JPH11166528A - すべり軸受 - Google Patents

すべり軸受

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Publication number
JPH11166528A
JPH11166528A JP33557197A JP33557197A JPH11166528A JP H11166528 A JPH11166528 A JP H11166528A JP 33557197 A JP33557197 A JP 33557197A JP 33557197 A JP33557197 A JP 33557197A JP H11166528 A JPH11166528 A JP H11166528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding
shock absorbing
key
absorbing material
sliding body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33557197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Konishi
正英 小西
Yoshinobu Ogawa
佳延 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP33557197A priority Critical patent/JPH11166528A/ja
Publication of JPH11166528A publication Critical patent/JPH11166528A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 すべり軸受において、摺動体と緩衝材との周
方向のすべりを阻止するための機構が、緩衝材の緩衝作
用を阻害するという事態を起こさないようにする。摺動
体と緩衝材との周方向のすべりを阻止する機能を向上さ
せる。 【解決手段】 筒状の軸受シェル1と、この軸受シェル
1の内側の弾力性を備える緩衝材2と、この緩衝材2の
内側の摺動体3とを有する。摺動体3と緩衝材2との重
なり部にキー溝71を形成し、そのキー溝71にキー7
を嵌合する。キー7によって摺動体3と緩衝材2との周
方向の滑りを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、すべり軸受、たと
えば立軸ポンプなどの回転機械において主軸などの回転
軸を支持することに用いられるすべり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】回転機械の一例である立軸ポンプの主軸
を支持することに用いられるすべり軸受は、無潤滑状態
でのドライ運転時に主軸との摺動部に焼付きが生じない
ようにするために、セラミックスなどの硬質材料を用い
て摺動片を形成しているものが多い。この種のすべり軸
受の従来例の要部構成を図3及び図4に示してある。
【0003】図3及び図4において、1は筒状の軸受シ
ェルであり、この軸受シェル1の内側にゴムなどの弾力
性を備えた筒状の緩衝材2が配備され、この緩衝材2の
内側に摺動体3が配備されている。図例のすべり軸受に
おいて、摺動体3は、金属製の筒状保持体31とこの筒
状保持体31の内側に配備された筒状の摺動部材32と
によって形成されており、摺動部材32はセラミックス
といった硬質材料で形成され、その表面(内表面)が主
軸4との摺接面33として形成されている。
【0004】このようなすべり軸受において、摺動体3
と緩衝材2との周方向のすべりを阻止するために廻り止
め用のビス5が用いられている。具体的には、軸受けシ
ェル1に形成されたねじ孔51にその軸受けシェル1の
外側からねじ込まれたビス5の軸部5bが緩衝材2に挿
通されていると共に、その軸部5bが筒状保持体31に
形成された凹入部53に突出され、凹入部53と軸部5
bの先端との間に筒状保持体31の周方向の一定範囲で
の変位を許容する隙間Sが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3や図4で説明した
従来のすべり軸受によると、摺動体3と緩衝材2との間
で周方向のすべりが発生したときに、筒状保持体31の
凹入部53の壁面がビス5の軸部5bに当たった後は、
そのすべりに伴う荷重がビス5により受け止められて両
者のすべりが阻止される。また、このすべり軸受におい
て、緩衝材2は、摺動体3を径方向に変位させるような
荷重や摺動体3を傾かせるような荷重がその摺動体3に
加わったときに、その摺動体3の径方向の変位や傾きを
吸収する作用(緩衝作用)を発揮する。
【0006】上記したように、従来のすべり軸受では、
摺動体3と緩衝材2との周方向のすべりに伴う荷重がビ
ス5によって受け止められて両者のすべりが阻止され、
その状態では摺動体3の周方向の変位がもはや吸収され
なくなる。そして、ビス5において、すべりに伴う荷重
を受け止める部位の断面積は、使用しているビス5の太
さに左右される反面で、あまりに太いビス5を用いるこ
とが現実的ではない。そのため、ビス5に大きな荷重が
加わったときにビス5が折損してそのビスによるすべり
防止作用が発揮されなくなってしまうおそれがあった。
【0007】本発明は以上の状況に鑑みてなされたもの
であり、摺動体と緩衝材との周方向のすべりを阻止する
ための機構が、緩衝材の緩衝作用を阻害するといった事
態の起こらないすべり軸受を提供することを目的とす
る。
【0008】また、本発明は、摺動体と緩衝材との周方
向のすべりを阻止するための機構に大きな荷重が加わっ
たときでもすべり防止作用が損なわれにくいすべり軸受
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るすべり軸受
は、筒状の軸受シェルと、この軸受シェルの内側に配備
された弾力性を備える緩衝材と、この緩衝材の内側に配
備されかつ表面が回転軸との摺接面に形成された摺動体
とを有していると共に、上記摺動体と上記緩衝材との重
なり部にキー溝が形成され、このキー溝に嵌合されたキ
ーを介して上記摺動体と上記緩衝材との周方向の滑りが
阻止されている、というものである。
【0010】このすべり軸受によると、摺動体と緩衝材
との重なり部に形成されたキー溝にキーが嵌合されてい
るので、そのキーによって摺動体と緩衝材との周方向の
滑りが阻止される。また、摺動体に加わった荷重を受け
てその摺動体が緩衝材を変形させながら外側に変位した
場合でも、上記キーが緩衝材の緩衝作用を阻害するよう
な事態は起こる余地がない。
【0011】また、摺動体と緩衝材との周方向のすべり
を阻止するための機構として、摺動体と緩衝材との重な
り部に形成したキー溝にキーを嵌合した構造を採用して
いるので、従来例で説明したビスを採用した場合に比
べ、すべりに伴う荷重を受け止める部位の断面積を大き
くしておくことが容易であり、そのためにキーに大きな
荷重が加わったときでもそのキーが折損するという事態
が起こらないようにしてそのすべり防止作用を確実に発
揮させることが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るすべり軸受を
一部破断して示した正面図、図2は図1のII−II線
に沿う断面図である。
【0013】このすべり軸受は、筒状の軸受シェル1
と、軸受シェル1の内側に配備されていてゴムなどの弾
力性を備えた材料を用いて形成された緩衝材2と、この
緩衝材2の内側に配備された摺動体3とを備えている。
摺動体3は、金属製の筒状保持体31と、その筒状保持
体31の内側にバックメタル34を介して固定された摺
動部材32とによって形成されている。このような摺動
体3において、摺動部材32はセラミックスといった硬
質材料で形成され、その表面が主軸4との摺接面33と
して形成されている。そして、摺動部材32とその摺動
部材32に重ね合わされたバックメタル34とが、筒状
保持体31の周方向に間隔を隔てて所要数だけ保持され
ている。36は筒状保持体31とバックメタル34とを
結合している止具である。
【0014】この滑り軸受において、摺動体3と緩衝材
2との重なり部、具体的には摺動体3の筒状保持体31
と緩衝材2との重なり部に軸方向に長いキー溝71が形
成されており、このキー溝71に軸方向に長いキー7が
嵌合されており、このキー7によって、摺動体3と緩衝
材2との周方向の滑りが阻止されるようになっている。
キー溝71やそのキー溝71に嵌合されたキー7は、上
記重なり部における周方向の1箇所に配備されていて
も、2箇所に配備されていても、3箇所以上の箇所に配
備されていてもよいが、2箇所以上の箇所に配備すると
きには、相互間の角度を同一にしておくことが望まし
い。
【0015】このようなすべり軸受によると、摺動体3
と緩衝材2との重なり部に形成されたキー溝71にキー
7が嵌合されているので、そのキー7によって摺動体3
と緩衝材2との周方向の滑りが阻止される。ここで、キ
ー7については、上記重なり部の周方向の幅寸法を長く
しておけば、その重なり部のすべりに伴う荷重を受け止
める部位の断面積が大きくなるので、そのようにしてお
くことによってキー7に大きな荷重が加わったときでも
そのキー7が折損という事態を起こすことなく、確実に
すべり防止作用を発揮するようになる。
【0016】また、摺動体3に加わった荷重を受けてそ
の摺動体3が緩衝材2を変形させながら外側に変位した
場合でも、キー7が緩衝材2の緩衝作用を阻害するよう
な事態は起こる余地がない。
【0017】この実施形態では、摺動体3が、筒状保持
体31とその筒状保持体31の周方向の複数箇所に配備
されたバックメタル34及び摺動部材32とによって形
成されているけれども、この点は、図3や図4で説明し
た従来例と同様に、摺動体3を筒状保持体31とその内
側に配備された筒状の摺動部材32とによって形成する
ことも可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るすべり軸受によれば、摺動
体と緩衝材との重なり部のすべりがキーによって確実に
防止されるたけでなく、そのキーによって形成されてい
る摺動体と緩衝材との周方向のすべりを阻止するための
機構が、緩衝材の緩衝作用を阻害するといった事態が起
こる余地がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るすべり軸受を一部破断して示した
正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】従来のすべり軸受の一部破断正面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 軸受シェル 2 緩衝材 3 摺動体 4 回転軸 7 キー 33 摺接面 71 キー溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の軸受シェルと、この軸受シェルの
    内側に配備された弾力性を備える緩衝材と、この緩衝材
    の内側に配備されかつ表面が回転軸との摺接面に形成さ
    れた摺動体とを有していると共に、上記摺動体と上記緩
    衝材との重なり部にキー溝が形成され、このキー溝に嵌
    合されたキーを介して上記摺動体と上記緩衝材との周方
    向の滑りが阻止されていることを特徴とするすべり軸
    受。
JP33557197A 1997-12-05 1997-12-05 すべり軸受 Pending JPH11166528A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33557197A JPH11166528A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 すべり軸受

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JP33557197A JPH11166528A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 すべり軸受

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JPH11166528A true JPH11166528A (ja) 1999-06-22

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ID=18290079

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JP33557197A Pending JPH11166528A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 すべり軸受

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JP (1) JPH11166528A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243589A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kubota Corp 滑り軸受装置およびポンプ装置
JP2010168934A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Kubota Corp 滑り軸受装置および滑り軸受装置を備えたポンプ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009243589A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kubota Corp 滑り軸受装置およびポンプ装置
JP2010168934A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Kubota Corp 滑り軸受装置および滑り軸受装置を備えたポンプ装置

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