JPH11175501A - フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ、およびプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ、およびプログラムを記録した記録媒体

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JPH11175501A
JPH11175501A JP33748997A JP33748997A JPH11175501A JP H11175501 A JPH11175501 A JP H11175501A JP 33748997 A JP33748997 A JP 33748997A JP 33748997 A JP33748997 A JP 33748997A JP H11175501 A JPH11175501 A JP H11175501A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ電源電圧の値が、フラッシュメモリ
内蔵マイクロコンピュータを作成するときのプロダクト
パラメータの変動などに起因して、予め設計された値か
ら変動してしまう可能性があった。 【解決手段】 アナログ電源電圧の調整用のプログラム
に従って、CPU2は、A−D変換器7によりデジタル
データに変換されたアナログ電源電圧(VDEC,VD
EC2,VAMP)に応じて、そのアナログ電源電圧の
値が所望の値になるまで、アナログ電圧調整レジスタ2
8の値を変更する。そして、電圧発生回路31はアナロ
グ電圧調整レジスタ28の値に応じてアナログ電源電圧
を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フラッシュメモ
リを内蔵するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと
いう)に関し、特に、内部あるいは外部メモリに記憶さ
れたプログラムに従って中央演算処理装置(以下、CP
Uという)を動作させてフラッシュメモリの内容を書き
換えるフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリ内蔵マイコンのフラッ
シュメモリにおける記憶内容の書換方式は、次の2つの
方式に大別することができる。 (1)CPUの動作を停止させた状態で、外部の書き込
みアダプタとPROMライタを利用してフラッシュメモ
リの記憶内容の書き換えを行う外部書換方式。 (2)内部メモリまたは外部メモリに記憶されているプ
ログラムに従ってCPUを動作させ、フラッシュメモリ
の記憶内容の書き換えを行うCPU書換方式。
【0003】図7は上述のCPU書換方法でフラッシュ
メモリの記憶内容の書き換えを行う従来のフラッシュメ
モリ内蔵マイコンを示す構成図である。図において、1
はマイコンであり、2はCPUであり、3はタイマ、シ
リアルI/Oインタフェースなどの周辺装置であり、4
はRAMであり、5はI/Oポートである。6はD−A
変換器であり、7はA−D変換器であり、8はCPU
2、周辺装置3、RAM4、I/Oポート5、D−A変
換器6、A−D変換器7、およびフラッシュメモリ部1
9に接続されたデータバスである。なお、データバス8
と同様に図示せぬアドレスバスも設けられている。
【0004】19は、フラッシュメモリ制御部20、電
圧発生回路31、ソース回路37、アドレスデコーダ3
8、読出書込制御回路40、およびフラッシュメモリ
(メモリセルアレイ)41で構成されるフラッシュメモ
リ部である。フラッシュメモリ部19において、20
は、フラッシュ制御レジスタ21、フラッシュコマンド
レジスタ22、コマンドデコーダ23およびシーケンス
回路26で構成され、制御線29を介して読出書込制御
回路40とアドレスデコーダ38を制御し、制御線27
を介して電圧発生回路31を制御するフラッシュメモリ
制御部であり、31は電源端子43,44,45を介し
てマイコン1外部よりそれぞれ供給される電圧Vpp
(例えば12.0ボルト),Vcc(例えば5.0ボル
ト),Vssから、電源線39を介して読出書込制御回
路40に供給される読み出し電圧と書き込み電圧、電源
線36を介してアドレスデコーダ38に供給されるアド
レスデコード電圧、および、電源線35を介してソース
回路37に供給される消去電圧を生成する電圧発生回路
である。
【0005】10−0〜10−nは端子AN0〜ANn
のうちのいずれかを選択し、A−D変換器7の入力端子
ANinの電位をその端子の電位と同電位にするトラン
スミッションゲートであり、9−0〜9−n,はD−A
変換器6からの出力信号を選択し、端子DA0〜DAn
へ出力するトランスミッションゲートである。図8は、
トランスミッションゲート9−0〜9−n,10−0〜
10−nの構成を示す図である。図8(a)に示すトラ
ンスミッションゲート90は、その実際の回路として
は、図8(b)に示すようにnチャネルトランジスタ9
1とpチャネルトランジスタ92のソースとドレインが
それぞれ接続された構成になっており、その接続された
ソースとドレインが端子120,121に接続されてい
る。
【0006】16はA−D変換器7の動作を開始すると
きに外部トリガ信号ADtrgを入力される外部トリガ
入力端子である。17はD−A変換器6およびA−D変
換器7に供給されるアナログ電源AVss(接地電位)
が印加されるアナログ電源端子であり、18はD−A変
換器6およびA−D変換器7に供給される、D−A変換
およびA−D変換の基準電圧Vrefが印加される基準
電圧端子である。
【0007】次に動作について説明する。ここでは、上
述のCPU書換方式に従った動作について説明する。ま
ず、CPU2は、フラッシュメモリ41に格納されてい
る、CPU書換動作を記述した制御プログラム(以下、
ブートプログラムという)を、データバス8を介してR
AM4に転送し、記憶させる。次に、CPU2は、処理
を、RAM4に転送したブートプログラムにジャンプさ
せる。すなわち、これ以降の動作は、ブートプログラム
に従って実行される。
【0008】そして、CPU2は、フラッシュメモリ制
御部20のフラッシュ制御レジスタ21のうちのCPU
書換モード選択ビットに値「1」を書き込む。これによ
り、CPU書換方式が選択される。
【0009】次に、CPU2は、フラッシュコマンドレ
ジスタ22に後述のコマンドを書き込み、コマンドデコ
ーダ23は、書き込まれたコマンドを解読し、実行すべ
きコマンドをシーケンス回路26に対して指示する。シ
ーケンス回路26は、指示されたコマンドに対応するシ
ーケンスを実行し、制御線27,29を介して制御信号
を供給し、電圧発生回路31、読出書込制御回路40お
よびアドレスデコーダ38をシーケンスに従って動作さ
せる。
【0010】電圧発生回路31は、制御線27を介して
供給される制御信号に応じて、電源端子43,44,4
5より供給される電源Vpp,Vcc,Vssから所定
の電圧値の電源電圧を発生し、電源線35,36,39
にその電圧を所定のタイミングで印加し、ソース回路3
7、読出書込制御回路40およびアドレスデコーダ38
にそれぞれ供給する。
【0011】なお、上述のコマンドには、例えば次に示
すようなものがある。 (1)リードコマンド:フラッシュメモリ(メモリセ
ル)に記憶されたデータ(0または1)を読み出すため
のコマンド (2)プログラムコマンド:フラッシュメモリ(メモリ
セル)に値「0」のデータを書き込むためのコマンド (3)プログラムベリファイコマンド:書込実行後のデ
ータを読み出し、値「0」のデータの書込みが正しく行
われたを検証するためのコマンド (4)イレーズコマンド:フラッシュメモリから値
「0」のデータを消去するためのコマンド(すなわち、
メモリセルに記憶されるデータの値を「1」にするコマ
ンド) (5)イレーズベリファイコマンド:消去実行後にフラ
ッシュメモリの内容を読み出し、値「0」のデータが確
実に消去されたことを確認するためのコマンド
【0012】次に、フラッシュメモリ部19のうちの、
フラッシュメモリ41の1つのメモリセルに接続され
る、アドレスデコーダ38、読出書込制御回路40およ
びソース回路37の部分的な回路を示し、各コマンド実
行時の動作について説明する。
【0013】図9は、図7のフラッシュメモリ部19の
うちの、フラッシュメモリ41の1つのメモリセルに接
続される、アドレスデコーダ38、読出書込制御回路4
0およびソース回路37の部分的な回路を示すブロック
図であり、図10は、各コマンド実行時における、図9
の回路の各電源の電圧値を示す図である。図9におい
て、101は、ゲートがワード線102に接続され、ド
レインがビット線103に接続され、ソースがソース回
路37iに接続された1ビットのフラッシュメモリセル
(以下、単にメモリセルという)であり、104は、ア
ドレスデコーダ38においてワード線102に接続さ
れ、電源VDECで駆動されるワード線バッファであ
り、105はアドレスデコーダ38において電源VDE
C2で駆動され、アドレスバス106からのアドレスデ
ータに応じた電圧をワード線バッファ104に出力する
アドレスデコード回路である。なお、この電源VDE
C,VDEC2は電源線36を介して供給される。ま
た、ソース回路37iは、ソース回路37のうちの、1
つのメモリセル101に対応する回路であり、電源VM
Sで駆動され、メモリセル101のフローティングゲー
ト115から電子を引き抜くものである。
【0014】107は、読出書込制御回路40において
電源VAMPで駆動され、データ読出時にビット線10
3を介してメモリセル101に記憶されたデータを読み
出し、データバス8に出力するセンスアンプであり、1
08は読出書込制御回路40において電源VMDで駆動
され、データ書込時に、データバス8からのデータを、
ビット線103を介してメモリセル101に書き込む書
込回路である。111は、複数のメモリセル101にそ
れぞれ接続される複数のビット線103のうちのいずれ
かを選択し、選択したビット線103をセンスアンプ1
07および書込回路108に接続するセレクタである。
【0015】なお、図9には1ビットのメモリセル10
1に対応する部分的な回路だけが記載されており、実際
には、多数のメモリセル101に対応して同様の回路が
多数設けられている。
【0016】次に、まずリードコマンド実行時の動作に
ついて説明する。図10に示すように、イレーズコマン
ド実行時に使用される電源VMS以外のすべての電源
は、5.0ボルトに設定され、ワード線102の電位も
5.0ボルトになる。センスアンプ107は、ビット線
103の電位を検出して、メモリセル101のドレイン
電流の流れ易さを調べ、電流が流れにくいときはメモリ
セル101に記憶されているデータの値が「0」であ
り、電流が流れ易いときはデータの値が「1」であると
して、そのデータの値をデータバス8に出力する。
【0017】次に、プログラムコマンド実行時の動作に
ついて説明する。図10に示すように、ワード線バッフ
ァ104の電源VDECが12.0ボルトに設定される
ので、ワード線102の電位も12.0ボルトになる。
また、書込回路108の電源VMDも12.0ボルトに
設定され、その電圧が中間の回路により降圧されるの
で、メモリセル101のドレインに接続されるビット線
103の電位は約7ボルトになる。一方、ソース回路3
7iの電源VMSは0ボルトである。したがって、ソー
ス−ドレイン間には、約7ボルトの電圧が印加され、ド
レイン電流が生じる。この電流により発生したホットエ
レクトロンがフローティングゲート115に注入され、
値「0」のデータが書き込まれる。
【0018】次に、イレーズコマンド実行時の動作につ
いて説明する。図10に示すように、ソース回路37i
の電源VMSが12.0ボルトに設定される。このと
き、ワード線102の電位は、アドレスデコード回路1
05により0ボルトに設定され、ビット線103は、セ
レクタ111により遮断される。したがって、ソース−
ゲート間に12.0ボルトの電圧が印加され、トンネル
現象を利用してフローティングゲート115の電子をソ
ース側に引き抜き、値「0」のデータを消去する。な
お、このように電子が引き抜かれた状態では、値「1」
のデータを記憶していることになる。
【0019】次に、プログラムベリファイコマンド実行
時の動作について説明する。図10に示すように、ワー
ド線バッファ104の電源VDECが6.3ボルトに設
定され、ワード線102の電位も同様に6.3ボルトに
なる。一方、センスアンプ107の電源VAMPは5.
5ボルトに設定される。この場合、リードコマンド実行
時に比較してドレイン電流が流れ易い状態になる。すな
わち、メモリセル101の内容が、値「1」のデータと
して読み出され易い状態になる。したがって、プログラ
ムコマンド実行時において、メモリセル101のフロー
ティングゲート115にホットエレクトロンが注入さ
れ、値「0」のデータが確実に書き込まれていないと、
値「0」のデータが書き込まれたと判断されない。な
お、読み出されたデータの値が「1」であると判断され
た場合、プログラムコマンドを再度実行した後、再度プ
ログラムベリファイコマンドが実行される。そして、こ
の動作は、値「0」のデータが書き込まれたと判断され
るまで繰り返される。
【0020】次に、イレーズベリファイコマンド実行時
の動作について説明する。図10に示すように、ワード
線バッファ104の電源VDECとアドレスデコード回
路105の電源VDEC2が3.5ボルトに設定され、
ワード線102の電位が3.5ボルトになる。また、セ
ンスアンプ107の電源VAMPが4.0ボルトに設定
される。この場合、プログラムベリファイ実行時とは逆
に、リードコマンド実行時に比較してドレイン電流が流
れにくい状態になる。すなわち、メモリセル101の内
容は、値「0」のデータとして読み出され易い状態にな
る。したがって、イレーズコマンド実行時において、メ
モリセル101のフローティングゲート115から確実
に電子が引き抜かれていないと、値「0」のデータが消
去されたと判断されない(すなわち、値「1」のデータ
を記憶していると判断されない)。なお、読み出された
データの値が「0」であると判断された場合、イレーズ
コマンドを再度実行した後、再度イレーズベリファイコ
マンドが実行される。そして、この動作は、値「0」の
データが消去されたと判断されるまで繰り返される。
【0021】なお、プログラムベリファイ時やイレーズ
ベリファイ時において、ワード線バッファ104の電源
VDEC、アドレスデコード回路105の電源VDEC
2、およびセンスアンプ107の電源VAMPの電圧値
を、例えば6.3ボルト、5.5ボルトといった12.
0ボルトと5.0ボルトとの間の中間電位、または、例
えば4.0ボルト、3.5ボルトといった5.0ボルト
と0ボルトとの間の中間電位に適宜設定することによ
り、プログラム動作による書込レベル(ドレイン電流の
流れにくさ)およびイレーズ動作による消去レベル(ド
レイン電流の流れ易さ)を調整することができる。以
下、電源VDEC,VDEC2,VAMPなどの中間電
位を発生する電源をアナログ電源というとともに、その
電源電圧をアナログ電源電圧という。
【0022】次に、アナログ電源電圧を発生する回路の
一例について説明する。図11は、アナログ電源電圧を
発生するアナログ電源電圧発生回路の一例を示す回路図
である。なお、図11のアナログ電源電圧発生回路は、
1つのアナログ電源電圧を発生する回路であり、同様の
回路が、供給するアナログ電源電圧の数だけ設けられて
いる。図において、200は基準電圧AVrefを生成
する基準電圧発生部であり、201は基準電圧発生部2
00により生成された基準電圧AVrefをアナログ電
源電圧として上述の回路に印加し、その回路を駆動する
駆動部である。
【0023】203は、入力端が動作モード信号供給端
206に接続され、出力端が基準電圧発生部200のp
チャネルトランジスタ211のゲートとnチャネルトラ
ンジスタ204のゲートに接続されたインバータであ
り、204はゲートがインバータ203の出力端に接続
され、ソースが接地され、ドレインが基準電圧発生部2
00の基準電圧点212に接続されたnチャネルトラン
ジスタである。205は、入力端が動作モード信号供給
端206に接続され、出力端が駆動部201のnチャネ
ルトランジスタ223のゲートに接続されたインバータ
である。206は、上述のコマンドに対応して電源電圧
を発生するときに、Hレベルの動作モード信号を供給さ
れる動作モード信号供給端である。なお、動作モード信
号は、フラッシュメモリ制御部20から制御線27を介
して供給される。
【0024】基準電圧発生部200において、211
は、ゲートがインバータ203の出力端に接続され、ソ
ースが電源202に接続され、ドレインが基準電圧点2
12に接続されたpチャネルトランジスタである。21
3〜216は、それぞれのゲートとドレインが接続され
るとともに、ソースが隣りのnチャネルトランジスタの
ドレインとゲートに接続されたnチャネルトランジスタ
群であり、一端のnチャネルトランジスタ群213のゲ
ートとドレインは基準電圧点212に接続され、他端の
nチャネルトランジスタ群216のソースは接地されて
いる。なお、電源202としては、電源Vppと電源V
ccとの間の中間電位を発生させる場合、電源Vppが
使用され、電源Vccと0ボルトとの間の中間電位を発
生させる場合、電源Vccが使用され、電源Vppと電
源Vccとの間の中間電位および電源Vccと0ボルト
との間の中間電位のいずれかを適宜発生させる場合、動
作(コマンド)に応じて電圧値が電圧Vppまたは電圧
Vccに切り替えられる電源Vccppが使用される。
【0025】駆動部201においては、221は、pチ
ャネルトランジスタ231,232とnチャネルトラン
ジスタ233,234,235で構成され、出力点22
4の電圧を基準電圧AVrefに保つように動作するカ
レントミラー回路であり、222は、ゲートがnチャネ
ルトランジスタ234のドレインに接続され、ソースが
電源202に接続され、ドレインが出力点224に接続
されたpチャネルトランジスタであり、223はゲート
がインバータ205の出力端に接続され、ソースが接地
され、ドレインが出力点224に接続されたnチャネル
トランジスタである。
【0026】次に動作について説明する。Hレベルの動
作モード信号が供給されると、基準電圧発生部200の
pチャネルトランジスタ211のゲートの電位は、イン
バータ203で反転されたLレベルになるので、pチャ
ネルトランジスタ211はオン状態になる。同様に、n
チャネルトランジスタ204のゲートの電位はLレベル
になるので、nチャネルトランジスタ204はオフ状態
になる。したがって、基準電圧発生部200において、
nチャネルトランジスタ群213〜216と、pチャネ
ルトランジスタ211により電源202の電圧が分圧さ
れ、分圧された電圧が、基準電圧点212の電圧、すな
わち基準電圧AVrefになる。
【0027】そして、このとき、駆動部201において
は、nチャネルトランジスタ223がオフ状態になると
ともに、カレントミラー回路221のnチャネルトラン
ジスタ235がオン状態になり、カレントミラー回路2
21が動作する。したがって、カレントミラー回路22
1とpチャネルトランジスタ222により出力点224
の電圧が、基準電圧点212の電圧に等しくなるように
制御される。
【0028】このようにして、動作モード信号が供給さ
れると、アナログ電源電圧が発生される。
【0029】一方、Hレベルの動作モード信号が供給さ
れずに、動作モード信号供給端206の電位がLレベル
である場合、基準電圧発生部200のpチャネルトラン
ジスタ211はオフ状態になり、nチャネルトランジス
タ204はオン状態になる。駆動部201においては、
nチャネルトランジスタ223がオン状態になるととも
に、カレントミラー回路221のnチャネルトランジス
タ235がオフ状態になるので、出力点224の電圧は
0ボルトになる。
【0030】次に、イレーズコマンド実行時の電源電圧
すなわち消去電圧を発生する回路について説明する。
【0031】図12は、ソース回路37i、および電圧
発生回路31に設けられている消去電圧発生回路240
を示す回路図であり、図13は、イレーズコマンド実行
時における電源VMSの電圧波形を示す図である。図に
おいて、240は、消去電圧発生回路であり、37iは
1つのメモリセル101に対応するソース回路である。
消去電圧発生回路240において、241は、メモリセ
ル101に記憶されたデータを消去するときにフラッシ
ュメモリ制御部20からイレーズパルス信号ERSMを
供給される入力端子であり、242は、ゲートが電源V
ccに接続され、ドレインが入力端子241に接続さ
れ、ソースがインバータ243の入力端に接続されたn
チャネルトランジスタである。
【0032】243は、入力端がnチャネルトランジス
タ242のソースとpチャネルトランジスタ244のド
レインに接続され、出力端がpチャネルトランジスタ2
44のゲートとpチャネルトランジスタ245のゲート
に接続されたインバータであり、244は、ゲートがイ
ンバータ243の出力端に接続され、ソースが電源Vc
cppに接続され、ドレインがインバータ243の入力
端に接続されたpチャネルトランジスタである。なお、
電源Vccppは、その電圧がイレーズコマンド実行時
にVpp(12ボルト)に、その他の時にはVcc(5
ボルト)に設定される電源である。
【0033】245は、ゲートがインバータ243の出
力端に接続され、ソースが電源Vccppに接続され、
ドレインが消去電圧供給端249(すなわち、電源VM
S)に接続されたpチャネルトランジスタであり、24
6は、入力端が入力端子241に接続され、出力端がn
チャネルトランジスタ247のゲートに接続されたイン
バータであり、247は、ゲートがインバータ246の
出力端に接続され、ソースが接地され、ドレインが消去
電圧供給端249に接続されたnチャネルトランジスタ
である。
【0034】ソース回路37iにおいて、248は、電
源Vccppにゲートが接続され、ソースが接地され、
ドレインが消去電圧供給端249に接続された、β値
(電流増幅率)の小さいnチャネルトランジスタであ
る。
【0035】次に動作について説明する。イレーズコマ
ンドが実行されると、入力端子241にHレベルのイレ
ーズパルス信号ERSMが供給される。このとき、nチ
ャネルトランジスタ247のゲートの電位は、インバー
タ246によりイレーズパルス信号を反転したLレベル
の電位になり、nチャネルトランジスタ247はオフ状
態になる。一方、pチャネルトランジスタ245のゲー
トの電位は、インバータ243によりイレーズパルス信
号を反転したLレベルの電位になり、pチャネルトラン
ジスタ245はオン状態になる。なお、nチャネルトラ
ンジスタ242は常にオン状態である。
【0036】したがって、消去電圧供給端249の電位
が電源Vccppの電位になり、メモリセル101のフ
ローティングゲート115に蓄積された電子は、メモリ
セル101のソースを介して引き抜かれ、pチャネルト
ランジスタ245を介して電源Vccppに出力され
る。なお、ソース回路37iのnチャネルトランジスタ
248は常時オン状態であるが、β値が小さいため、イ
レーズコマンド実行時において、消去電圧供給端249
の電位が接地電位と同一になることはない。
【0037】このとき、電源VMS(消去電圧供給端2
49)の電圧は、図13に示すように、所定の立ち上が
り時間(約680ナノ秒)をかけて電源Vccppの電
位に到達する。この立ち上がり時間は、主に、pチャネ
ルトランジスタ245のβ値、電源VMSの内部抵抗、
および電源VMSに付加される静電容量成分(メモリセ
ル101のソースに発生する寄生容量、電源VMSの配
線容量など)に応じて発生する。
【0038】以上のようにして、アナログ電源VDE
C,VDEC2,VAMP、およびメモリセル101か
ら電子を引き抜くための電源VMSが構成されている。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】従来のフラッシュメモ
リ内蔵マイクロコンピュータは以上のように構成されて
いるので、電圧発生回路31により発生されるアナログ
電源電圧の値は、フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピ
ュータを作成するときのウエハプロセス時の環境、生産
ラインの違い、プロダクトパラメータの変動などに起因
して、予め設計された値から変動してしまう可能性があ
るなどの課題があった。
【0040】なお、アナログ電源電圧が変動すると、メ
モリセル101へのデータの書込レベルや消去レベルが
適正なレベルにならない可能性があり、その場合、例え
ばデータの値が誤って読み出される可能性がある。
【0041】なお、電源電圧が所定の電圧値になるよう
に制御する回路として、例えば特開平8−168237
号公報に記載されている回路などがあるが、この回路を
利用しようとすると、制御回路が常に動作状態にあるの
で、常に基準電圧値を供給する必要があるとともに、フ
ラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータの消費電力を
低減させることが困難になる。
【0042】また、従来のフラッシュメモリ内蔵マイク
ロコンピュータでは、イレーズコマンド実行時にメモリ
セル101に接続される電源VMSの立ち上がり時間
は、フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータを回路
構成に応じて所定の長さに固定されてしまうので、この
立ち上がり時間が短いと、フローティングゲート115
から電子が急激に引き抜かれてしまい、メモリセル10
1が故障する可能性があるという課題があった。
【0043】なお、逆に、この立ち上がり時間が長い
と、イレーズコマンドの実行時間が長くなってしまう。
また、立ち上がり時間が長い場合に、所定の時間でイレ
ーズコマンドの実行を終了するようにすると、電源VM
Sの電圧が設定値(図13では12ボルト)に到達する
前にイレーズ動作が終了してしまうので、フローティン
グゲート115に電子が残留してしまう。
【0044】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、イレーズコマンド実行時の電源V
MSを発生する消去電圧発生回路の出力端と接地点との
間に、接続制御用のトランジスタとコンデンサとが直列
に接続されて構成されている回路を、所定の数だけ並列
に接続し、CPUによって所定のレジスタに設定される
値に応じて上述のコンデンサを消去電圧発生回路の出力
端と接地点との間に電気的に接続させるようにして、C
PUによって電源から消去電圧発生回路の出力端までの
回路の時定数を適宜変更させ、電源VMSの電圧の立ち
上がり時間を最適に設定することができるフラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータを得ることを目的とす
る。
【0045】また、この発明は、プログラムベリファイ
動作時またはイレーズベリファイ動作時に、プログラム
に従って、レジスタの値に応じてアナログ電源電圧を発
生し、そのアナログ電源電圧をアドレスデコーダ、読出
書込制御回路、またはソース回路に供給し、そのアナロ
グ電源電圧のアナログ値をデジタルデータにA−D変換
し、CPUで、そのデジタルデータの値に応じてレジス
タの値を変更するようにして、アナログ電源電圧の値を
所定の値に自動設定するためのフラッシュメモリ内蔵マ
イクロコンピュータおよびプログラムを記録した記録媒
体を得ることを目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフラッシ
ュメモリ内蔵マイクロコンピュータは、フローティング
ゲートから電子を引き抜くときにメモリセルに印加する
電圧を発生し、所定の出力端を介して駆動手段に供給す
る電圧発生手段と、一端がそれぞれ接地された所定のN
個のコンデンサと、バスに接続され、それぞれ1ビット
の値を記憶するN個のレジスタと、出力端とN個のコン
デンサの残りの一端とにそれぞれ接続され、N個のレジ
スタの値に応じてN個のコンデンサの残りの一端を出力
端にそれぞれ電気的に接続するN個の接続手段とを備え
たものである。
【0047】この発明に係るフラッシュメモリ内蔵マイ
クロコンピュータは、N個のうちの所定のm個のレジス
タに接続され、m個のレジスタの値をそれぞれ反転する
m個のインバータを備え、N個のうちのm個の接続手段
は、m個のインバータによりレジスタの値を反転した値
に応じてN個のうちのm個のコンデンサの残りの一端を
出力端にそれぞれ電気的に接続するものである。
【0048】この発明に係るフラッシュメモリ内蔵マイ
クロコンピュータは、フローティングゲートを有するメ
モリセルを記憶素子としてデータを記憶するフラッシュ
メモリと、バスに接続されプログラムに従ってデータの
処理を行う中央演算処理部と、リード動作、プログラム
動作、イレーズ動作、プログラムベリファイ動作、およ
びイレーズベリファイ動作時にフラッシュメモリを駆動
する駆動手段と、バスに接続され、それぞれ1ビットの
値を記憶する所定の数のレジスタと、第1の電圧を供給
する第1の電源、第1の電圧より低い第2の電圧を供給
する第2の電源、および第2の電圧より低い第3の電圧
を供給する第3の電源に接続され、プログラムベリファ
イ動作時またはイレーズベリファイ動作時に、レジスタ
の値に応じて、第1の電圧と第2の電圧との間の中間電
圧、または第2の電圧と第3の電圧との間の中間電圧を
発生し、駆動手段に供給する中間電圧発生手段と、中間
電圧発生手段により発生された中間電圧のアナログ値を
デジタルデータに変換するA−D変換手段とを備え、中
央演算処理部が、中間電圧発生手段により発生された中
間電圧の値が所定の値になるまで、A−D変換手段によ
り変換されたデジタルデータの値に応じてレジスタの値
を変更するものである。
【0049】この発明に係るプログラムを記録した記録
媒体は、中間電圧発生手段により発生された中間電圧の
値が所定の値になるまで、A−D変換手段により変換さ
れたデジタルデータの値に応じてレジスタの値を変更す
る処理を記述したプログラムを記録したものである。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータを示す構成
図である。図において、1はフラッシュメモリ内蔵マイ
クロコンピュータであり、2はCPU(中央演算処理
部)であり、3はタイマ、シリアルI/Oインタフェー
スなどの周辺装置であり、4はRAMであり、5はI/
Oポートである。6はD−A変換器であり、7はA−D
変換器(A−D変換手段)であり、8はCPU2、周辺
装置3、RAM4、I/Oポート5、D−A変換器6、
A−D変換器7、およびフラッシュメモリ部19に接続
されたデータバス(バス)である。なお、データバス8
と同様に図示せぬアドレスバスも設けられている。
【0051】19は、フラッシュメモリ制御部20、電
圧発生回路31、ソース回路(駆動手段)37、アドレ
スデコーダ(駆動手段)38、読出書込制御回路(駆動
手段)40、およびフラッシュメモリ41で構成される
フラッシュメモリ部である。フラッシュメモリ部19に
おいて、20はフラッシュ制御レジスタ21、フラッシ
ュコマンドレジスタ22、コマンドデコーダ23および
シーケンス回路26で構成され、制御線29を介して読
出書込制御回路40とアドレスデコーダ38を制御し、
制御線27を介して電圧発生回路31を制御するフラッ
シュメモリ制御部であり、31は電源端子43,44,
45を介してマイコン1外部から供給される電圧Vpp
(第1の電圧),Vcc(第2の電圧),Vss(第3
の電圧)に応じて、電源線39を介して読出書込制御回
路40に供給される読み出し電圧と書き込み電圧、電源
線36を介してアドレスデコーダ38に供給されるアド
レスデコード電圧、および、電源線35を介してソース
回路37に供給される消去電圧を生成する電圧発生回路
である。
【0052】10−0〜10−nは端子AN0〜ANn
のうちのいずれかを選択し、A−D変換器7の入力端子
ANinをその端子と同電位にするトランスミッション
ゲートであり、9−0〜9−nはD−A変換器6からの
出力信号を選択し、端子DA0〜DAnへ出力するトラ
ンスミッションゲートである。
【0053】16はA−D変換器7の変換を開始すると
きに外部トリガ信号ADtrgを入力される外部トリガ
入力端子である。17はD−A変換器6およびA−D変
換器7に供給されるアナログ電源AVss(接地電位)
が印加されるアナログ電源端子であり、18はD−A変
換およびA−D変換の基準電圧Vrefが印加される基
準電圧端子である。
【0054】28はデータバス8に接続され、信号線群
30を介して電圧発生回路31から出力されるアナログ
電圧値を設定するアナログ電圧調整レジスタである。
【0055】図2は、図1のソース回路37の一部、お
よび電圧発生回路31に設けられている消去電圧発生回
路450を示す回路図であり、図3は、イレーズコマン
ド実行時における電源VMSの電圧波形を示す図であ
る。図2において、450は消去電圧発生回路(電圧発
生手段)であり、37iは1つのメモリセル101に対
応するソース回路である。消去電圧発生回路450にお
いて、241は、メモリセル101に記憶されたデータ
を消去するときにフラッシュメモリ制御部20からイレ
ーズパルス信号ERSMを供給される入力端子であり、
242は、ゲートが電源Vccに接続され、ドレインが
入力端子241に接続され、ソースがインバータ243
の入力端に接続されたnチャネルトランジスタである。
【0056】243は、入力端がnチャネルトランジス
タ242のソースとpチャネルトランジスタ244のド
レインに接続され、出力端がpチャネルトランジスタ2
44のゲートとpチャネルトランジスタ245のゲート
に接続されたインバータであり、244は、ゲートがイ
ンバータ243の出力端に接続され、ソースが電源Vc
cppに接続され、ドレインがインバータ243の入力
端に接続されたpチャネルトランジスタである。
【0057】245は、ゲートがインバータ243の出
力端に接続され、ソースが電源Vccppに接続され、
ドレインが消去電圧供給端(所定の出力端)249に接
続されたpチャネルトランジスタであり、246は、入
力端が入力端子241に接続され、出力端がnチャネル
トランジスタ247のゲートに接続されたインバータで
あり、247は、ゲートがインバータ246の出力端に
接続され、ソースが接地され、ドレインが消去電圧供給
端249に接続されたnチャネルトランジスタである。
【0058】271−i(i=1,・・・,n)は、ゲ
ートがアナログ電圧調整レジスタ28のプラス補正用レ
ジスタ341のレジスタ351−iに接続され、ドレイ
ンが消去電圧供給端249に接続され、ソースがプラス
補正用コンデンサ272−iの一端に接続された接続制
御用のトランジスタ(接続手段)であり、272−i
(i=1,・・・,n)は、一端が接続制御用のトラン
ジスタ271−iのソースに接続され、他端が接地され
たプラス補正用コンデンサ(コンデンサ)である。
【0059】273−i(i=1,・・・,m)は、ゲ
ートがアナログ電圧調整レジスタ28のインバータ34
3−iに接続され、ドレインが消去電圧供給端249に
接続され、ソースがマイナス補正用コンデンサ274−
iの一端に接続された接続制御用のトランジスタ(接続
手段)であり、274−i(i=1,・・・,n)は、
一端が接続制御用のトランジスタ273−iのソースに
接続され、他端が接地されたマイナス補正用コンデンサ
(コンデンサ)である。
【0060】アナログ電圧調整レジスタ28において、
341は、消去電圧発生回路450のプラス補正用コン
デンサ272−1〜272−nの数nと同ビット数のレ
ジスタ351−1〜351−nを有し、データバス8を
介して値を設定されるプラス補正用レジスタであり、3
42は、消去電圧発生回路450のマイナス補正用コン
デンサ274−1〜274−mの数mと同ビット数のレ
ジスタ352−1〜352−mを有し、データバス8を
介して値を設定されるマイナス補正用レジスタである。
【0061】351−i(i=1,・・・,n)は、プ
ラス補正用コンデンサ272−iに直列に接続された接
続制御用のトランジスタ271−iのゲートに接続され
る1ビットのレジスタである。352−i(i=1,・
・・,m)は、インバータ343−iの入力端に接続さ
れる1ビットのレジスタである。すなわち、合計で(n
+m)個(N個)のレジスタが設けられている。
【0062】343−i(i=1,・・・,m)は、入
力端がレジスタ352−iに接続され、出力端がマイナ
ス補正用コンデンサ274−iに直列に接続された接続
制御用のトランジスタ273−iのゲートに接続される
インバータである。
【0063】なお、ソース回路37iは、図12のもの
と同一であるので、その説明を省略する。
【0064】次に動作について説明する。なお、イレー
ズコマンド実行時以外の動作は図7のものの動作と同様
であるので、ここでは、イレーズコマンド実行時の動作
について説明する。フラッシュメモリ制御部20のシー
ケンス回路26によりイレーズコマンドが実行される
と、入力端子241にHレベルのイレーズパルス信号E
RSMが供給される。このとき、nチャネルトランジス
タ247のゲートの電位は、インバータ246によりイ
レーズパルス信号を反転したLレベルの電位になり、n
チャネルトランジスタ247はオフ状態になる。一方、
pチャネルトランジスタ245のゲートの電位は、イン
バータ243によりイレーズパルス信号を反転したLレ
ベルの電位になり、pチャネルトランジスタ245はオ
ン状態になる。
【0065】このとき、アナログ電圧調整レジスタ28
のプラス補正レジスタ341およびマイナス補正レジス
タ342の値に応じてプラス補正用コンデンサ272−
1〜272−nおよびマイナス補正用コンデンサ274
−1〜274−mが消去電圧供給端249に並列に接続
されているので、接続されているコンデンサの静電容量
の合計に応じた立ち上がり時間をかけて消去電圧供給端
249の電位が電源Vccppの電位になる。
【0066】そして、メモリセル101のフローティン
グゲート115に蓄積された電子は、メモリセル101
のソースを介して引き抜かれ、pチャネルトランジスタ
245を介して電源Vccppに出力される。なお、ソ
ース回路37iのnチャネルトランジスタ248は常時
オン状態であるが、β値が小さいため、イレーズコマン
ド実行時において、消去電圧供給端249の電位が接地
電位と同一になることはない。なお、イレーズコマンド
実行時以外においては、pチャネルトランジスタ245
がオフ状態になり、nチャネルトランジスタ247がオ
ン状態になるので、電源VMSの電圧は0ボルトにな
る。
【0067】イレーズコマンド実行時の電源VMS(消
去電圧供給端249)の電圧は、例えば図3の波形Aに
示すように、所定の立ち上がり時間をかけて電源Vcc
ppの電圧に到達する。
【0068】次にこの立ち上がり時間を調整するときの
動作について説明する。まず、立ち上がり時間を長くす
る場合、CPU2は、所定のプログラムに従って、アナ
ログ電圧調整レジスタ28におけるプラス補正用レジス
タ341のレジスタ351−1〜351−nのうち、値
が「0」である1つのレジスタ351−iの値を「1」
に変更させる。
【0069】プラス補正用レジスタ341において1つ
のレジスタ351−iの値が「0」から「1」に変更さ
れると、消去電圧発生回路450において接続制御用の
トランジスタ271−iがオン状態になり、新たに1つ
のプラス補正用コンデンサ272−iが消去電圧供給端
249に並列に接続されるので、電源Vccppから消
去電圧供給端249までの回路の時定数が大きくなり、
立ち上がり時間が増加する。このようにすることによ
り、電源VMSの電圧波形は、例えば図3の波形Aから
波形Bへと変化する。
【0070】一方、立ち上がり時間を短くする場合、C
PU2は、所定のプログラムに従って、アナログ電圧調
整レジスタ28におけるマイナス補正用レジスタ342
のレジスタ352−1〜352−mのうち、値が「0」
である1つのレジスタ352−iの値を「1」に変更さ
せる。
【0071】マイナス補正用レジスタ342において1
つのレジスタ352−iの値が「0」から「1」に変更
されると、インバータ343−iによりレジスタ352
−iの値を反転した値が接続制御用のトランジスタ27
3−iのゲートに印加される。したがって、消去電圧発
生回路450において、そのトランジスタ273−iが
オフ状態になり、新たに1つのマイナス補正コンデンサ
274−iが、消去電圧供給端249から切断されるの
で、電源Vccppから消去電圧供給端249までの回
路の時定数が小さくなり、立ち上がり時間が減少する。
このようにすることにより、電源VMSの電圧波形は、
例えば図3の波形Aから波形Cへと変化する。
【0072】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、イレーズコマンド実行時の電源VMSを発生する消
去電圧発生回路450の消去電圧供給端249と接地点
との間に、接続制御用のトランジスタ271−1〜27
1−n,273−1〜273−mとコンデンサ272−
1〜272−n,274−1〜274−mとが直列に接
続されて構成されている回路を、所定の数(n+m)だ
け並列に接続し、CPU2によってレジスタ351−1
〜351−n,352−1〜352−mに設定される値
に応じて上述のコンデンサ272−1〜272−n,2
74−1〜274−mを消去電圧発生回路450の消去
電圧供給端249と接地点との間に電気的に接続させる
ように構成したので、CPU2によって電源Vccpp
から消去電圧発生回路450の出力端(消去電圧供給端
249)までの回路の時定数を適宜変更させ、電源VM
Sの電圧の立ち上がり時間を最適に設定することができ
るという効果が得られる。
【0073】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2によるフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュー
タを示す構成図であり、図5は、このフラッシュメモリ
内蔵マイクロコンピュータにおけるアナログ電圧調整レ
ジスタ28と電圧発生回路31の構成を示す回路図であ
る。図4において、80は、CPU2で処理されるプロ
グラムが予め記録されているROM(プログラムを記録
した記録媒体)であり、81は、ROM80をI/Oポ
ート5に接続するデータバスおよびアドレスバスであ
る。500は、一端が電源線36のうちの電源VDEC
の電源線に接続され、他端が端子AN0に接続されたト
ランスミッションゲートであり、501は、一端が電源
線36のうちの電源VDEC2の電源線に接続され、他
端が端子AN0に接続されたトランスミッションゲート
であり、502は、一端が電源線39のうちの電源VA
MPの電源線に接続され、他端が端子AN0に接続され
たトランスミッションゲートである。
【0074】なお、ROM80には、後述のアナログ電
源電圧(中間電圧)を調整するときの処理を記述したプ
ログラムが記録されている。
【0075】図5において、300は電圧発生回路31
における基準電圧発生部(中間電圧発生手段)であり、
28はアナログ電圧調整レジスタである。基準電圧発生
部300において、301並びに316〜319は、図
11の基準電源発生部200のpチャネルトランジスタ
211並びにnチャネルトランジスタ群213〜216
と同様に、電源202の電圧を分圧するpチャネルトラ
ンジスタ並びにnチャネルトランジスタ群である。
【0076】302は、nチャネルトランジスタ群31
6〜319に並列に接続され、アナログ電圧調整レジス
タ28のマイナス補正用レジスタ312の値に応じて分
圧比(電源202の電圧と基準電圧点212の電圧との
比)を補正するマイナス補正回路であり、303は、n
チャネルトランジスタ群316〜319に並列に接続さ
れ、アナログ電圧調整レジスタ28のプラス補正用レジ
スタ313の値を反転させた値に応じて分圧比を補正す
るプラス補正回路である。
【0077】マイナス補正回路302およびプラス補正
回路303は、nチャネルトランジスタ群305〜30
7と、そのnチャネルトランジスタ群305〜307に
直列に接続された接続制御用のトランジスタ304とで
構成される補正用トランジスタ群308が所定の数だけ
並列に接続されて構成される。
【0078】なお、マイナス補正回路302の接続制御
用のトランジスタ304は、ゲートがアナログ電圧調整
レジスタ28におけるマイナス補正用レジスタ312の
1ビットのレジスタ314にそれぞれ接続され、そのレ
ジスタ314の記憶値に応じてスイッチング動作を行う
ものである。
【0079】また、プラス補正回路303の接続制御用
のトランジスタ304は、ゲートがアナログ電圧調整レ
ジスタ28におけるインバータ315に接続され、その
レインバータ315の出力値に応じてスイッチング動作
を行うものである。
【0080】アナログ電圧調整レジスタ28において、
312は、基準電圧発生部300のマイナス補正回路3
02における補正用トランジスタ群308の数と同ビッ
ト数のレジスタ314を有し、データバス8を介して値
を設定されるマイナス補正用レジスタであり、313
は、基準電圧発生部300のプラス補正回路303にお
ける補正用トランジスタ群308の数と同ビット数のレ
ジスタ314を有し、データバス8を介して値を設定さ
れるプラス補正用レジスタである。
【0081】314は、補正用トランジスタ群308の
接続制御用のトランジスタ304、またはインバータ3
15にそれぞれ接続される1ビットのレジスタである。
【0082】315は、入力端がプラス補正用レジスタ
313の1ビットのレジスタ314にそれぞれ接続さ
れ、出力端がプラス補正回路303における接続制御用
のトランジスタ304のゲートに接続されたインバータ
である。
【0083】なお、pチャネルトランジスタ301と、
プラス補正回路303の補正用トランジスタ群308お
よびnチャネルトランジスタ群316〜319とによる
分圧比は、図11の基準電圧発生部200のpチャネル
トランジスタ211と、nチャネルトランジスタ群21
3〜216とによる分圧比と同程度になるように設計さ
れる。そして、初期状態においては、レジスタ314に
は値「0」が設定され、プラス補正回路303の補正用
トランジスタ群308が、nチャネルトランジスタ群3
16〜319に並列に接続された状態になる。
【0084】なお、図5の基準電圧発生部300は1つ
のアナログ電源電圧に対応するものであり、実際には、
アナログ電源電圧の数に対応して、図5の基準電圧発生
部300、マイナス補正用レジスタ312、プラス補正
用レジスタ313、およびインバータ315が設けられ
ている。
【0085】また、その他の構成要素は、実施の形態1
(図1)のものと同様であるので、その説明を省略す
る。
【0086】次に動作について説明する。リードコマン
ドなどのコマンド実行時の動作は、図7のものと同様で
あるので省略し、アナログ電源電圧を自動調整するとき
の動作について説明する。図6は、アナログ電源電圧を
予め設定された所望の値に調整するときの動作を説明す
るフローチャートである。アナログ電源電圧を調整する
ときには、ROM80からデータバスおよびアドレスバ
ス81、I/Oポート5並びにデータバス8を介してR
AM4にアナログ電源電圧調整用のプログラムが転送さ
れた後、CPU2により、そのプログラムに従った処理
が実行される。
【0087】まず、CPU2は、ステップST1におい
て、A−D変換器7の動作を開始させ、ステップST2
において、トランスミッションゲート500〜502の
いずれかと、トランスミッションゲート10−0とを制
御して、電源VDEC、電源VDEC2および電源VA
MPのいずれかとA−D変換器7を接続させる。
【0088】選択された電源とA−D変換器7が接続さ
れると、ステップST3において、A−D変換器7によ
る、その電源の電圧のA−D変換が開始される。そし
て、A−D変換により生成されたデジタルデータが、デ
ータバス8を介してCPU2に供給された後、ステップ
ST4において、A−D変換が終了する。
【0089】次に、ステップST5において、CPU2
は、供給されたデジタルデータ(アナログ電源電圧値)
が期待値(図10に示すような所望の電圧値)に等しい
か否かを判定し、検出したアナログ電源電圧値が期待値
に等しいと判定された場合、アナログ電源電圧の調整を
終了する。
【0090】一方、検出したアナログ電源電圧値が期待
値に等しくないと判定された場合、ステップST6に進
み、CPU2は、検出したアナログ電源電圧値が期待値
より大きいか否かを判定し、検出したアナログ電源電圧
値が期待値より大きいと判定した場合、ステップST7
に進み、データバス8を介して、アナログ電圧調整レジ
スタ28におけるマイナス補正用レジスタ312のレジ
スタ314のうち、値が「0」である1つのレジスタ3
14の値を「1」に変更させる。
【0091】マイナス補正用レジスタ312において、
1つのレジスタ314の値が「0」から「1」に変更さ
れると、基準電圧発生部300において、新たに1つの
補正用トランジスタ群308が、nチャネルトランジス
タ群316〜319に並列に接続されるので、分圧比が
低くなる。したがって、基準電圧AVrefが低下し、
アナログ電源電圧値も低下する。
【0092】一方、ステップST6において、検出した
アナログ電源電圧値が期待値より大きくない、すなわ
ち、この場合、検出したアナログ電源電圧値が期待値よ
り小さいと判定された場合、ステップST8に進み、デ
ータバス8を介して、アナログ電圧調整レジスタ28に
おけるプラス補正用レジスタ313のレジスタ314の
うち、値が「0」である1つのレジスタ314の値を
「1」に変更させる。
【0093】プラス補正用レジスタ313において、1
つのレジスタ314の値が「0」から「1」に変更され
ると、インバータ315によりレジスタ314の値を反
転された値が1つの補正用トランジスタ群308の接続
制御用のトランジスタ304のゲートに印加されるの
で、基準電圧発生部300において、新たに1つの補正
用トランジスタ群308が、nチャネルトランジスタ群
316〜319から切断され、分圧比が高くなる。した
がって、基準電圧AVrefが上昇し、アナログ電源電
圧値も上昇する。
【0094】このように、検出したアナログ電源電圧値
が期待値より大きい場合、CPU2は、プログラムに従
ってアナログ電源電圧値を低下させ、検出したアナログ
電源電圧値が期待値より小さい場合、アナログ電源電圧
値を上昇させる。
【0095】そして、ステップST3に戻り、検出した
アナログ電源電圧値が期待値に等しくなるまで、ステッ
プST3〜ステップST8の処理が繰り返される。
【0096】なお、上述の処理は、すべてのアナログ電
源に対して順次実行される。
【0097】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、プログラムベリファイ動作時またはイレーズベリフ
ァイ動作時に、プログラムに従って、レジスタ314の
値に応じてアナログ電源電圧を発生し、そのアナログ電
源電圧をアドレスデコーダ38、読出書込制御回路4
0、またはソース回路37に供給し、そのアナログ電源
電圧のアナログ値をデジタルデータにA−D変換し、C
PU2で、そのデジタルデータの値に応じてレジスタ3
14の値を変更するように構成したので、フラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータ1が作成された後に、プ
ログラムに従って、アナログ電源電圧の値を所定の値に
自動設定することができるという効果が得られる。
【0098】また、実施の形態2によれば、プログラム
に従ってアナログ電源電圧が調整され、その調整の結果
がレジスタ314に記憶されているので、アナログ電源
電圧を常時調整する専用の制御回路を設けることなく、
アナログ電源電圧を調整することができるという効果が
得られる。
【0099】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、フロ
ーティングゲートから電子を引き抜くときにメモリセル
に印加する電圧を発生し、所定の出力端を介して駆動手
段に供給する電圧発生手段と、一端がそれぞれ接地され
た所定のN個のコンデンサと、バスに接続され、それぞ
れ1ビットの値を記憶するN個のレジスタと、出力端と
N個のコンデンサの残りの一端とにそれぞれ接続され、
N個のレジスタの値に応じてN個のコンデンサの残りの
一端を出力端にそれぞれ電気的に接続するN個の接続手
段とを備えたので、中央処理演算部によって、電源から
電圧発生手段の出力端までの回路の時定数を適宜変更さ
せ、電源VMSの電圧の立ち上がり時間を最適に設定す
ることができるという効果がある。
【0100】この発明によれば、N個のうちの所定のm
個のレジスタに接続され、m個のレジスタの値をそれぞ
れ反転するm個のインバータを備え、m個のインバータ
によりレジスタの値を反転した値に応じて、N個のうち
のm個のコンデンサの残りの一端を出力端にそれぞれ電
気的に接続するように構成したので、電源VMSの電圧
の立ち上がり時間を長くするように立ち上がり時間を調
整することができるとともに、立ち上がり時間を短くす
るように調整することができるという効果がある。
【0101】この発明によれば、フローティングゲート
を有するメモリセルを記憶素子としてデータを記憶する
フラッシュメモリと、バスに接続されプログラムに従っ
てデータの処理を行う中央演算処理部と、リード動作、
プログラム動作、イレーズ動作、プログラムベリファイ
動作、およびイレーズベリファイ動作時にフラッシュメ
モリを駆動する駆動手段と、バスに接続され、それぞれ
1ビットの値を記憶する所定の数のレジスタと、第1の
電圧を供給する第1の電源、第1の電圧より低い第2の
電圧を供給する第2の電源、および第2の電圧より低い
第3の電圧を供給する第3の電源に接続され、プログラ
ムベリファイ動作時またはイレーズベリファイ動作時
に、レジスタの値に応じて、第1の電圧と第2の電圧と
の間の中間電圧、または第2の電圧と第3の電圧との間
の中間電圧を発生し、駆動手段に供給する中間電圧発生
手段と、中間電圧発生手段により発生された中間電圧の
アナログ値をデジタルデータに変換するA−D変換手段
とを備えたフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ
において、中央演算処理部が、中間電圧発生手段により
発生された中間電圧の値が所定の値になるまで、A−D
変換手段により変換されたデジタルデータの値に応じて
レジスタの値を変更するようにしたので、フラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータが作成された後に、プロ
グラムに従って、アナログ電源電圧の値を所定の値に自
動設定することができるという効果がある。
【0102】また、この発明によれば、プログラムに従
って中間電圧が調整され、その調整の結果がレジスタに
記憶されているので、中間電圧を常時調整する専用の制
御回路を設けることなく、中間電圧を調整することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるフラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータを示す構成図である。
【図2】 図1のソース回路、および電圧発生回路に設
けられている消去電圧発生回路を示す回路図である。
【図3】 イレーズコマンド実行時における電源VMS
の電圧波形を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるフラッシュメ
モリ内蔵マイクロコンピュータを示す構成図である。
【図5】 図4のフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピ
ュータにおけるアナログ電圧調整レジスタと電圧発生回
路の構成を示す回路図である。
【図6】 実施の形態2によるフラッシュメモリ内蔵マ
イクロコンピュータにおいてアナログ電源電圧を予め設
定された所望の値に調整するときの動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】 CPU書換方法でフラッシュメモリの記憶内
容の書き換えを行う従来のフラッシュメモリ内蔵マイコ
ンを示す構成図である。
【図8】 トランスミッションゲートの構成を示す図で
ある。
【図9】 図7のフラッシュメモリ部のうちの、フラッ
シュメモリの1つのメモリセルに接続されるアドレスデ
コーダ、読出書込制御回路およびソース回路の部分的な
回路を示すブロック図である。
【図10】 各コマンド実行時における、図9の回路の
各電源の電圧値を示す図である。
【図11】 アナログ電源電圧を発生するアナログ電源
電圧発生回路の一例を示す回路図である。
【図12】 ソース回路、および電圧発生回路に設けら
れている消去電圧発生回路を示す回路図である。
【図13】 イレーズコマンド実行時における電源VM
Sの電圧波形を示す図である。
【符号の説明】
1 フラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータ、2
CPU(中央演算処理部)、7 A−D変換器(A−D
変換手段)、8 データバス(バス)、37ソース回路
(駆動手段)、38 アドレスデコーダ(駆動手段)、
40 読出書込制御回路(駆動手段)、41 フラッシ
ュメモリ、80 ROM(プログラムを記録した記録媒
体)、101 メモリセル、115 フローティングゲ
ート、249 消去電圧供給端(所定の出力端)、27
1−1〜271−n,273−1〜273−m トラン
ジスタ(接続手段)、272−1〜272−n プラス
補正用コンデンサ(コンデンサ)、274−1〜274
−m マイナス補正用コンデンサ(コンデンサ)、30
0 基準電圧発生部(中間電圧発生手段)、343−1
〜343−m インバータ、351−1〜351−n,
352−1〜352−m レジスタ、450 消去電圧
発生回路(電圧発生手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲートを有するメモリセ
    ルを記憶素子としてデータを記憶するフラッシュメモリ
    と、前記フラッシュメモリを駆動する駆動手段と、バス
    に接続されプログラムに従って前記データの処理を行う
    中央演算処理部とを備えるフラッシュメモリ内蔵マイク
    ロコンピュータにおいて、 前記フローティングゲートから電子を引き抜くときに前
    記メモリセルに印加する電圧を発生し、所定の出力端を
    介して前記駆動手段に供給する電圧発生手段と、 一端がそれぞれ接地された所定のN個のコンデンサと、 前記バスに接続され、それぞれ1ビットの値を記憶する
    前記N個のレジスタと、 前記出力端と前記N個のコンデンサの残りの一端とにそ
    れぞれ接続され、前記N個のレジスタの値に応じて前記
    N個のコンデンサの残りの一端を前記出力端にそれぞれ
    電気的に接続する前記N個の接続手段とを備えることを
    特徴とするフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュー
    タ。
  2. 【請求項2】 N個のうちの所定のm個のレジスタに接
    続され、前記m個のレジスタの値をそれぞれ反転する前
    記m個のインバータを備え、 前記N個のうちの前記m個の接続手段は、前記m個のイ
    ンバータにより前記レジスタの値を反転した値に応じて
    前記N個のうちの前記m個のコンデンサの残りの一端を
    前記出力端にそれぞれ電気的に接続することを特徴とす
    る請求項1記載のフラッシュメモリ内蔵マイクロコンピ
    ュータ。
  3. 【請求項3】 フローティングゲートを有するメモリセ
    ルを記憶素子としてデータを記憶するフラッシュメモリ
    と、 バスに接続されプログラムに従って前記データの処理を
    行う中央演算処理部と、 リード動作、プログラム動作、イレーズ動作、プログラ
    ムベリファイ動作、およびイレーズベリファイ動作時に
    前記フラッシュメモリを駆動する駆動手段と、 前記バスに接続され、それぞれ1ビットの値を記憶する
    所定の数のレジスタと、 第1の電圧を供給する第1の電源、前記第1の電圧より
    低い第2の電圧を供給する第2の電源、および前記第2
    の電圧より低い第3の電圧を供給する第3の電源に接続
    され、前記プログラムベリファイ動作時または前記イレ
    ーズベリファイ動作時に、前記レジスタの値に応じて、
    前記第1の電圧と前記第2の電圧との間の中間電圧、ま
    たは前記第2の電圧と前記第3の電圧との間の中間電圧
    を発生し、前記駆動手段に供給する中間電圧発生手段
    と、 前記中間電圧発生手段により発生された中間電圧のアナ
    ログ値をデジタルデータに変換するA−D変換手段とを
    備え、 前記中央演算処理部は、前記中間電圧発生手段により発
    生された中間電圧の値が所定の値になるまで、前記A−
    D変換手段により変換されたデジタルデータの値に応じ
    て前記レジスタの値を変更することを特徴とするフラッ
    シュメモリ内蔵マイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 フローティングゲートを有するメモリセ
    ルを記憶素子としてデータを記憶するフラッシュメモリ
    と、バスに接続されプログラムに従って前記データの処
    理を行う中央演算処理部と、リード動作、プログラム動
    作、イレーズ動作、プログラムベリファイ動作、および
    イレーズベリファイ動作時に前記フラッシュメモリを駆
    動する駆動手段と、前記バスに接続され、それぞれ1ビ
    ットの値を記憶する所定の数のレジスタと、第1の電圧
    を供給する第1の電源、前記第1の電圧より低い第2の
    電圧を供給する第2の電源、および前記第2の電圧より
    低い第3の電圧を供給する第3の電源に接続され、前記
    プログラムベリファイ動作時または前記イレーズベリフ
    ァイ動作時に、前記レジスタの値に応じて、前記第1の
    電圧と前記第2の電圧との間の中間電圧、または前記第
    2の電圧と前記第3の電圧との間の中間電圧を発生し、
    前記駆動手段に供給する中間電圧発生手段と、前記中間
    電圧発生手段により発生された中間電圧のアナログ値を
    デジタルデータに変換するA−D変換手段とを備えたフ
    ラッシュメモリ内蔵マイクロコンピュータの前記中央演
    算処理部で実行されるプログラムであって、前記中間電
    圧発生手段により発生された中間電圧の値が所定の値に
    なるまで、前記A−D変換手段により変換されたデジタ
    ルデータの値に応じて前記レジスタの値を変更する処理
    を記述したプログラムを記録した記録媒体。
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