JPH11158924A - バックホウの冷房装置 - Google Patents

バックホウの冷房装置

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JPH11158924A
JPH11158924A JP32555497A JP32555497A JPH11158924A JP H11158924 A JPH11158924 A JP H11158924A JP 32555497 A JP32555497 A JP 32555497A JP 32555497 A JP32555497 A JP 32555497A JP H11158924 A JPH11158924 A JP H11158924A
Authority
JP
Japan
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unit
backhoe
roof
cool air
driver
Prior art date
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Pending
Application number
JP32555497A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuomi Sugiyama
和臣 杉山
Hiroo Nakada
裕雄 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11158924A publication Critical patent/JPH11158924A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バケットの位置が前後上下並びに左右の多方
向に亘って掘削作業される都合上、操縦者の目線の邪魔
にならないように各機器が配置して、バックホウに好適
な冷房装置を提供する。 【解決手段】 圧縮器14と凝縮器15と受液器16と
を備えた第1ユニットaをエンジンルーム6内に装備
し、蒸発器17と送風機18と膨張弁とを備えた第2ユ
ニットbを運転座席10後側のボンネット8上に配置す
る。第2ユニットbで発生する冷気を、キャノピー4の
パイプ製支柱11の内部を通して、屋根12の前部下面
の左右に配置された一対の主吹出口13,13から運転
部に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホウの冷房
装置に係り、詳しくは、掘削作業装置の操縦が行い易い
状態としながらスポット的に冷風を供給する冷房装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】作業機としてのスポットクーラーとして
は、実開平6‐50915号公報に示されたコンバイン
用のものや、特開平7‐47832号公報に示されたト
ラクタ用のものが知られているが、バックホウ用のもの
は無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、快適な居住性
を得ることや商品としての差別化等の理由から、バック
ホウにおいても冷房装置を装備することが検討されてき
た。バックホウでは、バケットの位置が前後上下並びに
左右の多方向に亘る状態で掘削作業される都合上、操縦
者の目線の邪魔にならないように各機器を配置すること
が重要であり、その点を考慮したバックホウに好適な冷
房装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、圧
縮器と凝縮器と受液器とを備えた第1ユニットをエンジ
ンルーム内に装備し、蒸発器と膨張弁とを備えた第2ユ
ニットを運転座席後側のボンネット上に配置するととも
に、前記第2ユニットで発生する冷気を運転部に向けて
供給する吹出口を設けてあることを特徴とする。
【0005】第2発明は、第1発明において、吹出口
を、冷気が下向きに吹き出す状態で運転部に対する屋根
の内面側に設けてあることを特徴とする。
【0006】第3発明は、第2発明において、屋根を支
持するパイプ製の支柱を備えるとともに、この支柱内部
を第2ユニットから吹出口に供給される冷気の通路とし
てあることを特徴とする。
【0007】〔作用〕請求項1の構成によれば、比較的
大きな動力が必要な圧縮器を備えた第1ユニットを駆動
源に近いエンジンルーム内に配置してあるので、伝動部
をコンパクトにしながらエンジン動力を取り込める。そ
して、運転座席後でボンネット上に第2ユニットを配置
してあるから、運転部に装備される冷気の供給場所であ
る吹出口に近く、効率を落とすことなく冷房できるとと
もに、掘削作業における操縦者の目線の邪魔にならずに
配置できている。
【0008】加えて、これら第1及び第2ユニットは旋
回台における旋回中心の後方側に位置して、機体として
の後方バランスが強まるようになるから、掘削作業時の
踏張りに対して有利な方向に作用する。又、比較的重量
の重い空調機器である第1ユニットを、必要強度を確保
し易いボンネット上に配置してあるから、例えば、キャ
ノピーや日除けといった運転部の上方に位置する屋根部
分に装備する場合に比べて、その屋根支柱強度の点、及
び重心位置が高くならない点で有利である。
【0009】請求項2の構成によれば、冷気の吹出口
を、運転部の屋根内側面に下吹き出し状態で備えてある
から、冷たい空気は下に移動する性質を有効利用して効
率良く操縦者に冷風を送れるようになるとともに、操縦
者の操縦や乗降に必要なスペースに張出すことなく吹出
口を配置でき、邪魔になり難い点も好都合である。又、
吹出口に雨や夜露等が及ぶことを防止できるようにもな
る。
【0010】請求項3の構成によれば、屋根を支持する
パイプ製の支柱内部を第2ユニットから吹出口に供給さ
れる冷気の通路としてあるので、他物との接触おそれが
解消されるガード機能が備わるとともに、ダクト等の冷
気通路が外から見えなくなり、外観が向上するようにな
る。又、支柱が断熱部材を兼ねるようにもなり、効率良
く冷気を送ることに寄与できるようにもなる。
【0011】〔効果〕請求項1〜3のいずれに記載の冷
房装置でも、機体の重心位置やその前後バランスの点で
有利であり、かつ、目線の邪魔にならずに掘削作業装置
の良好な操縦性を維持しながら操縦者に冷風を供給でき
るという、バックホウに好適な状態で提供することがで
きた。
【0012】請求項2に記載の冷房装置では、雨や風等
の自然環境で吹出口を汚し難く、かつ、効果的に冷房で
きる状態としながら、操縦部への乗降、作業装置や走行
の操縦を良好に行えるものになった。
【0013】請求項3に記載の冷房装置では、第1ユニ
ットと吹出口との冷気通路の保護機能、断熱機能を高め
ながら、外観も向上できる優れたものとして実現できる
利点がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1,図2にバックホウが示さ
れ、1はクローラ走行装置、2は掘削作業装置、3は旋
回台、4はキャノピー、5は運転部、6は原動部であ
る。原動部6は、運転座席10右横のタンクボンネット
7と、後方のボンネット8と左斜め横の補機ボンネット
9との3個のボンネットを備えた後方小旋回型に構成さ
れている。後方小旋回型とは、旋回台3後部の旋回半径
のみ機幅内(左右のクローラ幅内)に収まるように旋回
中心Xが設定されている構造のことである。
【0015】キャノピー4は、原動部6から立ち上がる
左右一対の支柱11,11と、泥や日除け用の屋根12
とから構成されている。支柱11は、屋根内面において
前方に折り曲げられた形状であり、冷気が下向きに吹き
出す状態で運転部に対する屋根の内面側に、後述する冷
房装置Aの主吹出口13,13が配置されている。次
に、その冷房装置Aについて説明する。
【0016】図3,図4に示すように、冷房装置Aは、
圧縮器14、凝縮器15、受液器16等を備えた第1ユ
ニットaをエンジンルームである原動部6内に装備し、
蒸発器17、送風機18、膨張弁19等を備えた第2ユ
ニットbを運転座席10後側のボンネット8上に配置す
るとともに、第2ユニットaで発生する冷気を運転部5
に向けて供給する吹出口13,13を設けた蒸気圧縮式
のものに構成されている。尚、受液器16を乾燥剤付き
のものとするが、乾燥剤無しの受液器16と膨張弁19
との間に乾燥器を配備した構成でも良い。
【0017】圧縮器14はエンジンEからの動力で駆動
され、ガス状の冷媒を圧縮するものであり、凝縮器15
はラジエータ20の冷却ファン21で送風冷却されるよ
うに配置されている。蒸発器17で生じた冷気は、送風
機18で圧送されて左右の支柱11,11内部を通って
主吹出口13,13、及び支柱の途中部位に形成された
副吹出口22,23から吹出されるようになる。図1に
示すように、支柱11上部を前方に屈曲し、その開放端
に断熱ダクト24を介して主吹出口13に接続すれば好
都合である。
【0018】つまり、冷媒サイクルとしては、図4に示
すように、圧縮器14、熱交換器(ラジエータ)20前
面に置いて冷却される凝縮器15、冷凍サイクルを円滑
に作動させるために、冷媒溜めの機能と液化した冷媒と
気泡とを分離する機能とを備えた受液器16、液化冷媒
を断熱膨張させ、圧力と温度を下げる膨張弁19、運転
部5の空気より熱を吸収して、液化冷媒を等温膨張させ
ながら気化させて冷気を発生する蒸発器17等から冷房
装置Aを構成する。
【0019】図示しないが、第1ユニットaと第2ユニ
ットbとは、ボンネット8上面を貫通する少なくとも一
対の配管で接続されるとともに、第2ユニットbと左右
の支柱11,11とは、図4のように、左右の冷風ダク
ト17a,17aを支柱11,11に入れ込む手段の
他、第2ユニットbからの冷気通路を、ボンネット8内
において開放される支柱11下端に接続する手段でも良
い。又、支柱11の外側における内側面に沿わして、専
用の冷気ダクトを配策する構造も可である。
【0020】図1に示すように、第1及び第2ユニット
a,bは共に、旋回中心Xよりも後側に配置されてお
り、前が重くなり易い小旋回型の旋回台3の後部重量増
に貢献するようにしてある。尚、支柱11を、断熱材付
きのカバー25で囲繞するようにすれば、冷風の温度上
昇を効果的に抑制できるとともに、支柱11の保護及び
支柱11に接当する相手部材の保護も図れて好都合であ
る。
【0021】〔別実施形態〕支柱11内に、断熱ホース
等の別部材で構成された専用の冷気通路を通す構造でも
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの側面図
【図2】バックホウの平面図
【図3】バックホウの背面図
【図4】冷房装置の構造を示す系統図
【符号の説明】
5 運転部 6 原動部 8 ボンネット 10 運転座席 11 支柱 12 屋根 13 吹出口 14 圧縮器 15 凝縮器 16 受液器 17 蒸発器 19 膨張弁 a 第1ユニット b 第2ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮器と凝縮器と受液器とを備えた第1
    ユニットをエンジンルーム内に装備し、蒸発器と膨張弁
    とを備えた第2ユニットを運転座席後側のボンネット上
    に配置するとともに、前記第2ユニットで発生する冷気
    を運転部に向けて供給する吹出口を設けてあるバックホ
    ウの冷房装置。
  2. 【請求項2】 前記吹出口を、冷気が下向きに吹き出す
    状態で運転部に対する屋根の内面側に設けてある請求項
    1に記載のバックホウの冷房装置。
  3. 【請求項3】 前記屋根を支持するパイプ製の支柱を備
    えるとともに、この支柱内部を前記第2ユニットから前
    記吹出口に供給される冷気の通路としてある請求項2に
    記載のバックホウの冷房装置。
JP32555497A 1997-11-27 1997-11-27 バックホウの冷房装置 Pending JPH11158924A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013244910A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Yanmar Co Ltd 旋回作業車
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JP5973092B2 (ja) * 2015-03-30 2016-08-23 株式会社小松製作所 油圧ショベル
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