JPH11157761A - 拘束制動装置 - Google Patents

拘束制動装置

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JPH11157761A
JPH11157761A JP10268861A JP26886198A JPH11157761A JP H11157761 A JPH11157761 A JP H11157761A JP 10268861 A JP10268861 A JP 10268861A JP 26886198 A JP26886198 A JP 26886198A JP H11157761 A JPH11157761 A JP H11157761A
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JP
Japan
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restraint
braking
braking device
brake
trigger
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Withdrawn
Application number
JP10268861A
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English (en)
Inventor
Peter Wendel
ペーター・ベンデル
Theodor Wuest
テオドール・ウエスト
Herbert Bachmann
ヘルベルト・バツハマン
Josef Muff
ヨーゼフ・ムフ
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Inventio AG
Original Assignee
Inventio AG
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/16Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well
    • B66B5/18Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well and applying frictional retarding forces
    • B66B5/20Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well and applying frictional retarding forces by means of rotatable eccentrically-mounted members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
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    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上方および下方への移動方向で異なる制動効
果を有するリフトケージ用トリガ装置を備えた拘束制動
装置を提供すること。 【解決手段】 揺動装置は、上向きまたは下向きの移動
方向に応じて揺動装置のデッドセンタを越えて支台(1
3.1および13.2)にまで引っ張り部材(4)によ
って傾動される。傾動によって、一方または他方の鍋型
降伏ジョイント(6.1および6.2)は、バイアスさ
れた調整可能圧縮ばね(10.1および10.2)に対
して押され、可動ブレーキシュー(14および15)お
よび固定ブレーキシュー(30および31)は、それに
応じてガイドレール(7)に押しつけられる。ばねブロ
ック(22)中に配列された各圧縮ばね(10.1およ
び10.2)は別々に可変にそれぞれの調整スクリュ
(11.1および11.2)からバイアスをかけること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフトケージ用ト
リガ装置を備えた拘束制動装置に関し、リフトケージは
ガイドレールの案内で上方および下方の移動方向に移動
し、速度リミッタで監視されて、速度リミット値を超過
した場合に、拘束制動装置により上方および下方の移動
方向で異なる制動力によって制動することが可能であ
る。
【0002】本発明において異なる制動力とは、上方向
での緊急制動の場合の制動力したがって減速度は、物理
的理由および人間の許容能力の理由から、下方向よりも
上方向で実質的に小さくなっていなければならないこと
を意味する。
【0003】
【従来の技術】この要求を満たす非経済的ではあるが最
も単純な技術的解決方法は、EP0440 839に開
示されたように、一方の拘束装置が反対の機能方向の他
方の拘束装置より制動力がある二つの従来の拘束装置か
らなる。この解決方法では、異なる制動力の設定を可能
にする支台ねじを提供する。しかし、対向して配置され
たブレーキシューおよびスライド式アンダーレイが剛性
エレメントと表されているので、規定された制動力がど
のようにして発生するのかは、概略図、記述および特許
請求の範囲からは明らかではない。規定された制動力
は、それぞれの制動ウェッジの有効移動と、それに対向
して位置するブレーキシューの弾性反発力、またはそれ
ぞれのブレーキウェッジのスライド式アンダーレイの弾
性反発力によって生じることが可能である。第一の解決
方法はDE 27 44 986から知られ、第二の解
決方法はEP 0 432 634から知られ、後者で
は、二つの別個の支台ねじで互いに逆方向に対向して配
置された二つの個別のウェッジを備える二重拘束装置を
例示している。
【0004】複動式拘束装置用のさらなる知られている
構成原理として、二重偏心を備える装置が挙げられる。
このような解決方法はDE 805 782から知られ
る。この解決方法によると、複動偏心と名付けられる部
品が、回転半径よりも大きな半径の円形セグメントの形
で使用されている。それによって、進入中にガイドレー
ルがそれと対向して位置するばね装置に対して押し入
り、その際に、ばねの強さが制動力の大きさに敗ける。
ばね装置は調節可能であるが、偏心の両進入方向で均等
な強さで作用し、その結果、両方の移動方向で同一の減
速値になる。
【0005】LIFTREPORT(91年第5巻、38ページ)
の専門論文には、両移動方向で異なる制動力で作用する
拘束制動装置BFx3が記述されている。ケーブル引っ
張りおよびケーブルの巻締めの形で作用するトリガ装置
が、ケージの各側面上でそれぞれの偏心ディスクと動作
可能に連結されている。偏心ディスクには二つの平坦部
があり、それらは支台の役目を果たし、トリガ動作の際
に回転動作を停止する。トリガ動作時には、両方の偏心
ディスクは移動方向に応じて時計回りまたは反時計回り
の向きにこれらの支台表面にまで回転上昇する。偏心デ
ィスクの半径は回転に伴って増加し、対向位置にある圧
縮ばねを圧縮し、それによって制動効果が生じる。回転
角度は、下方への移動方向よりも上方移動方向での制動
の場合の方が小さく、制動効果はしたがって減速度は、
希望どおりに上方方向でも小さくなる。相対的に上方お
よび下方の移動方向における二つの制動効果の比は、偏
心ディスクの幾何寸法によって与えられ、後で変更する
ことは不可能である。制動力は調節可能ばねを用いた場
合のみ一般的に調節可能である。偏心ディスクは回転経
路をたどるので、反応行程を比較的長くすると完全な制
動効果に達する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は冒頭に記述したような、構造の外形がコンパクト
で自在な調節可能性を備えた拘束制動装置を作り出すこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は、請求項1に
記載の特徴を備え、図面および記述で例を用いて例示す
る、本発明によって満たされる。
【0008】本発明は、とりわけ障害エレメントとして
の上下に傾動可能な揺動装置と、上下の移動方向におい
て不均等な制動力を発生する装置とを特徴とする。さら
に、完全制動効果に到る反応行程が短いことも有利であ
る。一つだけ存在するブレーキシューと両移動方向のた
めの作動エレメントとを備える構成モードは、構成が単
純であり製造に有利である。
【0009】有利な改良点および改善点は従属請求項に
記載されている。
【0010】上下の移動方向で均等な制動力を発生する
装置は、上下に傾動可能な揺動装置用のばねで支持され
た二点式ベアリングとして構成されている。
【0011】ばねで支持された二点式ベアリングまたは
ピボットベアリングは鍋型ジョイント(pan joint)とし
て構成され、それらの鍋型ジョイントは、ばね力に逆ら
いながら、規定された準備完了位置から移動可能であ
る。
【0012】二点式ベアリングまたはピボットベアリン
グの各ばねは、それぞればねバイアスを設定するための
調整ねじを備えられている。
【0013】拘束制動装置が準備完了位置にあるとき、
揺動装置のジョントボールは鍋型ジョイントで停止して
いる。
【0014】準備完了位置では、ブレーキシューは、保
持ばねによって支台に押しつけられ、支台は拘束制動装
置のトリガ後に揺動装置用支台としても働く。
【0015】揺動装置は引っ張りピンによって作動し、
そのピンは揺動装置に食い込み、いずれかの所期のトリ
ガ装置に連結されている。
【0016】トリガ装置は、もっとも簡単な形では、リ
ミッタケーブル、トリガレバーおよび引っ張りピンに連
結されたトリガロッドから構成することができる。
【0017】ブレーキシューは揺動装置と関節式に連結
される。
【0018】揺動装置はデッドセンタを超えて傾動可能
なように配置することができ、それによって、独立に後
退する結果をより確実に防ぐことができる。
【0019】傾動揺動装置は支台によって規定される末
端位置を有する。
【0020】拘束制動装置は一つまたは二つの揺動装置
を備えることができる。
【0021】一つの揺動装置を備える拘束制動装置は、
固定ブレーキシューおよび可動ブレーキシューを備えて
いる。
【0022】第二揺動装置は固定のカウンタベアリング
上で支えることができる。
【0023】トリガ装置は、ストラップとケーブルを対
角線に組む単純なレバー機構として構成できる。
【0024】前記レバー機構のレバーピボット点は、ケ
ージの他方の側面上に平行に配置された拘束制動装置を
トリガさせるためのトリガシャフトと結合されている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下で、本発明について、実施形
態の具体例に関してより詳しく説明し、図面に図示す
る。
【0026】図1に示した拘束制動装置は、本質的には
横断方向に移動可能なベースプレート8からなり、ベー
スプレート8は図示されていないケージキャリア構造に
装着され、このケージキャリア構造上に、支台ブロック
23が左側に、ばねブロック22が右側に配置されてい
る。さらに、平面形状が三角形の揺動装置1.1が、ガ
イドレール7の左側であって、ブレーキライニング1
5.1を備えるブレーキシュー14.1と支台ブロック
23との間にある。揺動装置1.1は上側ジョイントボ
ール2.1と下側ジョイントボール2.2とを備え、各
ジョイントボールはそれぞれ、支台ブロック23中に形
成された上側固定鍋型ジョイント12.1と下側固定鍋
型ジョイント12.2との中で静止する。揺動装置1.
1の頂点で、揺動装置1.1はジョイントベアリング
3.1によってブレーキシュー14.1に動作可能に連
結されている。ジョイントボール2.1と2.2および
ジョイントベアリング3.1はほぼ二等辺三角形の頂点
を形成している。実際に実施される揺動装置の外観構造
は図の形状に拘束されることはなく、その意図した機能
が実現される限り、広い範囲で変更が可能である。図示
した準備完了位置では、揺動装置1.1は、支台ブロッ
ク23の中および揺動装置1.1に固定された保持ばね
5.1によって保持される。ブレーキシュー14.1
は、この位置にあるときその裏側で二つの支台13.1
(上側)および13.2(下側)にゆるく載っているの
で、通常のリフト動作中にガイドレール7との接触が生
じることはない。揺動装置三角形の垂直な中線上に存在
する細長い穴20.1は、たとえば丸いピンとして構成
された引っ張り部材4.1が噛み合って作動するように
働く。引っ張り部材4.1はトリガレバー19上に位置
し、トリガレバー19はT字型トリガロッド18の一部
分を形成しており、トリガロッド18は上下でリミッタ
ケーブル16と結合されている。
【0027】同種の第二揺動装置1.2が、ガイドレー
ル7の右側に配置されており、ジョイントベアリング
3.2によってブレーキライニング15.2を備えるブ
レーキシュー14.2と動作可能に連結されている。ブ
レーキシュー14.2は、準備完了の状態では、通常の
リフト動作でガイドレール7から一定の間隔を維持する
目的で、二つの支台13.1および13.2の裏面に同
様によりかかっている。トリガ装置と連結している引っ
張りピン4.2が食い込んでいる細長い穴20.2は、
同様に揺動装置1.2の同じ場所に存在する。ジョイン
トボール2.1および2.2は、この場合には可動鍋型
ジョイント6.1および6.2に埋まっている。保持ば
ね5.2は反対側で5.1で示されるばねと同じ目的を
果たす。可動鍋型ジョイント6.1および6.2は、ス
ラストワッシャ9上の規定された位置に静止しており、
それらのワッシャは、拘束制動装置が準備完了位置にあ
るとき、上側圧縮ばね10.1および下側圧縮ばね1
0.2によって内側支台に押しつけられている。上側圧
縮ばね10.1は上側ばねチャンバ17.1に据え付け
られており、下側圧縮ばね10.2は下側ばねチャンバ
17.2に据え付けられている。上側圧縮ばね10.1
は第二スラストワッシャ9を介して上側調整ねじ11.
1で可変に偏倚させることができる。下側圧縮ばね1
0.2は第二スラストワッシャ9を介して下側調整ねじ
11.2で上側のものとは独立に可変に偏倚させること
ができる。
【0028】本発明による拘束制動装置の機能を、図2
および図3を参照しながら以下により詳しく説明する。
【0029】図2は下向きの移動方向でブレーキ拘束動
作が行われた場合の、係合状態にある拘束制動装置を示
す図である。図示されていない速度リミッタは、たとえ
ば超過速度のためにブロックされ、結果としてリミッタ
ケーブル16もブロックされ、それによってトリガ装置
18および19は、静止したリミッタケーブル16と移
動方向継続中のケージの相対運動により上に移動する。
前記の移動は、細長い穴20.1および20.2に食い
込んでいる二つの引っ張り部材4.1および4.2によ
って二つの揺動装置1.1および1.2に伝達され、そ
の結果揺動装置は、固定鍋型ジョイント12.1または
可動鍋型ジョイント6.1のジョイントボール2.1を
介して引き上げられまたは傾動される。傾動運動の開始
直後、ブレーキライニング15.1と15.2のガイド
レール7の接触が生じる。傾動運動が進むにつれて、固
定鍋型ジョイント12.1と可動鍋型ジョイント6.1
との間の距離は、三角形揺動装置が立った状態になるの
で増大可能でなければならないが、この条件は、可動
の、つまり水平に動く鍋型ジョイント6.1によっての
み可能になる。このジョイント6.1は、偏倚された圧
縮ばね10.1に抗してばねチャンバ17.1にも必要
な変位距離Xだけ押し戻される。同時に、横断方向に移
動が可能なように取り付けた拘束制動装置は、右方向に
中央の横断移動を行う。圧縮ばね10.1の長さが分量
Xだけ変化した結果、ばね特性とは関係なく、ガイドレ
ール7に対してブレーキシュー14.1および14.2
のブレーキ圧力が発生する。それぞれの制動減速度は、
ケージの両側の拘束制動装置にかかるブレーキ圧力、ブ
レーキライニング15.1および15.2の摩擦係数、
ケージの駆動負荷または制動負荷、および、並進または
回転移動した質量から計算可能であり、単位は秒の2乗
分のメートルである。
【0030】二つの支台13.1および13.2の位置
に応じて、デッドセンタ位置を越えて揺動装置1.1お
よび1.2の傾動運動が可能になり、デッドセンタ位置
を越えて傾動すると、係合している拘束制動装置が逆に
傾動し独立に弛緩することが強く妨げられる。上側の傾
動運動の終端位置は上側の支台13.1の水平フランク
によって規定される。他方、係合している拘束制動装置
の弛緩は、揺動装置1.1および1.2のみによって可
能になり、揺動装置は、ブロックされたケージの逆向き
移動によって逆方向に傾動しなければならないが、これ
は、拘束ウェッジ装置での押し込まれた拘束ウェッジを
外す作業よりもずっと操作が容易である。
【0031】本発明による拘束制動装置は、上向きの移
動方向で拘束制動が行われる場合の係合状態で図3に図
示されている。この場合、揺動装置1.1および1.2
の傾動運動が下向きになる点を除いて、下向きの移動方
向での拘束制動の場合と同じ機能的シーケンスが生じ
る。その場合、偏倚された下側圧縮ばね10.2は、鍋
型ジョイント6.2を介してジョイントボール2.2に
よって、分量Xだけ圧縮される。冒頭で記述した理由に
より、上方に拘束制動を行う場合には減速を小さくする
ことが望まれる。この目的のために、下側ばね10.2
の偏りは可能な限りわずかな寸法で少量化することが調
整ねじ11.2によって可能になり、したがってその結
果として減速値はより小さくなる。
【0032】トリガ装置の変形例は、レバー機構28の
形で図4に示されている。ベースプレート8の裏側で、
第一アングルレバー25は左側に配置されており、第二
アングルレバー24は右側に配置されている。第一アン
グルレバー25は、ピボットポイント25.3を中心に
して回転移動可能であり、水平リム25.1の端部に引
っ張り部材4.2を載せている。垂直リム25.2は、
その上側端部によって連結ストラップ27と関節式に連
結されており、ストラップ27も同様に、その下側端部
によって第二アングルレバー24の垂直リム24.2の
下側端部と関節式に連結されている。第二アングルレバ
ー24は、ピボットポイント24.3を中心にして回転
移動可能であり、左側水平リム24.1の端部に引っ張
り部材4.1を載せている。第二アングルレバー24の
水平リム24.1はさらに、リミッタケーブル16への
連結部であるケーブルカップリング26を備えている。
二つのレバー24および25がブレーキトリガの最中に
異なる方向に回転運動すると、二つの引っ張り部材4.
1および4.2が同期して上または下に移動し、それに
対応して二つの揺動装置1.1および1.2が同じ方向
に共通に傾動する。ピボットポイント24.3は、図示
していない連結シャフトの端部に配置すると有利であ
り、このシャフトはトリガ動作の場合に、ケージの他方
の側にあって並列に動作している第二拘束制動装置を作
動させる。
【0033】図5は、本発明による拘束制動装置の単純
化した構成を示す図である。この実施形態では、ブレー
キライニング15を有する単一の可動ブレーキシュー1
4を備えた単一揺動装置1のみを使用する。対向位置に
配置された固定ブレーキシュー30はブレーキライニン
グ31を備え、カウンタベアリング29に固定される
か、または形状固定水平ガイド32に保持されて垂直ス
ラスト力を受けとめる。拘束制動装置が係合すると可動
ブレーキシュー14が上下へ移動するので、固定ブレー
キシュー30は、より大きな垂直方向の寸法を有し、そ
の結果、可動ブレーキシュー14の水平突出部分の長さ
は、対向位置に配置された固定ブレーキシュー30上の
垂直方向の長さ全体に可能な限り一致している。行程の
水平変位は、揺動装置1の寸法が同じ二つの揺動装置
1.1および1.2を備える構成と比較すると、それで
も2分の1倍にしかならない。この行程損失は、揺動装
置1の幾何寸法の変更によって、部分的にまたは全体的
に補償することが可能である。これは、ジョイントボー
ル2.1、2.2と可動鍋型ジョイント6.1、6.2
との間の距離を増大させること、および三角形の高さを
いくらか変更することなどによって達成可能である。簡
略化した拘束制動装置の信頼できる機能のための重要基
準とみなされているのは、ガイドレール7の可動ブレー
キシュー14および15を接触させた時の初期摩擦であ
る。というのは、三角形の底辺距離をより大きくする場
合に、より大きな垂直傾動力を生み出さなければならな
いからである。簡略化したトリガロッド21またはアン
グルレバー24はトリガ装置として使用可能である。
【0034】図に示されている拘束制動装置の実施形態
は、簡略化して概略的に示したものである。それらの実
施形態は、主として解決方法の原理および機能を理解し
やすく明解に示すためのものである。実用上の構成は図
の例から細かい点で多少とも逸脱することが可能であ
る。したがって、追加の、おそらくは拘束されたガイド
エレメントなどが揺動装置1、1.1、1.2に設けら
れる。さらに、前記の実施形態は実用上、拘束制動装置
が係合している状態ではブレーキシュー14および15
に対して別々の支台を備えており、それらの支台は制動
中に比較的高い垂直減速力を吸収する。したがって、ジ
ョイントベアリング3、3.1、3.2は、水平の接触
圧力のみを吸収すればよい。
【0035】適当な特徴を有する任意の種類の永久弾性
エレメントが、圧縮ばね10.1および10.2として
使用できる。調整ねじ11.1および11.2について
は、機械的またはそのほかの固定装置が提供され、それ
らの装置は調整ねじ10.1および10.2がひとりで
にリセットされるのを確実に防止する。揺動装置1、
1.1、および1.2用の保持ばねとしては、傾斜圧縮
ばねが、その代わりに揺動装置1、1.1、および1.
2の間で使用可能である。ジョイントベアリング3、
3.1、および3.2の横に引き出されたベアリングピ
ンは、たとえば、こうした圧縮ばね用の係合点として適
しているはずである。
【0036】ブレーキライニング15、15.1、およ
び15.2を備える可動ブレーキシュー14、14.
1、および14.2は、存在する可能性のあるカバーを
外した後、ジョイントベアリング3、3.1、および
3.2の開口部を通して容易に交換可能である。固定ブ
レーキシュー30および31は、カバーを外した後、ガ
イド32から横に引き出すことができる。
【0037】ピン型の引っ張り部材4、4.1、および
4.2の変形例としては、外側の外郭線で揺動装置1、
1.1、および1.2と係合し、トリガが行われる場合
にそれらの揺動装置を引っ張って行くフォーク型エレメ
ントを拘束制動装置のトリガ用に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】準備完了状態での拘束制動装置の全体図を示す
図である。
【図2】下方移動方向にトリガされた拘束制動装置を示
す図である。
【図3】上方移動方向にトリガされた拘束制動装置を示
す図である。
【図4】トリガ機構を示す図である。
【図5】一つの揺動装置しか備えていない拘束制動装置
を示す図である。
【符号の説明】
1、1.1、1.2 揺動装置 2.1、2.2 ジョイントボール 3、3.1、3.2 ジョイントベアリング 4、4.1、4.2 引っ張り部材 5.1、5.2 保持ばね 6.1、6.2 可動鍋型ジョイント 7 ガイドレール 8 ベースプレート 9 スラストワッシャ 10.1 上側圧縮ばね 10.2 下側圧縮ばね 11.1 上側調整ねじ 11.2 下側調整ねじ 12.1 固定鍋型ジョイント 13.1、13.2 支台 14、14.1、14.2 ブレーキシュー 15、15.1、15.2 ブレーキライニング 16 リミッタケーブル 17.1 上側圧縮ばねチャンバ 17.2 下側圧縮ばねチャンバ 18、19 トリガ装置 20.1、20.2 細長い穴 21 トリガロッド 22 ばねブロック 23 支台ブロック 24 第二アングルレバー 24.1 水平リム 24.2 垂直リム 24.3 ピボットポイント 25 第一アングルレバー 25.1 水平リム 25.2 垂直リム 25.3 ピボットポイント 26 ケーブルカップリング 27 接続ストラップ 28 レバー機構 29 カウンタベアリング 30 ブレーキシュー 31 ブレーキライニング 32 水平ガイド X 変位距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テオドール・ウエスト スイス国、ツエー・ハー−8630・ルーテ イ・ツエツト・ハー、アイヒビースシユト ラーセ・24・アー (72)発明者 ヘルベルト・バツハマン スイス国、ツエー・ハー−6006・ルツエル ン、ドライリンデン・63 (72)発明者 ヨーゼフ・ムフ スイス国、ツエー・ハー−6024・ヒルデス リーデン、レンツエバイド・7

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトケージが、ガイドレールに案内さ
    れて、上方および下方の移動方向に移動し、速度リミッ
    タで監視されて、速度リミット値を超過した場合に、拘
    束制動装置により上方および下方の移動方向で異なる制
    動力によって制動され停止することができる、リフトケ
    ージ用トリガ装置を備えた拘束制動装置であって、少な
    くとも一つの傾動可能な揺動装置(1、1.1、1.
    2)と上方移動方向の制動力を設定し、それに応じて下
    方移動方向の制動力を設定するための装置(6.1と
    6.2、10.1と10.2、11.1と11.2)と
    を備えることを特徴とする拘束制動装置。
  2. 【請求項2】 揺動装置(1、1.1、1.2)がブレ
    ーキシュー(14、14.1と14.2、15、15.
    1と15.2)に動作可能に接続されることを特徴とす
    る請求項1に記載の拘束制動装置。
  3. 【請求項3】 揺動装置(1、1.1、1.2)が上下
    に傾動が可能なように配置されており、少なくとも一つ
    の揺動装置(1、1.2)が、ばねで支持され収縮する
    二点ベアリング(2.1と2.2、6.1と6.2、1
    0.1と10.2)を備えることを特徴とする請求項1
    に記載の拘束制動装置。
  4. 【請求項4】 上方および下方の移動方向の制動力を設
    定するための装置がスラストワッシャ(9)と、圧縮ば
    ね(10.1および10.2)と、調整ねじ(11.1
    および11.2)とを備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の拘束制動装置。
  5. 【請求項5】 揺動装置(1、1.1、および1.2)
    の二点ベアリングがジョイントボール(2.1および
    2.2)と、可動鍋型ジョイント(6.1および6.
    2))および固定鍋型ジョイント(12.1および1
    2.2)とによって形成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の拘束制動装置。
  6. 【請求項6】 揺動装置(1、1.1、および1.2)
    の傾動に限界を設けるために支台(13.1および1
    3.2)が存在し、その支台(13.1および13.
    2)の配置に応じて揺動装置(1、1.1、および1.
    2)をそのデッドセンタを越えて傾動を可能にしている
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載
    の拘束制動装置。
  7. 【請求項7】 リフトケージ用トリガ装置がトリガロッ
    ド(18および21)と、トリガレバー(19)と、少
    なくとも一つの引っ張り部材(4、4.1、および4.
    2)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    拘束制動装置。
  8. 【請求項8】 リフトケージ用トリガ装置が、接続スト
    ラップ(27)で接続されたアングルレバー(24およ
    び25)を備えるレバー機構(28)からなり、ピボッ
    トポイント(24.3または25.3)が、別の平行な
    拘束制動装置を備える接続シャフトを介して結合されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の拘束制動装置。
  9. 【請求項9】 拘束制動装置が、揺動装置(1)と、可
    動ブレーキシュー(14および15)と、固定ブレーキ
    シュー(30および31)と、カウンタベアリング(2
    9)と、ばねブロック(22)と、トリガロッド(2
    1)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の拘束
    制動装置。
JP10268861A 1997-09-29 1998-09-24 拘束制動装置 Withdrawn JPH11157761A (ja)

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