JPH028098Y2 - - Google Patents

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JPH028098Y2
JPH028098Y2 JP15561684U JP15561684U JPH028098Y2 JP H028098 Y2 JPH028098 Y2 JP H028098Y2 JP 15561684 U JP15561684 U JP 15561684U JP 15561684 U JP15561684 U JP 15561684U JP H028098 Y2 JPH028098 Y2 JP H028098Y2
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JP
Japan
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bearing
bearing member
main shaft
cushioning material
sliding
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JP15561684U
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JPS6170624U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はすべり軸受に関し、特にポンプその
他機械の主軸を支持するすべり軸受に係るもので
ある。
〔従来の技術〕
従来のすべり軸受の概略構成は第5図に示され
ている。同図においてすべり軸受は円筒状の軸受
部材1と、この軸受部材1を収めたケース2とか
らなり、機械本体(図示省略する)にケース2を
取付け、軸受部材1の内面で主軸(図示省略す
る)を支持し、機械運転時に、軸受部材1と主軸
のすべり接触により主軸が滑らかに回転するよう
になっている。
しかしながら従来のすべり軸受は軸受部材1が
ケース2に固定され、かつケース2が機械本体に
固定されるため、軸受部材1が主軸の傾き等に追
随することができず、運転状態により主軸に片よ
った荷重がかかったり、あるいは軸受部材1、ケ
ース2、機械本体、主軸などの加工精度が悪いと
きには、軸受部材1と主軸とが片当りや点接触し
たりするようになる。
軸受部材1と主軸の接触に片当りや点接触が生
じると、軸受部材1内面の一部分にのみ荷重がか
かり、軸受部材1が急激に摩耗し、すべり軸受の
寿命を短縮したり、軸受部材1の材質によっては
破損したりして、機械を運転不能とする不都合を
生じた。
さらに、すべり軸受内の潤滑油(水)の循環を
よくする為などに、軸受部材1の内面に潤滑溝を
設ける場合もあるが、この潤滑溝が軸線方向に真
直ぐに切られているため、主軸に一方向の荷重が
かかったりした場合、軸受部材1の潤滑溝の端部
に主軸が当る可能性もあり、主軸の回転を円滑に
行わないばかりか、軸受部材1の早期破損にもつ
ながった。
尚、パーツを組み合わせる事によって軸受を構
成する構造としては、例えば第6図及び第7図に
示す構造のものが考えられる。これは短冊型軸受
部材1を軸受周上に多数並べるものであるが、こ
の場合、短冊型軸受部材1が薄くて軸方向に長い
形状となり、製作上容易ではなく、さらに円筒状
でないので内径寸法精度を得るのも容易でない。
従って、実際に実施するにあたっての実用性はま
だまだ不充分といえるものである。片当りや点接
触の問題を防止し、また潤滑溝の端部と主軸が当
るという問題も防止し、更には実用性に欠けると
いう問題も起こらないようにすることにある。
〔問題を解決するための手段〕
この考案のすべり軸受は、円筒状の軸受部材の
長さを短かくし、この軸受部材より内径の大きい
円筒状の中間部材を介して複数個の軸受部材を積
み重ねて、緩衝材を隔ててケース内に固定するこ
とにより、一段一段の軸受部材に個々の軸受とし
ての作用を行わせるものである。さらに軸受部材
の内面に潤滑溝を設け、この潤滑溝を相互にずら
して軸受部材を積み重ねている。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図及び第2図はこの考案の一実施例を
示し、第1図は縦断面図、第2図は横断面図であ
る。第1図及び第2図において前記第5図に示し
た従来のものと同一符号は同一部分に示す。
複数の軸受部材1は個々の軸方向の長さを短か
くし、各々の軸受部材1は中間に軸受部材1より
内径の大きい中間部材3を介して軸方向に積み重
ね、また径方向に緩衝材5を介してケース2内に
固定してすべり軸受を構成している。
上記のように構成したすべり軸受においては、
軸受部材1の一段一段が個々の独立した軸受とし
て作用しているため、従来、軸方向に長い軸受部
材に生じた主軸の片当りや点接触を各々の軸受部
材1に分散させることができ、各軸受部材1に片
当り等による主軸から加えられる力を弱め、軸受
部材1の摩耗や破損を効果的に防止することがで
きる。万一、軸受部材1の一部に破損が生じて
も、軸受部材1を多段としているため、他の段の
軸受部材が軸受の作用を行い、機械の運転不能と
なることを防止できる。
また、緩衝材5により、各々の軸受部材1が主
軸の傾き等に追随する事ができ、各軸受部材1の
全長に亘って主軸と接触する事ができ、軸受部材
1と主軸との片当り点接触を効果的に防止する事
ができる。また、緩衝材5によって防振効果を持
つ事にもなる。
また、中間部材3にゴム等の緩衝性を有する材
料を使用すると、中間部材3の特性により、さら
に上述の効果が大きくなる。
さらに軸受部材1の内面に潤滑溝4を設け、潤
滑油(水)の循環をよくしている場合には、各軸
受部材1の積み重ねに際し、潤滑溝4の位置を相
互にずらして積み重ねることにより潤滑溝4の端
部と主軸との当りを防止でき、すべり軸受の寿命
短縮、破損を防止できるようになる。
また、軸受部材1とケース2の間に緩衝材5を
入れるかわりに第3図に示すように、ケース2の
外側に例えば硬質ゴムからなる筒状緩衝材6を取
付けることにより同様の効果を発揮させることが
できる。
また、第4図に示すように、中間部材3を第1
図における緩衝材5と中間部材3とを兼ねるよう
な形状にする事により同様の効果を発揮させるこ
ともできる。
尚、緩衝材5、中間部材3については、ゴムの
みでなく弾性体又は軟かい金属などを利用する事
もできる。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように、軸受部材を中
間部材を介して軸方向に多段に積み重ね、また軸
受部材の径方向を緩衝材により緩衝性をもたせる
ようにしたので、すべり軸受全長に渡り主軸と均
一に接触することができ、すべり軸受の寿命短
縮、破損を防止することができ、万一一部が破損
しても他の段が軸受として使用しているため機械
の運転不能を防止することが可能になり、また製
作も簡単なので実用性にも富むなど、すこぶる有
用なすべり軸受を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の実施例に示し、
第1図は縦断面図、第2図は横断面図、第3図及
び第4図は各々他の実施例を示す縦断面図、第5
図は従来のすべり軸受を示す縦断面図、第6図及
び第7図は本考案の他に考えられたパーツを組み
合わせるすべり軸受の横断面図である。 1……軸受部材、2……ケース、3……中間部
材、4……潤滑溝、5……緩衝材、6……筒状緩
衝体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向長さが短かい複数の円筒状の軸受部材
    を、該軸受部材より内径が大きい円筒状の中間部
    材を介して軸方向に多段に積み重ね、軸受部材の
    径方向外側に緩衝材を備えてなるすべり軸受。
JP15561684U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH028098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15561684U JPH028098Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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JP15561684U JPH028098Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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JPS6170624U JPS6170624U (ja) 1986-05-14
JPH028098Y2 true JPH028098Y2 (ja) 1990-02-27

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JP15561684U Expired JPH028098Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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FR2882408B1 (fr) * 2005-02-21 2008-09-05 Ct Stephanois De Recherchees Organe de guidage

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JPS6170624U (ja) 1986-05-14

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