JPH11174903A - 磁気印写装置 - Google Patents

磁気印写装置

Info

Publication number
JPH11174903A
JPH11174903A JP9336913A JP33691397A JPH11174903A JP H11174903 A JPH11174903 A JP H11174903A JP 9336913 A JP9336913 A JP 9336913A JP 33691397 A JP33691397 A JP 33691397A JP H11174903 A JPH11174903 A JP H11174903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
magnetic
image
latent image
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9336913A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Hayashi
誠一 林
Yoshinori Masuda
喜則 増田
Hachiro Iida
八郎 飯田
Nobuyoshi Toda
信芳 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwatsu Electric Co Ltd filed Critical Iwatsu Electric Co Ltd
Priority to JP9336913A priority Critical patent/JPH11174903A/ja
Publication of JPH11174903A publication Critical patent/JPH11174903A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでの試し刷りが可能な磁気印写装置
の実現及び試し刷りが可能な磁気印写装置での試し刷り
ページ間の印刷待ち時間の短縮。 【解決手段】 ホストコンピュータ20に接続される通信
インターフェース11と、磁気記録媒体と、ホストコンピ
ュータから送信される印刷画像信号に応じた磁気潜像を
磁気記録媒体上に記録する磁気記録手段2 と、磁気潜像
を磁性トナーにより顕像化して用紙に転写及び定着して
複写する顕像化手段3,6,7,71とを備える磁気印写装置で
あって、試し刷りモードを有し、試し刷りモード時に
は、顕像化手段を磁気潜像を1枚の前記用紙に顕像化し
た後停止させる試し刷り実行手段と、試し刷り実行手段
による1枚の顕像化後、指示された枚数分磁気潜像をそ
のまま印刷する本印刷を実行するか、磁気潜像を消去す
るかを選択的するリセット/本印刷選択手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に従って
磁気記録媒体上に磁気潜像を記録して磁性トナーで顕像
化する磁気印写装置に関し、特に試し刷りを可能にした
磁気印写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気印写装置が実用化され、その
高速性が注目されている。磁気印写装置は、一旦磁気記
録媒体上に磁気潜像を記録するとその磁気潜像により多
数枚の複写が可能であるため、多数枚複写時には複写速
度が高速であるという特徴がある。磁気印写装置の基本
的な原理は特公昭55−34431号公報に開示されて
いる。
【0003】図1は、磁気印写装置の基本構成を示す図
である。以下、図1に従って磁気印写装置の基本構成を
説明する。磁気記録ドラム1の表面には、Co−Ni−
Pの磁性メッキ及び非磁性Ni−Pの保護メッキ又は同
種の磁気記録媒体が形成されており、これに磁気記録ヘ
ッド2で画像に対応した磁気潜像を記録し、現像装置3
で磁気トナーを黒画像の部分に付着させた後、このトナ
ーを搬送される記録紙4に転写ローラ6の部分で転写す
る。転写されたトナーは定着ローラ7で加熱して記録紙
4に定着する。また、磁気記録ヘッド2により磁気潜像
を記録する前には、消去ヘッド9によりそれまで記録さ
れていた磁気潜像が消去される。以下、磁気印写装置に
おけるプロセスを説明する。
【0004】磁気印写装置におけるプロセスは、磁気記
録媒体に磁気潜像を記録する磁気潜像記録工程と、記録
された磁気潜像を顕像化して記録紙7に転写し、定着す
る複写工程に分けられる。磁気潜像記録工程では、磁気
記録ドラム1が矢印の方向に高速に回転する。磁気記録
ドラム1は、図では時計回り方向に回る。ここでは、そ
の円周方向を主走査方向と呼ぶこととする。最初に消去
ヘッド9により、磁気記録ドラム1上の磁気記録媒体を
飽和レベルまで一方向(負の方向とする)に均一に磁化
することにより磁気記録潜像を消去する磁極消去工程を
行う。その後、待機位置にあった磁気記録ヘッド2が磁
気記録ドラム1の表面に近接するように移動する。磁気
記録ヘッド2は、磁気記録ドラム1の回転に応じて母線
方向に移動する。これにより、磁気記録ヘッド2が記録
ドラム1の全面を走査することになる。磁気記録ヘッド
2は、走査位置に応じて入力される画像信号に従って磁
気記録媒体上に磁気潜像を記録する。このようにして磁
気潜像記録工程が終了する。磁気潜像記録工程が終了す
ると、磁気記録ヘッド2は、磁気記録ドラム1から離
れ、待機位置に戻る。なお、磁気記録ヘッド2の幅が、
記録幅分あるフルラインヘッドの場合には、磁気記録ヘ
ッド2を走査させる必要はなく、磁気記録ドラム1を回
転させるだけで磁気記録ドラム1の全面への磁気潜像記
録が可能である。
【0005】複写工程においては、磁気記録ドラム1は
磁気潜像記録工程と同じ方向に回転するが、回転速度は
遅くなる。磁気記録媒体上の磁気潜像は、磁気記録ドラ
ム1の回転に従って現像装置3に達すると、そこで現像
装置3に収容されている磁性トナーが磁気潜像に磁気的
に吸着されることによって顕像化される。磁気記録媒体
の表面で顕像化された文字や図形等の画像は、やがて磁
気記録ドラム1の回転に応じて転写ローラ6の部分に到
達する。この顕像化された画像の回転に同期して、用紙
カセットに収容された記録紙4が給紙ローラにより搬送
され、記録紙4の先端と磁気記録媒体の表面の像の位置
が一致するようにタイミング調整された上で、転写ロー
ラ6と磁気記録媒体の間に記録紙4が送られる。転写ロ
ーラ6は磁気記録ドラム1に圧接しており、記録紙4の
表面に磁気トナーで顕像化された画像が転写される。画
像が転写された記録紙4は、定着ローラ7の熱を受けて
磁気トナーが記録紙4の面に溶融されて定着される。こ
れにより記録紙への複写が完了する。
【0006】他方、転写ローラ6の部分を通過した磁気
記録媒体は、クリーナ部8において、ドラム面に残留し
た磁気トナーがブレード等の適宜の掻き取り具でドラム
面から分離され、空気吸入によって回収される。これに
より、ドラム面は磁気潜像が記録されただけの状態に戻
る。このように、クリーナ部を通過した磁気記録媒体に
は磁気潜像が依然として保持されているので、非動作状
態の磁気記録ヘッド2の部分を通過して現像装置3へ進
めば、再度同じ磁気潜像が現像される。従って、上記の
給紙・現像・転写・定着・クリーニングの工程を繰り返
せば同じ画像の複写を行うことができ、同一の画像を多
数枚印刷するのであれば、1枚当りの印刷時間は短くな
り、非常に高速の印刷が可能である。高速の印刷を行う
場合には、前の用紙への転写が行われている間に用紙カ
セットから次の用紙の供給が開始されるように構成され
ている。
【0007】磁気印写装置をページプリンタとして使用
する場合、ホストコンピュータなどの上位機に通信イン
ターフェースを介して接続し、印刷に際してはホストコ
ンピュータから送信された印刷データに従って磁気ドラ
ム1上に磁気潜像を記録し、指示された枚数分の印刷を
行う。印刷データはそのまま磁気潜像として記録可能な
形で送信する方式と、通常のプリンタと同様にホストコ
ンピュータよりのデータは一度バッファで受け、磁気印
写装置にビットマップ形式の画像メモリを設け、印刷デ
ータを一旦画像メモリに展開し、画像メモリに展開され
た画像データを順次読み出して潜像を記録する方式のど
ちらも可能である。バッファメモリを使用した場合に
は、印刷データには、文字や画像などのデータに加え
て、使用する用紙、上部余白、左側余白、フォント、文
字のポイント数、行間幅、文字間幅などの印刷条件に関
するデータが含まれ、画像データ制御部が印刷データか
らこれらの印刷条件を取り出し、それに基づいて文字や
画像などのイメージを画像メモリに展開する。このバッ
ファメモリ、画像メモリは、システムによって1ページ
分持つ必要はなく、ドラム潜像記録時間内に最適な量で
良い。
【0008】通常、印刷データは、オペレータがホスト
コンピュータのディスプレイを見ながら作成し、必要な
印刷条件を設定するが、実際に印刷してみるとオペレー
タが意図したものと異なり、印刷条件の修正を必要とす
る場合がしばしば起きていた。例えば、上部や左側の余
白の長さの設定が適当でないため使用する用紙に対して
画像の位置が適当でない場合や、あらかじめ印刷した台
紙を用紙として使用し、それに合わせてプリントを行う
時に想定した印刷内容や位置が台紙とマッチしていない
場合や、濃度が適当でなくプリンタ側で濃度調整をする
場合である。このような問題は実際に印刷してみないと
判明しないことが多い。また、文字や画像などのイメー
ジにミスがあり、試し刷りでそのミスを発見して修正す
る場合もある。多数枚印刷する場合、印刷終了後このよ
うな不具合が見つかると印刷した多数枚がすべて無駄に
なるという問題がある。このような問題を回避するた
め、印刷の分野では、一度試し刷りを行い、その印刷状
態を確認してから本印刷を行う校正刷りを行うのが一般
的である。無駄な印刷を防止するため、プリンタにおい
ても1枚だけ試し刷りを行い、その印刷状態を確認して
から残りの枚数をプリントすることが望ましい。
【0009】特開平7−299936号公報は、試し刷
りを、簡単な操作で、高い印刷効率で行えるようにした
プリンタを開示している。このプリンタは、ページメモ
リ(ページバッファ)を備え、試し刷りモードでは1枚
だけ印刷を行った後、印刷を停止するかそのまま残りの
枚数分印刷を行うかの選択を可能にしている。このよう
な構成により、試し刷りが容易に行えるようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】プリンタとして使用す
る磁気印写装置で簡単に試し刷りが行えるようにするた
めに、特開平7−299936号公報の技術を適用する
ことが考えられる。しかし、磁気印写装置に特開平7−
299936号公報の技術を適用した場合、いくつかの
問題が生じる。
【0011】第1の問題は、特開平7−299936号
公報の技術ではページメモリを設ける必要があるという
点である。上記のように、磁気印写装置でもページメモ
リを有するものが広く使用されているが、低コストのプ
リンタを実現するため、ホストコンピュータに設けられ
たメモリをページメモリとして利用し、若干のバッファ
メモリを具備すればそのまま磁気ヘッド2に印加できる
信号の形式でホストコンピュータから磁気印写装置に印
刷データを送信する場合がある。ページメモリを持つ構
成において、試し刷りを行うためにページメモリの分の
コスト増加が避けられない。ページメモリは大容量のメ
モリであるため高価であり、低コストのプリンタを実現
する上での大きな障害になる。
【0012】第2の問題は、印刷時間の問題である。磁
気印写装置に特開平7−299936号公報の技術と同
様に、磁気印写装置にページメモリを設けた場合、ペー
ジメモリに展開された印刷データは本印刷が終了した後
消去され、次のページの印刷データがホストコンピュー
タから送信されページメモリへの展開が行われる。印刷
に要する時間のうち、大きな割合を占めるのがホストコ
ンピュータから磁気印写装置(プリンタ)への印刷デー
タの送信時間と、印刷データをページメモリへ展開する
時間である。そのため、本印刷が終了した後次のページ
の試し刷り又は本印刷が行えるまでかなりの時間を要し
ていた。次も試し刷りする場合であれば、オペレータは
この時間を待って次の試し刷りを確認する必要がありそ
の分作業時間が長くなるという問題があり、本印刷を行
う場合でもその分印刷速度が低下するという問題となっ
ていた。
【0013】本発明の第1の目的は、試し刷りが可能な
磁気印写装置を低コストで実現することであり、本発明
の第2の目的は、試し刷りが可能な磁気印写装置におい
て、ページ間の印刷待ち時間を短縮することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を実現す
るため、本発明の磁気印写装置は、一旦記録した磁気潜
像は印刷後もそのまま維持され、続けて印刷することが
可能な点に着目して、試し刷りモードを設け、1枚印刷
した後停止させ、引き続いて本印刷を行うか、本印刷を
行わずに新しい画像を印刷するかが選択できるようにす
る。
【0015】すなわち、本発明の磁気印写装置は、ホス
トコンピュータに接続される通信インターフェースと、
磁気記録媒体と、通信インターフェースを介してホスト
コンピュータから送信される印刷画像信号に応じた磁気
潜像を磁気記録媒体上に記録する磁気記録手段と、磁気
記録媒体に記録された磁気潜像を磁性トナーにより顕像
化して用紙に転写及び定着して複写する顕像化手段とを
備える磁気印写装置であって、試し刷りモードを有し、
試し刷りモード時には、顕像化手段を、磁気潜像を1枚
の用紙に顕像化した後停止させる試し刷り実行手段と、
試し刷り実行手段による1枚の顕像化後、指示された枚
数分磁気潜像をそのまま印刷する本印刷を実行するか、
磁気潜像を消去するかを選択的するリセット/本印刷選
択手段とを備えることを特徴とする。
【0016】また、上記の磁気印写装置に、印刷画像信
号に基づいて画像データに展開する画像メモリを設けた
場合には、上記第2の目的を実現するため、リセット/
本印刷選択手段にかかわらず、磁気記録媒体に磁気潜像
を形成すると直に次の画像データを、画像メモリに展開
可能にする。これにより、試し刷り及び本印刷と並行し
て、次のページの印刷データのホストコンピュータから
磁気印写装置への送信とページメモリへの展開が可能に
なるので、ページ間の印刷待ち時間が短縮できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例の磁気印写装
置は、図1に示した構成の磁気印写装置に本発明を適用
したものであり、ページメモリが設けられていない低コ
ストの磁気印写装置に本発明を適用した実施例である。
図2は、第1実施例の磁気印写装置の制御系の機能ブロ
ック図であり、これらの機能は磁気印写装置の制御を行
う制御用コンピュータのソフトウエアで実現されるもの
である。図示のように、第1実施例の制御系は、ホスト
コンピュータ20との通信インターフェース11と、主
制御部12と、バッファメモリ21と、エンジン制御部
13と、画像データ制御部14と、キーボード15とを
有する。エンジン制御部13は、磁気印写装置の内部に
設けられた各種センサ16の出力を取り込み、それに基
づいて各種のモータ17、パルスモータ18、クラッチ
/ソレノイド19などを制御する。また、画像データ制
御部14は、ホストコンピュータ20から送信される印
刷データを磁気ヘッド2に印加するためのブロックであ
る。
【0018】図3は、第1実施例における試し刷りを行
う時の処理動作を示すフローチャートである。試し刷り
を行わない時には、従来通りの処理が行われる。以下、
図3を参照して第1実施例における処理動作を説明す
る。ステップ101では、試し刷りモードを設定する。
この試し刷りモードの設定は、ホストコンピュータ20
から試し刷りモード設定コマンドを送信して設定して
も、キーボード15の所定のキーを押し下げて設定する
ようにしてもよい。ステップ102では、ホストコンピ
ュータ20に、印刷する画像の選択や、印刷枚数、用紙
の厚さ等の印刷条件が入力される。画像データとして
は、文書の印刷であれば、文字コードの列、フォントの
種類、上部と左側の余白の長さ、行間及び文字間の幅、
用紙サイズなどが必要であり、グラフィックの印刷であ
ればビットマップデータや線などの描画データや用紙サ
イズなどが必要であり、このような画像データはすでに
作成されており、ホストコンピュータのビットマップメ
モリ(ページメモリ)にビットマップ形式の画像データ
として記憶されているものとする。
【0019】ステップ103では、ホストコンピュータ
20からの画像データの送信が行われ、主制御部12は
通信インターフェース11を介してこれを受信して画像
データ制御部14に送る。画像データ制御部14は小容
量のバッファを有し、磁気ドラム1の回転に合わせて磁
気ヘッド2に画像データに対応する信号を与えて磁気潜
像を記録する。これにより、磁気潜像記録工程が終了す
る。
【0020】ステップ104では、複写工程が1回行わ
れる。これが試し刷りである。ステップ105では、オ
ペレータが試し刷りされた印刷物を見て、そのまま本印
刷を行ってよいか判定する。ここで行う判定は、画像デ
ータの変更を伴う修正が必要であるかの判定で、画像デ
ータの変更が必要な場合には、ステップ102に戻り、
必要に応じて画像データの修正などが行われた後、上記
のステップ103と104の処理が行われる。
【0021】ステップ106では、使用する用紙を変更
する必要があるかが判定される。例えば、厚さの異なる
用紙に変更する場合や、地肌の色が異なる用紙に変更す
る場合には、画像データを変更する必要がないので、ス
テップ107で使用する用紙を変更してステップ104
に戻る。なお、それ以上試し刷りする必要がなければ、
ステップ107で使用する用紙を変更した後、ステップ
108に進んでもよい。
【0022】ステップ108では、当初設定した印刷枚
数を変更するかオペレータに確認する。印刷開始後設定
した印刷枚数が誤りであったことが判明することがしば
しば起こるが、この工程はこのような誤りがないか再確
認するための工程である。印刷枚数に変更がある場合に
は、ステップ109で印刷枚数を再設定した後ステップ
110に進み、印刷枚数に変更がない場合にはそのまま
ステップ110に進む。ステップ110では、すでに試
し刷りの分が1枚あるので、印刷枚数から1枚少ない枚
数を設定し、ステップ111で本印刷を行う。なお、試
し刷りの分を印刷枚数には入れず、ステップ111の本
印刷では設定された印刷枚数を印刷するようにしてもよ
い。また、ステップ108で、オペレータに本印刷で印
刷する枚数を表示して知らせ、印刷枚数を確認させるよ
うにしてもよい。
【0023】上記の例では、試し刷り後のやり直しに際
し、印刷条件や用紙条件の再設定をオフラインで行うこ
とを想定しているが、オペレータが判断して、再度ホス
トコンピュータにより再設定して印刷をやり直すことも
できる。以上のように、第1実施例では、磁気印写装置
にはページメモリを設けていないのにもかかわらず、試
し刷りが可能になる。
【0024】第1実施例では、用紙カセットは1個で、
磁気印写装置にセットできる用紙は1種類であった。そ
のため、用紙のサイズや、厚さなどを変更する場合に
は、オペレータが用紙カセットの用紙を変更する必要が
あった。第2実施例では、複数種類の用紙がセットでき
る磁気印写装置を使用する。また、第2実施例では、ペ
ージメモリが設けられている磁気印写装置を使用する。
【0025】図4は第2実施例で使用する磁気印写装置
の構成を示す図である。図1の第1実施例で使用したも
のと異なるのは、用紙カセット62に加えて、多量の用
紙をセットできるエレベータ方式の用紙供給ユニット6
6を備えることである。なお、ここでは2つの用紙供給
部のみを示したが、更に多数の用紙供給部があり、多数
の種類の用紙がセットできるようにしてもよい。用紙カ
セット62の用紙は、給紙ローラ61により経路63を
通って転写ローラ6の部分に供給され、用紙供給ユニッ
ト66の用紙は、給紙ローラ65により経路67を通っ
て転写ローラ6の部分に供給される。いずれの用紙を供
給するかは、いずれの給紙ローラを駆動するかによって
決定される。ここでは、用紙カセット62には一度プリ
ントに使用した用紙を、プリントしていない裏面を下向
きにセットし、試し刷り専用の用紙として使用するもの
とする。
【0026】図5は第2実施例の磁気印写装置の制御系
のブロック構成図である。図2に示した第1実施例のも
のと異なるのは、キーボード15はエンジン制御部に接
続される点と、ビットマップ形式のページメモリ30と
バッファメモリ21が設けられており、ホストコンピュ
ータ20からは画像を描画するためのデータが送信され
一旦複数ページを格納しうるバッファメモリ21に格納
した後、画像制御部14はそのバッファメモリ内のデー
タに基づいてページメモリ30に画像を展開し、ページ
メモリ30に展開された画像データを順次読み出して磁
気記録ヘッド2に印加して磁気潜像を記録する点であ
る。
【0027】図6は、第2実施例における処理動作を示
すフローチャートである。本実施例の磁気印写装置にお
いては、ホストコンピュータ20からの印刷データを受
信してそれをページメモリ30に展開する処理と、磁気
潜像の記録と記録された磁気潜像の印刷を行うエンジン
制御部13の処理は独立に行われるので、主制御部12
とエンジン制御部13の処理を分けて示している。ただ
し、磁気潜像の記録時は主制御部12とエンジン制御部
13は協調して動作する。
【0028】ステップ201では試し刷りを行うモード
か判定され、試し刷りを行わなければ通常の処理が行わ
れる。試し刷りを行うのであれば、ステップ202に進
み、印刷データを受信し、一旦バッファメモリ21に格
納する処理が行われる。次にステップ203に進む。印
刷データには、文書の印刷であれば、文字コード列、フ
ォントの種類と大きさ、上部と左側の余白の長さ、行間
及び文字間の幅、用紙サイズなどの画像データと、印刷
枚数、用紙の厚さ等が含まれ、グラフィックであれば描
画データや用紙サイズなどが含まれる。画像制御部14
は、ページメモリ30の指定された用紙サイズの範囲
で、指定されたフォントROMから読み出した文字イメ
ージを指定された位置に書き込んだり、描画データに従
って線画などを書き込む。
【0029】ステップ203ではバッファメモリ21か
ら印刷データを読み出し画像制御部14の制御によりペ
ージメモリ30にビットマップデータとして展開する。
展開終了後ステップ204に進む。ステップ204で
は、エンジン部が磁気記録ができる状態であるかが判定
される。具体的には、エンジン部の本印刷が終了し記録
可能状態が設定されているかが判定される。磁気潜像が
書き込める状態でなければ記録可能状態が設定されるま
でステップ204で待機し、磁気潜像が書き込める状態
になればステップ205に進む。
【0030】ステップ205ではエンジン部に記録開始
を指令し、ステップ206に進む。ステップ206では
画像データ制御部14に指令してエンジン部の記録動作
に対応してページメモリからビットマップデータを読み
出し磁気記録ヘッドで記録する。記録終了後ステップ2
01に戻る。一方エンジン部では起動後ステップ210
に進み主制御部に対し次の画像データ記録すべく磁気潜
像記録可能状態を知らせるために記録可能状態を設定し
ステップ211に進む。
【0031】ステップ211ではステップ205による
記録開始指令を受けるまでステップ211で待機する。
記録開始指令を受けるとステップ212に進む。ステッ
プ212ではステップ206の処理と対応して磁気潜像
記録を行い、ステップ213に進む。ステップ213で
は試し刷りモードであるかが判定され、試し刷りモード
が設定されていればステップ214に進み、試し刷りを
実行しステップ215に進む。
【0032】この段階で試し刷り結果を操作者が判断し
操作パネルから中止指示または続行指示操作が行われる
までステップ215とステップ216で待つ。結果に問
題があり操作者が操作パネル15から中止指令を行う場
合は、これに対応してステップ215の判定によりステ
ップ210に進み、記録可能状態を設定したあと次のペ
ージの記録開始指令を待つ。試し刷り結果に問題がなけ
れば操作者がOK指令を操作パネルから行うので、これ
に対応してステップ216の判定により本印刷をステッ
プ217により行う。本印刷の終了後ステップ210に
戻り同様に次の記録開始指令を待つ。また試し刷り後の
指令待ちの間に、試し刷り結果により、用紙サイズ、種
類を変更する場合は、用紙を交換後続行指示操作を行え
ばよい。また、画像データの変更を必要とする場合は、
中止操作を行ったあと、ホストコンピュータのデータを
修正するなどして再印刷を行えばよい。
【0033】以上説明したように、第2実施例では、磁
気潜像の記録が終了しステップ214の試し刷りまたは
ステップ217の本印刷が開始されると、主制御部12
と画像制御部14はステップ201を介してステップ2
02に戻り、試し刷りまたは本印刷が行われている間に
引き続くページの受信と次のページのページメモリへの
展開を行うため、次のページの印刷が開始されるまでの
待ち時間を短縮することが可能になる。
【0034】なお、第1及び第2実施例において、オペ
レータが試し印刷を確認して本印刷を行うかの指示を出
さない場合、磁気印写装置は他のデータを受け付けられ
ない状態になる。このような状態が長く続くと磁気印写
装置の使用効率を低下させるので、タイマを設け、試し
印刷後所定時間を経過しても本印刷を行うかの指示が行
われない場合には、自動的に本印刷を実行するようにし
てもよい。逆に、本印刷を行わずに磁気潜像を消去して
次のページ、又は他のファイルの印刷データを受け付け
られるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば磁
気印写装置において簡単な構成で試し刷りが可能にな
り、またページメモリを有する磁気印写装置において
は、試し刷りを可能にした場合の次のページの印刷が開
始されるまでの待ち時間を短縮することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される磁気印写装置の基本構成を
示す図である。
【図2】本発明の第1実施例における磁気印写装置の制
御系のブロック構成図である。
【図3】第1実施例における処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の第2実施例の磁気印写装置の基本構成
を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例における磁気印写装置の制
御系のブロック構成図である。
【図6】第2実施例における処理動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…磁気記録ドラム 2…磁気記録ヘッド 3…現像装置 4…用紙 6…転写ローラ 7…定着ローラ 8…クリーナ部 9…消去ヘッド 11…通信インターフェース 12…主制御部 13…エンジン制御部 14…画像データ制御部 20…ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 信芳 東京都杉並区久我山1丁目7番41号 岩崎 通信機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータに接続される通信イ
    ンターフェース(11)と、 磁気記録媒体と、 前記通信インターフェース(11)を介して前記ホスト
    コンピュータ(20)から送信される印刷画像信号に応
    じた磁気潜像を前記磁気記録媒体(1)上に記録する磁
    気記録手段(2)と、 前記磁気記録媒体に記録された前記磁気潜像を磁性トナ
    ーにより顕像化して用紙に転写及び定着して複写する顕
    像化手段(3、6、7、71)とを備える磁気印写装置
    であって、 試し刷りモードを有し、 該試し刷りモード時には、前記顕像化手段(3、6、
    7、71)を、前記磁気潜像を1枚の前記用紙に顕像化
    した後停止させる試し刷り実行手段と、 該試し刷り実行手段による1枚の顕像化後、指示された
    枚数分前記磁気潜像をそのまま印刷する本印刷を実行す
    るか、前記磁気潜像を消去するかを選択するリセット/
    本印刷選択手段とを備えることを特徴とする磁気印写装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気印写装置であっ
    て、 前記印刷画像信号に基づいて画像データに展開する画像
    メモリ(30)を備え、 前記磁気記録手段(2)は、前記画像メモリ(30)に
    展開された画像データを順次読み出して前記磁気記録媒
    体(1)上に記録し、磁気記録媒体への記録終了後は、
    前記リセット/本印刷選択手段の選択にかかわらず次の
    画像データを展開可能にする磁気印写装置。
JP9336913A 1997-12-08 1997-12-08 磁気印写装置 Pending JPH11174903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9336913A JPH11174903A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 磁気印写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9336913A JPH11174903A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 磁気印写装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11174903A true JPH11174903A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18303801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9336913A Pending JPH11174903A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 磁気印写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11174903A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001341361A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法並びに記憶媒体
JP2006123415A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Canon Inc 印刷装置、及びその制御方法、ジョブ処理方法、印刷システム
JP2010006081A (ja) * 2009-10-13 2010-01-14 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法並びに記憶媒体
JP2019118070A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、画像データ処理方法およびプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001341361A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法並びに記憶媒体
US7697852B2 (en) 2000-05-31 2010-04-13 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, image forming method and storage medium therefor capable of forming trial images under different conditions
US7995932B2 (en) 2000-05-31 2011-08-09 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing method, and storage medium therefor, for executing a plurality of trial printings
US8175468B2 (en) 2000-05-31 2012-05-08 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing method, and storage medium therefor, for executing a plurality of trail printings
JP2006123415A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Canon Inc 印刷装置、及びその制御方法、ジョブ処理方法、印刷システム
US8139241B2 (en) 2004-10-29 2012-03-20 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and its control method, job processing method, and printing system
JP2010006081A (ja) * 2009-10-13 2010-01-14 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法並びに記憶媒体
JP2019118070A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、画像データ処理方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4298146B2 (ja) 印刷データを生成する情報処理装置及び方法
US7233403B2 (en) Print control method and apparatus
JP2000025277A (ja) 印刷制御方法及び装置
JP4328823B2 (ja) 情報処理装置、制御方法およびコンピュータ読み取り可能な制御プログラムを格納した記憶媒体
JP3639685B2 (ja) 印刷装置及び印刷制御方法
JP3084763B2 (ja) 両面印刷装置
JPH11174903A (ja) 磁気印写装置
JP3255776B2 (ja) 画像形成装置
JPH11115280A (ja) プリンタ
JP3466803B2 (ja) レーザビームプリンタと印刷制御方法及びその装置
JPH11232056A (ja) プリントシステム、処理装置、プリンタ、及び処理装置を動作させるプログラムを記憶した記憶媒体
JP2000203125A (ja) 画像形成装置
JP2002240403A (ja) 画像形成装置
JP2007250002A (ja) 情報処理装置、制御方法およびコンピュータ読み取り可能な制御プログラムを格納した記憶媒体
JP2746768B2 (ja) 電子写真プリンタ
JPH0465274A (ja) 電子写真プリンタ
JP2821911B2 (ja) 印刷制御装置
JPH04312877A (ja) マクロデータのテストプリント方法
JPH03120065A (ja) 印刷装置
JP2905322B2 (ja) ページプリンタの印字制御方法
JPH10161472A (ja) 磁気印写装置及び磁気印写システム
JPH04133783A (ja) 画像形成装置
JPH06238991A (ja) 印刷方法及びその装置
JPH1175052A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JPH05345454A (ja) 電子写真プリンタ