JPH10174246A - 壁板用取付押さえ金具 - Google Patents

壁板用取付押さえ金具

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Publication number
JPH10174246A
JPH10174246A JP8333972A JP33397296A JPH10174246A JP H10174246 A JPH10174246 A JP H10174246A JP 8333972 A JP8333972 A JP 8333972A JP 33397296 A JP33397296 A JP 33397296A JP H10174246 A JPH10174246 A JP H10174246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
opening
wall plate
frame
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP8333972A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ushiba
敏之 牛場
Yutaka Kato
豊 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH10174246A publication Critical patent/JPH10174246A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工性の向上と落下防止を図る。 【解決手段】略ロ字型枠状の主体20の上枠部21aと
下枠部21bからは、ねじ孔24aを有する取付部24
が突設される。取付枠1を取り付けるためのボックスね
じ17がねじ孔24aに螺合される。両側枠部22a,
22bには、帯状のアーム片23a,23bが対向する
側枠部22b,22aの方へ略水平に突設される。な
お、主体20の表面側から見て右側のアーム片23bが
左側のアーム片23aよりも上方に位置する。よって、
仮固定用のアーム片23a,23bを両側枠部22a,
22bに各々一つずつ突設したために従来よりも仮固定
時の荷重を減らして施工性の向上が図れる。また下枠部
21bの両端部に設けられた突起27,27が開口部5
の裏面側開口縁に係止されることで壁板用取付押さえ金
具Aの落下防止が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁板に設けられた
開口部の裏面側開口縁に配設され、配線器具用の取付枠
が取り付けられる壁板用取付押さえ金具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の壁板用取付押さえ金具としては、
図7〜図10に示すようなものがある(特開平7−10
6029号公報参照)。この壁板用取付押さえ金具3
は、略ロ字型の枠状に形成された主体3aの両側枠部6
a,6bにパンタグラフ式に変形する折り曲げ片7,9
が設けられており、開口部5が設けられた壁板4の裏面
側開口縁に沿って壁板用取付押さえ金具3を配置した状
態で折り曲げ片7,9の先部に設けられた係止片8,1
0を開口部5の表面側開口縁に当接することで開口部5
に壁板用取付押さえ金具3が仮固定されるようになって
いる。12はボックスねじ17が螺合されるねじ孔13
を中央部に備えた連結板であり、主体3aの上枠部6c
と下枠部6dからそれぞれ対向するように内方に向けて
突設されている。そして、仮固定状態の壁板用取付押さ
え金具3には図8に示されるようにコンセント等の配線
器具2が取り付けられる取付枠1がボックスねじ17に
よって連結固定されるものであり、ボックスねじ17の
先端を連結板12に設けられたねじ孔13に螺合するこ
とで壁板用取付押さえ金具3と取付枠1とが相互に連結
固定され、壁板用取付押さえ金具3と取付枠1とで開口
部5が設けられた壁板4の開口縁を挟持して壁板用取付
押さえ金具3が本固定されるようになっている。なお、
14は爪15を有する支持片であって、マイナスドライ
バ等の工具aによって支持片14を変形することで爪1
5を開口部5の内周面下端に突き刺し、これにより開口
部5に壁板用取付押さえ金具3が強固に仮固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
においては、折り曲げ片7,9が側枠部6a,6bから
突設された略V字状の突出片7b,9bにより略三角形
の枠状に形成されており、突出片(アーム片)7b,9
bが左右の側枠部6a,6bで一対ずつ有るため、仮固
定時に折り曲げ片7,9の操作荷重が大きくなり、施工
性がよくないという問題がある。また、折り曲げ片7,
9によって仮固定する前に、壁板用取付押さえ金具3が
落下してしまうおそれがある。さらに、2つの取付枠1
を連接する場合には、一方の側枠部6bと上下枠部6
c,6dとの境目当たりに側枠部6bと並行するように
設けた溝6eに沿って側枠部6bを折り曲げて側枠部6
bを主体3aから切り離し、図10に示すように一方の
側枠部6bを切り取った2つの壁板用取付押え金具3を
隣合うようにして開口部5に配設するようにしているた
め、上記切離作業の分だけ施工に時間を要するという問
題や2つの壁板用取付押さえ金具3,3の位置合わせが
難しいという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、施工性の向上と落下防止が図れる壁板用取付
押さえ金具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、枠状に形成され壁板に設けられ
た開口部の裏面側開口縁に配設される主体と、主体を構
成する両側の側枠部より対向する他方の側枠部の方へそ
れぞれ突設されるとともに開口部の裏面側から表面側へ
引き出され且つ折り曲げられて開口部の表面側開口縁に
係止される仮固定用のアーム片と、主体を構成する下枠
部の両端部に設けられて開口部の裏面側開口縁に係止さ
れる落下防止用の突起と、埋込型の配線器具用の取付枠
が取り付けられる取付部とを備えたことを特徴とし、仮
固定用のアーム片を両側枠部に各々一つずつとしたため
に従来よりも仮固定時の荷重を減らして施工性を向上さ
せることができ、また下枠部の両端部に設けられた突起
が開口部の裏面側開口縁に係止されることで落下防止が
図れる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、主体を構成する上枠部の両端部に、開口部の裏面側
開口縁に係止される落下防止用の突起を設けて成ること
を特徴とし、主体を上下逆にして取り付けられた場合に
も上枠部に設けた突起が開口部の裏面側開口縁に係止さ
れて落下防止が図れる。請求項3の発明は、請求項1の
発明において、取付部が、取付枠を取り付けるための取
付ねじが螺合するねじ孔を有することを特徴とし、取付
ねじによって固定された取付枠と壁板用取付押さえ板と
で壁板を挟持し、充分な取付強度を得ることができる。
【0007】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、取付枠が大角形連用配線器具の取付枠であって、取
付枠が有する取付ねじ用のねじ挿通孔のピッチと同じピ
ッチでねじ孔が設けられて成ることを特徴とし、大角形
連用配線器具を容易に壁に配設することができる。請求
項5の発明は、請求項1の発明において、開口部の表面
側から見て右側のアーム片が左側のアーム片よりも上方
に位置するように各アーム片が両側枠部より突設されて
成ることを特徴とし、取付ねじの螺合時に壁板用取付押
さえ金具に右回りの回転力が加わった場合にも壁板の開
口部に対してずれることがなくなる。
【0008】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、2つの取付枠が連接して取り付けられ
る主体並びに取付部を備えて成ることを特徴とし、2つ
の取付枠を連接して配設する場合にも1つの壁板用取付
押さえ金具で済み、施工性の向上が図れるとともに位置
ずれを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本発明の第1の実施形態を図1〜図3を
参照して詳細に説明する。図3に示すように石膏ボード
等によって形成される壁板4の一部を矩形状に切り欠く
ことによって開口部5が設けられており、この開口部5
の裏面側開口縁に本発明に係る壁板用取付押さえ金具A
が取付けられる。
【0010】壁板用取付押さえ金具Aは、例えば薄金属
板を打抜き加工することにより図1に示すような中央部
に開口部5の形状に対応させた開口部を有する略ロ字型
の枠状に形成されており、上下で対向する上枠部21a
と下枠部21b及び左右で対向する側枠部22とで主体
20が構成されている。なお、主体20の裏面側には略
全周にわたって突条25が設けられており、主体20の
曲げ強度を向上させるようになっている。
【0011】上枠部21aと下枠部21bの略中央内側
端縁からはそれぞれ取付部24が内方に向けて突設され
ている。この取付部24にはねじ孔24aが設けられて
おり、取付枠1を取り付けるための取付ねじであるボッ
クスねじ17が上記ねじ孔24aに螺合される。また、
取付部24の左右両側、つまり上枠部21a及び下枠部
21bの両端部には主体20の表面側に突出する落下防
止用の突起27がそれぞれ突設されている。ここで、本
実施形態における取付枠1はJISにおいて規格化され
ている大角形連用配線器具の取付枠(JIS C 83
75)であって、取付部24に設けた一対のねじ孔24
a間のピッチが、取付枠1に設けられたボックスねじ1
7用の長孔状のねじ挿通孔1a間のピッチと略同一とな
っている。
【0012】一方、両側枠部22a,22bには、先端
部が幅広となった帯状のアーム片23a,23bが対向
する側枠部22b,22aの方へ略水平に突設されてい
る。ここで、開口部5の表面側、すなわち主体20の表
面側から見て右側のアーム片23bが左側のアーム片2
3aよりも上方に位置するようになっている(図3参
照)。
【0013】また、右側の側枠部22bと上枠部21a
及び下枠部21bとの境目当たりに側枠部22bと並行
するように溝26が設けてあり、この溝26に沿って側
枠部22bを折り曲げることによって、側枠部22bを
主体20から切り離すことができるようになっている。
したがって、従来例と同様に壁板用取付押さえ金具Aを
2つ連接して壁板4に取り付ける場合には、一方の側枠
部22bを切り取った2つの壁板用取付押さえ金具Aを
隣合うようにして開口部5に配設することができる。
【0014】上記壁板用取付押さえ金具Aは、以下のよ
うにして壁板4に設けられた開口部5の裏面側開口縁に
取り付けられる。先ず、アーム片23a,23bが主体
20の表面側へ折り曲げられた状態で、主体20を壁板
4の開口部5内に挿入し、折り曲げられたアーム片23
a,23が開口部5から突出するようにして主体20の
下枠部21b両側に突設された一対の突起27を開口部
5の裏面側開口縁に係止する。而して、この状態におい
ては壁板用取付押さえ金具Aが上記突起27によって壁
板4に仮止めされるため、壁板用取付押さえ金具Aが壁
板4の内側に落下することを防止できる。さらに、上枠
部21aの両側に突設された一対の突起27が開口部5
の裏面側上部開口縁に当接しており、上記4つの突起2
7によって、壁板用取付押さえ金具Aの落下防止のみな
らず、開口部5に対する壁板用取付押さえ金具Aの上下
左右方向の移動を規制することもでき、壁板用取付押さ
え金具Aがずれることを防止できるという利点もある。
【0015】次いでアーム片23a,23bの壁板4表
面側に突出した部分を壁板4に沿って外側へ折り曲げ、
図3に示すようにアーム片23a,23bの先端部分を
壁板4の表面側に係止すれば、壁板用取付押さえ金具A
が壁板4に仮固定できる。なお、壁板用取付押さえ金具
Aの主体20外周部の四隅を円弧状に切り欠いてRを付
けることによって、壁板用取付押さえ金具Aを開口部5
内に挿入し易くしてある。
【0016】続いて、開口部5を覆うようにスイッチ等
の配線器具2が取着される取付枠1を開口部5に配置
し、仮固定された壁板用取付押さえ金具Aの上枠部21
a及び下枠部21bに突設された取付部24のねじ孔2
4aに取付枠1のねじ挿通孔1aに挿通されたボックス
ねじ17を螺合して締め込む。つまり、壁板用取付押さ
え金具Aと取付枠1とが相互に連結され、壁板用取付押
さえ金具Aと取付枠1とで開口部5が設けられた壁板4
の開口縁を挟持することになり、その結果壁板用取付押
さえ金具Aが壁板4に本固定されるものである。
【0017】そして、壁板用取付押さえ金具Aに固定さ
れた取付枠1には、大角連用形の1個モジュールの配線
器具2が3個まで取り付けることができるようになって
いる。また、開口部5の前面には配線器具2を露出する
ための開口窓28aを有するプレート28が図示しない
ねじによって取付枠1に取着されるようになっている。
【0018】上記構成によれば、仮固定用のアーム片2
3a,23bを両側枠部22a,22bに各々一つずつ
突設したために従来よりも仮固定時の荷重を減らして施
工性を向上させることができ、また下枠部21bの両端
部に設けられた突起27,27が開口部5の裏面側開口
縁に係止されることで壁板用取付押さえ金具Aの落下防
止が図れるという利点がある。さらに、上枠部21aの
両端部にも突起27を設けているため、主体20を上下
逆にして取り付けられた場合にも上枠部21aの突起2
7が開口部5の裏面側開口縁に係止されることで壁板用
取付押さえ金具Aの落下防止が図れるという利点があ
る。しかも、開口部5の表面側から見て右側のアーム片
23bが左側のアーム片23aよりも上方に位置するよ
うに各アーム片23a,23bが両側枠部22a,22
bより突設されているので、左右のアーム片23a,2
3bの上下関係が逆になっている場合(右側のアーム片
23bが左側のアーム片23aよりも下方に位置する場
合)に比較して、ボックスねじ17を締め付ける際に壁
板用取付押さえ金具Aに右回りの回転力が加わった場合
にも壁板4の開口部5に対して主体20ずれることがな
くなるという利点がある。
【0019】(実施形態2)本発明の第2の実施形態を
図4〜図6を参照して詳細に説明する。本実施形態の壁
板用取付押さえ金具Bは、実施形態1で説明した2個の
取付枠1が左右に連接して取り付けられるものである。
主体30は、上下で対向する上枠部31aと下枠部31
b及び左右で対向する側枠部32とで構成され、一方の
側枠部32bの下部が開口した略C形に形成されてい
る。なお、図4において2点破線で示すように、側枠部
32bの下部を下枠部31bと連続させて主体30を略
ロ字形としてもよいが、本実施形態のように側枠部32
bの一部を開口させることで開口部5’に主体30を挿
入し易くできるという利点がある。また、主体30の裏
面側には略全周にわたって突条35が設けられており、
主体30の曲げ強度を向上させるようになっている(図
4(c)参照)。
【0020】上枠部31aと下枠部31bの両端内側端
縁からは一対の取付部34が内方へ向けて突設されてい
る。この取付部34にはボックスねじ17が螺合される
ねじ孔34aが設けられている。また、各取付部34の
外側(側枠部32a,32b側)、つまり上枠部31a
及び下枠部31bの両端部には主体30の表面側に突出
する落下防止用の突起37がそれぞれ突設されている。
ここで、上下方向に対向する対の取付部34のねじ孔3
4a間のピッチは、各々取付枠1に設けられたボックス
ねじ17用の長孔状のねじ挿通孔1a間のピッチと略同
一となっている。
【0021】一方、両側枠部32a,32bには、先端
部が幅広となった帯状のアーム片33a,33bが対向
する側枠部32b,32aの方へ略水平に突設されてい
る。ここで、実施形態1と同様に開口部5’の表面側、
すなわち主体30の表面側から見て右側のアーム片33
bが左側のアーム片33aよりも上方に位置するように
なっている(図6参照)。
【0022】また、右側の側枠部32bと上枠部31a
との境目当たりに側枠部32bと並行するように溝36
が設けてあり、この溝36に沿って側枠部32bを折り
曲げることによって、側枠部32bを主体30から切り
離すことができるようになっている。したがって、従来
例と同様に壁板用取付押さえ金具Bを2つ連接して壁板
4に取り付ける場合には、一方の側枠部32bを切り取
った2つの壁板用取付押さえ金具Bを隣合うようにして
開口部5’に配設することができる。
【0023】上記壁板用取付押さえ金具Bは、実施形態
1と同様に以下のようにして壁板4に設けられた開口部
5’の裏面側開口縁に取り付けられる。先ず、アーム片
33a,33bが主体30の表面側へ折り曲げられた状
態で、主体30を壁板4の開口部5’内に挿入し、折り
曲げられたアーム片33a,33が開口部5’から突出
するようにして主体30の下枠部31b両側に突設され
た一対の突起37を開口部5’の裏面側開口縁に係止す
る。而して、この状態においては壁板用取付押さえ金具
Bが上記突起37によって壁板4に仮止めされるため、
壁板用取付押さえ金具Bが壁板4の内側に落下すること
を防止できる。さらに、上枠部31aの両側に突設され
た一対の突起37が開口部5’の裏面側上部開口縁に当
接しており、上記4つの突起37によって、壁板用取付
押さえ金具Bの落下防止のみならず、開口部5’に対す
る壁板用取付押さえ金具Bの上下左右方向の移動を規制
することもでき、壁板用取付押さえ金具Bがずれること
を防止できるという利点もある。
【0024】次いでアーム片33a,33bの壁板4表
面側に突出した部分を壁板4に沿って外側へ折り曲げ、
図6に示すようにアーム片33a,33bの先端部分を
壁板4の表面側に係止すれば、壁板用取付押さえ金具B
が壁板4に仮固定できる。続いて、スイッチ等の配線器
具2が取着される取付枠1を左右に2個連接して開口部
5’に配置し、仮固定された壁板用取付押さえ金具Bの
上枠部31a及び下枠部31bに突設された取付部34
のねじ孔34aに各取付枠1のねじ挿通孔1aに挿通さ
れたボックスねじ17を螺合して締め込む。つまり、壁
板用取付押さえ金具Bと2個の取付枠1とが相互に連結
され、壁板用取付押さえ金具Bと2個の取付枠1とで開
口部5’が設けられた壁板4の開口縁を挟持することに
なり、その結果壁板用取付押さえ金具Bが壁板4に本固
定されるものである。
【0025】そして、壁板用取付押さえ金具Bに固定さ
れた各取付枠1には、大角連用形の1個モジュールの配
線器具2が3個まで取り付けることができるようになっ
ており、開口部5’の前面に配線器具2,2を露出する
ための開口窓38a,38aを有するプレート38が図
示しないねじによって各取付枠1に取着されるようにな
っている。
【0026】上記構成によれば、2個の取付枠1を連接
して壁板4に配設する場合に、従来例並びに実施形態1
のように壁板用取付押さえ金具3,Aの側枠部6b,2
2bを切り取る必要がなく、施工時間の短縮が図れると
ともに主体30が一体であることで2個の取付枠1の位
置合わせが容易になるという利点がある。また実施形態
1と同様に、下枠部31bの両端部に設けられた突起3
7,37が開口部5’の裏面側開口縁に係止されること
で壁板用取付押さえ金具Bの落下防止が図れるという利
点がある。さらに、上枠部31aの両端部にも突起37
を設けているため、主体30を上下逆にして取り付けら
れた場合にも上枠部31aの突起37が開口部5’の裏
面側開口縁に係止されることで壁板用取付押さえ金具B
の落下防止が図れるという利点がある。しかも、開口部
5’の表面側から見て右側のアーム片33bが左側のア
ーム片33aよりも上方に位置するように各アーム片3
3a,33bが両側枠部32a,32bより突設されて
いるので、左右のアーム片33a,33bの上下関係が
逆になっている場合(右側のアーム片33bが左側のア
ーム片33aよりも下方に位置する場合)に比較して、
ボックスねじ17を締め付ける際に壁板用取付押さえ金
具Bに右回りの回転力が加わった場合にも壁板4の開口
部5’に対して主体30ずれることがなくなるという利
点がある。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明は、枠状に形成され壁板
に設けられた開口部の裏面側開口縁に配設される主体
と、主体を構成する両側の側枠部より対向する他方の側
枠部の方へそれぞれ突設されるとともに開口部の裏面側
から表面側へ引き出され且つ折り曲げられて開口部の表
面側開口縁に係止される仮固定用のアーム片と、主体を
構成する下枠部の両端部に設けられて開口部の裏面側開
口縁に係止される落下防止用の突起と、埋込型の配線器
具用の取付枠が取り付けられる取付部とを備えたので、
仮固定用のアーム片を両側枠部に各々一つずつとしたた
めに従来よりも仮固定時の荷重を減らして施工性を向上
させることができ、また下枠部の両端部に設けられた突
起が開口部の裏面側開口縁に係止されることで落下防止
が図れるという効果がある。
【0028】請求項2の発明は、主体を構成する上枠部
の両端部に、開口部の裏面側開口縁に係止される落下防
止用の突起を設けて成るので、主体を上下逆にして取り
付けられた場合にも上枠部に設けた突起が開口部の裏面
側開口縁に係止されて落下防止が図れるという効果があ
る。請求項3の発明は、取付部が、取付枠を取り付ける
ための取付ねじが螺合するねじ孔を有するので、取付ね
じによって固定された取付枠と壁板用取付押さえ板とで
壁板を挟持し、充分な取付強度を得ることができるとい
う効果がある。
【0029】請求項4の発明は、取付枠が大角形連用配
線器具の取付枠であって、取付枠が有する取付ねじ用の
ねじ挿通孔のピッチと同じピッチでねじ孔が設けられて
成るので、大角形連用配線器具を容易に壁に配設するこ
とができるという効果がある。請求項5の発明は、開口
部の表面側から見て右側のアーム片が左側のアーム片よ
りも上方に位置するように各アーム片が両側枠部より突
設されて成るので、取付ねじの螺合時に壁板用取付押さ
え金具に右回りの回転力が加わった場合にも壁板の開口
部に対してずれることがなくなるという効果がある。
【0030】請求項6の発明は、2つの取付枠が連接し
て取り付けられる主体並びに取付部を備えて成るので、
2つの取付枠を連接して配設する場合にも1つの壁板用
取付押さえ金具で済み、施工性の向上が図れるとともに
位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)は表面側平面図、
(b)は右側面図、(c)は裏面側平面図、(d)は下
面図である。
【図2】同上を示す斜視図である。
【図3】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図4】実施形態2を示し、(a)は表面側平面図、
(b)は右側面図、(c)は裏面側平面図、(d)は下
面図である。
【図5】同上を示す斜視図である。
【図6】同上の取付状態を示す斜視図である。
【図7】従来例を示し、(a)は表面側平面図、(b)
は右側面図、(c)は裏面側平面図、(d)は下面図で
ある。
【図8】(a)〜(f)は同上の施工手順を説明する説
明図である。
【図9】同上の取付状態を示すものであり、(a)は左
側断面図、(b)は右側断面図である。
【図10】(a)及び(b)は同上の壁板用取付押え金
具を2つ連接する場合の説明図である。
【符号の説明】
A 壁板用取付押さえ金具 20 主体 21a 上枠部 21b 下枠部 22a,22b 側枠部 23a,23b アーム片 24 取付部 24a ねじ孔 27 突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状に形成され壁板に設けられた開口部
    の裏面側開口縁に配設される主体と、主体を構成する両
    側の側枠部より対向する他方の側枠部の方へそれぞれ突
    設されるとともに開口部の裏面側から表面側へ引き出さ
    れ且つ折り曲げられて開口部の表面側開口縁に係止され
    る仮固定用のアーム片と、主体を構成する下枠部の両端
    部に設けられて開口部の裏面側開口縁に係止される落下
    防止用の突起と、埋込型の配線器具用の取付枠が取り付
    けられる取付部とを備えたことを特徴とする壁板用取付
    押さえ金具。
  2. 【請求項2】 主体を構成する上枠部の両端部に、開口
    部の裏面側開口縁に係止される落下防止用の突起を設け
    て成ることを特徴とする請求項1記載の壁板用取付押さ
    え金具。
  3. 【請求項3】 取付部は、取付枠を取り付けるための取
    付ねじが螺合するねじ孔を有することを特徴とする請求
    項1記載の壁板用取付押さえ金具。
  4. 【請求項4】 取付枠が大角形連用配線器具の取付枠で
    あって、取付枠が有する取付ねじ用のねじ挿通孔のピッ
    チと同じピッチでねじ孔が設けられて成ることを特徴と
    する請求項3記載の壁板用取付押さえ金具。
  5. 【請求項5】 開口部の表面側から見て右側のアーム片
    が左側のアーム片よりも上方に位置するように各アーム
    片が両側枠部より突設されて成ることを特徴とする請求
    項1記載の壁板用取付押さえ金具。
  6. 【請求項6】 2つの取付枠が連接して取り付けられる
    主体並びに取付部を備えて成ることを特徴とする請求項
    1〜5の何れかに記載の壁板用取付押え金具。
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