が上になるように箱体の側面として対向させて配置する。
一方、残り2枚の第2基本板材22は、箱体の上面及び底面になるように、且つ各長辺が前後面の開口端面になるように配置する。
この状態で、各板材の接合端縁を接合していくが、この時、第2基本板材22の組付用凹部22a内に第1基本板材21の組付用凸部21aを嵌合し、接着剤またはピン留め等の固定手段(図示せず)で第1基本板材21と第2基本板材22を固定し,前後面が正方形状に開口している筒状の基本ボックスAを形成する。
【0032】
このような基本ボックスAには、第1基本板材21と第2基本板材22の接合端縁同士が接合されている4箇所の接合部分が形成される。
このうち、基本ボックスAの上部の2箇所の接合部分Yには、図3に示すように第1基本板材の連結用凸部24が上方に突設された状態で現れている。
一方、基本ボックスAの下部に形成された残りの2箇所の接合部分Zには、図2に示すように、中央部に第1基本板材の連結用凹部23が現れている。
また、基本ボックスAの開口面の4つの隅部には、図2(B)に示すように、第1基本板材21の斜面21gと第2基本板材22の斜面22bとが当接することによって、各隅部が正面視斜めにカットされた傾斜面20aが形成されている。
【0033】
次に、連結板材としての、第1連結板材11、第2連結板材12 及び第3連結板材13の詳細について説明する。
第1連結板材11は、図6(A)乃至(C)に示すように、第1基本板材21と、長辺及び短辺の長さ及び厚みが等しい正面視略長方形の木製の板体であり、長辺の周縁部端面は、板の厚み中心線が線状の頂点X−3として形成されるようにV形状とされている。
【0034】
第1連結板材11の接合端縁としての短辺の各角部には端部突起11a〜11dが形成され、該端部突起11a〜11dは、第1連結板材11の一面側11eから他面側11fに向かって広がるような傾斜面11gが形成されるように斜めにカットされている。
該傾斜面11gは、基本ボックスAの4隅の傾斜面20aに当接されるように形成されている。
第1連結板材11の両接合端縁の中央部には、被連結用凸部27が突設され、該被連結用凸部27の中央部にはピン孔28が穿設されている。
該被連結用凸部27の大きさおよび形状は基本ボックスAの接合部分Zに現れている連結用凹部23内に隙間なく嵌合できるように形成されている。
【0035】
第2連結板材12は、図7(A)乃至(C)に示すように、基本板材21と、長辺及び短辺の長さ及び厚みが等しい正面視略長方形の木製の板体であり、長辺の周縁部端面は、板の厚み中心線が頂点X−4となるようにV形状とされている。
【0036】
第2連結板材12の接合端縁となる短辺のうちの一方の中央部には被連結用凸部29が突設され、該被連結用凸部29の両側端部には、第2連結板材12の一面側12eから他面側12fに向かって広がるような傾斜面12gが形成されるようにカットされた端部突起12a,12bが形成されている。
該端部突起12a,12bの傾斜面12gは、上記基本ボックスAの4隅の傾斜面20aに当接されるように形成されている。
被連結用凸部29の大きさおよび形状は基本ボックスAの接合部分Zに現れている連結用凹部23内に隙間なく嵌合できるように形成されている。
【0037】
他方の接合端縁の中央部には被連結用凹部30が形成され、該被連結用凹部30の両側端部には、第2連結板材12の一面側12eから他面側12fに向かって広がるような傾斜面12hとなる端部カット部12c,12dが形成されており、該傾斜面12hも基本ボックスAの4隅の傾斜面20aに当接されるように形成されている。
被連結用凹部30の大きさおよび形状は基本ボックスAの接合部分Yに突設されている連結用凸部24を隙間なく嵌合できるように形成されている。
両接合端縁の端面にはそれぞれ2箇所ずつピン孔31が穿設されている。
【0038】
第3連結板材13は、図8(A)乃至(C)に示すように、上記第1及び第2連結板材11,12と同様に第1基本板材21と、長辺及び短辺の長さ及び厚みが等しい正面視略長方形の木製の板体であり、上記第1及び第2連結板材11、12と同様に長辺の周縁端面がV字状とされ線状の頂点X−5が形成されている。
【0039】
第3連結板材13の接合端縁となる両短辺の4つの端部には、一面側13eから他面側13fに向かって広がるような傾斜面13gとなるようにカットされた端部カット部13a〜13dが形成されており、該傾斜面13gは基本ボックスAの4隅の傾斜面20aに当接されるように形成されている。
第3連結板材13の両接合端縁の中央部には被連結用凹部32が形成され、両接合端縁の側部にはそれぞれ2箇所にピン孔33が穿設されている。
該被連結用凹部32の大きさおよび形状は基本ボックスAの接合部分Yに突設されている連結用凸部24を隙間なく嵌合できるように形成されている。
【0040】
次に、基本ボックスA、第1連結板材11、第2連結板材12、第3連結板材13を連結して図1に示すような25個のボックスを有する組立家具を組立てる方法について説明する。
【0041】
まず、図9に示すように最下段に位置する3個の基本ボックスA1〜A3を、開口面を前後にして且つ基本ボックスAの4面のうち第2基本板材22の面が底面及び上面になるような位置で横一列に配列する。この時,隣り合う基本ボックスAの間には、第1連結板材11の長辺の長さと同じ長さの間隔をあける。
【0042】
つぎに、基本ボックスA間に生じた底面側に開口した空間37を以下のような手順で第1連結用部材11を介して、連結ボックスB1、B2を形成しながら連結していく。
まず、第1連結板材11を一面側11eが上面、すなわち、ボックス内面になるように配置して、第1連結板材11の一方の被連結用凸部27を、一方側に隣接する基本ボックスAの連結用凹部23内に嵌合させる。さらに、他方の被連結用凸部27を、他方側に隣接する基本ボックスAの連結用凹部23内に嵌合させて2個の基本ボックスA間に連結ボックスBを形成しながら連結する。
第1連結板材11と基本ボックスAの固定は、第1連結板材11のピン孔28にピンを通して固定する。
【0043】
この時、図10(A)(B)に示すように、基本ボックスAの隅部に形成されている傾斜面20aと、第1連結板材11に形成された端部突起11dの傾斜面11gが隙間なく当接するため、前側端面において基本ボックスAと第1連結板材11の連結部分は隙間なく連続した状態になる。
【0044】
また、基本ボックスAの連結用凹部23内に第1連結板材11の被連結用凸部27を嵌合させた場合に、両者は隙間なく嵌合するため、家具の底面10aとなる第1連結板材11の他面側11fと基本ボックスAの底面の連結面は凹凸が存在しない面一の面となる。
【0045】
基本ボックスA及び第1連結板材11の端面は、それぞれ板の厚みの中心線が頂点となるようにV字とされているため、基本ボックスAの端面には頂点X−1、X−2が、第1連結板材11には頂点X−3が現れている。これらの頂点は、基本ボックスA及び第1連結板材11の連結部分において、水平方向には連続した一本の線となり、また、垂直方向においては3本の線が一点Pで交わり、各部材の頂点X−1、X−2、X−3は分断することなく連続する。
従って、基本ボックスA及び第1連結板材11の連結部分は図10(B)に示すような連続した形状になりつなぎ目が目立たない。
【0046】
次に、上下方向に基本ボックスAを連結するが、まず、上記のように、第1連結板材11を介して左右方向に3つ連結された基本ボックスA1〜A3の上部に2つの基本ボックスA4、A5を積み上げる。
【0047】
基本ボックスA4、A5は、開口面を前後にして且つ2枚の第2基本板材22が上面及び底面になる方向で基本ボックスA1〜A3の間に載置する。そして、図2に示すように、基本ボックスA1の右上の接合部分Yの連結用凸部24と、基本ボックスA4の左下の接合部分Zの連結用凹部23を凹凸嵌合させて、ピン孔25にピン(図示せず)を通して固定する。
【0048】
同様にして、基本ボックスA4の右下の接合部分Yと基本ボックスA2の左上の接合部分Z、基本ボックスA5の左右下の接合部分Yと、基本ボックスA2の右上の接合部分Z及び基本ボックスA3の左上の接合部分Zの連結用凸部24と連結用凹部23をそれぞれ嵌合し固定して合計5個の箱体が2段に積み上げられる。
【0049】
この基本ボックスA同士の連結部分を前面から見ると、図11(A)に示すように、基本ボックスA1,A4の隅部の傾斜面20a同士が隙間なく当接している。同時に両基本ボックスA1、A4の頂点X−1、X−2が連結部分の中央の一点Pで交わり連続するため、両基本ボックスA1、A4の連結部分はつなぎ目が目立たず連続的に形成される。
【0050】
次に、3段目の基本ボックスA6、A7、A8を、2段目と同様に基本ボックスA4,A5の斜めに位置するように嵌合固定しながら連結する。
この状態では、1段目の両端の基本ボックスA1、A3と、3段目の両端の基本ボックスA6、A8の間に側面方向に開口した空間38が生じる。この空間38を第2連結板材12によって連結して連結ボックスB3,B4を形成しながら家具10の側面10cを形成する。
【0051】
第2連結板材12は一面側12eがボックス内面になるように、上方の基本ボックスAの連結用凹部23内に被連結用凸部29を、下方の基本ボックスAの連結用凸部24を被連結用凹部30内へそれぞれ嵌合させて連結する。そしてピン孔31にピン(図示せず)を通して固定する。
【0052】
この場合も、図11(B)に示すように、基本ボックスAの傾斜面20aと、第2連結板材12の端部突起12a,12bまたは端部カット部12c,12dの傾斜面12g,12hが隙間なく当接する。
さらには基本ボックスAの連結用凹部23、連結用凸部24と、第2連結板材12の被連結用凸部29、被連結用凹部30が隙間なく嵌合しあうことで、家具10の側面10bは凹凸なく面一の面に形成される。
【0053】
このように、一段に基本ボックスAが3個配置される奇数段と、基本ボックスAが2個配置される偶数段を交互に繰り返して、計13個の基本ボックスAを図1及び図9に示すように5段まで積み上げていく。
【0054】
最上段の5段目においては、図9に示すように、基本ボックスA11と基本ボックスA12、基本ボックスA12と基本ボックスA13の間に上方へ開口した空間39が生じる。この空間39に、第3連結板材13を長辺が前後になるように且つ第3連結板材13の一面側13eが下面になるようにして配置していく。この時、左右の基本ボックスAの上部にはそれぞれ連結用凸部24が露出するが、該連結用凸部24を、第3連結板材13の被連結用凹部32内に嵌合しながら基本ボックスAと第3連結板材13を連結し、ピン孔33にピン(図示せず)を通し固定していく。
このように空間39は第3連結板材13によって基本ボックス間が連結され、最上段にも連結ボックスB7,B8が形成される。
【0055】
この場合も、図11(C)に示すように、基本ボックスAの傾斜面20aと、第3連結板材13の端部カット部13a〜13dの傾斜面13gが隙間なく当接し基本ボックスAと第3連結板材13の連結部分もつなぎ目が目立たずに連結される。
さらには、基本ボックスAの連結用凸部24と第3連結板材13の被連結用凹部32が隙間なく当接して嵌合しあうことで、家具10の上面10bも凹凸のない面一の面に形成される。
【0056】
このようにして形成された家具10は、図1に示すように、各ボックスの仕切り部分において板が2重に重なることがなく、且つ、底面10a、上面10b及び両側面10cがすべて凹凸のない面一の状態となる。
また、家具の前面において、各板材のV字の頂点X−1乃至X−5が連続するため、各部材のつなぎ目は目立たず外観を損なうことがない。
【0057】
この組立家具10には、2段目、3段目、4段目には4面すべてを基本ボックスで囲まれることで形成された囲繞ボックスC1〜C4が計4個形成される。
【0058】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
第2実施形態では、図12(A)に示すように、2個の基本ボックスAの上部に1個の基本ボックスAを積み上げ、基本ボックスAの間の空間の底面を一枚の第1連結板材11によって連結し、基本ボックスAと第1連結板材11に囲まれた連結ボックスBを1個形成し、全部で4つのボックスを有する山型の家具40としている。
基本ボックスA及び第1連結板材11の構成は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
【0059】
第2実施形態の組立家具40では、1種類の第1連結板材11と基本ボックスAを用意して、基本ボックスAを積み上げて底面部のみを第1連結板材11で連結するだけで、山型の組立家具が形成できる。
この第2実施形態の組立家具40では、最下段に2個の基本ボックスを配置し2段の家具を形成したが、最下段に配置する基本ボックスの数を3個以上にして2個以上の連結ボックスが形成されるようにした3段以上の大きな山型の組立家具を形成することもできる。
【0060】
第3実施形態の組立家具50を図12(B)に示す。
第3実施形態では、2個の基本ボックスA1、A2を斜め上下方向に連結し、下段の基本ボックスA1の側方底面及び上段の基本ボックスA2の下方側面にそれぞれ第1連結板材11、第2連結板材12の一端を連結し、第1連結板材11、第2連結板材12の他端同士を直角に連結することで基本ボックスA1、A2と第1連結板材11、第2連結板材12によって囲まれた連結ボックスB1が1個形成された、計3つのボックスを有する階段状の家具50としている。
基本ボックスA、及び第1連結板材11、第2連結板材12の構成は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
【0061】
このように、第1連結板材11、第2連結板材12同士を連結して隣接する2面を形成することで、基本ボックスと連結板材を組み合わせた階段状の組立家具を形成することができ、この場合においても、上記第1及び第2実施形態と同様に各ボックスには板材の重複箇所はない。
また、このような第3実施形態の家具の場合には、2種類の第1連結板材及び第2連結板材と基本ボックスを用意して、それぞれを連結させることで家具を組み立てることができる。
【0062】
第3実施形態では2個の基本ボックスA1,A2を使用して二段の階段状の家具50を形成したが、3個以上の基本ボックスを使用して3段以上の階段状の家具を形成することもできる。
【0063】
尚、上記各実施形態では、第1基本板材と第2基本板材、第1連結板材〜第3連結板材を木製の板材を所定の形状にカットしたものから形成したが、各板材は木製に限らず、例えば樹脂や金属を成形したものであってもよく材質は問わない。 また、これらの異なる材質を組み合わせてもよい。例えば、基本ボックスの第1基本板材を木製とし、第2基本板材を金属として、各連結板材も、金属と木材が交互に配置されるように金属と木材からそれぞれ形成して、木材と金属が交互に組み付けられるようにしてもよい。
【0064】
また、第1基本板材と第2基本板材、第1連結板材〜第3連結板材の各部材は一体物であることは条件ではなく、たとえば、図13に示すように、樹脂シートを折り曲げ加工して上下に凸状部を有する筒状の板状体60aを形成し、一方、一体成形によって所定の組付用凹凸部または連結用凹凸部を形成した連結部60bを別体物として形成し、板状体60aの両端部に該連結部60bを接合することで、第1基本板材、第2基本板材、第1連結板材、第3連結板材を形成してもよい。
【0065】
特に、樹脂によって上記各部材を形成する場合には、すべて一体成形によって形成すると樹脂材料が多量に必要になり、重量も重くなるため材料コストがかさむことになるが、上記のように板状体60aの部分を樹脂シートから形成した中空品とした場合には、軽量となり材料樹脂も少量で済むという利点がある。
【0066】
また、上記各実施形態では、基本ボックスとして前後面が開口している筒状の箱体を使用したが、開口面の一面側に背板をはめ込んでもよい。この場合には、図14に示すように、各基本板材の周縁部に溝71形成し、基本ボックスを組み付ける際に、最後の板材を組み付ける前に背板72を溝71にはめ込むことで背板72をつけた基本ボックス73を形成することができる。
さらに、各連結板材にも溝を形成し、各基本ボックスと基本ボックスの間を連結して連結ボックスまたは囲繞ボックスを形成する際に背板を嵌合していくことで、全体に背板を有する組立家具を形成することができる。
【0067】
さらに、上記各実施形態では、基本板材、及び連結板材の長辺をそれぞれ等しい長さに形成して該長辺同士を連結することで、正面視正方形の収納部を有する家具を形成したが、例えば、図15に示すように、正面視長方形の基本ボックスA1’〜A8’を形成し、基本ボックスの長辺と等しい長さの連結板材82,84と、短辺の長さと等しい長さの連結板材83を使用して、正面視長方形のボックスを有する家具80を形成してもよい。
【0068】
また、上記各実施形態では、家具の底面用の連結板材としての第1連結板材、側面用の連結板材としての第2連結板材、及び底面用の連結板材としての第3連結板材のように3種類の連結板材を使用し、各連結板材に基本ボックスに形成される連結用凹凸部をすべて隙間なく嵌合できる形状の被連結用凹凸部をそれぞれ形成したが、例えば、図16(A)乃至(C)に示すような、連結板材90を一種類のみ使用して基本ボックスの間を連結することもできる。
【0069】
該連結板材90は、上記第1実施形態の第1連結板材11と同様に、4つの角部に、基本ボックスの隅部に形成される傾斜面の接合可能な傾斜面が設けられた端部突起90a〜90dが形成されているが、第1連結板材11の接合端縁である各短辺に形成されている被連結用凹部、被連結用凹部は形成されていない。
その他の構成は、第1連結板材11と同様である。
このような、連結板材90は、上記第1実施形態の組立家具の底面10a、側面10c及び上面10bのいずれにおいても、基本ボックスの間を連結することが可能であるが、この場合には、基本ボックスと連結板材90の間に隙間が生じるため家具の底面、上面及び側面には部分的に凹部が形成されることになる。
【0070】
また、基本板材、基本ボックスと連結板材間、基本ボックス間の固定手段として上記各実施形態ではピン止め固定することとしたが、固定手段は、ピン以外にも接着剤を使用してもよく、さらにはピンを使用せずに各連結部分の凹凸を圧入嵌合させることのみで固定してもよい。
この場合には、家具の組み立て、分解が容易になり、移動や再設置がよりしやすくなるという利点がある。
【0071】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、予め組み立てられた基本ボックスの4隅の形成された連結用凹部、凸部によって、任意個数の基本ボックスを斜め方向に連結することができ、且つこれらの基本ボックスの間に形成される空間を連結板材によって連結するため、基本ボックス同士が面を接して隣接することがなく、組み立てられた家具において板材が重複する箇所が存在しない。
従って、任意数を有する家具を材料の重複がなく低コストで提供できると同時に、外観上も板材の重なり部分がないため良好な組立家具を形成できる。
【0072】
また、基本ボックス同士および基本ボックスと連結板材の連結部分の端面は、互いに接合する傾斜面が隙間なく当接した状態で連結されているため、連結部分におけるつなぎ目が目立たず、外観が良好な組立家具となる。
【0073】
また、基本ボックスが2種類の基本板材を組付用凹部及び凸部を凹凸嵌合させることで形成された場合には、組立家具を構成する主な部材がすべて嵩張らない板材から構成でき、多数の収納部を有するかなり大型の組立家具を組み立てる場合にも、設置場所にコンパクトな状態の板材を搬入してその場で任意の大きさに組み立てればよい。従って、部材の搬入が容易であると同時に家具の組立作業と設置作業と同時に行える。
また、このような大型の組立家具を別の場所に移動する場合にも、元のコンパクトな板材に分解することによって、移動及び再設置が簡単にできる。
【0074】
また、基本板材の組み付け、基本ボックス同士及び基本ボックスと連結板材との連結は凹凸嵌合によって行われるため、各部材の位置決め目や連結が容易であり、組み立て作業効率が良い。
【0075】
また、組立家具の前面側の端面が前方に突出するV形状に形成された場合には、目に付きやすい家具の前面がスッキリした印象に仕上がると同時に、基本ボックス同士または基本ボックスと連結板材の連結部分のつなぎ目が一層目立たず好ましい外観の組立家具となる。
【0076】
さらには、基本ボックスと連結板材の凹凸嵌合が、互いに隙間なく連結面が凹凸のない面に形成された場合には、組立家具の上面、下面及び両側面が滑らかな凹凸ない面一の面にでき、さらに外観上が良好な家具となる。
【0077】
さらに、第1、第2基本板材あるいは/および連結板材が木材板、金属板、樹脂板、ガラス板から選ばれた1種あるいは複数種から形成した場合には、こあれらの材質から任意の材質を単独または任意に組み合わせて家具を形成することができ、好みに応じた様々な外観の家具を形成することができる。
【0078】
また、第1、第2基本板材あるいは/および連結板材を、四角形状の無垢板あるいは中空板の端縁に、凹部および凸部が形成された別部材の接合端縁材を固定して形成した場合には、材料の軽量化が図れ、より低コストの家具が提供できると同時に、透明樹脂等から中空部を形成した場合には、これらの中空部にカラー板を挿入して、さらに多様なデザインの外観を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の組立家具の正面図である。
【図2】 第1実施形態の基本ボックスを示す図であって、(A)は2つの基本ボックスを斜め上下方向に連結する状態を前面の開口部側からみた斜視図、(B)は基本ボックスの隅部の部分拡大正面図である。
【図3】 第1実施形態の基本ボックスを背面の開口部側からみた斜視図である。
【図4】 第1実施形態の第1基本板材を示す図であって、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は側面図である。
【図5】 第1実施形態の第2基本板材を示す図であって、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は側面図である。
【図6】 第1実施形態の第1連結板材を示す図であって、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は側面図である。
【図7】 第1実施形態の第2連結板材を示す図であって、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は側面図である。
【図8】 第1実施形態の第3連結板材を示す図であって、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は側面図である。
【図9】 第1実施形態の組立家具を組み立てる状態を示す正面図である。
【図10】 第1実施形態の基本ボックスと第1連結板材の連結部分を示す要部拡大図であって、(A)は連結する前の状態を示す要部拡大正面図、(B)は連結した状態を示す要部拡大正面図である。
【図11】(A)は第1実施形態の基本ボックス同士の連結部分を示す要部拡大正面図、(B)は第1実施形態の基本ボックスと第2連結板材の連結部分を示す要部拡大正面図、(C)は第1実施形態の基本ボックスと第3連結板材の連結部分を示す要部拡大正面図である。
【図12】(A)は第2実施形態の組立家具の組み立てる状態を示す正面図、(B)は第3実施形態の組立家具の組み立てる状態を示す正面図である。
【図13】 他の形態の基本板材及び/または連結板材を示す斜視図である。
【図14】 他の形態の基本ボックスを組み立てる状態を示す概略斜視図である。
【図15】 他の形態の組立家具の組み立てる状態を示す概略正面図である。
【図16】 変形例の連結板材を示す図であって、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は側面図である。
【図17】 従来の組立家具を示す図であって、(A)は従来の組立家具に使用される箱体を示す斜視図、(B)は従来の組立家具を示す斜視図、(C)は従来の組立家具の組み立てる状態を示す斜視図である
【符号の説明】
10 組立家具
11 第1連結板材
12 第2連結板材
13 第3連結板材
A 基本ボックス
21 第1基本板材
21a 組付用凸部
22 第2基本板材
22a 組付用凹部
23 連結用凹部
24 連結用凸部
27 被連結用凸部(第1連結板材)
29 被連結用凸部(第2連結板材)
30 被連結用凹部(第2連結板材)
32 被連結用凹部(第3連結板材)
B 連結ボックス
C 囲繞ボックス
72 背板

Claims (8)

  1. 四角枠状のボックスが水平方向、垂直方向あるいは/および斜め方向に任意個数連続させて組み立てられる組立家具であって、
    四角枠状に組み立てられる基本ボックスの前端面の4隅は、正面視で隅部が斜めカットされた傾斜面とされていると共に、該4隅の左右上端縁には連結用凸部あるいは連結用凹部のいずれか一方が設けられていると共に、左右下端縁には上記連結用凸部あるいは連結用凹部のいずれか他方が設けられ、
    上記基本ボックスの連結用凸部に斜め上方の基本ボックスの連結用凹部を凹凸嵌合させて連結させると共に前端面では傾斜面同士が接合され、
    かつ、上記基本ボックスの間に形成される空間の2辺あるいは1辺を連結して連結ボックスを形成する連結板材とを備え、該連結板材の前端面は上記基本ボックスの傾斜面と接合する傾斜面とされていると共に、該連結材の両端には上記基本ボックスの連結用凹部あるいは連結用凸部と凹凸嵌合する被連結用凸部あるいは被連結用凹部が設けられていることを特徴とする組立家具。
  2. 上記基本ボックスは対向を同一形状とした2種類の第1、第2基本板材からなり、これら第1、第2基本板材の接合端縁の長さ方向両端部には、一方の第1基本板材に組付用凸部を設けると共に第2基本板材に組付用凹部を設けて凹凸嵌合で組み付け、且つ、上記組付用凹部および凸部の先端側に上記傾斜面が設けられ、さらに、上記第1基本板材の上下いずれか一方の接合端縁の長さ方向の中間位置には上記連結用凹部を設けると共に上下いずれか他方の接合端縁の長さ方向の中間位置に上記連結用凸部が設けられている請求項1に記載の組立家具。
  3. 上記基本ボックスに上下左右が囲まれて囲繞ボックスが形成されている請求項1または請求項2に記載の組立家具。
  4. 上記第1、第2基本板材及び連結板材の前面側の端面が、前方に突出するV形状とされている請求項2または請求項3に記載の組立家具。
  5. 上記第1基本板材の連結用凸部と他の第1基本板材の連結用凹部、第1基本板材の連結用凸部と上記連結板材の被連結用凹部、第1基本板材の連結用凹部と上記連結板材の被連結用凸部は、隙間なく嵌合されて連結し、連結面は凹凸が存在しない面となる請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の組立家具。
  6. 上記基本ボックス、連結ボックスあるいは/および囲繞ボックスの背面側に一体的あるいは個別的に背面板が取り付けられている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の組立家具。
  7. 上記第1、第2基本板材あるいは/および連結板材は木材板、金属板、樹脂板、ガラス板から選ばれた1種あるいは複数種から形成されている請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の組立家具。
  8. 上記第1、第2基本板材あるいは/および連結板材が、四角形状の無垢板あるいは中空板に端縁に、凹部および凸部が形成された別部材の接合端縁材を固定して形成されている請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の組立家具。
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