JP2501817Y2 - 電子機器の筐体構造 - Google Patents

電子機器の筐体構造

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JP2501817Y2 JP1990016480U JP1648090U JP2501817Y2 JP 2501817 Y2 JP2501817 Y2 JP 2501817Y2 JP 1990016480 U JP1990016480 U JP 1990016480U JP 1648090 U JP1648090 U JP 1648090U JP 2501817 Y2 JP2501817 Y2 JP 2501817Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案電子機器の筐体構造を以下の項目に従って詳細
に説明する。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来技術[第7図、第8図] D.考案が解決しようとする課題[第7図、第8図] E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第6図] a.筐体[第1図乃至第6図] a-1.筐体主部[第1図乃至第4図] a-2.フロントパネル、天板[第1図乃至第6図] b.回路基板等[第1図乃至第4図] c.筐体の組立 c-1.筐体主部とフロントパネルとの結合 c-2.天板の取付 c-3.組立の一方向性 G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規な電子機器の筐体構造に関する。詳しく
は、筐体主部と該筐体主部にその前面を覆うように取着
されたフロントパネルとを備えた電子機器の筐体構造に
関するものであり、筐体主部とフロントパネルとを結合
するための手段を工夫することにより、特別な締結部材
を用いなくても筐体主部とフロントパネルとを結合する
ことができると共に、その結合に充分な強度が得られ、
しかも、筐体の高さ方向に沿う一方向での作業だけで筐
体主部とフロントパネルとを結合することができてこの
種の筐体の組立コストを低減することができるようにし
た新規な電子機器の筐体構造を提供しようとするもので
ある。
(B.考案の概要) 本考案電子機器の筐体構造は、フロントパネルの左右
両端外部及び筐体主部のうちフロントパネルの左右両端
部と対応した位置のそれぞれに上下方向に延びる係合部
を形成し、これら係合部を互いに上下方向から係合させ
ることによって筐体主部とフロントパネルとが結合され
るようにし、これにより、特別な締結部材を用いなくて
も筐体主部とフロントパネルとを結合することができる
と共に、その結合に充分な強度が得られ、しかも、筐体
の高さ方向に沿う一方向での作業だけで筐体主部とフロ
ントパネルとを結合することができてこの種の筐体の組
立コストを低減することができるようにしたものであ
る。
(C.従来技術)[第7図、第8図] 今日、電子機器の筐体の多くは、少なくとも、その主
たる部分(以下、「筐体主部」と言う。)と該筐体主部
にその前面を覆うように取着されるフロントパネルとに
分離して構成され、通常、上記筐体主部には機械的動作
を行なう所要の機構等から成るメカデッキや主たる回路
基板等を配置し、フロントパネルには所要の操作部材や
表示手段等を配置し、そのようにすることで電子機器の
組立を容易に行なうことができるようにしている。
従って、このような筐体にあっては、筐体主部とフロ
ントパネルにこれらを互いに結合するための結合手段が
設けられる。
第7図及び第8図は筐体主部とフロントパネルを備え
た従来の筐体の各別の例a及びbを示すものである。
これらの図において、c、c′は筐体主部(図面では
一部のみ示してある。)であり、底板dと左右両側壁
e、eと図示しない背面壁等が金属板により一体に形成
されて成り、従って、その上面と前面が開口している。
f、f′は合成樹脂製のフロントパネルであり、筐体主
部c、c′の前面と略同じ大きさを有する前面壁gとそ
の外周縁から後方へ向けて突出した周壁h等から成る。
そして、筐体aにあっては、フロントパネルfの周壁
hの左右両側部i、iの上下方向における略中間の部分
から取付片j、jが後方へ向って突出され、これら取付
片j、jに挿通孔k、kが形成され、筐体主部cの左右
両側壁e、eの前端部の外側に凹部l、lが形成され、
これら凹部l、lに螺孔m、mが形成されており、そし
て、第7図(B)に示すように、上記取付片j、jを凹
部l、l内に嵌合させた状態で挿通孔k、kを挿通され
たネジn、nを螺孔m、mに螺合することにより筐体主
部cとフロントパネルfとが結合されるようになってい
る。
また、筐体bにあっては、フロントパネルf′の周壁
hの左右両側部i、iの上下両端側へ偏倚した位置から
突片o、o、・・・が後方へ向って突出されると共にこ
れら突片o、o、・・・の先端部に内側へ向けて突出さ
れた係合爪p、p、・・・が形成され、筐体主部c′の
左右両側壁e、eの前端部の外側面のうち上記突片o、
o、・・・と各別に対応した位置に凹部l、l、・・・
が形成され、これら凹部l、l、・・・の後端部に係合
孔q、q、・・・が形成されており、第8図(B)に示
すように、上記係合爪p、p、・・・を係合孔q、q、
・・・に係合させることで筐体主部c′とフロントパネ
ルf′とが結合されるようになっている。尚、係合爪
p、p、・・・の後側面r、r・・・は内側へ行くに従
って前方へ変位する斜面に形成されており、筐体主部
c′とフロントパネルf′とを前後方向で突き合わせる
ように移動させると、先ず、上記斜面r、r・・・が筐
体主部c′の側壁e、eの前端縁に当接して相対的に外
側へ向けて押圧され、それにより、突片o、o、・・・
が外側へ撓まされて係合爪p、p、・・・が凹部l、
l、・・・の外面に乗り上げ、係合爪p、p、・・・と
係合孔q、q、・・・とが一致したところで突片o、
o、・・・が元の形状に戻り、それにより、係合爪p、
p、・・・が係合孔q、q、・・・に係合される。
(D.考案が解決しようとする課題)[第7図、第8図] 従来の筐体a及びbにあってはその筐体主部c、c′
とフロントパネルf、f′との結合を上記したように行
なうようにしているのであるが、このような結合構造に
は組立のコストや作業性等について様々な問題がある。
即ち、筐体aにあっては、特別な締結部材であるネジ
n、nが必要であるため、この分のコストがかかると共
に、取付片j、jを凹部l、lに嵌合させるために筐体
主部cとフロントパネルfとを相対的に移動させる方向
が前後方向となり、かつ、ネジn、nを螺孔m、mに螺
合させるための作業の方向が左右方向になり、更に、こ
れに上下方向となる天板の取付方向が加わると、筐体の
組立のために全部で3つの部材移動方向があることにな
り、組立機による自動組立が極めて困難であり、従っ
て、組立を手作業により行なうことを余儀なくされるの
で、組立に時間がかかると共に、ネジ止めという煩わし
い作業を伴ない、これらが組立コストを高いものにして
しまうという問題がある。
この点、筐体bにあっては、筐体主部c′とフロント
パネルf′とを相対的に前後方向で移動させるだけでこ
れら筐体主部c′とフロントパネルf′とを結合させる
ことができるので、結合のための作業が簡単になるとい
う利点はあるが、凡そ、自動機による作業の方向は上方
からの一方向であるため、これも自動組立にすることは
困難であり、しかも、係合孔q、q、・・・に係合され
た係合爪p、p、・・・にはフロントパネルf′に加わ
る荷重の方向如何によってはかなり大きなストレスが加
えられるため、当該電子機器の組立中あるいは運搬中に
係合爪p、p、・・・や突片o、o、・・・が折れた
り、あるいはフロントパネルf′の周壁h等に亀裂が生
じたりする惧れがあり、従って、結合強度の信頼性に欠
けるという問題がある。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本考案電子機器の筐体構造は、上記した課題
を解決するために、筐体主部にその前面を覆うように取
着されるフロントパネルの左右両端外部及び筐体主部の
うちフロントパネルの左右両端外部と対応した位置のい
ずれか一方に上下方向に延びる係合溝を、他方に係合凸
条をそれぞれ形成し、上記係合溝に係合凸条を上下方向
から係合することにより筐体主部とフロントパネルとが
結合されるようにしたものである。
従って、本考案電子機器の筐体構造によれば、ネジ等
の特別な締結部材を用いなくてもフロントパネルと筐体
主部とを結合することができると共に、係合凸条を係合
溝に係合させるための作業は筐体の高さ方向に沿う一方
向での作業となるので、組立作業を極めて容易に行なう
ことができ、筐体主部とフロントパネルとの結合を自動
組立機等により自動的に行なうようにすることも容易で
あり、これらによって、筐体の組立コストを低減するこ
とができ、かつ、組立を短時間に行なうことができ、し
かも、係合溝と係合凸条との係合は筐体の高さの略全体
に亘って為されるようにすることができるためフロント
パネルと筐体主部との結合には充分な強度を得ることが
可能である。
(F.実施例)[第1図乃至第6図] 以下に、本考案電子機器の筐体構造の詳細を図示した
実施例に従って説明する。
尚、図示した実施例は、本考案をディスクプレーヤ1
の筐体構造に適用したものである。
(a.筐体)[第1図乃至第6図] 2はディスクプレーヤ1の筐体であり、該筐体2は筐
体主部3とフロントパネル4と天板5とから成る。
(a-1.筐体主部)[第1図乃至第4図] 筐体主部3は、左右方向に長い略長方形状をした底板
6と該底板6の左右両側縁から立ち上げられた側壁7、
7と底板6の後側縁から立ち上げられた背面壁8とが金
属板により一体に形成されて成り、従って、上面と前面
が開口されている。
9及び9′は側壁7、7の前端部全体を内側へ向けて
折曲することにより形成された左右幅の狭い係合突条で
あり、その全体が筐体2の高さ方向に延びるように形成
されている。
10、10は底板6の前端部のうち中央と左右両端との間
の位置に上方へ向って切起状に形成された規制片であ
り、比較的背が低く、かつ、側方から見て略非等脚台形
状をしている。
そして、筐体2の上側縁はその前端部が他の部分より
僅かに高くされ、該前端部及び前端部から稍後方へ寄っ
た位置までの間を除いた部分に内側へ突出した幅狭の庇
片11、11、11が形成されている。
(a-2.フロントパネル、天板)[第1図乃至第6図] フロントパネル4は、筐体主部3の前面の外形と略同
じ外形を有する前面壁12と該前面壁12の外周縁から後方
へ向って突出した周壁13と前面壁12の所定の位置から後
方へ向って突出した取付ボス14、14、14等が合成樹脂に
より一体に形成されて成り、従って、後面が開口した前
後幅の小さい箱状をしている。
そして、周壁13の左右両側部15、15の肉厚は筐体主部
3の係合突条、9、9′の左右幅の略2倍位の厚さを有
し、この側部15、15の外側面15a、15aの稍前寄りの位置
に係合溝16、16′が形成されている。これら係合溝16、
16′は筐体2の高さ方向に延び、かつ、その上端がフロ
ントパネル4の上面に、その下端がフロントパネル4の
底面にそれぞれ開口しており、その下端部16a、16′a
を除く部分の前後幅は係合突条9、9′の厚さと略等し
く、また、下端部16a、16′aは下端へ行くに従って前
後幅が大きくなるように、即ち、略テーパ状を為すよう
に形成されている。
17、17は周壁13の底部18の中央と左右両端との間の位
置に形成された規制孔であり、該規制孔17、17は筐体主
部3に形成された規制片10、10の上方から見た大きさと
略同じ大きさを有している。19は底部18の後側縁に形成
された切欠である。
そして、前面壁12には、左右方向に細長いトレイ出入
口20や操作部材配置孔21、21、・・・、表示窓22が形成
され、該表示窓22は透明板23により覆われている。
尚、周壁13の側部15、15の外側面15a、15aのうち係合
溝16、16′から後側の領域はその余の領域より稍内側に
位置するようにされ、周壁13の上面の後端部には浅い切
欠24が、また、底面の前端部を除く部分には浅い切欠25
がそれぞれ形成されている。
天板5は筐体主部3の底板6と略同じ大きさの左右方
向に長い略長方形状をしており、その前後方向の幅は側
壁7、7の長さより稍短くなっている。
(b.回路基板等)[第1図乃至第4図] 26は主回路基板であり、筐体主部3の内底部に水平に
配置され、図示しない固定手段により底板6に固定され
ている。そして、主回路基板26の前側縁の中央部より稍
左寄りの位置からコネクタ取付部26aが前方へ向って突
出しており、該コネクタ取付部26aの上面にコネクタ27
がその嵌合突部27aが上方を向く向きで取着されてい
る。
28は補助回路基板であり、所要の回路部品29、29・・
・の他に、その前面に発光表示装置30が取着されると共
に、その後面の下端部のうち中央から稍左寄りの位置に
コネクタ31がその嵌合凹部31a(第4図参照)が下方に
向って開口した向きで取着されている。そして、このよ
うな補助回路基板28は、これに形成された挿通孔32、3
2、32を後方から挿通されたネジ33、33、33がフロント
パネル4の取付ボス14、14、14に形成された螺孔14a、1
4a、14aに螺合されることにより、前面壁12にそれと平
行な姿勢で固定され、コネクタ31は周壁底部18に形成さ
れた切欠19の上方に位置される。
尚、筐体主部3の内部には、図示しないメカデッキ、
即ち、所定の記録媒体ディスクを回転させるためスピン
ドル機構や記録媒体ディスクに対する再生を行なうため
の再生手段等所要の機構を備えたメカデッキが装着さ
れ、また、フロントパネル4の前面壁12の内面には各種
の操作部材34、34、・・・を有する操作機構が支持さ
れ、それら操作部材34、34・・・の前端部は前面壁12に
形成された操作部材配置孔21、21、・・・内に配置され
る。
(c.筐体の組立) 筐体2の組立は次のように為される。
(c-1.筐体主部とフロントパネルとの結合) 先ず、筐体主部3とフロントパネル4とを結合する。
この結合は、筐体主部3に形成された係合突条9、
9′をフロントパネル4に形成された係合溝16、16′に
係合させることで行なう。例えば、第1図に示すよう
に、フロントパネル4を筐体主部3の上方に位置させた
状態から、左側の係合溝16と係合突条9とを、右側の係
合溝16′と係合突条9′とを、それぞれ位置合わせしな
がらフロントパネル4を下方へ移動させると、係合突条
9が係合溝16に、係合突条9′が係合溝16′にそれぞれ
係合される。この係合は、第4図に示すように、フロン
トパネル4の周壁13の底部18のうち切欠25が形成された
部分が底板6上に載置されるまで行なう。
尚、前記したように、係合溝16、16′の下端部16a、1
6′aはテーパ状に形成されているので、係合溝16、1
6′と係合突条9、9′とを容易に係合させることがで
きる。
そして、係合溝16、16′と係合突条9、9′とがこの
ように係合されるのと同時に、筐体主部3に形成された
規制片10、10がフロントパネル4に形成された規制孔1
7、17に相対的に挿通される。
また、係合溝16、16′と係合突条9、9′との係合が
完了すると、底板6の前端部はフロントパネル4の周壁
13の底部18に形成された切欠25内に位置するので、フロ
ントパネル4の底面と筐体主部3の底面とは同一平面内
に位置され、また、側壁7、7の前端寄りの部分はフロ
ントパネル4の周壁13の側部15、15の外側面15a、15aの
うち係合溝16、16′より後側の領域と接するように位置
するので、フロントパネル4の側部15、15の外側面15
a、15aのうち係合溝16、16′より前側の部分と筐体主部
3の側壁7、7の外側面とが同一平面内に位置される。
しかして、係合溝16、16′と係合突条9、9′とが係
合されることにより筐体主部3の前端部の左右両側部と
フロントパネル4の左右両端部とが結合されると共に、
規制片10、10が規制孔17、17に挿通されることによりフ
ロントパネル4の底部の中央部寄りの箇所の位置が前後
方向で規定され、これらにより筐体主部3とフロントパ
ネル4とが一体的に結合され、筐体主部3の前面にはフ
ロントパネル4によって覆われることになる。
尚、筐体主部3とフロントパネル4とがこのように結
合されるとき主回路基板26に取着されたコネクタ27の嵌
合突部27aが補助回路基板28に取着されたコネクタ31の
嵌合凹部31aに内嵌され、それにより、これらコネクタ2
7と31とが結合されて、主回路基板26の回路と補助回路
基板28の回路との間が接続される。
(c-2.天板の取付) 筐体主部3とフロントパネル4とが上記したように結
合された後、天板5を取り付ける。
天板5の取付はその外周部に形成された図示しない多
数の挿通孔を上方から挿通されたネジ35、35、・・・
(第3図に一部のみ示してある。)を筐体主部3の庇片
11、11、・・・に形成された図示しない螺孔に螺合する
ことにより行なわれる。
これにより、筐体主部3の上面が天板5によって覆わ
れる。
そして、天板5がこのように取着されると、その前端
部5aが第4図に示すように、フロントパネル4の周壁13
の上面に形成された切欠24内に位置され、それにより、
フロントパネル4の上方への移動が阻止されるので、フ
ロントパネル4の高さ方向での位置が規定される。
尚、場合によっては、天板5の前端部5aとフロントパ
ネル4の周壁13の上面部とをネジにより結合するように
しても良い。
36は所定の記録媒体ディスクが着脱自在に載置される
スライドトレイである。
(c-3.組立の一方向性) このように、筐体主部3とフロントパネル4との結合
及び天板5の取付作業の方向性は、いずれも、上方から
だけの一の方向のみとなる。
従って、筐体主部3とフロントパネル4との結合や天
板5のねじ止め等を適宜な自動組立機により自動的に行
なうことが容易であり、また、それらの作業を手作業で
行なうとしても、その作業を極めて楽に行なうことがで
きる。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案電
子機器の筐体構造は、筐体主部と該筐体主部にその前面
を覆うように取着されたフロントパネルとを備えた電子
機器の筐体構造であって、フロントパネルの左右両端外
部及び筐体主部のうちフロントパネルの左右両端外部と
対応した位置のいずれか一方に上下方向に延びる係合溝
を、他方に係合凸条をそれぞれ形成し、上記係合溝に上
記係合凸条を上下方向から係合することにより筐体主部
とフロントパネルとが結合されるようにしたことを特徴
とする。
従って、本考案電子機器の筐体構造によれば、ネジ等
の特別な締結部材を用いなくてもフロントパネルと筐体
主部とを結合することができると共に、係合凸条を係合
溝に係合させるための作業は筐体の高さ方向に沿う一方
向での作業となるので、組立作業を極めて容易に行なう
ことができ、筐体主部とフロントパネルとの結合を自動
組立機等により自動的に行なうようにすることも容易で
あり、これらによって、筐体の組立コストを低減するこ
とができ、かつ、組立を短時間に行なうことができ、し
かも、係合溝と係合凸条との係合は筐体の高さの略全体
に亘って為されるようにすることができるためフロント
パネルと筐体主部との結合には充分な強度を得ることが
可能である。
尚、前記実施例においては、合成樹脂製のフロントパ
ネルの左右両側面に係合溝を形成し、金属板から成る筐
体主部の左右両側壁の前端部に係合突条を折曲形成する
ようにしたがこのようにすることにより、係合溝と係合
凸条の形成を容易に行なうことができると共に、係合凸
条に高い強度を持たせることができる。
もっとも、本考案を実施するに際しては、フロントパ
ネルに係合凸条を形成し、筐体主部に係合溝を形成する
ようにしても良い。
また、上記実施例ではフロントパネルと筐体主部の左
右両端部に係合凸条と係合溝をそれぞれ1組設けるよう
にしたが、場合によっては係合凸条及び係合溝を2組以
上設けることも考えられる。
そして、本考案は、フロントパネル及び筐体主部が単
一体構造であるものに限らず、フロントパネル及び/又
は筐体主部が複数の部材を結合して成る複合構造のもの
にも適用することができ、更に、適用できる電子機器の
種類も実施例に示したものに限らず、筐体主部とフロン
トパネルを有する筐体を備えた各種の電子機器に適用す
ることができる。
尚、本考案を実施する場合、フロントパネルと筐体主
部とが結合された後、それに天板や底板あるいは化粧板
等を取着する際にその取着のための締結手段を利用して
フロントパネルと筐体主部とを最終的に締結することも
考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案電子機器の筐体構造をディス
クプレーヤの筐体構造に適用した実施の一例を示すもの
であり、第1図は筐体主部を切り欠いて示す要部の拡大
分解斜視図、第2図は筐体をその一部を分解して示す斜
視図、第3図は第2図のIII-III線に沿う要部の拡大断
面図、第4図は第3図のIV-IV線に沿う断面図、第5図
はフロントパネルの拡大右側面図、第6図はフロントパ
ネルの拡大左側面図、第7図は従来の電子機器の筐体構
造の一例を示すもので、(A)は要部の斜視図、(B)
は要部を拡大して示す水平断面図、第8図は従来の電子
機器の筐体構造の他の例を示すもので、(A)は要部の
斜視図、(B)は要部を拡大して示す水平断面図であ
る。 符号の説明 1……電子機器、2……筐体、3……筐体主部、4……
フロントパネル、5……天板、9、9′……係合凸条、
15……左右両端外部、16、16′……係合溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体主部と該筐体主部にその前面を覆うよ
    うに取着されたフロントパネルとを備えた電子機器の筐
    体構造であって、 フロントパネルの左右両端外部及び筐体主部のうちフロ
    ントパネルの左右両端外部と対応した位置のいずれか一
    方に上下方向に延びる係合溝を、他方に係合凸条をそれ
    ぞれ形成し、 上記係合溝に上記係合凸条を上下方向から係合すること
    により筐体主部とフロントパネルとが結合されるように
    した ことを特徴とする電子機器の筐体構造
  2. 【請求項2】電子機器の筐体構造が筐体主部とフロント
    パネルと天板とを備え、筐体主部とフロントパネルとの
    結合後に天板を筐体主部に螺子止めすることによりフロ
    ントパネルを上下方向から挟持固定するようにした ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の筐体構造
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