JPH11165851A - 処理機の処理物投入装置 - Google Patents

処理機の処理物投入装置

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JPH11165851A
JPH11165851A JP33181497A JP33181497A JPH11165851A JP H11165851 A JPH11165851 A JP H11165851A JP 33181497 A JP33181497 A JP 33181497A JP 33181497 A JP33181497 A JP 33181497A JP H11165851 A JPH11165851 A JP H11165851A
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JP
Japan
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case
soil
raw material
endless
width direction
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Application number
JP33181497A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kamoshita
安洋 鴨志田
Hajime Shimomura
肇 下村
Yasuhiro Yoshida
泰弘 吉田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合機のケース内に原料土、改良材をこぼれ
落ちたり、詰ったりせずに確実に連続して投入できるよ
うにする。 【解決手段】 混合機3のケース11の第1側壁26に
投入口17を形成し、原料土、改良材を搬送するコンベ
ヤを形成する無端帯状体16の排出端部を投入口17か
らケース11内に突出し、原料土、改良材をコンベヤで
投入口17を通ってケース11内に直接投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式土質改良機
の混合機に原料土と改良材を投入する装置や、自走式破
砕機の破砕機に被破砕物を投入する装置等の処理物を処
理機に投入する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自走式土質改良機としては、例えば特願
平8−22053号に示すものが知られている。具体的
には図17に示すように、自走式車両の車体に混合機1
00、コンベヤ101を設けると共に、そのコンベヤ1
01の上方位置に原料土ホッパ102、改良材供給装置
103等を設け、コンベヤ101で原料土ホッパ102
内の原料土を一定量搬送し、その搬送した原料土の上に
改良材を供給して原料土と改良材を混合機100に投入
し、原料土と改良材を混合機100で解砕混合撹拌して
土質改良した改良土として排出するものが提案されてい
る。
【0003】前述の自走式土質改良機においては、混合
機100のケース104の側壁105に投入口106を
形成し、コンベヤ101を投入口106と対向して配設
し、投入口106の下部開口縁にガイドプレート107
を設け、コンベヤ101で搬送された原料土と改良材が
ガイドプレート107に沿って投入口106から混合機
100内に投入されるようにしてある。
【0004】このようにすれば、コンベヤ101が混合
機100の上部よりも下方位置となり、原料土ホッパ1
02、改良材供給装置103が低くなるから自走式土質
改良機の全高を低くできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにして原料
土と改良材を混合機に投入すると、コンベヤ101とガ
イドプレート107との間から原料土、改良材がこぼれ
落ちたり、詰ることがある。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした処理機の処理物投入装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用効果】第1の発明
は、ケース11の側壁に投入口17を有し、この投入口
17から投入された処理物を解砕混合撹拌、混合撹拌、
破砕等を行なう処理機と、無端帯状体16を回転動して
処理物を搬送するコンベヤを備え、前記コンベヤの排出
端部を投入口17からケース11内に突出したことを特
徴とする処理機の処理物投入装置である。
【0008】第1の発明によれば、コンベヤの無端帯状
体16で搬送される処理物は投入口17からケース11
内に直接投入されるので、投入口17部分からケース1
1外部にこぼれ落ちたり、投入口17部分で処理物が詰
ることがなく、処理物をケース11内に確実に連続して
投入できる。
【0009】第2の発明は、第1の発明における前記ケ
ース11内に、無端帯状体16の表面幅方向両端部と対
向したシール片50を取付けて無端帯状体16の表面幅
方向両端部とケース11の側壁との間をシールするシー
ル機構とした処理機の処理物投入装置である。
【0010】第2の発明によれば、ケース11の側壁と
無端帯状体16の表面幅方向両端部との間がシール片5
0でシールされ、ケース11内の処理物等がケース11
の側壁と無端帯状体16の幅方向両端部との間から無端
帯状体16の裏面側に漏れることがない。これによっ
て、ケース11内の処理物等が無端帯状体16の裏面側
からケース11の外部に漏れることがない。
【0011】第3の発明は、第2の発明におけるコンベ
ヤを、無端帯状体16の幅方向中央部を支持して回転動
することで処理物を搬送するものとし、前記ケース11
内に、無端帯状体16の裏面幅方向両端部と対向したガ
イド部材70を設けた処理機の処理物投入装置である。
【0012】第3の発明によれば、ケース11内の無端
帯状体16が偏荷重等によって水平に対して左右に斜め
となると無端帯状体16の裏面幅方向両端部がガイド部
材70に摺接して無端帯状体16はほぼ水平状態で回転
動する。これによって、無端帯状体16の幅方向中央部
を支持して回転動するコンベヤで処理物をケース11内
に投入する際に、そのケース11内の無端帯状体16に
偏荷重等が作用しても無端帯状体16の表面幅方向両端
部とシール片50が大きく離れることがなく、シール機
構のシール性を損うことがない。
【0013】また、ソイルカッタ12で無端帯状体16
上の処理物である原料土と改良材を切断する混合機3の
場合に、そのソイルカッタ12により処理物を切断する
際に無端帯状体16の幅方向両端部が下向きに弯曲変形
することを防止できる。
【0014】第4の発明は、第3の発明において、前記
ケース11の投入口17の下部開口縁17cに無端帯状
体16の表面と接する掻取部材64を取付けた処理機の
処理物投入装置である。
【0015】第4の発明によれば、ケース11の投入口
17からケース11外部に向けて移動する無端帯状体1
6の表面に掻取部材64が接するので、その無端帯状体
16の表面に付着残留した処理物等が掻取部材64で掻
き取りされてケース11内に落下する。これによって、
無端帯状体16の表面に付着残留した処理物等がケース
11外部に落下することを防止できる。
【0016】第5の発明は、自走式車両の車体1前後中
間部に設けた混合機3と、この車体1の前部寄りに設け
られた原料土搬送装置7と、その上方に位置して設けた
原料土ホッパ8及び改良材供給装置9を備え、原料土ホ
ッパ8内の原料土を原料土搬送装置7で搬送し、その搬
送された原料土の上に改良材供給装置9で改良材を供給
し、その原料土と改良材を混合機3に投入して解砕混合
撹拌する自走式土質改良機において、前記原料土搬送装
置7を、幅方向両端部に表面よりも突出した突起部を備
えた金属製の板80を無端状に複数連結した金属チェー
ン製の無端帯状体16の幅方向中央部を支持して回転動
するものとし、前記混合機3のケース11の第1縦壁2
6に投入口17を形成し、前記無端帯状体16の排出端
部を投入口17よりケース11内に突出し、前記ケース
11の対向した一対の第3縦壁28に金属製のシール片
50を、無端帯状体16の板80の表面80a及び突起
部の内側面と隙間を置いて対向してそれぞれ取付けてラ
ビリンスタイプのシール機構とし、前記ケース11の対
向した一対の第3縦壁28に金属製のガイド部材70
を、無端帯状体16の板80の裏面80b幅方向両端部
と隙間を置いてそれぞれ取付け、前記ケース11の投入
口17の下部開口縁17cに無端帯状体16の板80の
表面80aと接する掻取部材64を取付けたことを特徴
とする自走式土質改良機である。
【0017】第5の発明によれば、掘削した土砂などの
原料土を土質改良して埋め戻しなどに再利用できるし、
自走式車両の車体1に混合機3、原料土搬送装置7、原
料土ホッパ8、改良材供給装置9を取付けたので自走し
て移動できる。
【0018】また、原料土搬送装置7の無端帯状体16
で搬送される原料土、改良材は投入口17からケース1
1内に直接投入されるので、投入口17部分からケース
11外部にこぼれ落ちたり、投入口17部分で詰ること
がなく、原料土、改良材をケース11内に確実に連続し
て投入できる。
【0019】また、ケース11の一対の第3側壁28と
無端帯状体16の表面幅方向両端部との間がシール片5
0でシールされ、ケース11内の原料土、改良材がケー
ス11の一対の第3側壁28と無端帯状体16の幅方向
両端部との間から無端帯状体16の裏面側に漏れること
がない。これによって、ケース11内の原料土、改良材
が無端帯状体16の裏面側からケース11の外部に漏れ
ることがない。
【0020】また、シール片50が板80の表面80a
及び突起部の内側面と隙間を置いて対向してラビリンス
タイプのシール機構を構成しているから、シール片5
0、板80の表面が早期に摩耗することがなく耐久性が
向上するし、無端帯状体16の回転抵抗が大きくならな
いから、その駆動力を必要以上に大きくする必要がな
い。
【0021】また、ケース11内の無端帯状体16が偏
荷重等によって水平に対して左右に斜めとなると無端帯
状体16の裏面幅方向両端部がガイド部材70に摺接し
て無端帯状体16はほぼ水平状態で回転動する。これに
よって、ケース11内の無端帯状体16に偏荷重等が作
用しても無端帯状体16の表面幅方向両端部とシール片
50が大きく離れることがなく、上部シール機構のシー
ル性を損うことがない。
【0022】また、ソイルカッタ12で無端帯状体16
上の原料土と改良材を切断する際に無端帯状体16の幅
方向両端部が下向きに弯曲変形することを防止できる。
【0023】また、金属製のガイド部材70と金属製の
板80の裏面80bが隙間を置いて対向しているから、
ガイド部材70や板80が早期に摩耗することがなく耐
久性が向上するし、無端帯状体16の回転抵抗が大きく
ならないから、その駆動力を必要以上に大きくする必要
がない。
【0024】また、ケース11の投入口17からケース
11外部に向けて移動する無端帯状体16の表面に掻取
部材64が接するので、その無端帯状体16の表面に付
着残留した原料土等が掻取部材64で掻き取りされてケ
ース11内に落下する。これによって、無端帯状体16
の表面に付着残留した原料土等がケース11外部に落下
することを防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】(自走式土質改良機の全体構造)
図1と図2に示すように、車体1に左右の下部走行体
2,2が取付けられて自走式車両としてある。車体1の
前後中間部に混合機3が取付けてある。車体1の後部寄
りにエンジン、油圧ポンプ、操作弁等の駆動装置4が取
付けてあり、この駆動装置4はカバー5で覆われてい
る。
【0026】前記車体1の前部寄りに取付用フレーム6
が取付けてあり、この取付用フレーム6に原料土搬送装
置7が前後方向に向けて取付けてある。前記取付用フレ
ーム6の前部寄りに原料土ホッパ8、後部寄りに改良材
供給装置9が前記原料土搬送装置7の上方に位置してそ
れぞれ取付けてある。
【0027】前記車体1の下部には改良土搬送装置10
が前後方向に向けて取付けてある。この改良土搬送装置
10の搬送方向一側部(前部寄り)は前記混合機3の下
方に位置し、改良土搬送装置10の搬送方向他側部(後
部寄り)は車体1よりも後方に突出している。
【0028】前記混合機3は図3に示すように、ケース
11内にソイルカッタ12と複数のインパクトハンマ1
3を設けてある。前記原料土搬送装置7は駆動輪14と
従動輪15に無端帯状体16を巻掛けたコンベヤとして
ある。この原料土搬送装置7の排出端部は混合機3のケ
ース11の投入口17からケース11内に突出してい
る。
【0029】前記原料土ホッパ8の出口寄りにはロータ
18が設けてあり、原料土aの切り出し高さbを一定と
する。前記切り出し高さbとは原料土搬送装置7で改良
材供給装置9に向けて搬送する原料土aの高さである。
【0030】前記改良材供給装置9は改良材ホッパ19
の底部に定量供給機構20を設け、その定量供給機構2
0の排出側をシュート21で原料土搬送装置7の無端帯
状体16の上面までガイドしている。前記改良材として
はセメント、セメント系固化剤、生石灰、消石灰、石灰
系固化剤、発泡ビーズ等が用いられる。
【0031】(自走式土質改良材の動作)図3に示すよ
うに、原料土ホッパ8に投入された掘削土砂等の原料土
aは原料土搬送装置7とロータ18で一定の切り出し高
さとして改良材供給装置9に向けて搬送され、その原料
土aの上に改良材が落下供給される。
【0032】混合機3のケース11内まで搬送された原
料土aと改良材はソイルカッタ12で切り落しされ、イ
ンパクトハンマ13で解破混合撹拌されて原料土aの土
質を改良し、その土質改良土cはケース11の排出口2
2から改良土搬送装置10上に落下供給され、その改良
土搬送装置10で車体後方に搬送される。
【0033】前記改良材ホッパ19に改良材を供給する
には、図1に仮想線で示すように改良材を入れた袋23
を吊り上げ、蓋24を開けて改良材ホッパ19内に入
れ、その袋23の下部を破って袋23を吊り上げること
で供給する。袋23を吊り上げるクレーン25が車体1
の左右一側部に旋回自在に取付けてある。
【0034】次に混合機3に原料土と改良材を投入する
装置の具体形状を説明する。前記混合機3のケース11
は図4と図5に示すように、前後方向一側の第1側壁2
6と前後方向他側の第2側壁27と左右方向に対向した
一対の第3側壁28,28と上壁29で下面が開口した
箱形状で、その開口した下面を排出口22としてある。
前記第1側壁26に投入口17が形成され、一対の第3
側壁28,28にソイルカッタ12、複数のインパクト
ハンマ13が回転自在に支承してある。
【0035】前記原料土搬送装置7の駆動輪14、従動
輪15は横フレーム30の長手方向両端部にそれぞれ取
付けてあり、この横フレーム30は取付用フレーム6の
左右一対のフレーム6a,6aにブラケット31でそれ
ぞれ取付けてある。
【0036】前記無端帯状体16は図6に示すように、
ゴム製無端帯32と芯金33を備えたゴムベルトであ
る。ゴム製無端帯32は所定の厚さと幅と長さを有する
無端状で、その表面34は長手方向及び幅方向に亘って
凹凸のない平坦面であり、表面34の幅方向両端部には
長手方向に連続した突起部35がそれぞれ一体的に設け
てある。なお、表面34の長手方向両端部以外に凹凸を
形成して搬送性を良くしても良い。
【0037】前記ゴム製無端帯32の厚さは幅方向中央
部32aが最も厚く、幅方向両端寄り部32bが最も薄
く、両者の中間部32cが中間の厚さとなっている。ゴ
ム製無端帯32の幅方向中央部には裏面36に開口した
凹部37が長手方向に間隔を置いて複数形成してあり、
この凹部37から前記駆動輪14の歯部が芯金33に噛
合し、その凹部37部分が駆動輪噛合部となっている。
【0038】前記芯金33は鉄等の金属製の主芯金38
と鉄等の金属製の補助芯金39を備え、主芯金38はゴ
ム製無端帯32の幅よりも短かく、かつ長手方向中央寄
りに一対の突片40が長手方向に間隔を置いて備えてい
る。この主芯金38はゴム製無端帯32の幅方向中央部
の裏面36側に埋設され、その一対の突片40が裏面3
6よりも突出している。
【0039】前記補助芯金39はゴム製無端帯32の幅
と略同一幅で、ゴム製無端帯32の表面34側に埋設さ
れ、この補助芯金39の下面39aにおける幅方向両端
寄り部分はゴム製無端帯32の最も薄い幅方向両端寄り
部32bの裏面よりも突出している。
【0040】前記ゴム製無端帯32の主芯金38と補助
芯金39との間にはスチールコード等の補強材41が長
手方向に連続して埋設されている。
【0041】前記横フレーム30には複数のガイドロー
ラ42が長手方向に間隔を置いて取付けてあり、このガ
イドローラ42に無端帯状体16の一対の突片40が接
して幅方向中央部を支持している。
【0042】前記無端帯状体16の幅はケース11の投
入口17の幅(一対の第3側壁28,28の間隔)より
も小さく、原料土搬送装置7(以下コンベヤという)の
上下高さはケース11の投入口17の高さよりも小さ
い。コンベヤの排出端部、つまり駆動輪14は投入口1
7からケース11内に突出している。
【0043】このようであるから、無端帯状体16上の
原料土と改良材は投入口17よりケース11内まで搬送
されるので、原料土、改良材は投入口17からこぼれ落
ちたり、詰ることがなく、確実にケース11内に連続し
て投入される。
【0044】前述のように、コンベヤの排出端部を投入
口17からケース11内に突出しているから、無端帯状
体16と投入口17との間には隙間がある。具体的には
投入口17の左右開口縁17a(第3側壁28)と無端
帯状体16の幅方向両端面との間に無端帯状体16が左
右に振れ動いても干渉しない程度の小さな隙間があり、
投入口17の上部開口縁17bと無端帯状体16の表面
34との間には原料土の切り出し高さより若干大きな寸
法の隙間があり、投入口17の下部開口縁17cと無端
帯状体16の表面34との間には小さな隙間がある。
【0045】前記一対のシュート21の間隔は無端帯状
体16の幅よりも小さく、このシュート21と投入口1
7の左右開口縁17aとの間に隙間があるので、この隙
間を閉塞する左右一対のカバー43が図5に示すように
ケース11に取付けてある。
【0046】図7と図8に示すように、前記ケース11
の一対の第3側壁28の内面にシール片50が無端帯状
体16の表面34に沿ってほぼ半円形状に取付けてあ
る。前記シール片50は図8と図9に示すように取付け
てある。第3側壁28の内面に取付用プレート51を固
着し、押えプレート52に固着したナット部材53をシ
ール片50の穴54を通して取付用プレート51の穴5
5に挿入し、第3側壁28の穴56からボルト57をナ
ット部材53に螺合してシール片50を取付用プレート
51と押えプレート52で挾持して取付けてある。
【0047】図9に示すように、前記シール片50の下
端面50aは無端帯状体16のゴム製無端帯32の表面
34と隙間を有して対向し、シール片50の外側面50
bは無端帯状体16のゴム製無端帯32の突起部35の
内側面35aと隙間を有して対向している。これによっ
て、無端帯状体16の幅方向両側部とシール片50との
間にほぼL字状の隙間を形成し、ラビリンスタイプのシ
ール機構を構成している。前記シール片50はゴム、M
Cナイロン等の合成樹脂製である。
【0048】前記シール片50は投入口17の上部寄り
から下部寄りまで連続したほぼ半円形であり、ケース1
1内に突出した無端帯状体16のほぼ全長とケース11
の一対の第3側壁28との間をシールしている。
【0049】前記シュート21にはシール片58が図5
に示すように取付けてあり、このシール片58が図7に
示すように投入口17よりケース11内に若干突出し、
シュート21とシール片58で投入口17の入口部分か
ら原料土、改良材がこぼれ落ちないようにしてある。
【0050】前記シール片50の一端面50cは投入口
17の上部開口縁と離隔し、シール片58と連続してい
る。他端面50dと投入口17の下部開口縁は離隔し、
この部分で無端帯状体16の幅方向両端面と第3側壁2
8との間に下部隙間59がある。
【0051】前述のようであるから、ケース11内の上
部に浮遊等している原料土、改良材はシール片50でシ
ールされて無端帯状体16の幅方向両端面と一対の第3
側壁28との間から無端帯状体16の裏面36側に漏れ
ることがない。また、シール片50と無端帯状体16が
接触していないので、耐久性が向上する。
【0052】また、原料土、改良材の一部が無端帯状体
16の裏面36側に入り込むことがあるが、この原料
土、改良材は下部隙間59からケース11内に落下する
ので、ケース11外部に落下することがない。この下部
隙間59からケース11内の原料土、改良材が無端帯状
体16の裏面36側に漏れることは原料土、改良材が上
向きの流れとなる等の理由で生じない。
【0053】図7に示すように、投入口17の下部開口
縁17cにプレート60をボルト61で固着し、このプ
レート60に掻板62をボルト63で取付けて掻取部材
64としてある。この掻板62はゴム、MCナイロン等
の合成樹脂製で、図10に示すように無端帯状体16の
表面34に接している。
【0054】このようであるから、無端帯状体16の表
面34に付着残留した原料土、改良材は掻板62で掻き
落しされ、ケース11内に落下する。
【0055】前記ケース11の一対の第3側壁28には
図7に示すように、ガイド部材70がそれぞれ取付けて
ある。具体的には図8,図9に示すように第3側壁28
の内面にブラケット71をボルト72で固着し、このブ
ラケット71にガイド部材70がビス73で固着してあ
る。このガイド部材70はMCナイロン等の合成樹脂製
で、無端帯状体16の補助芯金39の下面39aにおけ
る幅方向両端部に隙間を置いて相対向している。
【0056】前記ガイド部材70は無端帯状体16の駆
動輪14に巻掛けられる部分のほぼ上半分に位置し、こ
のガイド部材70は前記横フレーム30に取付けた同様
のガイド部材74と連続している。
【0057】このようであるから、ゴムベルト製の無端
帯状体16が偏心荷重等によって水平に対して幅方向一
方側に若干斜めとなると、補助芯金39の下面39aに
おける幅方向両端寄り部分がガイド部材70に摺接しな
がら回動するので、無端帯状体16はほぼ水平として回
動するから、無端帯状体16の突起部35とシール片5
0が上下方向に外れることがない。
【0058】また、無端帯状体16上の原料土、改良材
をソイルカッタ12で切断する時に無端帯状体16の幅
方向両端部が下向きに変形しようとするが、前述のよう
にガイド部材70で下向きの変形が防止される。
【0059】また、金属製の補助芯金39の下面がガイ
ド部材70に摺接するので、ゴム製無端帯32がガイド
部材70に摺接する場合と比べて摺動抵抗が小さく、無
端帯状体16の回動抵抗があまり大きくならないし、ガ
イド部材70と摺接する部分が早期に摩耗せずに耐久性
が向上する。
【0060】次に本発明の第2の実施形態を説明する。
図11と図12に示すように、無端帯状体16は鉄等の
金属製の板80の裏面における幅方向中央寄りに一対の
リンク81を固着し、その複数の板80をリンク81相
互間に筒体82を設け、かつその筒体82を挿通したピ
ン83で無端状に連結した金属製チェーンとしてある。
例えば、履帯式走行装置の履板を複数連結した履帯とし
てある。
【0061】前記各板80のリンク81が従動輪15、
ガイドローラ42に沿ってガイドされ、筒体82に駆動
輪14の噛部が噛合するようにしてある。前記各板80
の幅方向両端面には鉄製のプレート84が固着してあ
り、このプレート84は板80の表面80aよりも突出
して突起部としてある。
【0062】図13,図14,図15に示すように、ケ
ース11の第3側壁28に取付けたシール片50は鉄等
の金属製プレートで、第3側壁28にボルト止めした取
付用プレート85に溶接で固着してある。このシール片
50が板80の表面80a及びプレート84と隙間を置
いて対向してラビリンスタイプのシール機構を形成して
いる。なお、シュート21に取付けたシール片58も鉄
等の金属製プレートで、図12に示すように板80の表
面80a、プレート84と隙間を有して対向している。
【0063】ケース11の第3側壁28に取付けたガイ
ド部材70は図14,図15に示すように矩形断面の鉄
等の金属製プレートで、第3側壁28にボルト86で直
接固着してある。このガイド部材70は板80の下面8
0bと隙間を置いて対向している。なお、横フレーム3
0に取付けたガイド部材74も鉄等の金属製プレート
で、板80の下面80bと隙間を置いて対向している。
【0064】前記ケース11の投入口17の下部開口縁
17cに取付ける掻取部材64は図13と図16に示す
ように、両端部を下向きに弯曲したプレート87にブロ
ック88を固着し、そのブロック88をボルト89で固
着して取付けてある。
【0065】そして、プレート87が板80の表面80
aに接し、板80の表面80aに凹凸があってもプレー
ト87に沿って板80がスムーズに摺動するようにして
ある。
【0066】以上の各実施形態では自走式土質改良機の
混合機3に原料土と改良材を投入する装置を説明した
が、自走式破砕機の破砕機のケース内にコンベヤで被破
砕物を投入する装置に適用できるし、コンベヤでセメン
ト、砂などを混合する混合機に投入する装置にも適用で
きる。つまり、解砕混合撹拌する混合機、混合撹拌する
混合機、破砕する破砕機などの原料土、改良材、被破砕
物、セメント、砂などの処理物を処理する処理機のケー
ス内に処理物を投入する装置として用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自走式土質改良機の側面図である。
【図2】自走式土質改良機の平面図である。
【図3】自走式土質改良機の動作説明図である。
【図4】混合機と原料土搬送装置排出部寄りの側面図で
ある。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】無端帯状体の断面図である。
【図7】混合機の投入口部分の拡大断面図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】図8のC部拡大図である。
【図10】図7のD−D断面図である。
【図11】第2の実施の形態を示す混合機と原料土搬送
装置排出部寄りの側面図である。
【図12】図11のE−E断面図である。
【図13】混合機の投入口部分の拡大断面図である。
【図14】図13のF−F断面図である。
【図15】図14のG部拡大図である。
【図16】図13のH−H断面図である。
【図17】従来例の概略説明図である。
【符号の説明】
1…車体 2…下部走行体 3…混合機 4…駆動装置 6…取付用フレーム 7…原料土搬送装置 8…原料土ホッパ 9…改良材供給装置 10…改良土搬送装置 11…ケース 12…ソイルカッタ 13…インパクトハンマ 14…駆動輪 15…従動輪 16…無端帯状体 17…投入口 17a…左右開口縁 17b…上部開口縁 17c…下部開口縁 18…ロータ 21…シュート 26…第1側壁 27…第2側壁 28…第3側壁 29…上壁 30…横フレーム 31…ブラケット 32…ゴム製無端帯 33…芯金 34…表面 35…突起部 35a…内側面 36…裏面 42…ガイドローラ 50…シール片 51…取付用プレート 52…押えプレート 58…シール片 59…下部隙間 60…プレート 62…掻板 64…掻取部材 70…ガイド部材 74…ガイド部材 80…板 80a…表面 80b…裏面 81…リンク 82…筒体 83…ピン 84…プレート(突起部) 87…プレート 100…混合機 101…コンベヤ 104…ケース 105…側壁 106…投入口。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(11)の側壁に投入口(17)
    を有し、この投入口(17)から投入された処理物を解
    砕混合撹拌、混合撹拌、破砕等を行なう処理機と、 無端帯状体(16)を回転動して処理物を搬送するコン
    ベヤを備え、 前記コンベヤの排出端部を投入口(17)からケース
    (11)内に突出したことを特徴とする処理機の処理物
    投入装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース(11)内に、無端帯状体
    (16)の表面幅方向両端部と対向したシール片(5
    0)を取付けて無端帯状体(16)の表面幅方向両端部
    とケース(11)の側壁との間をシールするシール機構
    とした請求項1記載の処理機の処理物投入装置。
  3. 【請求項3】 前記コンベヤを、無端帯状体(16)の
    幅方向中央部を支持して回転動することで処理物を搬送
    するものとし、 前記ケース(11)内に、無端帯状体(16)の裏面幅
    方向両端部と対向したガイド部材(70)を設けた請求
    項2記載の処理機の処理物投入装置。
  4. 【請求項4】 前記ケース(11)の投入口(17)の
    下部開口縁(17c)に無端帯状体(16)の表面と接
    する掻取部材(64)を取付けた請求項3記載の処理機
    の処理物投入装置。
  5. 【請求項5】 自走式車両の車体(1)前後中間部に設
    けた混合機(3)と、この車体(1)の前部寄りに設け
    られた原料土搬送装置(7)と、その上方に位置して設
    けた原料土ホッパ(8)及び改良材供給装置(9)を備
    え、原料土ホッパ(8)内の原料土を原料土搬送装置
    (7)で搬送し、その搬送された原料土の上に改良材供
    給装置(9)で改良材を供給し、その原料土と改良材を
    混合機(3)に投入して解砕混合撹拌する自走式土質改
    良機において、 前記原料土搬送装置(7)を、幅方向両端部に表面より
    も突出した突起部を備えた金属製の板(80)を無端状
    に複数連結した金属チェーン製の無端帯状体(16)の
    幅方向中央部を支持して回転動するものとし、 前記混合機(3)のケース(11)の第1縦壁(26)
    に投入口(17)を形成し、前記無端帯状体(16)の
    排出端部を投入口(17)よりケース(11)内に突出
    し、 前記ケース(11)の対向した一対の第3縦壁(28)
    に金属製のシール片(50)を、無端帯状体(16)の
    板(80)の表面(80a)及び突起部の内側面と隙間
    を置いて対向してそれぞれ取付けてラビリンスタイプの
    シール機構とし、 前記ケース(11)の対向した一対の第3縦壁(28)
    に金属製のガイド部材(70)を、無端帯状体(16)
    の板(80)の裏面(80b)幅方向両端部と隙間を置
    いてそれぞれ取付け、 前記ケース(11)の投入口(17)の下部開口縁(1
    7c)に無端帯状体(16)の板(80)の表面(80
    a)と接する掻取部材(64)を取付けたことを特徴と
    する自走式土質改良機。
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JP2010270504A (ja) * 2009-05-21 2010-12-02 Kayaba Ind Co Ltd 土壌処理構造
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