JPH07137512A - タイヤ空気圧低下検出装置における回転角速度補正方法 - Google Patents

タイヤ空気圧低下検出装置における回転角速度補正方法

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JPH07137512A
JPH07137512A JP28842993A JP28842993A JPH07137512A JP H07137512 A JPH07137512 A JP H07137512A JP 28842993 A JP28842993 A JP 28842993A JP 28842993 A JP28842993 A JP 28842993A JP H07137512 A JPH07137512 A JP H07137512A
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JP
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rotational angular
tire
speed
angular velocity
ratio
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Application number
JP28842993A
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English (en)
Inventor
Mikao Nakajima
実香夫 中島
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Priority to EP94117363A priority patent/EP0652121B1/en
Priority to ES94117363T priority patent/ES2131617T3/es
Priority to DE69416779T priority patent/DE69416779T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【目的】より正確な回転角速度を得ることができる回転
角速度補正方法を提供すること。 【構成】車両の実走行時において、検出された各タイヤ
i の各回転角速度F i に補正係数Ci を乗じて初期差
異を補正し(ステップN2)、その結果得られた回転角
速度Fi0に基づき、車両の速度V1を算出し(ステップ
N3)、さらにこの速度V1を対応関係式f(V)に代
入して、速度V1に対応する前後輪比f(V1)を得る
(ステップN4)。上記補正係数Ci を求めたときの速
度V0に対応する前後輪比f(V0)、および、上記前
後輪比f(V1)に基づいて、前後輪比の変動分f(V
0)/f(V1)を求め、これを回転角速度F3 ,F4
に乗じる(ステップN5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4輪車両の各タイヤの
空気圧の低下を検出するための装置に関し、より詳細に
は、回転角速度をより正確に得ることができるタイヤ空
気圧低下検出装置における回転角速度補正方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、乗用車やトラック等の4輪車両の
ための安全装置の1つとして、タイヤの空気圧低下を検
出する装置が発明され、一部には実用化されているもの
もある。上記空気圧低下検出装置は、主に以下に示すよ
うな理由によりその重要性が認識され、開発されたもの
である。つまり、空気圧が低いと、たわみの増大によ
り、タイヤの温度が上昇する。温度が高くなるとタイヤ
に用いられている高分子材料の強度が低下し、タイヤの
バーストにつながる。通常、タイヤの空気が0.5気圧
程度抜けても、ドライバはそれに気付かないことが多い
から、それを検知できる装置が望まれていた。
【0003】上記装置における空気圧低下の検出方法に
は、たとえば車両の4つのタイヤW 1 、W2 、W3 、W
4 (なお、タイヤW1 ,W2 はそれぞれ前左右輪に対応
し、タイヤW3 ,W4 はそれぞれ後左右輪に対応する。
また、以下、総称するときは「タイヤWi 」という。)
の各回転角速度F1 、F2 、F3 、F4 (以下、総称す
るときは「回転角速度Fi 」という。)の違いに基づく
方法がある。
【0004】この方法によれば、タイヤWi の回転角速
度Fi を、たとえばタイヤWi に取付けられた車輪速セ
ンサから出力される信号に基づき、所定のサンプリング
周期ごとに検出する。この回転角速度Fi は、各タイヤ
i の動荷重半径(車両走行時の各タイヤの1回転中に
車両が進んだ距離を2πで割ることにより計算されるそ
のタイヤの見かけ上の転がり半径のこと)がすべて同一
の場合、直線走行であればすべて同一である。
【0005】一方、タイヤWi の動荷重半径は、たとえ
ばタイヤWi の空気圧の変化によって変化する。すなわ
ち、タイヤWi の空気圧が低下すると、動荷重半径は正
常内圧時に比べて小さくなる。したがって、そのタイヤ
i の回転角速度Fi は正常内圧時よりも速くなる。つ
まり、各回転角速度Fi の違いによってタイヤWi の空
気圧低下を検出することができる。下記(1) 式にタイヤ
i の空気圧低下を検出するための判定式を示す(特開
昭63−305011号公報、特開平4−212609
号公報等参照)。
【0006】
【数1】
【0007】たとえば各タイヤWi の動荷重半径が仮に
すべて同一であるとすれば、回転角速度Fi はすべて同
一となり(F1 =F2 =F3 =F4 )、判定値Dは0で
ある。そこで、しきい値DTH1 ,DTH2 (DTH1 ,D
TH2 >0)を設定し、 D<−DTH1 あるいは D>DTH2 ‥‥(2) の判定式を満たす場合は、空気圧が低下しているタイヤ
i があると判定し、逆に、満たさない場合には、空気
圧が低下しているタイヤWi はないと判定する。
【0008】ところで、各タイヤW1 〜W4 は、正常内
圧であっても、必ずしも動荷重半径が同一であるとは限
らない。それは、タイヤWi は、製造時において、規格
内でのばらつき(以下「初期差異」という)を必ず含ん
で製造されるからである。そのばらつきの程度は、標準
偏差にして約0.1%程度であることが知られている。
一方、たとえばタイヤWi の空気圧が0.6kg/cm
2 低下した場合(正常内圧が2.0Kg/cm2 の場合
では30%の低下)の動荷重半径の変動分は、正常内圧
時の約0.2%程度である。つまり、初期差異による動
荷重半径のばらつきと空気圧の低下による動荷重半径の
ばらつきとは大体同じ程度なので、初期差異による回転
角速度Fi の違いと、空気圧の低下による回転角速度F
i の違いとは、大体同じである。したがって、判定値D
が0でない場合でも、正常内圧である場合があるので、
判定値Dが0を基準とする上記の方法では、空気圧の低
下を正確に検出することができない。
【0009】また、タイヤを交換したり、タイヤに空気
を補充した場合にも、上記初期差異に相当する誤差が含
まれることが多いので、このような場合にも、空気圧の
低下を正確に検出することができない。これを解決する
ためには、空気圧低下の検出が行われる前に、予め上記
初期差異を補正するための係数を求める処理(以下「初
期補正処理」という)を行わなければならない。この初
期補正処理は、たとえば本願出願人が先に出願した特願
平4−246848号に記載されている。これによれ
ば、各タイヤW1 〜W4 がすべて正常内圧であるとわか
っているときに直進路をある一定速度で走行し、そのと
きに算出された回転角速度Fi に基づいて、あるタイヤ
i を基準とした補正係数Cni を求める。すなわち、
たとえばタイヤW1 を基準とすると、 Cn1 =F1 /F1 ‥‥(3) Cn2 =F1 /F2 ‥‥(4) Cn3 =F1 /F3 ‥‥(5) Cn4 =F1 /F4 ‥‥(6) と補正係数Cni を求める。そして、この求めた補正係
数Cni をROM等の不揮発性メモリに記憶する。つま
り、補正係数Cni を固定する。このような状態で、そ
の後の車両の実走行時において算出された回転角速度F
i に上記補正係数Cni を乗じると、タイヤWi の初期
差異を補正することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タイヤ
3 ,W4 に対応する補正係数Cn3 ,Cn4 は、上記
(5),(6) 式のように、車両の前タイヤと後タイヤとの
間の回転角速度Fi の比率から求められる。すなわち、
非駆動タイヤの回転角速度と駆動タイヤの回転角速度と
の間の比率(以下「前後輪比」という)から求められ
る。この前後輪比は、上記(5) ,(6) を例にとると、そ
の車両が前輪駆動の車両である場合には非駆動タイヤの
回転角速度に対する駆動タイヤの回転角速度の比率に相
当し、その車両が後輪駆動の車両である場合には駆動タ
イヤの回転角速度に対する非駆動タイヤの回転角速度の
比率に相当する。
【0011】一方、算出される回転角速度Fi は、車両
の速度によって当然変化する。しかし、その変化は、ト
ルクが与えられている駆動タイヤと与えられていない非
駆動タイヤとでは異なる。これは、駆動タイヤは、トル
クが与えられている分、車両の速度や前後加速度が増大
するのに従って、スリップしやすくなるからである。駆
動タイヤがスリップすると、その駆動タイヤの回転角速
度Fi は、非駆動タイヤの回転角速度Fi に比べて速く
なる。そのため、前後輪比は、速度や前後加速度によっ
て変化することになる。図2のグラフに速度に対する前
後輪比の変化を示し、図3のグラフに前後加速度に対す
る前後輪比の変化を示す。
【0012】上記初期補正処理では、補正係数Cn
i は、ある一定速度において算出された回転角速度Fi
に基づいて求められ、しかもROM等に固定されてい
る。そのため、車両の実走行時においては、常にその補
正係数Cni を用いることになる。ところが、補正係数
Cn3 ,Cn4 は前後輪比に相当するので、実際は速度
によって変化している。したがって、車両の実走行時に
おいて、固定された補正係数Cn3 ,Cn4 を用いてい
ては、正確な回転角速度Fi を求めることはできず、ひ
いては空気圧の低下を精度良く検出することはできな
い。
【0013】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、回転角速度をより正確に得ることができる
回転角速度補正方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の回転角速度補正方法は、車両を直線走
行させ、そのときに検出される駆動タイヤの回転角速度
と非駆動タイヤの回転角速度との間の比率を速度の関数
として求め、速度と当該求められた比率との間の関係を
予め記憶しておき、車両の実走行時において、車両の速
度を求め、上記求められた速度に対応する比率を上記記
憶されている関係に基づいて求め、上記求められた比率
に基づいて、上記回転角速度を補正することを特徴とす
る。
【0015】また、請求項2記載の回転角速度補正方法
は、車両を走行させ、そのときに検出される駆動タイヤ
の回転角速度と非駆動タイヤの回転角速度との間の比率
を前後加速度の関数として求め、前後加速度と当該求め
られた比率との間の関係を予め記憶しておき、車両の実
走行時において、車両の前後加速度を求め、上記求めら
れた前後加速度に対応する比率を上記記憶されている関
係に基づいて求め、上記求められた比率に基づいて、上
記回転角速度を補正することを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成では、まず試験走行を行い、そのとき
に算出される駆動タイヤの回転角速度と非駆動タイヤの
回転角速度との間の比率を速度(請求項1)、または、
前後加速度(請求項2)の関数として求め、当該求めら
れた比率と速度または前後加速度との対応関係を予め記
憶しておく。前輪駆動または後輪駆動の車両において
は、車両の速度または前後加速度が変化することにより
駆動タイヤのスリップ率も変化し、その結果、速度また
は前後加速度の変化に伴う駆動タイヤの回転角速度の変
化と非駆動タイヤの回転角速度の変化とは異なるという
性質がある。そのため、上記比率も速度または前後加速
度によって変化する。したがって、予めその変化の違い
を求めておく。
【0017】車両の走行時において、車両の速度または
前後加速度を算出し、この算出した速度または前後加速
度に対応する比率を上記関係に基づいて求める。そし
て、この求めた比率に基づいて回転角速度を補正する。
つまり、回転角速度を速度または前後加速度に応じて補
正しているので、回転角速度をより正確に得ることがで
きる。
【0018】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。なお、説明の順序としては、ま
ずタイヤ空気圧低下検出装置の構成を説明し、次いで本
発明にかかる対応関係式の求め方について説明した後、
この対応関係式を用いた空気圧低下検出処理について説
明する。
【0019】−タイヤ空気圧低下検出装置の構成− 図4は、タイヤ空気圧低下検出装置の構成を示すブロッ
ク図である。タイヤ空気圧低下検出装置は、前輪駆動の
4輪車両の各タイヤW1 〜W4 にそれぞれ関連して設け
られた従来公知の構成の車輪速センサ1を備えており、
この車輪速センサ1の出力は制御ユニット2に与えられ
る。制御ユニット2には、ドライバによって操作される
初期化スイッチ3、および、後述するように、空気圧が
低下したタイヤが表示される表示器(CRT等)4が接
続されている。
【0020】図5は、上記タイヤ空気圧低下検出装置の
電気的構成を示すブロック図である。制御ユニット2
は、マイクロコンピュータから構成されており、そのハ
ードウエア構成には、図のように、外部装置との信号の
受渡しに必要なI/Oインターフェース2a、演算処理
の中枢としてのCPU2b、CPU2bの制御動作プロ
グラムが格納されたROM2c、および、CPU2bが
制御動作を行う際にデータ等が一時的に書込まれたり、
その書込まれたデータが読出されるRAM2dが含まれ
ている。上記ROM2cには、車両の速度と前後輪比と
の対応関係式および車両の前後加速度と前後輪比との対
応関係式が予め格納されている。なお、それら対応関係
式の求め方の詳細については後述する。
【0021】車輪速センサ1からは、タイヤWi (ただ
し、iは各タイヤW1 ,W2 ,W3,W4 の各数字
「1,2,3,4」に対応しており、以下同様であ
る。)の回転数に対応したパルス信号(以下「車輪速パ
ルス」という)が出力される。CPU2bは、この出力
された車輪速パルスに基づき、所定のサンプリング周期
ΔTごとに、タイヤWi の回転角速度Fi を算出する。
【0022】−対応関係式の求め方− 以下では、速度と前後輪比との対応関係式および前後加
速度と前後輪比との対応関係式の求め方について説明す
る。これら各対応関係式は、上記タイヤ空気圧低下検出
装置が工場から出荷される前に予め求めておくもので、
上述のように、ROM2cに格納されている。
【0023】なお、これら各対応関係式を求める際には
後述するように回転角速度Fi が必要であるが、この回
転角速度Fi は、上記「従来の技術」の欄でも説明した
ように、タイヤWi の初期差異の影響を受けているおそ
れがあるので、この初期差異を補正しておく必要があ
る。そこで、本実施例では、(1)初期補正処理、
(2)速度と前後輪比との対応関係式の求め方、(3)
前後加速度と前後輪比との対応関係式の求め方、の順序
で説明する。
【0024】(1)初期補正処理 この初期補正処理は、上記タイヤ空気圧低下検出装置を
工場から出荷する前に、予め定められた一定速度V0
(たとえば時速60km/h)で車両を走行させて行うもの
で、ドライバによって初期化スイッチ3(図4参照)が
操作されたことに基づいて開始される。初期化スイッチ
3がオンされると、CPU2bによってRAM2dに記
憶されている速度VBi および走行距離Lがリセット
(初期化)される。ここで、速度VBi は、後述する前
後加速度Ai を算出するために用いられるものである。
次いで、車輪速センサ1の出力である車輪速パルスに基
づいて各タイヤWi の回転角速度Fi が求められ、さら
にVi =R×Fi (RはタイヤWi の動荷重半径)に基
づいて、各タイヤWi の速度Vi が算出された後、この
算出された速度Vi としきい値VTH(たとえば10Km
/h)とが比較される。
【0025】上記比較の結果、各速度Vi のうち1つで
もしきい値VTHよりも小さいものがあれば、各速度Vi
がそれぞれVBi としてRAM2dに記憶され、反対に
すべての速度Vi がしきい値VTHよりも大きければ、次
にRAM2dにすでにVBiが記憶されているか否かが
判別される。その結果、VBi がまだ初期化状態であれ
ば、その各速度Vi がVBi としてRAM2dに記憶さ
れる一方、すでにVB i が記憶されている場合には、A
i =(Vi −VBi )/ΔT(ΔTはサンプリング周
期)に基づいて、各タイヤWi の前後加速度Ai が算出
される(ステップS7)。
【0026】その後、この各前後加速度Ai の絶対値が
所定のしきい値9.8×ATH(ATHはたとえば0.1)
よりも小さいか否かが判別される。すなわち、
【0027】
【数2】
【0028】であるか否かが判別され、この判別の結
果、算出された各前後加速度Ai のうち1つでもしきい
値9.8×ATHより大きければ、各速度Vi がVBi
してRAM2dに記憶される一方、算出された前後加速
度Ai がすべてしきい値9.8×ATHよりも小さけれ
ば、次に車両が直線走行しているか否が判別される。こ
の判別の結果、直線走行していないと判別されると、上
記速度Vi がVBi としてRAM2dに記憶される。一
方、直線走行していると判別されると、回転角速度F i
がRAM2dに記憶され、さらに速度Vi がVBi とし
てRAM2dに記憶される。
【0029】その後、RAM2dに記憶されている走行
距離Lが更新される。次いで、この更新された走行距離
Lが予め定められたしきい値LTH(たとえば200m)
よりも大きいか否かが判別され、その結果、更新された
走行距離Lがしきい値LTHよりも短ければ、もう一度回
転角速度Fi を求める処理から以上の処理が繰り返し行
われ、走行距離Lがしきい値LTHに達すれば、それまで
にRAM2dに記憶された回転角速度Fi に基づいて、
補正係数Ci (j) が算出される。
【0030】上記補正係数Ci (j) は、あるタイヤWi
を基準として求められるもので、たとえばタイヤW1
基準とすると、各補正係数C1 (j) ,C2 (j) ,C
3 (j) ,C4 (j) は、 C1 (j) =F1(j)/F1(j) ‥‥(8) C2 (j) =F1(j)/F2(j) ‥‥(9) C3 (j) =F1(j)/F3(j) ‥‥(10) C4 (j) =F1(j)/F4(j) ‥‥(11) と算出される。ここで、j =1〜Nであり、NはRAM
2dに記憶されている回転角速度Fi の個数である。つ
まり、各補正係数C1 (j) ,C2 (j) ,C3 (j),C
4 (j) はそれぞれN個づつ算出されることになる。
【0031】次いで、各補正係数Ci (j) の精度を高め
るために、このN個の各補正係数C 1 (j) ,C2 (j) ,
3 (j) ,C4 (j) の平均値をとる。すなわち、 C1 =ΣC1 (j) /N ‥‥(12) C2 =ΣC2 (j) /N ‥‥(13) C3 =ΣC3 (j) /N ‥‥(14) C4 =ΣC4 (j) /N ‥‥(15) を算出する。なお、Σはj=1〜Nまでの総和を意味す
る。この平均値C1 ,C 2 ,C3 ,C4 が最終的な補正
係数となる。
【0032】この補正係数Ci の算出が終了すると、初
期補正処理は終了する。 (2)速度と対応関係式の求め方 上記初期補正処理が終了すると、続いて速度と前後輪比
との対応関係式を求める。その方法は、まず、ある一定
速度で車両を直線走行させる。なお、このとき、各タイ
ヤW1 〜W4 はすべて正常内圧であるとする。車両を走
行させているときには、タイヤWi に備えつけられてい
る車輪速センサ1から車輪速パルスが出力されており、
CPU2bで各タイヤWi の回転角速度Fi がサンプリ
ング周期ΔTごとに算出されている。
【0033】ここで、この算出されている回転角速度F
i は初期差異が補正されていないので、上記初期補正処
理で求められた補正係数Ci を用いて回転角速度Fi
補正する。すなわち、補正後の回転角速度をFi0とする
と、 F10=C1 ×F1 ‥‥(16) F20=C2 ×F2 ‥‥(17) F30=C3 ×F3 ‥‥(18) F40=C4 ×F4 ‥‥(19) のように補正する。
【0034】次いで、この補正された回転角速度Fi0
うち、駆動タイヤの回転角速度、すなわち本実施例では
タイヤW1 ,W2 の回転角速度F10,F20と、非駆動タ
イヤの回転角速度、すなわち本実施例ではタイヤW3
4 に対応する回転角速度F 30,F40との間の比率α,
β,γ,δを求める。すなわち、 α=F10/F30 ‥‥(20) β=F10/F40 ‥‥(21) γ=F20/F30 ‥‥(22) δ=F20/F40 ‥‥(23) を求める。そして、このα,β,γ,δの平均をとり、
その結果得られる値を前後輪比Z(=(α+β+γ+
δ)/4)とする。
【0035】以上のような動作を一定速度ごとに行い、
各速度に対する前後輪比Zを求める。そして、ある速度
(たとえば20km/h)を基準速度とし、そのときの前後
輪比Zを1とし、求められた前後輪比Zを各速度ごとに
グラフに描くと、たとえば図2(「発明が解決しようと
する課題」の欄で参照した図と同じ)のような右上がり
のグラフとなる。この求められたグラフを最小2乗法に
より近似すると、速度と前後輪比Zとの対応関係式f
(V)を得ることができる。
【0036】(3)前後加速度と前後輪比との対応関係
式の求め方 この前後加速度と前後輪比との対応関係式は、上記速度
と前後輪比Zとの対応関係式f(V)を求めた後に続い
て求められる。まず、車両をある前後加速度をつけて直
進走行させる。このとき、CPU2bで算出される回転
角速度Fi は補正係数Ci で補正されているので、この
補正済の回転角速度Fi0に基づき、車両の速度V1を算
出する。そして、この速度V1を上記求められた対応関
係式f(V)に代入し、速度V1に対応する前後輪比f
(V1)を得る。同時に、上記初期補正処理を行ったと
きの速度V0(たとえば60km/h)に対応する前後輪比
f(V0)を求める。
【0037】そうすると、上記求められた前後輪比f
(V1)、f(V0)により速度V0から速度V1まで
の前後輪比Zの変動分f(V0)/f(V1)を得るこ
とができる。そして、この変動分f(V0)/f(V
1)を用いて、検出された非駆動タイヤW3 ,W4 の回
転角速度F30,F40を下記(24),(25)式のように補正す
る。
【0038】 F30′=F30×{f(V0)/f(V1)} ‥‥(24) F40′=F40×{f(V0)/f(V1)} ‥‥(25) この補正処理により、速度変化の影響を排除した回転角
速度F30′,F40′を得ることができる。なお、このと
きの前後加速度Aは、上記算出された速度V1と、この
速度V1を算出した時点から1サンプリング周期ΔT前
に算出された速度V2とに基づいて求めることができ
る。すなわち、 A1=(V1−V2)/ΔT×9.8 ‥‥(26) と求めることができる。なお、この前後加速度A1は、
たとえば加速度(G)センサから求めるようにしてもよ
い。
【0039】そして、上記補正された結果得られた値F
30′,F40′と、駆動タイヤであるタイヤW1 ,W2
回転角速度F10,F20との間の比率α′,β′,γ′,
δ′を求める。すなわち、 α′=F10/F30′ ‥‥(27) β′=F10/F40′ ‥‥(28) γ′=F20/F30′ ‥‥(29) δ′=F20/F40′ ‥‥(30) を求める。そして、このα′,β′,γ′,δ′の平均
をとり、その結果得られる値を前後輪比Z(=α′+
β′+γ′+δ′/4)とする。
【0040】以上のような動作を様々な前後加速度で行
い、前後加速度に対する前後輪比Zを求める。このと
き、前後加速度と前後輪比Zとの関係をグラフに描く
と、たとえば図3(「発明が解決しようとする課題」の
欄で参照した図と同じ)のように、前後加速度が0のと
きに前後輪比Zが1となる右上がりのグラフとなる。こ
の求められたグラフを最小2乗法により近似すると、前
後加速度に対する前後輪比Zの対応関係式f(A)を得
ることができる。
【0041】この対応関係式f(A)を求め終わると、
上記対応関係式f(V)とこの対応関係式f(A)とを
ROM2cに格納する。 −空気圧低下判定処理− 以下では、車両が通常の走行をしているときに行われる
処理について説明する。なお、この通常走行をする際に
は、タイヤを交換したりタイヤに空気を補充したりする
ことがある。この場合、工場から出荷する前に求めた補
正係数Ci は変化するおそれがあるので、タイヤを交換
したりタイヤに空気を補充したりしたときには、再び上
述の初期補正処理を行って補正係数Ci を求めておく。
【0042】車両が通常の走行しているときには、まず
初期補正処理で求められた補正係数Ci を用いて初期差
異の補正処理を行う。すなわち、回転角速度Fi0を得
る。そして、この回転角速度Fi0に基づいて、V1=
(F10+F20+F30+F40)×R/4(RはタイヤWi
の動荷重半径)により、車両の速度V1を算出する。そ
して、その算出した速度V1を上記と同じようにROM
2cに格納されている対応関係式f(V)に代入する。
その結果、速度V1に対応する前後輪比f(V1)を得
ることができる。なお、上記速度V1を求めるのは、上
述のように回転角速度Fi0に基づく方法だけではなく、
たとえば車両に予め備えられているスピードメータから
信号を得て速度V1を求めるようにしてもよい。
【0043】一方、上記初期補正処理を実行したときの
車両の速度V0(上記の例では60km/h)を上記ROM
2cに格納されている対応関係式f(V)に代入する。
その結果、速度V0に対応する前後輪比f(V0)を得
ることができる。なお、このように対応関係式f(V)
に代入して前後輪比を求めるのではなく、代表的な速度
(たとえば50km/h,60km/h,100km/h)に対応す
る前後輪比を、タイヤ空気圧低下検出装置を工場から出
荷する前に予め求めてROM2cに格納しておき、初期
補正処理を行った速度に対応する前後輪比がROM2c
に格納されていれば、その前後輪比をROM2cから読
出すようにしてもよい。
【0044】以上のように求められた前後輪比f(V
0),f(V1)を用いると、速度V1から速度V2ま
での前後輪比Zの変動分f(V0)/f(V1)を得る
ことができる。そして、この変動分f(V0)/f(V
1)を用いて、車両の走行中に求められた非駆動タイヤ
3 ,W4 の回転角速度F30,F40を下記(31),(32)式
のように補正する。
【0045】 F30′=F30×{f(V0)/f(V1)} ‥‥(31) F40′=F40×{f(V0)/f(V1)} ‥‥(32) この補正処理により、速度変化の影響を排除した回転角
速度F30′,F40′を得ることができる。次いで、車両
の前後加速度A1が、上記(26)式に基づいて算出され
る。
【0046】そして、この算出された前後加速度A1を
上記ROM2cに格納されている対応関係式f(A)に
代入する。その結果、前後加速度A1に対応する前後輪
比f(A1)を得ることができる。このようにして求め
られた前後輪比f(A1)を用いて、上記速度変化の影
響を排除した回転角速度F30′,F40′を、下記(33),
(34)式のように補正する。
【0047】 F30′′=F30′×f(A1) ‥‥(33) F40′′=F40′×f(A1) ‥‥(34) この補正処理により、前後加速度の変化の影響を排除し
た回転角速度F30′′,F40′′を得ることができる。
図1は、車両の実走行時における以上の動作をまとめて
示すフローチャートである。この図1を参照して、車両
の実走行時において、各タイヤWi の回転角速度Fi
検出されると(ステップN1)、この各回転角速度Fi
に初期差異を補正するための補正係数Ci を乗じて補正
を施す(ステップN2)。次いで、その結果得られた回
転角速度Fi0に基づき、車両の速度V1を算出し(ステ
ップN3)、この車両の速度V1をROM2cに記憶さ
れている対応関係式f(V)に代入して、速度V1に対
応する前後輪比f(V1)を得る(ステップN4)。そ
して、上記補正係数Ci を求めたときの速度V0に対応
する前後輪比f(V0)および上記前後輪比f(V1)
に基づいて、前後輪比の変動分f(V0)/f(V1)
を求め、この変動分f(V0)/f(V1)を回転角速
度F30,F40に乗じる(ステップN5)。これにより、
回転角速度F30,F40を速度に応じて補正する。
【0048】次いで、上記車両の速度V1およびこの速
度V1を算出する1サンプリング周期ΔT前に算出され
た車両の速度V2に基づき、車両の前後加速度A1を算
出し(ステップN6)、この車両の前後加速度A1をR
OM2cに記憶されている対応関係式f(A)に代入し
て、前後加速度A1に対応する前後輪比f(A1)を得
る。そして、上記速度に応じて補正された回転角速度F
30′,F40′にこの前後輪比f(A1)を乗じる(ステ
ップN7)。これにより、速度に応じて補正された回転
角速度F30′,F40′をさらに前後加速度に応じて補正
できる。
【0049】本実施例では、この補正済の回転角速度F
30′′,F40′′を含む回転角速度F10,F20
30′′,F40′′を用いて、空気圧の判定を行う。ま
ず、上記各回転角速度F10,F20,F30′′,F40′′
を用いて、下記(35)式により、判定値Dを求める。
【0050】
【数3】
【0051】次いで、この結果得られた判定値Dを用い
て、下記(36)式により、空気圧が低下しているか否かを
判定する。 D<−DTH1 あるいは D>DTH2 ‥‥(36) この結果、判定値Dが、図6のa,bに示すように、−
TH1 ,DTH2 の間からはみ出していれば、すなわち上
記(36)式を満たしていれば、空気圧は低下していると判
定する。一方、上記判定値Dが、−DTH1 ,DTH2 の間
にあれば、すなわち上記(36)式を満たしていなければ、
空気圧は低下していないと判定する。
【0052】このようにして車両の実走行中に空気圧の
低下が検出される。ここで、空気圧が低下していること
を検出し、そのことだけをドライバに報知するのに対し
て、いずれのタイヤWi の空気圧が低下しているのかも
報知できる方が、ドライバにとってはよりわかりやすく
なる。そのため、次に、空気圧が低下しているタイヤW
i を特定する方法について説明する。
【0053】上記(25)式により求められた判定値Dに基
づくと、 D>0であれば、減圧しているタイヤはW1 またはW4 D<0であれば、減圧しているタイヤはW2 またはW3 と特定できる。さらに、この場合において、車両が直進
状態では、 F10>F20ならば、減圧しているタイヤはW110<F20ならば、減圧しているタイヤはW230′′>F40′′ならば、減圧しているタイヤはW330′′<F40′′ならば、減圧しているタイヤはW4 と特定できる。
【0054】以上の結果、空気圧が低下しているタイヤ
i が特定されると、その結果は表示器4へ出力されて
表示される。表示器4における表示態様としては、たと
えば図4に示すように、4つのタイヤW1 〜W4 に対応
する表示ランプが同時に点灯するようにされている。以
上のように本実施例のタイヤ空気圧低下検出装置によれ
ば、前後輪比Zの速度変化による影響を受ける回転角速
度F30,F40を速度に応じて補正しているので、速度に
よる前後輪比Zの変化の影響を排除することができる。
また、この速度による前後輪比Zの変化の影響を排除し
た回転角速度F30′,F40′をさらに前後加速度に応じ
て補正しているので、前後加速度による前後輪比Zの変
化の影響も排除することができる。したがって、回転角
速度をより正確に得ることができる。そのため、車両の
速度や前後加速度にかかわらず、空気圧の低下を高精度
に検出することができる。
【0055】実施例の説明は以上のとおりであるが、本
発明は上述の実施例に限定されるものではない。たとえ
ば上記実施例では、前輪駆動の車両に場合について説明
したが、たとえば後輪駆動の車両についても上記実施例
と同様に、前後輪比のばらつきを排除することができ
る。なお、この場合、上記図2は右下がりのグラフとな
る。また、4輪駆動の車両においても、前後輪比が速度
によって変化することも考えられるので、4輪駆動の車
両においても本発明は適用できる。
【0056】また、上記実施例では、速度と前後輪比と
の対応関係式f(V)、または、前後加速度と前後輪比
との対応関係式f(A)がROM2cに記憶されている
例について説明したが、たとえば各速度または前後加速
度と前後輪比とをテーブルとしてROM2cに記憶させ
ておいてもよい。このようにすれば、CPU2bは、対
応関係式に速度または前後加速度を代入してその速度に
対応する前後輪比を求める演算処理をする必要がないの
で、CPU2bに対する負担を軽減できる。
【0057】さらに、上記実施例では、初期補正処理が
行われた後に回転角速度補正処理を行う例について説明
したが、初期補正処理を行う前に回転角速度補正処理を
施すようにしてもよい。また、上記実施例では、回転角
速度Fi に初期差異の補正、速度に応じた補正および前
後加速度に応じた補正を施しているが、たとえば各補正
処理を独立させて施すようにしてもよい。具体的には、
速度に応じた補正を施さずに、初期差異の補正および前
後加速度に応じた補正だけを施すようにしてもよく、そ
の反対で、初期差異の補正および速度に応じた補正だけ
を施すようにしてもよい。
【0058】さらに、上記実施例では、補正係数C
i を、非駆動タイヤの回転角速度に対する駆動タイヤの
回転角速度の比率としているが、たとえばその逆で、駆
動タイヤの回転角速度に対する非駆動タイヤの回転角速
度の比率を補正係数Ci としても本発明は適用できる。
なお、この場合、前後輪比Zは、駆動タイヤの回転角速
度に対する非駆動タイヤの回転角速度の比率である下記
(37)〜(40)式から求められるα′′,β′′,γ′′,
δ′′の平均値(α′′+β′′+γ′′+δ′′)/
4から求められる。
【0059】 α′′=F30/F10 ‥‥(37) β′′=F40/F10 ‥‥(38) γ′′=F30/F20 ‥‥(39) δ′′=F40/F20 ‥‥(40) その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変
更を施すことは可能である。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明の回転角速度補正方
法によれば、非駆動タイヤの回転角速度と駆動タイヤの
回転角速度との間の比率の速度変化または前後加速度変
化によって影響を受ける回転角速度を速度または前後加
速度に応じて補正できるので、その比率の速度変化また
は前後加速度による影響を排除できる。したがって、回
転角速度をより正確に得ることができる。そのため、車
両の速度や前後加速度にかかわらず、空気圧の低下を高
精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のタイヤ空気圧低下検出装置に
おける回転角速度補正処理を示すフローチャートであ
る。
【図2】上記タイヤ空気圧低下検出装置における速度に
対する前後輪比の変化を示すグラフである。
【図3】上記タイヤ空気圧低下検出装置における前後加
速度に対する前後輪比の変化を示すグラフである。
【図4】上記タイヤ空気圧低下検出装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】上記タイヤ空気圧低下検出装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図6】空気圧低下の判定方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 車輪速センサ 2 制御ユニット 2b CPU 2c ROM 2d RAM Fi ,F1 〜F4 ,Fi0,F10〜F40,F30′,F40
回転角速度 Ci ,C1 ,C2 ,C3 ,C4 補正係数 Wi ,W1 ,W2 ,W3 ,W4 タイヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4輪車両に備えられている4つのタイヤの
    回転角速度をそれぞれ検出し、当該検出された各回転角
    速度に基づいてタイヤの空気圧の低下を検出するタイヤ
    空気圧低下検出装置における回転角速度補正方法であっ
    て、 車両を走行させ、そのときに検出される駆動タイヤの回
    転角速度と非駆動タイヤの回転角速度との間の比率を速
    度の関数として求め、速度と当該求められた比率との間
    の関係を予め記憶しておき、 車両の実走行時において、車両の速度を求め、 上記求められた速度に対応する比率を上記記憶されてい
    る関係に基づいて求め、 上記求められた比率に基づいて、上記回転角速度を補正
    することを特徴とする回転角速度補正方法。
  2. 【請求項2】4輪車両に備えられている4つのタイヤの
    回転角速度をそれぞれ検出し、当該検出された各回転角
    速度に基づいてタイヤの空気圧の低下を検出するタイヤ
    空気圧低下検出装置における回転角速度補正方法であっ
    て、 車両を走行させ、そのときに検出される駆動タイヤの回
    転角速度と非駆動タイヤの回転角速度との間の比率を前
    後加速度の関数として求め、前後加速度と当該求められ
    た比率との間の関係を予め記憶しておき、 車両の実走行時において、車両の前後加速度を求め、 上記求められた前後加速度に対応する比率を上記記憶さ
    れている関係に基づいて求め、 上記求められた比率に基づいて、上記回転角速度を補正
    することを特徴とする回転角速度補正方法。
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EP94117363A EP0652121B1 (en) 1993-11-04 1994-11-03 Tire air-pressure reduction detecting method and apparatus
ES94117363T ES2131617T3 (es) 1993-11-04 1994-11-03 Procedimiento y aparato detector de reduccion de presion del aire de un neumatico.
DE69416779T DE69416779T2 (de) 1993-11-04 1994-11-03 Verfahren und Vorrichtung zum Erkennen von Reifendruckverminderung

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0908331A2 (en) 1997-10-06 1999-04-14 Sumitomo Rubber Industries Ltd. Apparatus for alarming decrease in tyre air-pressure and method thereof
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