JP2003089180A - レーザモジュールの照射位置調節装置 - Google Patents

レーザモジュールの照射位置調節装置

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JP2003089180A JP2001283947A JP2001283947A JP2003089180A JP 2003089180 A JP2003089180 A JP 2003089180A JP 2001283947 A JP2001283947 A JP 2001283947A JP 2001283947 A JP2001283947 A JP 2001283947A JP 2003089180 A JP2003089180 A JP 2003089180A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 製版装置は、ドラム型の版胴2と、この
版胴の軸方向に沿って設けられる多数のレーザモジュー
ル4を備えており、このレーザモジュールから出射され
たレーザ光Lで版胴に巻回した版を加工している。そし
て、上記レーザモジュールを構成し、かつLDを搭載す
るマウント部材10は、容易に弾性変形可能な形状に形
成した取付け部を介して同様にレーザモジュールを構成
するベース部材5に連結されるとともに、この取付け部
を弾性変形させる2つの変形手段でレーザ光Lの光軸に
対する直交方向に変位されるようになっている。 【効果】 従来に比較してレーザ光Lの照射位置の調節
作業の労力を軽減することができるとともにそれに要す
る時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ発振素子から
出射されるレーザ光を被照射物に照射するレーザモジュ
ールの照射位置調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製版装置として、回転自在に設け
たドラム型の版胴と、この版胴の外周面に取付けられた
版に向けてレーザ光を出射するレーザモジュールとを備
え、このレーザモジュールを版胴の軸方向に移動させる
ように構成し、レーザ光により版を所定のパターンに製
版する製版装置は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザモジ
ュールのレーザ光の照射位置は、製造誤差によるズレが
あるため、レーザモジュールを版胴の軸方向に移動可能
に設けられるテーブルに取付ける際や保守交換の際にレ
ーザ光の照射位置が所望の位置になるように調節してい
る。しかしながら、レーザ光の照射位置を調節しながら
の取付けは煩雑であり、特に、多数のレーザモジュール
を有する製版装置では、照射位置の調節作業に非常な労
力と時間を要していた。上述した事情に鑑み、本発明
は、従来に比較してレーザモジュールのレーザ光の照射
位置を容易に調節することができる照射位置調節装置を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明では、レ
ーザ発振素子から出射されるレーザ光を被照射物に照射
するレーザモジュールにおいて、上記レーザ発振素子を
搭載するマウント部材と、このマウント部材を支持する
ベース部材とを設けるとともに、上記ベース部材とマウ
ント部材とを容易に弾性変形可能な形状に形成した取付
け部を介して連結し、また、上記取付け部を弾性変形さ
せてマウント部材をベース部材に対して変位させて、被
照射物におけるレーザ光の照射位置を調節する変形手段
を設けたものである。
【0005】上述した構成によれば、変形手段により取
付け部を変形させることで、マウント部材をベース部材
に対して変位させることができるので、作業者はレーザ
モジュールの取付けが終了した後でも変形手段でマウン
ト部材を変位させながらレーザ光の照射位置を所望の位
置に調節することができる。したがって、従来に比較し
てレーザ光の照射位置の調節作業を精密かつ容易に行う
ことができるし、それに要する時間も短縮することがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例について本発明
を説明すると、図1、図2において、1はドラム型の版
胴2を有するレーザ製版装置であり、この製版装置1で
は、軸を中心として版胴2を定速回転させつつその外周
面に巻き付けた樹脂製の版3の表面をレーザモジュール
4から出射したレーザ光Lで所定パターンに加工してい
る。レーザモジュール4は、版胴2の軸方向であるX方
向およびレーザ光Lの光軸方向であるZ方向に移動可能
に設けたX・Zテーブル29(図2参照)上に設けられ
ている。また、レーザモジュール4は、版胴2の軸方向
と平行するX方向に伸びるベース部材5と、このベース
部材5上に10mmの間隔を開けて128台設けられた
レーザ発振素子(以下LD)14を搭載するマウント部材
10(右端から3台目まで図示)を備え、このレーザモ
ジュール4は、上記X・Zテーブル29によってX方向
およびZ方向に移動可能となっている。このような構成
のレーザ製版装置1では、レーザモジュール4をX・Z
テーブル29でX方向に移動させながら128等分した
加工エリアEの加工区間PをそれぞれのLD14のレー
ザ光Lにより加工するようになっている。具体的には、
レーザモジュール4のレーザ光Lをそれぞれの加工区間
Pの左側の縁部に照射されるようにベース部材5が位置
合せされる(図1参照)。なお本実施例では、後述する
ようにビームスポットを矩形としてあり、このときのビ
ームスポットの各辺を10μmに設定してある。以上の
状態が整ったら、レーザモジュール4の各LD14から
一斉にレーザ光Lの出射を開始し、また版胴2が図面上
における矢印A方向に向けて回転を開始する。これによ
り版3の加工エリアEを下端から上端にかけて128本
のレーザ光Lで加工する。そして、版3の加工エリアE
の上端の縁部にレーザ光Lが達して1ピッチ目の加工が
終了したら、レーザモジュール4を版3のブランクエリ
アが通過する間にX・Zテーブル29によってレーザ光
Lの照射幅である10μmだけX方向における右方に移
動させる。そして、この移動が完了し、かつレーザモジ
ュール4のレーザ光Lの照射位置に版3の加工エリアE
が達すると、1ピッチ目の加工に連続させてその右側に
レーザ光Lが照射されて2ピッチ目となる加工が行われ
る。そして、これ以降、3ピッチ目… … nピッチ目
と10μm刻みで徐々に加工範囲が増加して一斉に加工
区間Pの加工が終了すると、それまで断続的であった1
28個の加工区間Pが連続して加工エリアEの加工が終
了する。ところで、レーザモジュールのレーザ光の照射
位置は、製造誤差によるズレがある。このため、レーザ
発振素子をステージに取付けるときや保守交換時に、作
業者が各レーザ発振素子からのレーザ光の照射位置を調
節している。このため、本実施例のように128台もの
レーザ発振素子14を有する製版装置1では、各レーザ
光Lの照射位置の調節に多大な労力と時間を要すること
になる。
【0007】しかして、本実施例では、照射位置の調節
にかかる労力の軽減と時間を短縮することができる照射
位置調節装置を備えたレーザモジュール4を提供するも
のである。すなわち、照射位置調節装置は、照射位置調
節時の図である図3、図4、図5に示すように本実施例
のマウント部材10は、ボルト11により先端をベース
部材5に連結されるとともに上記X方向と水平に直交す
るZ方向に伸びる取付け部12と、この取付け部12の
末端に一体に連設されたマウント本体13とを備えてい
る。そして、このマウント本体13にLD14と、また
集光系光学部品としてのロッドレンズ15と非球面レン
ズ16を搭載している。上記マウント本体13は、取付
け部12の末端からこれと同方向に伸びる下側壁部13
Aと、この下側壁部13Aの先端から鉛直方向上方に伸
びる正面側壁部13Bと、上記下側壁部13Aの左端か
ら鉛直方向上方に伸びる右側壁部13Dと、正面側壁部
13Bの上端と右側壁部13Dの上端に連設されて下側
壁部13Aと平行する上側壁部13Cとを備えており、
これら各壁部13A、13B、13C、13Dで形成さ
れる凹部13E内にLD14が取付けられたヒートシン
ク17を収容している。上記ヒートシンク17は、前記
凹部13Eの上側壁部13C側内面に形成した凹部13
cに弾装されて円弧状となったY方向板ばね20によっ
て下側壁部13Aに当接する位置に保持されるととも
に、末端がマウント部材10の正面側壁部13Bに絶縁
部材27を介在させて連結されるとともに先端がLD1
4に当接するX方向板ばね21によって右側壁部13D
に当接する位置に保持され、さらに末端を下側壁部13
Aの端部に設けたピン22を支点とし、かつその先端を
ローレット付きネジ23により上側壁部13Cの端部に
取付けた円弧形状のZ方向板ばね24によって正面側壁
部13Bに当接する位置に保持されており、これらX・
Y・Z方向板ばね21,20,24によってヒートシン
ク17はマウント部材10内における図示した位置に位
置決めされている。これにより、LD14と一体のヒー
トシンク17は、ローレット付きネジ23を取外してZ
方向板ばね24を開放させることで容易に脱着自在とな
っており、保守交換時の利便性を図ってある。なお、上
記X方向板ばね21の末端は、図示しない電線を介して
図示しない給電手段に接続される一方、その先端はLD
14に当接させてあり、この導電性を有するX方向板ば
ね21を介してLD14に通電して発光させるようにな
っている。
【0008】また、上記マウント本体13の正面側壁部
13Bには、上記LD14から発振されたレーザ光Lを
外部に向けて通過させる横方向貫通孔25と、この横方
向貫通孔25の同心上に形成した大径の段部26が形成
されており、この段部26内に上記非球面レンズ16が
嵌め込まれるとともにその外周面を接着剤でマウント本
体13に接着されている。さらに、上記マウント本体1
3の上側壁部13Cと正面側壁部13Bには、これら上
側壁部13Cと正面側壁部13Bにわたって鉛直方向に
伸びるとともに、上記横方向貫通孔25を通過して下方
に伸びる段付縦孔28が形成されている。そして、この
段付縦孔28の小径部28A内に上記ロッドレンズ15
が嵌合されるとともに、その軸方向における中間部分が
横方向貫通孔25内に露出している。このロッドレンズ
15も接着剤によりマウント本体13に接着されてい
る。これにより、LD14からのレーザ光Lは、横方向
貫通孔25内に入ると先ずロッドレンズ15に入射し、
このロッドレンズ15によって横方向貫通孔25よりも
広がることを防止されつつX方向の広がりを集光されな
がら進行して次に非球面レンズ16に入射する。そし
て、この非球面レンズ16を通過したレーザ光Lは、集
光されて焦点位置で版3の表面に照射される。ところ
で、本実施例では、上記非球面レンズ16の表面上に矩
形アパチャとしてコーティングを施してあり、このコー
ティングにより強度分布が円形のレーザ光Lの外周部を
カットして矩形のビームスポットとしている。これによ
り、円形のビームスポットをパルス発振する場合、レー
ザモジュールをスポット径と同じピッチでX方向へ移動
させるとすると、ビームスポットの外周部の一部分が接
するだけで未加工部分(菱形の近似形状)が生じるよう
になるが、本実施例のように矩形であれば、スポットの
幅と同じピッチでX方向に移動させても未加工部分は殆
ど生じない。その結果、円形のビームスポットの場合に
比較してきめの細かい印刷が可能となる。
【0009】次に、上記取付け部12は、ベース部材5
の前方側壁5Aの所定位置に等間隔で形成した嵌合凹部
5a内に嵌合されるとともにボルト11でベース部材5
に連結される高剛性部12Aと、後に詳述する2組の変
形手段XK,YKによって変形される低剛性部12Bと
を備えている。上記高剛性部12Aの各側面は、嵌合凹
部5aの各側面に密着しており、これにより各マウント
部材10は、嵌合凹部5aの拘束を受けて一様に同一の
状態でベース部材5に取付けられることになる。なお、
本実施例では、Z方向の位置決めにあたっては、高剛性
部12Aの前面を嵌合凹部5aの前面に当接させるだけ
でそれ以上の精度は必要ないことから特別な調節は行っ
ていない。なお、Z方向における焦点深度を深くするた
めに長焦点レンズを用いてもよい。また、上記低剛性部
12Bの中心位置には、鉛直方向に貫通する真円状スリ
ット12bが設けられる一方、低剛性部12Bの両側面
には、鉛直方向に向けて切欠いた半円弧状スリット12
bbが形成されており、これら真円状スリット12bと
半円弧状スリット12bbで低剛性部12Bの肉厚を薄
くすることで剛性を低下させている。なお、レーザ光L
は、後に照射位置調節装置9を構成する2組の変形手段
XK,YKによる調節を行うことから、変形手段XK,
YKによる調節前の段階では、位置合せすべきセンター
位置Cよりも極僅かにX方向における上方側(図3紙面
上)で、かつY方向における上方側の位置(図4紙面
上)に照射されるようになっている。
【0010】上記低剛性部12Bを変形させる一方の変
形手段XKは、マウント本体13(LD14,ロッドレ
ンズ15,非球面レンズ16)を版胴2の軸方向である
X方向に変位させるものであり、また他方の変形手段Y
Kは、マウント本体13(LD14,ロッドレンズ1
5,非球面レンズ16)を版胴2の円周方向であるY方
向に変位させるものである。先ず、変形手段XKは、ベ
ース部材5の後方側壁5Bの上端面にマウント部材10
の左側に位置するように形成される突出壁部5bと、こ
の突出壁部5bに螺合されるX方向調節ネジ30と、こ
のX方向調節ネジ30の進退方向に対して斜めにマウン
ト部材10の下側壁部13Aの後端部に形成されてX方
向調節ネジ30の先端に当接するテーパ面13Xとから
構成されており、X方向調節ネジ30の突出量を調節す
ることでマウント本体13(LD14,ロッドレンズ1
5,非球面レンズ16)をX方向に変位させることがで
きるようになっている。他方、変形手段YKは、ベース
部材5の短手方向における後方側寄りに形成されてX方
向に連続して伸びる広くて深い溝部5Cと、この溝部5
C内における前方寄りで前方側壁5Aの側面に当接する
弾性部材としてのウレタン32と、このウレタン32の
後方に配置されたくさび部材33と、このくさび部材3
3の上端面に形成されて前下がりとなったテーパ面33
Yと、上記マウント部材10の下側壁部13Aの下端面
に形成されて前記テーパ面33Yと当接するテーパ面1
3Yと、ベース部材5の後方側壁5Bに螺合されるとと
もにその先端をくさび部材33に連動させたY方向調節
ネジ35とから構成されており、このY方向調節ネジ3
5でくさび部材33の挿入量を調節することで、マウン
ト本体13(LD14,ロッドレンズ15,非球面レン
ズ16)をY方向に変位させることができるようになっ
ている。
【0011】以上の構成を有するレーザモジュール4を
備えたレーザ製版装置1において、レーザ光Lの照射位
置の調節をする際には、先ずZ方向にX・Zテーブル2
9を大きく後退させ、その状態で、丁度版3と同じ間隔
となる位置にレーザ光Lの計測手段としての1台のCC
Dカメラ40(以下カメラ40)がX方向に移動可能に配
置される。そして、一方の側から順にカメラ40で撮像
された映像を図示しないモニタに映し出し、このモニタ
を見ながら作業者が調節ネジ30と調節ネジ35で照射
位置を調節するものである。なお、調節前の段階では、
各レーザ光Lは、本来照射されるべき位置からX方向に
おける上方側(図3参照)およびY方向における上方側に
僅かにずれている(図4参照)。具体的には、先ず、マウ
ント部材10のテーパ面13Xと接触しない位置に後退
させてあるX方向調節ネジ30を正転させて前進させて
この先端部を該テーパ面13Xに当接させるとともに、
X方向調節ネジ30の先端部がテーパ面13Xに当接し
た後もX方向調節ネジ30の前進を継続させてマウント
本体13に対して図面上における上方側への力を加え
る。すると、剛性の低い取付け部12の低剛性部12B
が弾性変形しながらマウント本体13(LD14,ロッ
ドレンズ15,非球面レンズ16)後部が徐々に図面上
における上方に変位するようになるので、レーザ光Lは
これとは逆の実線で示す矢印の方向に水平に移動してX
方向においてセンター位置Cとなる。このとき、レーザ
光Lがセンター位置Cより行き過ぎた場合には、X方向
調節ネジ30を逆転させて後退させる。すると、低剛性
部12Bは自己の弾性により復帰するので、マウント本
体13はX方向調節ネジ30の後退に追動して下方に変
位するようになる。このようにして、X方向調節ネジ3
0を正逆回転させて最適な位置に位置合わせする。
【0012】このようにX方向の調節が終了したら、次
にY方向の調節を行う。このY方向の調節もX方向の調
節と基本的に同じである。先ずテーパ面33Yがマウン
ト本体13のテーパ面13Yに当接しない位置に後退さ
せてあるくさび部材33をこれに先端部を当接させたY
方向調節ネジ35を正転させることで前進させてウレタ
ン32に抗して前進させる。そして、このくさび部材3
3のテーパ面33Yがマウント本体13のテーパ面13
Yに当接した後も前進を継続させてくさび部材33でマ
ウント本体13に対して図面上における上方への力を加
える。すると、剛性の低い取付け部12の低剛性部12
Bが弾性変形しながらマウント本体13の後部は徐々に
上方に変位するようになるので、レーザ光Lはこれとは
逆に実線で示す矢印の下方に垂直に移動してセンター位
置Cとなる。このとき、レーザ光Lがセンター位置Cよ
り行き過ぎた場合には、Y方向調節ネジ35を逆転させ
て後退させると、ウレタン32の伸張によりくさび部材
35がY方向調節ネジ35に追動して押し戻されるとと
もに、このくさび部材33の後退に伴なって低剛性部1
2Bが自己の弾性により復帰するようになるので、マウ
ント部材10はY方向調節ネジ35の後退に追動して下
方に変位するようになる。このようにして、Y方向調節
ネジ35を正逆回転させて最適な位置に位置合わせす
る。これにより、1つのレーザ光Lの照射位置の調節が
終了する。調節が終了したら作業者はカメラ40を隣の
レーザ光Lの光軸上に移動させ、上述した作業手順で順
次隣のレーザ光Lの照射位置の調節を行ない、以後これ
を繰り返し行って128本の全てのレーザ光Lについて
照射位置の調節を行なう。
【0013】以上のように、本実施例のレーザモジュー
ル4によれば、カメラ40で撮像したレーザ光Lをモニ
タで確認しながらX方向調節ネジ30とY方向調節ネジ
35を回転させるだけで、レーザ光Lの照射位置の調節
を容易に高精度に行なうことができるので、従来に比較
して調節に要する労力の軽減と時間の短縮を図ることが
できる。
【0014】なお、弾性変形する取付け部12(マウン
ト部材10を含む)の素材としては、LD14の冷却を
考慮して熱伝導効率に優れた真鍮等が好適である。ま
た、取付け部12をマウント部材10に一体設けていた
がこれに限定されるものではなく、ベース部材5に一体
に設けるようにしてもよいし、或いはマウント部材10
とベース部材5と別体としてもよい。
【0015】また、本実施例では、共通のベース部材5
に128個のマウント部材10を支持させていたがこれ
に限定されるものではなく、図示しないがマウント部材
を個々に支持する同数のベース部材であってもよい。
【0016】さらに、本実施例では、X方向の調節を行
った後に、Y方向の調節を行っていたがこれに限定され
るものではなく逆であってもよい。
【0017】さらにまた、本実施例では、X方向の変形
手段XKとY方向の変形手段YKを異なる構成としてい
たが、いずれか一方の構成に統一してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比較してレーザ
モジュールの照射位置の調節作業に要する労力の軽減と
時間の短縮を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すレーザ製版装置1の平
面図。
【図2】製版装置1の側面図
【図3】レーザモジュール4の要部の拡大平面図。
【図4】図3に示すIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図4に示すV−V線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…レーザ製版装置 2…版胴 4…レーザモジュール 5…ベース部材 10…マウント部材 12…取付け部 13X…テーパ面 30…X方向
調節ネジ 33…くさび部材 33Y…テーパ面 35…Y方向調節ネジ XK,YK…変形手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振素子から出射されるレーザ光
    を被照射物に照射するレーザモジュールにおいて、 上記レーザ発振素子を搭載するマウント部材と、このマ
    ウント部材を支持するベース部材とを設けるとともに、
    上記ベース部材とマウント部材とを容易に弾性変形可能
    な形状に形成した取付け部を介して連結し、 また、上記取付け部を弾性変形させてマウント部材をベ
    ース部材に対して変位させて、被照射物におけるレーザ
    光の照射位置を調節する変形手段を設けたことを特徴と
    するレーザモジュールの照射位置調節装置。
  2. 【請求項2】 上記取付け部は、マウント部材とベース
    部材とのいずれか一方に一体的に設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載のレーザモジュールの照射位
    置調節装置。
  3. 【請求項3】 上記変形手段は、ベース部材とマウント
    部材との間に挿入されるくさび部材と、ベース部材に螺
    合されるとともにその先端をくさび部材に連動させた調
    節ネジとを備えており、この調節ネジでくさび部材の挿
    入量を調節することでマウント部材をレーザ光の光軸に
    対する直交方向へ変位させることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のレーザモジュールの照射位置調節
    装置。
  4. 【請求項4】 上記変形手段は、ベース部材に螺合した
    調節ネジと、この調節ネジの進退方向に対して斜めにマ
    ウント部材に形成されて該調節ネジの先端部が当接され
    るテーパ面とを備えており、調節ネジの突出量を調節す
    ることでマウント部材をレーザ光の光軸に対する直交方
    向へ変位させることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のレーザモジュールの照射位置調節装置。
  5. 【請求項5】 上記変形手段は2組設けられ、一方の変
    形手段は取付け部を弾性変形させてレーザ光の照射位置
    をX方向に調節し、他方の変形手段は取付け部を弾性変
    形させてレーザ光の照射位置を上記X方向と直交するY
    方向に調節することを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれかに記載のレーザモジュールの照射位置調節
    装置。
  6. 【請求項6】 レーザ製版装置の版胴に対向し、かつ版
    胴の軸方向に移動可能にベース部材を設け、そのベース
    部材を共通として複数のマウント部材を上記版胴の軸方
    向に沿って複数個並設してあり、一方の変形手段はレー
    ザ光の照射位置を版胴の軸方向に、他方の変形手段はレ
    ーザ光の照射位置を版胴の円周方向に調節することを特
    徴とする請求項5に記載のレーザモジュールの照射位置
    調節装置。
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