JPH11171831A - エステル交換方法 - Google Patents

エステル交換方法

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JPH11171831A
JPH11171831A JP10242889A JP24288998A JPH11171831A JP H11171831 A JPH11171831 A JP H11171831A JP 10242889 A JP10242889 A JP 10242889A JP 24288998 A JP24288998 A JP 24288998A JP H11171831 A JPH11171831 A JP H11171831A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 種々のモノマーを製造できる製造方法の提
供。 【解決手段】 メタノール性マグネシウムメチレート、
リチウム、炭酸リチウム、および水酸化リチウムから選
択される触媒0.1〜10モル%を用い、種々のアルコ
ールとメチルメタクリレートを、60〜140℃の温
度、40〜760mmHgの圧力で反応させる。具体例
にはアルコールとしてヒドロキシエチルエチレン尿素を
用いたモノマーN−(2−メタクリロイルオキシエチ
ル)エチレン尿素の製造がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はモノマーの調製方法に関し、より
詳細には本発明はモノマーを調製するためのエステル交
換方法に関する。
【0002】ポリマーを調製するために有用な多くの市
販のモノマーがある。モノマーは種々の方法により調製
される。種々のモノマーを製造することができる1つの
製造方法に対するニーズがある。米国特許第4,09
7,677号は、ジシクロペンテニルオキシエチルメタ
クリレートの製造方法を開示する。開示された方法で
は、硫酸やp−トルエンスルホン酸のような酸触媒を使
用し、直接エステル化反応を触媒している。米国特許第
4,777,265号は、メタクリロイルオキシエチル
エチレン尿素の製造方法を開示する。開示された方法
は、鉄、亜鉛、チタン、ジルコニウムのような金属のキ
レートを触媒として使用する。チタンアルコレートも触
媒として開示されている。
【0003】先行文献の開示にも拘わらず、種々のモノ
マーを製造することができる1つの製造方法に対するニ
ーズが引き続き存在している。本発明者は、所定の触媒
を、所定のモル比、条件において使用することにより、
種々のモノマーを製造することができることを見いだし
た。
【0004】本発明は、 a) 以下の成分を混合して反応混合物を形成する工
程、 1) ヒドロキシエチルエチレン尿素、エトキシル化セ
チル−ステアリル アルコール、エトキシル化ラウリル
−ミリスチル アルコール、ジシクロペンテニルオキシ
エチル アルコール、およびヒドロキシエチルオキサゾ
リジンからなる群から選択されるアルコール、 2) アルコール投入量に基づいて10から10,00
0ppmの、ジエチルヒドロキシルアミン、p−メトキ
シフェノール、ヒドロキノン、フェノチアジン、4−ヒ
ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル
フリーラジカル、4−メタクリロイルオキシ−2,6,
6−テトラメチルピペリジニルフリーラジカル、および
4−ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチル N−ヒド
ロキシピペリジンからなる群から選択される少なくとも
1種の禁止剤、 3) アルコールとメチルメタクリレートのモル比が
1:1から1:20である量のメチルメタクリレート、
および 4) ジブチルチンオキサイド;アルキル(メタ)アク
リレートと種々のアルコールとのエステル交換における
成分とジブチルチンオキサイドとの反応生成物;ジブチ
ルチンジメトキシド;アルキル(メタ)アクリレートと
種々のアルコールとのエステル交換における成分とジブ
チルチンジメトキシドとの反応生成物;メタノール性マ
グネシウムメチレート;リチウム;炭酸リチウム;およ
び水酸化リチウムからなる群から選択される触媒、0.
1から10モル% b) アルコールとメチルメタクリレートを、60℃か
ら140℃の温度、400mmHgから760mmHg
の圧力で反応させる工程、 c) メチルメタクリレートとメタノールの混合物を共
沸除去することにより粗生成物を生成する工程、 d) 水を加えて触媒をリサイクルすることができるよ
うにする任意の工程、 e) メチルメタクリレートをリサイクルする任意の工
程、および f) 粗生成物を蒸留する任意の工程 を含む、方法に関する。
【0005】本発明者は、4−メタクリロイルオキシ−
2,6,6−テトラメチルピペリジニルフリーラジカ
ル、および4−ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチル
N−ヒドロキシピペリジンは、モノマーの所望でない
重合を禁止するために効果的であることを見いだした。
本発明者はさらに、4−メタクリロイルオキシ−2,
6,6−テトラメチルピペリジニルフリーラジカル、お
よび4−ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチル N−
ヒドロキシピペリジンから選択される少なくとも1種の
化合物をモノマーと混合することによる、製造又は貯蔵
に間におけるモノマーの所望でない重合を禁止する方法
に関する。
【0006】本発明者はさらに、N−(2−メタクリロ
イルオキシエチル)エチレン尿素、エトキシル化セチル
−ステアリル メタクリレート、エトキシル化ラウリル
−ミリスチル メタクリレート、ジシクロペンテニルオ
キシエチル メタクリレート、およびオキサゾリジニル
エチル メタクリレートから選択される少なくとも1種
のモノマーと、4−メタクリロイルオキシ−2,6,6
−テトラメチルピペリジニルフリーラジカル、および4
−ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチル N−ヒドロ
キシピペリジンから選択される少なくとも1種の化合物
を含む、安定なモノマー組成物を見いだした。
【0007】本発明の方法は以下のモノマーを製造する
ことが可能である:N−(2−メタクリロイルオキシエ
チル)エチレン尿素、エトキシル化セチル−ステアリル
メタクリレート、エトキシル化ラウリル−ミリスチル
メタクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル
メタクリレート、およびオキサゾリジニルエチル メタ
クリレート。
【0008】本発明の方法においては、ヒドロキシエチ
ルエチレン尿素、エトキシル化セチル−ステアリル ア
ルコール、エトキシル化ラウリル−ミリスチル アルコ
ール、ジシクロペンテニルオキシエチル アルコール、
およびヒドロキシエチルオキサゾリジンから選択される
出発物質をメチル(メタ)アクリレートと反応容器中で
混合する。アルコールのメチルメタクリレートに対する
モル比は、典型的には1:1から1:20、好ましくは
1:1から1:15、より好ましくは1:1.2から
1:10である。
【0009】本発明の方法では、Oldershaw蒸
留カラムを使用することができる。適当なOlders
hawカラムには、10段の直径1インチ(2.54c
m)のカラム、5段の直径1インチのカラム、10段の
直径0.5インチ(1.27cm)のカラム、および3
2トレイのカラムがある。
【0010】ジエチルヒドロキシルアミン、p−メトキ
シフェノール、ヒドロキノン、フェノチアジン、4−ヒ
ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル
フリーラジカル、4−メタクリロイルオキシ−2,6,
6−テトラメチルピペリジニルフリーラジカル、および
4−ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチル N−ヒド
ロキシピペリジン、およびそれらの混合物から選択され
る少なくとも1種の禁止剤が反応容器に投入される。反
応容器に投入される禁止剤の量は典型的には、アルコー
ル投入量に基づいて10から10,000ppmであ
り、好ましくは100から5,000ppmであり、よ
り好ましくは200から3,000ppmである。
【0011】ジブチルチンオキサイド;アルキル(メ
タ)アクリレートと種々のアルコールとのエステル交換
における成分とジブチルチンオキサイドとの反応生成
物;ジブチルチンジメトキシド;アルキル(メタ)アク
リレートと種々のアルコールとのエステル交換における
成分とジブチルチンジメトキシドとの反応生成物;メタ
ノール性マグネシウムメチレート;リチウム;炭酸リチ
ウム;および水酸化リチウムから選択される触媒が反応
容器に加えられる。水酸化リチウムが好ましい。反応容
器に加えられる触媒の量は、典型的には0.1から10
モル%であり、好ましくは0.5から7モル%であり、
より好ましくは1から5モル%である。
【0012】本発明の方法は、60℃から140℃の範
囲の反応温度で行われる。本発明の方法は、70℃から
125℃の範囲の反応温度で行われることが好ましい。
本発明の方法は、100℃から120℃の範囲の反応温
度で行われることがより好ましい。本発明の方法は、7
60mmHgないし減圧または加圧下で行うことができ
る。本発明の方法は、400mmHgから760mmH
gで行うことが好ましい。
【0013】本明細書においては、以下の略号が使用さ
れる。HEEU=ヒドロキシエチルエチレン尿素;MM
A=メチルメタクリレート;MAA=メタクリル酸;H
g=水銀;MEHQ=p−メトキシフェノール;DI=
脱イオン水;PTZ=フェノチアジン;GLC=気液ク
ロマトグラフィー;℃=摂氏;N=窒素;O=酸
素;(メタ)アクリレート=メタクリレートおよびアク
リレート;cc=立方センチメートル;cm=センチメ
ートル;DEHA=ジエチルヒドロキシルアミン;h
r.=時間;mm=ミリメートル;ml.=ミリリット
ル;min.=分;ppm=百万分率;MEEU=N−
(2−メタクリロイルオキシエチル)エチレン尿素;M
EMEU=N−(2−メタクリロイルオキシエチル)−
N’−(メタクリロイル)エチレン尿素;E20CSA
=エトキシル化セチル−ステアリル アルコール;E2
0CSMA=エトキシル化セチル−ステアリル メタク
リレート;E23LMA=エトキシル化ラウリル−ミリ
スチル アルコール;E23LMMA=エトキシル化ラ
ウリル−ミリスチル メタクリレート;DCPOEA=
ジシクロペンテニルオキシエチル アルコール;DCP
OEM=ジシクロペンテニルオキシエチル メタクリレ
ート;HEOX=ヒドロキシエチルオキサゾリジン;O
XEMA=オキサゾリジニルエチル メタクリレート;
IPOX=2−イソプロピル−3−ヒドロキシエチル−
オキサゾリジン;DBE=2塩基性エステル;HPLC
=定量高速液体クロマトグラフィー。
【0014】実施例1:MEEU/水 130.2g(1.0モル)のHEEU、353.9g
(3.54モル)のMMA、および0.2g(0.00
16モル)の4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジニルフリーラジカルの混合物を、温度
計、メカニカルスターラー、8%酸素−92%窒素のス
パージ入り口、並びに蒸留ヘッド、蒸留速度除去蒸気圧
温度調節機、および目盛り付き蒸留液受容器を取り付け
た直径1インチの10段Oldershawカラムを備
えた1リットルの4つ口フラスコに投入した。系から脱
水する間、混合物は撹拌され、8%酸素−92%窒素で
3−4ml./分の流量でスパージされ、減圧(600
mmHg)下で、30分、還流に加熱され、MMA−水
共沸物を除去した。カラム頂部の温度は91.7から9
4.5℃であり、ポット内部の温度は94℃であった。
系の脱水が終了したら、溶液を70℃に冷却し、8.3
2g(0.0334モル)のジブチルチンオキサイドと
2.0g(0.02モル)のMMAを加えた。混合物を
撹拌し、8%酸素−92%窒素で3.8−4ml./分
の流量でスパージしながら、減圧(600mmHg)下
で、4時間、還流に加熱し、MMA−メタノール反応共
沸物を除去した。反応の進行は反応蒸留物のMMA−メ
タノールの屈折率分析により監視された。系の反応中、
カラム頂部の温度は60.3℃から94.3℃であり、
ポット内部の温度は94℃から111℃であった。HE
EUのMEEUへの転化率は反応メタノール−MMA共
沸除去物の量と屈折率によるメタノール含有率の測定に
基づいて、102.9%と測定された。反応混合物のH
PLC分析によれば、黄色液体(311.2g)の成分
は、MEEU57.2重量%、MMA31.9重量%、
HEEU0.99重量%、MEMEU4.82重量%で
あった。MMA中にMEEUを含む反応混合物303.
2gの混合物を温度計、メカニカルスターラー、目盛り
付き添加漏斗、8%酸素−92%窒素のスパージ入り
口、並びに蒸留ヘッド、蒸留速度除去蒸気圧温度調節
機、および目盛り付き蒸留液受容器を取り付けた直径1
インチの10段Oldershawカラムを備えた1リ
ットルの4つ口フラスコに投入した。混合物を撹拌しな
がら、8%酸素−92%窒素で10ml./分の流量で
スパージし、減圧(250mmHg)下で、35分、還
流に加熱され、MMA−水共沸物を除去した。MMA−
水の共沸除去の最初の24分間に、212.9g(1
1.8モル)の水を目盛り付き添加漏斗から混合物に加
えた。系からMMAを除去している間、カラム頂部の温
度は51.6から70.0℃であり、ポット内部の温度
は61.0℃から75.0℃であった。MMA除去が終
了したら、系を冷却し、デカントし、濾紙を通して真空
濾過した。濾液のHPLC分析によれば、黄色生成物
(368.2g)の成分は、MEEU46.3重量%、
MMA0.06重量%、HEEU0.77重量%、MA
A0.16重量%、MEMEU3.9重量%であった。
カールフィッシャー分析によれば、生成物は47.6重
量%の水を含んでいた。
【0015】実施例2:MMA中のHEEUプロセスリ
サイクル触媒の単離およびMEEU/水の調製における
使用 実施例1におけるフィルターケーキと反応混合物のデカ
ンテーションからの水湿潤固体、300.15g(3.
0モル)のMMA、および0.198g(0.0015
モル)の4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジニルフリーラジカルの混合物を、実施例1の
ようにセットされた反応器に投入した。混合物は撹拌さ
れ、8%酸素−92%窒素で3.5−4ml./分の流
量でスパージされ、減圧(600mmHg)下で、32
分、還流に加熱され、MMA−水共沸物を除去した。系
からの水の除去の間、カラム頂部の温度は77.8から
93.9℃であり、ポット内部の温度は93.0℃から
94.0℃であった。系の脱水が終了したら、溶液を7
0℃に冷却した。混合物(256.7g)はMMA中に
リサイクルされたスズ(Sn)含有触媒および4−ヒド
ロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルフ
リーラジカルを含み、これに130.0g(1.0モ
ル)のHEEUを加えた。混合物を撹拌し、8%酸素−
92%窒素で3.8−4.2ml./分の流量でスパー
ジしながら、減圧(600mmHg)下で、4時間25
分、還流に加熱し、MMA−メタノール反応共沸物を除
去した。反応の進行は反応蒸留物のMMA−メタノール
の屈折率分析により監視された。系の反応中、カラム頂
部の温度は60.2℃から92.6℃であり、ポット内
部の温度は95℃から114℃であった。HEEUのM
EEUへの転化率は反応メタノール−MMA共沸除去物
の量と屈折率によるメタノール含有率の測定に基づい
て、98.7%と測定された。HPLC分析によれば、
反応混合物の液体(305.5g)の成分は、MEEU
59.8重量%、MAA0.78重量%、MMA30.
8重量%、HEEU1.07重量%、MEMEU3.5
重量%であった。MMA中にMEEUを含む反応混合物
301.5gの混合物を温度計、メカニカルスターラ
ー、目盛り付き添加漏斗、8%酸素−92%窒素のスパ
ージ入り口、並びに蒸留ヘッド、蒸留速度除去蒸気圧温
度調節機、および目盛り付き蒸留液受容器を取り付けた
直径1インチの10段Oldershawカラムを備え
た1リットルの4つ口フラスコに投入した。混合物を撹
拌しながら、8%酸素−92%窒素で10−12.5m
l./分の流量でスパージし、減圧(250mmHg)
下で、39分、還流に加熱し、MMA−水共沸物を除去
した。MMA−水の共沸除去の最初の28分間に、21
6.0g(12.0モル)の水を目盛り付き添加漏斗か
ら混合物に加えた。系からMMAを除去している間、カ
ラム頂部の温度は52.9から70.7℃であり、ポッ
ト内部の温度は62.0℃から73.0℃であった。M
MA除去が終了したら、系を冷却し、デカントし、濾紙
を通して真空濾過した。濾液のHPLC分析によれば、
生成物(374.3g)の成分は、MEEU47.4重
量%、HEEU0.72重量%、MAA0.29重量
%、MEMEU2.8重量%であり、MMAは検出でき
なかった。カールフィッシャー分析によれば、生成物は
48.8重量%の水を含んでいた。
【0016】実施例3:MEEU/水 HEEU130.3g(1.0モル)、MMA305.
9g(3.06モル)、および0.2g(0.0016
モル)の4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジニルフリーラジカルの混合物を、実施例1の
ようにセットされた反応器に投入した。系からの脱水の
間、混合物は撹拌され、8%酸素−92%窒素で2−8
ml./分の流量でスパージされ、減圧(700mmH
g)下で、21分、還流に加熱され、MMA−水共沸物
を除去した。カラム頂部の温度は83から99.8℃で
あり、ポット内部の温度は100℃であった。系の脱水
が終了したら、溶液を70℃に冷却し、9.85g
(0.0334モル)のジブチルチンジメトキシドと1
7.6g(0.175モル)のMMAを加えた。混合物
を撹拌し、8%酸素−92%窒素で2−3ml./分の
流量でスパージしながら、減圧(700mmHg)下
で、1時間55分、還流に加熱し、MMA−メタノール
反応共沸物を除去した。反応の進行は反応蒸留物のMM
A−メタノールの屈折率分析により監視された。系の反
応中、カラム頂部の温度は64℃から99.1℃であ
り、ポット内部の温度は99℃から115℃であった。
HEEUのMEEUへの転化率は反応メタノール−MM
A共沸除去物の量と屈折率によるメタノール含有率の測
定に基づいて、99.9%と測定された。HPLC分析
によれば、反応混合物の黄色液体(320.1g)の成
分は、MEEU47.7重量%、MMA27.7重量
%、HEEU1.0重量%、MEMEU2.1重量%で
あった。MMA中のMEEUと20.0gの水(1.1
1モル)を含む反応混合物319.7gの混合物を温度
計、メカニカルスターラー、目盛り付き添加漏斗、8%
酸素−92%窒素のスパージ入り口、並びに蒸留ヘッ
ド、蒸留速度除去蒸気圧温度調節機、および目盛り付き
蒸留液受容器を取り付けた直径1インチの10段Old
ershawカラムを備えた1リットルの4つ口フラス
コに投入した。混合物を撹拌しながら、8%酸素−92
%窒素で12ml./分の流量でスパージし、減圧(2
50mmHg)下で、39分、還流に加熱し、MMA−
水共沸物を除去した。MMA−水の共沸除去の最初の2
4分間に、196g(10.9モル)の水を目盛り付き
添加漏斗から混合物に加えた。系からMMAを除去して
いる間、カラム頂部の温度は54.2から72.6℃で
あり、ポット内部の温度は60℃から73℃であった。
MMA除去が終了したら、系を冷却し、デカントし、濾
紙を通して真空濾過した。濾液のHPLC分析によれ
ば、黄色生成物(365.1g)の成分は、MEEU3
9.4重量%、HEEU0.9重量%、MAA0.02
重量%、MEMEU1.6重量%であり、MMAは検出
できなかった。カールフィッシャー分析によれば、生成
物は48.3重量%の水を含んでいた。
【0017】実施例4:MMA中のHEEUプロセスリ
サイクル触媒の単離およびMEEU/水の調製における
使用 実施例3におけるフィルターケーキと反応混合物のデカ
ンテーションからの水湿潤固体、315.1g(3.1
5モル)のMMA、および0.198g(0.0015
モル)の4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジニルフリーラジカルの混合物を、実施例1の
ようにセットされた反応器に投入した。混合物は撹拌さ
れ、8%酸素−92%窒素で2.8−3.0ml./分
の流量でスパージされ、減圧(700mmHg)下で、
31分、還流に加熱され、MMA−水共沸物を除去し
た。系からの水の除去の間、カラム頂部の温度は78.
7から99.6℃であり、ポット内部の温度は93.0
℃から99.0℃であった。系の脱水が終了したら、溶
液を周囲温度に冷却した。混合物に69.2g(0.6
92モル)のMMAを加え、撹拌し、8%酸素−92%
窒素で3.0ml./分の流量でスパージしながら、減
圧(700mmHg)下で、39分、還流に加熱し、M
MA−水反応共沸物を除去した。系からの水の除去の
間、カラム頂部の温度は91.1℃から99.2℃であ
り、ポット内部の温度は99.0℃であった。系の脱水
が終了したら、溶液を63.0℃に冷却した。混合物は
MMA中にリサイクルされたスズ(Sn)含有触媒およ
び4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジニルフリーラジカルを含み、これに130.1g
(1.0モル)のHEEUを加えた。混合物を撹拌し、
8%酸素−92%窒素で3.0ml./分の流量でスパ
ージしながら、減圧(700mmHg)下で、4時間3
0分、還流に加熱し、MMA−メタノール反応共沸物を
除去した。反応の進行は反応蒸留物のMMA−メタノー
ルの屈折率分析により監視された。系の反応中、カラム
頂部の温度は64.2℃から99.3℃であり、ポット
内部の温度は100℃から117℃であった。HEEU
のMEEUへの転化率は反応メタノール−MMA共沸除
去物の量と屈折率によるメタノール含有率の測定に基づ
いて、96.6%と測定された。HPLC分析によれ
ば、反応混合物の液体(355.1g)の成分は、ME
EU55.8重量%、MAA0.77重量%、MMA2
9.8重量%、HEEU0.81重量%、MEMEU
3.5重量%であった。MMA中のMEEUと20.0
g(1.11モル)の水を含む反応混合物355.1g
の混合物を温度計、メカニカルスターラー、目盛り付き
添加漏斗、8%酸素−92%窒素のスパージ入り口、並
びに蒸留ヘッド、蒸留速度除去蒸気圧温度調節機、およ
び目盛り付き蒸留液受容器を取り付けた直径1インチの
10段Oldershawカラムを備えた1リットルの
4つ口フラスコに投入した。混合物を撹拌しながら、8
%酸素−92%窒素で4−10ml./分の流量でスパ
ージし、減圧(250mmHg)下で、42分、還流に
加熱し、MMA−水共沸物を除去した。MMA−水の共
沸除去の最初の25分間に、196.0g(10.88
モル)の水を目盛り付き添加漏斗から混合物に加えた。
系からMMAを除去している間、カラム頂部の温度は5
3.6から72.5℃であり、ポット内部の温度は6
2.0℃から73.0℃であった。MMA除去が終了し
たら、系を冷却し、デカントし、濾紙を通して真空濾過
した。黄色の濾液のHPLC分析によれば、生成物(3
81.4g)の成分は、MEEU43.5重量%、HE
EU0.68重量%、MAA0.28重量%、MEME
U3.5重量%であり、MMAは検出できなかった。カ
ールフィッシャー分析によれば、生成物は47.6重量
%の水を含んでいた。
【0018】実施例5:ポリエトキシ セチル−ステア
リルメタアクリレートとテトラエチルヘキシルチタネー
ト触媒 967ppmのMEHQを含む798.8g(0.7モ
ル)のE20CSA、500.3g(5.0モル)のM
MA、0.8g(0.0065モル)のMEHQ、およ
び0.2g(0.0012モル)の4−ヒドロキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルフリーラジ
カルの混合物を、温度計、メカニカルスターラー、8%
酸素−92%窒素のスパージ入り口、並びに蒸留ヘッ
ド、蒸留速度除去蒸気圧温度調節機、および目盛り付き
蒸留液受容器を取り付けた直径1インチの10段Old
ershawカラムを備えた2リットルの4つ口フラス
コに投入した。混合物は撹拌され、8%酸素−92%窒
素で32ml./分の流量でスパージされ、減圧(55
0mmHg)下で、1時間半、還流に加熱され、MMA
−水共沸物を除去した。脱水工程の間、カラム頂部の温
度は77.5から92℃であり、ポット内部の温度は1
01から104℃であった。系の脱水が終了したら、溶
液を70℃に冷却し、7.9g(0.014モル)のテ
トラエチルヘキシルチタネートと83.2g(0.83
モル)のMMAを加えた。混合物を撹拌し、8%酸素−
92%窒素で30−35ml./分の流量でスパージし
ながら、減圧(550mmHg)下で、4時間、還流に
加熱し、MMA−メタノール反応共沸物を除去した。反
応の進行は反応蒸留物のMMA−メタノールの屈折率分
析により監視された。系の反応中、カラム頂部の温度は
57.6℃から91.2℃であり、ポット内部の温度は
99℃から106℃であった。E20CSAのE20C
SMAへの転化率は反応メタノール−MMA共沸除去物
の量と屈折率によるメタノール含有率の測定に基づい
て、94.9%と測定された。真空下、撹拌しながら、
8%酸素−92%窒素でスパージしながら、ポット温度
/圧力:45から109℃/62から45mmHgで、
MMAを除去した。撹拌された混合物を45℃に冷却
し、4.10g(0.028モル)の2−エチルヘキサ
ンジオールを加えた。混合物を撹拌しながら、1時間、
溶液温度を51から53℃に保持した。混合物に、氷メ
タクリル酸125.16g(1.454モル)を加え
た。混合物を35分撹拌し、62.6g(3.48モ
ル)の水を加えた。オレンジ色の液体である生成物の曇
点は52℃であった。曇点は脱イオン水中の生成物溶液
(重量比は生成物1部に水99部)を調製し、撹拌しな
がら溶液を混合物が曇る点まで加熱することにより測定
した。混合物が曇るもっとも低い温度を曇点として記録
した。
【0019】実施例6:ポリエトキシ セチル−ステア
リルメタクリレートと水酸化リチウム触媒 1021ppmのp−メトキシフェノール(MEHQ)
を含む400.0g(0.35モル)のE20CSA、
250.0g(2.5モル)のMMA、0.4g(0.
00323モル)のMEHQ、および0.1g(0.0
006モル)の4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジニルフリーラジカルの混合物を、読み
出し装置付きの熱電対、メカニカルスターラー、8%酸
素−92%窒素のスパージ入り口、並びに蒸留ヘッド、
蒸留速度除去蒸気圧温度調節機、および目盛り付き蒸留
液受容器を取り付けた直径1インチの10段Older
shawカラムを備えた1リットルの4つ口フラスコに
投入した。混合物は撹拌され、8%酸素−92%窒素で
7から35ml./分の流量でスパージされ、減圧(5
50mmHg)下で、45分、還流に加熱され、MMA
−水共沸物を除去した。脱水工程の間、カラム頂部の温
度は65.2から85.8℃であり、ポット内部の温度
は95から100℃であった。系の脱水が終了したら、
溶液を50から70℃に冷却し、0.3g(0.007
モル)の水酸化リチウムモノハイドレートと62.0g
(0.62モル)のMMAを加えた。混合物を撹拌し、
8%酸素−92%窒素で7−35ml./分の流量でス
パージしながら、減圧(550mmHg)下で、2時間
40分、還流に加熱し、MMA−メタノール反応共沸物
を除去した。反応の進行は反応蒸留物のMMA−メタノ
ールの屈折率分析により監視された。系の反応中、カラ
ム頂部の温度は58.0℃から87.1℃であり、ポッ
ト内部の温度は95℃から106℃であった。E20C
SAのE20CSMAへの転化率は反応メタノール−M
MA共沸除去物の量と屈折率によるメタノール含有率の
測定に基づいて、115.3%と測定された。真空下、
撹拌しながら、8%酸素−92%窒素でスパージしなが
ら、ポット温度/圧力:55から113℃/120から
20mmHgで、MMAを除去した。撹拌された混合物
を45℃に冷却し、423.7gのニート(neat)
E20CSMAを得た。ニートE20CSMAの一部
(141.3g)を60.5gの氷メタクリル酸と30
から45℃でほぼ30分混合した。混合物を真空濾過で
洗浄濾過し、E20CSMA−メタクリル酸混合物の生
成物を得た。生成物は白色−黄褐色の液体であり、その
曇点は51.5℃であった。ニートE20CSMAの一
部(141.3g)を40.4gの氷メタクリル酸と3
0から45℃でほぼ30分混合した。混合物をほぼ30
分撹拌し、それに20.2gの水を加えた。混合物を真
空濾過で洗浄濾過し、E20CSMA−メタクリル酸−
水混合物の生成物を得た。生成物は白色−黄褐色の液体
であり、その曇点は52から52.5℃であった。実施
例5ではE20CSAのE20CSMAへの転化率は9
4.9%であった。実施例6ではE20CSAのE20
CSMAへの転化率は115.3%であった。このデー
タは、リチウム触媒はチタネート触媒よりもエステル交
換反応においてよりすぐれていることを示している。
【0020】実施例7:ポリエトキシ ラウリル−ミリ
スチルメタアクリレート 954ppmのMEHQを含む410.9g(0.35
モル)のE23LMA、213.5g(2.135モ
ル)のMMA、0.1g(0.0011モル)のDEH
A、0.41g(0.0033モル)のMEHQの混合
物を、実施例1のようにセットした反応器に加えた。混
合物は撹拌され、8%酸素−92%窒素でスパージさ
れ、減圧(550mmHg)下で、40分、還流に加熱
され、MMA−水共沸物を除去した。脱水工程の間、カ
ラム頂部の温度は83から92℃であり、ポット内部の
温度は105から111℃であった。系の脱水が終了し
たら、溶液を70℃に冷却し、2.38g(0.007
モル)のテトラブチルチタネートと53g(0.53モ
ル)のMMAを加えた。混合物を撹拌し、8%酸素−9
2%窒素でスパージしながら、減圧(550mmHg)
下で、3.25時間、還流に加熱し、MMA−メタノー
ル反応共沸物を除去した。反応の進行は反応蒸留物のM
MA−メタノールの屈折率分析により監視された。系の
反応中、カラム頂部の温度は57.7℃から59.6℃
であり、ポット内部の温度は104℃から114℃であ
った。E23LMAのE23LMMAへの転化率は反応
メタノール−MMA共沸除去物の量と屈折率によるメタ
ノール含有率の測定に基づいて、99%と測定された。
真空下、撹拌しながら、8%酸素−92%窒素でスパー
ジしながら、ポット温度/圧力:47から108℃/7
0から43mmHgで、MMAを除去した。撹拌された
混合物を46℃に冷却し、1.02g(0.007モ
ル)の2−エチルヘキサンジオールを加えた。混合物を
撹拌しながら、1時間、溶液温度を50から55℃に保
持した。混合物に、氷メタクリル酸186.3g(2.
16モル)を加えた。オレンジ色の液体である生成物
(627.7g)の曇点は54.4℃であった。曇点は
脱イオン水中の生成物溶液(重量比は生成物1部に水9
9部)を調製し、撹拌しながら溶液を混合物が曇る点ま
で加熱することにより測定した。混合物が曇るもっとも
低い温度を曇点として記録した。
【0021】実施例8:MEEU/MMA 130.0g(1.0モル)のHEEU、563.6g
(5.64モル)のMMA、0.25g(0.002モ
ル)のMEHQ、0.5g(0.003モル)のPT
Z、1.3g(0.0146モル)のDEHAの混合物
を、実施例1のようにセットした反応器に加えた。混合
物は撹拌され、8%酸素−92%窒素で4ml./分の
流量でスパージされ、減圧(700mmHg)下で、5
0分、還流に加熱され、MMA−水共沸物を除去した。
脱水工程の間、カラム頂部の温度は90から98.2℃
であり、ポット内部の温度は100から101℃であっ
た。系の脱水が終了したら、溶液を70℃に冷却し、
4.18g(0.0168モル)のジブチルチンオキサ
イド、0.3g(0.0034モル)のDEHA、およ
び100.2g(1.0モル)のMMAを加えた。混合
物を撹拌し、8%酸素−92%窒素で4ml./分の流
量でスパージしながら、減圧(700mmHg)下で、
4時間38分、還流に加熱し、MMA−メタノール反応
共沸物を除去した。反応の進行は反応蒸留物のMMA−
メタノールの屈折率分析により監視された。系の反応
中、カラム頂部の温度は64.4℃から97.6℃であ
り、ポット内部の温度は100℃から104℃であっ
た。HEEUのMEEUへの転化率は反応メタノール−
MMA共沸除去物の量と屈折率によるメタノール含有率
の測定に基づいて、95.0%と測定された。HPLC
分析によれば、オレンジ色の液体である生成物の成分
は、MEEU27.2重量%、MMA69.4重量%、
HEEU0.35重量%、MEMEU1.99重量%で
あった。
【0022】実施例9:MEEU/MMA 260.3g(2.0モル)のHEEU、1123.8
g(11.24モル)のMMA、0.398g(0.0
023モル)の4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジニルフリーラジカルの混合物を、実施
例5のようにセットした反応器に加えた。混合物は撹拌
され、8%酸素−92%窒素で6−7ml./分の流量
でスパージされ、減圧(700mmHg)下で、25
分、還流に加熱され、MMA−水共沸物を除去した。脱
水工程の間、カラム頂部の温度は89.8から99℃で
あり、ポット内部の温度は100℃であった。系の脱水
が終了したら、溶液を70℃に冷却し、8.32g
(0.0335モル)のジブチルチンオキサイド、およ
び93.0g(1.0モル)のMMAを加えた。混合物
を撹拌し、8%酸素−92%窒素で4−10ml./分
の流量でスパージしながら、減圧(700mmHg)下
で、3時間38分、還流に加熱し、MMA−メタノール
反応共沸物を除去した。反応の進行は反応蒸留物のMM
A−メタノールの屈折率分析により監視された。系の反
応中、カラム頂部の温度は63.4℃から98.7℃で
あり、ポット内部の温度は100℃から104℃であっ
た。HEEUのMEEUへの転化率は反応メタノール−
MMA共沸除去物の量と屈折率によるメタノール含有率
の測定に基づいて、96.7%と測定された。HPLC
分析によれば、オレンジ色の液体である生成物の成分
は、MEEU28.7重量%、MMA68.0重量%、
HEEU0.45重量%、MEMEU0.8重量%であ
った。
【0023】実施例10:DCPOEM 194.0(1.0モル)のDCPOEA、120.0
g(1.2モル)のMMA、0.051g(0.000
4モル)のMEHQ、0.049g(0.0003モ
ル)の4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジニルフリーラジカルの混合物を、温度計、メカ
ニカルスターラー、8%酸素−92%窒素のスパージ入
り口、並びに蒸留ヘッド、蒸留速度除去蒸気圧温度調節
機、および目盛り付き蒸留液受容器を取り付けた直径1
インチの10段Oldershawカラムを備えた50
0ミリリットルの4つ口フラスコに投入した。混合物は
撹拌され、8%酸素−92%窒素で8−10ml./分
の流量でスパージされ、減圧(400mmHg)下で、
13分、還流に加熱され、MMA−水共沸物を除去し
た。脱水工程の間、カラム頂部の温度は79.3から8
1.4℃であり、ポット内部の温度は99から103℃
であった。系の脱水が終了したら、溶液を70℃に冷却
し、3.96g(0.007モル)のテトラエチルヘキ
シルチタネート、および25.0g(0.25モル)の
MMAを加えた。混合物を撹拌し、8%酸素−92%窒
素で4−7.5ml./分の流量でスパージしながら、
減圧(400mmHg)下で、9時間、還流に加熱し
た。反応の間、系の温度調節を助け、効率的なカラム操
作を維持するために、MMA−メタノール反応共沸物を
除去しつつ、MMAを加えた。投入MMAの量と経過時
間は以下の通りである:50g(0.5モル)を反応時
間2時間半で、更に2時間後に51g(0.51モル)
を加え、さらに反応を4時間半継続した。反応の進行は
反応蒸留物のMMA−メタノールの屈折率分析により監
視された。系の反応中、カラム頂部の温度は49.2℃
から81.1℃であり、ポット内部の温度は99℃から
115℃であった。DCPOEAのDCPOEMへの転
化率は反応メタノール−MMA共沸除去物の量と屈折率
によるメタノール含有率の測定に基づいて、95%と測
定された。真空下、撹拌しながら、8%酸素−92%窒
素でスパージしながら、ポット温度/圧力:22から8
8℃/50から20mmHgで、MMAを除去した。得
られた生成物を単離し(266.1g)、分析した。G
LC分析によれば、DCPOEM95.5面積%、DC
POEA0.63面積%、MMA0.46面積%、エチ
ルヘキシルメタクリレート(触媒副生成物)1.84面
積%であった。
【0024】実施例11:DCPOEM−蒸留グレード 291.0(1.5モル)のDCPOEA、238.5
g(2.39モル)のMMA、0.074g(0.00
06モル)のMEHQ、0.074g(0.00043
モル)の4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジニルフリーラジカルの混合物を、実施例1の
ようにセットされた反応器に投入した。混合物は撹拌さ
れ、8%酸素−92%窒素でスパージされ、減圧(40
0mmHg)下で、16分、還流に加熱され、MMA−
水共沸物を除去した。脱水工程の間、カラム頂部の温度
は79.9から82.6℃であり、ポット内部の温度は
96から103℃であった。系の脱水が終了したら、溶
液を70℃に冷却し、5.93g(0.0105モル)
のテトラエチルヘキシルチタネート、および10.0g
(0.1モル)のMMAを加えた。混合物を撹拌し、8
%酸素−92%窒素でスパージしながら、減圧(400
mmHg)下で、5時間、還流に加熱した。反応の間、
系の温度調節を助け、効率的なカラム操作を維持するた
めに、MMA−メタノール反応共沸物を除去しつつ、M
MAを加えた。投入MMAの量と経過時間は以下の通り
である:56.8g(0.568モル)を反応時間2時
間で、更に1時間後に25.4g(0.254モル)を
加え、更に1時間後に48.3g(0.483モル)を
加え、さらに反応を1時間継続した。反応の進行は反応
蒸留物のMMA−メタノールの屈折率分析により監視さ
れた。系の反応中、カラム頂部の温度は49.1℃から
82.2℃であり、ポット内部の温度は100から11
9℃であった。DCPOEAのDCPOEMへの転化率
は反応メタノール−MMA共沸除去物の量と屈折率によ
るメタノール含有率の測定に基づいて、98%と測定さ
れた。0.073g(0.00043モル)の4−ヒド
ロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニルフ
リーラジカルと反応混合物との混合物を真空分留した。
主分画(290.8g)は無色透明の液体であり、蒸気
温度範囲/ポット温度範囲/圧力=126−135℃/
154−160℃/1mmHgで得られた。初期蒸留分
画(73.44g)はGLC分析によれば62−93.
6面積%のDCPOEMを含み、残液(bottom)
(33.05g)は分析されなかった。GLC分析によ
れば、主分画の成分はDCPOEM96.9面積%、D
CPOEA0.1面積%未満、MMA0.1面積%未
満、エチルヘキシルメタクリレート(触媒副生成物)
0.1面積%未満であった。
【0025】実施例12:オキサゾリジニルエチルメタ
クリレート−連続法 2000ppmのPTZと200ppmのMEHQを含
むMMAを189リットルのフラッシュドラムに、23
5ポンド/時で32トレイの蒸留カラムの底に供給し
た。MMAはほぼ500mmHg真空でカラムを還流し
た。MMA中に5%のPTZと2.5%のMEHQを含
む禁止剤流れをカラム頂部に1ポンド/時で供給した。
HEOXを底から28番目のトレイに160ポンド/時
で供給した。メタノール性マグネシウムメチレート(8
%)触媒を底から20番目のトレイに43ポンド/時で
供給した。底から28番目のトレイと底から20番目の
トレイの間のトレイはHEOXから共沸的に脱水するた
めに使用された。還流するMMAは共沸によりメタノー
ル副生成物をカラムの頂部に運び、反応を進行させる。
還流比は66℃から72℃の頂部温度となるように調節
された。カラム底部のリボイラーの蒸気圧力は115℃
から117℃に調節された。1時間後、6番目のプレー
トを分析したところ、74%のMMA、27%のOXE
MA、1%未満のHEOXが検出された。MMA、メタ
ノール、および水共沸物を含むカラムのオーバーヘッド
は、MMAを回収するために集められた。カラムの残液
は連続的にストリップされ、MMAオーバーヘッドはカ
ラムの底部にリサイクルされた。ストリップされた残液
は連続的に精留され、純度95%のOXEMAを毎時2
30ポンドで与えた。
【0026】実施例13:2−イソプロピル−3−ヒド
ロキシエチル−オキサゾリジン ビス−エステル 熱電対/温度調節機、撹拌機、定圧添加漏斗、窒素パー
ジ、直線リード(lead)蒸留ヘッドを有する還流凝
縮器を取り付けた2リットルの丸底4つ口フラスコに、
純度97.2%のIPOX206.6gを投入した。I
POXをスパージしながら89℃から103℃に2時間
加熱した。IPOXを35℃に冷却した。添加漏斗か
ら、t−ブタノール中、11.5gの15%カリウムt
−ブトキシドを撹拌しながら加えた。撹拌されたフラス
コは16分、92.5℃に加熱された。加熱された溶液
に、100.2gの混合されたDBEを、30分にわた
り、91.1℃から94.7℃の範囲で滴下した。撹拌
された反応器は91.1℃から94.9℃で、137か
ら210mmHgに90分保持した。系を分析したとこ
ろ、97.2%のIPOXと2.7%の高分子量不純物
が検出された。系を94.9℃から95.5℃、139
mmHgで20分撹拌した。系を80℃に冷却し、t−
ブタノール中、5.8gの15%カリウムt−ブトキシ
ドを加えた。反応器を91.4℃から97.4℃で、9
6mmHgに1時間加熱した。分析結果は74.1%の
IPOXのビスエステル、11.2%のIPOXのハー
フエステル、12.2%のIPOX、および2.5%の
高分子量不純物を示した。撹拌しながら、反応器を更に
1時間、94.4℃から97.4℃、96mmHgで加
熱した。分析結果は77.1%のIPOXのビスエステ
ル、9.4%のIPOXのハーフエステル、11.1%
のIPOX、および2.4%の高分子量不純物を示し
た。系を60℃に45分にわたり冷却した。系に16
3.1gのヘプタンを加え、次いで71.6gの水、
2.4gの硫酸を加えた。混合物全体を分液漏斗に移
し、1晩静置した。水性相を廃棄した。有機相をフラス
コに戻し、ヘプタンを700mmHg、60から84℃
で2時間にわたり、除去した。最終生成物の分析結果
は、76.5%のIPOXのビスエステル、10.7%
のIPOXのハーフエステル、8.5%のIPOX、お
よび3.5%の高分子量不純物を示した。
【0027】実施例14:4−メタクリロイルオキシ−
2,6,6−テトラメチルピペリジニルフリーラジカル
の調製 250.3g(2.5モル)のMMA、0.4g(0.
00323モル)のMEHQ、86.85g(0.50
4モル)の4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジニルフリーラジカル(4−ヒドロキシTE
MPO)の混合物を、読み出し装置付きの熱電対、メカ
ニカルスターラー、並びに蒸留ヘッド、蒸留速度除去蒸
気圧温度調節機、および目盛り付き蒸留液受容器を取り
付けた直径1インチの10段Oldershawカラム
を備えた1リットルの4つ口フラスコに投入した。混合
物は撹拌され、減圧(700mmHg)下で、30分、
還流に加熱され、MMA−水共沸物を除去した。系から
脱水する間、カラム頂部の温度は86.9から97.3
℃であり、ポット内部の温度は104℃であった。系の
脱水が終了したら、5.65g(0.01モル)のテト
ラエチルヘキシルチタネートを加えた。混合物を撹拌
し、減圧(700mmHg)下で、2時間、還流に加熱
し、MMA−メタノール反応共沸物を除去した。反応の
進行は反応蒸留物のMMA−メタノールの屈折率分析に
より監視された。系の反応中、カラム頂部の温度は6
3.9℃から99.7℃であり、ポット内部の温度は9
8℃から108℃であった。4−ヒドロキシTEMPO
の4−メタクリロイルオキシ−2,6,6−テトラメチ
ルピペリジニルフリーラジカル(4−HTメタクリレー
ト)への転化率は反応メタノール−MMA共沸除去物の
量と屈折率によるメタノール含有率の測定に基づいて、
96.8%と測定された。反応混合物を周囲温度で1晩
静置し、形成されたサスペンジョンをデカントした。結
晶質固体を風乾し、6.54gの4−HTメタクリレー
トを得た。ロータリーエバポレーターで、濾液からMM
Aを除去し、固体残査をヘプタンで洗浄し、風乾し、3
3.2gの4−HTメタクリレートを得た。HPLCに
よれば、ヘプタンで洗浄され、風乾された固体は、9
9.2%の4−HTメタクリレートを含んでいた。生成
物の融点は85−86.5℃であった。
【0028】実施例15:4−ヒドロキシ−2,6,6
−テトラメチル N−ヒドロキシピペリジンの調製 632.64g(6.32モル)のMMA中の、12
6.52g(0.735モル)の4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジニルフリーラジカル
溶液に、撹拌下、65.4g(0.73モル)のN,N
−ジエチルヒドロキシルアミンを加えた。混合物を周囲
温度でほぼ5時間撹拌し、周囲温度で1晩静置した。サ
スペンジョンを真空濾過した。フィルターケーキをMM
Aで洗浄し、風乾し、88.06gの4−ヒドロキシ−
2,6,6−テトラメチル N−ヒドロキシピペリジン
を得た。この生成物の融点は、55−157℃であっ
た。
【0029】実施例16:禁止効果 実施例8で得られたモノマー組成物を660g、触媒と
してのDBTOを0.167モル%(標準量)、および
禁止剤として4−ヒドロキシTEMPOを60.6pp
m(標準量の0.2倍)含むベースストックを調製し
た。100ml.の1つ口の煮沸フラスコに、それぞれ
マグネチックスターラーバーとYアダプター、温度計、
ウエストコンデンサー、Termowatch温度調節
装置に接続された加減抵抗器(65ボルトにセットされ
た)により調整される加熱マントルを取り付けた。それ
ぞれのフラスコに以下のような40gの混合物を投入し
た。 フラスコ1 ベースストック フラスコ2 ベースストックと (比較例) 追加の4−ヒドロキシTEMPOを300ppm フラスコ3 ベースストックと 4−HTメタクリレートを300ppm フラスコ4 ベースストックと4−ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチル N−ヒドロキシピペリジン 300ppm
【0030】上記のサンプルのすべてを92−95℃に
保持しながら、開口して撹拌した。すべてのサンプルは
昼夜連続的に上記の条件下に保たれた。ただし、週末は
室温に冷却された。少なくとも1日2回、メタノールお
よびブチルアクリレート(BA)希釈テストを行うこと
により、ポリマーの溶解性試験を行った。メタノールお
よびBA希釈テストはサンプルと希釈液との比率1:1
0で行われた。曇り(haziness or clo
udiness)が観察されたら、サンプルはポリマー
溶解性試験に不合格とした。結果を以下に示す。
【0031】 希釈試験 フラスコNo. 不合格までの時間 メタノール 1 24時間 2 164時間 3 132時間 4 132時間 BA 1 24時間 2 157時間 3 132時間 4 115.5時間
【0032】上記のデータは、4−メタクリロイルオキ
シ−2,6,6−テトラメチルピペリジニルフリーラジ
カル、および4−ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチ
ルN−ヒドロキシピペリジンは、望ましくないモノマー
の重合の効果的な禁止剤であることを明確に示してい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 67/54 C07C 67/54 C07D 211/46 C07D 211/46 211/94 211/94 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07C 275/10 C07C 275/10 C08F 20/26 C08F 20/26 20/34 20/34 20/40 20/40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a) 以下の成分を混合して反応混合物
    を形成する工程、 1) ヒドロキシエチルエチレン尿素、エトキシル化セ
    チル−ステアリル アルコール、エトキシル化ラウリル
    −ミリスチル アルコール、ジシクロペンテニルオキシ
    エチル アルコール、およびヒドロキシエチルオキサゾ
    リジンからなる群から選択されるアルコール、 2) アルコール投入量に基づいて10から10,00
    0ppmの、ジエチルヒドロキシルアミン、p−メトキ
    シフェノール、ヒドロキノン、フェノチアジン、4−ヒ
    ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル
    フリーラジカル、4−メタクリロイルオキシ−2,6,
    6−テトラメチルピペリジニルフリーラジカル、および
    4−ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチル N−ヒド
    ロキシピペリジンからなる群から選択される少なくとも
    1種の禁止剤、 3) アルコールとメチルメタクリレートのモル比が
    1:1から1:20である量のメチルメタクリレート、
    および 4) ジブチルチンオキサイド、アルキル(メタ)アク
    リレートと種々のアルコールとのエステル交換における
    成分とジブチルチンオキサイドとの反応生成物、ジブチ
    ルチンジメトキシド、アルキル(メタ)アクリレートと
    種々のアルコールとのエステル交換における成分とジブ
    チルチンジメトキシドとの反応生成物、メタノール性マ
    グネシウムメチレート、リチウム、炭酸リチウム、およ
    び水酸化リチウムからなる群から選択される触媒、0.
    1から10モル% b) アルコールとメチルメタクリレートを、60℃か
    ら140℃の温度、400mmHgから760mmHg
    の圧力で反応させる工程、 c) メチルメタクリレートとメタノールの混合物を共
    沸除去することにより粗生成物を生成する工程、 d) 水を加えて触媒をリサイクルすることができるよ
    うにする任意の工程、 e) メチルメタクリレートをリサイクルする任意の工
    程、および f) 粗生成物を蒸留する任意の工程 を含む、方法。
  2. 【請求項2】 a) 禁止剤の量がアルコール投入量に
    基づいて100から5,000ppmであり、 b) アルコールのメチルメタクリレートに対するモル
    比が1:1から1:15であり、 c) 触媒の量が0.5から7モル%であり、 d) 反応が70−125℃で行われる、 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 a) 禁止剤の量がアルコール投入量に
    基づいて200から3,000ppmであり、 b) アルコールのメチルメタクリレートに対するモル
    比が1:1.2から1:10であり、 c) 触媒の量が1から5モル%であり、 d) 反応が100−120℃で行われる、 請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 触媒が水酸化リチウムである請求項3記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 4−メタクリロイルオキシ−2,6,6
    −テトラメチルピペリジニルフリーラジカル、および4
    −ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチルN−ヒドロキ
    シピペリジンからなる群から選択される化合物。
  6. 【請求項6】 N−(2−メタクリロイルオキシエチ
    ル)エチレン尿素、エトキシル化セチル−ステアリル
    メタクリレート、エトキシル化ラウリル−ミリスチル
    メタクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル メ
    タクリレート、およびオキサゾリジニルエチル メタク
    リレートからなる群から選択される少なくとも1種のモ
    ノマーと、4−メタクリロイルオキシ−2,6,6−テ
    トラメチルピペリジニルフリーラジカル、および4−ヒ
    ドロキシ−2,6,6−テトラメチル N−ヒドロキシ
    ピペリジンからなる群から選択される少なくとも1種の
    化合物を含む、組成物。
  7. 【請求項7】 モノマーと4−メタクリロイルオキシ−
    2,6,6−テトラメチルピペリジニルフリーラジカ
    ル、および4−ヒドロキシ−2,6,6−テトラメチル
    N−ヒドロキシピペリジンからなる群から選択される
    少なくとも1種の化合物とを組み合わせることを含む、
    モノマーの所望でない重合を防止する方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の方法により調製された、
    重合禁止モノマー組成物。
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