JPH11173415A - 変速機用シフトフォーク - Google Patents

変速機用シフトフォーク

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JPH11173415A
JPH11173415A JP9338596A JP33859697A JPH11173415A JP H11173415 A JPH11173415 A JP H11173415A JP 9338596 A JP9338596 A JP 9338596A JP 33859697 A JP33859697 A JP 33859697A JP H11173415 A JPH11173415 A JP H11173415A
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JP
Japan
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shift fork
coupling sleeve
transmission
fork
crowning shape
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JP9338596A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tsuchiya
健一 土屋
Tomohiro Aoki
知広 青木
Masami Kawasaki
雅己 川崎
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Nissan Motor Co Ltd
Fuji Univance Corp
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Fuji Univance Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/32Gear shift yokes, e.g. shift forks
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
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    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/32Gear shift yokes, e.g. shift forks
    • F16H2063/324Gear shift yokes, e.g. shift forks characterised by slide shoes, or similar means to transfer shift force to sleeve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S164/00Metal founding
    • Y10S164/90Rheo-casting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップリングスリーブに対する係合部の耐摩
耗性能を確保するとともに操作性能を向上させた変速機
用シフトフォークを低コストで提供する。 【解決手段】 カップリングスリーブに対する係合部1
3と、係合部13を一体成形されるフォーク本体部12
とから成り、特開平4−4961号公報に記載された高
精度アルミダイカスト鋳造方法により製造される変速機
用シフトフォーク11は、鋳抜きのままで、係合部13
のカップリングスリーブに対する係合面14L,14R
をクラウニング形状に成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コストアップを生
じることなく、カップリングスリーブに対する係合部の
形状を変更して耐摩耗性能を向上させるようにした、変
速機用シフトフォークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】変速機用シフトフォーク(以下、シフト
フォークという)は、例えばダイカスト鋳造方法の一種
であるアルミダイカスト鋳造方法により製造され、フォ
ーク本体部の先端にはカップリングスリーブに対する係
合部が形成される。このアルミダイカスト鋳造方法で
は、アルミダイガスト材としてADC12を用いるのが
従来の主流であった。しかし、ADC12に対し耐摩耗
性能を向上させたハイシリコンアルミダイガスト材が登
場して以来、低コスト化および軽量化が可能であること
から、ハイシリコンアルミダイガスト材を用いて、図2
(a)に示すようにフォーク本体部51の先端に係合部
52を一体成形した、一体型シフトフォークが現在の主
流となっている。
【0003】一般に、シフトフォークでは、係合相手部
品であるカップリングスリーブに対し、フォーク本体部
の先端に爪状に一体成形された係合部が摺動するため、
係合部の耐摩耗性能を確保することが要求される。この
要求に対し、ハイシリコンアルミ製シフトフォークで
は、係合部およびフォーク本体部が一体成形されている
ため、鋳造条件を適宜設定することにより鋳肌面を形成
した後、該鋳肌面を50μm以上切削して表面に初晶シ
リコンを析出させた面を形成することにより、当該材料
が有している耐摩耗性能を引き出し、それにより係合部
の耐摩耗性能を確保するようにしている。
【0004】上述した従来のシフトフォークにおいて
は、図2(a)の矢視A図である図2(c)に示すよう
に、鋳抜きまたは鋳抜き後の切削加工により、係合部5
2のカップリングスリーブに対する係合面53L,53
Rをフラットな面に形成している。しかし、係合部52
とカップリングスリーブとの間にはガタ(隙間)があ
り、シフトフォークの荷重により係合部52が撓むた
め、係合部52のフラットな係合面53L,53Rとカ
ップリングスリーブとが均一に当接することはなく、回
転しているカップリングスリーブと図2(c)のB点
(フォーク本体部51と係合部52との接合部の近傍)
でエッジ当たりすることになる。このB点でのエッジ当
たりにより、面圧が増加して係合部52の摩耗量が増大
する(第1の不具合)とともに、係合部52がカップリ
ングスリーブを適正位置で真っ直ぐに押すことができな
いため、係合部52に対しカップリングスリーブが倒れ
たまま摺動して、操作性が悪化する(第2の不具合)。
【0005】上記第1および第2の不具合の対策とし
て、係合部52の係合面53L,53Rをクラウニング
形状とすることが挙げられる。このクラウニング形状の
形成により、カップリングスリーブとは湾曲したクラウ
ニング形状部分で当接することになり、押し付け荷重の
変化に伴い接触点が移動するため、見かけ上の接触面積
が増加し、耐摩耗性能が向上する(第1の不具合が解消
される)。また、カップリングスリーブを適正位置で押
すことによりカップリングスリーブ倒れが抑制されるた
め、操作性能が向上する(第2の不具合が解消され
る)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、係合
部52の係合面53L,53Rをクラウニング形状とす
ることにより上記第1および第2の不具合を解消するこ
とはできるが、通常のダイカスト鋳造方法では鋳抜きの
ままで所望の寸法精度を出すことができず、鋳造の時点
で所望のクラウニング形状を得ることは不可能であるの
で、鋳抜き後の追加の加工が必須となる。この場合、係
合部52の係合面53L,53Rの全面を切削加工して
クラウニング形状とすることは、係合部52が形成され
る図4に示すような形状のシフトフォークの内周部に工
具が入らないため、実現不可能である。そこで、鋳抜き
で概略のクラウニング形状を成形した後、切削加工によ
り所望の寸法精度が得られるよう調整する方法が考えら
れる。
【0007】しかし、この鋳抜き後に追加の切削加工を
行う方法を採用した場合、係合部52の係合面53L,
53Rを浅く削ると、鋳肌表面のチル層が除去されるた
め、耐摩耗性能の低下を招き、逆に、深く削ると、初晶
Siが表面に分布するため鋳肌と同等の耐摩耗性能が得
られるが、フラットな面が大きくなり過ぎて、クラウニ
ング形状が実現できなくなる。また、上記何れの場合に
おいても切削加工の追加によるコストアップを招く。な
お、切削加工以外の方法として、放電加工等の特殊加工
によりクラウニング形状を形成する方法もある。しか
し、この方法は、生産効率が低くかつ使用する設備等が
高価であるため、より一層のコストアップを招くばかり
でなく、鋳肌表面にチル層または初晶Siを析出させる
ことができないため、耐摩耗性能の低下を招く。
【0008】本発明は、係合部の耐摩耗性能を確保する
とともに操作性能を向上させた変速機用シフトフォーク
を低コストで提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の請求項1の構成は、カップリングスリーブに対する係
合部と、該係合部を一体成形されるフォーク本体部とか
ら成り、ダイカスト鋳造方法により製造される変速機用
シフトフォークであって、前記係合部のカップリングス
リーブに対する係合面を鋳抜きでクラウニング形状とし
たことを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項2の構成は、前記ダイカス
ト鋳造方法は、固定型および可動型より成るとともに抜
き勾配を形成されていない型のキャビティ内に溶湯を注
入した後、前記キャビティ内の製品が半凝固状態のとき
に型開きを行って当該製品を取り出す方法であることを
特徴とするものである。
【0011】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、ダイカスト
鋳造方法により製造される変速機用シフトフォークは、
フォーク本体部と、該フォーク本体部に一体成形される
カップリングスリーブに対する係合部とから成り、該係
合部のカップリングスリーブに対する係合面は鋳抜きの
ままでクラウニング形状に成形されているため、係合相
手部品であるカップリングスリーブとは湾曲したクラウ
ニング形状部分で当接することになり、押し付け荷重の
変化に伴い接触点が移動するから、見かけ上の接触面積
が増加し、耐摩耗性能が向上する。また、カップリング
スリーブを適正位置で押すことになるため、カップリン
グスリーブ倒れが抑制され、操作性能が向上する。
【0012】本発明の請求項2によれば、前記ダイカス
ト鋳造方法として、固定型および可動型より成るととも
に抜き勾配を形成されていない型のキャビティ内に溶湯
を注入した後、前記キャビティ内の製品が半凝固状態の
ときに型開きを行って当該製品を取り出す方法(特開平
4−4961号公報を参照のこと)を採用したため、こ
の方法により実現される高精度なダイカスト鋳造技術を
用いて、変速機用シフトフォークの係合部に鋳抜きのま
まで所望のクラウニング形状を精度良く成形することが
できる。このクラウニング形状を成形された変速機用シ
フトフォークは、上記高精度なダイカスト鋳造技術を用
いたため、操作性能および係合部の耐摩耗性能が向上し
たものとなるとともに、鋳造後の加工(切削加工等)を
必要としないため、低コストを実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1(a)は本発明の変速機用
シフトフォークの第1実施形態の構成を示す図である。
図1(a)に示す変速機用シフトフォーク(以下、シフ
トフォークという)11は、ダイカスト鋳造方法によ
り、フォーク本体部12の先端にカップリングスリーブ
に対する係合部(以下、係合部という)13を一体成形
した一体型シフトフォークとして構成されている。
【0014】本実施形態においては、上記ダイカスト鋳
造方法として特開平4−4961号公報に記載された高
精度アルミダイカスト鋳造方法を採用している。この高
精度アルミダイカスト鋳造方法は、固定型および可動型
より成るとともに抜き勾配を形成されていない型のキャ
ビティ内に溶湯を注入した後、前記キャビティ内の製品
が半凝固状態のときに型開きを行って当該製品を取り出
すものである。なお、上記高精度アルミダイカスト鋳造
方法では、従来品の別体型シフトフォーク(フォーク本
体部を構成するアルミダイカスト材としてADC12を
用いるとともに係合部の材料としてC6161P等の銅
合金を用いている)に対し材料変更を行っており、フォ
ーク本体部12および係合部13の材料として、ADC
12に比べて耐摩耗性能を向上させたハイシリコンアル
ミダイガスト材を用いて、低コスト化および軽量化を図
っている。
【0015】本実施形態の係合部13は、上記高精度ア
ルミダイカスト鋳造方法を用いることにより、図1
(a)の矢視C図である図1(b)に示すように、カッ
プリングスリーブに対する係合面14L,14Rを鋳抜
きのままでクラウニング形状とすることが可能になっ
た。この係合面14L,14Rのクラウニング形状化に
より、従来品に対する性能向上等の効果が得られる。以
下、図2(a)〜(c)を用いて上記効果について詳細
に説明する。
【0016】図2(a)に概念的に示すシフトフォーク
においては、カップリングスリーブを押すための設計的
理想ポイントP1L,P1Rは、カップリングスリーブ中心
Oを通る直線上に存在する。しかし、従来品のシフトフ
ォークにおいては、図2(c)に概念的に示すように、
カップリングスリーブ54の内壁54aに、係合部52
のフラットにした係合面の一方(53R)の根元(フォ
ーク本体部51との接合部の近傍)のB点でエッジ当た
りするため、図示点線のような摩耗ラインが形成される
ことになる。この場合、係合部52がカップリングスリ
ーブを押す位置は、上記設計的理想ポイントから図示上
方に移動した図2(a)のポイントP2L,P2Rになる。
その結果、B点でのエッジ当たりにより、面圧が増加し
て係合部52の摩耗量が増大して耐摩耗性能が劣化する
とともに、係合部52がカップリングスリーブを押す位
置が上記設計的理想ポイントからずれて真っ直ぐに押す
ことができなくなるため、係合部52に対しカップリン
グスリーブが倒れたまま摺動して、操作性が悪化する。
【0017】一方、本実施形態の一体型シフトフォーク
11においては、図2(b)に概念的に示すように、カ
ップリングスリーブ15の内壁15aに、係合部13の
クラウニング形状にした係合面の一方(14R)の中央
部のD点で当たることになり、このD点は上述したカッ
プリングスリーブを押すための設計的理想ポイント
1L,P1Rに対応する。その結果、係合部13がカップ
リングスリーブを押す位置が上記設計的理想ポイントと
なるため、カップリングスリーブ倒れが抑制され、操作
性能が向上する。また、その際、カップリングスリーブ
15とは湾曲したクラウニング形状部分で当接すること
になり、押し付け荷重の変化に伴い接触点が移動するか
ら、見かけ上の接触面積が増加することになり、耐摩耗
性能を向上させることができる。
【0018】ところで、本実施形態においては、シフト
フォーク11の係合部13の係合面14L,14Rをク
ラウニング形状にしたが、このクラウニング形状を上記
高精度アルミダイカスト鋳造方法を用いて成形したた
め、クラウニング形状を設ける場合も設けない場合も同
一コストで製造することが可能になった。したがって、
上記従来品のような、クラウニング形状の成形に伴うコ
スト増は生じず、コスト的にも有利である。
【0019】図3は本実施形態のシフトフォークおよび
各種従来品のシフトフォークの係合部の耐摩耗性能を確
認するための単体摩耗実験の結果を示す図である。ここ
で、従来品(ADC12を用いた別体型)は、カップリ
ングスリーブ端面粗度が大きい製品も小さい製品も共に
評価基準値を大きく越える摩耗量を示している。また、
従来品(ハイシリコンアルミダイガスト材を用いた一体
型)であって、カップリングスリーブ端面粗度が大きく
かつクラウニング形状のない製品は、一部に評価基準値
を下回る摩耗量を示すものもあったが、大部分は評価基
準値を大きく越える摩耗量を示している。また、従来品
(ハイシリコンアルミダイガスト材を用いた一体型)で
あって、カップリングスリーブ端面粗度が小さくかつク
ラウニング形状のない製品は、評価基準値を下回る摩耗
量を示しているが、許容摩耗量の上限である評価基準値
に近いものが多い。これに対し、本実施形態のハイシリ
コンアルミダイガスト材を用いた一体型であってカップ
リングスリーブ端面粗度が小さくかつクラウニング形状
のある製品は、評価基準値を大きく下回る摩耗量を示し
ている。したがって、この実験結果から明らかなよう
に、クラウニング形状を設けたことにより、クラウニン
グ形状の設けない場合に対し、耐摩耗性能を約2倍に向
上させる効果が得られる。
【0020】なお、従来品として、上述したシフトフォ
ーク以外にも種々のシフトフォークが提案されている
が、本実施形態のシフトフォークはこれらに対しても以
下の優位性を有している。 (1)特開平5−340471号公報および特開平6−
117451号公報に記載されたシフトフォークは、係
合部に耐摩耗性部材を被着したシフトフォークについ
て、耐摩耗性部材の変形を防止することにより耐摩耗性
能の向上および剛性バランスの向上を図るものである。
これに対し、本実施形態のシフトフォークは、(a)係
合部がフォーク本体と一体成形されており、鋳造後の加
工を必要としないため、安価に構成することができ、
(b)係合部にクラウニング形状を設けているため、操
作性能が向上する、という2点で上記公報記載のシフト
フォークに対し優位である。 (2)特開平8−49035号公報に記載されたシフト
フォークは、耐摩耗性アルミ合金で一体形成されるシフ
トフォークにショットピーニングを施し、耐摩耗性能を
維持したまま、疲労強度を向上させたものである。これ
に対し、本実施形態のシフトフォークは、材料成分およ
び鋳造条件の設定により耐摩耗性能と疲労強度とを両立
させているため、ショットピーニングを施さない分、上
記公報記載のシフトフォークに対しコスト的に有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の変速機用シフトフォークの第
1実施形態の構成を示す図であり、(b)はシフトフォ
ークの係合部の詳細を示すための、図1(a)の矢視C
図である。
【図2】(a)〜(c)は、第1実施形態のシフトフォ
ークの従来品に対する性能向上等の効果を説明するため
の図である。
【図3】第1実施形態のシフトフォークおよび各種従来
品のシフトフォークの係合部の耐摩耗性能を確認するた
めの単体摩耗実験の結果を示す図である。
【符号の説明】
11 変速機用シフトフォーク(シフトフォーク) 12 フォーク本体部 13 係合部 14L,14R 係合面 15 カップリングスリーブ
フロントページの続き (72)発明者 川崎 雅己 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップリングスリーブに対する係合部
    と、該係合部を一体成形されるフォーク本体部とから成
    り、ダイカスト鋳造方法により製造される変速機用シフ
    トフォークであって、 前記係合部のカップリングスリーブに対する係合面を鋳
    抜きでクラウニング形状としたことを特徴とする変速機
    用シフトフォーク。
  2. 【請求項2】 前記ダイカスト鋳造方法は、固定型およ
    び可動型より成るとともに抜き勾配を形成されていない
    型のキャビティ内に溶湯を注入した後、前記キャビティ
    内の製品が半凝固状態のときに型開きを行って当該製品
    を取り出す方法であることを特徴とする請求項1記載の
    変速機用シフトフォーク。
JP9338596A 1997-12-09 1997-12-09 変速機用シフトフォーク Pending JPH11173415A (ja)

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JP9338596A JPH11173415A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 変速機用シフトフォーク
DE69819116T DE69819116T2 (de) 1997-12-09 1998-11-23 Getriebeschaltgabel und deren Herstellungsverfahren
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