JPH11162492A - 固体電解質燃料電池の起動停止方法 - Google Patents

固体電解質燃料電池の起動停止方法

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JPH11162492A
JPH11162492A JP9331339A JP33133997A JPH11162492A JP H11162492 A JPH11162492 A JP H11162492A JP 9331339 A JP9331339 A JP 9331339A JP 33133997 A JP33133997 A JP 33133997A JP H11162492 A JPH11162492 A JP H11162492A
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fuel gas
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祐一 菱沼
Isamu Yasuda
勇 安田
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久孝 矢加部
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来起動時等にのみ必要とされていた加熱装
置や設備を不要とし、燃料電池の利用を容易にするこ
と。 【解決手段】 発電に用いられる燃料ガスを燃焼させ、
燃焼して得られる燃焼熱を利用して燃料電池の温度を発
電温度まで上昇させることとした。また、燃料ガスの燃
焼をいわば不完全燃焼とし、燃焼排ガスに還元性をもた
せ、起動時や発電停止時に燃料極の通路内にこの還元性
を有する燃焼排ガスを供給して燃料極の還元性を保持さ
せることとした。これにより、燃料電池の発電開始に必
要な加熱と還元性雰囲気の保持を、発電反応に用いられ
るのと同じ燃料ガスを用いて実現でき、燃料電池全体の
設備が簡略化でき、かつ使用される燃料ガスの種類を単
一にでき、燃料電池の発電開始、停止を非常に簡易、か
つ効率よく行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質燃料電
池の起動及び発電停止方法に関し、特に、発電を開始さ
せるために必要な燃料電池の温度上昇を発電用燃料ガス
を燃焼させた燃焼熱を用い、又還元性雰囲気が必要とさ
れる燃料極に、燃料ガスの還元性燃焼排ガスを導入させ
て還元性を保持し、全体の設備、起動停止方法を簡略化
した固体電解質燃料電池の起動、発電停止方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】固体電解質燃料電池は、固体電解質の一
方の側に空気極を、他方の側に燃料極を設けてなる単電
池を多数重ね合せ、全体を所定の発電可能温度に加熱
し、空気極に設けられた空気通路には酸化性ガス、通常
空気を供給し、燃料極に設けられた燃料ガス通路には水
素ガスあるいは都市ガス等の燃料ガスを供給し、燃料ガ
スの酸化反応により電力を発生させるようになってい
る。
【0003】燃料電池の運転を開始させるには、燃料電
池の温度を所定温度まで上昇させる必要があり、そのた
め、従来は図7に示すように電気ヒータ70を電池部1
0の周囲に取り付けて加熱を行ったり、あるいは空気極
へ供給する空気管72に加熱装置74を設け、高温に加
熱した空気を供給するなどの方法が採用されている。
【0004】又、燃料電池は発電に供した反応済みの燃
料ガスに未反応の燃焼成分を含むことから、空気極の通
路を通過させた空気と反応済みの燃料ガスとを混合させ
て未反応の燃料成分ガスを燃焼させる運転方式があり、
この方式で運転される燃料電池は、燃料極の通路の終端
が空気極の通路の終端と互いに連結される構造となって
いる。
【0005】一方燃料電池の空気極は、還元性ガスに触
れると空気極材料が分解し導電性や電極活性を失い、ま
た燃料極は、空気等酸化性ガスが接触すると酸化され、
空気極と同様導電性や電極活性を失うという性質があ
る。そのため、空気極の通路内に還元性ガスが流入した
り、燃料極の通路内に酸化性ガスが流入することを防止
する必要がある。
【0006】そこで、空気や燃料ガスの流通が変動して
誤流入し易い燃料電池の起動時や発電停止時には、従来
空気極側に空気を供給して空気通路側に燃料ガスが流入
するのを防ぐとともに、水素ガス等の還元性ガスを収納
したボンベ76を図7に示すように燃料電池の近辺に設
置し、起動や発電停止時にこのボンベ76から水素ガス
を燃料ガスの通路内に導入させ、燃料極を還元性雰囲気
に保持して燃料極の通路側に空気等の酸化性ガスが流入
しないような工夫がなされていた。そして、その状態を
保持して、電気ヒータ等により燃料電池の温度を発電可
能温度まで上昇させ、その後発電用の燃料ガスを供給さ
せて燃料電池の発電を起動させ、又、燃料ガスの通路内
に水素ガスを通過させた状態で燃料ガスの供給を停止し
て発電作用を停止するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燃料電
池の発電作用は発熱反応であることから、発電が開始さ
れた後は反応熱によって温度が保持され、加熱装置等他
の装置からの熱の供給を必要としない。又、燃料極を還
元性雰囲気に保持するための水素等還元性保護ガスは、
燃料電池の起動や発電停止時のみ必要とされ、通常運転
に移行した後は使用されないものである。
【0008】したがって、燃料電池の温度を起動のため
にのみ上昇させる加熱装置や、常時水素ガスを貯蔵して
おくボンベ等は、使用が限定されており、しかもそれら
を備えることで設備コストがかかり、加熱装置、貯蔵ボ
ンベ、ボンベからの配管等のための設置スペースが大き
く、かつ保守、点検に手間がかかっていた。更に水素ガ
スは高圧気体であることから保管、取り扱いが面倒であ
り、又このような付帯設備を必要とするので、燃料電池
の利用が制限されてしまうことがあった。
【0009】本発明は、従来起動時等にのみ必要とされ
ていた加熱装置や設備が不要で、燃料電池の利用を容易
にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、発電に用いられる燃料ガスを燃焼さ
せ、燃焼して得られる燃焼熱を利用して燃料電池の温度
を発電温度まで上昇させることとした。また、燃料ガス
の燃焼をいわば不完全燃焼とし、燃焼排ガスに還元性を
もたせ、起動時や発電停止時に燃料極の通路内にこの還
元性を有する燃焼排ガスを供給して燃料極の還元性を保
持させることとした。
【0011】これにより、燃料電池の発電開始に必要な
加熱と還元性雰囲気の保持を、発電反応に用いられるの
と同じ燃料ガスを用いて実現でき、燃料電池全体の設備
が簡略化でき、かつ使用される燃料ガスの種類を単一に
でき、燃料電池の発電開始、停止を非常に簡易、かつ効
率よく行うことができる。
【0012】燃焼排ガスを還元性を有するガスとするた
めには、空気比を1 未満とする。これにより、燃焼排ガ
ス中の酸素分圧を低くし、一方水素ガス、一酸化炭素濃
度を高くして、燃焼排ガスに還元性をもたせることがで
きる。更に、発電開始前後では、安定した燃焼が得られ
る範囲内で空気比を極力低下させる。これにより、燃焼
排ガス中の水素ガスや一酸化炭素の濃度を高め、発電作
用を活発化させることができる。
【0013】又、燃料電池の温度が400度以下のとき
は、空気比を1 未満とせず、通常の燃焼とする。これに
より、一酸化炭素の流出等を防止することができる。こ
れは、400度以下であれば、還元性雰囲気に保持しな
くとも、燃料極の酸化がきわめて遅く、実質的に問題を
生じないためである。
【0014】又、燃焼排ガスを循環させることとした。
これにより、燃料電池の温度上昇の制御、燃料ガスへの
水分の供給等が可能となる。
【0015】更に、還元性を有する燃焼排ガスで燃料極
を還元性雰囲気に保持しながら、燃料極への燃料ガスの
供給を減少させて発電を停止させるようにした。これに
より、燃料ガスの供給を停止しても燃料極に空気等が流
入せず、燃料極を酸化させずに発電を停止できる。その
際、燃料ガスの燃焼を間欠的に行なったり、又は空気極
への空気等の供給量を調整して、燃料電池の温度低下を
制御してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明にかかる燃料電池の起動方
法、および発電停止方法の実施の一形態について説明す
る。
【0017】図1に燃料電池の構成図を示す。燃料電池
2は、固体電解質(図示せず)の各側に空気極4と燃料
極6とを設けてなる単電池8をセパレータ(図示せず)
を介して多数縦方向に積層した電池部10と、電池部1
0を加熱するバーナー12等から構成されている。
【0018】電池部10は、空気供給路14と空気排出
路16、および燃料ガス路18から形成されており、単
電池8の空気極4と燃料極6のそれぞれに、空気と燃料
ガスとが互いに混じり合うことなく空気供給路14、お
よび燃料ガス路18から導入される。
【0019】つまり、空気供給路14と空気排出路16
が図に示すように対向して設けてあり、空気供給路14
から空気排出路16に向けて空気が流れ、又燃料ガス路
18からは燃料ガスが供給され、反応済みのガスが燃料
ガス路18に戻るように構成されている。
【0020】電池部10の下部には電池部10を加熱し
発電作用を起動させるバーナー12が設置してあり、バ
ーナー12で燃焼された燃焼排ガスは燃料ガス路18に
導入されるようになっている。バーナー12に供給され
る燃料ガスは、発電用に供給される燃料ガスと同じであ
り、発電用燃料ガスと区分するため以下「起動用燃料ガ
ス」と呼ぶ。又、バーナー12の側方には発電用の燃料
ガスを噴出する噴出口20が設けられ、噴出口20から
噴出された発電用燃料ガスは燃料ガス路18を通過す
る。
【0021】電池部10に形成された燃料ガス路18は
電池部10を通過後分岐し、一方は燃焼部22に連結
し、他方は燃料ガスの噴出口20に戻る循環路を形成し
ている。
【0022】燃焼部22は、燃料ガス路18の端部と空
気排出路16の端部が開口しており、燃料ガス路18か
らの未反応ガスを空気排出路16からの空気と混合して
燃焼させ、完全燃焼させた排ガスを排出路24から外部
に排出する。
【0023】次に、燃料電池2の起動方法について説明
する。
【0024】起動前の燃料電池2は、温度が常温で、燃
料極6のNiは還元された金属ニッケルとなっている。
【0025】まず、空気供給路14から燃料電池2内に
空気を供給し、それと同時にバーナー12を作動させ、
起動用燃料ガスを燃焼させる。起動用燃料ガスが燃焼し
て発せられる燃焼熱と燃料ガス路18を通過する燃焼排
ガスの熱によって燃料電池2の電池部10は加熱され、
温度が上昇する。そして燃料ガス路18を通った燃焼排
ガスは、排出路24から排出される。
【0026】電池部10の温度が徐々に上昇し、400
度に達したなら、バーナー12における空気比を0.9
5とする。これにより燃焼排ガスは還元性を有し、燃料
ガス路18を通る燃焼排ガスが燃料極6の酸化を防止す
る。この燃焼排ガスは燃焼部22で空気排出路16から
の空気で燃焼させ、排出路24から排出する。又燃焼排
ガスの一部をバーナー12の近傍に戻したり、あるいは
空気供給路14を通る空気流通量を調整し、電池部10
の温度上昇を制御する。
【0027】電池部10の温度が更に上昇し、発電可能
温度に達したなら、バーナー12における燃料ガスの空
気比を0.7程度にまで低下させる。バーナー12での
空気比を0.7まで低下させることにより、燃焼排ガス
中に含まれる一酸化炭素と水素ガスの濃度が高められ、
燃料極6において燃焼排ガスからの水素と一酸化炭素で
発電が開始される。空気比の低下により発電作用が開始
されたなら、次の段階として、噴出口20から都市ガ
ス、すなわち発電用燃料ガスを噴出させる。
【0028】発電用燃料ガスを噴出させる量は、バーナ
ー12での起動用燃料ガスの燃焼量に合わせ、徐々に増
加させる。発電用燃料ガスを噴出させると、都市ガスの
主成分がメタンであることから、メタンが燃焼排ガス中
に含まれる水分と反応して、一酸化炭素と水素が生成さ
れ、更に一酸化炭素の一部が水と反応して二酸化炭素と
水素が生成される。このようにして生成された水素と一
酸化炭素が燃料極8に送られることにより、発電反応が
高められ発電出力が徐々に増加する。
【0029】又、電池部10を通過した反応済みの発電
用燃料ガスを、噴出口20からの発電用燃料ガスの負圧
を用いて噴出口20に戻す。反応済み発電用燃料ガスを
噴出口20に循環させることにより、反応済み発電用燃
料ガス内に含まれる水分が噴出口20からの発電用燃料
ガスに供給され、供給された水分により発電用燃料ガス
が更に改質され水素と一酸化炭素が増加する。
【0030】燃料電池2の温度が所定の発電可能温度に
達し、しかも発電用燃料ガスによる発電反応が高まり、
発電反応による発熱が十分に得られる状態に達したな
ら、バーナー12による起動用燃料ガスの燃焼を停止さ
せ、発電用燃料ガスによる発電に切り替える。発電用燃
料ガスに切り替えた後も反応済み発電用燃料ガス内には
まだ10〜20%の未反応分を含むので、排出口24か
ら外部に排出する前に、供給した空気の未反応分を用い
て燃焼部22で燃焼する。また、この燃焼により発生し
た熱は、空気供給路14に供給される空気の加熱等に用
いる。
【0031】以上述べたように、上記燃料電池2の起動
方法によれば、発電開始時の電池部10の加熱を発電に
用いる燃料ガスをバーナー12で燃焼させることにより
行うこととしたので、電気ヒーター等の加熱装置及び加
熱装置を作動させる熱源を他から導入させる必要がな
く、又、起動用燃料ガスを空気比1未満で燃焼し、燃焼
排ガスを燃料極6内に導入して、燃料極6を還元性雰囲
気に保持することとしたので、還元性を保持するための
保護ガスを別途用意する必要がない。
【0032】更に、燃焼排ガスや反応済み発電用燃料ガ
スを循環させたことにより、これら循環された燃焼排ガ
ス中に含まれる水分によって発電用燃料ガスに水分を供
給することができ、水分を付加する装置を備えることな
く発電用燃料ガスの改質を行わせることができる。
【0033】次に、燃料電池2の発電停止の方法の一実
施の形態について説明する。発電停止は、接続されてい
る負荷(図示せず)を電気的にまず遮断し、そして噴出
口20からの発電用燃料ガスの供給を停止させる。次
に、燃料ガス路18の出口を閉鎖し、燃料ガス路18内
に残留する発電用燃料ガスをそのまま滞留させる。これ
により、燃料極6を還元性雰囲気に保持した状態で燃料
電池2の発電作用を停止させていくことができる。
【0034】又、発電作用の停止動作中にバーナー12
で起動用燃料ガスの燃焼を空気比を1未満で間欠的に行
なってもよい。これにより、燃料ガス路18内を燃焼排
ガスによって還元性雰囲気に保持でき、発電用燃料ガス
の供給を停止させている状態でも燃料極6を酸化させる
ことなく発電作用を停止できる。更に、空気供給路14
への空気供給量を増減させ、電池部10の温度低下を適
宜調整してもよい。
【0035】なお、上記例では単電池8を平板状に示し
たがこれに限るものではなく、本発明における燃料電池
の起動停止方法は、単電池8等の構造等に依存すること
なくいずれの形状、構造においても適用可能なものであ
る。また、発電用燃料ガスと起動用燃料ガスを全く同一
のガスとしたが、必ずしも同一でなくともよく、例えば
起動用燃料ガスに不完全燃焼し易いガス成分を添加する
等、両者のガス成分を異ならせても、又起動用燃料ガス
を貯蔵するようにしてもよい。
【0036】(実験例)次に、燃料ガスを燃焼した際の
空気比と燃焼排ガスの還元性との関係、及び還元性雰囲
気とニッケルの変化に関して行った実験について説明す
る。
【0037】図2に実験装置を示す。実験装置50は、
所定の空気比で燃料ガスと空気を混合する混合器52
と、石英管内のパイプバーナー54と、ジルコニア酸素
センサ56と、一酸化炭素濃度計58と、酸素濃度計6
0と、ガスクロマトグラフィ62等から構成されてい
る。
【0038】実験は、まず混合器52で空気と都市ガス
を所定の比率で混合し、混合したガスをパイプバーナー
54で燃焼させ燃焼排ガスを発生させた。燃焼排ガス
は、水蒸気を凝縮させないためヒーター64で保温した
管内を通し、800度に制御したジルコニア酸素センサ
56により、ウエット時の酸素分圧を測定した。測定結
果を図3に示す。
【0039】次に、ドレンポット66で水蒸気を除去
し、一酸化炭素濃度計58で一酸化炭素濃度を計測し、
酸素濃度計60で酸素濃度を計測し、ガスクロマトグラ
フィ62によりその他のガス成分の濃度を測定した。図
4に測定結果を示す。
【0040】図3に示すように、空気比1未満で燃焼さ
せると、燃焼排ガス中の酸素分圧が、Ni/NiOの平
衡酸素分圧より低くなり、Niを酸化させない還元性雰
囲気となることがわかる。一方空気比を1以上で燃焼さ
せると、燃焼排ガス中の酸素分圧はNi/NiOの平衡
酸素分圧より高くなり、Niを酸化させる雰囲気とな
る。
【0041】又、図4に示すドライベースの燃焼排ガス
のガス組成からわかるように、空気比1以下の範囲で
は、水素と一酸化炭素が燃焼排ガス中に存在し、これら
のガスの存在により、還元性雰囲気が実現され、一方空
気比1以上の燃焼では、水素と一酸化炭素の濃度が0と
なり、酸素が排ガス中に含まれることから酸化性雰囲気
となっていることが確認された。
【0042】更に、パイプバーナー54の直上に燃料極
を模した試料53を石英管内に上から吊るして配置し、
空気比の差による試料53の導電率の変化を測定した。
試料53は、NiO 粉末とYSZ 粉末を6対4の割合で混
合、加圧成形後、焼成したNi/YSZサーメットの多孔質焼
結体で、実際に燃料電池の燃料極として使用されている
ものである。
【0043】実験は、水素ガスと窒素ガスと二酸化炭素
を混合し、所定の酸素分圧に調整した模擬ガスと、空気
比を変化させて燃焼して得られた燃焼排ガスを用いた。
又試料53の導電率は、試料53に定電流を流し、電気
抵抗の変化を端子間電圧の測定から求める、直流4端子
法により測定した。測定結果を図5に示す。
【0044】図5に示すように、模擬ガス、燃焼排ガス
ともにNi/NiOの平衡酸素分圧より低い範囲では、
導電率は高く還元された金属ニッケルであることを示
し、それ以上の酸素分圧の範囲では、導電率の低下、す
なわち酸化が行われ電気抵抗の著しい増加が見られた。
【0045】又、予備還元していない試料53を空気比
0.95で部分燃焼させた燃焼排ガス中に配置したとこ
ろ、600度において500S/cm程度の高い導電率が認
められた。このことから、酸化されていたNiが還元性
雰囲気において還元され、金属状態となって導電性を有
するようになったことが確かめられた。
【0046】更に、異なる酸素分圧においてNiの温度を
上昇させたときの抵抗率の変化を測定した。測定結果を
図6に示す。図6に示すように、還元性ガスaも酸化性
ガスbのいずれも400度程度までは端子間電圧、すな
わち抵抗率に変化はなく、400〜500度を超えたあ
たりから酸化性ガスbの抵抗率が著しく増加している。
このことから、400度までは、酸化性ガス雰囲気で加
熱を行なっても、燃料極が酸化されないことが確かめら
れた。
【0047】
【発明の効果】本発明の燃料電池の起動、発電停止方法
によれば、電気ヒーター等の加熱装置を別途設けること
なく、発電用の燃料ガスを用いて燃料電池を加熱するこ
とができ、かつ、加熱のため燃焼させた燃料ガスの燃焼
排ガスを燃料極に導入させることにより、水素ガス等の
貯蔵設備等を設置することなく燃料極に還元性ガスを供
給し、燃料極を還元性雰囲気に保持することができる。
【0048】更に、燃焼排ガスや反応済みガスを循環さ
せることにより、燃料ガスへの水分を供給し、燃料ガス
の改質を行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる起動停止方法を実施する燃料電
池の構成図である。
【図2】実験装置を示す構成図である。
【図3】実験結果を示すグラフである。
【図4】実験結果を示すグラフである。
【図5】実験結果を示すグラフである。
【図6】実験結果を示すグラフである。
【図7】従来の方法を実施する燃料電池の構成図であ
る。
【符号の説明】
2 燃料電池 4 空気極 6 燃料極 8 単電池 10 電池部 12 バーナー 14 空気供給路 16 空気排出路 18 燃料ガス路 20 噴出口 22 燃焼部 24 排出路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質の一方側に空気極を、他方側
    に燃料極を備えた単電池を複数積層し、前記空気極に酸
    化性ガスを供給する空気通路と、前記燃料極に燃料ガス
    を供給する燃料ガス通路とを有し、前記燃料極に供給し
    た燃料ガスを前記酸化性ガスと反応させて発電を行う固
    体電解質燃料電池において、 燃焼器を備え、該燃焼器により前記燃料ガスを燃焼させ
    て、前記燃料ガスの燃焼熱を用いて前記燃料電池を加熱
    して発電作用を起動させることを特徴とした固体電解質
    燃料電池の起動方法。
  2. 【請求項2】 固体電解質の一方側に空気極を、他方側
    に燃料極を備えた単電池を複数積層し、前記空気極に酸
    化性ガスを供給する空気通路と、前記燃料極に燃料ガス
    を供給する燃料ガス通路とを有し、前記燃料極に供給し
    た燃料ガスを前記酸化性ガスと反応させて発電を行う固
    体電解質燃料電池において、 前記燃料ガスを燃焼させて生じた燃焼排ガスを前記燃料
    ガス通路に導入し、前記燃料極を前記燃焼排ガスによっ
    て還元性雰囲気に保持して発電作用を起動させることを
    特徴とした固体電解質燃料電池の起動方法。
  3. 【請求項3】 固体電解質の一方側に空気極を、他方側
    に燃料極を備えた単電池を複数積層し、前記空気極に酸
    化性ガスを供給する空気通路と、前記燃料極に燃料ガス
    を供給する燃料ガス通路とを有し、前記燃料極に供給し
    た燃料ガスを前記酸化性ガスと反応させて発電を行う固
    体電解質燃料電池において、 燃焼器を備え、該前記燃料ガスを燃焼器で燃焼させ、該
    燃焼器による燃料ガスの燃焼熱で前記燃料電池を発電可
    能温度に昇温させるとともに該燃焼器からの燃焼排ガス
    を前記燃料ガス通路に導入し、前記燃料極を還元性雰囲
    気に保持して発電作用を起動させることを特徴とした固
    体電解質燃料電池の起動方法。
  4. 【請求項4】 前記燃焼器における前記燃料ガスの燃焼
    を空気比1未満で行わせたことを特徴とした請求項2ま
    た3に記載の固体電解質燃料電池の起動方法。
  5. 【請求項5】 前記燃料電池の温度が400度以下のと
    きは前記燃料ガスを空気比1以上で燃焼させることを特
    徴とした請求項4に記載の固体電解質燃料電池の起動方
    法。
  6. 【請求項6】 前記燃料ガスの燃焼部に前記燃焼排ガス
    を戻すことにより、前記燃料電池の温度上昇を制御する
    ことを特徴とした請求項1、3、4、5のいずれか1項
    に記載の固体電解質燃料電池の起動方法。
  7. 【請求項7】 前記空気通路への空気流量を調整して前
    記燃料電池の温度を制御することを特徴とした請求項
    1、3、4、5、6のいずれか1項に記載の固体電解質
    燃料電池の起動方法。
  8. 【請求項8】 前記燃料電池が発電可能温度に達したと
    き、前記燃焼排ガスに前記燃料ガスを混合し、該燃焼排
    ガスを混合した該燃料ガスを前記燃料ガス通路に供給し
    て発電を開始させることを特徴とした請求項1、3、
    4,5,6,7のいずれか1項に記載の固体電解質燃料
    電池の起動方法。
  9. 【請求項9】 前記燃料ガスの混合前に、空気比を前記
    燃焼器における燃焼が安定する最低値まで低下させるこ
    とを特徴とした請求項8に記載の固体電解質燃料電池の
    起動方法。
  10. 【請求項10】 発電に用いられた反応済み燃料ガスを
    該燃料ガスの供給側に戻し、前記反応済み燃料ガスの循
    環量の増加に応じて前記燃料ガスの供給量を増加させて
    発電量を増大させることを特徴とした請求項8または9
    に記載の固体電解質燃料電池の起動方法。
  11. 【請求項11】 前記燃料ガスの供給量が所定量に達し
    た後、前記燃焼器における前記燃料ガスの燃焼を停止
    し、前記燃料ガスによる定常発電運転に移行させること
    を特徴とした請求項10に記載の固体電解質燃料電池の
    起動方法。
  12. 【請求項12】 固体電解質の一方側に空気極を、他方
    側に燃料極を備えた単電池を複数積層し、前記空気極に
    酸化性ガスを供給する空気通路と、前記燃料極に燃料ガ
    スを供給する燃料ガス通路とを有し、前記燃料極に供給
    した燃料ガスを前記酸化性ガスと反応させて発電を行う
    固体電解質燃料電池において、 前記燃料ガス通路の出口を閉鎖した後、前記燃料ガスの
    供給を停止させて発電作用を停止させることを特徴とし
    た固体電解質燃料電池の発電停止方法。
  13. 【請求項13】 前記燃料ガスの供給を停止させた後、
    前記燃料ガスを空気比1未満で燃焼させて発生した燃焼
    排ガスを前記燃料ガス通路内に供給して発電作用を停止
    させることを特徴とした請求項12に記載の固体電解質
    燃料電池の発電停止方法。
  14. 【請求項14】 前記燃料ガスの燃焼を間欠的に行い、
    該燃料ガスの燃焼排ガスを前記燃料ガス通路に供給しな
    がら前記燃料電池の温度を低下させることを特徴とした
    請求項13に記載の固体電解質燃料電池の発電停止方
    法。
  15. 【請求項15】 前記燃料電池の温度が400度以下と
    なったときは、前記燃料ガスの燃焼を空気比1以上とす
    ることを特徴とした請求項13又は14に記載の固体電
    解質燃料電池の発電停止方法。
  16. 【請求項16】 前記空気通路へ送る空気流量を調整し
    て前記燃料電池の温度低下を制御することを特徴とした
    請求項12〜15のいずれか1項に記載の固体電解質燃
    料電池の発電停止方法。
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