JP3690559B2 - 処理機のケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自走式土質改良機の原料土と改良材を解砕混合撹拌する混合機や、自走式破砕機の被破砕物を破砕する回転式の破砕機や、セメントと砂を混合するミキサー等の被処理物を処理する処理機のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
残土と生石灰を解砕混合撹拌する混合機としては、例えば特開平9−103695号公報に示すように、ケース内に複数のロータを設けたものが知られている。
【0003】
前述の混合機であると残土や生石灰がロータやケース内面に付着することがあるので、ロータやケース内面を清掃する必要がある。
また、ロータが破損等するので、ロータを定期的に点検する必要がある。
【0004】
前述の混合機はロータやケース内面の清掃、ロータの点検等が全く考慮されておらず、その清掃や点検が大変な作業となる。
【0005】
このことを解消する混合機としては、例えば特願平8−22054号に示すように、混合機のケースを前部ケースと後部ケースに分割し、その前部ケースと後部ケースをヒンジで前後に揺動自在に連結して後部ケースを開閉できるようにした混合機のケースが提案されている。この混合機のケースであれば後部ケースを後方に揺動すれば前部ケースが開放するので、前述の清掃や点検等を容易にできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述の混合機のケースであると後部ケースを後方に揺動して前部ケースを開放すると前部ケースと後部ケースとの間に隙間が生じ、後部ケースの内面に付着している被処理物がその隙間から前部ケースの外部に落下することがある。
【0007】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした処理機のケースを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
第1の発明は、原料土と改良材、被破砕物、コンクリートと砂などの被処理物を解砕混合撹拌、破砕、混合などの処理をする処理機のケースであって、
開口部3)を有するほぼ箱状の固定ケース30と、この固定ケース30の開口部35の開口縁に接して開口部35を閉塞する可動ケース40で投入口17と排出口22を有するケース11とし、
前記固定ケース30に可動ケース40を、開口部35を閉塞する閉じ姿勢と開口部35を開放する開き姿勢に亘って揺動自在に連結し、
前記可動ケース40の内面下端縁寄りに、こぼれ防止カバー76の上縁部を固着し、
この、こぼれ防止カバー76は、前記可動ケース30が閉じ姿勢の時には、その下端縁が前記固定ケース30の開口部35内に突出し、かつ前記可動ケース40が開き姿勢の時には、その可動ケース40の下端縁と固定ケース30の上端縁との間の隙間を閉塞することを特徴とする処理機のケースである。
【0009】
第1の発明によれば、可動ケース40を開き姿勢とすることで固定ケース30の開口部35が開放するから、その開口部35から内部の清掃や点検などを容易にできる。
【0010】
また、可動ケース40が開き姿勢の時に固定ケース30の上端縁と可動ケース40の下端縁との間の隙間がこぼれ防止カバー76で閉塞されるので、可動ケース40の内面に付着等していた被処理物が前述の隙間からケース11の外部にこぼれ落ちることがない。
【0012】
また、可動ケース40を開き姿勢とした時に、その内面に付着等していた被処理物はこぼれ防止カバー76に沿って固定ケース30内に落下するので、この被処理物がケース11の外部にこぼれ落ちることがなく、その被処理物を固定ケース30の排出口22から所定の位置に排出できる。
【0013】
第2の発明は、原料土と改良材、被破砕物、コンクリートと砂などの被処理物を解砕混合撹拌、破砕、混合などの処理をする処理機のケースであって、
開口部35を有するほぼ箱状の固定ケース30と、この固定ケース30の開口部35の開口縁に接して開口部35を閉塞する可動ケース40で投入口17と排出口(22)を有するケース11とし、
前記固定ケース30に可動ケース40を、開口部35を閉塞する閉じ姿勢と開口部35を開放する開き姿勢に亘って揺動自在に連結し、
前記可動ケース40の内面に緩衝兼付着防止用のカバー70を取付け、このカバー70の下端寄り部分は、前記可動ケース40が閉じ姿勢の時には固定ケース30の開口部35内に突出し、かつ前記可動ケース40が開き姿勢の時には、その開き姿勢の可動ケース40の下端縁と固定ケース30の上端縁との間の隙間を閉塞することを特徴とする処理機のケースfである。
【0014】
第2の発明によれば、第1の発明と同様に、固定ケース30の開口部35から内部の清掃や点検などを容易にできると共に、可動ケース40が開き姿勢の時に可動ケース40の内面に付着等していた被処理物が固定ケース30の上縁部と可動ケース40の下縁部との間の隙間からケース11の外部にこぼれ落ちることがない。
また、可動ケース40の内面に被処理物が衝突することを低減すると共に、被処理物が付着しないようにするカバー70を利用して可動ケース40の内面に付着等した被処理物を固定ケース30内に落下することができる。
【0015】
これにより、こぼれ防止カバーを特別に取付ける必要がなく、カバー70を取付ければ良いから、その取付け作業が容易となる。
【0016】
第3の発明は、第2の発明において、緩衝兼付着防止用のカバー70の下端寄り部分裏面に裏板77を取付け、この裏板77が固定ケース30の開口部35の開口縁と対向している処理機のケースである。
【0017】
第3の発明によれば、可動ケース40を揺動する際に裏板77が固定ケース30の開口部35の開口縁と干渉するが、カバー70の下端寄り部分が開口縁と干渉しないので、そのカバー70の損傷等を防止できる。
【0018】
第4の発明は、自走式車両の車体1前後中間部に設けた混合機3と、この車体1の前部寄りに設けられた原料土搬送装置7と、その上方に位置して設けた原料土ホッパ8及び改良材供給装置9を備え、原料土ホッパ8内の原料土を原料土搬送装置7で搬送し、その搬送された原料土の上に改良材供給装置9で改良材を供給し、その原料土と改良材を混合機3に投入して解砕混合撹拌する自走式土質改良機において、
前記混合機3のケース11を、開口部35を有するほぼ箱状の固定ケース30と、この固定ケース30の開口部35の開口縁に接して開口部35を閉塞する可動ケース40で投入口17と排出口22を有する形状とし、
前記固定ケース30に可動ケース40を、開口部35を閉塞する閉じ姿勢と開口部35を開放する開き姿勢に亘って揺動自在に連結し、
前記可動ケース40の内面に緩衝兼付着防止用のカバー70を取付け、このカバー70の下端寄り部分を固定ケース30の開口部35内に突出してこぼれ防止カバー76とし、
前記緩衝兼付着防止用のカバー70の下端寄り部分裏面に裏板77を取付け、この裏板77が固定ケース30の開口部35の開口縁と対向していることを特徴とする自走式土質改良機である。
【0019】
第4の発明によれば、掘削した土砂などの原料土を土質改良して埋め戻しなどに再利用できるし、自走式車両の車体1に混合機3、原料土搬送装置7、原料土ホッパ8、改良材供給装置9を取付けたので自走して移動できる。
【0020】
また、混合機3のケース11内には原料土、改良材としてのセメントが投入されるので、一日の作業が終了して夜間休止すると、そのセメントが固化してケース11内面などに固着してしまう。
このために、前述の自走式土質改良機においては一日の作業終了毎にケース11内を清掃する必要があるが、ケース11の可動ケース40を開き開き姿勢に揺動できるので、そのケース11内を簡単に清掃でき、作業者の負担を著しく低減できる。
【0021】
また、可動ケース40を開き姿勢に揺動した時に、その内面に付着等していた原料土、改良材はカバー70に沿って固定ケース30内に落下するので、ケース11外部にこぼれ落ちて車体1のケース11近くを汚すことがない。
【0022】
【発明の実施の形態】
(自走式土質改良機の全体構造)
図1と図2に示すように、車体1に左右の下部走行体2,2が取付けられて自走式車両としてある。車体1の前後中間部に混合機3が取付けてある。車体1の後部寄りにエンジン、油圧ポンプ、操作弁等の駆動装置4が取付けてあり、この駆動装置4はカバー5で覆われている。
【0023】
前記車体1の前部寄りに取付用フレーム6が取付けてあり、この取付用フレーム6に原料土搬送装置7が前後方向に向けて取付けてある。前記取付用フレーム6の前部寄りに原料土ホッパ8、後部寄りに改良材供給装置9が前記原料土搬送装置7の上方に位置してそれぞれ取付けてある。
【0024】
前記車体1の下部には改良土搬送装置10が前後方向に向けて取付けてある。この改良土搬送装置10の搬送方向一側部(前部寄り)は前記混合機3の下方に位置し、改良土搬送装置10の搬送方向他側部(後部寄り)は車体1よりも後方に突出している。
【0025】
前記混合機3は図3に示すように、ケース11内にソイルカッタ12と複数のインパクトハンマ13を設けてある。
前記原料土搬送装置7は駆動輪14と従動輪15に無端帯状体16を巻掛けたコンベヤとしてある。この原料土搬送装置7の排出端部は混合機3のケース11に形成した投入口17からケース11内に突出している。
【0026】
前記原料土ホッパ8の排出口寄りにはロータ18が設けてあり、原料土aの切り出し高さbを一定とする。前記切り出し高さbとは原料土搬送装置7で改良材供給装置9に向けて搬送する原料土aの高さである。
【0027】
前記改良材供給装置9は改良材ホッパ19の底部に定量供給機構20を設け、その定量供給機構20の排出側をシュート21で原料土搬送装置7の無端帯状体16の上面までガイドしている。前記改良材としてはセメント、セメント系固化剤、生石灰、消石灰、石灰系固化剤、発泡ビーズ等が用いられる。
【0028】
(自走式土質改良機の動作)
図3に示すように、原料土ホッパ8に投入された掘削土砂等の原料土aは原料土搬送装置7とロータ18で一定の切り出し高さとして改良材供給装置9に向けて搬送され、その原料土aの上に改良材が落下供給される。
【0029】
混合機3のケース11内まで搬送された原料土aと改良材はソイルカッタ12で切り落しされ、インパクトハンマ13で解砕混合撹拌されて原料土aの土質を改良し、その土質改良土cはケース11の排出口22から改良土搬送装置10上に落下供給され、その改良土搬送装置10で車体後方に搬送される。
【0030】
前記改良材ホッパ19に改良材を供給するには、図1に仮想線で示すように改良材を入れた袋23を吊り上げ、蓋24を開けて改良材ホッパ19内に入れ、その袋23の下部を破って袋23を吊り上げることで供給する。袋23を吊り上げるクレーン25が車体1の左右一側部に旋回自在に取付けてある。
【0031】
次に混合機3のケース11の詳細を説明する。
図4と図5と図6に示すように、ケース11は固定ケース30と可動ケース40で下面が開口した箱状である。前記固定ケース30は前面板31、後面板32、上面板33、一対の側面板34で下面が開口した箱状で、上方後部寄り部分に開口部35を有している。
【0032】
具体的には側面板34の後部寄り上端面は縦面34aと横面34bでほぼL字状となり、上面板33の後端面33aは縦面34aとほぼ同一位置で、後面板32の上端面32aは横面34bとほぼ同一位置である。前記縦面34a、横面34b及び上横板33の後端面33a、後面板32の上端面32a(つまり、開口部35の開口縁)にはフランジ36がそれぞれ固着してある。投入口17は前面板31に形成してあり、一対の側面板34の前方上部寄りにソイルカッタ12(回転カッタ)が取付けられ、一対の側面板34の下方前部と下方後部にインパクトハンマ13がそれぞれ取付けてある。
【0033】
前記可動ケース40は上面板41と後面板42と一対の側面板43で下面及び前面が開口した箱状で、上面板41の前端面41a、後面板42の下端面42aが前記上面板33の後端面33a,後面板32の上端面32aと対向し、一対の側面板43の前端面43a、下端面43bが前記縦板34の縦面34a、横面34bと対向している。上面板41の前端面41aと側面板43の前端面43a、下端面43bにはフランジ44がそれぞれ固着してある。
【0034】
前記固定ケース30の後面板32の上端面32a寄りに左右一対の固定側ブラケット50が固着してあり、可動ケース40の後面板42の下端面42a寄りに左右一対の可動側ブラケット51が固着してあると共に、左右中間部にブラケット52が固着してある。左右一対の側面板43の下部寄りに1つのインパクトハンマ13が取付けてある。
【0035】
前記固定側ブラケット50と可動側ブラケット51をピン53で連結して可動ケース40が固定ケース30に前後方向に揺動自在に連結してある。前記ブラケット52と車体1に固着した車体側ブラケット54とに亘って揺動用シリンダ55がピン56でそれぞれ連結してある。
【0036】
前記揺動用シリンダ55を伸び作動すると可動ケース40がピン53を中心として前方に揺動してフランジ44が固定ケース30のフランジ36に当接して開口部35を閉塞する閉じ姿勢となる。これによって固定ケース30と可動ケース40で下面に排出口22を有し、前面に投入口17を有する箱状のケース11を形成する。
【0037】
前記揺動用シリンダ55を縮み作動すると可動ケース40がピン53を中心として後方に揺動し図4に仮想線で示すように固定ケース30の開口部35を開放する開き姿勢となる。この状態で可動ケース40の側面板43に固着した係着部57と車体1に固着した係着部58とに亘ってチェーン等の索条59を係着して可動ケース40が風で煽られても前部に揺動しないように保持している。
【0038】
前記固定ケース30の上面板33、側面板34には可動ケース40を閉じ状態でロックするロック機構60が設けてある。このロック機構60は、図7に示すように上面板33(側面板34)に固着したブラケット61にネジ杆62をピン63で揺動自在に取付け、そのネジ杆62にナット64を螺合したもので、そのネジ杆62をフランジ36の切欠部36a、フランジ44の切欠部44aに嵌め込み、ナット64を締付けてプレート65をフランジ44に押しつけてフランジ44をフランジ36に圧接することで可動ケース40を閉じ状態にロックする。
【0039】
このようであるから、可動ケース40を固定ケース30の開口部35周縁部に隙間なく接してケース11内の原料土粉や改良材粉が外部に漏れることを防止できる。なお、フランジ36とフランジ44の接する部分に気密材を設けても良い。
【0040】
図8と図9に示すように、可動ケース40の後面板42の内面には緩衝兼付着防止用のカバー70が取付けてある。このカバー70はゴム、樹脂などの弾性材により後面板42とほぼ同一大きさの板状である。そのカバー70の左右縦縁部と上縁部に沿って幅狭い押え片71を接し、この押え片71に固着したナット部72をカバー70の穴73、後面板42の穴74に挿入し、後面板42の外側からボルト75をナット部材72に螺合することでカバー70の左右縦縁部、上縁部を押え片71で後面板42の内面に押しつけて取付けてある。
【0041】
このようであるから、ケース11内に投入された原料土、改良材などがインパクトハンマ13で解砕混合撹拌される際にカバー70に衝突すると、その衝撃力をカバー70で吸収緩和して後面板42に大きな衝撃力が作用しない。また、カバー70が振動等することで付着していた原料土、改良材が剥離して脱落することから付着を防止する。
【0042】
前記カバー70の下端寄り部分は固定ケース30の開口部35から固定ケース30内に突出し、その後面板32の内面と対向し、その部分が、可動ケース40が開き姿勢の時に後面板42の下端縁と固定ケース30の後面板32の上端縁との間を隙間を閉塞するこぼれ防止手段、例えばこぼれ防止カバー76を形成している。このカバー70の下端寄り部分、つまりこぼれ防止カバー76を形成する部分の裏面に金属製の裏板77が取付けてあり、この裏板77でこぼれ防止カバー76の剛性を大きくしてある。
【0043】
この裏板77の上縁部はカバー70の裏面と後面板42の内面との間で挾持固定され、下縁部はボルト78で前記押え片71に固着してある。なお、上面板41の内面、固定ケース30の後面板32の内面にもカバー70が前述と同様に取付けてある。
【0044】
このようであるから、可動ケース40を後部に揺動して固定ケース30の開口部35を開放した開放状態とした時に、図8に仮想線で示すようにこぼれ防止カバー76の下端部が固定ケース30の後面板32よりも前面側に位置し、固定ケース30の後面板32と可動ケース40の後面板42との間の隙間をこぼれ防止カバー76で閉塞すると共に、後面板42の内面を固定ケース30の開口部35まで連続する。
【0045】
これによって、可動ケース40の内面に付着していた原料土、改良材などが剥離して落下すると、その原料土、改良材などはこぼれ防止カバー76に沿って固定ケース30内に落下し、固定ケース30の外部に落下することを防止する。
【0046】
また、こぼれ防止カバー76の裏面に裏板77を取付けてこぼれ防止カバー76の剛性を大きくしているから、可動ケース40を前後に揺動して開閉動作する際に裏板77が固定ケース30の後面板32の上端面32a(フランジ36)に干渉しないようにできるし、その裏板77が上端面32a(フランジ36)と対向するので、その裏板77が後面板32の上端面32aに接してもこぼれ防止板76が接しないから、その損傷を防止できる。
【0047】
つまり、緩衝兼付着防止用のカバー70の下端寄り部分を固定ケース30内に突出してこぼれ防止カバー76としたので、そのこぼれ防止カバー76はゴム、樹脂などの弾性材で剛性が小さいから、可動ケース40を前後に揺動した時に固定ケース30の後面板32の上端面32aに干渉して損傷することがあるので、裏板77を取付けて剛性を大きくすると共に、こぼれ防止カバー76を保護している。
【0048】
前記カバー70とこぼれ防止カバー76を別体としても良い。また、図10に示すようにカバー70を後面板42の内面下端寄りまでの長さとし、その後面板42の内面下端寄りに金属プレート79の上端縁を固着し、この金属プレート79の下端部を固定ケース30の内部に突出してこぼれ防止プレート76としても良い。
【0049】
図11に示すように、ケース11を上半分と下半分に分割して固定ケース30と可動ケース40としても良いし、図12に示すように、上半分を分割して可動ケース40を左右2つとして左右に揺動するようにしても良い。
【0050】
以上の実施の形態では自走式土質改良機の混合機のケースとして説明したが、定置式の土質改良機の混合機のケース、単独の混合機のケースでも良いし、自走式破砕機の破砕機のケース、単独の破砕機のケースでも良く、さらにはコンクリートと砂を混合するミキサーのケースでも良い。つまり、原料土と改良材、被破砕物をコンクリートと砂などの被処理物を解砕混合撹拌、破砕、混合などの処理する処理のケースとして適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自走式土質改良機の側面図である。
【図2】自走式土質改良機の平面図である。
【図3】自走式土質改良機の土質改良動作説明図である。
【図4】混合機の側面図である。
【図5】混合機の平面図である。
【図6】混合機のケースの分解斜視図である。
【図7】図5のA−A断面図である。
【図8】ケースの後面板部分の縦断面図である。
【図9】図8のB−B断面図である。
【図10】こぼれ防止カバーの他の例を示す断面図である。
【図11】ケースの第2の実施の形態を示す側面図である。
【図12】ケースの第3の実施の形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1…車体
2…下部走行体
3…混合機
4…駆動装置
7…原料土搬送装置
8…原料土ホッパ
9…改良材供給装置
10…改良土搬送装置
11…ケース
12…ソイルカッタ
13…インパクトハンマ
16…無端帯状体
17…投入口
18…ロータ
19…改良材ホッパ
20…定量供給機構
21…シュート
23…袋
25…クレーン
30…固定ケース
32…後面板
35…開口部
36…フランジ
40…可動ケース
42…後面板
44…フランジ
50…固定側ブラケット
51…可動側ブラケット
53…ピン
55…揺動用シリンダ
59…索条(チェーン)
60…ロック機構
70…カバー
71…押え片
76…こぼれ防止カバー(こぼれ防止手段)
77…裏板
79…金属プレート(こぼれ防止カバー)
Claims (4)
- 原料土と改良材、被破砕物、コンクリートと砂などの被処理物を解砕混合撹拌、破砕、混合などの処理をする処理機のケースであって、
開口部(35)を有するほぼ箱状の固定ケース(30)と、この固定ケース(30)の開口部(35)の開口縁に接して開口部(35)を閉塞する可動ケース(40)で投入口(17)と排出口(22)を有するケース(11)とし、
前記固定ケース(30)に可動ケース(40)を、開口部(35)を閉塞する閉じ姿勢と開口部(35)を開放する開き姿勢に亘って揺動自在に連結し、
前記可動ケース(40)の内面下端縁寄りに、こぼれ防止カバー(76)の上縁部を固着し、
この、こぼれ防止カバー(76)は、前記可動ケース(30)が閉じ姿勢の時には、その下端縁が前記固定ケース(30)の開口部(35)内に突出し、かつ前記可動ケース(40)が開き姿勢の時には、その可動ケース(40)の下端縁と固定ケース(30)の上端縁との間の隙間を閉塞することを特徴とする処理機のケース。 - 原料土と改良材、被破砕物、コンクリートと砂などの被処理物を解砕混合撹拌、破砕、混合などの処理をする処理機のケースであって、
開口部(35)を有するほぼ箱状の固定ケース(30)と、この固定ケース(30)の開口部(35)の開口縁に接して開口部(35)を閉塞する可動ケース(40)で投入口(17)と排出口(22)を有するケース(11)とし、
前記固定ケース(30)に可動ケース(40)を、開口部(35)を閉塞する閉じ姿勢と開口部(35)を開放する開き姿勢に亘って揺動自在に連結し、
前記可動ケース(40)の内面に緩衝兼付着防止用のカバー(70)を取付け、このカバー(70)の下端寄り部分は、前記可動ケース(40)が閉じ姿勢の時には固定ケース(30)の開口部(35)内に突出し、かつ前記可動ケース(40)が開き姿勢の時には、その開き姿勢の可動ケース(40)の下端縁と固定ケース(30)の上端縁との間の隙間を閉塞することを特徴とする処理機のケース。 - 緩衝兼付着防止用のカバー(70)の下端寄り部分裏面に裏板(77)を取付け、この裏板(77)が固定ケース(30)の開口部(35)の開口縁と対向している請求項2記載の処理機のケース。
- 自走式車両の車体(1)前後中間部に設けた混合機(3)と、この車体(1)の前部寄りに設けられた原料土搬送装置(7)と、その上方に位置して設けた原料土ホッパ(8)及び改良材供給装置(9)を備え、原料土ホッパ(8)内の原料土を原料土搬送装置(7)で搬送し、その搬送された原料土の上に改良材供給装置(9)で改良材を供給し、その原料土と改良材を混合機(3)に投入して解砕混合撹拌する自走式土質改良機において、
前記混合機(3)のケース(11)を、開口部(35)を有するほぼ箱状の固定ケース(30)と、この固定ケース(30)の開口部(35)の開口縁に接して開口部(35)を閉塞する可動ケース(40)で投入口(17)と排出口(22)を有する形状とし、
前記固定ケース(30)に可動ケース(40)を、開口部(35)を閉塞する閉じ姿勢と開口部(35)を開放する開き姿勢に亘って揺動自在に連結し、
前記可動ケース(40)の内面に緩衝兼付着防止用のカバー(70)を取付け、このカバー(70)の下端寄り部分を固定ケース(30)の開口部(35)内に突出してこぼれ防止カバー(76)とし、
前記緩衝兼付着防止用のカバー(70)の下端寄り部分裏面に裏板(77)を取付け、この裏板(77)が固定ケース(30)の開口部(35)の開口縁と対向していることを特徴とする自走式土質改良機。
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JP (1) | JP3690559B2 (ja) |
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JP4879414B2 (ja) * | 2001-07-27 | 2012-02-22 | 株式会社小松製作所 | 破砕装置および破砕装置を搭載した移動式破砕機 |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP33956697A patent/JP3690559B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH11172717A (ja) | 1999-06-29 |
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