JP2001005242A - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
発生を防止し、カラー画像の良好なOHTの透過性やカ
ラー画像の良好な厚紙の定着性を得る。 【解決手段】 OHTや厚紙のとき、定着速度を通常の
1/3または1/4の定着速度とするともに、黒画像に
対しては、黒画像データ量/2=ブラックトナー、およ
び黒画像データ/2=カラートナーにてプリントを行な
う。
Description
リンタ、あるいはファックスなどとされる電子写真方式
あるいは静電記録方式を用いたカラー画像形成装置に関
する。
おり、カラー画像の形成方式には、種々の方法が用いら
れている。例えば、1色ごとにトナー像の転写プロセス
を繰り返す方法、感光体ドラムを色の種類ごとに用意
し、それぞれの感光体ドラムを記録材が通過する間に各
色を記録材に転写してカラー画像を形成する方法、色の
種類ごとのトナー像を1個の感光体ドラム上に積層形成
せしめて、記録材にこれら多色像を一括転写する方法、
中間転写体を用いて1個の感光体ドラム上に形成された
色の種類ごとのトナー像を中間転写体へ1次転写工程を
繰り返すことにより中間転写体に複数色のトナーからな
るカラー画像を積層形成した後、その画像を記録材に一
括して2次転写させる方法などが知られている。
材は、その記録材上のトナー像を永久固着させるために
定着装置へ搬送され、未定着トナー画像が加熱と加圧の
処理を受けてカラー画像形成物として排出される。この
際、普通紙としての記録材は、通常の定着速度で定着さ
れるが、厚紙やOHT(オーバーヘッドプロジェクター
用透過紙)などの記録材は、定着性や透過性を確保する
ために通常の1/2〜1/4の定着速度で定着される。
特にカラーOHTは、投影したときにモノクロOHTの
ような陰が映ればよいのとは異なり、カラー部分が透過
しなければOHTとしての役割を果たすことができず、
通常の1/4の定着速度のように低定着速度にして高い
透過性を得ている。
形成装置においては、一般的にフルカラーユースとビジ
ネスユースでの画像品質を重視しているので、カラート
ナーより使用頻度の多いブラックトナーではランニング
コスト低減のため磁性トナーが用いられ、更にはカラー
画像部と黒画像部との光沢差をなくすために分子量の小
さいトナーが用いられていた。
や厚紙の定着性を確保するには、十分な熱量が必要とな
り、具体的な構成としては定着温度を高くするより、定
着速度を遅くして大熱量を与える構成が効果的で、最も
広く採用されている。
カラートナーのOHT透過性は十分得られ、また厚紙定
着性は適正化を図られているが、フルカラー画像部のブ
ラック部分やテキスト文字部分(ブラック文字)がホッ
トオフセットを起こすという問題があった。なお、ホッ
トオフセットとは、過剰な熱量により記録材上のトナー
表面が溶融し過ぎてトナー層途中で泣き別れが起こり下
層は記録材へ上層は定着ローラへと分離してしまう現象
のことである。
黒画像のホットオフセットの発生を防止でき、カラー画
像の良好なOHTの透過性やカラー画像の良好な厚紙の
定着性を得ることのできるカラー画像形成装置を提供す
ることである。
カラー画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発
明は、黒色を含む複数色のトナーを用いて記録材上にト
ナー像を形成し、このトナー像を担持した記録材に定着
せしめることにより永久カラー画像とするカラー画像形
成装置において、複数の定着速度を有し、その少なくと
も一つの定着速度に対して、黒画像を形成するトナーを
複数色とすることを特徴とするカラー画像形成装置であ
る。
通常よりも単位面積当たりに与えられる熱量が大きくな
る定着速度にて画像形成を行う場合、黒画像に対して複
数色のトナーを用いることが好ましい。前記少なくとも
一つの定着速度は、通常の定着速度より低速であること
が好ましい。前記複数色のトナーのうち少なくとも1色
のトナーは、ワックスもしくはパラフィンまたはポリオ
レフィン類を含有し、重合法により製造され、このトナ
ーを黒画像に用いることが好ましい。黒画像に用いる少
なくとも1つのトナーの分子量は他のトナーよりも大き
いことが好ましい。黒色のトナーは磁性トナーであるこ
とが好ましい。
成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
る。
利用した中間転写方式のカラー画像形成装置が示され
る。
1の画像担持体として繰り返して使用される回転ドラム
型の電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」という)
1を備えており、感光体ドラム1は、図中矢印に示すよ
うに反時計方向に所定の周速度(プロセス速度)で回転
駆動される。
ラ2により所定の極性、電位に一様に帯電処理され、次
いで不図示の画像露光手段(カラー原稿画像の色分解・
結像露光光学系、画像情報の時系列電気デジタル画素信
号に対応して変調されたレーザービームを出力するレー
ザースキャナによる走査露光光学系)による画像露光3
を受けることにより目的のカラー画像の第1の色成分
(例えばイエロー成分像)に対応した静電潜像が形成さ
れる。
ロー現像器)41により第1色であるイエロートナーに
より現像される。イエロー(Y)現像器41、マゼンタ
(M)現像器42、シアン(C)現像器43、ブラック
(BK)現像器44はそれぞれ回転駆動装置45によっ
て図中矢印方向に回転し、現像過程で感光体ドラム1と
対向するように構成されている。
ての中間転写体5が当接配置されており、中間転写体5
は図中矢印にて示す時計方向に感光体ドラム1と同じ周
速度で回転駆動される。
のイエロートナー画像は、感光体ドラム1と中間転写体
5とのニップ部を通過する過程で、中間転写体5に印加
される1次転写バイアス電源29により形成される電界
(1次転写バイアス)と圧力によって、中間転写体5の
外周面に中間転写(1次転写)される。なお、1次転写
バイアスは、トナーとは逆極性(+)で1次転写バイア
ス電源29から印加される。
像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナ
ー画像が順次中間転写体5上に重畳転写され、目的のカ
ラー画像に対応した合成カラートナー画像が形成され
る。
感光体ドラムクリーナ13により除去される。
バイアスローラ62とテンションローラ61とによって
図中矢印にて示す反時計方向に回転可能に支持され、且
つ中間転写体5の下面部に接離可能に配置されている。
バイアスローラ62には、2次転写バイアス電源28に
よって所望の2次転写バイアスが印加される。なお、テ
ンションローラ61は接地されている。
とともに、不図示の給紙カセットからレジストローラ1
1、および転写前ガイド10を通過して当接ニップに所
定のタイミングで記録材Pが給送され、同時に2次転写
ベルト6のバイアスローラ62に2次転写バイアス電源
28から2次転写バイアスが印加される。この2次転写
バイアスにより中間転写体5から記録材Pへ合成カラー
トナー画像が転写される。以後、この工程を2次転写と
いう。
段としての定着器15へと搬送され、加熱と加圧によっ
てトナーが溶着し定着した後、不図示の排紙ローラなど
を介して装置外部に排出される。
ルト6と中間転写体5とのニップ部下流には、中間転写
体クリーニングローラ8が中間転写体5に当接され、中
間転写体5上の2次転写残トナーが除去される。
説明すると、2次転写後の中間転写体5上には、部分的
には中和され電荷を持たないトナーや、負極性を維持し
ているトナーが残留しており、これらのトナーは、中間
転写体クリーニングローラ8にクリーニングバイアス電
源30からクリーニングバイアスが印加されることによ
って逆極性に帯電され、感光体ドラム1から中間転写体
5への1次転写と同時に、すべてを感光体ドラム1に転
写させ戻させる。感光体ドラム1に戻された2次転写残
トナーは感光体ドラムクリーナ13によりクリーニング
される。
れた2次転写残トナーと、感光体ドラム1上の1次転写
される正規トナーとは、感光体ドラム1と中間転写体5
とのニップ部で、電気的にほとんど中和することなく、
逆帯電されたトナーは感光体ドラム1へ、正規帯電して
いるトナーは中間転写体5へ、おのおの転写される。
写体上の2次転写残トナー帯電手段として、接触型の帯
電手段、具体的には複数層からなる弾性ローラを中間転
写体クリーニングローラとして用いている。
担持体としての記録材上のトナー層が直接接触する側の
ローラ(以下、「定着ローラ」という)として弾性ロー
ラを使用することが好ましい。すなわち、弾性を有する
定着ローラは、未定着のトナー像表面の凹凸に対して定
着ローラ表面自信が変形して押圧するために、トナー像
の均一な加熱、加圧が可能となり、光沢性の均一化に効
果的である。
同図において、定着器15は、定着ローラ16を有し、
定着ローラ16には加圧ローラ17が圧接して定着ロー
ラ16との間にニップ部を形成しつつ従動回転を行うよ
うにされている。定着ローラ16は中空筒体の形態をな
し、中空空間にはハロゲンヒータ18が内蔵され、定着
に必要な熱供給がなされる。また、加圧ローラ17にも
ハロゲンヒータ18が内蔵され、定着に必要な熱供給が
なされる。また、各ローラ16、17の温度制御は定着
ローラ16の非通紙領域に温度検知素子としてのサーミ
スタ19をもしくは加圧ローラ17にサーミスタ19を
接触配置し、その検知温度に伴う抵抗値変化により各ロ
ーラ16、17の表面温度を検知し、制御装置(図示せ
ず)によりローラ表面温度が所定温度となるようにハロ
ゲンヒータ18の電流制御を行っている。
Pはガイド20により案内されて図中左方からニップ部
に進入し、定着ローラ16の表面から加圧および加熱を
受け、トナーTが定着された後、排紙される。定着ロー
ラ16と加圧ローラ17とのニップ部の下流には分離爪
21が配置され、各ローラ16、17から記録材Pを分
離する。
色の多重トナーの厚み(数μm〜数十μm)に追従する
ために、アルミニウムなどの芯軸22に弾性層23を数
十μm以上設けることが必要である。弾性が小さいとト
ナー凹部の未定着やトナーのつぶれによる解像低下をも
たらす。
ル系の液体シリコーンゴムRTV、LTVタイプのもの
が弾性を備えているので好適である。表層24には上記
のRTV、LTVを用いて、その下層に熱に強いHTV
の層を設け、表面裏面の熱劣化や剥がれを防いだ多層構
成としてもよい。
ミニウム芯金22上にジメチルシリコーンゴムのLTV
タイプの弾性層23を2.5mm設け、その上に表層と
してPFAチューブ層24を50μm設けたものを直径
46mmに成形して用いた。なお、他にメチルフェニル
系シリコーンゴムを用いることもできる。
弾性が小さくてもよいので単純化が可能でアルミニウム
芯軸にHTV、フッ素ゴムなどの層を設けるのみでもよ
い。もちろん、定着ローラと略同一構成のものを用いて
もよい。
ミニウム芯金22上にジメチルシリコーンゴムのLTV
タイプの弾性層23を1.5mm設け、その上に表層と
してPFAチューブ層24を50μm設けたものを直径
46mmに成形して用いた。
ては、他にメチル系シリコーンゴムを用いてもよい。定
着温度は180℃でリップル±3℃以内とし、またロー
ラ周速は通常では120mm/secの範囲とし、厚紙
やOHTといった、定着性または透過性を確保するため
に大熱量を必要とする記録材に対しては、定着温度固定
のまま、通常のローラ周速の1/3速である40mm/
secとしてそれぞれモードを設けて対応した。
る。本実施例においては、例えば定着速度を低下させて
通紙する記録材P、特にOHTや厚紙などの場合におけ
る黒画像に対して複数色のトナーを用いることにより、
黒画像のホットオフセットを抑制し、他方、例えば定着
速度を低下させないで通紙する記録材の場合における黒
画像には従来のブラックトナー(黒トナー)のみを用い
る制御を行い、従来通りの良好な画質を得るものであ
る。
たトナー像の定着状態の発現であるため、トナーの粘弾
性特性と定着プロセスの機械的な構成、定着条件などに
よって変化しうる。
ナーの粘弾性特性や定着プロセスの機械的構成に関して
はなんら制約するものではないが、画像のホットオフセ
ットを抑制するための更に好ましい実施態様について以
下に述べる。
ャープメルトトナーの中に予め離型剤として溶融粘度と
分子量がトナー母体樹脂より小さいワックス若しくはパ
ラフィンまたはポリオレフィン類などの離型剤を内添し
た重合法によるトナーを使用した。これにより、高い混
色性を達成し、かつ定着時にはトナーから熱によりワッ
クスがしみ出し、熱ローラ定着装置の離型効果を高めた
構成のオイルレス化を達成している。
同図に示すように、重合トナー9はその製造法上球形と
なる。本実施例ではコア93にエステル系ワックスを内
包し、樹脂層92にスチレン−ブチルアクリレート、表
層91にスチレン−ポリエステルという構成の重合トナ
ー9を用いた。その比重は約1.05である。重合トナ
ー9が3層構成となっている理由は、コア93にワック
スを内包させることで、定着工程でのオフセット防止効
果を得るため、また樹脂層92に表層91を設けること
によって帯電効率のアップを図るためであり、なお、実
際の使用時には、トリボ安定化のためにシリカを外添し
ている。
布がシャープで4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られ
る常圧下での、または加圧下での懸濁重合方法を用い、
モノマーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷
電制御剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとし
て飽和ポリエステル、更に着色剤を加え、重量平均粒径
7μmの着色懸濁粒子を製造した。
溶性の無機塩や保護コロイド作用を有する分散剤の種類
や添加量を変える方法や、機械的装置条件、例えばロー
ラーの周速、パス回数、撹拌羽根形状などの撹拌条件や
容器形状、または、水溶液中での固形分濃度などに依存
し、これらを制御することにより所定の本実施例のトナ
ーを得ることができる。
般的に用いられるスチレン−(メタ)アクリル共重合
体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタ
ジエン共重合体を利用することができる。重合法による
直接トナーを得る方法においては、それらの単量体が好
ましく用いられる。
のポリマーハンドブック第2版III−P139〜192
(John Wiley & Sons社製)に記載さ
れている理論ガラス転移温度(Tg)が、40〜75℃
を示すように単量体を適宜混合し用いられる。理論ガラ
ス転移温度が40℃未満の場合には、トナーの保存安定
性や現像剤の耐久安定性の面から問題が生じ、一方75
℃を超える場合は定着温度の上昇をもたらし、特にフル
カラートナーの場合においては各色トナーの混色が不十
分となり、色再現性が乏しく、更にOHT画像の透明性
を著しく低下させ、高画質の面から好ましくない。
ミエーション・クロマトグラフィー)により測定され
る。具体的なGPCの測定方法としては、予めトナー
を、ソックレー抽出器を用いトルエン溶剤で20時間抽
出を行った後、ロータリーエバポレーターでトルエンを
留去せしめ、更にエステル系ワックスは溶解するが結着
樹脂は溶解し得ない有機溶剤、例えばクロロホルムなど
を加え、十分に洗浄を行った後、THF(テトラヒドロ
ンフラン)に可溶した溶液をボア径が0.3μmの耐溶
剤性メンブランフィルターで濾過したサンプルをウォー
ターズ社製150Cを用い、カラム構成は昭和電工製A
−801、802、803、804、805、806、
807を連結し、標準ポリスチレン樹脂の検量線を用い
分子量分布を測定して得る。得られた樹脂成分の数平均
分子量(Mn)は、5000〜1,000,000であ
り、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の
比(Mw/Mn)は、2〜100を示す結着樹脂が本実
施例には好ましい。本実施例に用いたトナーのまた数平
均分子量(Mn)は、上記の範囲でブラックトナー≪イ
エロートナー、マゼンタトナー、シアントナーとなって
いる。ワックスの分子量は、結着樹脂の分子量より少な
く、数平均分子量(Mn)で数千〜数万とする。
1.0〜2.0%の割合で外添されている。またブラッ
クトナーよりもイエロー、マゼンタ、シアンのカラート
ナーの方が多く外添されている。
としてカーボンブラック、磁性体、以下に示すイエロー
/マゼンタ/シアン着色剤を用い黒色に調色されたもの
が利用される。
は、他の着色剤と異なり、樹脂100重量部に対し40
〜150重量部添加して用いられる。
置、定着装置、およびトナーを使用し、定着速度を低下
させて通紙する記録材、特にOHTや厚紙などの場合に
おける黒画像に対して複数色のトナーを用いることによ
り、黒画像に用いられるトナーの平均分子量を大きく
し、黒画像のホットオフセットを抑制するものである。
るOHTモードや厚紙モードの時には黒画像データに対
して予めブラックトナーと他の1色のトナーを使用する
ようにコントローラの方で制御し、黒画像に用いられる
トナーの平均分子量を大きくする。
示す。図4(1)に示すように、従来は、黒画像に対し
てはコントローラからの黒画像データ量と同量のブラッ
クトナーが使用されていたが、それに対して本実施例で
は、図4(2)に示すように、黒画像に使用される黒画
像データ量の1/2(50%)を他の1色に置き換える
制御を行う。従って、黒画像データ量が100%のとき
には、記録材上にブラックトナーを50%使用し、その
上にはイエロートナー、またはマゼンタトナー、または
シアントナーを50%積載するものである。
あって黒画像データ量が50%以下では、記録材上のト
ナー載り量が少量であるため、トナーに十分熱量を与え
られるため、記録材へのトナー付着力が確保できる。従
って、ホットオフセットは発生しないので、図5に示す
ようなフローチャートで制御を行うことができる。
知の適宜手段によって判断し(S11)、OHTまたは
厚紙でない普通紙の場合には定着速度を通常の定着速度
すなわち1/1速にて(S12)、黒画像データ量=ブ
ラックトナーとして(S13)、プリントを行なう(S
14)。
着速度を通常の定着速度の1/3速または1/4速とし
て(S15)、つぎに、黒画像データ量≧50%かどう
かを判断し(S16)、黒画像データ量≧50%の場合
には、黒画像データ量/2=ブラックトナー、黒画像デ
ータ量/2=カラートナーにて(S17)、プリントを
行なう(S14)。ステップS16において、黒画像デ
ータ量<50%の場合には前述のように、黒画像データ
量=ブラックトナーにて(S13)、プリントを行なう
(S14)。
ると、0%≦X≦40%ではホットオフセットが発生し
て効果がなく、60%≦X≦100%では色味変化や画
像飛び散りなどが発生してしまい望ましくない。従って
1色に置き換える割合Xの適正範囲としては、40%<
X<60%となる。
できればよいので、図6に示すように、(a)ブラック
トナー(50%)の上にイエロートナー(25%)+マ
ゼンタトナー(25%)、または(b)イエロートナー
(25%)+シアントナー(25%)、または(c)マ
ゼンタトナー(25%)+シアントナー(25%)と2
色重ねすることも可能である。
うに、黒画像データ量が50%以上のときには、黒画像
データ量の1/2はブラックトナーを使用し、残りの黒
画像データ量1/2の1/2をそれぞれ2色のカラート
ナーに置き換える制御を行う。
を公知の適宜手段によって判断し(S21)、普通紙の
場合には、通常の定着速度すなわち1/1速として(S
22)、黒画像データ量=ブラックトナーにて(S2
3)、プリントを行なう(S24)。
3速または1/4速として(S25)、つぎに、黒画像
データ量≧50%かどうかを判断し(S26)、黒画像
データ量≧50%の場合には、更に、OHTか厚紙かを
判断する(S27)。OHTの場合には、図6(a)、
図6(b)、または図6(c)にて示したトナー構成に
て(S28)、プリントを行なう(S24)。
ラックトナーおよび黒画像データ量/2=カラートナー
にて(S29)、プリントを行なう(S24)。
トナーは、複数色用いることで総合的に平均分子量を大
きくしているため、トナーの重ね順は、必ずしも記録材
上の直ぐ上にブラックトナーが配置される必要はなく、
ブラックトナーは紙上トナー層の最上層、または色トナ
ー間に挟まれた中間層に配置されてもよい。従って、最
適条件を固定しておくことにより、常に好ましいカラー
画像が得られるようになる。
速度を低下させる時には、黒画像に対して複数色のトナ
ーを用い、かつ、そのうち少なくとも1色はホットオフ
セットに対してマージンのあるトナーを用いることで、
黒画像に用いるトナーの分子量を総合的に大きくするこ
とができ、黒画像のホットオフセットを改善することが
できる。
コスト低減のための磁性トナーを用いた場合でも、カラ
ートナーとの違和感のない光沢度を得られるまで分子量
を小さくすることができ、OHTの透過性と画質の両
立、また、厚紙の定着性と画質の両立を実現することが
できる。
おけるホットオフセットが発生することなく、カラー画
像の良好なOHT透過性やカラー画像の良好な厚紙定着
性を得ることができる。
説明する。
度を低下させるOHTモードや厚紙モードの時には黒画
像データに対して予めイエロー、マゼンタ、シアントナ
ーからなるプロセスブラックを使用するようにコントロ
ーラの方で制御することである。
示す。黒画像に使用される黒画像データ量の1/3ずつ
をイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーに置
き換える制御を行う。その制御は図9のフローチャート
に示すように行う。
知の適宜手段によって判断し(S31)、OHTまたは
厚紙でない普通紙の場合には定着速度を通常の定着速度
すなわち1/1速として(S32)、黒画像データ量=
ブラックトナーによって(S33)、プリントを行なう
(S34)。
着速度を1/3速または1/4速として(S35)、つ
ぎに、黒画像データ量≧50%かどうかを判断し(S3
6)、黒画像データ量≧50%の場合には、黒画像デー
タ量/3=イエロートナー、黒画像データ量/3=マゼ
ンタトナー、黒画像データ量/3=シアントナーにて
(S37)、プリントを行なう(S34)。ステップS
36において、黒画像データ量<50%の場合には前述
のように、黒画像データ量=ブラックトナーにて(S3
3)、プリントを行なう(S34)。
的に消費することができる。
像に使用されるトナーの平均分子量を総合的に大きくで
き、黒画像のホットオフセットを抑制できる。従って、
ブラックトナーにカラートナーと違和感のない光沢度の
磁性トナーを用いることができ、ランニングコスト低減
の構成、普通紙とOHTや厚紙といった記録材の画質の
両立を図ることができる。
する。
は、定着速度を低下させるOHTモードや厚紙モードの
時には、黒画像データに対して予め複数色の全トナーを
使用するようにコントローラの方で制御することであ
る。
0に示す。ブラックトナー上にイエロートナー、マゼン
タトナー、およびシアントナーからなるプロセスブラッ
クが積載されていて、黒画像に使用される黒画像データ
量の1/2をブラックトナー、残りの黒画像データ1/
2の1/6ずつをイエロートナー、マゼンタトナー、シ
アントナーに置き換える制御を行う。その制御は図11
のフローチャートのように行う。
知の適宜手段によって判断し(S41)、OHTまたは
厚紙でない普通紙の場合には定着速度を通常の定着速度
すなわち1/1速として(S42)、黒画像データ量=
ブラックトナーによって(S43)、プリントを行なう
(S44)。
着速度を1/3速または1/4速として(S45)、つ
ぎに、黒画像データ量≧50%かどうかを判断し(S4
6)、黒画像データ量≧50%の場合には、黒画像デー
タ量/2=ブラックトナー、黒画像データ量/6=イエ
ロートナー、黒画像データ量/6=マゼンタトナー、黒
画像データ量/6=シアントナーにて(S47)、プリ
ントを行なう(S44)。ステップS46において、黒
画像データ量<50%の場合には前述のように、黒画像
データ量=ブラックトナーにて(S43)、プリントを
行なう(S44)。
されるトナーを平均的に消費することができ、且つ黒画
像に使用されるトナーの平均分子量も総合的に大きくす
ることができる。
ックトナーにカラートナーと違和感のない光沢度の磁性
トナーを用いることができ、ランニングコスト低減の構
成で、普通紙とOHTや厚紙といった記録材の画質の両
立を図ることができる。
のカラー画像形成装置によれば、複数の定着速度を有
し、その少なくとも一つの定着速度に対して、黒画像を
形成するトナーを複数色とすることにより、低定着速度
でも黒画像のホットオフセットの発生を防止でき、カラ
ー画像の良好なOHTの透過性やカラー画像の良好な厚
紙の定着性を得ることができる。また、ブラックトナー
にカラートナーと違和感のない光沢度の磁性トナーを用
いることができ、ランニングコストを低減できる。
を示す概略構成図である。
す概略構成図である。
図である。
を示す説明図である。
る。
他の構成を示す説明図である。
ートである。
の構成を示す説明図である。
る。
層の構成を示す説明図である
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 黒色を含む複数色のトナーを用いて記録
材上にトナー像を形成し、このトナー像を担持した記録
材に定着せしめることにより永久カラー画像とするカラ
ー画像形成装置において、 複数の定着速度を有し、その少なくとも一つの定着速度
に対して、黒画像を形成するトナーを複数色とすること
を特徴とするカラー画像形成装置。 - 【請求項2】 前記トナー像の定着温度が一定のとき
に、通常よりも単位面積当たりに与えられる熱量が大き
くなる定着速度にて画像形成を行う場合、黒画像に対し
て複数色のトナーを用いることを特徴とする請求項1の
カラー画像形成装置。 - 【請求項3】 前記少なくとも一つの定着速度は、通常
の定着速度より低速であることを特徴とする請求項1ま
たは2のカラー画像形成装置。 - 【請求項4】 前記複数色のトナーのうち少なくとも1
色のトナーは、ワックスもしくはパラフィンまたはポリ
オレフィン類を含有し、重合法により製造され、このト
ナーを黒画像に用いることを特徴とする請求項1、2、
または3のカラー画像形成装置。 - 【請求項5】 黒画像に用いる少なくとも1つのトナー
の分子量は他のトナーよりも大きいことを特徴とする請
求項1から4のいずれかのカラー画像形成装置。 - 【請求項6】 黒色のトナーは磁性トナーであることを
特徴とする請求項1から5のいずれかのカラー画像形成
装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17808199A JP4438026B2 (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | カラー画像形成装置 |
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JP17808199A JP4438026B2 (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | カラー画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001005242A true JP2001005242A (ja) | 2001-01-12 |
JP2001005242A5 JP2001005242A5 (ja) | 2006-07-20 |
JP4438026B2 JP4438026B2 (ja) | 2010-03-24 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004252045A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP2016142747A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-08-08 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP17808199A patent/JP4438026B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004252045A (ja) * | 2003-02-19 | 2004-09-09 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成装置 |
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