JPH1117357A - 箱型筐体構造 - Google Patents

箱型筐体構造

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JPH1117357A
JPH1117357A JP18462297A JP18462297A JPH1117357A JP H1117357 A JPH1117357 A JP H1117357A JP 18462297 A JP18462297 A JP 18462297A JP 18462297 A JP18462297 A JP 18462297A JP H1117357 A JPH1117357 A JP H1117357A
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shaped
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Kazuhiro Nonaka
一宏 野中
Munehisa Murakami
宗久 村上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱型筐体を増設する際に最初に取り付けた箱
型筐体の左右どちらにでも別の箱型筐体を並べて増設す
ることができる箱型筐体構造を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 基本箱型筐体Aのフレーム組立体1の上
面部に設けた位置決め用孔41に、増設箱型筐体Bのフ
レーム組立体72の下面部に設けた位置決め用突起43
を挿入して基本箱型筐体Aに増設箱型筐体Bを増設し、
基本箱型筐体Aに増設箱型筐体Bとを、側面部において
縦連結部材87で連結し、基本箱型筐体Aのフレーム組
立体1の背面に壁掛け部材95を、増設箱型筐体Bのフ
レーム組立体71の背面に壁掛け部材95をそれぞれ設
けて、壁掛け部材95の支え部材挿入凹部96を、予め
壁面Cに取り付けられた取付用ねじ部材102に引掛
け、壁掛け部材95を、ねじ部材挿入孔部97に挿通し
た取付用ねじ部材103により壁面Cに取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電気機器に使
用される電子交換機等の箱型筐体構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の箱型筐体構造は、一方の
箱型筐体と、この一方の箱型筐体に重ねられて増設され
る他方の箱型筐体とを有し、一方の箱型筐体に他方の箱
型筐体を積み重ねることで増設していた。
【0003】また、箱型筐体を壁面Cに掛けて増設する
場合には、図24に示すような壁掛け構造が用いられて
いた。この壁掛け構造は、板状の壁掛け部材120を備
えており、この壁掛け部材120の4つの隅部には、そ
の上部に引掛け部121aを形成した挿入孔121が設
けてあり、また、壁掛け部材120の前面部には、その
左右に上下に位置させてフック122が固着してある。
これらのフック122は、その中間部に括れ部122a
を有している。
【0004】また、箱型筐体123は、その裏面部の左
右に上下に位置させてフック係止孔124を備えてお
り、これらのフック係止孔124は、挿入孔部124a
の横に係止部124bを有する。
【0005】そして、壁面Cに、壁掛け部材120の挿
入孔121に挿通したねじ部材125をねじ込み、これ
らのねじ部材125に引掛け部121aで引掛けて、壁
面Cに壁掛け部材120を取り付け、次に、箱型筐体1
23を持ち上げて、フック係止孔124の挿入孔部12
4aにフック122を挿入して、箱型筐体123を右か
ら左に移動させることにより、フック122の括れ部1
22aに係止部124bを係止して、箱型筐体123を
壁掛けしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の箱型筐体構造においては、箱型筐体123を壁
掛けする際に、箱型筐体123を右から左に移動させる
ために、一度設置してしまうと、箱型筐体123の左側
に並べて他の箱型筐体123を壁掛けすることができな
くなり、増設の自由度を奪われてしまうという問題点が
あった。
【0007】また、従来の箱型筐体構造においては、上
下各2個計4個のフック122で固定するのに、箱型筐
体123を保持した状態で4か所の壁面Cへのねじ固定
を行なければならず、その壁掛け作業が面倒であるとい
う問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、箱型筐体を
増設する際に最初に取り付けた箱型筐体の左右どちらに
でも別の箱型筐体を並べて増設することができる箱型筐
体構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の箱型筐体構造は、一方の箱型筐体と、こ
の一方の箱型筐体に重ねられて増設される他方の箱型筐
体とを有し、前記一方の箱型筐体と前記他方の箱型筐体
とのそれぞれのフレーム組立体の重ね合せ部のいずれか
一方に凸部を、他方の重ね合せ部に前記凸部が嵌まる嵌
合部を設けたことを特徴とするものである。
【0010】また、上記の課題を解決するために、本発
明の箱型筐体構造は、請求項1に記載の箱型筐体構造で
あって、一方の箱型筐体のフレーム組立体の左、右側面
部と他方の箱型筐体のフレーム組立体の左、右側面部と
を、重ね合せ部を中にして縦連結部材で連結し、他方の
箱型筐体のフレーム組立体の前面部に取付片部を設け、
取付片部を一方の箱型筐体のフレーム組立体の前面部に
締結用ねじ部材で連結したものである。
【0011】また、上記の課題を解決するために、本発
明の箱型筐体構造は、請求項1又は請求項2に記載の箱
型筐体構造であって、一方及び他方の箱型筐体のフレー
ム組立体の少なくとも1つを、一方及び他方の箱型筐体
の横に並べられた別の一方及び他方の箱型筐体のフレー
ム組立体の少なくとも1つに横連結部材で連結したもの
である。
【0012】また、上記の課題を解決するために、本発
明の箱型筐体構造は、請求項3に記載の箱型筐体構造で
あって、横連結部材を、断面コ字形状の部材本体の両側
に取付部を形成して構成し、一方及び他方の箱型筐体の
フレーム組立体の少なくとも1つの前面部の側縁部と、
別の箱型筐体のフレーム組立体の前面部の側縁部とに、
これらの前面部より一段窪んだ凹陥状の側方連結用取付
座部を設け、横連結部材の一方の取付部を、一方及び他
方の箱型筐体のフレーム組立体の少なくとも1つの側方
連結用取付座部に締結用ねじ部材で締結すると共に、横
連結部材の他方の取付部を、別の箱型筐体のフレーム組
立体の側方連結用取付座部に締結用ねじ部材で締結する
ようにした。
【0013】また、上記の課題を解決するために、本発
明の箱型筐体構造は、請求項1又は請求項2又は請求項
3又は請求項4に記載の箱型筐体構造であって、一方の
箱型筐体のフレーム組立体の背面下部に、下方に突出さ
せて下側壁掛け部材を設けると共に、一方の箱型筐体の
フレーム組立体もしくは他方の箱型筐体のフレーム組立
体の背面上部に、下側壁掛け部材と同じ構成の上側壁掛
け部材を上下を逆にして設け、上、下側壁掛け部材をね
じ部材により壁面に取り付けることにより、一方及び他
方の箱型筐体を壁掛けするようにした。
【0014】また、上記の課題を解決するために、本発
明の箱型筐体構造は、請求項5に記載の箱型筐体構造で
あって、上、下側壁掛け部材を、部材本体の一端部に、
部材本体の長手方向に支え部材挿入凹部とねじ部材挿入
孔部とを設け、部材本体の他端側の両側部に取付部を形
成し、これらの取付部に、部材本体の長手方向に一対の
位置決め用突起と、これらの位置決め用突起の間に位置
させて取付孔とを形成して構成し、取付部の一対の位置
決め用突起を一方の箱型筐体のフレーム組立体の背面下
部に設けた孔部に挿入すると共に、取付孔に挿通した締
結用ねじ部材を一方の箱型筐体のフレーム組立体の背面
下部に螺合して、下側壁掛け部材を、一方の箱型筐体の
フレーム組立体の背面下部に取り付け、取付部の一対の
位置決め用突起を一方の箱型筐体のフレーム組立体もし
くは他方の箱型筐体のフレーム組立体の背面上部に設け
た孔部に挿入すると共に、取付孔に挿通した締結用ねじ
部材を一方の箱型筐体のフレーム組立体もしくは他方の
箱型筐体のフレーム組立体の背面上部に螺合して、上側
壁掛け部材を、一方の箱型筐体のフレーム組立体もしく
は他方の箱型筐体のフレーム組立体の背面上部に取り付
け、下側壁掛け部材を、予め壁面に取り付けられた支え
部材に支え部材挿入凹部を引掛け、上側壁掛け部材を、
ねじ部材挿入孔部に挿通した取付用ねじ部材により壁面
に取り付けるようにした。
【0015】したがって、箱型筐体を増設する際に最初
に取り付けた箱型筐体の左右どちらにでも別の箱型筐体
を並べて増設することができる。また、一方の箱型筐体
の左、右側面部と他方の箱型筐体の左、右側面部とを、
重ね合せ部を中にして縦連結部材で連結するために、左
右のズレを無くすことができるし、また、他方の箱型筐
体の前面部に取付片部を設け、この取付片部を一方の箱
型筐体の前面部に締結用ねじ部材で連結することで、前
面イタ部を取り付けた際に、上下の前面イタ部の取付の
位置ズレや段差を無くすことができると共に、箱型筐体
の剛性を高めることができる。
【0016】また、箱型筐体単体で、一方の箱型筐体に
他方の箱型筐体を縦方向に増設した状態で、箱型筐体に
別の箱型筐体を並べて増設した状態で、箱型筐体を容易
に壁掛けすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る箱型筐体構造
の基本箱型筐体の斜視図、図2は同基本箱型筐体の分解
状態の斜視図である。
【0018】請求項1の発明に係る箱型筐体構造は、一
方の箱型筐体と、この一方の箱型筐体に重ねられて増設
される他方の箱型筐体とを有し、前記一方の箱型筐体と
前記他方の箱型筐体とのそれぞれのフレーム組立体の重
ね合せ部のいずれか一方に凸部を、他方の重ね合せ部に
前記凸部が嵌まる嵌合部を設けたことを特徴とするもの
である。
【0019】かかる構成により、一方の箱型筐体に他方
の箱型筐体を重ねて増設する場合には、一方及び他方の
箱型筐体のそれぞれの重ね合せ部のいずれか一方の凸部
を、他方の重ね合せ部の嵌合部に嵌めればよく、箱型筐
体を増設する際に最初に取り付けた箱型筐体の左右どち
らにでも別の箱型筐体を並べて増設することができる。
【0020】また、請求項2の発明に係る箱型筐体構造
は、請求項1に記載の箱型筐体構造であって、一方の箱
型筐体のフレーム組立体の左、右側面部と他方の箱型筐
体のフレーム組立体の左、右側面部とを、重ね合せ部を
中にして縦連結部材で連結し、他方の箱型筐体のフレー
ム組立体の前面部に取付片部を設け、取付片部を一方の
箱型筐体のフレーム組立体の前面部に締結用ねじ部材で
連結したものである。
【0021】かかる構成により、箱型筐体を増設する際
に最初に取り付けた箱型筐体の左右どちらにでも別の箱
型筐体を並べて増設することができるばかりか、一方の
箱型筐体のフレーム組立体の左、右側面部と他方の箱型
筐体のフレーム組立体の左、右側面部とを、重ね合せ部
を中にして縦連結部材で連結するために、左右のズレを
無くすことができるし、また、他方の箱型筐体のフレー
ム組立体の前面部に取付片部を設け、この取付片部を一
方の箱型筐体のフレーム組立体の前面部に締結用ねじ部
材で連結することで、前面板を取り付けた際に、上下の
前面板の取付の位置ズレや段差を無くすことができると
共に、箱型筐体の剛性を高めることができる。
【0022】また、請求項3の発明に係る箱型筐体構造
は、請求項1又は請求項2に記載の箱型筐体構造であっ
て、一方及び他方の箱型筐体のフレーム組立体の少なく
とも1つを、一方及び他方の箱型筐体の横に並べられた
別の一方及び他方の箱型筐体のフレーム組立体の少なく
とも1つに横連結部材で連結したものである。
【0023】かかる構成により、箱型筐体を増設する際
に最初に取り付けた箱型筐体の左右どちらにでも別の箱
型筐体を並べて増設することができ、横連結部材を用い
ることで箱型筐体同志の横の連結を強固なものにするこ
とができる。
【0024】また、請求項4の発明に係る箱型筐体構造
は、請求項3に記載の箱型筐体構造であって、横連結部
材を、断面コ字形状の部材本体の両側に取付部を形成し
て構成し、一方及び他方の箱型筐体のフレーム組立体の
少なくとも1つの前面部の側縁部と、別の箱型筐体のフ
レーム組立体の前面部の側縁部とに、これらの前面部よ
り一段窪んだ凹陥状の側方連結用取付座部を設け、横連
結部材の一方の取付部を、一方及び他方の箱型筐体のフ
レーム組立体の少なくとも1つの側方連結用取付座部に
締結用ねじ部材で締結すると共に、横連結部材の他方の
取付部を、別の箱型筐体のフレーム組立体の側方連結用
取付座部に締結用ねじ部材で締結するようにした。
【0025】かかる構成により、箱型筐体を増設する際
に最初に取り付けた箱型筐体の左右どちらにでも別の箱
型筐体を並べて増設することができ、横連結部材を用い
ることで箱型筐体同志の横の連結を強固なものにするこ
とができるばかりか、横連結部材の前面板への干渉がな
くなり、この前面板の端部の折り返し部を避けることが
できる。
【0026】また、請求項5の発明に係る箱型筐体構造
は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4に
記載の箱型筐体構造であって、一方の箱型筐体のフレー
ム組立体の背面下部に、下方に突出させて下側壁掛け部
材を設けると共に、一方の箱型筐体のフレーム組立体も
しくは他方の箱型筐体のフレーム組立体の背面上部に、
下側壁掛け部材と同じ構成の上側壁掛け部材を上下を逆
にして設け、上、下側壁掛け部材をねじ部材により壁面
に取り付けることにより、一方及び他方の箱型筐体を壁
掛けするようにした。
【0027】かかる構成により、箱型筐体を増設する際
に最初に取り付けた箱型筐体の左右どちらにでも別の箱
型筐体を並べて増設することができるばかりか、箱型筐
体単体で、一方の箱型筐体に他方の箱型筐体を縦方向に
増設した状態で、箱型筐体に別の箱型筐体を並べて増設
した状態で、箱型筐体を壁掛けすることができる。
【0028】また、請求項6の発明に係る箱型筐体構造
は、請求項5に記載の箱型筐体構造であって、上、下側
壁掛け部材を、部材本体の一端部に、部材本体の長手方
向に支え部材挿入凹部とねじ部材挿入孔部とを設け、部
材本体の他端側の両側部に取付部を形成し、これらの取
付部に、部材本体の長手方向に一対の位置決め用突起
と、これらの位置決め用突起の間に位置させて取付孔と
を形成して構成し、取付部の一対の位置決め用突起を一
方の箱型筐体のフレーム組立体の背面下部に設けた孔部
に挿入すると共に、取付孔に挿通した締結用ねじ部材を
一方の箱型筐体のフレーム組立体の背面下部に螺合し
て、下側壁掛け部材を、一方の箱型筐体のフレーム組立
体の背面下部に取り付け、取付部の一対の位置決め用突
起を一方の箱型筐体のフレーム組立体もしくは他方の箱
型筐体のフレーム組立体の背面上部に設けた孔部に挿入
すると共に、取付孔に挿通した締結用ねじ部材を一方の
箱型筐体のフレーム組立体もしくは他方の箱型筐体のフ
レーム組立体の背面上部に螺合して、上側壁掛け部材
を、一方の箱型筐体のフレーム組立体もしくは他方の箱
型筐体のフレーム組立体の背面上部に取り付け、下側壁
掛け部材を、予め壁面に取り付けられた支え部材に支え
部材挿入凹部を引掛け、上側壁掛け部材を、ねじ部材挿
入孔部に挿通した取付用ねじ部材により壁面に取り付け
るようにした。
【0029】かかる構成により、箱型筐体を増設する際
に最初に取り付けた箱型筐体の左右どちらにでも別の箱
型筐体を並べて増設することができるばかりか、下側壁
掛け部材を、予め壁面に取り付けられた支え部材に支え
部材挿入凹部を引掛け、上側壁掛け部材を、ねじ部材挿
入孔部に挿通した取付用ねじ部材により壁面に取り付け
るように、箱型筐体単体で、一方の箱型筐体に他方の箱
型筐体を縦方向に増設した状態で、箱型筐体に別の箱型
筐体を並べて増設した状態で、箱型筐体を容易に壁掛け
することができる。
【0030】本発明に係る箱型筐体構造は、基本箱型筐
体Aと増設用箱型筐体Bとを備えている。尚、基本箱型
筐体Aと増設用箱型筐体Bとの組み合わせである場合に
は、基本箱型筐体Aが一方の箱型筐体になり、増設用箱
型筐体Bが他方の箱型筐体になるし、増設用箱型筐体B
同志の組み合わせでは、下に位置する増設用箱型筐体B
が一方の箱型筐体になり、上に位置する増設用箱型筐体
Bが他方の箱型筐体になる。
【0031】基本箱型筐体Aは、図1及び図2に示すよ
うにフレーム組立体1と、このフレーム組立体1の前面
に設けられる前面板2と、フレーム組立体1の左右に設
けられる左、右側面板3、4と、フレーム組立体1の背
面に設けられる背面板5と、フレーム組立体1の上端側
に設けられる天面板60とにより構成してある。そし
て、フレーム組立体1は、基台6と、左右の支柱7、8
と、ダクト9と、中間棚板10と、マザーボード取付用
補強部材11と、上部棚板12とを備えている。
【0032】そして、基台6は図2及び図3に示すよう
に基板面13を有しており、この基板面13の前、後部
には断面コ字形状の設置用の前、後脚部14、15が形
成してあり、また、基板面13の左、右縁部には取付部
16、17が基板面13に対して直角に立ち上げてあ
り、取付部16、17の前後には孔16A、17Aが形
成してある。また、基板面13の左、右部位には、前後
に位置決め用孔18が形成してある。また、基台6の基
板面13の後縁部の中央には取付片部13Aが立ち上げ
てあり、この取付片部13Aにはねじ込み用孔13aが
形成してある。また、基台6の後面部6Bの左右には壁
掛け部材取付用の位置決め用孔44Aが上下に、また、
上下の位置決め用孔44Aの中間にはねじ込み用孔44
Bがそれぞれ設けてある。
【0033】左の支柱7は、図2、図4及び図5に示す
ように断面コ字形状の支柱本体19を有しており、この
支柱本体19の前面部20の上端部には側面L字形状の
上側取付部22が設けてある。この上側取付部22の水
平面部23には引掛け部24が設けてあり、また、上側
取付部22の垂直面部25にはねじ込み用孔26が形成
してある。また、支柱本体19の前面部20の下端部に
は取付片部27が形成してあり、この取付片部27には
取付孔28が形成してある。
【0034】また、支柱本体19の前面部20の上、下
部には表板取付用のねじ込み用孔29が形成してあり、
前面部20の左縁部には折り曲げにより取付部20Aが
形成してあり、この取付部20Aの上下には側面板取付
用のねじ込み用孔34が、中間部には引掛け部34Aが
形成してある。そして、前面部20の上、下部には、取
付部20A側に寄せて側方連結用取付座部30が形成し
てある。これらの側方連結用取付座部30は、取付部2
0Aから前面部20の左部位にかけて打ち抜きにより舌
片部31を形成して、この舌片部31を屈曲して打ち抜
き孔32A内に収容して凹陥状に成されており、舌片部
31にはねじ込み用孔32が形成してある。
【0035】また、支柱本体19の後面部21の上端部
には側面L字形状の引掛け部35が設けてある。後面部
21の左縁部には折り曲げにより取付部36が形成して
あり、この取付部36の上下には側面板取付用の引掛け
部37が形成してある。また、支柱本体19の後面部2
1の下端部には切欠き部38が形成してあり、この後面
部21の上部には、壁掛け部材取付用の位置決め用孔2
1Bが上下に、また、上下の位置決め用孔21Bの中間
にはねじ込み用孔21Cがそれぞれ設けてある。また、
後面部21の中間部にはねじ込み用孔21Dが設けてあ
る。
【0036】また、支柱本体19の側面部39の上縁部
には折り曲げにより上側受け部40が形成してあり、こ
の上側受け部40の前後には、嵌合部としての位置決め
用孔41が形成してある。また、側面板39の下縁部に
は折り曲げにより下側受け部42が形成してあり、この
下側受け部42の前後には凸部としての位置決め用突起
43が形成してある。
【0037】右の支柱8は、上記した左の支柱7と面対
称を成しているために、右の支柱8の各部位の符号を左
の支柱7の各部位の符号と同じにすることにより、説明
を省略する。
【0038】そして、基台6の基板面13の左側部位の
前後の位置決め用孔18に、左の支柱7の下側受け部4
2の前後の位置決め用突起43を嵌合して、この下側受
け部42を基板面13に当接し、この基板面13の左の
取付部16に左の支柱7の側面部39の下部をねじ部材
110により固着して、左の支柱7の前面部20の下端
部の取付片部27を基台6の前面部6Aに沿わせて、ね
じ部材111により固着して、左の支柱7が基台6に固
定してある。
【0039】また、右の支柱8は、基台6の基板面13
の右側部位に、左の支柱7と同様にして固定してある。
【0040】そして、左右の支柱7、8間には、下から
上にダクト9と、中間棚板10と、マザーボード取付用
補強部材11と、上部棚板12とが配設してあって、こ
れらのダクト9と、中間棚板10と、マザーボード取付
用補強部材11と、上部棚板12とは、それぞれの左、
右端部に設けた取付部(図示せず)で左右の支柱7、8
に固着してあって、これらでフレーム組立体1が構成し
てある。
【0041】前面板2にあっては、図6に示すように、
その上下左右に折り曲げにより断面コ字形状の周縁部4
5に成されており、この周縁部45の上、下側の部位の
左右には切欠きにより引掛け部46が形成してある。ま
た、前面板2の面部2aには各隅角部に寄せて取付用孔
47が形成してある。また、前面板2の面部2aの左部
には窓部48が形成してある。
【0042】また、左側面板3にあっては、図7に示す
ように、その前縁部には、折り曲げにより取付部50が
形成してあり、この取付部50の上下には取付用孔51
が、中間部には引掛け用孔52が形成してある。また、
左側面板3の後縁部53には、折り曲げにより断面コ字
形状に成されており、この後縁部53の端面53Aに
は、上下に引掛け用孔54が形成してある。また、右側
面板4は左側面板3と同構成である。
【0043】また、背面板5にあっては、図8に示すよ
うに、その上縁部55は、その左、右端部を除いて折り
曲げにより断面コ字形状に成されており、また、その下
縁部56は、その左、右端部を除いて折り曲げにより断
面コ字形状に成されており、この下縁部56の中央には
挿入用孔57が形成してある。また、背面板5の面部5
Aの下部の左右は切り起こしにより引掛け部58が形成
してあり、面部5Aには各隅角部及び左、右縁部に寄せ
て取付用孔59が形成してある。
【0044】天面板60にあっては、図9に示すよう
に、その前、後縁部61、62及び左、右縁部63、6
4は、面部60Aの折り曲げにより断面コ字形状に成さ
れており、前縁部61の左右には取付片部65が設けて
あり、これらの取付片部65には取付用孔66が形成し
てある。また、後縁部62の端面62aの左右には引掛
け用孔67が形成してある。
【0045】次に、基本箱型筐体Aの組立について説明
する。上記のように構成されたフレーム組立体1の前面
には前面板2が装着され、フレーム組立体1の左、右側
面には左、右側面板3、4が、フレーム組立体1の背面
には背面板5が、更には、フレーム組立体1の上面には
天面板60がそれぞれ組み付けられる。
【0046】すなわち、フレーム組立体1における左右
の支柱7、8のそれぞれの前面部20の上側取付部22
の引掛け部24に、引掛け部46を引掛けて前面板2を
フレーム組立体1の前面に沿わせ、前面板2の面部2a
の取付用孔47に挿通してねじ部材67をねじ込み用孔
29にねじ込んでフレーム組立体1の前面に前面板2が
組み付けられる。
【0047】また、フレーム組立体1における左右の支
柱7、8のそれぞれの後面部21の取付部36の上下の
側面板取付用の引掛け部37を、左、右側面板3、4の
後縁部53の引掛け用孔54に挿入すると共に、左、右
側面板3、4の取付部50の引掛け用孔52に、左右の
支柱7、8のそれぞれの前面部20の引掛け部34Aを
引掛けて、左、右側面板3、4をフレーム組立体1に保
持させ、この状態で、取付部50に設けた取付用孔51
に挿入したねじ部材68を前面部20のねじ込み用孔3
4にねじ込んでフレーム組立体1の左、右側面に左、右
側面板3、4が組み付けられる。
【0048】また、フレーム組立体1における基台6の
取付片部13Aを背面板5の挿入用孔57に挿入するよ
うにして、この背面板5をフレーム組立体1の背面に沿
わせ、この背面板5に形成した取付用孔59Aに挿入し
たねじ部材69Aを取付片部13Aのねじ込み用孔13
aにねじ込むと共に、背面板5の取付用孔59に挿入し
たねじ部材69を左右の支柱7、8のそれぞれの後面部
21に設けたねじ込み用孔21A、21Dにねじ込ん
で、フレーム組立体1の背面に、背面板5が組み付けら
れる。
【0049】また、フレーム組立体1における左右の支
柱7、8のそれぞれの後面部21のの上端部の引掛け部
35を、天面板60の後縁部62に設けた引掛け用孔6
7に挿入するようにして天面板60をフレーム組立体1
の上面に沿わせて、この天面板60の前縁部61の左右
の取付片部65を、左右の支柱7、8の前面部20の上
側取付部22の垂直面部25に沿わせ、取付片部65の
取付用孔66に挿入したねじ部材70をねじ込み用孔2
6にねじ込んで、フレーム組立体1の上面に天面板60
が組み付けられる。
【0050】増設用箱型筐体Bは、図10、図11に示
すようにフレーム組立体71と、このフレーム組立体7
1の前面に設けられる前面板72と、フレーム組立体7
1の左右に設けられる左、右側面板73、74と、フレ
ーム組立体71の背面に設けられる背面板75とにより
構成してある。
【0051】フレーム組立体71は、左右の支柱77、
78と、ダクト79と、中間棚板80と、マザーボード
取付用補強部材81と、上部棚板82と、後梁部材83
と、電池棚板84とを備えている。そして、左右の支柱
77、78、ダクト79、中間棚板80、マザーボード
取付用補強部材81及び上部棚板82は、基本箱型筐体
Aのフレーム組立体1の左右の支柱7、8、ダクト9、
中間棚板10、マザーボード取付用補強部材11及び上
部棚板12と同構成であるために、同じ符号を付して説
明を省略する。
【0052】後梁部材83は、図12に示すようにその
上縁部84が折り曲げにより断面コ字形状に成されてお
り、この上縁部84の上端部の左右には引掛け用孔85
が形成してある。
【0053】そして、フレーム組立体71は、左右の支
柱77、78間に、下から上に後梁部材83と、電池棚
板84と、ダクト79と、中間棚板80と、マザーボー
ド取付用補強部材81と、上部棚板82とを配設して、
これらの後梁部材83と、電池棚板84と、ダクト79
と、中間棚板80と、マザーボード取付用補強部材81
と、上部棚板82のそれぞれの左、右端部に設けた取付
部(図示せず)で左右の支柱77、78に固着して構成
してある。
【0054】また、前面板72は、基本箱型筐体Aの前
面板2において窓部を除いた構成であり、同じ符号を付
して説明を省略する。また、左、右側面板73、74
は、基本箱型筐体Aの左、右側面板3、4と同じ構成で
あるので、同じ符号を付して説明を省略する。また、背
面板75は、基本箱型筐体Aの背面板5に多数の換気用
孔86を設けた構成であり、他の構成は同じであるので
同じ符号を付して説明を省略する。
【0055】次に、増設用箱型筐体Bの組立について説
明する。上記のように構成されたフレーム組立体71の
前面には前面板72が装着され、フレーム組立体71の
左、右側面には左、右側面板73、74が、フレーム組
立体71の背面には背面板75がそれぞれ組み付けられ
る。
【0056】前面板72のフレーム組立体71の前面へ
の組み付けは、基本箱型筐体Aの前面板2のフレーム組
立体1の前面への組み付けと同じであるの説明を省略す
る。また、左、右側面板73、74のフレーム組立体7
1の左、右側面への組み付けは、基本箱型筐体Aの左、
右側面板3、4のフレーム組立体1の左、右側面への組
み付けと同じであるの説明を省略する。
【0057】また、背面板75のフレーム組立体71の
背面への組み付けは、このフレーム組立体71の後梁部
材83の左右の引掛け用孔85に、背面板75に設けた
左右の引掛け部58を挿入して、この背面板75を、引
掛け部58を中心に前後方向に揺動可能に保持させ、こ
の背面板75をフレーム組立体71の背面に沿わせ、こ
の背面板75に形成した取付用孔59Bに挿入したねじ
部材(図示せず)を後梁部材83のねじ込み用孔(図示
せず)にねじ込むと共に、背面板5の各隅角部に設けた
取付用孔59に挿入したねじ部材69を左右の支柱7、
8のそれぞれの後面部21に設けたねじ込み用孔21
A、21Dにねじ込んで行われる。
【0058】次に、基本箱型筐体Aに対して増設用箱型
筐体Bを縦方向(高さ方向)に増設する場合を説明す
る。
【0059】この場合には、図13に示すように基本箱
型筐体Aは、その前面板2、左、右側面板3、4、背面
板5及び天面板6は全て外されてフレーム組立体1の状
態になされ、また、増設用箱型筐体Bもフレーム組立体
71の状態になされる。
【0060】そして、基本箱型筐体Aのフレーム組立体
1の左右の支柱7、8の重ね合せ部である上側受け部4
0に、増設用箱型筐体Bのフレーム組立体71の左右の
支柱7、8の重ね合せ部である下側受け部42を載置し
て、この下側受け部42に設けた位置決め用突起43を
上側受け部40の位置決め用孔41に挿入すると共に、
左右の支柱7、8の取付片部27を、これの取付孔28
に挿入したねじ部材(締結用ねじ部材)86を上側取付
部22の垂直面部25のねじ込み孔部26にねじ込んで
フレーム組立体71の左右の支柱7、8に連結し、フレ
ーム組立体1の左右の支柱7、8の側面部39の上縁部
と、フレーム組立体71の左右の支柱77、78の側面
部39の下縁部との合せ目に、図16に示す左右の縦連
結部材87を外から当てて、縦連結部材87に設けた取
付孔部88に挿通したねじ部材89を、両側面部39に
設けた捩じ込み用孔部89Aにねじ込んで、両フレーム
組立体1、71を連結する。
【0061】そして、フレーム組立体1に、上記した場
合と同様にして前面板2、左、右側面板3、4及び背面
板5を取付け、フレーム組立体71に、前面板72、
左、右側面板73、74、背面板75及び天面板60を
取り付けて、基本箱型筐体Aに対して増設用箱型筐体B
を縦方向(高さ方向)に増設する。
【0062】また、図17に示すように基本箱型筐体A
のフレーム組立体1に1段目の増設用箱型筐体Bのフレ
ーム組立体71を上記したように立て積みし、さらに、
1段目の増設用箱型筐体Bのフレーム組立体71に2段
目の増設用箱型筐体Bのフレーム組立体71を上記した
ように立て積みし、フレーム組立体1に、上記した場合
と同様にして前面板2、左、右側面板3、4及び背面板
5を取り付け、1段目及び2段目のフレーム組立体71
に、前面板72、左、右側面板73、74、背面板75
を取り付け、2段目のフレーム組立体71に天面板60
を取り付けて、基本箱型筐体Aに対して1段目と2段目
の増設用箱型筐体Bを縦方向(高さ方向)に増設するこ
ともできる。
【0063】2つの基本箱型筐体Aを横方向(幅方向)
に増設する場合を説明する。図18に示すように左の基
本箱型筐体Aのフレーム組立体1の右の支柱8の前面部
20に設けた上下の側方連結用取付座部30と、右の基
本箱型筐体Aのフレーム組立体1の左の支柱7の前面部
20に設けた上下の側方連結用取付座部30とを横連結
部材90で互いに連結することにより、2つの基本箱型
筐体Aのフレーム組立体1を横方向(幅方向)に増設す
る。
【0064】すなわち、横連結部材90は、図15に示
すように断面コ字形状の部材本体90Aの左右側に取付
部91、92を形成して、取付部91、92に取付孔9
1a、92aを形成したものである。
【0065】そして、横連結部材90の左の取付部91
を、左の基本箱型筐体Aのフレーム組立体1の右の支柱
8の前面部20に設けた上下の側方連結用取付座部30
に当接すると共に、横連結部材90の右の取付部92
を、右の基本箱型筐体Aのフレーム組立体1の左の支柱
7の前面部20に設けた上下の側方連結用取付座部30
に当接させて、取付部91、92の取付孔91a、92
aに挿通したねじ部材93、94を、側方連結用取付座
部30の舌片部31のねじ込み用孔32にねじ込んで、
2つの基本箱型筐体Aのフレーム組立体1を横方向(幅
方向)に増設する。この状態で、フレーム組立体1に、
上記した場合と同様にして前面板2、左、右側面板3、
4及び背面板5を取り付ける。
【0066】また、図19に示すように左右の基本箱型
筐体Aのフレーム組立体1に対して1段目と2段目の増
設用箱型筐体Bのフレーム組立体71を縦方向(高さ方
向)に増設して、左右の基本箱型筐体Aのフレーム組立
体1同士、1段目の増設用箱型筐体Bのフレーム組立体
71同士、2段目の増設用箱型筐体Bのフレーム組立体
71同士をそれぞれに上下の側方連結用取付座部30に
おいて横連結部材90で互いに連結することにより、1
段目と2段目の増設用箱型筐体Bを縦方向(高さ方向)
に増設しながら横方向(幅方向)に増設することができ
る。
【0067】次に、壁面Cに、基本箱型筐体Aとこの基
本箱型筐体Aに縦方向(高さ方向)に増設された増設用
箱型筐体Bとを取り付ける場合を説明する。
【0068】図20及び図21に示すように、基本箱型
筐体Aのフレーム組立体1の基台6の後面部6Bの左右
に壁掛け部材95をねじ部材100により固着し、ま
た、基本箱型筐体Aの左右の支柱7、8の後面部21の
上部に壁掛け部材95を、その上下を逆にしてねじ部材
101により固着する。また、増設用箱型筐体Bの左右
の支柱7、8の後面部21の上部に壁掛け部材95を、
その上下を逆にしてねじ部材97により固着する。
【0069】すなわち、壁掛け部材95は、図23に示
すように断面コ字形状の部材本体95Aを備えており、
この部材本体95Aの一端部にはねじ部材挿入凹部96
とねじ部材挿入孔部97とが設けてあり、また、部材本
体95Aの他端側には、部材本体95Aの両側壁部95
Bの縁部に取付部98が形成してあり、これらの取付部
98には、部材本体95Aの長手方向に一対の位置決め
用突起99Aと、これらの位置決め用突起99Aの間に
位置させて取付孔99Bとが形成してあり、部材本体9
5Aの表側の前記取付部98に対向する部位が切り抜か
れている。
【0070】したがって、壁掛け部材95の基台6の後
面部6Bへの取付は、この後面部6Bに設けた位置決め
用孔44Aに位置決め用突起99Aを嵌合して、取付孔
99Bに挿通したねじ部材100をねじ込み用孔44B
にねじ込んで行われており、また、壁掛け部材95の左
右の支柱7、8の後面部21Bへの取付は、この後面部
21Bに設けた位置決め用孔21Bに位置決め用突起9
9Aを嵌合して、取付孔99Bに挿通したねじ部材10
1をねじ込み用孔21Cにねじ込んで行われている。
【0071】そして、図21に示すように基本箱型筐体
Aのフレーム組立体1の基台6の後面部6Bの左右の壁
掛け部材95においては、予め、壁面Cにねじ込まれた
支え部材である取付ねじ部材102にねじ部材挿入凹部
96を掛けて、また増設用箱型筐体Bのフレーム組立体
1の左右の支柱7、8の後面部21の上部に設けた壁掛
け部材95においては、ねじ部材挿入孔部97に挿通し
た取付ねじ部材103を壁面Cにねじ込んで、壁面C
に、基本箱型筐体Aとこの基本箱型筐体Aに縦方向(高
さ方向)に増設された増設用箱型筐体Bとを取り付け
る。
【0072】また、図22に示すように、壁面Cに、基
本箱型筐体Aとこの基本箱型筐体Aに縦方向(高さ方
向)に増設された1段目及び2段目の増設用箱型筐体B
とを壁掛け部材95を用いて取り付け、また、これらの
基本箱型筐体Aと1段目及び2段目の増設用箱型筐体B
の横に、基本箱型筐体Aと1段目及び2段目の増設用箱
型筐体Bに連結部材90により連結した別の基本箱型筐
体Aと1段目及び2段目の増設用箱型筐体Bとを壁掛け
部材95を用いて取り付けることができる。なお、図2
2には基本箱型筐体A、この基本箱型筐体Aに縦方向
(高さ方向)に増設された1段目及び2段目の増設用箱
型筐体B、別の基本箱型筐体A、1段目及び2段目の増
設用箱型筐体Bは、それぞれにフレーム組立体1、71
で表されている。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1に発明に係る箱
型筐体構造によれば、一方の箱型筐体に他方の箱型筐体
を重ねて増設する場合には、一方及び他方の箱型筐体の
フレーム組立体のそれぞれの重ね合せ部のいずれか一方
の凸部を、他方の重ね合せ部の嵌合部に嵌めればよく、
箱型筐体を増設する際に最初に取り付けた箱型筐体の左
右どちらにでも別の箱型筐体を並べて増設することがで
きるという効果を有する。
【0074】また、請求項2に発明に係る箱型筐体構造
によれば、箱型筐体を増設する際に最初に取り付けた箱
型筐体の左右どちらにでも別の箱型筐体を並べて増設す
ることができるばかりか、一方の箱型筐体のフレーム組
立体の左、右側面部と他方の箱型筐体のフレーム組立体
の左、右側面部とを、重ね合せ部を中にして縦連結部材
で連結するために、左右のズレを無くすことができる
し、また、他方の箱型筐体のフレーム組立体の前面部に
取付片部を設け、この取付片部を一方の箱型筐体のフレ
ーム組立体の前面部に締結用ねじ部材で連結すること
で、前面板を取り付けた際に、上下の前面板の取付の位
置ズレや段差を無くすことができると共に、箱型筐体の
剛性を高めることができるという効果を有する。
【0075】また、請求項3に発明に係る箱型筐体構造
によれば、箱型筐体を増設する際に最初に取り付けた箱
型筐体の左右どちらにでも別の箱型筐体を並べて増設す
ることができ、横連結部材を用いることで箱型筐体同志
の横の連結を強固なものにすることができるという効果
を有する。
【0076】また、請求項4に発明に係る箱型筐体構造
によれば、箱型筐体を増設する際に最初に取り付けた箱
型筐体の左右どちらにでも別の箱型筐体を並べて増設す
ることができ、横連結部材を用いることで箱型筐体同志
の横の連結を強固なものにすることができるばかりか、
横連結部材の前面板への干渉がなくなり、この前面板の
端部の折り返し部を避けることができるという効果を有
する。
【0077】また、請求項5に発明に係る箱型筐体構造
によれば、箱型筐体を増設する際に最初に取り付けた箱
型筐体の左右どちらにでも別の箱型筐体を並べて増設す
ることができるばかりか、箱型筐体単体で、一方の箱型
筐体に他方の箱型筐体を縦方向に増設した状態で、箱型
筐体に別の箱型筐体を並べて増設した状態で、箱型筐体
を壁掛けすることができるという効果を有する。
【0078】また、請求項6に発明に係る箱型筐体構造
によれば、箱型筐体を増設する際に最初に取り付けた箱
型筐体の左右どちらにでも別の箱型筐体を並べて増設す
ることができるばかりか、下側壁掛け部材を、予め壁面
に取り付けられた支え部材に支え部材挿入凹部を引掛
け、上側壁掛け部材を、ねじ部材挿入孔部に挿通した取
付用ねじ部材により壁面に取り付けるように、箱型筐体
単体で、一方の箱型筐体に他方の箱型筐体を縦方向に増
設した状態で、箱型筐体に別の箱型筐体を並べて増設し
た状態で、箱型筐体を容易に壁掛けすることができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る箱型筐体構造の基本箱型筐体の斜
視図
【図2】同基本箱型筐体の分解状態の斜視図
【図3】(1)は基本箱型筐体の基台の平面図 (2)は同基台の前面図 (3)は同基台の後面図 (4)は同基台の左面図 (5)は同基台の右面図
【図4】(1)は基本箱型筐体の左の支柱の側面図 (2)は同支柱の上面図 (3)は同支柱の下面図
【図5】(1)は基本箱型筐体の左の支柱の前面図 (2)は(1)のE方向からの矢視図 (3)は同支柱の後面図 (4)は(3)のF方向からの矢視図
【図6】(1)は基本箱型筐体の前面パネルの正面図 (2)は同前面パネルの上面図 (3)は同前面パネルの下面図 (4)は同前面パネルの一部省略した背面図
【図7】(1)は基本箱型筐体の左側面パネルの側面図 (2)は同左側面パネルの後面図 (3)は同左側面パネルの上面図 (4)は同左側面パネルの下面図
【図8】(1)は基本箱型筐体の背面パネルの正面図 (2)は同背面パネルの上面図 (3)は同背面パネルの下面図 (4)は同背面パネルの側面図 (5)は(1)のG−G線に沿う断面図
【図9】(1)は天面パネルの正面図 (2)は同天面パネルの後面図 (3)は同天面パネルの前面図
【図10】本発明に係る箱型筐体構造の増設箱型筐体の
斜視図
【図11】同増設箱型筐体の分解状態の斜視図
【図12】(1)は同増設箱型筐体の後梁部材の正面図 (2)は同後梁部材の上面図
【図13】基本箱型筐体に対して増設用箱型筐体を縦方
向(高さ方向)に増設する場合のフレーム組立体同志の
分解状態の斜視図
【図14】基本箱型筐体に対して増設用箱型筐体を縦方
向(高さ方向)に増設した場合のフレーム組立体同志の
斜視図
【図15】横連結部材の斜視図
【図16】(1)は縦連結部材の上面図 (2)は同縦連結部材の側面図
【図17】基本箱型筐体のフレーム組立体に1段目及び
2段目の増設用箱型筐体のフレーム組立体を立て積みし
た状態の斜視図
【図18】基本箱型筐体同志を横方向(幅方向)に増設
する場合のフレーム組立体同志の分解状態の斜視図
【図19】基本箱型筐体同志を横方向(幅方向)に増設
する場合のフレーム組立体同志の斜視図
【図20】上、下側壁掛け部材の取付状態を示す基本箱
型筐体及び増設用箱型筐体のフレーム組立体の背面側か
らの斜視図
【図21】上、下側壁掛け部材の取付状態を示す斜視図
【図22】壁面に、基本箱型筐体とこの基本箱型筐体に
縦方向に増設された1段目及び2段目の増設用箱型筐体
とのそれぞれのフレーム組立体を上、下側壁掛け部材を
用いて取り付けた状態の斜視図
【図23】(1)は上、下側壁掛け部材の背面図 (2)は同上、下側壁掛け部材の側面図 (3)は同上、下側壁掛け部材の前面図 (4)は同上、下側壁掛け部材の下面図
【図24】従来の箱型筐体構造の分解状態の斜視図
【符号の説明】
A 基本箱型筐体(一方の箱型筐体) B 増設箱型筐体(他方の箱型筐体) C 壁面 1 フレーム組立体 41 位置決め用孔(嵌合部) 43 位置決め用突起(凸部) 71 フレーム組立体 87 縦連結部材 90 横連結部材 95 壁掛け部材(上、下側壁掛け部材) 96 支え部材挿入凹部 97 ねじ部材挿入孔部 102 取付用ねじ部材(支え部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の箱型筐体と、この一方の箱型筐体
    に重ねられて増設される他方の箱型筐体とを有し、前記
    一方の箱型筐体と前記他方の箱型筐体とのそれぞれのフ
    レーム組立体の重ね合せ部のいずれか一方に凸部を、他
    方の重ね合せ部に前記凸部が嵌まる嵌合部を設けたこと
    を特徴とする箱型筐体構造。
  2. 【請求項2】 一方の箱型筐体のフレーム組立体の左、
    右側面部と他方の箱型筐体のフレーム組立体の左、右側
    面部とを、重ね合せ部を中にして縦連結部材で連結し、
    他方の箱型筐体のフレーム組立体の前面部に取付片部を
    設け、取付片部を一方の箱型筐体のフレーム組立体の前
    面部に締結用ねじ部材で連結した請求項1に記載の箱型
    筐体構造。
  3. 【請求項3】 一方及び他方の箱型筐体のフレーム組立
    体の少なくとも1つを、一方及び他方の箱型筐体の横に
    並べられた別の一方及び他方の箱型筐体のフレーム組立
    体の少なくとも1つに横連結部材で連結した請求項1又
    は請求項2に記載の箱型筐体構造。
  4. 【請求項4】 横連結部材を、断面コ字形状の部材本体
    の両側に取付部を形成して構成し、 一方及び他方の箱型筐体のフレーム組立体の少なくとも
    1つの前面部の側縁部と、別の箱型筐体のフレーム組立
    体の前面部の側縁部とに、これらの前面部より一段窪ん
    だ凹陥状の側方連結用取付座部を設け、 横連結部材の一方の取付部を、一方及び他方の箱型筐体
    のフレーム組立体の少なくとも1つの側方連結用取付座
    部に締結用ねじ部材で締結すると共に、横連結部材の他
    方の取付部を、別の箱型筐体のフレーム組立体の側方連
    結用取付座部に締結用ねじ部材で締結するようにした請
    求項3に記載の箱型筐体構造。
  5. 【請求項5】 一方の箱型筐体のフレーム組立体の背面
    下部に、下方に突出させて下側壁掛け部材を設けると共
    に、一方の箱型筐体のフレーム組立体もしくは他方の箱
    型筐体のフレーム組立体の背面上部に、下側壁掛け部材
    と同じ構成の上側壁掛け部材を上下を逆にして設け、
    上、下側壁掛け部材をねじ部材により壁面に取り付ける
    ことにより、一方及び他方の箱型筐体を壁掛けするよう
    にした請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4
    に記載の箱型筐体構造。
  6. 【請求項6】 上、下側壁掛け部材を、部材本体の一端
    部に、部材本体の長手方向に支え部材挿入凹部とねじ部
    材挿入孔部とを設け、部材本体の他端側の両側部に取付
    部を形成し、これらの取付部に、部材本体の長手方向に
    一対の位置決め用突起と、これらの位置決め用突起の間
    に位置させて取付孔とを形成して構成し、 取付部の一対の位置決め用突起を一方の箱型筐体のフレ
    ーム組立体の背面下部に設けた孔部に挿入すると共に、
    取付孔に挿通した締結用ねじ部材を一方の箱型筐体のフ
    レーム組立体の背面下部に螺合して、下側壁掛け部材
    を、一方の箱型筐体のフレーム組立体の背面下部に取り
    付け、 取付部の一対の位置決め用突起を一方の箱型筐体のフレ
    ーム組立体もしくは他方の箱型筐体のフレーム組立体の
    背面上部に設けた孔部に挿入すると共に、取付孔に挿通
    した締結用ねじ部材を一方の箱型筐体のフレーム組立体
    もしくは他方の箱型筐体のフレーム組立体の背面上部に
    螺合して、上側壁掛け部材を、一方の箱型筐体のフレー
    ム組立体もしくは他方の箱型筐体のフレーム組立体の背
    面上部に取り付け、 下側壁掛け部材を、予め壁面に取り付けられた支え部材
    に支え部材挿入凹部を引掛け、上側壁掛け部材を、ねじ
    部材挿入孔部に挿通した取付用ねじ部材により壁面に取
    り付けるようにした請求項5に記載の箱型筐体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014094373A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Thermo Electron Led Gmbh モジュール式の据置型遠心分離機
CN112952586A (zh) * 2021-03-11 2021-06-11 河南中科起重电气有限公司 一种抽拉式壁挂电阻柜
CN113899503A (zh) * 2021-09-23 2022-01-07 深圳华尔升智控技术有限公司 一种便于维护内部结构的氦质谱检漏仪

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