JPH10161472A - 磁気印写装置及び磁気印写システム - Google Patents

磁気印写装置及び磁気印写システム

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JPH10161472A
JPH10161472A JP32409196A JP32409196A JPH10161472A JP H10161472 A JPH10161472 A JP H10161472A JP 32409196 A JP32409196 A JP 32409196A JP 32409196 A JP32409196 A JP 32409196A JP H10161472 A JPH10161472 A JP H10161472A
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JP
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magnetic
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Application number
JP32409196A
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English (en)
Inventor
Seiichi Hayashi
誠一 林
Narusada Fujioka
成禎 藤岡
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Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 磁気印写装置の一層の高速化。 【解決手段】 外部から画像データを受信するための通
信手段と、回転可能な円筒表面上に磁気記録媒体を有す
る磁気記録ドラム1と、回転する磁気記録ドラム1に沿
って磁気記録ヘッド2を移動させながら、通信手段で受
信した画像データに従って磁気記録ドラム1上に磁気潜
像を記録する記録手段と、磁気記録ドラム1に記録され
た磁気潜像を磁性トナーにより顕像化して用紙に転写及
び定着して複写する顕像化手段とを備える磁気印写装置
であって、記録手段は、磁気記録ドラム1上に独立した
複数の異なる磁気潜像を記録可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に従って
磁気記録媒体上に磁気潜像を記録して磁性トナーで顕像
化する磁気印写装置に関し、特に円筒状(ドラム状)の
磁気記録媒体上に独立した複数の異なる磁気潜像を記録
できる磁気印写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気印写装置が実用化され、その
高速性が注目されている。磁気印写装置は、一旦磁気記
録媒体上に磁気潜像を記録するとその磁気潜像により多
数枚の複写が可能であるため、多数枚複写時には複写速
度が高速であるという特徴がある。磁気印写装置の基本
的な原理は特公昭55−34431号公報に開示されて
いる。
【0003】磁気印写装置における動作は、表面に磁気
記録媒体を有する磁気記録ドラム上に磁気記録ヘッドで
磁気潜像を記録する磁気潜像記録工程と、磁気記録ドラ
ム上に記録された磁気潜像を顕像化して記録紙に転写
し、定着する複写工程に分けられる。磁気潜像記録工程
では、磁気記録ドラムが高速に回転し、磁気記録ヘッド
が磁気記録ドラムの表面に近接した状態で母線方向に移
動される。これにより、磁気記録ヘッドが磁気記録ドラ
ムの全面を走査することになる。磁気記録ヘッドは、走
査位置に応じて入力される画像信号に従って記録ドラム
上に磁気潜像を記録する。このようにして磁気潜像記録
工程が終了する。磁気潜像記録工程が終了すると、磁気
記録ヘッドは、磁気記録ドラムから離れ、待機位置に戻
る。
【0004】複写工程では、磁気記録ドラムが磁気潜像
記録工程より低速で回転され、磁気記録ドラム上の磁気
潜像は、磁気記録ドラムの回転に従って現像器で磁性ト
ナーにより現像され、顕像化された画像の回転に同期し
て供給される記録紙に転写された後、定着される。磁気
印写装置の特徴は、一度磁気記録ドラムに記録された磁
気潜像が複写後も保持されているので、それ以後は磁気
潜像記録を行うことなしに複写することが可能であり、
特に多数枚の複写を高速に行うことができる。
【0005】記録する画像データは、ホストコンピュー
タ又はスキャナ等の画像データを生成する装置からこの
磁気印写装置に送られ、磁気印写装置はこの画像データ
を画素に対応する画像メモリに展開した後、上記の磁気
潜像記録工程で磁気潜像として記録される。図1は、従
来例において、複数ページの画像をある部数印刷する場
合の処理の手順を示すタイムチャートである。図1にお
いて、Pは画像データの受信と受信した画像データに基
づく画像メモリ上への画像の展開工程を示し、Qは潜像
の記録工程を示し、Rは印刷工程を示す。なお記録工程
には、記録に入る前に行うドラム上の潜像を消去する工
程を含んでいる。印刷動作が開始されると、まず最初の
ページについて、P、Q、Rの工程が行われる。P−1
は1ページ目の受信工程を示す。1ページのQ工程が終
了するとページメモリの内容をクリアして2ページ目の
P工程を開始することができる。図示のように、2ペー
ジ目のP工程が終了した時点で1ページ目のR工程が終
了していなければ、その状態で1ページ目のR工程が終
了するまで待機し、その後2ページ目のQ工程を開始す
る。2ページ目のP工程が終了した時点で1ページ目の
R工程が終了していれば、直ちに2ページ目のQ工程を
開始する。このような工程をページ分繰り返す。
【0006】磁気印写装置においては、印刷速度の一層
の高速化のためには、図2に示すように、磁気記録ドラ
ム1上に複数の潜像(図1では2枚)を記録し、1回の
現像サイクルで複数のコピーを得る多面付けと呼ばれる
方式が効果的である。記録される複数の潜像は同一の画
像であり、上記のP工程で画像メモリ上に展開された画
像データに対応する潜像をQ工程で記録する時に、1つ
の磁気記録ドラム上に複数枚の画像を記録し、R工程で
印刷する。この方式のQ工程では、複数の潜像が平行し
て記録されるため、Q工程(磁気潜像記録工程)の時間
は同一であり、更にR工程で磁気記録ドラムを回転して
顕像化する場合、磁気記録ドラムの1回転で複数枚の画
像が出力できるため、多数枚のコピーを行う場合に、印
刷速度を向上させることができる。このような多面付け
方式は、特に、A3の画像を印刷できる装置で、A4の
画像を印刷する場合に有効で、A3の画像を印刷できる
大きな直径の磁気記録ドラムと大きな容量の画像メモリ
を有効に利用して高速化が図れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
装置においては、同一画像を多面付けすることにより、
印刷速度の高速化を図っているが、より一層の高速化が
求められている。本発明は、磁気印写装置の一層の高速
化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図3は本発明の磁気印写
装置の特徴である多面付けの様子を示す図である。図3
に示すように、本発明の磁気印写装置では、上記目的を
実現するため、磁気記録ドラム1上に独立した複数の異
なる磁気潜像を記録可能にすることを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明の磁気印写装置は、外部
から画像データを受信するための通信手段と、回転可能
な円筒表面上に磁気記録媒体を有する磁気記録ドラム1
と、回転する磁気記録ドラム1に沿って磁気記録ヘッド
を移動させながら、通信手段で受信した画像データに従
って磁気記録ドラム1上に磁気潜像を記録する記録手段
と、磁気記録ドラム1に記録された磁気潜像を磁性トナ
ーにより顕像化して用紙に転写及び定着して複写する顕
像化手段とを備える磁気印写装置であって、記録手段
は、磁気記録ドラム1上に独立した複数の異なる磁気潜
像を記録可能であることを特徴とする。
【0010】独立した複数の異なる磁気潜像を記録して
印刷するか、同一の磁気潜像を複数記録して印刷する
か、又は1つの磁気潜像のみを記録して印刷するかの選
択が可能であることが望ましい。いずれを選択するかに
ついては、画像データで指示されることが望ましく、そ
の場合には、画像データからこの指示を抽出して、その
内容に応じて対応する磁気潜像を記録するようにする。
【0011】また、画像データを出力する側を規定する
ことができず、磁気印写装置側のみで対処する必要があ
る場合には、通信手段が画像データの受信を終了した時
点で、それまで受信した画像データに相当する磁気潜像
に加えて更に磁気潜像を記録可能であり、且つ画像デー
タの受信を終了した時点から所定の時間内に別の画像デ
ータを受信しない時には、記録手段はすでに受信した画
像データを複数記録するようにする。それ以外の、画像
データの受信を終了した時点でそれ以上磁気潜像を記録
できない場合には直ちに印刷を開始し、更に磁気潜像が
記録可能で連続して次の画像データを受信した場合に
は、独立した2つの異なる磁気潜像を記録する。
【0012】また、最後のページの画像データの受信が
終了した時点で、更に磁気潜像を記録可能であれば、そ
の時には、すでに受信した画像データを複数記録するよ
うにする。更に、上記の磁気印写装置を有する印写シス
テムでは、この磁気印写装置に画像データを供給するホ
ストコンピュータやスキャナ等の画像データ生成手段が
画像データと共に、独立した複数の異なる磁気潜像を記
録するか、同一の磁気潜像を複数記録するか、又は1つ
の磁気潜像のみを記録するかの指示を合わせて供給する
ようにし、磁気印写装置はその指示内容に応じて対応す
る磁気潜像を記録するようにする。
【0013】図4は、本発明の磁気印写装置において複
数ページの画像をある部数印刷する場合の処理の手順を
示すタイムチャートであり、比較のために従来例による
多面付け方式のタイムチャートも合わせて示してある。
ここでは、2面付けの例を示してあり、画像メモリは2
枚分設けられているものとして説明する。図4の(1)
に示すように、本発明の磁気印写装置では、1ページ目
と2ページ目の画像が同時に印刷され、続いて3ページ
目と4ページ目の画像という具合に2ページずつ印刷さ
れる。図4の(2)に示すように、従来の同一画像を2
面付けする方式では、図1で説明したのと同じ手順で1
ページずつ処理が行われる。画像データを受信して画像
メモリに展開するP工程については、データの受信と展
開に要する時間はページに比例するので、本発明のP工
程の時間は従来例のP工程の時間の2倍になる。どちら
も2面付けであり、磁気記録ドラムの1回転で2面にわ
たっての走査が行われるので、Q工程の時間は同一であ
る。印刷工程Rについては、本発明では磁気記録ドラム
の1回転で異なる2枚の画像が出力されるので、磁気記
録ドラムは部数分回転する必要がある。これに対して、
従来例では、同一の画像が2面付けされているので、磁
気記録ドラムの1回転で同じ画像が2枚出力される。従
って、本発明のR工程の時間は従来例の2倍である。
【0014】図示のように、P工程がQ工程の終了後直
ちに行われ、R工程が終了する前に終了し、S工程終了
後Q工程が直ちに開始できるとする。本発明のP、Q、
Rの各工程に要する時間をそれぞれ、TP、TQ、TR
とすると、従来例におけるP、Q、Rの各工程に要する
時間はそれぞれTP/2、TQ、TR/2である。い
ま、NページM部の印刷を行うとすると、Mが偶数であ
れば、本発明の装置でこの印刷に要する時間TCは、次
の式(1)で表される。
【0015】 TC=TP+(TQ+TR)×N/2 =TP+TQ×N/2+TR×N/2 …(1) 同様に、これを従来例で行った場合に要する時間UC
は、次の式(2)で表される。 UC=(TP/2+(TQ+TR/2)/2)×N×2 =TP+(TQ+TR/2)×N =TP+TQ×N+TR×N/2 …(2) 式(1)と(2)を比較して明らかなように、本発明に
よれば、従来例に比べて、磁気潜像記録工程Qに要する
時間TQにN/2を乗じた時間(TQ)×N/2が短縮
されることが分かる。
【0016】印刷工程Rは、部数Mに比例するから、T
R=t×Mであり、上記の式(1)と(2)は次の式
(3)と(4)になる。 TC=TP+TQ×N/2+t×M×N/2 …(3) UC=TP+TQ×N+t×M×N/2 …(4) 式(3)と(4)から明らかなように、NページM部の
印刷に要する時間TCとUCは、ページ数Nと部数Mが
増加すると大きくなるが、本発明を適用することにより
短縮される時間TQ×N/2はページ数Nの増加に対し
てのみ増加する。従って、短縮される時間の全印刷時間
に対する割合は、ページ数Nが大きく、部数Mが小さい
ほど大きくなる。いいかえれば、本発明は、多くのペー
ジ数を少ない部数で印刷する時に効果が大きいと言え
る。
【0017】なお、上記の説明では、ページ数Nが偶数
の場合について説明したが、奇数の場合には、最後の1
ページを2面付けして印刷するので、この部分について
は、従来例と同じである。
【0018】
【発明の実施の形態】図5は、本発明を適用した磁気印
写装置を使用したシステムの構成を示す図である。図5
に示すように、本発明を適用した磁気印写装置100
は、画像処理機能を有するコンピュータ101やスキャ
ナ102と通信ケーブル103と104で接続されてお
り、コンピュータ101やスキャナ102から送られる
画像データを受信して印刷を行う。画像データの送信に
おける手順はプロトコルとしてあらかじめ規定されてお
り、例えば、送信する画像データの内容や、印刷部数等
がプロトコルとして規定されている。磁気印写装置は、
このプロトコルの規定に基づいて、画像データやその他
の情報を受信し、一旦画像メモリ上に画像データを展開
してから、それを順次読み出しながら磁気潜像を記録す
る。そして、指定された枚数印刷を行う。磁気印写装置
において、独立した複数の画像を同時に磁気記録ドラム
上に記録して印刷するか、同一の画像を磁気記録ドラム
上に複数面記録して印刷するか、又は磁気記録ドラム上
には1つの画像のみを記録して印刷するかの多面付け処
理についてもプロトコルで規定されていることが望まし
い。まず、多面付け処理についてもプロトコルで規定さ
れている場合の実施例について説明する。
【0019】まず、磁気印写装置の基本構成について説
明する。図6は、本発明の実施例の磁気印写装置の記録
・顕像部の基本構成を示す図である。なお、多面付けの
枚数は2枚の場合を例として説明するものとする。動作
開始指令を受けて、記録モータ(図示せず)を駆動して
磁気記録ドラム1を矢印の方向に高速回転させる。磁気
記録ヘッド2は待機位置から磁気記録ドラム1に沿って
副走査方向に移動し、磁気記録ドラム1上に磁気潜像を
記録する。記録終了後、記録モータの駆動を停止すると
ともに、磁気記録ドラム1の回転に対して記録モータと
同軸に配設されているブレーキ(図示せず)をかける。
同時に磁気記録ヘッド2を待機位置に戻す。磁気記録ド
ラム1が十分に減速される一定時間後、コピーモータ
(図示せず)を起動して複写(コピー)動作に入る。そ
して磁気潜像は現像器3により現像され、磁性トナーが
磁気記録ドラム1に吸着される。一方、用紙4が給紙ロ
ーラ41により繰り出され、搬送路42に従い搬送され
る。そして、転写ローラ6により磁気記録ドラム1上の
磁性トナーが用紙4に転写される。次いで、用紙4は搬
送路43を搬送され、定着ローラ7、71の間を通され
てトナー像が定着され、排紙スタッカー51に排出され
る。転写されなかった残りの磁性トナーは、クリーナ装
置81により磁気記録ドラム1から除去される。この給
紙・現像・転写・定着のコピープロセスを所定枚数反復
する。そして、次の磁気潜像記録に先立ち、消去ヘッド
9が働いて記録されている磁気潜像を消去する。なお、
磁気印写装置は、同一の画像を複数枚印刷する場合に高
速で行えるという特徴があり、特に本発明の装置は異な
る2つ画像を多面付けするので、複数ページを複数部数
印刷した場合に、1セットの印刷物をまとめて排紙する
丁合い機能に適応できることが望ましく、排紙スタッカ
ー51は図5に示したようなソータであることが望まし
い。
【0020】図7は、磁気記録ヘッドの副走査機構を示
す図である。副走査駆動パルスモータ23が磁気記録ヘ
ッド2を駆動ワイヤ22を介して高速回転する磁気記録
ドラム1上を矢印Rの方向に連続的に副走査する。実施
例の装置においては、磁気記録ヘッド2には複数の記録
チャンネルが配列されており、磁気記録ドラム1が1回
転する間に磁気記録ヘッド2は記録チャンネルの間を埋
めるように適宜のピッチで螺旋状に走査される。このよ
うな磁気記録ヘッドを使用することにより、磁気潜像記
録時間の短縮が行える。
【0021】図8は、本実施例の磁気印写装置の制御系
の構成を示すブロック図である。主制御部を構成するC
PU81は、ホストコンピュータやスキャナ等からのデ
ータをインターフェース82を介して受信し、そのデー
タ内容を解読して、画像データを画像制御部84を介し
てページメモリ85に展開する。ページメモリ85は少
なくとも2ページ分の容量を有し、ページメモリ85に
展開された画像データは画像制御部84で記録データに
変換されて磁気記録ヘッド2に送られ、磁気記録ドラム
1に磁気潜像として記録される。磁気潜像記録工程、印
刷工程及び消去工程に必要なセンサ87、モータ88、
ソレノイド・クラッチ89、及びパルスモータ90等の
要素の制御は、エンジン制御部86で行われ、CPU8
1は走査パネル83を含む全体の制御を行う。従って、
CPU81は磁気潜像記録工程終了後、印刷枚数をエン
ジン制御部86に送出すれば、次の画像データの受信動
作に入ることができる。これらの詳細は、従来の磁気印
写装置で使用されている技術で実現できるので、ここで
は説明を省略する。
【0022】図9は、本発明の第1実施例における制御
処理を示すフローチャートである。ステップ301で印
刷指令を受けた後、ステップ302で画像データが送ら
れてくるのを待つ。画像データとしては最初に第1面
(A面)のデータが送られてくるので、ステップ303
でA面のデータを受信して第1ページ用メモリ85−1
に展開する。A面のデータと共に、B面に別の画像を記
録するか、B面にA面と同じ画像を記録するか、B面に
は画像を記録しないかを示す指示が送られてくるので、
ステップ304でこの指示を解読してB面用の別のデー
タが引き続いて送られてくるか判定する。B面用の別の
データが引き続いて送られてくる場合には、ステップ3
05でB面用のデータを受信して第2ページ用メモリ8
5−2に展開する。ステップ306では、磁気潜像の記
録が可能かを判定する。図4で説明したように、画像デ
ータの受信と展開が終了した時点で、前の画像データの
印刷が終了して消去工程が完了していないと、磁気潜像
の記録を行うことはできない。そのため、消去工程が完
了するまで、ページメモリに展開されたデータを維持し
ながら待機する必要があり、その間は次の画像データの
受信は行えない。記録が可能になると、すなわち前の画
像の消去が完了したら、ステップ307で、第1ページ
用メモリ85−1と第2ページ用メモリ85−2のデー
タに基づいて、磁気記録ドラム1のA面とB面に2つの
画像を記録する。B面用のデータが送られてこない場合
には、ステップ308で、同様に磁気潜像の記録が可能
になるまで待機し、可能になったらステップ309でB
面にA面と同じ画像を記録するか、B面には画像を記録
しないかを判定し、B面にA面と同じ画像を記録する場
合には、ステップ310で第1ページ用メモリ85−1
のデータに基づいて、A面とB面に同一の画像を記録す
る。B面には画像を記録しない場合には、ステップ31
1で第1ページ用メモリ85−1のデータに基づいて、
A面にのみ画像を記録する。
【0023】ステップ312でエンジン制御部86に印
刷枚数を設定した後、ステップ313で印刷の開始を指
示する。後の処理はエンジン制御部86で行われるの
で、CPU81はステップ314で全ページの処理が完
了したかを判定し、終了していなければステップ302
に戻る。従って、印刷が行われるのと並行して次のペー
ジの画像データの受信と展開が行われることになる。
【0024】第1実施例では、多面付け処理についてプ
ロトコルで規定されていたが、従来の磁気印写装置を使
用した多面付け処理についてプロトコルで規定されてい
ないシステムで、本発明を適用した磁気印写装置を使用
することも考えられる。第2実施例はそのような場合に
適した磁気印写装置の実施例である。第2実施例では、
磁気印写装置はホストコンピュータ等から2ページ単位
で画像データを受信して2ページまとめて磁気記録ドラ
ムに磁気潜像を記録した後、2ページ分の印刷処理を行
うものとする。しかしながら、ホストコンピュータ等の
画像データの送信側の状況により、2ページ目の画像デ
ータの送信に時間がかかる場合がある。このような場合
には、1ページ目の画像データは準備されているのに、
2ページ目の画像データが受信されるまで、1ページ目
の画像が出力されないことになる。このことは、図4に
おいて説明した2ページ分の画像データを受信して画像
メモリに展開するP工程において、1ページ目と2ペー
ジ目の間で待機時間が必要になり、P工程の時間が長く
なることを意味する。もし1ページ目と2ページ目の画
像データの受信の間での待機時間が長くなるようであれ
ば、本発明を適用することにより、かえって印刷速度が
低下することになる。特に、フォーマットや磁気印写装
置の印刷品質の状況を確認する等のために、最初のペー
ジの出力をできるだけ早く得たい場合等に、この点が問
題になる。このような判定もすべてホストコンピュータ
等の側で行い、それに応じた多面付けの指示を出すのが
望ましいが、上記のような多面付け処理についてプロト
コルが規定されていないシステムで使用する場合には対
応できない。第2実施例の磁気印写装置は、このような
問題にも対応できるものである。
【0025】第2実施例の磁気印写装置は、第1実施例
のものとほぼ同様の構成を有するが、多面付け処理の部
分のみが異なる。基本的な処理としては、上記のよう
に、ホストコンピュータ等から2ページ単位で画像デー
タを受信して2ページまとめて磁気記録ドラムに磁気潜
像を記録した後、2ページ分の印刷処理を行うものとす
る。しかし、上記のような理由で、所定時間以上画像デ
ータが受信できない時には、既に受信して画像メモリに
展開されている画像の潜像を2面分記録して印刷を行う
ものとする。また、画像データと一緒に最後のページで
あることを示す情報が送られてくるので、画像データの
受信工程で、最後のページの画像データを最初に受信し
た時には、この最後のページの受信終了後、直ちに2枚
分の磁気潜像を記録して印刷を行うとする。
【0026】図10は、第2実施例の磁気印写装置にお
ける制御処理を示すフローチャートである。なお、ここ
では次の画像データの受信と展開は並行して行われず、
前の画像データの印刷が完了した後に次の画像データの
受信と展開の工程が行われるものとして説明する。ステ
ップ401から403までは第1実施例と同じである。
ステップ403でA面の画像データの受信と展開が終了
した後、ステップ404ではそのページが最終ページで
あるかを判定する。最終ページでなければ、ステップ4
05でタイマをセットし、ステップ406で受信を開始
したかを判定する。受信が開始されていない場合には、
ステップ409でタイマが所定の時間が経過したかを判
定し、時間が経過していなければステップ406に戻
る。所定の時間が経過する前にB面の画像データの受信
が開始されれば第1実施例と同じであり、ステップ40
7でB面の画像データを受信して展開し、ステップ40
8で磁気潜像を記録する。ここでは、上記のように、画
像データの受信と展開の工程は画像データの印刷及び消
去工程と並行して行われないので、磁気潜像は直ちに記
録できる。B面の画像データの受信を開始する前に所定
時間が経過した場合には、ステップ410で、A面とB
面に同一の磁気潜像を記録する。ステップ404で、最
終ページと判定された時にも、ステップ410を行う。
その後、ステップ411で印刷工程を行い、ステップ4
12で全ページが終了したかを判定し、終了するまで、
ステップ402からの処理を繰り返す。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気印写装置の印刷速度を向上できる。更に、画像デー
タの送信側から、磁気記録ドラムに複数の画像を記録し
て印刷する手順について特に指示されない場合にも、効
率的な印刷が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の磁気印写装置の基本的な処理手順を示す
タイムチャートである。
【図2】従来の多面付けを行った場合の、磁気記録ドラ
ム上の画像の様子を示す図である。
【図3】本発明の多面付けを行った場合の、磁気記録ド
ラム上の画像の様子を示す図である。
【図4】本発明の磁気印写装置の基本的な処理手順を示
すタイムチャートと、従来の多面付けを行った場合の処
理手順を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の実施例のシステムの全体構成を示す図
である。
【図6】本発明の実施例の磁気印写装置の記録・顕像部
の構成を示す図である。
【図7】磁気記録ヘッドを磁気記録ドラムに対して走査
させる走査機構を示す図である。
【図8】本発明の実施例の磁気印写装置の制御部の構成
を示すブロック図である。
【図9】本発明の第1実施例における制御処理を示すフ
ローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例における制御処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…磁気記録ドラム 2…磁気記録ヘッド 3…現像ユニット 34…第1(A)面 35…第2(B)面 81…主制御部(CPU) 82…インターフェース 83…操作パネル 84…画像制御部 85…画像メモリ 86…エンジン制御部 100…磁気印写装置 101…コンピュータ 102…スキャナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から画像データを受信するための通
    信手段(82)と、 回転可能な円筒表面上に磁気記録媒体を有する磁気記録
    ドラム(1)と、 回転する該磁気記録ドラム(1)に沿って磁気記録ヘッ
    ド(2)を移動させながら、前記通信手段(82)で受
    信した前記画像データに従って前記磁気記録ドラム
    (1)上に磁気潜像を記録する記録手段と、 前記磁気記録ドラム(1)に記録された前記磁気潜像を
    磁性トナーにより顕像化して用紙に転写及び定着して複
    写する顕像化手段とを備える磁気印写装置であって、 前記記録手段は、前記磁気記録ドラム(1)上に独立し
    た複数の異なる磁気潜像を記録可能であることを特徴と
    する磁気印写装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気印写装置であっ
    て、独立した複数の異る磁気潜像を記録するか、同一の
    磁気潜像を複数記録するか、又は1つの磁気潜像を記録
    するかの選択が可能である磁気印写装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の磁気印写装置で
    あって、 前記記録手段は、前記画像データに含まれる指示に応じ
    て、独立した複数の異なる磁気潜像を記録するか、同一
    の磁気潜像を複数記録するか、又は1つの磁気潜像のみ
    を記録する磁気印写装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の磁気印写装置で
    あって、 前記通信手段(82)が前記画像データの受信を終了し
    た時点で、それまで受信した前記画像データに相当する
    前記磁気潜像に加えて、更に磁気潜像を記録可能であ
    り、前記画像データの受信を終了した時点から、所定の
    時間内に別の画像データを受信しない時には、前記記録
    手段はすでに受信した画像データを複数記録する磁気印
    写装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の磁気印写装置で
    あって、 前記通信手段(82)が前記画像データの最終ページの
    受信を終了した時点で、それまで受信した前記画像デー
    タに相当する前記磁気潜像に加えて、更に磁気潜像を記
    録可能である時には、前記記録手段はすでに受信した画
    像データを複数記録する磁気印写装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の磁気印写装置(10
    0)と、 該磁気印写装置(100)に前記画像データを供給する
    画像データ生成手段(101、102)と、 前記磁気印写装置(100)と前記画像データ生成手段
    (101、102)との間の通信経路(103、10
    4)とを備える磁気印写システムにおいて、 前記画像データ生成手段(101、102)は、前記磁
    気印写装置(100)に前記画像データと共に、独立し
    た複数の異なる磁気潜像を記録するか、同一の磁気潜像
    を複数記録するか、又は1つの磁気潜像のみを記録する
    かの指示を合わせて供給することを特徴とする磁気印写
    システム。
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