JPH11170828A - タイヤ空気圧低下警報装置および方法 - Google Patents

タイヤ空気圧低下警報装置および方法

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JPH11170828A
JPH11170828A JP10161732A JP16173298A JPH11170828A JP H11170828 A JPH11170828 A JP H11170828A JP 10161732 A JP10161732 A JP 10161732A JP 16173298 A JP16173298 A JP 16173298A JP H11170828 A JPH11170828 A JP H11170828A
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未南夫 梁瀬
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/06Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle
    • B60C23/061Signalling devices actuated by deformation of the tyre, e.g. tyre mounted deformation sensors or indirect determination of tyre deformation based on wheel speed, wheel-centre to ground distance or inclination of wheel axle by monitoring wheel speed

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動輪の左右異種タイヤの回転情報からえら
れる相対速度比を補正することにより、誤報および無警
報を防止することができる。 【解決手段】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
空気圧低下警報装置であって、予め記憶されている、駆
動輪の左右異種タイヤの相対速度比と駆動力との関係か
ら、走行中の前記駆動輪の相対速度比を補正し、タイヤ
の内圧低下を判定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイヤ空気圧低下警
報装置および方法に関する。さらに詳しくは、予め駆動
軸に装着された左右異種タイヤ、たとえば新品タイヤと
摩耗したタイヤの回転情報を用いて、実走行中のタイヤ
の内圧低下を確実に判定し、警報を発することができる
タイヤ空気圧低下警報装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、タイヤの回転数の相対比較によって減圧判定する
ばあい、タイヤ製造時の回転数のばらつきに応じて、直
進走行時に各タイヤの回転数比を記憶して、測定された
タイヤの回転数を補正したのち、該補正値で減圧判定を
行なっている。ただし、これは補正値が走行速度に依存
しないという前提であって、現実には、駆動輪と従動輪
では、空気抵抗などにより、速度に依存する相対速度差
が生じる。
【0003】すなわち、高速走行時には、一定速走行に
もかかわらず、駆動輪には空気抵抗に打ち勝つために駆
動力が作用しているため、低速走行時に比べて、従動輪
との相対比較において、車輪速が大きくなっている。
【0004】しかし、従来では、こうした変化を、速度
の関数で補正することが行なわれているが、あくまで、
駆動輪の左右が同種のタイヤであることを前提としてい
る。
【0005】たとえば、図15〜16に示すように正常
空気圧における左右輪とも同種のタイヤ(摩耗度合もほ
ぼ同一)であるばあいのタイヤのスリップ率(駆動力)
に対する左右タイヤの相対速度比(左右輪比)はほぼ一
定であり、駆動/制動によって従動輪および駆動輪の左
右輪比は影響を受けない。また図17に示すように、あ
る程度摩耗が進行した状態で、従動輪タイヤの一方がパ
ンクし、スペアタイヤと交換されたばあい、従動輪の左
右輪比も駆動力の影響を受けない。これに対し、駆動輪
タイヤの一方がパンクし、スペアタイヤと交換され、駆
動軸に摩耗度合の異なるタイヤを装着したばあいは、高
速走行などの駆動時には、駆動輪は、従動輪よりも車輪
速が速くなるのはもちろんであるが、駆動輪の左右でも
摩耗度合いが異なるために、図18に示すように、左右
輪比は明らかにスリップ率にたいして傾きをもち、駆動
力または制動力の作用によって、左右タイヤの車輪速に
相対差を生じる。従来の減圧判定では、この相対差は、
全く考慮されていないため、このままでは、減圧判定値
に影響し、誤報を生じたり、または無警報になる可能性
がある。したがって、駆動軸に摩耗度合の異なったタイ
ヤを装着し、駆動力に対して、左右輪比が傾きをもった
ばあい、正常空気圧にも拘わらず、駆動または制動時に
誤報が出る惧れがある。
【0006】一方、前後輪比と速度との関係を予め記憶
しておき、これを用いて、実走行で補正を行なうものが
ある(特開平7−137512号公報参照)。しかし、
これは、一定速走行でも、高速になればなるほど、走行
抵抗に対抗するだけの駆動力が必要になって、駆動輪が
速く回るという現象を予め記憶しておいて、実走行時に
前後輪比を補正しようとするものであって、途中で駆動
輪のタイヤが交換されると、精度の良い補正は望めな
い。
【0007】本発明は、叙上の事情に鑑み、駆動輪また
は従動輪の左右異種タイヤの回転情報からえられる相対
速度比を補正することにより、誤報および無警報を防止
することができるタイヤ空気圧低下警報装置および方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のタイヤ空気圧低
下警報装置は、4輪車両に装着したタイヤからえられる
回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
空気圧低下警報装置であって、予め記憶されている、駆
動輪の左右異種タイヤの相対速度比と駆動力との関係か
ら、走行中の前記駆動輪の相対速度比を補正し、タイヤ
の内圧低下を判定することを特徴としている。
【0009】また本発明のタイヤ空気圧低下警報装置
は、4輪車両に装着したタイヤからえられる回転情報に
基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ空気圧低下
警報装置であって、各タイヤの回転情報を検知する回転
情報検知手段と、該各タイヤの回転情報および予め正常
空気圧にされた駆動輪の左右異種タイヤの相対速度比と
駆動力との関係を記憶する記憶手段と、前記各タイヤの
回転情報から判定値を演算する演算処理手段と、前記左
右異種タイヤの相対速度比と駆動力との関係から走行中
の駆動輪の左右異種タイヤの相対速度比を補正し、タイ
ヤの内圧低下を判定する判定手段とを備えてなることを
特徴としている。
【0010】また本発明のタイヤ空気圧低下警報方法
は、4輪車両に装着したタイヤからえられる回転情報に
基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ空気圧低下
警報方法であって、予め記憶されている、駆動輪の左右
異種タイヤの相対速度比と駆動力との関係から、走行中
の前記駆動輪の相対速度比を補正し、タイヤの内圧低下
を判定することを特徴としている。
【0011】また本発明のタイヤ空気圧低下警報装置
は、4輪車両に装着したタイヤからえられる回転情報に
基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ空気圧低下
警報装置であって、予め記憶されている、従動輪の左右
異種タイヤの相対速度比と車体速度の関係から、走行中
の前記従動輪の相対速度比を補正し、タイヤの内圧低下
を判定することを特徴としている。
【0012】また本発明のタイヤ空気圧低下警報装置
は、4輪車両に装着したタイヤからえられる回転情報に
基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ空気圧低下
警報装置であって、予め記憶されている、駆動輪の左右
異種タイヤの相対速度比と車体速度および駆動力の関係
から、走行中の前記駆動輪の相対速度比を補正し、タイ
ヤの内圧低下を判定することを特徴としている。
【0013】また本発明のタイヤ空気圧低下警報装置
は、4輪車両に装着したタイヤからえられる回転情報に
基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ空気圧低下
警報装置であって、各タイヤの回転情報を検知する回転
情報検知手段と、該各タイヤの回転情報および予め正常
空気圧にされた従動輪の左右異種タイヤの正常空気圧に
おける相対速度比と車体速度の関係を記憶する記憶手段
と、前記各タイヤの回転情報から判定値を演算する演算
処理手段と、前記左右異種タイヤの相対速度比と車体速
度との関係から走行中の従動輪の左右異種タイヤの相対
速度比を補正し、タイヤの内圧低下を判定する判定手段
とを備えてなることを特徴としている。
【0014】また本発明のタイヤ空気圧低下警報装置
は、4輪車両に装着したタイヤからえられる回転情報に
基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ空気圧低下
警報装置であって、各タイヤの回転情報を検知する回転
情報検知手段と、該各タイヤの回転情報および予め正常
空気圧にされた駆動輪の左右異種タイヤの正常空気圧に
おける相対速度比と車体速度および駆動力の関係を記憶
する記憶手段と、前記各タイヤの回転情報から判定値を
演算する演算処理手段と、前記左右異種タイヤの相対速
度比と車体速度および駆動力との関係から走行中の駆動
輪の左右異種タイヤの相対速度比を補正し、タイヤの内
圧低下を判定する判定手段とを備えてなることを特徴と
している。
【0015】また本発明のタイヤ空気圧低下警報方法
は、4輪車両に装着したタイヤからえられる回転情報に
基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ空気圧低下
警報方法であって、予め記憶されている、従動輪の左右
異種タイヤの相対速度比と車体速度の関係から、走行中
の前記従動輪の相対速度比を補正し、タイヤの内圧低下
を判定することを特徴としている。
【0016】さらに本発明のタイヤ空気圧低下警報方法
は、4輪車両に装着したタイヤからえられる回転情報に
基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ空気圧低下
警報方法であって、予め記憶されている、駆動輪の左右
異種タイヤの相対速度比と車体速度および駆動力の関係
から、走行中の前記駆動輪の相対速度比を補正し、タイ
ヤの内圧低下を判定することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明のタイヤ空気圧低下警報装置および方法を説明する。
【0018】図1は本発明のタイヤ空気圧低下警報装置
の一実施の形態を示すブロック図、図2は図1における
タイヤ空気圧低下警報装置の電気的構成を示すブロック
図、図3はスリップ率と判定値の関係を示す図、図4は
スリップ率と該スリップ率で補正した判定値の関係を示
す図、図5は駆動力の左右異種タイヤの相対速度比(以
下、左右輪比という)と駆動力/制動力との関係を示す
図、図6は従動輪の左右異種タイヤの左右輪比と車体速
度の関係を示す図、図7は従動輪の左右異種タイヤの左
右輪比およびスリップ率の関係を示す図、図8は左右輪
比の平均値と実施の形態2における車体速度の2次の補
正関数による補正値を示す図、図9は左右輪比の平均値
を用いた判定値と車体速度の2次関数で左右輪比を補正
した判定値を示す図、図10は駆動輪の左右異種タイヤ
の左右輪比と車体速度の関係を示す図、図11は駆動輪
の左右異種タイヤの左右輪比と車体速度および駆動力の
関係を示す図、図12は実施の形態1と3の補正関数に
よる補正値を示す図、図13は駆動力のみを用いた左右
輪比を補正した判定値と車体速度の2次関数および駆動
力の1次関数の1次結合関数による左右輪比を補正した
判定値を示す図、図14は実施の形態2〜3のフローチ
ャートである。
【0019】実施の形態1 図1に示すように、タイヤの空気圧低下警報装置は、4
輪車両に備えられた4つのタイヤW1、W2、W3および
4(以下、総称するときはWという)の空気圧が低
下しているか否かを検出するもので、前記タイヤW
それぞれ関連して設けられた通常の車輪速センサ1を備
えている。車輪速センサ1は、各タイヤの回転情報、た
とえば回転数、回転速度または角速度などを検知する。
そして、該車輪速センサ1の出力は制御ユニット2に与
えられる。制御ユニット2には、空気圧が低下したタイ
ヤWを知させるための液晶表示素子、プラズマ表示素
子、CRT、ランプまたは音などで構成された表示器
3、およびドライバーなどによって操作することができ
る初期化スイッチ4が接続されている。
【0020】前記制御ユニット2は、前記各タイヤW
の回転情報を検知する回転情報検知手段である車輪速セ
ンサ1と、該各タイヤWの回転情報および予め正常空
気圧にされた駆動輪の左右異種タイヤの左右輪比と駆動
力との関係を記憶する記憶手段と、前記各タイヤW
回転情報から判定値を演算する演算処理手段と、前記左
右異種タイヤの左右輪比と駆動力との関係から走行中の
駆動輪の左右輪比を補正し、タイヤの内圧低下を判定す
る判定手段とを備えており、図2に示すように、外部装
置との信号の受け渡しに必要なI/Oインターフェイス
2aと、演算処理の中枢として機能するCPU2bと、
該CPU2bの制御動作プログラムが格納されたROM
2cと、前記CPU2bが制御動作を行なう際にデータ
などが一時的に書き込まれたり、その書き込まれたデー
タなどが読み出されるRAM2dとから構成されてい
る。
【0021】前記正常空気圧にされた駆動輪の左右異種
タイヤとしては、新品タイヤと摩耗度合が50%摩耗な
どの摩耗タイヤ、または夏タイヤと冬タイヤなどの前後
剛性が異なる2種類のタイヤを用いることができる。
【0022】つぎに本発明を後輪駆動車(FR車)にお
ける駆動軸に新品タイヤと摩耗タイヤを装着したばあい
について説明する。
【0023】まず、表1に示すような条件で、同種タイ
ヤを装着して、初期化を行なうことを考える。初期化
は、走行方法を規定せず、一般道を実走行して行なう
が、この過程で、システムは各タイヤWの回転速度を
定期的に算出する。なお、各タイヤは、規格内でのバラ
ツキ(初期差異)が含まれて製造されるため、各タイヤ
の有効転がり半径は、すべてのタイヤWの回転速
度Vがたとえ正常空気圧であっても、同一とは限らな
い。そのため、初期差異によるバラツキを打ち消すため
に補正した回転速度Vlをつぎの(1)〜(4)式に
よって算出する。
【0024】 Vl1=V1 ‥‥‥(1) Vl2=mV2 ‥‥‥(2) Vl3=V3 ‥‥‥(3) Vl4=nV4 ‥‥‥(4)
【0025】前記係数mは、従動輪の左右タイヤの左右
輪比(V1/V2)、係数nは、駆動輪の左右タイヤの左
右輪比(V3/V4)として取得される。ここで取得され
る左右輪比は、初期化中の様々な走行条件下で定期的に
算出された値の平均値である。そして回転速度Vl
基づいて、判定値を算出する。この判定値は、2つの対
角和の差を判定値(DEL値)としたばあい、つぎの式
(5)によって算出される。
【0026】
【数1】
【0027】
【表1】
【0028】つぎに車両がある程度走行を行なったのち
に、駆動輪の1輪がパンクをしたばあいを想定し、40
%程度摩耗した4つのタイヤのうち、駆動輪の右タイヤ
を新品のスペアタイヤに交換して、初期化を行なう。こ
のとき、左右輪比はm、nは、様々な走行状態の平均値
として、一義的に求められるが、これを用いて、色々な
走行条件で走行してDEL値を求めると、DEL値は、
図3に示すようにスリップ率に対して傾きをもっている
ため、正常空気圧にもかかわらず、駆動力または制動力
の大きいところでは誤報が発生しやすい。これは図18
に示すように、前記駆動輪の左右タイヤの左右輪比V3
/V4に相対速度差(1に対する変動)が生じるからで
ある。
【0029】そこで本発明においては、正常空気圧にさ
れた駆動輪の左右異種タイヤの左右輪比が、駆動力によ
ってどう変化するかを予め記憶しておき、現在走行中の
駆動力による左右輪比を補正し、タイヤの内圧低下を判
定する。
【0030】すなわち、通常タイヤの相対的車輪速度の
差から空気減圧判定をするシステムでは、タイヤ交換時
に初期化を行なうことになっているので、この段階で、
実走行において、各車輪速データのサンプリングと同時
に、前後輪比をサンプリングしてスリップ率を算出し、
駆動輪の異種タイヤにおける左右輪比が駆動力(これは
(前後輪比−1)から計算されるスリップ率で表わされ
る)によって、どのように変化するかを求めておく。
【0031】このとき、前記左右輪比(V3/V4)は、
図18とスリップ率の換算より(定数)・(スリップ
率)=(定数)・(前後輪比−1)となり、つぎの
(6)式のように前後輪比(V3+V4)/(V1+V2
の一次関数に回帰される。
【0032】
【数2】
【0033】ここで、A、Bは定数である。
【0034】初期化の終了後は、左右輪比は前記(6)
式により求められるため、式(6)を前記式(5)に代
入することにより、図4に示すように駆動輪の左右輪比
をスリップ率で補正したDEL値は、スリップ率に対し
て、傾きがなくなるため、駆動力/制動力の大きいとこ
ろでの誤報を回避することができる。
【0035】本実施の形態では、FR車について説明し
たが、FF車のばあい、駆動輪の左右輪比(V1/V2
は、つぎの(7)式のように前後輪比(V1+V2)/
(V3+V4)の一次関数に回帰されるため、前記FR車
のばあいと同様に、式(7)を前記式(5)に代入し、
スリップ率でDEL値を補正することもできる。
【0036】
【数3】
【0037】なお、前記前後輪比の定義を FR車のばあい、(V3+V4)/(V1+V2) FF車のばあい、(V1+V2)/(V3+V4) にしたのは、スリップ率を(前後輪比−1)と定義して
おり、かつ、駆動側を正に統一するために駆動輪側を分
子にもってくる必要があるからである。
【0038】本実施の形態では、たとえばタイヤ交換時
に実施される実走行による初期化で駆動輪の左右異種タ
イヤの左右輪比と駆動力によるスリップ率がどう変化す
るかが予め記憶されているため、走行中の駆動輪の左右
輪比が正確に補正される。その結果、タイヤの内圧低下
の判定精度が向上し、誤報および無警報を防止すること
ができる。
【0039】つぎに本発明にかかわる本実施の形態を実
施例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。
【0040】実施例FR車の駆動輪のタイヤが約50%
摩耗したところで、駆動輪の右側のタイヤがパンクした
ばあいを考える。
【0041】ドライバーは、駆動輪のうち右側のタイヤ
を新品タイヤに交換する。このとき、駆動輪では摩耗度
の異なる異種タイヤが混用されている状態である。車輪
速の相対比較によってタイヤ空気圧低下を検出するシス
テムにおいては、ここで、タイヤの外径差を補正するた
めに、初期化作業が行なわれる。この作業は、前述した
とおり、正常空気圧状態での、タイヤ動荷重半径の左右
輪比を測定する作業である。左右のタイヤの摩耗度合が
ほぼ均等なばあい、左右輪比は、駆動力または制動力
(駆動力/制動力)や回転速度にかかわりなく、一定
で、式(1)〜(4)によって補正されるが、駆動輪の
左右で摩耗度が異なるばあい、駆動輪の左右輪比は、駆
動力/制動力の大きさに依存する。そこで、システム
は、駆動輪の左右輪比に関しては、駆動力/制動力の関
数としてこれを求める。システムは、1秒間に車輪速の
左右輪比と(前後輪比−1)をサンプリングして1つの
データとし、これを所定のデータ数集める。その結果を
図5に示す。
【0042】左右輪の摩耗度はほぼ等しい状態では、こ
のデータはほぼ水平に分布するが、本実施例のように摩
耗度が異なる左右異種タイやのばあいは、図5に示すよ
うに傾きをもつ。これを直線(一次関数)Lに回帰し、
式(6)の係数AとBを求める。なお、FF車のばあい
には、式(7)の係数AとBを求める。
【0043】本実施例では、A=−0.178023、
B=1.179873であった。したがって、駆動輪の
左右輪比n(V/V)はつぎのようになる。
【0044】n=−0.178023×(V+V
/(V+V)+1.179873
【0045】従動輪の左右輪比m(V/V)と駆動
輪の左右輪比n(V/V)が求まれば、初期化を終
了させる。
【0046】つぎに減圧判定の過程について説明する。
まずシステムは、1秒ごとに車輪速V、V、V
よびVをサンプリングする。このとき、望ましくは、
誤差の多いデータは排除する。ついで、左右輪比m、n
を用いて、式(1)〜(4)に基づいて補正を行なう。
【0047】判定値DELを式(5)にしたがって計算
し、定められたしきい値と比較し、これをこえていれ
ば、警報を発する。
【0048】実施の形態2 つぎに本発明の他の実施の形態を説明する。まず図6に
示すように、後輪駆動車(FR車)における従動軸に新
品タイヤと摩耗タイヤの左右異種タイヤが装着された車
両を時速60kmから30km/hごと増やして時速2
10km(V1〜V6)までの走行試験を行なったばあ
い、車体速度が時速120km程度以下では左右輪比は
ほぼ一定である。しかし車体速度が時速120km程度
をこえると従動輪の左右輪比がずれてくる(一定でなく
なる)。
【0049】したがって、前記従動輪の左右輪比は図6
に示すように、車体速度の2乗で相関があることがわか
る。これは左右で摩耗度合に差があるタイヤはそれらの
トレッド重量にも差があるため左右タイヤにかかる遠心
力に差が発生し、結果として左右差に速度の2乗の相関
があることで説明できる。しかし図7に示すように、左
右輪比は(前後輪比−1)から計算されるスリップ率で
表わされる駆動力(相対スリップ率に相当する)には依
存しないことがわかる。そこで、本実施の形態では、従
動輪の左右輪比の補正値は車体速度の2次関数とする。
ただし、車体速度が0のときの傾きは0でも支障はない
ので、補正を簡単にするために1次の係数は0とする
と、つぎの式(8)のようになる。
【0050】 Vnr=Vnr×(Kna×Vmean2 +Knb) ・・・・・・(8)
【0051】ここで、Vnr:従動輪の右タイヤの回転
速度 Vmean:4輪タイヤの回転速度の平均値 Kna:車体速度の2次の補正係数 Knb:車体速度の0次の補正係数 である。
【0052】前記補正式の補正係数Kna、Knbは、
(Kna×Vmean2+Knb)をVmeanの1次
式として回帰すれば求めることができる。
【0053】すなわち、補正係数の算出は、つぎの式
(9)から求めることができる。
【0054】 Kna=(N×Snxy−Snx×Sny)/(N×Snx2−Snx× Snx) Knb=(Sny−Kna×Snx)/N ・・・・・・(9)
【0055】ここで、N:データの個数 Snx:車体速度の2乗の積算値 Sny:Vnl/Vnrの積算値 Snxy:車体速度の2乗とVnl/Vnrの積の積算
値 Snx2:車体速度の4乗の積算値 Vnl:従動輪の左タイヤの回転速度 Vnr:従動輪の右タイヤの回転速度 である。
【0056】なお、前記実施の形態1における式(2)
に相当する補正式は、つぎの式(10)、(11)で表
わされる。
【0057】 Vnr=Vnr×Ka ・・・・・・(10) Ka=Sny/N ・・・・・・(11)
【0058】ここで、Vnr:従動輪の右タイヤの回転
速度 Ka:補正係数 N:データの個数 Sny:Vnl/Vnrの積算値 である。
【0059】したがって、前記実施の形態1における補
正係数である左右輪比の平均値と本実施の形態における
車体速度の2次の補正関数による補正値を示す図8およ
びこの補正をした結果の左右輪比を用いて計算した判定
値を示す図9から、判定値は本来正常内圧時ではほぼ0
であり、減圧時には0からずれてくる値であるが、左右
輪比の平均値Mを用いた判定値(×印)では車体速度が
時速200kmにもなると正常内圧にもかかわらず大き
く0からずれて−0.1近くになる。一方、本実施の形
態における車体速度の2次関数で左右輪比を補正した判
定値(白O印)では車体速度が大きくなっても、判定値
はほぼ0からずれることはないことがわかる。
【0060】このため、本実施の形態では、制御ユニッ
ト2は、前記各タイヤWの回転情報を検知する回転情
報検知手段である車輪速センサ1と、該各タイヤW
回転情報および予め正常空気圧にされた従動輪の左右異
種タイヤの左右輪比と車体速度との関係を記憶する記憶
手段と、前記各タイヤWの回転情報から判定値を演算
する演算処理手段と、前記左右異種タイヤの左右輪比と
車体速度との関係から走行中の従動輪の左右輪比を補正
し、タイヤの内圧低下を判定する判定手段とを備えてお
り、図14に示すようにフローチャートにしたがって、
判定値のしきい値が、例えば−0.1〜+0.1の範囲
をこえたときに警報を出力する。これにより、前記実施
の形態1よりも高速走行におけるタイヤの内圧低下の判
定精度が向上し、誤報および無警報を防止することがで
きる。
【0061】実施の形態3 つぎに本発明のさらに他の実施の形態を説明する。前記
実施の形態1では、駆動輪に左右異種タイヤが装着され
たとき、正常内圧の直線走行時の駆動輪の左右輪比と駆
動力の関係を記憶しておき、これを用いて駆動輪の左右
輪比を補正しているが、図11に示すように車体速度が
時速120km程度以上(V4〜V6)では車体速度に
より左右輪比とスリップ率の関係が異なってくるため、
誤報が出たり、無警報になったりする惧れがある。
【0062】そこで、後輪駆動車(FR車)における駆
動軸に新品タイヤと摩耗タイヤの左右異種タイヤが装着
された車両を時速60kmから30km/hごと増やし
て時速210km(V1〜V6)までの走行試験を行な
った。その結果、左右輪比は図10に示すように、車体
速度のみとの関係をみると相関があるようにみえない
が、図11は前述したように、車体速度が時速120k
m程度以上では車体速度により左右輪比とスリップ率の
関係が異なってくるが、左右輪比が車体速度と駆動力が
同時に関係しているみかたをすると、車体速度と駆動力
両方に相関があることがわかる。したがって、本実施の
形態では、駆動輪の左右輪比の補正値を車体速度と駆動
力の関係から選定する。
【0063】ここでいう駆動力はスリップ率と等価であ
るから、駆動力(DFR)=(前後輪比−1)=(Vd
l+Vdr)/(Vnl+Vnr)−1という式によっ
て表わされる。
【0064】前記実施の形態1における式(6)では、
補正式は駆動力の1次関数としているので、つぎの式
(12)のように表わされる。
【0065】 Vdr=Vdr×(Kda×DFR+Kdb) ・・・・・・(12)
【0066】補正係数は回帰によってつぎの式(1
3)、(14)のように算出される。
【0067】 Kda=(N×Syz−Sdy×Sz)/(N×Sdy2 −Sdy×Sdy) ・・・・・・(13) Kdb=(Sz−Kda×Sdy)/N ・・・・・・(14)
【0068】ここで、Vdr:駆動輪の右タイヤの回転
速度 Kda:車体速度の2次補正係数 Kdb:駆動力の補正係数 N:データの個数 Syz:駆動力とVdr/Vdlの積算値 Sdy:駆動力の積算値 Sz:Vdr/Vdlの積算値 Sdy2:駆動力の2乗の積算値 Vdl:駆動輪の左タイヤの回転速度 である。
【0069】本実施の形態では、従動輪のばあいと同様
に駆動輪にも遠心力が働くので、従動輪のばあいと同様
に駆動輪の左右輪比と車体速度には2次の関係が存在す
る。
【0070】すなわち、補正式は左右輪比に対する車体
速度が零の傾き零となる車体速度の2次関数と、駆動力
の1次関数との1次結合関数とすると、つぎの式(1
5)がえられる。
【0071】 Vdr=Vdr×(Kda×Vmean2+Kdb×DFR +Kdc) ・・・・・・(15)
【0072】ここで、Vdr:駆動輪の右タイヤの回転
速度 Vmean:4輪タイヤの回転速度の平均値 Kda:車体速度の2次補正係数 Kdb:駆動力の補正係数 Kdc:車体速度の2次と駆動力の0次の補正係数 である。
【0073】各補正係数はVmean2と駆動力(DF
R)のVdr/Vdlに対する多重回帰をすることによ
って式(16)〜(18)を用いてつぎの式(19)〜
(21)から求めることができる。
【0074】 Ta=(N×Szx×Sdy2+Sdxy×Sdy×Sz+Sdx×Sdy ×Syz−Sdx×Sdy2×Sz−Szx×Sdy×Sdy−N ×Sdxy×Syz) ・・・・・・(16) Tb=(N×Syz×Sdx2+Sdxy×Sdx×Sz+Sdx×Sdy ×Szx−Sdy×Sdx2×Sz−Syz×Sdx×Sdx−N ×Sdxy×Szx) ・・・・・・(17) Tc=(N×Sdx2×Sdy2−Sdx2×Sdy×Sdy−Sdy2× Sdx×Sdx−N×Sdxy×Sdxy+2×Sdxy×Sdx ×Sdy) ・・・・・・(18) Kda=Ta/Tc ・・・・・・(19) Kdb=Tb/Tc ・・・・・・(20) Kdc=Sz/N−Kda×Sdx/N ・・・・・・(21) −Kdb×Sdy/N
【0075】ここで、N:回帰計算に使ったデータの個
数 Sdx:車体速度の2乗の積算値 Sdy:駆動力の積算値 Sz:Vdr/Vdlの積算値 Sdxy:車体速度の2乗と駆動力の積の積算値 Syz:駆動力とVdr/Vdlの積算値 Szx:Vdr/Vdlと車体速度の2乗との積の積算
値 Sdx2:車体速度の4乗の積算値 Sdy2:駆動力の2乗の積算値 Vdl:駆動輪の左タイヤの回転速度 Vdr:駆動輪の右タイヤの回転速度 である。
【0076】図12は前記実施の形態1における補正値
である駆動力(スリップ率)のみの補正関数による補正
値と、本実施の形態における車体速度の2次関数と駆動
力の1次関数の1次結合関数による補正値とスリップ率
の関係を×印と黒O印で示している。図12より前記実
施の形態1では、車体速度の影響が加味されていないた
め、駆動力に対する相関も全くとれていない。一方、本
実施の形態では駆動力に対して負の傾きをもち、全速度
域に対してもよい相関がえられていることが、図11の
元データとほとんどの点が重なっていることによりわか
る。
【0077】この補正をした結果の左右輪比を用いて計
算した判定値が図13である。本実施の形態による判定
値が、ほぼ±0.04の幅内に収まっているのに対し、
前記実施の形態1における駆動力のみで補正値を用いる
ばあいでは±0.1にまで達している。
【0078】したがって、本実施の形態では、制御ユニ
ット2は、各タイヤWの回転情報を検知する回転情報
検知手段と、該各タイヤWの回転情報および予め正常
空気圧にされた駆動輪の左右異種タイヤの正常空気圧に
おける相対速度比と車体速度および駆動力の関係を記憶
する記憶手段と、前記各タイヤWの回転情報から判定
値を演算する演算処理手段と、前記左右異種タイヤの左
右輪比と車体速度および駆動力との関係から走行中の駆
動輪の左右異種タイヤの左右輪比を補正し、タイヤの内
圧低下を判定する判定手段とを備えており、図14に示
すようにフローチャートにしたがって、判定値のしきい
値が、例えば−0.1〜+0.1の範囲をこえたときに
警報を出力する。これにより、前記実施の形態1よりも
タイヤの内圧低下の判定精度が向上し、誤報および無警
報を防止することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
たとえばタイヤ交換時に実施される実走行による初期化
で駆動輪の左右異種タイヤの左右輪比(相対速度比)と
駆動力によるスリップ率がどう変化するかがあらかじめ
記憶されているため、また従動輪では左右異種タイヤの
左右輪比(相対速度比)と車体速度の関係が予め記憶さ
れているため、また駆動輪では左右異種タイヤの左右輪
比(相対速度比)と駆動力(スリップ率)と車体速度の
関係が予め記憶されているため、走行中の従動輪と駆動
輪の左右輪比が正確に補正される。その結果、タイヤ内
圧低下の判定精度が向上し、誤報および無警報を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ空気圧低下警報装置の一実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】図1におけるタイヤ空気圧低下警報装置の電気
的構成を示すブロック図である。
【図3】スリップ率と判定値の関係を示す図である。
【図4】スリップ率と該スリップ率で補正した判定値の
関係を示す図である。
【図5】駆動力の左右異種タイヤの相対速度比(以下、
左右輪比という)と駆動力/制動力との関係を示す図で
ある。
【図6】従動輪の左右異種タイヤの左右輪比と車体速度
の関係を示す図である。
【図7】従動輪の左右異種タイヤの左右輪比およびスリ
ップ率の関係を示す図である。
【図8】左右輪比の平均値と実施の形態2における車体
速度の2次の補正関数による補正値を示す図である。
【図9】左右輪比の平均値を用いた判定値と車体速度の
2次関数で左右輪比を補正した判定値を示す図である。
【図10】駆動輪の左右異種タイヤの左右輪比と車体速
度の関係を示す図である。
【図11】駆動輪の左右異種タイヤの左右輪比と車体速
度および駆動力の関係を示す図である。
【図12】実施の形態1と3の補正関数による補正値を
示す図である。
【図13】駆動力のみを用いた左右輪比を補正した判定
値と車体速度の2次関数および駆動力の1次関数の1次
結合関数による左右輪比を補正した判定値を示す図であ
る。
【図14】実施の形態2〜3のフローチャートである。
【図15】従動輪の左右同種タイヤの左右輪比とスリッ
プ率との関係を示す図である。
【図16】駆動輪の左右同種タイヤの左右輪比とスリッ
プ率との関係を示す図である。
【図17】従動輪の左右異種タイヤの左右輪比とスリッ
プ率との関係を示す図である。
【図18】駆動輪の左右異種タイヤの左右輪比とスリッ
プ率との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 車輪速センサ 2 制御ユニット 3 表示器 4 初期化スイッチ W1、W2、W3、W4 タイヤ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
    回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
    空気圧低下警報装置であって、予め記憶されている、駆
    動輪の左右異種タイヤの相対速度比と駆動力との関係か
    ら、走行中の前記駆動輪の相対速度比を補正し、タイヤ
    の内圧低下を判定するタイヤ空気圧低下警報装置。
  2. 【請求項2】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
    回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
    空気圧低下警報装置であって、各タイヤの回転情報を検
    知する回転情報検知手段と、該各タイヤの回転情報およ
    び予め正常空気圧にされた駆動輪の左右異種タイヤの相
    対速度比と駆動力との関係を記憶する記憶手段と、前記
    各タイヤの回転情報から判定値を演算する演算処理手段
    と、前記左右異種タイヤの相対速度比と駆動力との関係
    から走行中の駆動輪の左右異種タイヤの相対速度比を補
    正し、タイヤの内圧低下を判定する判定手段とを備えて
    なるタイヤ空気圧低下警報装置。
  3. 【請求項3】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
    回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
    空気圧低下警報方法であって、予め記憶されている、駆
    動輪の左右異種タイヤの相対速度比と駆動力との関係か
    ら、走行中の前記駆動輪の相対速度比を補正し、タイヤ
    の内圧低下を判定するタイヤ空気圧低下警報方法。
  4. 【請求項4】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
    回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
    空気圧低下警報装置であって、予め記憶されている、従
    動輪の左右異種タイヤの相対速度比と車体速度の関係か
    ら、走行中の前記従動輪の相対速度比を補正し、タイヤ
    の内圧低下を判定するタイヤ空気圧低下警報装置。
  5. 【請求項5】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
    回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
    空気圧低下警報装置であって、予め記憶されている、駆
    動輪の左右異種タイヤの相対速度比と車体速度および駆
    動力の関係から、走行中の前記駆動輪の相対速度比を補
    正し、タイヤの内圧低下を判定するタイヤ空気圧低下警
    報装置。
  6. 【請求項6】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
    回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
    空気圧低下警報装置であって、各タイヤの回転情報を検
    知する回転情報検知手段と、該各タイヤの回転情報およ
    び予め正常空気圧にされた従動輪の左右異種タイヤの正
    常空気圧における相対速度比と車体速度の関係を記憶す
    る記憶手段と、前記各タイヤの回転情報から判定値を演
    算する演算処理手段と、前記左右異種タイヤの相対速度
    比と車体速度との関係から走行中の従動輪の左右異種タ
    イヤの相対速度比を補正し、タイヤの内圧低下を判定す
    る判定手段とを備えてなるタイヤ空気圧低下警報装置。
  7. 【請求項7】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
    回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
    空気圧低下警報装置であって、各タイヤの回転情報を検
    知する回転情報検知手段と、該各タイヤの回転情報およ
    び予め正常空気圧にされた駆動輪の左右異種タイヤの正
    常空気圧における相対速度比と車体速度および駆動力の
    関係を記憶する記憶手段と、前記各タイヤの回転情報か
    ら判定値を演算する演算処理手段と、前記左右異種タイ
    ヤの相対速度比と車体速度および駆動力との関係から走
    行中の駆動輪の左右異種タイヤの相対速度比を補正し、
    タイヤの内圧低下を判定する判定手段とを備えてなるタ
    イヤ空気圧低下警報装置。
  8. 【請求項8】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
    回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
    空気圧低下警報方法であって、予め記憶されている、従
    動輪の左右異種タイヤの相対速度比と車体速度の関係か
    ら、走行中の前記従動輪の相対速度比を補正し、タイヤ
    の内圧低下を判定するタイヤ空気圧低下警報方法。
  9. 【請求項9】 4輪車両に装着したタイヤからえられる
    回転情報に基づいてタイヤの内圧低下を警報するタイヤ
    空気圧低下警報方法であって、予め記憶されている、駆
    動輪の左右異種タイヤの相対速度比と車体速度および駆
    動力の関係から、走行中の前記駆動輪の相対速度比を補
    正し、タイヤの内圧低下を判定するタイヤ空気圧低下警
    報方法。
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