JPH11167296A - 定着装置及び定着用回転体 - Google Patents

定着装置及び定着用回転体

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JPH11167296A
JPH11167296A JP31345097A JP31345097A JPH11167296A JP H11167296 A JPH11167296 A JP H11167296A JP 31345097 A JP31345097 A JP 31345097A JP 31345097 A JP31345097 A JP 31345097A JP H11167296 A JPH11167296 A JP H11167296A
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layer
rubber
fixing device
fixing
toner
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JP31345097A
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Takao Kume
隆生 久米
Koichi Hiroshima
康一 廣島
Masahiro Suzuki
雅博 鈴木
Katsunori Takeuchi
勝則 竹内
Katsuhiko Nishimura
克彦 西村
Norio Hashimoto
典夫 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱応答性の良い定着用回転体及び定着装置を
提供する。また、定着性を満足するとともに、低光沢の
画像を得ることのできる定着用回転体及び定着装置を提
供する。 【解決手段】 表面硬度がアスカーCで65度以下の定
着ローラ1及び表面硬度がアスカーCで75度以下の加
圧ローラ2の芯金11a、11bの上にゴム層12a、
12bを設け、このゴム層12a、12bのゴム硬度を
JIS−A規格で5度以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機及びレーザ
ビームプリンタなどの電子写真装置に組み込まれる定着
装置及び定着用回転体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、定着ローラと加圧ローラとを備
え、定着ローラ及び加圧ローラの圧接部にて多色多層あ
るいは単色の未定着現像剤像を担持した記録材を挟持搬
送することにより未定着現像剤像を記録材上に定着させ
るようにした定着装置がある。図8は、このような定着
装置の一例である電子写真装置等のカラー用画像形成装
置におけるトナー画像定着装置として用いられる熱ロー
ラ定着装置の概略断面図である。
【0003】図8において、定着ローラはアルミニウム
芯軸上にシリコーンゴム層を備えている。このシリコー
ンゴムは、RTV又はLTVタイプのものであり、ゴム
硬度はJIS−A規格で20°〜25°の弾性を備えて
いる。
【0004】一方、加圧ローラは定着ローラに比べて弾
性が小さくても良く、アルミニウム芯軸上にHTV、フ
ッ素ゴムなどの層を設けるのみでもよく、表面にPFA
又はPTFEコートなどを施したものでもよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の定着
装置において、シリコーンゴムの厚みを増すと、ローラ
の表面硬度は低くなるため定着性はよくなるが、厚みが
大きすぎると逆に熱伝導に時間がかかるためウォームア
ップ時間が長くなったり、均一に定着できないという問
題が発生する。
【0006】また、定着性の良い画像を得ようとしてロ
ーラに十分な熱と加圧力を加えると、トナー像の表面は
平滑になるため画像の光沢度は高くなる。
【0007】しかし、低光沢度の転写紙上に形成された
画像が高い光沢性を有すると、非画像部と画像部の光沢
度の差が大きくなるため、見る者に違和感を与えてしま
う。特に、ビジネスユースでのモノクロ文字画像の場
合、文字自体が高光沢となるため、反射により文字が読
みにくくなるといった問題が発生していた。
【0008】そこで、低光沢度の画像を得るために定着
温度を低くしたり、加圧力を小さくして光沢を抑えるこ
とが提案されている。
【0009】しかし、定着温度が低いとトナーは定着さ
れにくくなり、特にフルカラー等4色のトナーが重なる
と定着しない場合がある。
【0010】したがって、従来の定着装置を用いて低光
沢でかつ、定着性の良い画像を得ることは難しかった。
【0011】さらにまた、従来のローラではヒータを切
った状態、すなわちローラがヒータにより加熱されてい
ない状態で長時間(例えば一晩)定着ローラと加圧ロー
ラを圧接したまま放置しておくとローラは図7のように
圧接部がつぶれた状態で硬くなってしまい再度ヒータで
ローラを加熱しても、この歪みは残ってしまう。
【0012】このため、ローラの回転時に異音を発生す
る。更に、歪みが大きいと回転むらによる画像不良が発
生してしまうという問題がある。
【0013】そこで、本発明はこのような課題に鑑みて
なされたもので、熱応答性の良い定着装置及び定着用回
転体を提供することを目的としている。
【0014】また、本発明は定着性を満足するとともに
低光沢性を得ることのできる定着装置及び定着用回転体
を提供することを目的とするものである。
【0015】さらにまた、本発明は塑性変形のない定着
用回転体及び変形による異音の発生を抑えた定着装置を
提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する本
発明は、熱源と、この熱源を内側に設け記録材上の未定
着トナーを熱し記録材に定着する定着用回転体と、この
定着用回転体とニップを形成する加圧部材と、を有し、
前記定着用回転体は芯材とこの芯材よりも外側にゴム層
とを備えている定着装置において、前記ゴム層のゴム硬
度はJIS−A規格で5度以下であることを特徴とする
ものである。
【0017】また本発明は、芯材と、この芯材よりも外
側にゴム層と、このゴム層よりも外側に薄層と、を有す
る定着用回転体において、前記ゴム層のゴム硬度はJI
S−Aで5度以下であることを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、芯材と、この芯材よりも外
側にゴムからなる表層と、を有する定着用回転体におい
て、前記表層のゴム硬度はJIS−Aで5度以下である
ことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基き、本発明の実施
形態について説明する。
【0020】〈実施の形態1〉実施の形態1に係る定着
装置の構成を図1に示す。
【0021】図1に示す定着装置は、上方に未定着トナ
ーと接する回転体である定着ローラ(上ローラ)1を配
置し、下方に定着ローラに圧接する回転体である加圧ロ
ーラ(下ローラ)2を配置し、両ローラ1、2を当接さ
せることで、定着ニップ部Nを構成している。なお、上
述の定着ローラ1と加圧ローラ2とは構成上、厳密な区
別はないが、以下では、転写材P表面のトナー像に接す
る側のローラを定着ローラ1、転写材Pの裏面に接する
側のローラを加圧ローラ2とするものとし、両者をまと
めて呼ぶときは、定着/加圧ローラというものとする。
定着/加圧ローラについては後に詳述する。
【0022】定着/加圧ローラのそれぞれの内側には、
発熱体としてのヒータ3a、3bが配設されており、ま
た、表面には温調用のサーミスタ7a、7bが接触配置
されている。定着/加圧ローラの温度は、サーミスタ7
a、7bによって制御される。さらに、定着ローラ1側
には、静電オフセット防止のために、電源8によって−
1kV程度の電圧が芯金11aに印加され、一方、加圧
ローラ2側の芯金11bは、ダイオード9によって電位
制御されている。
【0023】トナー像が転写された転写材Pは、矢印K
p方向に定着ニップ部Nに侵入する。転写材Pは定着ニ
ップ部Nにおいて定着/加圧ローラによって加熱、加圧
されることにより、表面の未定着トナー像が溶融固着
(定着)される。
【0024】定着ローラ1の弾性層12aは、カラー画
像の単色〜4色の多重トナーの厚み(数〜数10μm)
に追従するために、数10μm以上の層厚を有してい
る。なお、この弾性層12aは、弾性が小さいとトナー
層の凹部の未定着やトナーのつぶれによる解像低下をも
たらす。このため、弾性層12aの材質はメチル系,メ
チルビニル系の液体シリコーンゴムのRTV,LTVタ
イプのものが弾性を備えているのが好適である。また、
他にメチルフェニル系シリコーンゴムを用いることもで
きる。
【0025】本実施の形態の定着ローラ1は、アルミニ
ウムの芯金11a上にJIS−Aゴム硬度(試験片をJ
IS規格に示される形状に形成し、JIS−A硬度計を
用いて測定された硬度。以後「ゴム硬度」という。)1
°又は5°のジメチルシリコーンゴムのLTVタイプの
弾性層12aを2.5mm設け、その上に50μmのP
FAチューブ層よりなる離型層13aを設け、ローラ外
形をφ46mmに成形して用いた。この定着ローラ表面
硬度(高分子計器(株)製Asker C硬度計の総加
重が1Kg時のローラ周面の表面硬度のことである。以
後、「表面硬度」という。)は、シリコーンゴムのゴム
硬度が5°(JIS−A規格)のときは65°であり、
ゴム硬度が1°(JIS−A規格)のときは60°であ
る。
【0026】このようにローラの表面硬度を65度以下
(アスカーC)、ゴムのゴム硬度をJIS−A規格で5
度以下とすることにより、トナー層の表面を平滑化する
ことなく、表面に現像剤であるトナー形状を残したまま
の状態とすることができ、これにより定着性を損なうこ
となく低光沢度を実現することができる。
【0027】尚、十分な定着性を得るためにたとえば表
面硬度65°(アスカーC)以下のように柔かいローラ
のゴム層を従来のゴム(ゴム硬度がJIS−A規格で2
0°〜25°)でつくると、弾性を得るためにゴム層の
厚さが厚くなりすぎてしまうのでローラの熱伝導性は悪
くなる。
【0028】ところが、ゴムが柔かいとゴム層の厚さは
薄くできる。例えば、表面硬度が65°(アスカーC)
のローラのゴム層にゴム硬度5°(JIS−A規格)の
ゴムを用いる場合はゴム層の厚さは2.5mmであり、
ゴム層硬度1°(JIS−A規格)のゴムを用いる場合
はゴム層の厚さは2.5mmよりも薄い。このように、
ゴム層のゴムが柔かい程、ゴム層の厚さを薄くすること
ができる。このため、ゴム硬度5°以下(JIS−A規
格)のゴムを用いることにより、ローラのゴム層の厚さ
を十分に薄くでき(例えば表面硬度が65°(アスカー
C)の場合は2.5mm以下にできる。)、ローラの熱
伝導性を良好にすることができ、ウォームアップの時間
を短縮できる。また、熱源の温度を低く抑えることがで
きるのでゴムの劣化を防止できる。さらにまた、はがき
などの小さいサイズの用紙を通紙し続けたときの端部昇
温も防止可能である。また、熱応答性が良くなるので用
紙の通紙し始めと通紙終わりでのローラ表面の温度差を
小さくできるため、用紙内で画像を均一の低光沢度に定
着することができる。
【0029】但し、弾性層の厚さは前述したように少な
くともトナー層よりも厚いことが好ましい。なぜなら、
トナー層の凹部の未定着トナーのつぶれによる解像低下
を防止できるからである。また、光を透過する記録材で
あるOHPにカラー画像を定着するときには、トナー層
を弾性層で包みこみ光の透過するトナー像とすることが
できる。
【0030】一方、加圧ローラ2の弾性層12bは、定
着ローラ1の弾性層12aに比べ弾性が小さくても良
い。アルミニウム芯軸にHTV、フッ素ゴム等を設ける
ことにより形成してもよいものである。勿論、定着ロー
ラと略同一構成のものを用いても良い。
【0031】なお、本実施の形態の加圧ローラ2は、ア
ルミニウム芯金11b上にゴム硬度(JIS−A規格)
1°又は5°のジメチルシリコーンゴムのLTVタイプ
の弾性層12bを1.5mm設け、その上に50μmの
PFAチューブ層よりなる離型層13bを設け、ローラ
外径をφ46mm成形して用いた。加圧ローラの表面硬
度はゴム硬度(JIS−A規格)が1°のときは70°
(アスカーC)であり、ゴム硬度(JIS−A規格)が
5°のときは75°(アスカーC)である。また、加圧
ローラ2のゴムとしては、他にメチルフェニル系シリコ
ーンゴムを用いても良い。
【0032】なお、このような構成とすることにより、
定着温度が高温であっても現像剤層の表面は現像剤の形
状が残ったままの状態となり、つまり、現像剤の形状に
沿った凹凸が表面に形成され、現像剤層の下層部分、す
なわち、記録材側の現像剤は溶融して紙との粘着性が十
分に得られるので、光沢を抑えつつ良好な定着性を得る
ことができる。
【0033】なお、本実施形態では、加圧ローラの加圧
力は40kgfであるが、上記のように定着ローラの表
面硬度を65度以下(アスカーC)、加圧ローラの表面
硬度を75度以下(アスカーC)とし、定着ローラ及び
加圧ローラの弾性層のゴム硬度をJIS−A規格で5度
以下とすることにより、加圧力を30kgf〜60kg
fと変化させても画像の光沢度はほとんど変化しないこ
とを本発明者は見出した。この様なさまざまな加圧力下
でも、現像剤層の記録材側の現像剤は溶融して記録剤と
接着し、現像剤層の表面は現像剤の形状を残したままの
状態とすることができ、定着性の良好な低光沢度の画像
を得ることができる。
【0034】100は重合トナー、Pは未定着現像剤像
が定着される記録材である転写紙である。なお、本装置
において、定着温度は180℃でリップル±3℃以内と
し、ローラ周速は110〜120mm/secの範囲と
した。
【0035】また、本実施形態では図8の定着装置のオ
イル塗布ローラ112のようなオイル塗布部は有してい
ない。このため、オイルムラのない均一な光沢度を得る
ことができる。
【0036】ところで、本発明の目的は、前述したよう
に各色の光沢度を低光沢度にするものである。ここで、
本発明で用いる光沢度の定義としては、主として紙の鏡
面光沢度(以下単に光沢度という)を測定するときに適
用されるJISZ8741の方法2によった。
【0037】図2は、この光沢度を測定する測定装置の
概念図であり、光沢度を測定するには、まず光源170
から光学系171を介して光を試料172に照射すると
共に、この試料172の反射光を光学系173を介して
受光器174で受光させる。なお、同図において、
1,S1′,S2はスリット、α1は光画像の開き角、
β1は垂直面内の開き角、α2は受光器の開き角、β2
は垂直面内の開き角である。
【0038】そして、同図に示す指定された入射角θに
対して試料72の面からの鏡面反射光束をφ、標準面か
らの反射光束をφSとすると、光沢度Gは、次式で表さ
れる。
【0039】 G=(φ/φS)×(使用した標準面の光沢度)
【0040】ここで、使用した標準面の光沢度は10
0.0である。従って、光沢度は100以下の数値で表
わされることになる。
【0041】なお、本発明に使用した光沢度測定器は、
日本電色工業製のPG−3D(入射角θ=75°)を使
用し、標準面は光沢度96.9の黒色ガラスを使用し
た。測定方法としては、Xerox社製の4024用紙
(75g紙,Letterサイズ)上に3.0mm×
3.0mmサイズのベタのパッチ画像を9ヶ所出力し、
その平均値を採用した。
【0042】ところで、画像部の光沢性は、画像支持体
上に形成されたトナー像の定着状態の発現であるため、
トナーの粘弾性特性と定着プロセスの機械的な構成、定
着条件等によって光沢性を変化しうる。
【0043】そこで、本発明において使用するトナー1
00としては、シャープメルトトナーの中に予め離型剤
として溶融粘度と分子量がトナー母体樹脂より小さいワ
ックス、パラフィン等の内添した重合法によるトナーを
使用した。これにより、高い混色性を達成し、かつ定着
時にはトナーから熱によりワックスが滲みだし、熱ロー
ラ定着装置の離型効果を高めた構成でのオイルレス化を
達成するようにしている。
【0044】次に、重合トナーの概略構成図を図3に示
す。
【0045】同図において、100は重合トナーであ
り、この重合トナー100は製造法上球形となる。10
1はエステル系ワックスを内包した重合トナー100の
コア、102はスチレン−ブチルアクリレートにて形成
された樹脂層、103はスチレン−ポリエステルにて形
成された離型層である。ここで、このようなコア10
1、樹脂層102及び離型層103を備えた重合トナー
100の比重は約1.05である。
【0046】なお、このように重合トナー100を3層
構成としている理由は、コア101にワックスを内包す
ることで定着工程でのオフセット防止効果が得られ、ま
た離型層103に樹脂層102を設けることによって帯
電効率のアップを図っているためである。また、実際に
使用時にはトリボ安定化のためにオイル処理したシリカ
を外添している。
【0047】一方、このようなトナーを製造する方法と
しては、樹脂、低軟化点物質(ワックス)からなる離型
剤、着色剤、荷電制御剤等を加圧ニーダーやエクストル
ーダー又はメディア分散機を用い均一に分散せしめた
後、機械的又はジェット気流下でターゲットに衝突さ
せ、所望のトナー粒径に微粉砕化せしめ、この後、更に
分級行程を経て粒度分布をシャープ化せしめトナー化す
る所謂粉砕方法によるトナーの製造方法がある。
【0048】また、特公昭56−13945号公報等に
記載のディスク又は多流体ノイズを用い溶融混合物を空
気中に霧化し、球状トナーを得る方法や、特公昭36−
10231号公報、特開昭59−53856号公報、特
開昭59−61842号公報に述べられている懸濁重合
法を用いて直接トナーを生成する方法や、単量体には可
溶で得られる重合体が不溶な水系有機溶剤を用い直接ト
ナーを生成するソープフリー重合方法に代表される乳化
重合方法等を用いトナーを製造することが可能である。
【0049】本実施の形態においては、比較的容易に粒
度分布がシャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得
られる常圧下での、または加圧下での懸濁重合方法を用
い、モノマーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート
荷電制御剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンと
して飽和ポリエステル、さらに着色剤を加え、重量平均
粒径7μmの着色懸濁粒子を製造した。
【0050】また、トナー粒度分布制御や粒径の制御
は、難水溶性の無機塩や保護コロイド作用を有する分散
剤の種類や添加量を変える方法や機械的装置条件、例え
ばローラの周速・パス回数・撹拌羽根形状等の撹拌条件
や容器形状又は、水溶液中での固形分濃度等を制御する
ことにより本実施の形態のトナーを得ることができる。
【0051】また、トナーに用いられる結着樹脂として
は、一般的に用いられているスチレン−(メタ)アクリ
ル共重合体,ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,スチレ
ン−ブタジエン共重合体を利用することが出来る。そし
て、重合法による直接トナーを得る方法においては、そ
れらの単量体が好ましく用いられる。具体的にはスチレ
ン、o(m−,p−)−メチルスチレン、m(p−)−
エチルスチレン等のスチレン系単量体;(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ドデシル、
(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸ベ
ヘニル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリ
ル酸ジエチルアミノエチル等の(メタ)アクリル酸エス
テル系単量体;ブタジエン,イソプレン,シクロヘキセ
ン,(メタ)アクリロニトリル,アクリル酸アミド等の
エン系単量体が好ましく用いられる。
【0052】ここで、これらは、単独または一般的には
出版物ポリマーハンドブック第2版III−P139〜
122(JohnWiley&Sons社製)に記載の
理論ガラス温度(Tg)が、40〜75℃を示すように
単量体を適宜混合し、用いられる。なお、理論ガラス転
移温度が40℃未満の場合には、トナーの保存安定性や
現像剤の耐久安定性の面から問題が生じ、一方75℃を
越える場合は定着温度の上昇をもたらし、特にフルカラ
ートナーの場合においては各色トナーの混色が不十分と
なり色再現性に乏しく、更にトラペン画像の透明性を著
しく低下させ、高画質の面から好ましくない。
【0053】また、結着樹脂の分子量は、GPC(ゲル
パーミエーションクロマトグラフィー)により測定され
る。具体的なGPCの測定方法としては、予めトナーを
ソックスレー抽出器を用いトルエン溶剤で20時間抽出
を行った後、ロータリーエバポレーターでトルエンを留
去せしめ、更にエステル系ワックスは溶解するが結着樹
脂は溶解し得ない有機溶剤例えばクロロホルム等を加え
十分洗浄を行った後、THF(テトラヒドロフラン)に
可溶した溶液をポア径が0.3μmの耐溶剤性メンブラ
ンフィルターでろ過したサンプルをウォーターズ社製1
50Cを用い、カラム構成は昭和電工製A−801、8
02、803、804、805、806、807を連結
し標準ポリスチレン樹脂の検量線を用い分子量分布を測
定し得る。
【0054】ここで、得られた樹脂成分の数平均分子量
(Mn)は、5000〜1,000,000で有り、重
量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(M
w/Mn)は、2〜100を示す結着樹脂が本実施の形
態には好ましい。また、ワックスの分子量は、結着樹脂
の分子量より少なく、数平均分子量(Mn)で数千〜数
万とする。
【0055】一方、トナーに用いられる着色剤は、黒色
着色剤としてカーボンブラック、磁性体、以下に示すイ
エロー/マゼンタ/シアン着色剤を用い黒色に調色され
たものが利用される。
【0056】ここで、イエロー着色剤としては、縮合ア
ゾ化合物、イソインドリノン化合物,アンスラキノン化
合物,アゾ金属錯体,メチン化合物,アリルアミド化合
物に代表される化合物が用いられる。具体的には、C.
I.ピグメントイエロー12、13、14、15、1
7、62、74、83、93、94、95、97、10
9、110、111、120、127、128、12
9、147、168、174、176、180、18
1、191等が好適に用いられる。
【0057】また、マゼンタ着色剤としては、縮合アゾ
化合物,ジケトピロロピロール化合物,アンスラキノ
ン,キナクリドン化合物、塩基染料レーキ化合物,ナフ
トール化合物,ペンズイミダゾロン化合物,チオインジ
ゴ化合物,ペリレン化合物が用いられる。具体的には、
C.I.ピグメントレッド2、3、5、6、7、23、
48:2、48:3、48:4、57:1、81:1、
144、146、166、169、177、184、1
85、202、220、221、254が特に好まし
い。
【0058】また、シアンの着色剤としては、銅フタロ
シアニン化合物及びその誘導体,アンスラキノン化合
物,塩基染料レーキ化合物等が利用できる。具体的に
は、C.I.ピグメントブルー1、7、15、15:
1、15:2、15:3、15:4、60、62、66
等が特に好適に利用できる。
【0059】これらの着色剤は、単独又は混色し更には
固溶体の状態で用いることが出来る。本実施の形態の着
色剤は、色相角、彩度、明度、耐候性、トラペン透過
性、トナー中への分散性の点から選択される。該着色剤
の添加量は、樹脂100重量部に対し1〜20重量部添
加して用いられる。
【0060】なお、黒色着色剤として磁性体を用いた場
合には、他の着色剤と異なり、樹脂100重量部に対し
40〜150重量部添加して用いられる。
【0061】そして、このような現像剤を使用して、光
沢と火膨れ(定着性)を定着ローラの表面硬度及び弾性
層を形成するシリコーンゴムのゴム硬度を変化させて比
較した。尚、従来の硬度が20°(JIS−A規格)の
シリコーンゴムを弾性層に用いたローラを使用して本発
明の定着装置と比較した。
【0062】画像の評価は、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、レッド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)、ブラック(Bk)(レッド,グ
リーン,ブルーは2色のトナーで色を形成している)の
ベタ画像部の光沢性と定着性を定着温度180℃のとき
で比較測定することにより行った。
【0063】その評価結果のうち、最も火膨れの生じや
すいマゼンタについての結果を図4にまとめて示す。本
図で最もゴム硬度の低いゴムの硬度はJIS−A規格で
は1度以下であり、アスカーCでは7度である。
【0064】光沢度の測定は、トナー乗り量M/S〔m
g/cm2〕(記録材の単位面積当りに乗っているトナ
ーの重量)をM/S=1.5にして測定を行なったもの
である。これは、4種のトナーで形成するフルカラー画
像の乗り量に相当する(なお、オフセットの発生してい
る色については、オフセットの発生していない個所で、
測定を行なった。)。
【0065】加圧ローラは、前述の表面硬度が75°
(アスカーC)、弾性層のゴム硬度が5°(JIS−A
規格)のローラである。
【0066】図4において、「火膨れ」とは、記録材と
現像剤層の間に気泡が多く発生し、その結果トナー層が
火膨れしたように膨れた状態になっていることを指して
いる。この気泡の出現のメカニズムについては現在解析
中であるが、記録材側の現像剤の溶融が不十分であるた
めに記録材との粘着性が弱まり発生するのではないかと
本発明者は推察するものである。図4では、「火膨れ」
が発生しないローラを「○」,ハキヨセ部に「火膨れ」
が発生したものを「△」,画像全面に「火膨れ」が生じ
る、もしくはコールドオフセットが発生したものを
「×」と表わしている。
【0067】なお、本発明者は画像ビジネス対応とする
ための光沢度を調べるために、グロスモニターテストを
行なった。モニター方法としては、テキストとグラフの
サンプルを図5に示すような光沢度に設定し、それぞれ
について良い悪いを選択してもらった。光沢度はサンプ
ル上の数点を測定したものの平均で表している。光沢度
の測定に用いたのは日本電色製測定器で75°による測
定である。その結果から、光沢度は7〜18%が好まし
く、24%を越える光沢度は良い印象を受けていないこ
とが判った。そこで、図4の「光沢」は24%よりも低
いものを「低」とし、24%以上を「高」としている。
【0068】図4から明らかなように、定着性を良好に
保ちつつ光沢度を抑えるためには、ローラの表面硬度を
65°以下(アスカーC)にし、弾性層のゴム硬度を5
°以下(JIS−A規格)にすることが好ましい。
【0069】より好ましいゴム硬度はJIS−A規格で
1°以下(アスカーCで7°以上)である。このゴムを
用いるとフルカラー画像の最大乗り量M/S=1.8で
あっても、光沢度は24%を越えず、非常に好印象の画
像を得ることが可能となる。
【0070】このように、ローラの弾性層のゴム硬度を
5°以下(JIS−A規格)とすることにより、光沢を
低く抑えつつも定着温度を高温にでき、低光沢の定着性
の良好な画像を得ることが可能となった。
【0071】また、加圧力を上げても低光沢の定着性の
良好な画像を得ることが出来る。
【0072】また、混色性を高めるために軟化点が低
く、かつ溶融粘度も低いシャープメルトなノンマグトナ
ーと、離型剤としてシリコーンオイルを使用する系にお
いても、同様に低光沢度の定着性の良好な画像を得るこ
とが出来る。
【0073】以上のように、フルカラー画像時において
もモノカラー画像時においても低光沢度を得ることが可
能で、非画像部と画像部での光沢度の差を軽減し、高光
沢からなる反射により文字が読みにくくなるといった問
題をも防止することができた。そして、心理的にユーザ
ーに安らぎを与え、多数枚見ても疲労を覚えず、光沢度
の安定したフルカラー画像を得ることができる。
【0074】なお、図4の比較を行った加圧ローラは表
面硬度が75°(アスカーC)であるが、加圧ローラの
表面硬度は75°以下(アスカーC)であれば良い。加
圧ローラの弾性層のゴム硬度は5°以下(JIS−A規
格)が好ましい。定着ローラと同硬度であっても同様の
効果が得られる。
【0075】なお、本発明者はローラの塑性変形(永久
歪み)についての検討を行った。その結果も図4に示
す。
【0076】塑性変形の検討は、熱源であるヒーターを
切った状態、すなわち、常温(20℃〜25℃)で2週
間放置して行った。塑性変形の生じなかったローラ、つ
まり異音も画像不良もないローラを「○」とし、異音を
発生するが画像不良のないものを「△」、異音及び画像
不良が発生したものについては「×」とした。
【0077】図4から明らかなように、ローラの表面硬
度が65°以下(アスカーC)で弾性層のゴム硬度が5
°以下(JIS−A規格)のときはローラを長時間放置
しても塑性変形(永久歪み)は起きない。従って、この
ようなローラを用いればローラの塑性変形のために生じ
る異音や画像不良を防止できる。これは、ローラの弾性
層に5°以下(JIS−A規格)のゴムを用いること
で、ローラの弾性限界が従来のゴム(JIS−A規格で
ゴム硬度が20°〜25°のゴム)を用いる場合よりも
大きくなるからである、と本発明者は推察するものであ
る。
【0078】なお、本実施形態の弾性層は単層である
が、弾性層が複数の層から形成されるものであっても弾
性層の硬度がJIS−A規格で5°以下であればよい。
【0079】また、離型層は、PFAチューブに限ら
ず、他のフッ素樹脂からなるチューブあるいはコーティ
ング層でもよく、トナーに対する十分な離型性が得られ
ればよい。
【0080】尚、本実施形態の離型層の厚さは50μm
であるが、離型層の厚さは耐久性、熱伝導性を良好に保
ち、内側の弾性層の変形に追従するため10μm以上1
00μm以下であることが好ましい。
【0081】〈実施の形態2〉実施の形態2に係わる定
着装置図の概略構成を図6に示す。図1と同一符号は、
同一または相当部分を示している。
【0082】本実施の形態2と実施の形態1との相違点
は、定着ローラ1と加圧ローラ2の芯軸11a,11b
上に設けられたゴム硬度が5°以下(JIS−A規格)
の弾性層12a,12bが表層である点である。
【0083】このような構成とすることにより弾性層の
厚みを実施の形態1よりも薄くすることができ、熱伝導
及び熱応答性が更に良好になる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、定
着ローラのゴム層のゴム硬度をJIS−Aで5度以下と
することにより、定着ローラの熱応答性を良好にでき
る。
【0085】また、ローラのゴム層のゴム硬度がJIS
−Aで5度以下であることにより、ローラの塑性変形は
抑えられ、ローラの変形による異音の発生を防止でき
る。
【0086】また、定着ローラのゴム層のゴム硬度が5
度以下であると、ローラ表面は記録材上の現像剤層の凹
凸に沿った変形が可能となる。したがって、定着ローラ
のゴム層のゴム硬度がJIS−Aで5度以下で、定着ロ
ーラの表面硬度がASKERCで65度以下であると、
現像剤層の凹凸を維持しつつ現像剤を記録材に定着する
ことができ、定着性を満足するとともに低光沢の画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る定着装置の構成を
示す図。
【図2】本発明で光沢度を測定するために用いた光沢度
測定装置の概念図。
【図3】重合トナーの概略断面図。
【図4】画像の評価及びローラの塑性変形と定着ローラ
の硬度の関係を示す図表。
【図5】グロスモニターテストの結果を示す図。
【図6】本発明の実施形態2に係わる定着装置の構成を
示す図。
【図7】ローラの塑性変形を説明するための図。
【図8】従来の定着装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1 定着ローラ 3a,3b ヒーター 2 加圧ローラ 11a,11b 芯金 12a,12b 弾性層 13a,13b 離型層 100 重合トナー P 転写紙 N ニップ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 勝則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 西村 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 橋本 典夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源と、この熱源を内側に設け記録材上
    の未定着トナーを熱し記録材に定着する定着用回転体
    と、この定着用回転体とニップを形成する加圧部材と、
    を有し、前記定着用回転体は芯材とこの芯材よりも外側
    にゴム層とを備えている定着装置において、 前記ゴム層のゴム硬度はJIS−A規格で5度以下であ
    ることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記定着用回転体は前記ゴム層が表層で
    あることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記定着用回転体は前記ゴム層よりも外
    側に薄層を備えることを特徴とする請求項1記載の定着
    装置。
  4. 【請求項4】 前記薄層の厚さは10μm以上100μ
    m以下であることを特徴とする請求項3記載の定着装
    置。
  5. 【請求項5】 前記薄層は表面離型層であることを特徴
    とする請求項4記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記表面離型層はコート層であることを
    特徴とする請求項5記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記表面離型層はチューブ層であること
    を特徴とする請求項5記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記ゴム層はシリコンゴム層であること
    を特徴とする請求項1記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 前記ゴム層は塑性変形しないゴムからな
    ることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 前記定着用回転体は記録材上の未定着
    トナーと接することを特徴とする請求項1記載の定着装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ゴム層の厚さは2.5mm以下で
    あることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  12. 【請求項12】 前記定着用回転体の表面硬度はアスカ
    ーCで65度以下であることを特徴とする請求項1記載
    の定着装置。
  13. 【請求項13】 前記ゴム層のゴム硬度はJIS−A規
    格で1度以下であることを特徴とする請求項1記載の定
    着装置。
  14. 【請求項14】 前記加圧部材は記録材上の未定着トナ
    ーと接することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  15. 【請求項15】 前記加圧部材はゴム層を表面近傍に有
    し、前記加圧部材のゴム層はゴム硬度がJIS−A規格
    で5度以下であることを特徴とする請求項1記載の定着
    装置。
  16. 【請求項16】 前記加圧部材の表面硬度はアスカーC
    で75度以下であることを特徴とする請求項15記載の
    定着装置。
  17. 【請求項17】前記トナーはワックスもしくはパラフィ
    ン又はポリオレフィン類を含有し、重合法により成型さ
    れたものであることを特徴とする請求項1記載の定着装
    置。
  18. 【請求項18】 前記回転体には前記トナーのワックス
    が溶融して供給されることを特徴とする請求項17記載
    の定着装置。
  19. 【請求項19】 芯材と、この芯材よりも外側にゴム層
    と、このゴム層よりも外側に薄層と、を有する定着用回
    転体において、前記ゴム層のゴム硬度はJIS−A規格
    で5度以下であることを特徴とする定着用回転体。
  20. 【請求項20】 前記薄層の厚さは10μm以上100
    μm以下であることを特徴とする請求項19記載の定着
    装置。
  21. 【請求項21】 前記薄層は表面離型層であることを特
    徴とする請求項20記載の定着装置。
  22. 【請求項22】 前記表面離型層はコート層であること
    を特徴とする請求項21記載の定着装置。
  23. 【請求項23】 前記表面離型層はチューブ層であるこ
    とを特徴とする請求項21記載の定着装置。
  24. 【請求項24】 前記ゴム層はシリコンゴム層であるこ
    とを特徴とする請求項19記載の定着装置。
  25. 【請求項25】 前記ゴム層は塑性変形しないゴムから
    なることを特徴とする請求項19記載の定着装置。
  26. 【請求項26】 前記ゴム層の厚さ2.5mm以下であ
    ることを特徴とする請求項19記載の定着装置。
  27. 【請求項27】 前記定着用回転体の表面硬度はアスカ
    ーCで65度以下であることを特徴とする請求項19記
    載の定着装置。
  28. 【請求項28】 前記ゴム層のゴム硬度はJIS−A規
    格で1度以下であることを特徴とする請求項19記載の
    定着装置。
  29. 【請求項29】 芯材と、この芯材よりも外側にゴムか
    らなる表層と、を有する定着用回転体において、前記表
    層のゴム硬度はJIS−A規格で5度以下であることを
    特徴とする定着用回転体。
JP31345097A 1996-11-15 1997-11-14 定着装置及び定着用回転体 Pending JPH11167296A (ja)

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US08/971,683 US6131010A (en) 1996-11-15 1997-11-17 Rotatable member having elastic layer and fixing apparatus having said rotatable member

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JP2707697 1997-02-10
JP9-268666 1997-02-10
JP9-27076 1997-02-10
JP26866697 1997-10-01
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6690906B2 (en) * 2000-11-17 2004-02-10 Konica Minolta Technosearch Co., Ltd. Fixing apparatus and image forming apparatus
US7953361B2 (en) 2006-09-20 2011-05-31 Ricoh Company, Ltd. Fixing device and image forming apparatus

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