JPH1116747A - 表面実装型コイル - Google Patents
表面実装型コイルInfo
- Publication number
- JPH1116747A JPH1116747A JP18577897A JP18577897A JPH1116747A JP H1116747 A JPH1116747 A JP H1116747A JP 18577897 A JP18577897 A JP 18577897A JP 18577897 A JP18577897 A JP 18577897A JP H1116747 A JPH1116747 A JP H1116747A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic core
- lead
- surface mount
- coil
- legs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業を容易にし、品質が安定し、小型で安価
な表面実装型コイルを提供すること。 【解決手段】 板状磁芯5と有底箱型の凹状磁芯20と
で構成される閉磁路型磁芯2の中心脚6にコイル3,3
aを装着し、コイル3,3aのリード端部4,4aを凹
状磁芯の両側脚7,7aから導出し、リード端部4,4
aを圧延して板状にし、中心脚6に装着した後、両側脚
7,7aの導出溝17から導出して両側脚7,7a及び
下端面に接するように取り付け、表面実装型端子を形成
した表面実装型コイル。
な表面実装型コイルを提供すること。 【解決手段】 板状磁芯5と有底箱型の凹状磁芯20と
で構成される閉磁路型磁芯2の中心脚6にコイル3,3
aを装着し、コイル3,3aのリード端部4,4aを凹
状磁芯の両側脚7,7aから導出し、リード端部4,4
aを圧延して板状にし、中心脚6に装着した後、両側脚
7,7aの導出溝17から導出して両側脚7,7a及び
下端面に接するように取り付け、表面実装型端子を形成
した表面実装型コイル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路基板に実
装される表面実装型コイルに関する。
装される表面実装型コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表面実装型コイルは、図
4、図5に示すように、一般に閉磁路のトロイダルコア
に巻線したトロイダルコイル13を、金属製の複数の端
子14を植設した樹脂ケース12(又は端子台)の内部
に収納する。そのトロイダルコイル13のリード線16
を、上記樹脂ケース12の端子14にからげ、半田溶接
などにより、導接していた。樹脂ケース12内には、樹
脂15を注入し、トロイダルコイル13を固定してい
た。
4、図5に示すように、一般に閉磁路のトロイダルコア
に巻線したトロイダルコイル13を、金属製の複数の端
子14を植設した樹脂ケース12(又は端子台)の内部
に収納する。そのトロイダルコイル13のリード線16
を、上記樹脂ケース12の端子14にからげ、半田溶接
などにより、導接していた。樹脂ケース12内には、樹
脂15を注入し、トロイダルコイル13を固定してい
た。
【0003】上述した従来の表面実装型コイルは、金属
製の複数の端子を植設した端子台、あるいは樹脂ケース
12の端子14に、巻線のリード線16を巻き付け、半
田溶接する作業が必要であった。
製の複数の端子を植設した端子台、あるいは樹脂ケース
12の端子14に、巻線のリード線16を巻き付け、半
田溶接する作業が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】巻線が太くなると、端
子への巻き付けが困難な作業となる。又、半田溶接で
は、作業性が悪く、品質のばらつきも大きい。従って、
不良も多くなり、値段が高い表面実装型コイルとなる。
子への巻き付けが困難な作業となる。又、半田溶接で
は、作業性が悪く、品質のばらつきも大きい。従って、
不良も多くなり、値段が高い表面実装型コイルとなる。
【0005】更に、閉磁路型磁芯の外側に端子台、ある
いは樹脂ケースを付設するため、外形寸法も大きくなる
問題点があった。
いは樹脂ケースを付設するため、外形寸法も大きくなる
問題点があった。
【0006】本発明は、作業を容易にし、品質が安定し
た、小型で安価な表面実装型コイルを提供することを目
的とする。
た、小型で安価な表面実装型コイルを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表面実装型コイ
ルは、蓋となる板状磁芯と、中心脚と、両側脚に導出溝
と、底の下端面に溝を形成した有底の凹状磁芯とで閉磁
路型磁芯を構成し、この凹状磁芯の中心脚にコイルを装
着した後、この両側脚の導出溝からコイルのリード端部
を導出し、凹状磁芯の両側脚及び底の下端面に接するよ
うに、爪部を溝に固定し、表面実装型端子としたことを
特徴とするものである。
ルは、蓋となる板状磁芯と、中心脚と、両側脚に導出溝
と、底の下端面に溝を形成した有底の凹状磁芯とで閉磁
路型磁芯を構成し、この凹状磁芯の中心脚にコイルを装
着した後、この両側脚の導出溝からコイルのリード端部
を導出し、凹状磁芯の両側脚及び底の下端面に接するよ
うに、爪部を溝に固定し、表面実装型端子としたことを
特徴とするものである。
【0008】即ち、本発明は、板状磁芯と凹状磁芯で構
成される閉磁路型磁芯と、同心に巻線し、爪部を有する
板状のリード端部を導出した二つのコイルとからなり、
前記凹状磁芯の内底に中心脚と、両側脚に導出溝と、下
端面に溝とを設け、前記コイルを前記中心脚に装着し、
前記リード端部を前記導出溝に導出し、表面実装型端子
として前記両側脚及び下端面に接するように取り付け、
前記爪部を前記溝に固定したことを特徴とする表面実装
型コイルである。
成される閉磁路型磁芯と、同心に巻線し、爪部を有する
板状のリード端部を導出した二つのコイルとからなり、
前記凹状磁芯の内底に中心脚と、両側脚に導出溝と、下
端面に溝とを設け、前記コイルを前記中心脚に装着し、
前記リード端部を前記導出溝に導出し、表面実装型端子
として前記両側脚及び下端面に接するように取り付け、
前記爪部を前記溝に固定したことを特徴とする表面実装
型コイルである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明について、図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0010】図1は、本発明の表面実装型コイルの一例
を示す斜視図である。本発明の表面実装型コイル1は、
蓋となる板状磁芯5と、有底箱状の凹状磁芯20とで構
成される閉磁路型磁芯2と、二つのコイル3,3aから
なり、凹状磁芯20は、底のほぼ中央内部に中心脚6と
底の外側下端面に溝9を設け、開放端の一部である両側
脚7,7aには、導出溝17を設けている。凹状磁芯2
0の中央脚6にコイル3,3aが設置され、コイルのリ
ード端部4,4aが両側脚7,7aの導出溝17より外
へ引き出される。又、凹状磁芯20の開放端の接合面に
接着剤を塗布し、板状磁芯5を被せ、固定する。なお、
この際、凹状磁芯20の内部に絶縁樹脂を注入しても良
い。
を示す斜視図である。本発明の表面実装型コイル1は、
蓋となる板状磁芯5と、有底箱状の凹状磁芯20とで構
成される閉磁路型磁芯2と、二つのコイル3,3aから
なり、凹状磁芯20は、底のほぼ中央内部に中心脚6と
底の外側下端面に溝9を設け、開放端の一部である両側
脚7,7aには、導出溝17を設けている。凹状磁芯2
0の中央脚6にコイル3,3aが設置され、コイルのリ
ード端部4,4aが両側脚7,7aの導出溝17より外
へ引き出される。又、凹状磁芯20の開放端の接合面に
接着剤を塗布し、板状磁芯5を被せ、固定する。なお、
この際、凹状磁芯20の内部に絶縁樹脂を注入しても良
い。
【0011】図2は、コイルのみを示す。二つのコイル
3,3aは、同心に巻線され、このコイルの端部にリー
ド端部4,4aを設けたものである。
3,3aは、同心に巻線され、このコイルの端部にリー
ド端部4,4aを設けたものである。
【0012】コイル3,3aは、断面円形の銅線であ
る。各コイル3,3aのリード端部4,4aを圧延し
て、板状に形成する。この状態で板状にした各リード端
部4,4aの絶縁樹脂を剥離する。なお、この剥離した
部分を半田あるいは他の導電金属でめっきしてもよい。
る。各コイル3,3aのリード端部4,4aを圧延し
て、板状に形成する。この状態で板状にした各リード端
部4,4aの絶縁樹脂を剥離する。なお、この剥離した
部分を半田あるいは他の導電金属でめっきしてもよい。
【0013】図3に、下端面から見た本発明による表面
実装型コイルの斜視図を示す。下端面8には、リード端
部4,4aの先端を係止する溝9が2本形成されてい
る。リード端部4,4aの先端に爪部10が形成され、
溝9に確実に係止される。
実装型コイルの斜視図を示す。下端面8には、リード端
部4,4aの先端を係止する溝9が2本形成されてい
る。リード端部4,4aの先端に爪部10が形成され、
溝9に確実に係止される。
【0014】次に、凹状磁芯の両側脚に設けられた導出
溝から引き出した、表面実装型端子11となる各リード
端部4,4aを、凹状磁芯の両側脚の外面に接し、凹状
磁芯の下端面8に接するように固定する。
溝から引き出した、表面実装型端子11となる各リード
端部4,4aを、凹状磁芯の両側脚の外面に接し、凹状
磁芯の下端面8に接するように固定する。
【0015】このリード端部4,4aは、金型治具によ
りフォーミングすることで、閉磁路型磁芯の外周に密接
させる。
りフォーミングすることで、閉磁路型磁芯の外周に密接
させる。
【0016】本発明の表面実装型コイルでは、従来品と
比較し、不良率が3%から0.1%に向上した。
比較し、不良率が3%から0.1%に向上した。
【0017】
【発明の効果】従って、本発明によれば、従来のよう
に、トロイダルコアを用いる必要がないため、非常に作
業性がよくなり、表面実装型コイルがコンパクトにな
る。更に、フォーミングにより、リード端部を閉磁路型
磁芯に固定するので、品質が安定する。
に、トロイダルコアを用いる必要がないため、非常に作
業性がよくなり、表面実装型コイルがコンパクトにな
る。更に、フォーミングにより、リード端部を閉磁路型
磁芯に固定するので、品質が安定する。
【図1】本発明の表面実装型コイルの一例を示す斜視
図。
図。
【図2】本発明の表面実装型コイルに用いるコイルを示
す斜視図。
す斜視図。
【図3】本発明の表面実装型コイルを下端面から見た斜
視図。
視図。
【図4】従来の表面実装型コイルの分解斜視図。
【図5】従来の表面実装型コイルの外観斜視図。
1 表面実装型コイル 2 閉磁路型磁芯 3,3a コイル 4,4a リード端部 5 板状磁芯 6 中心脚 7,7a 両側脚 8 下端面 9 溝 10 爪部 11 表面実装型端子 12 樹脂ケース 13 トロイダルコイル 14 端子 15 樹脂 16 リード線 17 導出溝 20 凹状磁芯
Claims (1)
- 【請求項1】 板状磁芯と凹状磁芯で構成される閉磁路
型磁芯と、同心に巻線し、爪部を有する板状のリード端
部を導出した二つのコイルとからなり、前記凹状磁芯の
内底に中心脚と、両側脚に導出溝と、下端面に溝とを設
け、前記コイルを前記中心脚に装着し、前記リード端部
を前記導出溝に導出し、表面実装型端子として前記両側
脚及び下端面に接するように取り付け、前記爪部を前記
溝に固定したことを特徴とする表面実装型コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18577897A JPH1116747A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 表面実装型コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18577897A JPH1116747A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 表面実装型コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1116747A true JPH1116747A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=16176737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18577897A Pending JPH1116747A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 表面実装型コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1116747A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6359541B1 (en) * | 1998-11-29 | 2002-03-19 | Citizen Electronics Co., Ltd. | Surface-mounted electromagnetic sound generator |
JP2012164833A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Nec Tokin Corp | 表面実装型コイル |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP18577897A patent/JPH1116747A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6359541B1 (en) * | 1998-11-29 | 2002-03-19 | Citizen Electronics Co., Ltd. | Surface-mounted electromagnetic sound generator |
JP2012164833A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Nec Tokin Corp | 表面実装型コイル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040602 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |