JP3135437B2 - タイヤ空気圧低下判定方法およびこの方法を用いたタイヤ空気圧低下検出装置 - Google Patents

タイヤ空気圧低下判定方法およびこの方法を用いたタイヤ空気圧低下検出装置

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JP3135437B2
JP3135437B2 JP05275553A JP27555393A JP3135437B2 JP 3135437 B2 JP3135437 B2 JP 3135437B2 JP 05275553 A JP05275553 A JP 05275553A JP 27555393 A JP27555393 A JP 27555393A JP 3135437 B2 JP3135437 B2 JP 3135437B2
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実香夫 中島
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四輪車両の各タイヤの
空気圧の低下を検出するための装置に関し、より詳細に
は、車両が高速走行中においても、空気圧の低下を確実
に検出することができるタイヤ空気圧低下判定方法およ
びこの方法を用いたタイヤ空気圧低下検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、乗用車やトラック等の四輪車両の
ための安全装置の1つとして、タイヤの空気圧低下を検
出する装置が発明され、一部には実用化されているもの
もある。上記空気圧低下検出装置は、主に以下に示すよ
うな理由によりその重要性が認識され、開発されたもの
である。つまり、空気圧が低いと、たわみの増大によ
り、タイヤの温度が上昇する。温度が高くなるとタイヤ
に用いられている高分子材料の強度が低下し、タイヤの
バーストにつながる。通常、タイヤの空気が0.5気圧
程度抜けても、ドライバはそれに気付かないことが多い
から、それを検知できる装置が望まれていた。
【0003】上記装置における空気圧低下の検出方法に
は、たとえば車両の4つのタイヤW 1 、W2 、W3 、W
4 (なお、タイヤW1 ,W2 はそれぞれ前左右輪に対応
し、タイヤW3 ,W4 はそれぞれ後左右輪に対応する。
また、以下、総称するときは「タイヤWi 」という。)
の各回転角速度F1 、F2 、F3 、F4 (以下、総称す
るときは「回転角速度Fi 」という。)の違いに基づく
方法がある。
【0004】この方法によれば、タイヤWi の回転角速
度Fi を、たとえばタイヤWi に取付けられた車輪速セ
ンサから出力される信号に基づき、所定のサンプリング
周期ごとに検出する。この回転角速度Fi は、各タイヤ
i の動荷重半径(車両走行時の各タイヤの1回転中に
車両が進んだ距離を2πで割ることにより計算されるそ
のタイヤの見かけ上の転がり半径のこと)がすべて同一
の場合、直線走行であればすべて同一である。
【0005】一方、タイヤWi の動荷重半径は、たとえ
ばタイヤWi の空気圧の変化によって変化する。すなわ
ち、タイヤWi の空気圧が低下すると、動荷重半径は正
常内圧時に比べて小さくなる。したがって、そのタイヤ
i の回転角速度Fi は正常内圧時よりも速くなる。つ
まり、各回転角速度Fi の違いによってタイヤWi の空
気圧低下を検出することができる。下記(1) 式にタイヤ
i の空気圧低下を検出するための判定式を示す(特開
昭63−305011号公報、特開平4−212609
号公報等参照)。
【0006】
【数1】
【0007】たとえば各タイヤWi の動荷重半径が仮に
すべて同一であるとすれば、回転角速度Fi はすべて同
一となり(F1 =F2 =F3 =F4 )、判定値Dは0で
ある。そこで、閾値DTH1 ,DTH2 (DTH1 ,DTH2
0)を設定し、 D<−DTH1 あるいは D>DTH2 ‥‥(2) の判定式を満たす場合は、空気圧が低下しているタイヤ
i があると判定し、上記判定式を満たさない場合に
は、空気圧は低下していないと判定することもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タイヤWi
の動荷重半径は、車両の速度の上昇に伴って大きくなる
という性質(この性質をトレッドリフティングという)
がある(図7参照)。これは、車両の速度が上昇するに
つれてタイヤWi に作用する遠心力が大きくなるためで
ある。ところが、このトレッドリフティングにより、低
速走行中は空気圧低下の検出を容易に行うことができる
のに対して、高速走行中は空気圧低下の検出が非常に困
難になってしまうという不具合が生じる。
【0009】より具体的に説明すると、低速走行中に
は、図8(a) に示す空気圧が低下しているタイヤWi
作用する遠心力は小さいので、その動荷重半径R1は図
8(b)に示す正常内圧のタイヤWi の動荷重半径R2に
比べ小さくなる。したがって、低速走行中には、空気圧
が低下しているタイヤWi の回転角速度Fi と正常内圧
のタイヤWi の回転角速度Fi との差は顕著になる。そ
のため、比較的大きな判定値Dによって、空気圧の低下
を容易に検出することができる。
【0010】一方、高速走行中には、空気圧が低下して
いるタイヤWi は、タイヤ自身に作用する大きな遠心力
のため、図8(a) に示す空気圧が低下しているタイヤW
i の動荷重半径R1は、図9(a) に示すように、図9
(b) に示す正常内圧のタイヤWi の動荷重半径R2とほ
とんど変わらないくらいに大きくなる。反対に、図9
(b) に示す正常内圧のタイヤWi の動荷重半径R2はタ
イヤ自身に作用している張力とその遠心力とが打消し合
い、ほとんど変わらない。したがって、高速走行中に
は、空気圧が低下しているタイヤWi の回転角速度Fi
と正常内圧のタイヤWi の回転角速度Fi との差はほと
んどなくなり、判定値Dも0に極めて近くなる。そのた
め、上記の判定式(2) を満たさず、空気圧の低下を検出
できない。一方、低速走行中には、その判定値Dは0か
ら大きく離れることになるので、上記判定式(2) を満た
し、空気圧の低下を検出できる。つまり、高速走行中に
おいては、低速走行中と同じように空気圧が低下してい
ても、空気圧の低下を確実に検出することはできない。
【0011】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、車両が高速走行中であっても、タイヤの空
気圧低下を確実に検出することができるタイヤ空気圧低
下判定方法およびこの方法を用いたタイヤ空気圧低下検
出装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載のタイヤ空気圧低下判定方法は、予め各
タイヤをそれぞれ個別に減圧し、この状態の車両を予め
定められた複数の速度で直線走行させておき、そのとき
各速度ごとに4輪についての平均判定値を求め、予め定
められた基準速度に対応する平均判定値を基準判定値と
して設定し、当該基準判定値に対する上記求められた
判定値の比率と基準速度に対する上記速度の比との対
応関係を予め記憶しておき、車両の実走行時において、
車両の速度を算出し、当該算出された速度に対応する上
記比率を上記予め記憶されている対応関係に基づいて求
め、当該求められた上記比率を上記算出された速度で求
められた判定値にかけることにより判定値を補正するこ
とを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載のタイヤ空気圧低下検
出装置は、各タイヤをそれぞれ個別に減圧し、この状態
の車両を予め定められた複数の速度で直線走行させてお
き、そのとき各速度ごとに4輪についての平均判定値を
求め、予め定められた基準速度に対応する平均判定値を
基準判定値として設定し、当該基準判定値に対する上記
求められた平均判定値の比率と基準速度に対する上記速
の比との対応関係を予め記憶しておく記憶手段と、車
両の実走行時において、速度を算出する速度算出手段と
を含み、判定値演算手段は、上記速度算出手段により算
出された速度に対応する上記比率を上記記憶手段に予め
記憶されている対応関係に基づいて求め、当該求められ
た比率を上記算出された速度で求められた判定値にかけ
ることにより上記判定値を補正するものであることを特
徴とする。
【0014】また、請求項3記載のタイヤ空気圧低下判
定方法は、予め各タイヤをそれぞれ個別に減圧し、この
状態の車両を予め定められた複数の速度で直線走行させ
ておき、そのとき各速度ごとに4輪についての平均判定
値を求め、予め定められた基準速度に対応する平均判定
値を基準判定値として設定し、当該基準判定値に対する
上記求められた平均判定値の比率と上記速度の比との対
応関係を予め記憶しておき、車両の実走行時において、
車両の速度を算出し、当該算出された速度に対応する上
記比率を上記予め記憶されている対応関係に基づいて求
め、当該求められた上記比率を予め記憶されているしき
い値にかけることにより、上記しきい値を補正すること
を特徴とする。
【0015】また、請求項4記載のタイヤ空気圧低下検
出装置は、予め各タイヤをそれぞれ個別に減圧し、この
状態の車両を予め定められた複数の速度で直線走行させ
ておき、そのとき各速度ごとに4輪についての平均判定
値を求め、予め定められた基準速度に対応する平均判定
値を基準判定値として設定し、当該基準判定値に対する
上記求められた平均判定値の比率と基準速度に対する
記速度の比との対応関係を予め記憶しておく記憶手段
と、車両の実走行時において、車両の速度を算出する速
度算出手段とを含み、上記判定値演算手段は、上記速度
算出手段により算出された速度に対応する上記比率を上
記記憶手段に予め記憶されている対応関係に基づいて求
め、当該求められた上記比率を上記しきい値にかけるこ
とにより上記しきい値を補正することを特徴とする。
【0016】
【作用】上記請求項1または2記載の構成では、各タイ
ヤをそれぞれ個別に減圧し、この状態の車両を予め定め
られた複数の速度で試験直線走行させる。ここで、タイ
ヤを減圧させるのは、後述するように、判定値を補正す
るために用いられる比率を求めるためである。上記試験
走行中または試験走行終了後に、空気圧低下を判定する
ための4輪についての平均判定値を求める。この求めら
れた平均判定値のうち、予め定められた基準速度に対応
する平均判定値を基準判定値として設定する。そして、
この基準判定値に対する他の求められた平均判定値の比
率と基準速度に対する上記速度の比との対応関係を記憶
する。
【0017】なお、上記対応関係を記憶手段に記憶する
形式としては、たとえば近似式の形で記憶したり、また
この近似式に速度を代入して判定値を求め、この求めた
判定値と速度とをテーブルとして記憶しておいてもよ
い。車両の実走行時において、車両の速度を算出すると
ともに、検出された各タイヤの回転角速度に基づいて上
記判定値を求める。そして、この算出された速度に対応
する比率を上記対応関係に基づいて求め、この求めた比
率を上記算出された速度で求められた判定値にかけるこ
とにより、求めた判定値を補正する。つまり、判定値を
速度に応じて補正しているので、たとえば高速走行中に
生じるいわゆるトレッドリフティングの影響を無視する
ことができる。
【0018】また、請求項3または4記載の構成では、
車両の速度に対応する比率に基づき、空気圧が低下して
いるか否かを判定するための基準であるしきい値を補正
する。つまり、速度に応じた比率をしきい値にかけるこ
とによりしきい値を補正するので、たとえば高速走行中
に生じるいわゆるトレッドリフティングの影響を無視す
ることができる。
【0019】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。なお、説明の順序としては、ま
ず装置の構成を説明し、次いで初期補正処理および空気
圧低下検出処理について説明し、最後に本発明にかかる
速度補正処理について説明する。
【0020】−構成− 図2は、タイヤ空気圧低下検出装置の構成を示すブロッ
ク図である。タイヤ空気圧低下検出装置は、四輪車両の
各タイヤW1 ,W2 ,W3 ,W4 にそれぞれ関連して設
けられた従来公知の構成の車輪速センサ1を備えてお
り、この車輪速センサ1の出力は制御ユニット2に与え
られる。制御ユニット2には、ドライバによって操作さ
れる初期化スイッチ3、および、後述するように、空気
圧が低下したタイヤが表示される表示器(CRT等)4
が接続されている。
【0021】図3は、上記タイヤ空気圧低下検出装置の
電気的構成を示すブロック図である。制御ユニット2
は、マイクロコンピュータから構成されており、そのハ
ードウエア構成には、図のように、外部装置との信号の
受渡しに必要なI/Oインターフェース2a、演算処理
の中枢としてのCPU2b、CPU2bの制御動作プロ
グラムが格納されたROM2c、および、CPU2bが
制御動作を行う際にデータ等が一時的に書込まれたり、
その書込まれたデータが読出されるRAM2dが含まれ
ている。上記ROM2cには、車両の速度の2乗値と判
定値の平均値との関係式が予め格納されている。なお、
その関係式の求め方の詳細については後述する。
【0022】車輪速センサ1からは、タイヤWi (ただ
し、iは各タイヤW1 ,W2 ,W3,W4 の各数字
「1,2,3,4」に対応しており、以下同様であ
る。)の回転数に対応したパルス信号(以下「車輪速パ
ルス」という)が出力される。CPU2bは、この出力
された車輪速パルスに基づき、所定のサンプリング周期
ΔTごとに、タイヤWi の回転角速度Fi を算出する。
【0023】−初期補正処理− 以下では、上記タイヤ空気圧低下検出装置における初期
補正処理について説明する。この初期補正処理は、以下
の理由で必要な処理である。車両の4つのタイヤW1
2 ,W3 ,W4 の空気圧がすべて正常であったとして
も、たとえばタイヤWi の製造時における規格内でのば
らつき(初期差異という)により、4つのタイヤW1
2 ,W3 ,W4 の動荷重半径はすべて同一であるとは
限らない。そのため、上記初期差異を初期補正処理によ
って補正することが、その後の正確なタイヤ空気圧低下
検出において不可欠である。
【0024】図4および図5を参照して、この初期補正
処理は、ドライバによって初期化スイッチ3(図2参
照)が操作されたことに基づいて開始される(ステップ
S1)。初期化スイッチ3がオンされると、CPU2b
によってRAM2dに記憶されている速度VBi および
走行距離Lがリセット(初期化)される(ステップS
2)。ここで、速度VBi は、後述する前後加速度Ai
を算出するために用いられるものである。次いで、車輪
速センサ1の出力である車輪速パルスが読込まれ(ステ
ップS3)、この車輪速パルスに基づいて回転角速度F
i が求められる。そして、Vi =R×Fi (Rはタイヤ
i の半径)に基づいて、各タイヤWi の速度Vi が算
出され(ステップS4)、この算出された各速度Vi
予め定められた閾値VTH(たとえば10Km/h)とが
比較される(ステップS5)。
【0025】上記比較の結果、上記各速度Vi のうち1
つでも閾値VTHよりも小さいものがあれば、速度Vi
VBi としてRAM2dに記憶される(ステップS1
1)。一方、すべての速度Vi が閾値VTHよりも大きけ
れば、次にRAM2dにすでにVBi が記憶されている
か否かが判別される(ステップS6)。その結果、VB
i が記憶されていない、すなわちVBi がまだ初期化状
態であれば、その速度V i がVBi としてRAM2dに
記憶される。一方、すでにVBi が記憶されている場合
には、Ai =(Vi −VBi )/ΔT(ΔTはサンプリ
ング周期)に基づいて、タイヤWi の前後加速度Ai
算出される(ステップS7)。
【0026】タイヤWi の前後加速度Ai が算出される
と、この各前後加速度Ai の絶対値が所定の閾値A
TH(たとえば0.1)よりも小さいか否かが判別される
(ステップS8)。すなわち、
【0027】
【数2】
【0028】であるか否かが判別される。この判別の結
果、算出された前後加速度Ai のうち、1つでも閾値A
THより大きければ、タイヤがスリップしたとみなされ、
その速度Vi がVBi としてRAM2dに記憶される
(ステップS11)。一方、算出された前後加速度Ai
がすべて閾値ATHよりも小さければ、次に車両が直線走
行しているか否が判別される(ステップS9)。
【0029】この初期補正処理では、各タイヤWi の初
期差異による動荷重半径の違いだけを知りたい。しか
し、コーナリング中には、横G等の影響により、各タイ
ヤの動荷重半径が変動するため、コーナリング中である
と判定されたときの回転角速度Fi は初期補正処理には
適していない。したがって、直線走行をしているか否か
の判別をしなければならない。
【0030】上記判別の結果、直線走行していないと判
別されると、上記速度Vi がVBiとしてRAM2dに
記憶される。一方、直線走行していると判別されると、
回転角速度Fi がRAM2dに記憶され(ステップS1
0)、さらに速度Vi がVB i としてRAM2dに記憶
される(ステップS11)。ステップS11の処理が終
了すると、RAM2dに記憶されている走行距離Lが更
新される(ステップS12)。つまり、サンプリング周
期ΔTの間に走行した距離だけ更新される。次いで、こ
の更新された走行距離Lが予め定められた閾値LTH(た
とえば200m)よりも大きいか否かが判別される(ス
テップS13)。その結果、更新された走行距離Lが閾
値LTHよりも短ければ、もう一度ステップS3の処理か
ら以上の処理が繰り返し行われる。一方、走行距離Lが
閾値L THに達すれば、それまでにRAM2dに記憶され
た回転角速度Fi に基づいて、補正係数Ci (j) が算出
される(ステップS14)。
【0031】上記補正係数Ci (j) は、あるタイヤWi
を基準として求められるもので、たとえばタイヤW1
基準とすると、各タイヤWi の補正係数C1 (j) ,C2
(j),C3 (j) ,C4 (j) は、 C1 (j) =F1(j)/F1(j) ‥‥(4) C2 (j) =F1(j)/F2(j) ‥‥(5) C3 (j) =F1(j)/F3(j) ‥‥(6) C4 (j) =F1(j)/F4(j) ‥‥(7) と算出される。ここで、j =1〜Nであり、NはRAM
2dに記憶されている回転角速度Fi の個数である。つ
まり、各補正係数C1 (j) ,C2 (j) ,C3 (j),C
4 (j) はそれぞれN個づつ算出されることになる。
【0032】次いで、補正係数Ci (j) の精度を高める
ために、このN個の各補正係数C1(j) ,C2 (j) ,C
3 (j) ,C4 (j) の平均値をとる。すなわち、 C1 =ΣC1 (j) /N ‥‥(8) C2 =ΣC2 (j) /N ‥‥(9) C3 =ΣC3 (j) /N ‥‥(10) C4 =ΣC4 (j) /N ‥‥(11) を算出する。なお、Σはj=1〜Nまでの総和を意味す
る。この平均値C1 ,C 2 ,C3 ,C4 が最終的な補正
係数となる。
【0033】この補正係数Ci の算出が終了すると、初
期補正処理は終了する。−空気圧低下検出処理−この初
期補正処理が終了すると、通常走行におけるタイヤWi
の空気圧低下検出処理が行われる。この処理を具体的に
説明すると、CPU2bは、上記補正係数Ci をサンプ
リング周期ΔTごとに検出される回転角速度Fi に乗
じ、回転角速度Fi の補正値Fi0を求める。すなわち、
CPU2bは、 F10=C1 ×F1 ‥‥(12) F20=C2 ×F2 ‥‥(13) F30=C3 ×F3 ‥‥(14) F40=C4 ×F4 ‥‥(15) を求める。
【0034】そして、それ以後この補正済の回転角速度
i0がタイヤWi の空気圧低下検出に用いられる。この
空気圧低下は、下記(16)式によって得られた判定値Dに
基づいて検出される。
【0035】
【数3】
【0036】ここで、この求められた判定値Dは、車両
が高速走行中である場合、「発明が解決しようとする課
題」の欄で説明したように、遠心力の作用のため正確な
値にはならない。つまり、この判定値Dでは、空気圧の
低下を正確に検出することはできない。そこで、本実施
例では、上記判定値Dを正確な値にするため、当該判定
値Dに速度補正処理を施す。
【0037】−速度補正処理− この速度補正処理は、本発明にかかる処理であり、車両
の速度V′の2乗値と判定値Dの平均値との関係式に基
づいて行われる。上記速度V′は、上記補正済の回転角
速度Fi0に基づいて計算されるタイヤWi の各速度Vi0
(Vi0=R×F i0)の平均値(V10+V20+V30
40)/4から求めることができる。なお、この速度
V′は、たとえば車両に予め備えられているスピードメ
ータから信号を得ることによっても求めることができ、
その他車両の速度を得ることができる種々の方法によっ
ても求めることができる。
【0038】上記関係式は、本実施例のタイヤ空気圧低
下検出装置が工場から出荷される前に予め求められてい
るもので、上述したように、ROM2cに格納されてい
る。そこで、以下では、まずこの関係式の求め方につい
て説明し、その後速度補正処理の詳細について説明す
る。まず、4つのタイヤW1 〜W4 のうちいずれか1つ
のタイヤWi の空気圧を正常内圧からある程度(たとえ
ば30%、その理由:車両によって日本国内で考えられ
ている車両の最高速度である180km/hで走行した
場合、30%減圧すると、タイヤがバーストするおそれ
が非常に強いため。)低下させ、他の3つのタイヤを正
常内圧に保持しておく。ここで、タイヤWi の空気圧を
低下させるのは、実際に空気圧が低下した場合に、速度
に応じて判定値Dがどの程度変化するのかを実測するこ
とにより、関係式を求めようとしているからである。上
記の状態で車両をある速度V′で走行させ、その走行中
に上記(16)式に基づいて判定値Dを求める。なお、判定
値Dはサンプリング周期ΔTごとに求められるので、実
際にはサンプリング周期ΔTごとに求められた判定値D
の平均を上記速度V′での判定値Dとする。これを、た
とえば20Km/h、30Km/h、40Km/h・・
・、180Km/h・・というように、速度V′ごとに
行い、各速度V′ごとに判定値Dを求める。以上の動作
をすべてのタイヤWi について行い、各タイヤWi ごと
に各速度V′に対応する判定値Dを求める。
【0039】4つのタイヤWi において、各速度V′に
対応する判定値Dを求めたら、次にその4つのタイヤW
i における判定値Dの平均値DAVを各速度V′ごとに求
める。その一方、上記速度V′の中から適当な速度V′
(たとえばV′=120Km/h)を基準速度V0 とし
て設定する。そして、その基準速度V0 に対する速度
V′の比の2乗値α(=(V′/V0 2 )を横軸にと
り、基準速度V0 の平均値DAV0 に対する各速度V′の
平均値DAVの比β(=DAV/DAV0 )を縦軸にとってグ
ラフを描く。その結果、そのグラフは、たとえば図1に
示すように、右下がりの直線となり、基準速度V0 の縦
軸の値βは1となる。上記グラフが右下がりの直線とな
るのは、高速になるほどタイヤWi に遠心力が作用して
判定値Dが小さくなるためである。また、上記グラフが
縦軸の値βの零に交わるのは、たとえば車両の速度が2
50Km/h程度のときであるので、通常、上記βは正
である。
【0040】この求められたグラフに基づいて速度の比
の2乗値αと判定値Dの平均値βとの関係式f(α)
を、たとえば最小二乗法を用いて求める。その関係式f
(α)は、グラフが右下がりの直線なので、たとえばf
(α)=−aα+bのような1次式として求めることが
できる。ここで、a,bは定数である。このようにして
求められた関係式f(α)をROM2cに格納する。
【0041】次に、実走行中における速度補正処理につ
いて説明する。この速度補正処理は、車両が実際に走行
している場合において行われるもので、この速度補正処
理においては、まず、上記空気圧低下検出処理で求めら
れた補正済の回転角速度Fi0に基づき、車両の速度V′
を算出する。速度V′を算出すると、その速度V′を上
記ROM2cに格納されている関係式f(α)に代入す
る。その結果、その算出された速度V′に1対1に対応
する判定値の比f(α)が求められる。この求められた
判定値の比f(α)に基づいて、上記空気圧低下検出処
理で検出された判定値Dを補正する。すなわち、補正値
をD′とすると、上記判定値Dを、 D′=(1/f(α))×D ‥‥(17) と補正する。
【0042】以上のようにして速度補正処理が行われ
る。この速度補正処理が終了すると、上記補正値D′を
用いて、下記(18)式により、空気圧が低下しているか否
かが判定される。 D′<−D TH1 あるいは D′>D TH2 ‥‥(18) この結果、判定値D′が、図6のa,bに示すように、
−DTH1 ,DTH2 の間からはみ出していれば、すなわち
上記(18)式を満たしていれば、空気圧が低下していると
判定される。一方、上記判定値D′が、−DTH1 ,D
TH2 の間にあれば、すなわち上記(18)式を満たしていな
ければ、空気圧は低下していないと判定される。
【0043】このようにして車両の走行中に空気圧の低
下が検出される。ここで、空気圧が低下していることを
検出し、そのことだけをドライバに報知するのに対し
て、いずれのタイヤWi の空気圧が低下しているのかも
報知できる方が、ドライバにとってはよりわかりやすく
なる。そのため、次に、空気圧が低下しているタイヤW
i を特定する方法について説明する。
【0044】上記(14)式により求められた補正済の判定
値D′の正負は、補正係数1/f(α)は正であること
から、上記(16)式により求められた補正前の判定値Dの
正負と同じである。したがって、 D′>0であれば、減圧しているタイヤはW1 またはW
4 D′<0であれば、減圧しているタイヤはW2 またはW
3 と特定できる。さらに、この場合において、車両が直進
状態では、 F1 >F2 ならば、減圧しているタイヤはW11 <F2 ならば、減圧しているタイヤはW23 >F4 ならば、減圧しているタイヤはW33 <F4 ならば、減圧しているタイヤはW4 と特定できる。
【0045】以上の結果、空気圧が低下しているタイヤ
i が特定されると、その結果は表示器4へ出力されて
表示される。表示器4における表示態様としては、たと
えば図3に示すように、4つのタイヤW1 ,W2
3 ,W4 に対応する表示ランプが同時に点灯するよう
にされている。以上のように本実施例のタイヤ空気圧低
下検出装置における速度補正処理によれば、車両の速度
に応じて演算された判定値Dを補正しているので、たと
えば車両の高速走行中に生じるトレッドリフティングの
影響を無視することができる。そのため、高速走行中に
おいても、空気圧の低下を確実に検出することができ
る。
【0046】実施例の説明は以上のとおりであるが、本
発明は上述の実施例に限定されるものではない。たとえ
ば上述の実施例では、速度補正処理において判定値Dを
補正しているが、たとえば判定値Dは補正せずに閾値D
TH1、D TH2を補正するようにしてもよい。すなわち、
まず、 D TH1′=f(α)×D TH1 ‥‥(19) D TH2′=f(α)×D TH2 ‥‥(20) を算出する。次いで、補正していない判定値Dが下記(2
1)式の判定式を満たすかどうかを判定する。
【0047】 D<−D TH1′ あるいは D>D TH2′ ‥‥(21) この結果、判定式(21)を満たせば、空気圧は低下してい
ると判定し、判定式(21)を満たさなければ、空気圧は低
下していないと判定する。この変形例にかかる速度補正
処理によれば、速度V′に応じて閾値D TH1,D TH2
補正しているので、たとえ車両の高速走行中にトレッド
リフティングの影響で判定値Dが低く算出されても、確
実に空気圧の低下を検出することができる。
【0048】また、上記実施例では、基準速度V0 に対
する任意の速度V′の比の2乗値αと、基準速度V0
判定値DAV0 に対する任意の速度V′の判定値DAVの比
βとの関係式f(α)の形が予めROM2cに記憶され
ている構成例について説明したが、たとえば速度V′に
対応する関係式の値を予め求めておき、その各値をテー
ブルとしてROM2cに記憶しておくような構成にして
もよい。このような構成にすれば、CPU2bにおい
て、速度V′に対応する関係式の値を演算する時間を節
約することができる。
【0049】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことは可能である。
【0050】
【発明の効果】以上のように請求項1または2記載の構
成によれば、演算された判定値を速度に応じて補正する
ので、高速走行中に発生するいわゆるトレッドリフティ
ングの影響を無視することができる。したがって、高速
走行中においても、空気圧の低下を確実に検出すること
ができる。そのため、安全走行に貢献することができ
る。
【0051】また、請求項3または4記載の構成によれ
ば、空気圧低下の存否を判定するための閾値を車両の速
度に応じて補正しているので、上記請求項1または2記
載の構成と同じように、高速走行中においても、空気圧
の低下を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤ空気圧低下検出装置
における速度の変化に対する判定値の変化を示すグラフ
である。
【図2】上記タイヤ空気圧低下検出装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】上記タイヤ空気圧低下検出装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図4】上記タイヤ空気圧低下検出装置における初期補
正処理を示すフローチャートである。
【図5】同様に、初期補正処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】空気圧低下を検出する基準である閾値を説明す
るための図である。
【図7】速度の変化による動荷重半径の変化を示すグラ
フである。
【図8】車両の低速走行中におけるタイヤの動荷重半径
の違いを説明するための図である。
【図9】車両の高速走行中におけるタイヤの動荷重半径
の違いを説明するための図である。
【符号の説明】
1 車輪速センサ 2 制御ユニット 2b CPU 2c ROM 2d RAM W,W1 ,W2 ,W3 ,W4 タイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−212609(JP,A) 特開 昭63−305011(JP,A) 特開 平6−183229(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 23/00 - 23/08 G01L 17/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四輪車両に備えられている4つのタイヤの
    各回転角速度を検出し、当該検出された各回転角速度か
    ら、タイヤの空気圧が低下しているか否かを判定するた
    めの判定値を求め、当該求められた判定値を次のように
    補正し、その補正された値と予め記憶されているしきい
    値とを比較することによりタイヤの空気圧が低下してい
    るか否かを判定するタイヤ空気圧低下判定方法であっ
    て、 上記各タイヤをそれぞれ個別に減圧し、この状態の車両
    を予め定められた複数の速度で直線走行させておき、そ
    のとき各速度ごとに4輪についての平均判定値を求め、
    予め定められた基準速度に対応する平均判定値を基準判
    定値として設定し、当該基準判定値に対する上記求めら
    れた平均判定値の比率と基準速度に対する上記速度の比
    との対応関係を予め記憶しておき、 車両の実走行時において、車両の速度を算出し、 当該算出された速度に対応する上記比率を上記予め記憶
    されている対応関係に基づいて求め、 当該求められた上記比率を上記算出された速度で求めら
    れた判定値にかけることにより、判定値を補正すること
    を特徴とするタイヤ空気圧低下判定方法。
  2. 【請求項2】四輪車両に備えられている4つのタイヤの
    各回転角速度を検出する回転角速度検出手段と、当該回
    転角速度検出手段により検出された各回転角速度から、
    タイヤの空気圧が低下しているか否かを判定するための
    判定値を求める判定値演算手段と、当該求められた判定
    値が予め記憶されているしきい値より大きいか否かを判
    別する比較手段と、この比較手段での比較結果に基づい
    てタイヤの空気圧が低下しているか否かを判定する判定
    手段とを含むタイヤ空気圧低下検出装置であって、 上記各タイヤをそれぞれ個別に減圧し、この状態の車両
    を予め定められた複数の速度で直線走行させておき、そ
    のときの各速度ごとに4輪についての平均判定値を求
    め、予め定められた基準速度に対応する平均判定値を基
    準判定値として設定し、当該基準判定値に対する上記求
    められた平均判定値の比率と基準速度に対 する上記速度
    の比との対応関係を予め記憶しておく記憶手段と、 車両の実走行時において、速度を算出する速度算出手段
    とを含み、 上記判定値演算手段は、上記速度算出手段により算出さ
    れた速度に対応する上記比率を上記記憶手段に予め記憶
    されている対応関係に基づいて求め、当該求められた比
    率を上記算出された速度で求められた判定値にかけるこ
    とにより上記判定値を補正するものであることを特徴と
    するタイヤ空気圧低下検出装置。
  3. 【請求項3】四輪車両に備えられている4つのタイヤの
    各回転角速度を検出し、当該検出された各回転角速度か
    ら、タイヤの空気圧が低下しているか否かを判定するた
    めの判定値を求め、当該求められた判定値と、予め記憶
    されているしきい値を次のように補正して求めたしきい
    値とを比較し、当該比較の結果に基づいて、タイヤの空
    気圧が低下しているか否かを判定するタイヤ空気圧低下
    判定方法であって、 上記各タイヤをそれぞれ個別に減圧し、この状態の車両
    を予め定められた複数の速度で直線走行させておき、そ
    のとき各速度ごとに4輪についての平均判定値を求め、
    予め定められた基準速度に対応する平均判定値を基準判
    定値として設定し、当該基準判定値に対する上記求めら
    れた平均判定値の比率と基準速度に対する上記速度の比
    との対応関係を予め記憶しておき、 車両の実走行時において、車両の速度を算出し、 当該算出された速度に対応する上記比率を上記予め記憶
    されている対応関係に基づいて求め、 当該求められた上記比率を予め記憶されているしきい値
    にかけることにより、上記しきい値を補正することを特
    徴とするタイヤ空気圧低下判定方法。
  4. 【請求項4】四輪車両に備えられている4つのタイヤの
    各回転角速度を検出する回転角速度検出手段と、当該回
    転角速度検出手段により検出された各回転角速度から、
    タイヤの空気圧が低下しているか否かを判定するための
    判定値を求める判定値演算手段と、当該判定値演算手段
    により求められた判定値と、予め記憶されているしきい
    値を次のように補正して求めたしきい値とを比較する比
    較手段と、当該比較手段での比較の結果に基づいて、タ
    イヤの空気圧が低下しているか否かを判定する判定手段
    とを含むタイヤ空気圧低下検出装置であって、 上記各タイヤをそれぞれ個別に減圧し、この状態の車両
    を予め定められた複数の速度で直線走行させておき、そ
    のとき各速度ごとに4輪についての平均判定値を求め、
    予め定められた基準速度に対応する平均判定値を基準判
    定値として設定し、当該基準判定値に対する上記求めら
    れた平均判定値の比率と基準速度に対する上記速度の比
    との対応関係を予め記憶しておく記憶手段と、 車両の実走行時において、車両の速度を算出する速度算
    出手段とを含み、 上記判定値演算手段は、上記速度算出手段により算出さ
    れた速度に対応する上記比率を上記記憶手段に予め記憶
    されている対応関係に基づいて求め、当該求められた上
    記比率を上記しきい値にかけることにより上記しきい値
    を補正するものであることを特徴とするタイヤ空気圧低
    下検出装置。
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