JPH11159508A - オプション部材取付装置 - Google Patents

オプション部材取付装置

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JPH11159508A
JPH11159508A JP33066697A JP33066697A JPH11159508A JP H11159508 A JPH11159508 A JP H11159508A JP 33066697 A JP33066697 A JP 33066697A JP 33066697 A JP33066697 A JP 33066697A JP H11159508 A JPH11159508 A JP H11159508A
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Shigeru Yagi
茂 八木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブルの天板等にオプション部材を取付け
る際、従来は、ボルト等の取着手段を使用して取付けて
おり、作業が煩雑である、オプション部材を取付けない
場合にネジ孔が露出して外観を損なう、取付位置がネジ
孔の穿設位置に限定される等の不具合があった。 【解決手段】 操作部3を操作することにより第1、第
2の天板挟持面41、6からなる天板挟持部1を接近さ
せその間に天板Rを挟持するとともに、この天板Rを挟
持させるための操作部3への操作力の一部を利用して第
1、第2のパネル挟持面42、55からなるパネル挟持
部2にパネルPを挟持させ、パネルPをボルト等の取着
手段を用いずに天板Rに取付けるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オプション部材を
面板に取付ける際に好適に利用されるオプション部材取
付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テーブルの天板等にデスクパネル
や電話台等のオプション部材を取り付ける機会が増えて
いる。従来、このようなオプション部材を天板等に取り
付ける場合には、まずボルト等適宜の取着手段でオプシ
ョン部材取付装置を天板に取り付け、しかる後、前記オ
プション部材取付装置にオプション部材をボルト等で固
定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のものであると、上述したように天板とオプシ
ョン部材取付装置間の連結、及びオプション部材取付装
置とオプション部材間の連結をそれぞれ別個にボルトを
締めることにより行わねばならず、ボルト締めの作業を
複数回行うこととなり作業が非常に煩雑であった。ま
た、このように両者の連結をボルトをネジ孔に締め込む
ことによりおこなっているので、天板及びオプション部
材にあらかじめネジ孔を設けておく必要があり、オプシ
ョン部材を取付けないときもネジ孔が露出して外観を損
なうとともに、ネジ孔が穿設された位置に取付位置が限
定されることとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような不具合を解消
するために、本発明はオプション部材をボルト等の取着
手段を用いず挟持力を利用して面板に取り付けるように
したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明のオプション部
材取付装置は、操作部を操作することにより一対の挟持
面を接近させその間に面板を挟持する第1の挟持部と、
前記操作部への操作力の一部を利用して一対の挟持面を
接近させその間にオプション部材を挟持する第2の挟持
部とを具備してなり、オプション部材を第2の挟持部及
び第1の挟持部を介して面板に取付け得るようにしてい
ることを特徴とする。
【0006】このように、操作部の操作力を第1の挟持
部の挟持力に変換し面板を挟持するとともに、その操作
力の一部を第2の挟持部の挟持力にも変換しオプション
部材を挟持するようにしているので、一回の操作で面板
にオプション部材を取り付けることができ従来にくらべ
て取付作業の手間を省略することができる。また、ボル
ト等の取着手段を用いる必要がなくなり、設置場所にあ
らかじめネジ孔等を設けておく必要がなくなるので、ネ
ジ孔が露出して外観を損うということがなく、また取付
位置もネジ孔の穿設位置に限定されないため使用者の好
みの位置にオプション部材取付装置を取付けることがで
きる。
【0007】そして、簡単な構成で操作力を有効な挟持
力に変換するには、前記第1の挟持部の一方の挟持面
に、第2の挟持部の一方の挟持面を一体的に設けるとと
もに第1の挟持部の一方の挟持面を第2の挟持部の他方
の挟持面に対して相対的に傾動可能に設けておき、第1
の挟持部が面板を挟持する際に面板から作用する締め付
け反力によって第1の挟持部の一方の挟持面を第2の挟
持部の他方の挟持面に対して相対的に傾動させ、第2の
挟持部の一方の挟持面を他方の挟持面に接近させるよう
に構成することが望ましい。
【0008】このようなオプション部材取付装置の具体
的な実施の形態としては、傾動部を介して相対傾動可能
な第1、第2のブラケットを具備してなり、第1のブラ
ケットのうち面板の一方の面に添設される添設片を第1
の挟持部の一方の挟持面とし、その添設片より略直角に
起立する起立片を第2の挟持部の一方の挟持面とすると
ともに、第2のブラケットのうち面板の他方の面に対向
する位置に配設される対向片に第1の挟持部の他方の挟
持面を操作部を介して螺合進退可能に螺着し、その対向
片から略直角に起立して前記第2の挟持部の一方の挟持
面に対向する位置に延出される延出片を第2の挟持部の
他方の挟持面としているものが挙げられる。
【0009】また、このようなオプション部材取付装置
の傾動部の好適な実施の形態としては、傾動部が、第2
のブラケットの延出片に開口窓を設け、この開口窓に第
1のブラケットの添設片を傾動可能に係合させることに
より構成されているものが挙げられる。さらに、傾動部
の他の具体的な実施の形態としては、傾動部が、第2の
ブラケットの延出片に、第1のブラケットの添設片をヒ
ンジ部材を介して傾動可能に連結することにより構成さ
れているものや、第2のブラケットの延出片に、第1の
ブラケットの添設片を一体に連結し、その連結部におけ
る部材の弾性変形を利用して第1のブラケットの添設片
を第2のブラケットの延出片に対して傾動可能としたも
の等が挙げられる。
【0010】第2の挟持部の挟持力を有効に向上させる
には、操作部が、第2のブラケットの対向片に対する螺
合軸心を第1の挟持部の他方の挟持面に対して相対的に
傾動可能とするように構成することが望ましい。また、
面板の具体的な実施の形態としては、面板が、水平に配
設される天板であるものが挙げられる。
【0011】さらに、面板が天板である場合のオプショ
ン部材の具体的な実施の形態としては、オプション部材
が、天板に立設されるパネルであるものを挙げることが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図1
5を参照して説明する。このオプション部材取付装置A
は、面板にオプション部材を取付ける際に利用されるも
のであり、本実施例では、図1に示すように、面板とし
てテーブルTの天板Rを、オプション部材として前記天
板R上面に起立状態で取り付けられるパネルPを例にと
って説明する。
【0013】天板Rは、平面視矩形状の形状をなし、そ
の左右両端を脚Oに支持され水平に配設される周知のも
のである。パネルPは、平面視矩形状の形状をなし、前
記天板Rの後縁に起立状態で取着されるものである。オ
プション部材取付装置Aは、図2に示すように、操作部
3を操作することにより第1、第2の天板挟持面41、
6を接近させその間に天板Rを挟持する第1の挟持部た
る天板挟持部1と、前記操作部3への操作力の一部を利
用して第1、第2のパネル挟持面42、55を接近させ
その間にパネルPを挟持する第2の挟持部たるパネル挟
持部2とを具備してなるものであり、本実施例では、前
記天板挟持部1及びパネル挟持部2を第1、第2のブラ
ケット4、5及び操作部3の上端に設けた第2の天板挟
持面6とを組み合わせることにより構成している。
【0014】以下、これら第1、第2のブラケット4、
5、操作部3及び第2の天板挟持面6の具体的な構成に
ついて説明する。第1のブラケット4は、図2〜図5に
示すように、使用状態において前記天板Rの上面に添設
され天板挟持部1を構成する添設片たる第1の天板挟持
面41と、前記第1の天板挟持面41の一端41aより
略直角に起立するパネル挟持部2を構成する起立片たる
第1のパネル挟持面42と、前記第1の天板挟持面41
の他端41bより略直角に垂下する舌片43とを具備し
てなるものである。前記第1のパネル挟持面42は、第
1の天板挟持面41の一端41aより一旦第1の天板挟
持面41の中心に向かって傾斜しながら起立する連絡部
45を介して略直角に起立しており、前記第1の天板挟
持面41の天板Rへの添設面積を大きくするとともに、
パネルPを挟持する第1のパネル挟持面42の面積を限
定し挟持力の分散を防止してパネルPを強固に挟持し得
る構成としている。また、前記舌片43は、その横幅を
前記第1の天板挟持面41の横幅よりも若干狭く設定さ
れ、その上面の横幅方向中央部に第1の天板挟持面41
から舌片43に沿って配設された補強用の凸部44を有
している。そして、図2に示すように、前記第1の天板
挟持面41の下面には、天板Rを挟持した際に滑り止め
の機能を果たすゴム材8が貼着されている。
【0015】第2のブラケット5は、図2及び図6〜図
8に示すように、使用状態において前記天板Rの下面に
対向する位置に配設される対向片51と、前記対向片5
1から略直角に起立し前記第1のブラケット4の第1の
パネル挟持面42に対向する位置に延出される延出片5
2とを具備してなる略L字状の形状をなすものである。
前記対向片51には、操作部3を螺合進退可能に螺着す
るネジ孔53が設けられている。また、前記延出片52
は、その略上下方向中央部に前記第1のブラケット4の
舌片43を挿入可能な「凸」形状をなす開口窓54を有
し、その開口窓54から上方をパネル挟持部2を構成す
る第2のパネル挟持面55としている。なお、図中符号
56及び57で示されるものは、このブラケットの強度
を補強するために設けられた窪み及びリブである。
【0016】第2の天板挟持面6は、図2、図9及び図
10に示すように、前記天板Rの下面に添接される平面
視矩形状の平板であり、操作部3の上端に設けられてい
る。操作部3は、図2、図9及び図10に示すように、
前記第2のブラケット5に設けられたネジ孔53に螺合
進退可能に螺着されるネジ部31と、前記ネジ部31の
下端に設けられ該ネジ部31に操作力を入力する操作端
32と、前記ネジ部31の上端をその内部に回動自在に
挿入してなる押し付け部33とを具備してなる。前記押
し付け部33は、下端が開口してなる逆截頭円錐状のも
ので、その開口にネジ部31の先端を回動自在に挿入す
るとともにその上端に前記第2の天板挟持面6を固設し
ている。すなわち、この操作部3は、前記操作端32か
らネジ部31に入力された操作力を前記第2のブラケッ
ト5のネジ孔53に螺合してネジ送り動作に変換し、天
板挟持部1に挟持力を付与するものである。なお、前記
押し付け部33に挿入されたネジ部31の先端は、押し
付け部33の開口から抜出することがないようかしめら
れている。
【0017】このような構成のものにおいて、本発明の
オプション部材取付装置Aは、図2及び図11に示すよ
うに、第2のブラケット5の開口窓54に第1のブラケ
ット4の舌片43を傾動可能に係合させるとともに、第
2のブラケット5のネジ孔53に操作部3のネジ部31
を螺合させることにより構成され、前記第1のブラケッ
ト4の第1の天板挟持面41及び操作部3の上端に設け
られた第2の天板挟持面6により天板挟持部1を、第1
のブラケット4の第1のパネル挟持面42及び第2のブ
ラケット5の第2のパネル挟持面55によりパネル挟持
部2を構成するとともに、開口窓54と舌片43の係合
部を第1の天板挟持面41を第2のパネル挟持面55に
対して傾動を許容する傾動部7としている。
【0018】すなわち、このオプション部材取付装置A
は、操作部3を操作することにより第1、第2の天板挟
持面41、6を接近させその間に天板Rを挟持し、この
天板挟持部1が天板Rを挟持する際に天板Rから作用す
る締め付け反力によって第1の天板挟持面41を第2の
パネル挟持面55に対して相対的に傾動させ、第1の天
板挟持面41と一体に設けられた第1のパネル挟持面4
2を第2のパネル挟持面55に接近させその間にパネル
Pを挟持するものである。
【0019】次に、本実施例におけるパネルPの取付手
順について図12を参照して具体的に詳述する。まず、
第1のブラケット4の舌片43を第2のブラケット5の
開口窓54に挿入した後、第1、第2の天板挟持面4
1、6間に天板Rの後縁を挿入し、操作部3の操作端3
2を操作してネジ部31を締め付ける。操作端32に入
力された操作力はネジ部31がネジ孔53に螺合するこ
とによりネジ送り動作に変換されるため、第2のブラケ
ット5はネジ送りされて下降する。このとき、第2のブ
ラケット5の開口窓54が第1のブラケット4を係止す
るとともに、天板Rから第1の天板挟持面41に対して
図中矢印で示す締め付け反力が作用するため、第1の天
板挟持面41は図中矢印の方向すなわち傾動部7を支点
として時計回りに傾動する。この傾動に伴い第1のパネ
ル挟持面42が第2のパネル挟持面55に接近し、その
間にパネルPを挟持することとなる。
【0020】このような構成のものならば、操作部3の
操作力を天板挟持部1の挟持力に変換し天板Rを挟持す
るとともに、その操作力の一部をパネル挟持部2の挟持
力にも変換しパネルPを挟持するようにしているので、
一回の操作で天板RにパネルPを取り付けることができ
従来にくらべて取付作業の手間を省略することができ
る。また、ボルト等の取着手段を用いる必要がなくな
り、設置場所にあらかじめネジ孔等を設けておく必要が
なくなるので、ネジ孔が露出して外観を損うということ
がなく、また取付位置もネジ孔の穿設位置に限定されな
いため使用者の好みの位置にオプション部材取付装置A
を取り付けることができる。
【0021】そして、前記天板挟持部1の第1の天板挟
持面41に、パネル挟持部2の第1のパネル挟持面42
を一体的に設けるとともに天板挟持部1の第1の天板挟
持面41をパネル挟持部2の第2のパネル挟持面55に
対して傾動可能に設けておき、天板挟持部1が天板Rを
挟持する際に天板Rから作用する締め付け反力によって
天板挟持部1の第1の天板挟持面41を傾動させ、パネ
ル挟持部2の第1のパネル挟持面42を第2のパネル挟
持面55に接近させるように構成しているので、簡単な
構成で操作力を有効な挟持力に変換することが可能とな
る。
【0022】また、傾動部7を介して相対傾動可能な第
1、第2のブラケット4、5を具備してなり、第1のブ
ラケット4のうち天板Rの上面に添設される添設片を天
板挟持部1の第1の天板挟持面41とし、その添設片よ
り略直角に起立する起立片をパネル挟持部2の第1のパ
ネル挟持面42とするとともに、第2のブラケット5の
うち天板Rの下面に対向する位置に配設される対向片5
1に天板挟持部1の第2の天板挟持面6を操作部3を介
して螺合進退可能に螺着し、その対向片51から略直角
に起立して前記パネル挟持部2の第1のパネル挟持面4
2に対向する位置に延出される延出片52をパネル挟持
部2の第2のパネル挟持面55としているので、これら
3つの部品だけでオプション部材取付装置Aとして必要
な構成を実現することができる。
【0023】傾動部7が、第2のブラケット5の延出片
52に開口窓54を設け、この開口窓54に第1のブラ
ケット4の舌片43を傾動可能に係合させることにより
構成されているので、各ブラケット4、5の形状を簡素
にしてブラケット形成時の加工を容易にすることができ
る。また、本発明のオプション部材取付装置Aは、上記
実施例のように天板RにパネルPを取付ける際に極めて
有効なものである。
【0024】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例に限定されるものではない。例えば、第1の変形例
として、図13に示すように、傾動部7Aが、第2のブ
ラケット5の延出片52に、第1のブラケット4の第1
の天板挟持面41をヒンジ部材9を介して傾動可能に連
結することにより構成されているものが挙げられる。こ
のような構成のものならば、傾動の範囲設定の自由度が
高くなり、設計上傾動部を広範囲に傾動させる時等に有
効である。
【0025】次に、第2の変形例として、図14に示す
ように、傾動部7Bが、第2のブラケット5の延出片5
2に、第1のブラケット4の第1の天板挟持面41を一
体に連結し、その連結部における部材の弾性変形を利用
して第1のブラケット4の第1の天板挟持面41を第2
のブラケット5の延出片52に対して傾動可能とするも
のも挙げられる。このような構成のものならば、第1、
第2のブラケット4、5を一体的に形成して部品点数の
削減を図ることができる。
【0026】また、第3の変形例として、図15に示す
ように、操作部3の螺合軸心nを第2の天板挟持面6に
対して傾動可能としているものが挙げられる。具体的に
は、押し付け部33の下端に設けた開口に対して、ネジ
部31の先端を傾動可能に挿入しているものである。こ
のような構成のものならば、第2のブラケット5がネジ
送りされて下降し天板Rから第1の天板挟持面41に対
して図中矢印で示す締め付け反力が作用した際に、第2
のブラケット5は、第2の天板挟持面41に対してパネ
ルPを挟持する方向へと傾動する。このとき、操作部3
は、第2の天板挟持面6に対して傾動し得るため前記第
2のブラケット5の傾動動作を許容する。そして、第1
のブラケット4の舌片43の下端が第2のブラケット5
の延出片52に当接して規制されるので、パネルPを主
として第2のパネル挟持面55の上端部と第1のパネル
挟持面42の上端部で挟持することとなる。このため、
面と面でパネルPを挟持する前述した実施例と比べて、
締付力を局所的に集中させることによりパネルPに対す
る挟持力を有効に向上させることができる。
【0027】その他、各部の構成も本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され以下に記載されるような効果を奏する。本発明の
オプション部材取付装置は、操作部を操作することによ
り一対の挟持面を接近させその間に面板を挟持する第1
の挟持部と、前記操作部への操作力の一部を利用して一
対の挟持面を接近させその間にオプション部材を挟持す
る第2の挟持部とを具備してなり、オプション部材を第
2の挟持部及び第1の挟持部を介して面板に取付け得る
ようにしていることを特徴とするものである。
【0029】このような構成のものならば、操作部の操
作力を第1の挟持部の挟持力に変換し面板を挟持すると
ともに、その操作力の一部を第2の挟持部の挟持力にも
変換しオプション部材を挟持するようにしているので、
一回の操作で面板にオプション部材を取り付けることが
でき従来にくらべて取付作業の手間を省略することがで
きる。また、ボルト等の取着手段を用いる必要がなくな
り、設置場所にあらかじめネジ孔等を設けておく必要が
なくなるので、ネジ孔が露出して外観を損うということ
がなく、また取付位置もネジ孔の穿設位置に限定されな
いため使用者の好みの位置にオプション部材取付装置を
取付けることができる。
【0030】前記第1の挟持部の一方の挟持面に、第2
の挟持部の一方の挟持面を一体的に設けるとともに第1
の挟持部の一方の挟持面を第2の挟持部の他方の挟持面
に対して相対的に傾動可能に設けておき、第1の挟持部
が面板を挟持する際に面板から作用する締め付け反力に
よって第1の挟持部の一方の挟持面を第2の挟持部の他
方の挟持面に対して相対的に傾動させ、第2の挟持部の
一方の挟持面を他方の挟持面に接近させるように構成す
るならば、簡単な構成で操作力を有効な挟持力に変換す
ることが可能となる。
【0031】また、傾動部を介して相対傾動可能な第
1、第2のブラケットを具備してなり、第1のブラケッ
トのうち面板の一方の面に添設される添設片を第1の挟
持部の一方の挟持面とし、その添設片より略直角に起立
する起立片を第2の挟持部の一方の挟持面とするととも
に、第2のブラケットのうち面板の他方の面に対向する
位置に配設される対向片に第1の挟持部の他方の挟持面
を操作部を介して螺合進退可能に螺着し、その対向片か
ら略直角に起立して前記第2の挟持部の一方の挟持面に
対向する位置に延出される延出片を第2の挟持部の他方
の挟持面としているものならば、3つの部品だけでオプ
ション部材取付装置として必要な構成を実現することが
できる。
【0032】傾動部が、第2のブラケットの延出片に開
口窓を設け、この開口窓に第1のブラケットの添設片を
傾動可能に係合させることにより構成されているものな
らば、各ブラケットの形状を簡素にしブラケット形成時
の加工を容易にすることができる。また、傾動部が、第
2のブラケットの延出片に、第1のブラケットの添設片
をヒンジ部材を介して相対的に傾動可能に連結すること
により構成されているものならば、傾動の範囲設定の自
由度が高くなり、設計上傾動部を広範囲に傾動させる時
等に有効である。
【0033】一方、傾動部が、第2のブラケットの延出
片に、第1のブラケットの添設片を一体に連結し、その
連結部における部材の弾性変形を利用して第1のブラケ
ットの添設片を第2のブラケットの延出片に対して傾動
可能としたものならば、第1、第2のブラケットを一体
的に形成し部品点数の削減を図ることができる。操作部
が、第2のブラケットの対向片に対する螺合軸心を第1
の挟持部の他方の挟持面に対して傾動可能としているな
らば、簡単な構成で第2の挟持部の挟持力を有効に向上
させることができる。
【0034】また、本発明のオプション部材取付装置
は、天板にパネルを取付ける際に極めて有効なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同要部を示す側面図。
【図3】同第1のブラケットを示す斜視図。
【図4】同第1のブラケットを示す側面図。
【図5】同第1のブラケットを示す正面図。
【図6】同第2のブラケットを示す斜視図。
【図7】同第2のブラケットを示す側面図。
【図8】同第2のブラケットを示す正面図。
【図9】同第2の天板挟持面及び操作部を示す斜視図。
【図10】同第2の天板挟持面及び操作部を示す正面
図。
【図11】同要部を示す斜視図。
【図12】同作用説明図。
【図13】本発明の第1の変形例を模式的に示す図。
【図14】本発明の第2の変形例を模式的に示す図。
【図15】本発明の第3の変形例を示す一部を破断した
作用説明図。
【符号の説明】
A…オプション部材取付装置 R…面板(天板) P…オプション部材(パネル) 1…第1の挟持部(天板挟持部) 2…第2の挟持部(パネル挟持部) 3…操作部 4…第1のブラケット 41…挟持面(第1の天板挟持面) 42…挟持面(第1のパネル挟持面) 5…第2のブラケット 51…対向片 52…延出片 54…開口窓 55…挟持面(第2のパネル挟持面) 6…挟持面(第2の天板挟持面) 7、7A、7B…傾動部 9…ヒンジ部材 n…螺合軸心

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作部を操作することにより一対の挟持面
    を接近させその間に面板を挟持する第1の挟持部と、前
    記操作部への操作力の一部を利用して一対の挟持面を接
    近させその間にオプション部材を挟持する第2の挟持部
    とを具備してなり、オプション部材を第2の挟持部及び
    第1の挟持部を介して面板に取付け得るようにしている
    ことを特徴とするオプション部材取付装置。
  2. 【請求項2】前記第1の挟持部の一方の挟持面に、第2
    の挟持部の一方の挟持面を一体的に設けるとともに第1
    の挟持部の一方の挟持面を第2の挟持部の他方の挟持面
    に対して相対的に傾動可能に設けておき、第1の挟持部
    が面板を挟持する際に面板から作用する締め付け反力に
    よって第1の挟持部の一方の挟持面を第2の挟持部の他
    方の挟持面に対して相対的に傾動させ、第2の挟持部の
    一方の挟持面を他方の挟持面に接近させるように構成し
    ていることを特徴とする請求項1記載のオプション部材
    取付装置。
  3. 【請求項3】傾動部を介して相対傾動可能な第1、第2
    のブラケットを具備してなり、第1のブラケットのうち
    面板の一方の面に添設される添設片を第1の挟持部の一
    方の挟持面とし、その添設片より略直角に起立する起立
    片を第2の挟持部の一方の挟持面とするとともに、第2
    のブラケットのうち面板の他方の面に対向する位置に配
    設される対向片に第1の挟持部の他方の挟持面を操作部
    を介して螺合進退可能に螺着し、その対向片から略直角
    に起立して前記第2の挟持部の一方の挟持面に対向する
    位置に延出される延出片を第2の挟持部の他方の挟持面
    としていることを特徴とする請求項2記載のオプション
    部材取付装置。
  4. 【請求項4】傾動部が、第2のブラケットの延出片に開
    口窓を設け、この開口窓に第1のブラケットの添設片を
    傾動可能に係合させることにより構成されていることを
    特徴とする請求項3記載のオプション部材取付装置。
  5. 【請求項5】傾動部が、第2のブラケットの延出片に、
    第1のブラケットの添設片をヒンジ部材を介して傾動可
    能に連結することにより構成されていることを特徴とす
    る請求項3記載のオプション部材取付装置。
  6. 【請求項6】傾動部が、第2のブラケットの延出片に、
    第1のブラケットの添設片を一体に連結し、その連結部
    における部材の弾性変形を利用して第1のブラケットの
    添設片を第2のブラケットの延出片に対して傾動可能と
    したものであることを特徴とする請求項3記載のオプシ
    ョン部材取付装置。
  7. 【請求項7】操作部が、第2のブラケットの対向片に対
    する螺合軸心を第1の挟持部の他方の挟持面に対して相
    対的に傾動可能としていることを特徴とする請求項3記
    載のオプション部材取付装置。
  8. 【請求項8】面板が、水平に配設される天板であること
    を特徴とする請求項1記載のオプション部材取付装置。
  9. 【請求項9】オプション部材が、天板に立設されるパネ
    ルであることを特徴とする請求項8記載のオプション部
    材取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002022350A (ja) * 2000-07-03 2002-01-23 Hoshizaki Electric Co Ltd 断熱箱体
JP2003135164A (ja) * 2001-11-06 2003-05-13 Okamura Corp 机上用パネルの支持装置
JP2010201082A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Nakabayashi Co Ltd パネル装置
JP2017086437A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社岡村製作所 パネル体支持部材、天板付什器
JP2018186861A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 コクヨ株式会社 パネル及びパネルの取付構造

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