JP2006147517A - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料電池セルを用いて発電する発電装置において、燃料電池セル群の温度分布を均一化することが可能な技術を提供する。
【解決手段】 本発明の発電装置は、固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置であり、燃料ガスと有酸素ガスとを反応させて発電する複数の燃料電池セルと、前記燃料電池セル群を収容する燃料電池セル群収容室と、燃料電池セル群収容室の外側を取り囲む燃焼ガス通過室と、燃料電池セル群収容室へ有酸素ガスを供給する有酸素ガス通過室と、燃焼ガスと有酸素ガスとを熱交換する熱交換部とを備える発電装置であって、前記燃料電池セル群収容室と前記燃焼ガス通過室との間に断熱部材が配設されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体酸化物を利用する燃料電池によって発電する装置に関する。
固体酸化物を利用する燃料電池は効率が高く、数キロワットから数十キロワットの発電装置に適しているものと期待されている。
固体酸化物を利用する燃料電池は、800℃程度の高温環境下で効率よく発電することから、燃料電池セル群を収容する室内の温度分布が極めて重要である。そこには、下記のような事象に対処しなければならない。
多数用いられている燃料電池セルの中の最低温度のものでも、効率よく発電する温度に維持しなければならない。その温度は800℃程度の高温であり、その温度に耐えられる材質が限られてくる。燃料電池セル群の温度差が大きいと、最高温部の温度はさらに高くなるために、その高温に耐えられる材質がさらに限られてしまう。
そこで、燃料電池セル群の温度差ができるだけ小さく抑えられる構造設計が極めて重要となる。
特許文献1に、燃料電池セル群の温度差を小さく抑える技術が紹介されている。ただし特許文献1は本願出願の時点でまだ公開されていないことに留意されたい。
特許文献1には、燃料ガス通路が略同一水平面内を伸びる姿勢に置かれている燃料電池セル群が、垂直方向に多段に配列されており、垂直方向に隣接する燃料電池セル群の間に、有酸素ガス通路を備える発電装置が開示されている。
その発電装置では、改質器から送出された改質ガスが燃料電池セル群の内部に送り込まれる。有酸素ガスは、燃料電池セル群の間に配設された有酸素ガス通路から、燃料電池セル群に向けて吹出す。燃料電池セル群の内部に送り込まれた改質ガスと、燃料電池セル群の外面に吹付けられた有酸素ガスは反応し、電気と熱を作り出す。燃料電池セル群を通過した改質ガス(オフガス)は、燃料電池セル群から吹出すときに燃焼し、燃焼熱を発生する。発電熱と燃焼熱によって、高温の燃焼ガスが生成する。高温の燃焼ガスは、改質器を加熱し、ついで燃焼ガス通過室に送り出される。
燃焼ガス通過室は、燃料電池セル群収容室を覆うように形成されており、その外側を覆うように有酸素ガス通過室が形成されている。燃焼ガス通過室と有酸素ガス通過室との間には、熱交換部が設けられている。燃焼ガス通過室を流れる高温の燃焼ガスによって、燃料電池セル群収容室へ送り込まれる有酸素ガスは予熱される。また、燃焼ガス通過室を流れる高温の燃焼ガスによって、燃料電池セル群収容室からの放熱が防止され、燃料電池セル群収容室が高温に保たれる。
特許文献1の発電装置は、熱効率が高く、熱自立することに成功している。発電反応に伴って発生する発電熱と、ゼロにすることができないオフガスの燃焼熱だけによって、燃料電池セル群収容室を発電適温に維持している。本明細書では、燃料電池を用いた発電装置において、加熱のためだけの燃料を必要としないことを熱自立するということにする。
特願2004−041938号
特許文献1に記載の発電装置は、運用中に最も高温となる燃料電池セル群収容室を、次に高温となる燃焼ガス通過室で取り囲むことによって、燃料電池セル群収容室からの放熱を抑制することに成功している。
しかしながら、上記の発電装置はさらなる改善の余地を残している。
特許文献1に記載の発電装置では、燃焼ガス通路を流れる高温の燃焼ガスの熱を無駄に廃棄することなく、発電装置の内部で再利用することによって、発電装置の熱自立を実現している。特許文献1に記載の発電装置では、燃焼ガスの熱を、燃料ガスの改質や有酸素ガスの予熱に利用している。その結果、燃焼ガスは冷却されて温度は低下する。従って、燃焼ガス通過室を流れる燃焼ガスの温度は、高温ではあるが燃料電池セル群収容室の温度に比べると低いものとなる。燃料電池セル群収容室と、燃焼ガス通過室との間の温度差をなくすことができないため、燃料電池セル群収容室からの放熱をなくすことはできない。
燃料電池セル群収容室からの放熱に起因して、燃料電池セル群の外周部に位置する燃料電池セルの温度は低下する。一方で、燃料電池セル群の中央部に位置する燃料電池セルは、周囲に高温の燃料電池セルが存在するため、あまり温度は低下しない。従って、燃料電池セル群収容室からの放熱によって、燃料電池セル群に温度差が生じてしまう。
特許文献1に記載の発電装置では、特に燃料電池セル群の最上部に位置する燃料電池セルと最下部に位置する燃料電池セルの温度低下が問題となる。
上記の発電装置では、燃料電池セル群の最上部が燃料電池セル群収容室内で開放されている。そのため、最上部に位置する燃料電池セルの発電熱が輻射および対流によって燃料電池セル群収容室の上方へ放散してしまい、燃料電池セルの温度は低下する。一方で他の燃料電池セル群は、直上に燃料電池セルあるいは有酸素ガス通路が配置されており、燃料電池セルの発電熱が放散することがなく、燃料電池セルの温度は発電適温に維持される。
また上記の発電装置では、他の燃料電池セルの発電熱によっても、燃料電池セルは加熱されている。周囲に存在する燃料電池セル群からの輻射に加えて、下方に配置された燃料電池セル群の発電熱による対流によっても加熱され、燃料電池セルは発電適温に維持される。しかしながら、最下部に位置する燃料電池セルは、直上に配置された燃料電池セル群からの輻射によってしか加熱されないため、他の燃料電池セル群にくらべて低い温度となってしまう。
従って、最上部に位置する燃料電池セルと、最下部に位置する燃料電池セルは、他の燃料電池セル群に比べて低い温度となり、燃料電池セル群に温度差が生じてしまう。
本発明者らが特許文献1の発電装置を試作したところ、最も温度が高い燃料電池セルと、最も温度が低い燃料電池セルとで、50℃程度の温度差が確認されている。その温度差をさらに小さくすることが好ましい。
本発明では、上記の課題を解決する。
本発明は、燃料電池セルを用いて発電する発電装置において、燃料電池セル群収容室内の燃料電池セル群の温度差を抑制して、燃料電池セル群の温度分布を均一化することが可能な技術を提供する。
本発明で具現化される発電装置は、固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置である。その発電装置は、燃料ガスと有酸素ガスとを反応させて発電する複数個の燃料電池セルと、前記燃料電池セル群を収容する燃料電池セル群収容室と、燃料電池セル群収容室の外側を取り囲む燃焼ガス通過室と、燃料電池セル群収容室へ有酸素ガスを供給する有酸素ガス通過室と、燃焼ガス通過室を流れる燃焼ガスと、有酸素ガス通過室を流れる有酸素ガスとを熱交換する熱交換部とを備えている。その発電装置は、前記燃料電池セル群収容室と前記燃焼ガス通過室との間に断熱部材が配設されていることを特徴とする。
上記のように断熱部材を配設することによって、燃料電池セル群収容室から燃焼ガス通過室への放熱が低減し、燃料電池セル群の外周部に位置する燃料電池セルの温度低下が抑制される。従って、燃料電池セル群の温度差は抑制され、燃料電池セル群の温度分布を均一に保つことが可能となる。
上記の断熱部材としては、例えばシリカベースのガラスウールといったガラス系セラミックや、セラミックファイバー等を用いることができる。
前記断熱部材は、前記燃料電池セル群収容室と、前記熱交換部より下流の前記燃焼ガス通過室との間に配設されていることが好ましい。
上記した断熱部材は高価であり、大量に使用すると発電装置も高価なものとなってしまう。従って、断熱部材は必要な部位にのみ配設することが好ましい。
上記の発電装置においては、燃焼ガス通過室を流れる燃焼ガスは、有酸素ガス通過室との熱交換部において冷却される。従って、熱交換部より下流の燃焼ガス通過室には、相対的に低温の燃焼ガスが流れており、燃料電池セル群収容室からの放熱も大きい。
上記のように、燃料電池セル群収容室と熱交換部より下流の燃焼ガス通過室との間に断熱部材を配設することによって、少ない断熱部材を用いて、燃料電池セル群の温度差を効果的に抑制することができる。
本発明で具現化される他の一つの発電装置は、固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置であり、燃料極と固体電解質と酸素極と燃料ガス通路を有する複数個の燃料電池セルを備えており、燃料電池セル群は、燃料ガス通路が略水平面内を伸びる姿勢で、垂直方向に多段に配列されており、最上部の燃料電池セルの直上に遮蔽板が形成されていることを特徴とする。
上記のように最上部の燃料電池セルの直上に遮蔽板を形成することによって、輻射および対流に起因する燃料電池セルからの放熱を防止することができる。燃料電池セルの最上部からの放熱が防止され、最上部に位置するセルの温度低下が抑制される。その結果、燃料電池セル群の温度分布は均一化される。
上記の遮蔽板としては、熱の輻射に対する透過性が低く、ガス流を遮蔽することが可能なものであれば、どのようなものを使用してもよい。例えば金属製の板材を用いてもよいし、各燃料電池セルへ有酸素ガスを供給する有酸素ガス通路と同一の部品をそのまま用いてもよい。
本発明で具現化される他の一つの発電装置は、固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置であり、燃料極と固体電解質と酸素極と燃料ガス通路を有する複数個の燃料電池セルと、燃料ガス通路を通過した燃料ガスを燃焼するオフガス燃焼部とを備えており、燃料電池セル群は、燃料ガス通路が略水平面内を伸びる姿勢で、垂直方向に多段に配列されており、オフガス燃焼部から最下部の燃料電池セルの下方に伸びる伝熱板が形成されていることを特徴とする。
オフガス燃焼部を備える発電装置の場合、上記のようにオフガス燃焼部から最下部の燃料電池セルの下方に伸びる伝熱板を形成することによって、オフガスの燃焼熱を利用して最下部の燃料電池セルを加熱することができる。最下部の燃料電池セルは、直上に位置する燃料電池セル群からの輻射に加えて、伝熱板からの放熱によっても加熱されて、温度低下が抑制される。その結果、燃料電池セル群の温度分布は均一化される。
上記の伝熱板としては、熱伝導性が高く、オフガス燃焼部で吸熱可能であり、最下部の燃料電池セルの下方で放熱可能なものであれば、どのようなものを使用してもよい。
上記の発電装置によれば、運用中の燃料電池セル群の温度差を抑制し、燃料電池セル群の温度分布を均一化することができる。すべての燃料電池セルについて、発電に好適な温度に維持することが容易となり、発電装置の発電効率を向上することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1)固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置であり、
燃料ガスと有酸素ガスとを反応させて発電する複数個の燃料電池セルと、
前記燃料電池セル群を収容する燃料電池セル群収容室と、
燃料電池セル群収容室の上部と連通し、燃料電池セル群収容室の外側を取り囲む燃焼ガス通過室と、
燃料電池セル群収容室へ有酸素ガスを供給する有酸素ガス通過室と、
燃焼ガス通過室を流れる燃焼ガスと、有酸素ガス通過室を流れる有酸素ガスとを熱交換する熱交換部と
を備える発電装置であって、
前記燃料電池セル群収容室の床面に断熱部材が配設されていることを特徴とする発電装置。
(第1実施例)
本発明を具現化した発電装置の第1実施例を、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施例に係る発電装置2の縦断面図である。図1に示すように、発電装置2は発電ユニット10で構成されている。
図1に示すように、発電ユニット10は、内側から外側に向かって第1室(内室)44、第2室(中間室)46、第3室(外室)48からなる3重構造となっており、中心部の第1室44とその外側の第2室46を仕切る内仕切壁36と、第2室46とその外側の第3室48を仕切る外仕切壁38と、第3室48と外部を仕切る外壁40を有している。外壁40は断熱部材42で覆われている。外壁40と断熱部材42で断熱容器が構成され、発電ユニット10は断熱容器に収容されている。
発電ユニット10の中心部の第1室44内には、複数個の燃料電池セル12が配列されて構成されているセルスタック14の群と、酸素を含む空気をセルスタック14に供給する空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eと、混合ガスを燃料となる水素や一酸化炭素等に改質する改質器18a、18b等が配設されている。
図3に示すように、燃料電池セル12の断面は楕円形状であり、複数の燃料電池セル12が紙面垂直方向に積み重ねられることによってセルスタック14が構成されている。セルスタック14は、図1に示すように水平方向に長く伸びている。
図3に示すように、燃料極12aは楕円柱形状に形成され、その周面の半分強が固体電解質層12bで覆われ、固体電解質層12bの更に外側を酸素極12cが覆っている。燃料極12aの周面の酸素極12cと反対側はインターコネクタ12dで覆われている。燃料極12aの内部には長手方向に貫通する5本の改質ガス通路20が並列に形成されている。
燃料極12aは多孔質であり、ニッケル(Ni)を主成分とするニッケル/YSZサーメット(混合焼結体)からなる。固体電解質層12bは緻密質であり、ジルコニア(ZrO2)にイットリア(Y2O3)を加えた混合物からなる。酸素極12cは多孔質であり、ペロブスカイト型酸化物であるLSM(La1−xSrxMnO3)からなる。インターコネクタ12dは導電性セラミックからなる。
隣り合う燃料電池セル12の一方の酸素極12cと他方の燃料電池セル12のインターコネクタ12dとの間に、集電部材22が介装されている。集電部材22は、蛇腹状に折畳まれた導電性金属部材である。一方の燃料電池セル12の酸素極12cは、集電部材22とインターコネクタ12dを介して、他方の燃料電池セル12の燃料極12aに電気的に接続されている。多数本の燃料電池セル12が直列に接続されてセルスタック群14が形成されている。蛇腹状の集電部材22は、図1における上下方向に空気が通過することを禁止しない。
セルスタック14は、燃料電池セル12の改質ガス通路20が略水平面内を伸びるように配列されており、同一水平面内を伸びるセルスタック14が、垂直方向に5段に配列されている。セルスタック14のグループを上段から順に、14a、14b、14c、14d、14eということにする。
図1に示すように、セルスタック14aの上流側(図1の右側)は、マニホールド24aを介して、改質器18aに接続されている。改質器18aとマニホールド24aは配管30aによって接続されている。セルスタック14cと14eも同様にして改質器18aに接続されている。セルスタック14bの上流側(図1の左側)は、マニホールド24bを介して、改質器18bに接続されている。改質器18bとマニホールド24bは配管30bによって接続されている。セルスタック14dも同様にして改質器18bに接続されている。
セルスタック14a、14c、14eの改質ガス通路20には、改質器18aで改質された燃料ガスが送り込まれる。セルスタック14a、14c、14eの改質器18aから遠い方の端部では改質ガス通路20が開放されており、発電のために消費されなかった改質ガスが放出される。セルスタック14b、14dの改質ガス通路20には、改質器18bで改質された改質ガスが送り込まれる。セルスタック14b、14dの改質器18bから遠い方の端部では改質ガス通路20が開放されており、発電のために消費されなかった改質ガスが放出される。セルスタック14a、14c、14eは、マニホールド24a、24c、24eによって片持ち状に支持され、セルスタック14b、14dは、マニホールド24b、24dによって片持ち状に支持されている。
セルスタック14a、14c、14eと、セルスタック14b、14dは、反対方向に伸びている。上下方向に多段に配列されているセルスタック14a、14b、14c、14d、14eは、上下方向において、交互に反対向きに配列されている。
一対の改質器18a、18bは、基本的に同一構成を備えている。以下では添字を省略して共通に説明する。改質器18は、金属製の薄い箱形状のケーシングと、その内で蛇行する経路(図示省略)が形成されており、この経路内に改質触媒が充填されている。図1に示すように、一対の改質器18a、18bは、セルスタック14群を挟んで、平行に配設されている。改質器18a、18b内に導入された混合ガスは、改質触媒によって、改質器18内を通過する間に主に水素や一酸化炭素からなる改質ガスに改質される。なお、渡り配管28が、2つの改質器18a、18bの出口圧力の均衡を調整するために、2つの改質器18a、18bを接続している。
図1に示すように、空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eは浅い箱形状の部材であり、上面に複数の空気供給口16fが形成されている。空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eの両側面(改質器18a、18b側の側面)には略水平に伸びる邪魔板52a、52bが形成されている。邪魔板52aは、上段の燃料電池セル12の上流側に向けて取付けられており、水平に伸びている。邪魔板52bは、上段の燃料電池セル12の下流側に向けて取付けられており、端部が若干上向きに取付けられている。空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eは、セルスタック14a、14b、14c、14d、14eのそれぞれの下方に配設されており、5つの空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eが上下方向に5段に配設されている。各空気供給部材16の両端部は、図1の紙面の奥側と手前側に配置されている一対の空気供給管50に連通している。空気供給管50は金属製であり、図1に示すように、上下方向に伸びており、上端は第3室48に開口している。第3室48の下方は、空気導入管34と連通しており、空気導入管34によって外部から導入された空気は、第3室48を通過して一対の空気供給管50のいずれかに流入し、上下5段の空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eのいずれかの上面から、直近上部のセルスタック14a、14b、14c、14d、14eに空気を供給する。
上下5段の空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eは、両端が空気供給管50によって支持されており、強度が高い。
図1に示すように、セルスタック14の改質ガス通路20は左右方向に伸びており、空気供給部材16は紙面垂直方向に伸びている。両持ち状の空気供給部材16と、片持ち状のセルスタック14が交差する位置関係におかれている。
片持ち状のセルスタック14は、両持ち状の空気供給部材16に対してパッキン62を介して載置されており、片持ち状のセルスタック14は水平に伸びる姿勢で安定的に支持されている。片持ち状のセルスタック14が不用意に傾くことはない。
セルスタック14a、14b、14c、14d、14eのうちで、最上段に位置するセルスタック14aの上方には、厚みの薄い遮蔽板70が配設されており、空気供給管50a、50bに支えられている。遮蔽板70とセルスタック14aの間隔は、空気供給部材16aとセルスタック14b、空気供給部材16bとセルスタック14c、空気供給部材16cとセルスタック14d、空気供給部材16dとセルスタック14eの各間隔と等しい。
第3室48と第2室46を仕切る外仕切壁38の4つの外周面には、図1に示すフィン54が取付けられている。フィン54は横方向に長尺な金属製板部材を略蛇腹形状に折畳んで形成されている。外側は外壁40の内面に接触しており、内側は外仕切壁38の外面に接触している。なお、放熱を防止するために、フィン54と外壁40の内面が、断熱材を介して接触する構成であってもよい。図示しないが、外仕切壁38の4つの外周面には、複数のフィン54が上下方向に取付けられて外周面を覆っている。図示はしていないが、上下のフィン54は、ピッチを半分ずらして取付けられている。このようにフィン54が取付けられているため、外仕切壁38とフィン54と外壁40によって、外仕切壁38の4つの外周面と外壁40の内面との間の全体に亘って、上下方向に伸びる細い角柱形状の通路が複数本形成される。
図1に示すように、外仕切壁38の4つの内周面にも、フィン54と同様にフィン56が取付けられている。フィン56の形状もフィン54と同様である。このようにフィン56が取付けられているため、外仕切壁38とフィン56と内仕切壁36によって、外仕切壁38の4つの内周面と内仕切壁36の外面との間の全体に亘って、上下方向に伸びる細い角柱形状の通路が複数本形成される。フィン54は第3室48のサイズを規定し、フィン56は第2室46のサイズを規定する。
図1に示すように、外仕切壁38は、第2室46の底板46bよりも下方に伸びる固定用壁38aによって外壁40の底板40bに固定されている。固定用壁38aには複数個の穴38bが形成されており、空気の流通が自在となっている。内仕切壁36も、第1室の底板44bの下端から下方に伸びる固定用壁36aによって第2室46の底板46bに固定されている。
第1室44の底板44bは第2室46の底板46bから持ち上げられている。両底板の間隙は第2室46の一部を構成する。固定用壁36aにも複数個の穴36bが形成されており、燃焼ガスの流通が自在となっている。第2室46の底板46bと第1室44の底板44bの間(第2室46の一部)には昇温蒸発混合器130が配設されている。昇温蒸発混合器130の下側には第3室48が位置している。
外壁40の底板40bと第2室46底板46bの間は、第3室48の一部であり、そこに空気導入管34が連通している。第1室44の底板44bと第2室46の底板46bの間は、第2室46の一部であり、そこに燃焼ガス導出管58が連通している。
第1室44の最下部には、改質器18a、18bの通過する部分を除いて、断熱材74が敷き詰められている。断熱材74は、例えばシリカベースのガラスウールといったガラス系セラミックや、セラミックファイバー等を用いている。
第1室44の下部には、伝熱板78が配設されている。伝熱板78は、L字型に屈曲した金属性の板状部材であって、燃料電池セル14eの先端と改質器18bとの間に伸びる吸熱板78aと、空気供給部材16eと断熱材74との間に伸びる放熱板78bを備えている。伝熱板78は、吸熱板78aで吸熱した熱を、吸熱板78aから放熱板78bへ伝熱して、放熱板78bで放熱する。
昇温蒸発混合器130には燃料ガス供給管132と水供給管134が接続されている。水供給管134から供給される水は燃焼排ガスの熱で加熱されて蒸発し、蒸発した水蒸気は燃料ガス供給管132から供給される燃料ガスを混合する。水蒸気と燃料ガスの混合ガスは燃焼排ガスの熱で加熱されて昇温する。昇温した混合ガスは、混合ガス導入管26a、26bによって、改質器18a,18bに送られる。
燃料ガス供給管132は、比較的に高い位置に開口し、昇温蒸発混合器130内で水分が結露しても、燃料ガス供給管132に液体の水が浸入することがない。発電装置の運転を中止しても、燃料ガス供給管132には液体の水が浸入することがない。
第3室48は、発電ユニット10の6面(4側面と上面と底面)において、第2室46を取り囲んでおり、第2室46は、発電ユニット10の6面(4側面と上面と底面)において、第1室44を取り囲んでいる。
第1室44の外形はほぼ立方体である。第2室46の外形もほぼ立方体である。第3室48の外形もほぼ立方体である。発電ユニット10は、最小表面積で最大容積を収容する6面体であり、放熱量が少ない。
第3室48は、外部から取り込まれた空気が通過する。第2室46は、第1室44で生成された燃焼ガスが通過する。第1室44は燃料電池セル群収容室として利用される。
空気は第3室48を下方から上方に移動する。燃焼ガスは第2室46を上方から下方に通過する。空気と燃焼ガスは通過方向が逆であり、外仕切壁38を介して両者の間で活発な熱交換が行われる。
第1室44は最も高温であり、第2室46は2番目に高温であり、第3室48が3番目に高温である。最も高温な第1室44を、2番目に高温な第2室46で取り囲み、その外側を3番目に高温な第3室48で取り囲む構造となっている。最も高温に維持する必要がある第1室44を最も内側に配置することによって、燃料電池セルを収納する第1室44を最も高温に維持しやすい最適な構造となっている。
発電ユニット10内の動作を説明する。水供給器134から送り込まれた水は、昇温混合蒸発機130内で加熱され、水蒸気となる。この水蒸気と、燃料ガス供給装置132から昇温蒸発混合器130に供給された都市ガスまたはLPガスが混合して混合ガスとなる。混合ガスは、昇温蒸発混合器130内で予熱され、混合ガス導入管26a、26bから改質器18a、18bへ送られる。混合ガス導入管26から本改質器18a、18bに送られた混合ガスは、改質器18a、18b内で、水素と一酸化炭素を含む混合ガスに改質され、各マニホールド24に送られる。改質された混合ガスは、各マニホールド24から各燃料電池セル12へ送られ、各燃料電池セル12内の混合ガス通路20に流入する。
空気導入管34から第3室48に送られた空気は、第2室を通過する高温の燃焼ガスと熱交換しながらフィン54の間をすり抜けて上部に達し、外壁40の上面に沿って流れ、第3室48に開口している空気供給管50内に流入する。空気は、空気供給管50を下方に移動しながら、5つの空気供給部材16a、16b、16c、16d、16eに流入し、空気供給口16fから流出する。流出する空気は、上方向、若しくは斜め上方向に上昇し、すぐ上のセルスタック14の下側全体に分散される。
酸素は、イオン化して固体電解質層12bを通過して燃料極12aに至り、水素または一酸化炭素と反応し、酸素極12cと燃料極12aの間に電位差を発生させる。すなわち、発電する。
発電時、改質ガスは上流から下流へ向かってセルスタック14内を水平に流れる。改質ガスは上流から下流へ流れる間に発電熱によって徐々に加熱されていく。
熱伝導性の空気供給部材16とセルスタック14の間には、パッキン62が介在しており、直接には接触していない。熱伝導性の空気供給部材16は、セルスタック14の上流側と下流側の温度差を小さく抑える。加熱されやすいセルスタック14の下流側では、輻射が活発に起こって熱伝導性の空気供給部材16に熱を伝える。セルスタック14の下流側の温度は低下する。輻射によって加熱された熱伝導性の空気供給部材16は、熱伝導によって低温部を加熱する。加熱された空気供給部材16は、相対的に低温なセルスタック14の上流側に向けて輻射し、セルスタック14の上流部を加熱する。熱伝導性の空気供給部材16がセルスタック14に直接には接触していなくても、近接して位置しているために、熱伝導性の空気供給部材16は、セルスタック14の高温部から低温部に伝えられる熱エネルギーの移動を促進する。
燃料電池セル12に供給される改質ガスの例えば80%が発電に利用される場合、発電に利用されなかった20%の改質ガス(オフガス)は、改質ガス通路20を通過して先端から流出する。また、燃料電池セル12に供給される空気の例えば20%が発電に利用される場合、発電に利用されなかった80%の空気は、セルスタック14の集電部材22の隙間をすり抜ける。この空気は邪魔板52bに沿って燃料電池セル12の下流側へ誘導される。
セルスタック14の先端近傍には夫々スパーク電極60が配設されている。スパーク電極60が火花放電することによって、セルスタック14の先端から流出するオフガスが、燃料電池セル12の下流側へ誘導される空気によって燃焼する。改質器18はセルスタック14の先端に近接していることから、オフガスの燃焼によって発生する燃焼熱を改質反応の吸熱反応に効率よく利用することができる。
セルスタック14eの先端と改質器18bとの間には伝熱板78の吸熱板78aが伸びており、オフガスの燃焼によって発生する燃焼熱の一部は、吸熱板78aに吸熱される。吸熱板78aによって吸熱された熱は、吸熱板78aから放熱板78bへ伝熱して、放熱板78bから放熱される。放熱板78bからの放熱によって、空気供給部材16eとセルスタック14eが加熱される。
燃焼ガスは極めて高温であり、そのままでは熱交換器に投入しがたい。それほどの高温に耐えられる熱交換器は材質が限られ、高価である。本実施例では、燃焼熱でまず改質器18を加熱する。改質反応は吸熱反応であり、燃焼ガスの熱は吸熱され、改質に利用される。燃焼熱でまず改質器18を加熱するために、燃焼ガスの温度は低下する。このために、第2室46を流れる燃焼ガスの温度は適度に冷却されており、仕切り壁36、38に特別の材料を使わなくてもすむ。
従来の技術では、垂直方向に積み重ねた燃料電池セル群は、発電時にセル発熱が上方に輻射及び対流によって放散してしまう。最上段のセル群はそれより下段のセル群に比べて熱の放散量が多いため、燃料電池セル群の温度がそれより下段の燃料電池セル群より低くなり、50℃程度の温度差が生じてしまう。本実施例では、セルスタック14aの上方に設けた遮蔽板70によって、最上段の熱が放散されにくくなり、最上段のセル群の温度分布が他のセル群の温度分布と等しくなる。
従来の技術では、垂直方向に積み重ねた燃料電池セル群の場合、セル群の発電に伴うセル発熱が上方に輻射および対流によって伝熱し、直上のセル群を加熱する。最下段のセル群は他のセル群の発熱による加熱がされないため、燃料電池セル群の温度がそれより上段の燃料電池セル群より低いものとなってしまう。
また改質器18による改質反応は、燃料ガス濃度が高いほど活発に行われる。従って燃料ガスの濃度が高い上流側、すなわち改質器18の下部では、改質反応に伴う吸熱量が最も大きい。改質器18による吸熱によって、第1室44の底部のガスの温度が低下し、その結果最下段のセル群の温度は低下してしまう。最下段のセル群の温度はそれより上段の燃料電池セル群より低く、50℃程度の温度差が生じてしまう。
本実施例では、伝熱板78を設けたことによって、最下段のセル群の温度低下を抑止することに成功している。最下段の燃料電池セル群であるセル群14eの先端から流出されたオフガスを燃焼した高温の燃焼ガスの熱は、その一部が吸熱板78aで吸熱されて、吸熱板78aから放熱板78bへ伝熱し、放熱板78bから放熱される。放熱板78bからの放熱によって、燃料電池セル群14eの周囲のガスが加熱され、対流によって燃料電池セル群14eが加熱される。さらに放熱板78bからの輻射によっても、燃料電池セル群14eが加熱される。従って最下段のセル群の温度低下が抑止され、それより上段のセル群との温度差を緩和することができる。
なお吸熱板78aによる吸熱によって、燃焼ガスからの改質器18の下部への加熱量は低下するが、改質器18の下部で不足する熱量については、例えば改質器18の上部からの伝熱といった、他の部位からの伝熱によって補われている。伝熱板78を設けても、改質器18の改質効率はほとんど低下しない。
さらに、有酸素ガスとの熱交換によって冷却された燃焼ガスは、第1室44の底板44bと第2室46の底板46bの間(第2室46の一部)を通過する。最下段の燃料電池セル群の発熱は冷却された燃焼ガスに吸熱されるため、最下段の燃料電池セルの温度は低下しやすい。本実施例では、第1室44の最下部に設けた断熱材74によって、最下段の燃料電池セル群の発熱が第2室46を通過する冷却された燃焼ガスに吸熱されず、最下段の燃料電池セル群の温度分布が他の燃料電池セル群の温度分布と等しくなる。
セルスタック14aの上方に設けた遮蔽板70と、セルスタック14eの下部に設けた伝熱板78と、第1室44の最下部に設けた断熱材74により、燃料電池セル群の最上段と最下段における熱の損失を抑え、上下5段の燃料電池セル群の温度分布を一様にすることが可能となり、燃料電池セル群の温度を最適化できる。
(第2実施例)
本発明を具現化した発電装置の第2実施例を、図面を参照しながら説明する。なお第1実施例と重複する説明は繰り返さない。
図2は、第2実施例に係る発電装置の縦断面図である。
第1室44の内部にあるセルスタック14aの上方には、空気供給部材16と同じ材質、形状の断熱材76を設けており、断熱材76の両端は空気供給管50に支えられている。空気供給管50内を流れる空気は断熱材76へは流入しない。断熱材76とセルスタック14aの間隔は、空気供給部材16aとセルスタック14b、空気供給部材16bとセルスタック14c、空気供給部材16cとセルスタック14d、空気供給部材16dとセルスタック14eの各間隔と等しい。発電装置内のその他の構造は第1実施例と同様である。
従来の技術では、垂直方向に積み重ねた燃料電池セル群は、発電時にセル発熱が上方に輻射及び対流によって放散してしまう。最上段のセル群はそれより下段のセル群に比べて熱の放散量が多いため、燃料電池セル群の温度がそれより下段の燃料電池セル群より低くなり、50℃程度の温度差が生じてしまう。本実施例では、セルスタック14aの上方に設けた断熱材76によって、最上段の熱が放散されにくくなり、最上段のセル群の温度分布が他のセル群の温度分布と等しくなると共に燃料電池セル群の温度を最適化することが可能である。本実施例では、断熱材76は空気供給部材16と同じ材質、形状であるので、空気供給管50によって容易に支えることが可能である。また、セルスタック14の下流側で燃焼された燃焼ガスは断熱材76に遮られること無く、第2室46の燃焼ガス通路へ送られることが可能である。
以上の実施例では、筒状の燃料極を燃料ガス通路が貫通している燃料電池セルの例を説明したが、燃料極と燃料ガス通路の関係はそれに限らない。例えば、ポーラスの物質の中に燃料ガス通路を設け、その表面に、内側から、燃料極、固体電解質、酸素極の順に積層された積層構造を付着したような燃料電池セルであってもよい。要は、燃料極と固体電解質と酸素極の積層体の燃料極側に燃料ガスが供給され、酸素極側に有酸素ガスが供給されるものであり、かつ、燃料電池セルの外側に供給される有酸素ガスが、前記積層体を通して燃料電池セル側に用意されている燃料ガス通路に侵入するものであれば足りる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
第1実施例の発電装置の縦断面を示す図。 第2実施例の発電装置の縦断面を示す図。 燃料電池セル12の縦断面を示す図。
符号の説明
2・・・発電装置
10・・・発電ユニット
12・・・燃料電池セル
12a・・・燃料極
12b・・・固体電解質層
12c・・・酸素極
12d・・・インターコネクタ
14・・・セルスタック
14a、14b、14c、14d、14e・・・セルスタック
16・・・空気供給部材
16a、16b、16c、16d、16e・・・空気供給部材
16f・・・空気供給口
18・・・本改質器
18a、18b・・・本改質器
20・・・燃料ガス通路
22・・・集電部材
24・・・マニホールド
24a、24b、24c、24d、24e・・・マニホールド
26・・・燃料ガス導入管
28・・・渡り配管
30a、30b、30c、30d、30e・・・配管
34・・・空気導入管
36・・・内仕切壁
36a・・・固定用壁
36b・・・穴
38・・・外仕切壁
38a・・・固定用壁
38b・・・穴
40・・・外壁
42・・・断熱部材
44・・・第1室
46・・・第2室
48・・・第3室
50・・・空気供給管
52a、52b・・・邪魔板
54、56・・・フィン
58・・・燃焼ガス導出管
60・・・スパーク電極
62・・・パッキン
70・・・遮蔽板
74・・・断熱材
76・・・断熱材
78・・・伝熱板
78a・・・吸熱板
78b・・・放熱板
110・・・予備改質器
118・・・予備改質室
120・・・予備改質触媒
126・・・燃料ガス供給管
130・・・昇温蒸発混合器
132・・・燃料ガス供給管
134・・・改質用水供給管
146・・・燃焼ガス流路
158・・・燃焼ガス排出管

Claims (4)

  1. 固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置であり、
    燃料ガスと有酸素ガスとを反応させて発電する複数個の燃料電池セルと、
    前記燃料電池セル群を収容する燃料電池セル群収容室と、
    燃料電池セル群収容室の外側を取り囲む燃焼ガス通過室と、
    燃料電池セル群収容室へ有酸素ガスを供給する有酸素ガス通過室と、
    燃焼ガス通過室を流れる燃焼ガスと、有酸素ガス通過室を流れる有酸素ガスとを熱交換する熱交換部と
    を備える発電装置であって、
    前記燃料電池セル群収容室と前記燃焼ガス通過室との間に断熱部材が配設されていることを特徴とする発電装置。
  2. 前記断熱部材は、前記燃料電池セル群収容室と、前記熱交換部より下流の前記燃焼ガス通過室との間に配設されていることを特徴とする請求項1の発電装置。
  3. 固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置であり、
    燃料極と固体電解質と酸素極と燃料ガス通路を有する複数個の燃料電池セルを備えており、
    燃料電池セル群は、燃料ガス通路が略水平面内を伸びる姿勢で、垂直方向に多段に配列されており、
    最上部の燃料電池セルの直上に遮蔽板が形成されていることを特徴とする発電装置。
  4. 固体酸化物型の燃料電池を用いる発電装置であり、
    燃料極と固体電解質と酸素極と燃料ガス通路を有する複数個の燃料電池セルと、
    燃料ガス通路を通過した燃料ガスを燃焼するオフガス燃焼部と、
    を備えており、
    燃料電池セル群は、燃料ガス通路が略水平面内を伸びる姿勢で、垂直方向に多段に配列されており、
    オフガス燃焼部から最下部の燃料電池セルの下方に伸びる伝熱板が形成されていることを特徴とする発電装置。
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