JPH11170471A - 印刷用媒体製造装置 - Google Patents

印刷用媒体製造装置

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JPH11170471A
JPH11170471A JP35204597A JP35204597A JPH11170471A JP H11170471 A JPH11170471 A JP H11170471A JP 35204597 A JP35204597 A JP 35204597A JP 35204597 A JP35204597 A JP 35204597A JP H11170471 A JPH11170471 A JP H11170471A
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JP
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drum
cotter
unit
adjustment
parallelism
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JP35204597A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Ura
敏行 浦
Hitoshi Horino
均 堀野
Tetsuhiko Endo
哲彦 遠藤
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Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の部品、高度な組立技術等を必要とす
ることなく、版取付け機構と描画機構との垂直方向及び
水平方向における平行度調整を行うことができる印刷用
媒体製造装置を提供することである。 【解決手段】 版取付け機構2と、版取付け機構2のド
ラム5に対して軸方向に平行移動する描画機構3とを備
えた装置において、前記版取付け機構2のドラム5と描
画機構3との垂直方向及び水平方向における平行度調整
を行うためのコッター調整機構14を設けた構成にして
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は版下フィルム、水な
し印刷版、オフセット印刷版などの印刷用版及び校正用
出力結果を表すためのプルーフ等の印刷用媒体製造装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に版下フィルム、水なし印刷版、オ
フセット印刷版などの印刷用版及び校正用出力結果を表
すプルーフ等の印刷用媒体製造装置は、回転自在に支持
されたドラムと、該ドラムに対して軸方向に平行移動す
る描画機構とを備えた構成になっており、ドラムと描画
機構の平行度調整及び寸法調整は構成する部品の加工精
度に依存して行わないか、描画結果を見ながらシム等の
薄板を構成する部材間に挟むことにより達成していた。
【0003】このため要求精度が高くなればなるほど部
品代の上昇を招いたり、調整作業により長い時間を要し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の描画機構に結像
光学系を用いた場合には、版面の位置が結像光学系の焦
点深度外にずれると、いわゆる「ピンぼけ」になって必
要とする印刷用媒体が得られなくなる。特に版製造装置
においては描画領域全域にわたって一定のピントを保つ
事が必要不可欠である。
【0005】このため、印刷用媒体製造装置における版
取付け機構のドラムと描画機構との垂直方向の間隔寸
法、ドラムと描画機構との垂直方向の平行度、ドラムと
描画機構との水平方向の間隔寸法、ドラムと描画機構と
の水平方向の平行度等の調整が必要であり、描画精度が
高くなればなるほど高精度の部品が必要であると共に、
部品の製作時間、組立調整作業時間が長くなるという問
題がある。さらに、高度な加工、組立技術を有する作業
者を必要とする問題がある。
【0006】本発明は高精度の部品、高度な組立技術等
を必要とすることなく、ドラムと描画機構との垂直方向
及び水平方向における平行度調整等ができる印刷用媒体
製造装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の印刷用媒体製造装置は請求項1に記載の
ように版取付け機構と描画機構との垂直方向及び水平方
向における平行度調整を行うためのコッター調整機構を
設けた構成にしてある。
【0008】又、請求項2に記載のように版取付け機構
をドラムによって構成することができ、さらに、請求項
3に記載のようにドラムに描画機構との垂直方向及び水
平方向における平行度調整を行うための基準面を設けた
構成にすることができる。
【0009】
【発明の実施の態様】図1は本発明の印刷用媒体製造装
置の構成の一つの実施例を示す概略正面図、図2は平面
図であって、該製造装置は機台1上に水平な状態で設置
された版取付け機構2と、版取付け機構2の近接位置に
設置された描画機構3と、版取付け機構2に回転動作信
号を、描画機構3に光学ユニット移動信号と画像情報を
各々送る制御手段4とにより構成されている。
【0010】上述の版取付け機構2は両端に軸体6、7
が突設されたドラム5と、機台1に設置され軸体6、7
を回転自在に支持するドラム支持部材8と、軸体7の端
部に連結された駆動用の電動機9とにより構成されてお
り、該ドラム5の表面に版10が固定されるようになっ
ている。
【0011】該版取付け機構2はドラム5に代えて平板
状の版材取付け部材にすることができ、その形状、構成
等が限定されないことは言うまでもない。
【0012】上述の描画機構3がレーザービーム照射機
構である場合は光学ユニット12とそれを載置してドラ
ム5の軸心長手方向に移動させる送りレール機構13
と、該送りレール機構13に取付けられたコッター調整
機構14とにより構成されている。
【0013】光学ユニット12はレンズユニット15
a、15b、15cと光学テーブル16と光ファイバー
17a、17b、17cとレーザー電源18とからな
り、制御手段4から送られてきた画像情報を元にレーザ
ー電源18がレーザー光を発生させる。該レーザー光は
光ファイバー17a、17b、17c内を通ってレンズ
ユニット15a、15b、15cによって結像されて版
10上に照射されるようになっている。
【0014】本実施例においては光ファイバーを用いて
レーザー光をレンズユニットに導くものを使用したが、
レーザー素子から直接レンズユニットにレーザー光を放
射する光学ユニットを使用することができる。
【0015】送りレール機構13はボールネジを用いた
送り機構の送りレール19と移動テーブル20と電動機
21とにより構成されている。
【0016】制御手段4は版面に目的とする描画を行う
ため、電動機9、21に回転信号をおくると共にレーザ
ー電源18に画像情報を送るようになっており、これに
よりドラム5が回転された状態で、光学ユニット12が
移動してレーザー光が版面に照射される。
【0017】コッター調整機構14の構成は図3に示さ
れるように水平方向調整機構22と垂直方向調整機構2
3とにより構成され、平行度調整と垂直方向及び水平方
向の間隔調整作業時に光学ユニット12を取り外して測
定器ユニット24と交換して送りレール機構13に取付
けられている。
【0018】垂直方向調整機構23は図3に示されるよ
うに垂直方向調整用ベース板31と垂直方向コッターユ
ニット32a、32bと止めネジ33a、33b、33
c、33dとにより構成され、該垂直方向コッターユニ
ット32a、32bは対象の状態になっており、上述の
送りレール機構13を両端から支持するようになってい
る。
【0019】水平方向調整機構22は図4に示されるよ
うに機台1とドラム側版8に固定された水平方向調整用
ベース板25と水平方向コッターユニット26と回転軸
27とバネ28と軸29a、29bと止めネジ30a、
30b、30c、30dとにより構成されている。該バ
ネ28は複数本であっても構わない。
【0020】上述の垂直方向コッターユニット32aは
図5、図6に示されるように作動ユニット34と従動ユ
ニット35とからなり、作動ユニット34はコッター3
6とつまみ37とネジ38とナット39とヘッド40と
ブラケット41とにより構成され、従動ユニット35は
レール受け42とベアリング43と軸44とナット45
a、45bとスペーサ46a、46bとにより構成され
ている。
【0021】該コッター36の底部には垂直方向調整用
ベース板31に形成された水平方向のコッター溝58に
係合する凸部(図5参照)が、コッター36はこのコッ
ター溝58に沿って垂直方向調整用ベース板31上を図
6の左右方向に摺動する。
【0022】レール受け42はコッター36と同様に、
垂直方向調整用ベース板31に設けられた垂直方向のレ
ール溝59に幅を合せて取り付けてあり、止めネジ33
a,33bを緩めておくことでレール受け42に設けた
長穴の範囲内において送りレール19と共に図5の上下
方向に摺動することができる。
【0023】該コッター36には例えば1/62.5の
勾配が設けてあり、つまみ37を回すことによって図5
において左右矢印方向に移動する。従動ユニット35は
ベアリング43によってコッター36と接しており、コ
ッター36の移動に追従してレール受け42がレール溝
59に沿って上下動する。該レール受け42に固定され
ている送りレール19及び付属品の重量が常にベアリン
グ43にかかるので与圧がかかった状態になる(図3参
照)。ネジ38には例えばピッチ1mmのネジが切られ
ており、つまみ37を1回転することにより従動ユニッ
ト35は16μmだけ上もしくは下に移動する。
【0024】垂直方向コッターユニット32a、32b
は図3に示すように左右に設けてあり、ドラム軸の軸心
に対する垂直方向の平行度だけでなく機台1からの高さ
寸法の調整も行うことができる。
【0025】図4における水平方向コッターユニット2
6は従動ユニット35を除いて基本的に垂直方向コッタ
ーユニット32と同様の構成になっている。
【0026】水平方向調整機構22は図4に示すように
回転軸27を中心に、水平方向コッターユニット26の
動きにより、止めネジ30a、30b、30c、30d
を緩めておくことにで垂直方向調整機構23全体をわず
かではあるが水平方向に回転することができる。
【0027】上述の水平方向調整機構22は垂直方向調
整機構23と同様に水平方向コッターユニット26を対
象の状態に設けた構成にすることは可能である。
【0028】次に実際の調整手順について記述する。
【0029】先ず、ドラム5をドラム支持部材8に組み
込んだ段階で図7に示されるようにドラム5の基準面位
置出しを行う。該ドラム5には加工時にあらかじめ溝状
の基準面60が形成されている。
【0030】この基準面60はその一端面がドラム軸中
心に垂直かつドラム軸長手方向に平行になるように加工
されており、これはドラム加工時の工作機械精度により
十分な精度を得ている。ドラム支持部材8の底面からド
ラム中心までの寸法(a)を保証する治具49を用意し
ておき、定盤53上で前述のドラム基準端面にこれをあ
てがった状態で、図8に示されるようにスペーサ54、
止めネジ55を用いてドラム5を固定する(ネジ固定を
行うためにドラム5端面には雌ネジが、ドラム側板8に
は長穴61が穿設されている。)。
【0031】この後、ドラム側板8を機台1に設置し、
同様にコッター調整機構14、送りレール機構13も設
置する。
【0032】組立操作時における平行度調整、寸法調整
に使用される測定器ユニット24は図9、図10に示さ
れるように測定子47と測定子ホルダ48と測定ベース
板49と測定器50とにより構成され、測定器50及び
測定子47には、電気マイクロメータ等を用いて精密測
定を行うことができる。光学系の仕様等により必要とな
る平行度も異なるが、1例として10μm以内に調整し
たい場合には、レンジを切り替えるなどして数100μ
m〜1μm、あるいは0.1μm単位程度まで表示可能
なタイプが望ましい。
【0033】このように微細な寸法変化を可能にするコ
ッター調整機構と変化量を監視する精密測定器を組み合
わせることにより、非常に正確な調整を容易に行うこと
ができる。
【0034】例えば、精度面でいえば、シム調整に用い
る板等では一般に数μm単位での調整はできない。すな
わち、シムの板厚として例えば、すきまゲージ(JIS
−B7524)にしても最も薄い板厚で30μmであ
り、以降10μm単位で増加している。
【0035】これに対しコッター調整機構では上述の通
りつまみ37を1回転すると16μmの変位が可能であ
るから、例えば1/4回転すればわずか4μmの変位と
なる。そのため、測定器50の表示を監視しながら操作
すれば1μm単位での変位が可能である。よって、本機
構を用いることにより、シム調整などに比べて微細な調
整を正確に行うことができる。
【0036】次に、垂直方向の寸法及び平行度調整を行
う場合は先ず、図11に示されるようなハイトゲージ5
6等を用いて高さ寸法(b)の時に測定子47の位置が
測定器50の読みで±0μmになるように調整する。該
高さ寸法(b)は図1における高さ寸法(b)と同寸法
であってドラム表面が光学ユニットにより露光される位
置を表している。
【0037】次いで、測定器ユニット24を図9に示さ
れるように送りレール機構13の移動テーブル20に固
定する。該測定器ユニット24の測定子47は上下方向
の寸法変化が測定できるように、ドラム5に設けられた
基準溝面60にあてがった状態で測定子ホルダ48に固
定する。この時、止めネジ33a、33b、33c、3
3dは緩めておく。
【0038】該状態で垂直方向コッターユニット32a
を動かして測定器50の指示値を0μmに近づけると、
電動機21を回転させて移動テーブル20と共に測定器
ユニット24を右に移動させ、垂直方向コッターユニッ
ト32bを動かして同様に指示値を0μmに近づける。
そして左右の調整作業を繰り返し行って目標とする誤差
範囲内(例えば±5μm以内)に入ったところで止めネ
ジ33a、33b、33c、33dを締め付ける。
【0039】こうすることにより後に設置する光学ユニ
ット12の光軸がドラム軸中心に対してドラム回転方向
に垂直に、かつドラム軸長手方向に平行に向けることが
できる。
【0040】上述の垂直方向の調整が済むと、水平方向
の平行度調整を行う。図12に示されるように測定子4
7を測定子ホルダ48にドラム5の半径方向の変化が測
定できるように取付ける。この時、図10において止め
ネジ55を一旦緩め、ドラム5基準溝面60が測定子4
7に接触する位置までドラム5を回転させたうえで再度
固定しておく。図12において止めネジ30a、30
b、30c、30dを緩めておいて電動機21を回転さ
せて測定ユニットを左右に動かし、ドラム全幅方向で指
示値のばらつきが0μmに近づくように(例えば±5μ
m以内)水平方向コッターユニット26を動かす。
【0041】本調整は平行度のみの調整なので測定器5
0における指示値の絶対値は必要なく、指示値が目標範
囲内に入れば止めネジ30a、30b、30c、30d
を締め付ける。
【0042】該水平方向の平行度調整が済むと水平方向
の寸法調整を行う。
【0043】水平方向の寸法調整は図13に示されるよ
うに移動テーブル20から測定器ユニット24を取り外
して光学ユニット12をとりつける。ドラム5には版1
0を巻き付けておく。また、光学ユニット12を固定す
る止めネジ56a、56b、56c、56dは緩めてお
く。必要寸法は図に示されるように版10と光学テーブ
ル16の間隙寸法は(c)である。該寸法(c)はレン
ズユニット15a、15b、15cの光学特性により決
定している(例:4.32mm)。この寸法はワーキン
グディスタンスと呼ばれるもので、レンズユニット15
a、15b、15cの固有の寸法である。該レンズユニ
ット15a、15b、15cの外面は光学テーブル16
の面と同面となっている。
【0044】上述の光学テーブル16の両端にはマイク
ロメータヘッド57a、57bが取り付けてあり、マイ
クロメータヘッド57a、57bの先端が光学テーブル
16の面と同面になる時のマイクロメータヘッド57
a、57bの目盛りを読み、その値から寸法(c)分だ
けマイクロメータヘッド57a、57bの先端を突出さ
せる。これによりマイクロメータの精度で寸法(c)が
保証される。この状態で光学テーブル16を版10に押
し当てながら、止めネジ56a、56b、56c、56
dを締め付ける。
【0045】光学テーブル16を固定した後はマイクロ
メータヘッド57a、57bの先端を光学テーブル16
の外面まで戻しておく。
【0046】上述の動作を手順どおりに実行すること
で、 簡単にかつ確実に平行度調整と寸法調整を行うこと
ができる。
【0047】次に、描画機構3に特定の寸法偏差を持た
せる場合について説明する。
【0048】一般に、図2に示されるような版取付け機
構2のドラム5に対して軸方向に平行移動する描画機構
3とを備えた装置(外面円筒方式という)において、図
14に示されるように版10に描かれる描画結果64は
元データにおける描画イメージ62が長方形だったとし
ても厳密には寸法(e)のずれを持った平行四辺形にな
る。これは描画データがドラム1周分描かれた後に次の
描画位置へ連続的に移るらせん状の描画方式を取り入れ
ているためである。
【0049】但し、図2に示されるように1つのレンズ
ユニットに一つの光ファイバー(もしくは光源)を用い
て描画する場合は版面でのレーザービーム径が一般にφ
10〜20μmであり、すなわちこれが図14における
寸法(e)となる。
【0050】これに対し、寸法(d)は例えばA3サイ
ズの描画データにおいては約300mmであることから
寸法(e)は殆ど無視できる寸法である。この事から上
述の光学系を用いる場合は描画される平行四辺形は殆ど
長方形であるとみなして特に問題視しない。
【0051】次に、一つのレンズユニットに複数の光源
(例えば光ファイバーを複数並べて使用するなど)を用
いる場合は光源のサイズがドラム軸方向に長くなるため
寸法(e)も長くなる。該光源の数が増えれば増えるほ
どその寸法は次第に無視できないものとなる。
【0052】そこで、図14に示されるように寸法
(e)に相当する角度(α)だけの変化を描画機構全体
に持たせることにより、版10に対しては曲がった形で
描かれるものの元データ通りの長方形が版10上に作成
される。
【0053】一般に、印刷ドラム上において刷版は任意
の(あくまでも微調用ではあるが)角度を持たせた上で
取り付けることが可能であり、これにより描画結果は元
データ通りの形状、角度で印刷することができる。
【0054】本発明では図3、図4、図5に示した垂直
方向調整機構23を用いることにより、描画機構3全体
が図14に示される角度(α)まで傾くように正確に寸
法確認を行いながら調整することができる。
【0055】該調整方法については上述の垂直方向調整
機構23を用いた調整方法と同様である。例えば、図3
において測定器ユニット24を光学ユニット12に置き
換えたとして、それがドラム5に対して左から右に描画
していくとすると、角度(α)の傾斜を持たせるべく、
垂直方向コッターユニット32bを上げる方向で、垂直
方向コッターユニット32aを下げる方向で調整する。
【0056】上述のコッタ調整機構14においてはコッ
タ36の勾配面にベアリング43が当接する構成にした
が、該ベアリングに代えて半円状の部材にするか、レー
ル受け42にコッタ36の勾配面と同様の勾配面を形成
し、該勾配面同士が当接する構成にすることは可能であ
る。この場合両部材が円滑に移動できるようにフッ素樹
脂等を当接面にコーテングするのが好ましい。
【0057】
【発明の効果】本発明の本発明の印刷用媒体製造装置は
請求項1に記載のように版取付け機構と描画機構との垂
直方向及び水平方向における平行度調整を行うためのコ
ッター調整機構を設けた構成にしているため、従来のシ
ム調整等に比べて簡単に微少な位置変更を行うことがで
き、調整が容易になる。又、接触レバー型の測定器を用
いて常に数値監視を行いながら調整することにより容易
にかつ正確に調整を行うことができる。さらに、描画機
構に特定の寸法偏差を持たせる場合についても容易に調
整が可能となる。
【0058】又、請求項2に記載のように版取付け機構
をドラムによって構成すると、印刷用媒体製造装置全体
をコンパクトにすることができ、請求項3に記載のよう
にドラムに描画機構との垂直方向及び水平方向における
平行度調整を行うための基準面を設けた構成にすると、
平行度調整操作を正確に且つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷用媒体製造装置の構成の1実施例
を示す概略正面図である。
【図2】図1における概略平面図である。
【図3】図1におけるI−I矢視図である。
【図4】図2における水平方向調整機構の構成を示す概
略平面図である。
【図5】図3における垂直方向コッターユニットの詳細
を示す概略図である。
【図6】図5におけるII−II矢視図である。
【図7】ドラム側板底面に対するドラム基準溝の位置決
め調整状態を示す概略図である。
【図8】図7においてドラム側板にドラムを固定した状
態を示す概略図である。
【図9】本発明の印刷用媒体製造装置の組立時における
垂直方向調整状態を示す概略正面図である。
【図10】図9におけるIII−III矢視図である。
【図11】測定器ユニットのゼロ点調整状態を示す概略
図である。
【図12】本発明の印刷用媒体製造装置の組立時におけ
る水平方向調整状態を示す概略平面図である。
【図13】水平方向の寸法調整状態を示す概略平面図で
ある。
【図14】描画機構に特定の寸法偏差を持たせた場合と
そうでない場合の描画イメージの違いを示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 機台 2 版取付け機構 3 描画機構 4 制御手段 5 ドラム 6、7 軸体 8 ドラム支持部材 9、21 電動機 10 版 12 光学ユニット 13 送りレール機構 14 コッター調整機構 15a、15b、15c レンズユニット 16 光学テーブル 17a、17b、17c 光ファイバー 18 レーザー電源 19 送りレール 20 移動テーブル 22 水平方向調整機構 23 垂直方向調整機構 24 測定器ユニット 25 水平方向調整用ベース板 26 水平方向コッターユニット 27 回転軸 28 バネ 29a、29b、44 軸 30a、30b、30c、30d、33a、33b、3
3c、33d、55、56a、56b、56c、56d
止めネジ 31 垂直方向調整用ベース板 32a、32b 垂直方向コッターユニット 34 作動ユニット 35 従動ユニット 36 コッター 37 つまみ 38 ネジ 39、45a、45b ナット 40 ヘッド 41 ブラケット 42 レール受け 43 ベアリング 46a、46b スペーサ 47 測定子 48 測定子ホルダA 49 測定ベース板 50 測定器 51 測定子ホルダB 52 治具 53 定盤 54 スペーサ 56 ハイトゲージ 57a、57b マイクロメータヘッド 58 コッター溝 59 レール溝 60 基準溝 61 長穴 62 描画イメージ 63 版のイメージ 64 描画結果

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版取付け機構と、版取付け機構に対して平
    行移動する描画機構とを備えた装置において、前記版取
    付け機構と描画機構との垂直方向及び水平方向における
    平行度調整を行うためのコッター調整機構を設けたこと
    を特徴とする印刷用媒体製造装置。
  2. 【請求項2】版取付け機構をドラムによって構成せしめ
    たことを特徴とする請求項1に記載の印刷用媒体製造装
    置。
  3. 【請求項3】ドラムに描画機構との垂直方向及び水平方
    向における平行度調整を行うための基準面を設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載の印刷用媒体製造装置。
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Cited By (3)

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JP2003080663A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Tohoku Ricoh Co Ltd 書き込み装置および印刷装置
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