JPH11172100A - 強化ポリアミド樹脂 - Google Patents

強化ポリアミド樹脂

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JPH11172100A
JPH11172100A JP33965297A JP33965297A JPH11172100A JP H11172100 A JPH11172100 A JP H11172100A JP 33965297 A JP33965297 A JP 33965297A JP 33965297 A JP33965297 A JP 33965297A JP H11172100 A JPH11172100 A JP H11172100A
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polyamide resin
reinforced polyamide
acid
layered silicate
reinforced
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JP33965297A
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Koji Fujimoto
康治 藤本
Tsuneo Tamura
恒雄 田村
Kazue Kojima
和重 小島
Sachiko Kokuryo
佐知子 國領
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリアミド樹脂中に分子レベルで均一分散さ
れ、高強度、高耐熱性、高靱性で寸法安定性に優れ、高
伸度でかつ高弾性率の成形品とすることのできる強化ポ
リアミド樹脂を提供する。 【解決手段】 層状珪酸塩が分子レベルで均一分散され
た強化ポリアミド樹脂であって、前記強化ポリアミド樹
脂の相対粘度が3.0以上であり、かつ前記強化ポリア
ミド樹脂の試験片の曲げ弾性率が3500MPa以上で
ある強化ポリアミド樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、層状珪酸塩とポリアミド樹脂と
が分子レベルで均一分散され、高強度、高耐熱性で寸法
安定性に優れ、高伸度でかつ高弾性率の成形品とするこ
とのできる強化ポリアミド樹脂に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド樹脂を、ガラス繊維や炭素繊
維等の繊維質や炭酸カルシウム等の無機充填材で強化し
た樹脂組成物は広く知られている。しかし、これらの強
化材はポリアミド樹脂との親和性に乏しく、強化ポリア
ミド樹脂の機械的強度や耐熱性は改良されるものの、靱
性が低下し、また繊維質で強化した樹脂組成物では成形
品のそりが大きくなるという問題があった。しかも、こ
れら無機充填材で強化した樹脂組成物では、充填材を多
量に配合しないと機械的強度や耐熱性が向上しないとい
う問題もあった。
【0003】このような強化ポリアミド樹脂の欠点を改
良する試みとして、ポリアミド鎖を層状珪酸塩の層間に
侵入させることによって、層状珪酸塩が分子レベルでポ
リアミド樹脂マトリックス中に均一分散された複合体が
提案されている。その代表的な例としては、ポリアミド
樹脂とモンモリロナイトからなる樹脂組成物(特開昭62
-74957号公報、特開昭63-230766 号公報、特開平2-1022
61号公報、特開平3-7729号公報)やポリアミド樹脂と膨
潤性フッ素雲母系鉱物からなる樹脂組成物(特開平6-24
8176号公報)等がある。
【0004】前記の樹脂組成物のうち、特に層状珪酸塩
として膨潤性フッ素雲母系鉱物を用いた場合、通常のポ
リアミド樹脂の製造方法をそのまま用いても機械的強
度、靱性、耐熱性及び寸法安定性に優れ、かつ吸水率が
低く、また吸水しても前記した諸物性が低下しない吸水
特性の改善された成形品とすることのできる強化ポリア
ミド樹脂を得ることができる(特開平8-3310号公報、特
開平8-134205号公報)。
【0005】しかしながら、上記のポリアミド樹脂と膨
潤性フッ素雲母系鉱物とからなる強化ポリアミド樹脂に
おいては、引張伸度が大きく、かつ曲げ弾性率の大きい
成形品を得ることができないという問題があった。
【0006】一般にポリアミド樹脂の伸度特性はその分
子量と相関関係にあり、分子量を大きくする(高分子量
化する)ことによって、より高伸度の成形品にすること
ができることは周知である。しかし、樹脂を高分子量化
して伸度を大きくすると、曲げ強度や曲げ弾性率等の機
械的強度が低下するという問題があり、これらの特性を
同時に両立させることは難しい。
【0007】そこで本発明者らは、膨潤性フッ素雲母系
鉱物に代表される層状珪酸塩が均一分散された強化ポリ
アミド樹脂の高分子量を試みた結果、意外にも強化ポリ
アミド樹脂を構成するポリアミド樹脂マトリックスの分
子量を大きくすることで、成形品にしたときの伸度特性
が改善されると同時に、曲げ弾性率等の強度特性の低下
が極めて少ないような強化ポリアミド樹脂が得られるこ
とを突き止めた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリアミド
樹脂中に分子レベルで均一分散され、高強度、高耐熱
性、高靭性で寸法安定性に優れ、高伸度でかつ高弾性率
のポリアミド成形品とすることのできる強化ポリアミド
樹脂を提供するものである。
【0009】
【発明を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するもので、その要旨は次の通りである。層状珪酸塩
が分子レベルで均一分散された強化ポリアミド樹脂であ
って、前記強化ポリアミド樹脂の相対粘度が 3.0以上で
あり、かつ前記強化ポリアミド樹脂の試験片の曲げ弾性
率が 3500MPa以上であることを特徴とする強化ポリアミ
ド樹脂。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0011】本発明の強化ポリアミド樹脂は、ポリアミ
ド樹脂に層状珪酸塩が分子レベルで均一分散されたもの
である。ここで分子レベルで均一分散されるとは、層状
珪酸塩がポリアミド樹脂マトリックス中に分散する際
に、それぞれが平均20Å以上の層間距離を保っている状
態をいう。ここで層間距離とは、層状珪酸塩の珪酸塩層
の重心間の距離を指し、均一分散されるとは、上記膨潤
性フッ素雲母系鉱物の珪酸塩層の一枚一枚が平行にある
いはランダムに、もしくは平行とランダムが混在した状
態で、その50%以上が、好ましくはその70%が塊を形成
することなく分散されている状態をいう。具体的には、
強化ポリアミド樹脂の成形試験片について透過型電子顕
微鏡写真観察を行うことにより確認することができる。
【0012】本発明におけるポリアミド樹脂とは、アミ
ノカルボン酸、ラクタムあるいはジアミンとジカルボン
酸(それらの一対の塩も含まれる)とから形成されるア
ミド結合を有する重合体を意味する。
【0013】上記のポリアミド樹脂を形成するモノマー
の具体例としては、アミノカルボン酸としては、6−ア
ミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノ
ドデカン酸、パラアミノメチル安息香酸等がある。ラク
タムとしては、ε−カプロラクタム、ω−ウンデカノラ
クタム、ω−ラウロラクタム等がある。ジアミンとして
は、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミ
ン、 2,2,4−/ 2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジア
ミン、5−メチルノナメチレンジアミン、 2,4−ジメチ
ルオクタメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン、
パラキシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)
シクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メ
タン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)
メタン、 2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロ
パン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、アミノエチ
ルピペラジン等がある。ジカルボン酸としてはアジピン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン
ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレ
ンジカルボン酸、2−クロロテレフタル酸、2−メチル
テレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘ
キサヒドロイソフタル酸、ジグリコール酸等がある。ま
た、これらのジアミンとジカルボン酸は一対の塩として
用いることもできる。
【0014】また、ポリアミド樹脂の好ましい例として
は、ポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリテトラメチ
レンアジパミド(ナイロン46)、ポリヘキサメチレンア
ジパミド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンセバカミ
ド(ナイロン 610)、ポリヘキサメチレンドデカミド
(ナイロン 612)、ポリウンデカメチレンアジパミド
(ナイロン 116)、ポリウンデカミド(ナイロン11)、
ポリドデカミド(ナイロン12)、ポリトリメチルヘキサ
メチレンテレフタルアミド(ナイロンTMDT)、ポリヘキ
サメチレンイソフタルアミド(ナイロン6I)、ポリヘキ
サメチレンテレフタル/イソフタルアミド(ナイロン6T
/6I)、ポリビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン
ドデカミド(ナイロンPACM12)、ポリビス(3-メチル−
4−アミノシクロヘキシル)メタンドデカミド(ナイロ
ンジメチルPACM12)、ポリメタキシリレンアジパミド
(ナイロンMXD6)、ポリウンデカメチレンテレフタルア
ミド(ナイロン 11T)、ポリウンデカメチレンヘキサヒ
ドロテレフタルアミド(ナイロン11T(H))又はこれらの
共重合ポリアミド、混合ポリアミド等がある。中でもナ
イロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン11、ナイ
ロン12又はこれらの共重合ポリアミド、混合ポリアミド
が好ましく、ナイロン6もしくはナイロン12又はこれら
の共重合ポリアミドが特に好ましい。
【0015】上記のポリアミド樹脂は、溶融重合又は溶
融重合と固相重合とを併用して製造されたものであり、
その相対粘度は、溶媒として96重量%濃硫酸を用い、温
度25℃、濃度1g/dlの条件で求めた値で、3.0 以上であ
ることが必要であり、3.0 〜5.0 の範囲にあることが好
ましい。この相対粘度が 3.0未満のものでは、成形品と
したときの引張伸度が十分ではなく、曲げ強度等の機械
的特性とのバランスがとれた成形品が得られない。
【0016】本発明における層状珪酸塩は、珪酸塩を主
成分とする負に帯電した層とその層間に介在する陽電荷
(イオン)からなる構造を有するもので、後述する方法
で求めた陽イオン交換容量が50〜200 ミリ当量/100gの
範囲にあるものが好ましい。この陽イオン交換容量が50
ミリ当量/100g未満のものでは、重合時に層状珪酸塩の
劈開が十分に進行せず、機械的強度や耐熱性に優れたポ
リアミド成形品が得られにくい。一方、この陽イオン交
換容量が 200ミリ当量/100gを超えるものでは、層間の
結合力が強固なため、本発明における特性を同時に満足
する成形品が得られにくい。
【0017】かかる層状珪酸塩の好ましい例としては、
スメクタイト族(例えば、モンモリロナイト、バイデラ
イト、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト)、バ
ーミキュライト族(例えば、バーミキュライト)、雲母
族(例えば、フッ素雲母、白雲母、パラゴナイト金雲
母、黒雲母、レピドライト)、脆雲母族(例えば、マー
ガライト、クリントナイト、アナンダイト)、緑泥石族
(例えば、ドンバサイト、スドーアイト、クッケアイ
ト、クリノクロア、シャモサイト、ニマイト)等があ
る。これらの層状珪酸塩は、天然に産するものであって
も、人工的に合成あるいは変性されたものであってもよ
く、またそれらをオニウム塩などの有機物で処理したも
のであってもよい。
【0018】上記の層状珪酸塩の中で、膨潤性フッ素雲
母系鉱物は白色度の点で最も好ましく、これは次式で示
されるもので、容易に合成できるものである。 α(MF)・β(aMgF2 ・bMgO)・γSiO2 (式中、Mはナトリウム又はリチウムを表し、α、β、
γ、a及びbは各々係数を表し、0.1 ≦α≦2、2≦β
≦3.5 、3≦γ≦4、0≦a≦1、0≦b≦1、a+b
=1である。)
【0019】このような膨潤性フッ素雲母系鉱物の製造
法としては、例えば、酸化珪素、酸化マグネシウム及び
各種フッ化物を混合し、その混合物を電気炉あるいはガ
ス炉中で1400〜1500℃の温度範囲で完全に溶融し、その
冷却過程で反応容器内にフッ素雲母系粘土鉱物を結晶成
長させる、いわゆる溶融法がある。
【0020】また、タルクを出発物質として用い、これ
にアルカリ金属イオンをインターカレーションして膨潤
性フッ素雲母系鉱物を得る方法がある(特開平2-149415
号公報)。この方法では、タルクに珪フッ化物アルカリ
あるいはフッ化アルカリを混合し、磁性ルツボ内で 700
〜1200℃で短時間加熱処理することによって膨潤性フッ
素雲母系鉱物を得ることができる。具体的には、得られ
た膨潤性フッ素雲母系鉱物について広角X線回折測定を
行い、膨潤性フッ素雲母系鉱物の厚み方向に起因するピ
ークが、アルカリ金属イオンの挿入に伴い12〜13Åを示
すようになることによって確認することができる。
【0021】この際、タルクと混合する珪フッ化アルカ
リあるいはフッ化物の量は、混合物全体の10〜35重量%
の範囲が好ましく、この範囲をはずれる場合は膨潤性フ
ッ素雲母系鉱物の生成率が低下する。
【0022】上記の膨潤性フッ素雲母系鉱物を得るため
には、珪フッ化物アルカリ又はフッ化アルカリのアルカ
リ金属がナトリウムあるいはリチウムであることが好ま
しい。これらのアルカリ金属は単独で用いてもよいし併
用してもよい。また、アルカリ金属のうち、カリウムの
場合には膨潤性フッ素雲母系鉱物が得られないが、ナト
リウムあるいはリチウムと併用し、かつ限定された量で
あれば膨潤性を調節する目的で用いることも可能であ
る。さらに、膨潤性フッ素雲母系鉱物を製造する工程に
おいて、アルミナを少量配合し、生成する膨潤性フッ素
雲母系鉱物の膨潤性を調整することも可能である。
【0023】本発明における強化ポリアミド樹脂中の層
状珪酸塩配合量は、ポリアミド樹脂100 重量部を形成す
るモノマー量に対して、1〜10重量部とすることが好ま
しい。この配合量が1重量部未満では、膨潤性フッ素雲
母系鉱物によるポリアミド樹脂マトリックスの補強効果
が小さく、機械的強度や耐熱性に優れたポリアミド成形
品が得られない。一方、この配合量が10重量部を超える
と、ポリアミド成形品の引張伸度が低下する。
【0024】次に、本発明の強化ポリアミド樹脂の製造
方法について説明する。すなわち、本発明の方法におい
ては、上記したポリアミド樹脂を形成するモノマーと層
状珪酸塩とを上記した範囲内で混合し、次いで前記モノ
マーを重合する。この際重合は、温度 240〜300 ℃、圧
力2〜30kg/cm2で、1〜5時間の範囲で行う。また上記
重合時に酸を添加してもよく、酸を添加することによっ
て、より高剛性で高耐熱性の成形品が得られる。
【0025】前記酸としては、pKa(25℃、水中での
値)が0〜3又は負の酸を用いることが好ましい。pKa
が3を越える酸では、プロトンの放出量が少ないため、
成形品にしたときの機械的強度や耐熱性等の向上効果が
乏しいものとなる。
【0026】このような酸としては、有機酸でも無機酸
であってもよく、具体的には、安息香酸、セバシン酸、
ギ酸、酢酸、クロル酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオ
ロ酢酸、亜硝酸、リン酸、亜リン酸、塩酸、臭化水素
酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、過塩素酸、フルオロス
ルホン酸−ペンタフルオロアンチモン(1:1)〔アル
ドリッチ社製「マジックアシッド」(登録商標)〕、フ
ルオロアンチモン酸等が挙げられる。
【0027】酸の添加量は、使用した層状珪酸塩の全陽
イオン交換容量に対して5倍モル以下となるようにする
ことが好ましく、1〜2倍モル量とすることがより好ま
しい。この添加量が5倍モルを超えると、重合時に分子
量の増大に長時間を要するようになり、また得られた強
化ポリアミド樹脂を用いて成形品としたときの機械的強
度や耐熱性の向上効果が乏しいものとなる。
【0028】また、上記した溶融重合で得られた強化ポ
リアミド樹脂のペレットは、さらに固相重合を用いてよ
り高分子量の強化ポリアミド樹脂とすることもできる。
【0029】固相重合は、溶融重合により得られた強化
ポリアミド樹脂を、通常は直径2〜5mm、長さ3〜6m
m、好ましくは直径3〜4mm、長さ4〜5mmのペレット
状にした後、不活性ガスの流通下、あるいは減圧下で、
ポリアミドの融点未満の温度で5時間以上、好ましくは
10時間以上行うことが好ましい。この際、固相重合の温
度は融点よりも10℃以上低く、かつ 150℃以上とするこ
とがより好ましい。この温度が 150℃未満では重合速度
が遅く、一方融点近傍の温度ではペレットが融着するの
で好ましくない。
【0030】固相重合の際には、重合速度を上げる目的
で、リン酸や硫酸又はこれらのナトリウム塩等を触媒と
して反応系に適量加えてもよいし、固相重合を行う温度
よりも低い温度でペレットの予備結晶化を前もって行っ
てもよい。
【0031】本発明の強化ポリアミド樹脂には、その特
性を大きく損なわない限りにおいて、熱安定剤、酸化防
止剤、層状珪酸塩以外の強化剤、顔料、耐候剤、難燃
剤、可塑剤、離型剤等が添加されていてもよく、これら
は、重合時あるいは得られた強化ポリアミド樹脂を溶融
混練もしくは溶融成形する際に加えられる。
【0032】熱安定剤や酸化防止剤としては、例えばヒ
ンダードフェノール類、リン化合物、ヒンダードアミン
類、イオウ化合物、銅化合物、アルカリ金属のハロゲン
化物あるいはこれらの混合物が挙げられる。
【0033】強化剤としては、例えばクレー、タルク、
炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、ワラストナイト、シリカ、
アルミナ、酸化マグネシウム、珪酸カルシウム、アルミ
ン酸ナトリウム、アルミノ珪酸ナトリウム、珪酸マグネ
シウム、ガラスバルーン、カーボンブラック、酸化亜
鉛、三酸化アンチモン、ゼオライト、ハイドロタルサイ
ト、金属繊維、金属ウィスカー、セラミックウィスカ
ー、チタン酸カリウムウィスカー、窒化ホウ素、グラフ
ァイト、ガラス繊維、炭素繊維等が挙げられる。
【0034】さらに、強化ポリアミド樹脂には、他の熱
可塑性重合体が混合されていてもよく、これらは強化ポ
リアミド樹脂を溶融混練もしくは溶融成形する際に加え
られる。熱可塑性重合体としては、例えばポリブタジエ
ン、ブタジエン/スチレン共重合体、アクリルゴム、エ
チレン/プロピレン共重合体、エチレン/プロピレン/
ジエン共重合体、天然ゴム、塩素化ブチルゴム、塩素化
ポリエチレン等のエラストマー又はこれらの無水マレイ
ン酸等による酸変性物、スチレン/無水マレイン酸共重
合体、スチレン/フェニルマレイミド共重合体、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ブタジエン/アクリロニトリ
ル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリアセタール、ポリフッ化ビニリデン、ポリス
ルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルス
ルホン、フェノキシ樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポ
リメチルメタクリレート、ポリエーテルケトン、ポリカ
ーボネート、ポロテトラフルオロエチレン、ポリアリレ
ート等が挙げられる。
【0035】本発明の強化ポリアミド樹脂は、通常の成
形加工方法で目的の成形品とすることができる。例え
ば、射出成形、押出成形、吹き込み成形、焼結成形等の
熱溶融成形法により各種の成形品にしたり、有機溶媒溶
液から流延法により薄膜とすることができる。
【0036】本発明の強化ポリアミド樹脂を用いて得ら
れる成形品は、機械的強度、耐熱性及び寸法安定性がポ
リアミド樹脂単独の場合に比べて顕著に改良され、また
吸水による機械的性質や寸法の変化が少ない。さらに、
従来品に比して、引張伸度が大きく、かつそのばらつき
の小さい成形品とすることができるので、電気・電子機
器分野におけるスイッチやコネクター等の機構部品やハ
ウジング類、自動車分野におけるアンダーボンネット部
品や外装部品あるいはリフレクター等の光学部品、ある
いはギアやベアリングリテーナー等に好適に利用でき
る。
【0037】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、実施例並びに比較例で用いた原料及び
性能試験の測定法は次の通りである。 1.原料 (1) 膨潤性フッ素雲母系鉱物 ボールミルにより平均粒径が4μmとなるように粉砕し
たタルクに対し、平均粒径が同じく4μmの珪フッ化ナ
トリウムを全量の15重量%となるように混合し、これを
磁性ルツボに入れ、電気炉にて 850℃で1時間反応させ
ることにより合成した。この粉末について、広角X線回
折測定(理学電機社製、広角X線回折装置RAD-rB型を使
用)を行った結果、原料タルクのc軸方向の厚み 9.2Å
に対するピークは消失し、膨潤性フッ素雲母系鉱物の生
成を示す12〜13Åに対応するピークが認められた。ま
た、後述する方法で求めた陽イオン交換容量は70ミリ当
量/100gであった。 (2) モンモリロナイト 山県県産の天然モンモリロナイト(クニミネ工業社製、
Na層間イオン型、陽イオン交換容量:115 ミリ当量/10
0g)を用いた。
【0038】2.測定法 (a) 層状珪酸塩の陽イオン交換容量(ミリ当量/100g) Frank O.Jones Jr. の方法〔粘土ハンドブック(第2
版)、587 頁、技報堂出版株式会社、1987年〕により求
めた。すなわち、2重量%の層状珪酸塩の水溶液50ml、
3重量%の過酸化水素水15ml及び5 Nの希硫酸 0.5ml
を、250ml のフラスコ中で10分間静に沸騰させる。この
溶液を冷却した後、1/100 Nのメチレンブルー溶液を1
回に 0.5mlずつ加え、30秒間よく振とうする。そして、
ガラス棒でフラスコから試料を一滴取り、ろ紙上にたら
し、濃い青色のスポットの周りに、明るい青色のリング
が現れるか否かを調べる。この際、明るい青色のリング
が現れたら2分間振とうする。この操作を繰り返し、最
終的に2分間振とうしても明るい青色のリングが現れな
くなる段階をもって終点とする。なお、陽イオン交換容
量は次式により求めた。 陽イオン交換容量(ミリ当量/100g)=メチレンブルー
の添加量(ミリ当量)×100 /使用した層状珪酸塩
(g) また、層状珪酸塩として用いた膨潤性フッ素雲母系鉱物
及びモンモリロナイトは、Na層間イオン型であるので、
その陽イオン交換容量は、1ミリ当量/100g=1ミリモ
ル/100gに相当する。 (b) 強化ポリアミド樹脂の相対粘度 96重量%濃硫酸中に、強化ポリアミド樹脂の乾燥ペレッ
トの濃度が 1g/dlになるように溶解し、温度25℃で測定
した。 (c) 強化ポリアミド樹脂中の膨潤性フッ素雲母系鉱物の
分散性 曲げ強度測定用の試験片から小さく切り出したサンプル
をエポキシ樹脂に包埋し、ダイヤモンドナイフにて超薄
切片に切り出したものについて、透過型電子顕微鏡(日
本電子製、JEM-200CX 型、加速電圧100kV )で撮影した
電子顕微鏡写真観察から、ポリアミド樹脂マトリックス
中に分散した膨潤性フッ素雲母系鉱物の珪酸塩層のおお
よその大きさを求めることによりその分散性を評価し
た。 (d) 試験片の引張強度、引張弾性率及び引張伸度 ASTM D-638 に基づいて測定した。 (e) 試験片の曲げ強度及び曲げ弾性率 ASTM D-790に基づいて測定した。 (f) 試験片のアイゾット衝撃強度 ASTM D-256に基づいて、厚み 3.2mmの試験片に所定の深
みのノッチをつけて測定した。 (g) 試験片の熱変形温度 ASTM D-648 に基づいて、荷重 1.86MPaで測定した。
【0039】実施例1 ε−カプロラクタム10kg、膨潤性フッ素雲母系鉱物200g
(全陽イオン交換容量は0.14モルに相当する)、85重量
%リン酸水溶液 16.1g(0.14モル)及び水2kgを内容積
30リットルのオートクレーブに入れ、撹拌しながら 260
℃に加熱し、5kg/cm2の圧力まで昇圧した。その後、徐
々に水蒸気を放出しつつ、圧力5kg/cm2、温度 260℃に
保持したまま2時間重合した後、1時間かけて常圧まで
放圧し、窒素ガスを流しながらさらに80分間重合した。
重合が終了した時点で、上記の反応生成物をストランド
状に払い出し、冷却、固化後、切断して強化ナイロン6
樹脂からなるペレットを得た。次いで、このペレットを
95℃熱水で8時間精練を行った後、乾燥した。次に、こ
の乾燥ペレットを射出成形機(三菱重工業社製、125/75
MS型)を用い、シリンダー温度 260℃、金型温度70℃、
射出時間6秒、冷却時間6秒で射出成形を行い、厚み
3.2mmの試験片を作成し物性試験を行った。
【0040】実施例2 実施例1で得られた強化ナイロン6樹脂ペレットについ
て、ペレット1kg当たり0.085g (8.7 ×10-4mol)のリン
酸を添加した上で、エバポレーターを用い、減圧下 190
℃で24時間固相重合を行った。次に、得られたペレット
を射出成形機(三菱重工業社製、125/75MS型)を用い、
シリンダー温度 280℃、金型温度80℃、射出時間 1.5
秒、冷却時間6秒で射出成形を行い、厚み 3.2mmの試験
片を作成し物性試験を行った。
【0041】比較例1 ε−カプロラクタム10kg、膨潤性フッ素雲母系鉱物200g
(全陽イオン交換容量は0.14モルに相当する)、85重量
%リン酸水溶液 16.1g(0.14モル)及び水2kgを内容積
30リットルのオートクレーブに入れ、撹拌しながら 260
℃に加熱し、5kg/cm2の圧力まで昇圧した。その後、徐
々に水蒸気を放出しつつ、圧力5kg/cm2、温度 260℃に
保持したまま2時間重合した後、1時間かけて常圧まで
放圧し、さらに50分間重合した。重合が終了した時点
で、上記の反応生成物をストランド状に払い出し、冷
却、固化後、切断して強化ナイロン6樹脂からなるペレ
ットを得た。次いで、このペレットを95℃熱水で8時間
精練を行った後、乾燥した。次に、この乾燥ペレットを
射出成形機(三菱重工業社製、125/75MS型)を用い、シ
リンダー温度 260℃、金型温度70℃、射出時間6秒、冷
却時間6秒で射出成形を行い、厚み 3.2mmの試験片を作
成し物性試験を行った。
【0042】比較例2 ε−カプロラクタム10kg及び水1kgを内容積30リットル
のオートクレーブに入れ、撹拌しながら 260℃に加熱
し、5kg/cm2の圧力まで昇圧した。その後、徐々に水蒸
気を放出しつつ、圧力5kg/cm2、温度 260℃に保持した
まま2時間重合した後、1時間かけて常圧まで放圧し、
さらに90分間重合した。重合が終了した時点で、上記の
反応生成物をストランド状に払い出し、冷却、固化後、
切断してナイロン6樹脂からなるペレットを得た。得ら
れたペレットを射出成形機(三菱重工業社製、125/75MS
型)を用い、シリンダー温度 260℃、金型温度70℃、射
出時間6秒、冷却時間6秒で射出成形を行い、厚み 3.2
mmの試験片を作成し物性試験を行った。
【0043】実施例1〜2及び比較例1〜2における強
化ナイロン6樹脂及びナイロン6樹脂の相対粘度、試験
片の物性値を表1にまとめて示す。
【0044】
【表1】
【0045】実施例3 ε−カプロラクタム10kg、モンモリロナイト300g(全陽
イオン交換容量は0.35モルに相当する)、85重量%リン
酸水溶液40.31g(0.35モル)及び水2kgを内容積30リッ
トルのオートクレーブに入れ、撹拌しながら 260℃に加
熱し、5kg/cm2の圧力まで昇圧した。その後、徐々に水
蒸気を放出しつつ、圧力5kg/cm2、温度260 ℃に保持し
たまま2時間重合した後、1時間かけて常圧まで放圧
し、さらに80分間重合した。重合が終了した時点で、上
記の反応生成物をストランド状に払い出し、冷却、固化
後、切断して強化ナイロン6樹脂からなるペレットを得
た。次に、乾燥ペレットを用いて実施例1と同様にして
厚み 3.2mmの試験片を作成し物性試験を行った。
【0046】実施例4 実施例3で得られた強化ナイロン6樹脂ペレットについ
て、実施例2と同様の条件で固相重合を行って強化ナイ
ロン6樹脂のペレットを得た。次に、このペレットを用
いて実施例2と同様にして厚み 3.2mmの試験片を作成
し、物性試験に供した。
【0047】比較例3 ε−カプロラクタム10kg、モンモリロナイト300g(全陽
イオン交換容量は0.35モルに相当する)、85重量%リン
酸水溶液 40.3g(0.35モル)及び水2kgを内容積30リッ
トルのオートクレーブに入れ、撹拌しながら 260℃に加
熱し、5kg/cm2の圧力まで昇圧した。その後、徐々に水
蒸気を放出しつつ、圧力5kg/cm2、温度260 ℃に保持し
たまま2時間重合した後、1時間かけて常圧まで放圧
し、さらに50分間重合した。重合が終了した時点で、上
記の反応生成物をストランド状に払い出し、冷却、固化
後、切断して強化ナイロン6樹脂からなるペレットを得
た。次に、乾燥ペレットを用いて実施例1と同様にして
厚み 3.2mmの試験片を作成し物性試験を行った。
【0048】実施例3〜4及び比較例3における強化ナ
イロン6樹脂の相対粘度、試験片の物性値を表2にまと
めて示す。
【0049】
【表2】
【0050】なお、実施例1〜3及び比較例1〜3にお
いて、曲げ強度測定用試験片について透過型電子顕微鏡
写真観察を行ったところ、膨潤性フッ素雲母系鉱物の珪
酸塩層の厚みは約1nmで、長さは20〜40nmの範囲にあ
り、いずれの場合にもポリアミドマトリックス中に分子
レベルで均一に分散されていることが分かった。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、ポリアミド樹脂中に分
子レベルで均一分散され、高強度、高耐熱性、高靱性で
寸法安定性に優れ、高伸度でかつ高弾性率の成形品とす
ることのできる強化ポリアミド樹脂を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國領 佐知子 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 層状珪酸塩が分子レベルで均一分散され
    た強化ポリアミド樹脂であって、前記強化ポリアミド樹
    脂の相対粘度が 3.0以上であり、かつ前記強化ポリアミ
    ド樹脂の試験片の曲げ弾性率が 3500MPa以上であること
    を特徴とする強化ポリアミド樹脂。
  2. 【請求項2】 前記強化ポリアミド樹脂が、溶融重合又
    は溶融重合と固相重合とを併用して製造されたものであ
    る請求項1記載の強化ポリアミド樹脂。
  3. 【請求項3】 層状珪酸塩が、膨潤性フッ素雲母系鉱物
    である請求項1又は2記載の強化ポリアミド樹脂。
  4. 【請求項4】 層状珪酸塩の配合量が、ポリアミド樹脂
    100重量部を形成するモノマーに対して1〜10重量部で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の強化ポリアミド樹
    脂。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001288360A (ja) * 2000-04-04 2001-10-16 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物及びその製造法
JP2006131832A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物
JP2006307190A (ja) * 2005-03-28 2006-11-09 Mitsubishi Chemicals Corp 変性オレフィン系重合体組成物及びそれを用いたオレフィン系重合体組成物

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JP2006131832A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Unitika Ltd ポリアミド樹脂組成物
JP2006307190A (ja) * 2005-03-28 2006-11-09 Mitsubishi Chemicals Corp 変性オレフィン系重合体組成物及びそれを用いたオレフィン系重合体組成物

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