JPH11173767A - 溶融スラグ出湯口の清掃装置 - Google Patents
溶融スラグ出湯口の清掃装置Info
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- JPH11173767A JPH11173767A JP9347379A JP34737997A JPH11173767A JP H11173767 A JPH11173767 A JP H11173767A JP 9347379 A JP9347379 A JP 9347379A JP 34737997 A JP34737997 A JP 34737997A JP H11173767 A JPH11173767 A JP H11173767A
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Abstract
に除去することができる装置を提供する。 【解決手段】溶融炉の出湯口２に対して、斜め下方から
昇降するスラグ掻き取り棒４を設ける。このスラグ掻き
取り棒４の先端にはスラグ剥ぎ取り部１５を設け、スラ
グ掻き取り棒４を回転させることによりつらら及び閉塞
物を除去する。スラグ掻き取り棒４の下降位置には、付
着したスラグを水砕するスプレイノズル１７を設ける。
またスラグ掻き取り棒４の昇降機構に、スラグ掻き取り
棒４に対して衝撃を与える装置を設け、スラグ掻き取り
棒４からスラグを除去する。
Description
汚泥焼却灰、乾燥下水汚泥等を溶融処理する旋回溶融炉
や表面溶融炉等のための、溶融スラグ出湯口の清掃装置
に関するものである。
水汚泥等を1300〜1500°C の高温で溶融してスラグ化す
る炉であり、溶融スラグは溶融スラグ出湯口から出湯さ
れて水砕装置に導かれ、水砕スラグとされるのが普通で
ある。溶融スラグ出湯口は、正常状態では図３に示すよ
うに連続した定常的なスラグ流を形成するが、ときどき
図４に示すように両側から流れてきた流動性の悪いスラ
グが湯口を閉塞したり、図５に示すように溶融スラグ出
湯口から流下してきたスラグがつらら状に成長し、湯口
を閉塞することがある。
長したときに、作業員がランス棒により下方から溶融ス
ラグ出湯口を突いて閉塞物やつららを清掃する方法が採
用されていた。しかしこの方法は作業員がモニターによ
り常に湯口を監視して非常時に備える必要があり、人的
負担が大きいうえ、作業員が危険な高熱作業を強いられ
るという問題があった。
するシリンダを設けておき、成長したつららをこのシリ
ンダにより折って除去する装置も開発されているが、こ
の装置は成長したつららを除去できるのみであり、湯口
内部の閉塞物を除去することはできなかった。
の問題点を解決して、溶融スラグ出湯口のつらら及び閉
塞物を安全かつ自動的に除去することができる溶融スラ
グ出湯口の清掃装置を提供するためになされたものであ
る。
めになされた本発明の溶融スラグ出湯口の清掃装置は、
溶融炉の出湯口の下方に、回転式のスラグ掻き取り棒を
出湯口に向かって昇降自在に設けるとともに、このスラ
グ掻き取り棒の下降位置に、スラグ掻き取り棒の先端を
冷却するためのスプレイノズルを設けたことを特徴とす
るものである。なお、スラグ掻き取り棒に対して衝撃を
与える装置を設けることが好ましく、またスラグ掻き取
り棒の先端に、平板状のスラグ剥ぎ取り部を形成してお
くことが好ましい。更にスラグ掻き取り棒を出湯口に向
かって斜め下方から昇降できるようにしておくことが好
ましい。
を回転させながら出湯口に向かって上昇させ、つららや
閉塞物を除去することができる。またスラグ掻き取り棒
に巻き取られたスラグは、スラグ掻き取り棒の下降位置
に設けられたスプレイノズルからの冷却水のスプレイを
受けて凝固し、脱落する。スラグ剥ぎ取り部に残存凝着
したスラグに関しては、衝撃を与える装置により衝撃を
与えると容易にスラグ掻き取り棒から脱落させることが
可能となる。このため、定期的に本発明の装置を作動さ
せれば、溶融スラグ出湯口のつらら及び閉塞物を自動的
に除去することができる。もちろんモニターによる監視
と組み合わせて本発明の装置を作動させてもよく、後述
する自動監視装置と組み合わせて使用してもよい。
態を示す。図１において、１は旋回溶融炉や表面溶融炉
等の炉体、２はその底面に形成された溶融スラグの出湯
口である。３はこの溶融スラグ出湯口２から流下した溶
融スラグを水砕装置に導く流路である。溶融スラグ出湯
口２の下方にはスラグ掻き取り棒４が設けられている。
このスラグ掻き取り棒４は例えばステンレスのような耐
熱性金属よりなる。
られたガイドレール、６は送りねじであり、昇降用モー
タ７により送りねじ６を回転させることにより、第１ス
ライダ８を昇降させることができる。またこの第１スラ
イダ８の上方には第２スライダ９が設けられている。こ
の第２スライダ９は、第１スライダ８に搭載されたハン
マリング装置としてのエアシリンダ１０のロッド１１の
先端で押し上げられるようになっている。そして前記し
たスラグ掻き取り棒４の下部はこの第２スライダ９に回
転自在に支持され、回転用モータ１２によりチェーン１
３を介して回転させることができるようになっている。
降及び回転ができるのみならず、エアシリンダ１０のロ
ッド１１で第２スライダ９を押し上げたうえでロッド１
１を急速に縮めれば、第２スライダ９はガイドレール５
に沿って滑り落ち、第１スライダ８のストッパ１４と衝
突してスラグ掻き取り棒４に衝撃を与えることができ
る。なお、スラグ掻き取り棒４が斜め下方から上昇する
ようにしたのは、非作動状態においては溶融スラグ出湯
口２から流下するスラグが回転昇降用の機構に接触する
ことを避けるためである。
スラグ剥ぎ取り部１５を形成しておく。このスラグ剥ぎ
取り部１５は、図２に示されるように平板を十文字状に
組んだものや、平板を一文字状としたもの等が用いられ
る。スラグ剥ぎ取り部１５の外径は出湯口２の内径の1/
2 以上が好ましい。
み図１に実線で示すように溶融スラグ出湯口２に向かっ
て斜め下方から上昇し、その位置で回転することによっ
て溶融スラグ出湯口２のつらら及び閉塞物を取り除く。
つらら及び閉塞物の清掃の際にはスラグ剥ぎ取り部１５
に高温の溶融スラグが付着するため、そのままではスラ
グの凝固物が成長して清掃が継続できなくなる。そこで
スラグ掻き取り棒４の下降位置の側壁１６にはスプレイ
ノズル１７を設けてある。
スラグ掻き取り棒４のスラグ剥ぎ取り部１５に対して冷
却水をスプレイし、スラグ剥ぎ取り部１５に付着してい
る溶融スラグを急冷して、水砕、剥離させるためのもの
である。また衝撃を与える装置は、冷却水をスプレイし
ただけでは剥離せずにスラグ剥ぎ取り部１５に付着した
ままのスラグを、機械的な衝撃を与えることによりスラ
グ掻き取り棒４から確実に脱落させるためのものであ
る。脱落したスラグは冷却水とともに、下方の水砕装置
に落下する。
４をその下降位置で冷却している。これはスラグ掻き取
り棒４自体を水冷構造とすると、溶融スラグ出湯口２に
向かって上昇したときにその周囲のスラグを冷却してし
まい、閉塞を招くおそれがあるためである。なお、この
装置は一定時間間隔で自動的に作動させてもよいが、人
がモニター監視を行いつららの成長や閉塞が確認された
際にのみ起動させるようにしてもよい。
み合わせ、起動を自動化させた例を示す。１８は溶融ス
ラグ出湯口２を監視する熱画像カメラ、１９はその画像
変換器、２０は画像処理演算器であり、これらにより自
動監視装置が構成されている。画像処理演算器２０は熱
画像カメラ１８の画像を画像処理して出湯口の状態を数
値化し、閉塞の有無を判断する。そして湯口閉塞信号は
制御盤２１に出力され、制御盤２１は本発明の清掃装置
を自動的に起動する。このように人によるモニター監視
によるものではなく、熱画像カメラ１８から得られる情
報に対して画像処理を行うことにより湯口の閉塞状態を
監視する自動監視装置と組み合わせ、起動を自動化する
ことにより人的負荷を低減させることができる。
ラグ出湯口の清掃装置は溶融スラグ出湯口のつらら及び
閉塞物を自動的に除去することができるものであり、こ
の装置を用いれば溶融スラグ出湯口から常に安定したス
ラグの出湯ができるようになる。また従来のような作業
員による危険な高熱作業をなくすることができる。
である。
る。
る。
図である。
図である。
４ スラグ掻き取り棒、５ ガイドレール、６ 送りね
じ、７ 昇降用モータ、８ 第１スライダ、９第２スラ
イダ、１０ ハンマリング装置としてのエアシリンダ、
１１ ロッド、１２ 回転用モータ、１３ チェーン、
１４ ストッパ、１５ スラグ剥ぎ取り部、１６ 側
壁、１７ スプレイノズル、１８ 熱画像カメラ、１９
画像変換器、２０ 画像処理演算器、２１ 制御盤
Claims (5)
- 【請求項１】溶融炉の出湯口の下方に、回転式のスラグ
掻き取り棒を出湯口に向かって昇降自在に設けるととも
に、このスラグ掻き取り棒の下降位置に、スラグ掻き取
り棒の先端を冷却するためのスプレイノズルを設けたこ
とを特徴とする溶融スラグ出湯口の清掃装置。 - 【請求項２】スラグ掻き取り棒に対して衝撃を与える装
置を設けた請求項１に記載の溶融スラグ出湯口の清掃装
置。 - 【請求項３】スラグ掻き取り棒の先端に、平板状のスラ
グ剥ぎ取り部を形成した請求項１又は２に記載の溶融ス
ラグ出湯口の清掃装置。 - 【請求項４】スラグ掻き取り棒を出湯口に向かって斜め
下方から昇降するようにした請求項１〜３のいずれかに
記載の溶融スラグ出湯口の清掃装置。 - 【請求項５】出湯口を監視する熱画像カメラと、その画
像を画像処理して出湯口の状態を数値化し、閉塞の有無
を判断する自動監視装置を備えた請求項１〜４のいずれ
かに記載の溶融スラグ出湯口の清掃装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09347379A JP3120063B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 溶融スラグ出湯口の清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09347379A JP3120063B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 溶融スラグ出湯口の清掃装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11173767A true JPH11173767A (ja) | 1999-07-02 |
| JP3120063B2 JP3120063B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=18389835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09347379A Expired - Fee Related JP3120063B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 溶融スラグ出湯口の清掃装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3120063B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008232582A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Metawater Co Ltd | スラグ出湯口の清掃装置 |
| CN116143231A (zh) * | 2022-12-08 | 2023-05-23 | 天津七所高科技有限公司 | 一种全自动气动除渣系统 |
Families Citing this family (3)
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|---|---|---|---|---|
| JPH06204654A (ja) * | 1993-01-06 | 1994-07-22 | Nec Corp | 高密度実装プリント基板 |
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-
1997
- 1997-12-17 JP JP09347379A patent/JP3120063B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3120063B2 (ja) | 2000-12-25 |
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