JP2000223855A - ダイカスト成形品及び機器ケース並びにそれらの製造方法 - Google Patents

ダイカスト成形品及び機器ケース並びにそれらの製造方法

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JP2000223855A
JP2000223855A JP11024112A JP2411299A JP2000223855A JP 2000223855 A JP2000223855 A JP 2000223855A JP 11024112 A JP11024112 A JP 11024112A JP 2411299 A JP2411299 A JP 2411299A JP 2000223855 A JP2000223855 A JP 2000223855A
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JP
Japan
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plate portion
die
thickness
side plate
flat plate
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JP11024112A
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English (en)
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Sakae Komatsuzaki
栄 小松崎
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイカスト成形により形成する機器ケースの
より一層の小型化や軽量化を図る。 【解決手段】 冷間鍛造により形成された厚さ0.5m
m程度のアルミニウム合金やマグネシウム合金等の板金
からなる平板状部1の周囲には、アルミニウム合金やマ
グネシウム合金等を材料として、ダイカスト成形によ
り、厚さ1.0mm程度の側板部2が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はダイカスト成形品
及び機器ケース並びにそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば携帯電話の機器ケースには、アル
ミニウム合金やマグネシウム合金等を材料として、ダイ
カスト成形により、平板状部の周囲に側板部を形成した
ものがある。この場合、ダイカスト成形は、溶湯を高圧
力で金型内に注入する成形方法であるので、薄肉物の成
形が容易である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなダイカスト成形では、薄肉物の成形が容易と
はいっても、高圧力で金型内に注入された溶湯が湯口か
ら離れたところですぐに固まるので、薄肉物の厚さとし
て1.0mm程度が限界があり、ひいては携帯電話等の
機器ケースの小型化や軽量化にも限界があるという問題
があった。この発明の課題は、ダイカスト成形により形
成する機器ケースのより一層の小型化や軽量化を図るこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るダイカスト成形品は、一の薄肉部と他の薄肉部とを備
え、前記一の薄肉部をダイカスト成形部とし、前記他の
薄肉部を厚さが前記一の薄肉部の厚さよりも薄い非ダイ
カスト成形部としたものである。請求項2記載の発明に
係る機器ケースは、平板状部の周囲に側板部が設けられ
た金属製の機器ケースにおいて、前記側板部をダイカス
ト成形部とし、前記平板状部を厚さが前記側板部の厚さ
よりも薄い非ダイカスト成形部としたものである。請求
項6記載の発明に係るダイカスト成形品の製造方法は、
一の薄肉部と他の薄肉部とを備えた金属製品の製造に際
し、厚さが前記一の薄肉部の厚さよりも薄い非ダイカス
ト成形部からなる前記他の薄肉部をインサートした状態
で、前記一の薄肉部をダイカスト成形により形成するよ
うにしたものである。請求項7記載の発明に係る機器ケ
ースの製造方法は、平板状部の周囲に側板部が設けられ
た金属製の機器ケースの製造に際し、厚さが前記側板部
の厚さよりも薄い非ダイカスト成形部からなる前記平板
状部をインサートした状態で、前記側板部をダイカスト
成形により形成するようにしたものである。この発明に
よれば、金属製の機器ケースに適用した場合、側板部を
ダイカスト成形部とし、平板状部を厚さが側板部の厚さ
よりも薄い非ダイカスト成形部としているので、平板状
部の厚さを薄くすることができる分だけ、ダイカスト成
形により形成する機器ケースのより一層の小型化や軽量
化を図ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態にお
ける機器ケースの一部を拡大した平面図を示し、図2は
図1のX−X線に沿う一部を拡大した断面図を示したも
のである。この機器ケースでは、冷間鍛造により形成さ
れた厚さ0.5mm程度のアルミニウム合金やマグネシ
ウム合金等の板金からなる平板状部1の周囲に、アルミ
ニウム合金やマグネシウム合金等を材料として、ダイカ
スト成形により、厚さ1.0mm程度の側板部2が形成
された構造となっている。この場合、平板状部1の所定
の複数箇所における内面側には小円孔3が形成され、該
小円孔3に連続して平板状部1の外面側には大円孔4が
形成されている。そして、これらの円孔3、4に側板部
2の一部が平板状部1の内面側から入り込んでいること
により、平板状部1と側板部2とは互いに接合され、且
つ、該接合部における平板状部1の外面と側板部2の外
面とは互いに面一となっている。この機器ケースを製造
する場合には、平板状部1をインサートした状態で、側
板部2をダイカスト成形により形成すればよい。この場
合、高圧力で金型内に注入された溶湯が湯口から離れた
ところですぐに固まっても、側板部2の厚さは1.0m
m程度であるので、別に問題はない。
【0006】このように、この機器ケースでは、側板部
2をダイカスト成形部とし、平板状部1を厚さが側板部
2の厚さよりも薄い非ダイカスト成形部としているの
で、平板状部1の厚さを薄くすることができる分だけ、
より一層の小型化や軽量化を図ることができる。ここ
で、小型化について説明すると、平板状部1と側板部2
との接合部における平板状部1の外面と側板部2の外面
とを互いに面一としているので、平板状部1の厚さを薄
くすることができる分だけ、機器ケースの内部空間を大
きくすることができる。したがって、この内部空間を大
きくすることができる分に応じて、機器ケースの外形寸
法を小さくすることが可能となる。なお、この発明は、
携帯電話等の機器ケースに限らず、他のダイカスト成形
品にも適用することができる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、金属製の機器ケースに適用した場合、側板部をダイ
カスト成形部とし、平板状部を厚さが側板部の厚さより
も薄い非ダイカスト成形部としているので、平板状部の
厚さを薄くすることができる分だけ、ダイカスト成形に
より形成する機器ケースのより一層の小型化や軽量化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における機器ケースの一
部を拡大した平面図。
【図2】図1のX−X線に沿う一部を拡大した断面図。
【符号の説明】
1 平板状部 2 側板部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の薄肉部と他の薄肉部とを備え、前記
    一の薄肉部はダイカスト成形部からなり、前記他の薄肉
    部は厚さが前記一の薄肉部の厚さよりも薄い非ダイカス
    ト成形部からなることを特徴とするダイカスト成形品。
  2. 【請求項2】 平板状部の周囲に側板部が設けられた金
    属製の機器ケースにおいて、前記側板部はダイカスト成
    形部からなり、前記平板状部は厚さが前記側板部の厚さ
    よりも薄い非ダイカスト成形部からなることを特徴とす
    る機器ケース。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明において、前記平板
    状部と前記側板部との接合部における外面が面一となっ
    ていることを特徴とする機器ケース。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明において、前記接合
    部は前記平板状部の内面側に形成された小孔及び該小孔
    に連続して前記平板状部の外面側に形成された大孔に前
    記側板部の一部が前記平板状部の内面側から入り込んだ
    構造であることを特徴とする機器ケース。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記側板部の厚さは1.0mm程度であり、前
    記平板状部の厚さは0.5mm程度であることを特徴と
    する機器ケース。
  6. 【請求項6】 一の薄肉部と他の薄肉部とを備えた金属
    製品の製造に際し、厚さが前記一の薄肉部の厚さよりも
    薄い非ダイカスト成形部からなる前記他の薄肉部をイン
    サートした状態で、前記一の薄肉部をダイカスト成形に
    より形成することを特徴とするダイカスト成形品の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 平板状部の周囲に側板部が設けられた金
    属製の機器ケースの製造に際し、厚さが前記側板部の厚
    さよりも薄い非ダイカスト成形部からなる前記平板状部
    をインサートした状態で、前記側板部をダイカスト成形
    により形成することを特徴とする機器ケースの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の発明において、前記平板
    状部と前記側板部との接合部における外面が面一となる
    ようにすることを特徴とする機器ケースの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の発明において、前記接合
    部を前記平板状部の内面側に形成された小孔及び該小孔
    に連続して前記平板状部の外面側に形成された大孔に前
    記側板部の一部が前記平板状部の内面側から入り込んだ
    構造とすることを特徴とする機器ケースの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかに記載の発明
    において、前記側板部の厚さは1.0mm程度であり、
    前記平板状部の厚さは0.5mm程度であることを特徴
    とする機器ケースの製造方法。
JP11024112A 1999-02-01 1999-02-01 ダイカスト成形品及び機器ケース並びにそれらの製造方法 Pending JP2000223855A (ja)

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